楽天(☆5対1★)ソフトバンク =リーグ戦12回戦(2023.07.09)・楽天モバイルパーク宮城=
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ソフトバンク
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楽天
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勝利投手:藤井 聖(2勝0敗0S)
敗戦投手:石川 柊太(3勝4敗0S)

本塁打
【楽天】浅村 栄斗(14号・3回裏3ラン),浅村 栄斗(15号・8回裏ソロ)

  DAZN
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◆楽天が5連勝。楽天は1点を先制された直後の3回裏、小郷の適時打と浅村の3ランで4点を奪い、逆転に成功する。そのまま迎えた8回には、浅村のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・藤井が5回1失点と試合をつくり今季2勝目。敗れたソフトバンクは、打線がつながりを欠いた。

◆ボートレースのCMに出演しているタレントの山之内すず(21)が、始球式を行った。背番号21の楽天FAN'Sユニホームを着て登場。セットポジションからワンバウンドで捕手太田のミットに収まり、笑顔を見せた。始球式後は球団を通してコメントを発表した。「投げているときの記憶はほとんどありません! 練習で自分が思っていたよりうまく投げられていたので、届かなかったのが悔しいです。ただ目標だった『真っすぐ』は達成することができたので安心しました。マウンドの雰囲気に圧倒されつつも、楽天イーグルスファンの皆様の温かい拍手や歓声に救われました! 初めての始球式を楽天モバイルパーク宮城で行うことができてすごくうれしく思います。感謝の気持ちでいっぱいです。私も最後まで試合を観戦していきますので、一緒に精いっぱい応援しましょう!」試合前はステージトークショーも開催。試合を盛り上げた。

◆楽天が今季初の5連勝で4位に浮上した。1点を先制された直後の3回2死一、二塁で、小郷が右翼へ同点適時打。続く浅村が、1ボールから石川の外角低め145キロ直球を右翼席に突き刺した。14号3ランで、この回一挙4得点した。浅村は3点リードの8回2死走者なしでも、フルカウントから大津の高め132キロカットボールを左中間席へ運んだ。5月30日DeNA戦以来の1試合2発。15本塁打で、リーグトップの日本ハム万波に並んだ。主砲が奮起して、同一カード3連勝も今季初。4月8日に3位から5位に転落して以来、3カ月ぶりの4位浮上。石井監督は「助け合って打線が機能している。これを継続していければいいかなと思います」と手応えを感じていた。

◆ソフトバンクが楽天に3連敗を喫し5日ぶりに首位陥落した。チームにとって杜(もり)の都・仙台は鬼門なのか。6カード連続勝ち越しを決めて乗り込んだ敵地で2戦連続で先発投手が6失点し連敗すると、3戦目は先制しながら失策が絡んで痛恨の逆転負け。今季2度目の同一カード3連敗に試合後の藤本監督の表情も険しかった。「ミスをやっても取り返すという気持ちが大事ですよね。そういうとこだけです」。指揮官が振り返ったのは1点をリードした直後の3回裏。先発石川が先頭太田に四球を与え出塁を許すと、続く1番村林は三ゴロに打ち取ったものの、三塁栗原が捕球後にボールを握り損ね落球(記録は三失)。併殺コースが、一、二塁のピンチを招くと3番小郷に右前へ同点打。さらに浅村に勝ち越しの14号3ランを右中間スタンドに運ばれてしまった。「ホームランを打たれた浅村にもキャッチャーが構えたところに行っているし、いいコース。(ここ)4試合の中では(先発は石川が)一番良かったんじゃないですか」。藤本監督は6回111球を投げ4安打4失点(自責0)の石川の投球を責めることはなかったが、栗原の奮起も見たかったのだろう。6回1死一、二塁の好機には二ゴロ併殺打に倒れてしまった。8日の試合前にはセットアッパーのモイネロの左肘関節炎が発覚し登録抹消。さらにこの日は遊撃レギュラーの今宮が体調不良のため欠場した。今季3度目の3連敗は先発陣が崩れ計19失点。「先行逃げ切り」のゲームパターンに戻すためには、何としても先発投手の踏ん張りが必要。チームはゲーム後に空路大阪へ移動。今日10日は「鷹の祭典」第2ラウンドとなる西武戦(京セラドーム大阪)に挑む。同イベントは昨年1勝8敗、今季も6月26日楽天戦(東京ドーム)で黒星を喫している。首位再奪取へ向け、さらなる連敗は絶対に阻止しなければならない。【佐竹英治】○...4敗目を喫した先発石川は悔しさをかみしめながらも投球の手応えを感じ取った。「やっていることが内容として出ていたんで、次につながる登板になったとは思う」。3回に味方のエラーも絡み4点(自責0)を奪われたが、6回を散発4安打。ゲーム中に失策した栗原が謝ってきたことを明かし「(自分の投球で)もう少しどうにかできたんじゃないかと思う」と悔しげに話していた。○...柳田が意地のタイムリーを放った。3回2死一、三塁から藤井のカウント2-2からの変化球を中前にはじき返す先制打。「追い込まれてしまいましたが、集中して打つことができました。チャンスを生かすことができて良かった」。キャプテンの5試合連続打点で先手を取ったものの、チームは逆転負け。試合後は言葉少なに移動のバスに乗り込んだ。

