楽天(☆6対5★