◆楽天浅村栄斗内野手(32)が、1試合2発でチームを今季初の5連勝に導いた。同点で迎えた3回2死一、二塁、1ボールから石川の外角低め145キロ直球を右翼席に突き刺した。さらに8回には、大津から左中間へ15号ソロ。5月30日DeNA戦以来今季3度目の1試合2発で、本塁打リーグトップの日本ハム万波に並んだ。20年以来2度目のキングも射程圏内。「何も考えていない。それよりも勝つためにやっているので頑張ります」と引き締めた。開幕直後は不振で、打率は1割2分9厘まで落ち込んだ。意識したのは反省はしながらも引きずらないこと。「朝にはリセットして、しっかりその日戦うという気持ちで来ている」と目の前の試合と課題克服に向き合ってきた。苦しんでいる間は、若手たちが奮起してくれた。26歳の小郷が3番の座をつかみ、同じく26歳の伊藤裕も先発に定着しつつある。村林も打率3割3分9厘と絶好調で、定位置を物にした。実績ある不動の主砲も、後輩たちの活躍を見て、武者震いせずにはいられない。「若い選手がヒットを打ったり、タイムリーを打ったりしているの見ると、やっぱり燃えるものもある。ベテランというか僕たちがやらないといけないとなる」と闘志を燃やす。1人1人の活躍が相乗効果を生む。チームも4月8日に3位から5位に転落して以来、3カ月ぶりの4位浮上となった。浅村は「まだみんな諦めてない」。この夏は逆襲の夏にする。【湯本勝大】▽楽天小郷(3回2死一、二塁で右翼へ同点適時打)「後ろにスーパーなバッター(浅村)がいるので、すごい気楽な気持ちでつなごうと思いました。浅村さんに負けないように僕も頑張ります」

◆3年目の楽天藤井聖投手(26)が、本拠地初勝利を挙げた。ソフトバンク戦に先発し、5回5安打1失点で今季2勝目を挙げた。「いつも自分が投げているときはたくさん打ってくれる。打撃陣の方には感謝しかないです」と頭を下げた。苦い経験が頭をよぎった。昨季は仙台で2度登板。5月11日ロッテ戦では、4回2/3を3失点で、チームの球団史上最長の連勝を11で止めてしまった。今回は今季最多の5連勝に貢献。「今日こそはという気持ちは強くあった。ホッとしました」と表情を緩めた。お立ち台では、応援してくれたファンの姿を感慨深げに見渡した。「声援が力になるとよく言いますけど、本当に力になった」と感謝しながらも、最後は"お願い?"「いっぱい(応援)タオルを掲げてくれた。もっとファンの人を増やせるように。もっと欲しいなと思いました」。好投を重ねて、ファン増加を狙う。【湯本勝大】

◆楽天・浅村栄斗内野手(32)が「4番・DH」で出場し、勝ち越し14号3ランを右中間スタンドに運んだ。同点に追いついた三回なおも2死一、二塁。相手先発、石川の2球目を仕留めた。球団広報を通じて、逆方向への一発について「打ったのは(外角低めの)真っすぐ。打ててよかったです」とコメントした。勝てばチームは5連勝となる。

◆楽天が今季最長の5連勝で4位に浮上。浅村が三回に勝ち越しの14号3ラン、八回にはソロを放った。藤井が5回1失点で2勝目。ソフトバンクは3連敗で2位に後退、石川が味方の失策も絡み6回4失点(自責点0)と粘れなかった。

◆楽天の藤井は今季初先発だった2日のロッテ戦に続いて5回1失点と試合をつくり、2連勝とした。入団3年目で初めて本拠地での白星を挙げ、お立ち台にも上がり「めちゃくちゃ最高です」と実感を込めた。同じ左投げの早川が体の張りで出場選手登録を外れたことで出番が訪れ、2試合連続で期待に応えた。チームの今季初の5連勝にも貢献し「昨年は12連勝がかかった試合を壊してしまったので、今年は勝てて良かった」と大きく息をついた。

◆楽天が今季初の5連勝で、パ・リーグ4位に浮上。浅村栄斗内野手(32)が、三回に勝ち越し14号3ランを右中間席に、八回にも左中間に15号ソロを放って、本塁打数が同リーグトップに並んだ。試合後、報道陣の取材に応じた石井一久監督の一問一答は以下の通り。--試合を振り返って「全体的に、打てなかった後の打者がバックアップしてくれる。きのうは、こぶちゃん(小深田)がしっかりと打ってくれたけど、きょうは打てなかった。その代わりに、小郷や浅村がバックアップしてくれた。いい流れにあると思います」--藤井が先発し、5回5安打2三振1失点で2勝目を挙げた「ストライクゾーンで、しっかりと勝負することができていた。(再調整中で先発投手の)早川がいない間に何とか奪い取ってほしいです」--今季初の5連勝「きょうは誰かが活躍するいう感じです。全員の調子が良ければいいというわけでもない。今日は誰かが、日替わりヒーローのような感じで、それがうまく機能している」

◆本塁打キングに並んだ! 楽天・浅村栄斗内野手(32)が決勝弾を含む2本塁打(14号、15号)を放ち、今季初の5連勝&リーグ4位浮上に貢献した。「今年、初めてあっち(右中間)にホームランが出た。あっちに打てれば、相手(バッテリー)が考えることも増えると思う」納得の一発は、同点に追いついた三回なおも2死一、二塁。石川の2球目、145キロの外角低め直球を流し打ち、右中間席に勝ち越し3ラン。観衆2万人以上の前で試合の流れを引き寄せた。4-1の八回2死にも左中間席に15号ソロ。本塁打数は同リーグトップタイに浮上したが「シーズンはまだ半分あるので何も考えていない。最終的にいい位置でタイトル争いができれば。それよりも勝つためにやっている」と口元を引き締めた。若手の台頭が快進撃を呼んだ。「村林が相当チームを引っ張っている。若手がヒットや、タイムリーを打つのを見ると、やはり燃える。ベテランというか、僕たちがやらないといけない。いいチーム状態だなと思う」と刺激を受けている。主将が意地を見せて、借金は8に減った。石井監督は「助け合って打線が機能している。きょうは、小郷と浅村がバックアップしてくれた」。頼れる主将がチームの〝連勝街道〟に弾みをつけた。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ORIX
45312 0.592
(↑0.005)
-
(-)
65305
(+11)
250
(+5)
65
(+1)
28
(-)
0.256
(↑0.001)
3.020
(↓0.02)
2
(1↓)
ソフトバンク
43312 0.581
(↓0.008)
1
(↓1)
67290
(+1)
263
(+5)
54
(-)
33
(-)
0.251
(-)
3.210
(↑0.02)
3
(-)
ロッテ
40294 0.580
(↑0.006)
1.5
(-)
70257
(+3)
251
(+2)
49
(+1)
46
(+1)
0.231
(-)
3.260
(↑0.01)
4
(1↑)
楽天
34421 0.447
(↑0.007)
11
(-)
66260
(+5)
309
(+1)
61
(+2)
54
(-)
0.231
(↓0.001)
3.540
(↑0.03)
5
(1↓)
日本ハム
35440 0.443
(↓0.006)
11.5
(↓1)
64256
(+2)
252
(+3)
61
(-)
45
(+2)
0.228
(-)
2.850
(-)
6
(-)
西武
29471 0.382
(↓0.005)
16
(↓1)
66215
(+5)
273
(+11)
53
(+2)
46
(-)
0.226
(↑0.001)
3.190
(↓0.04)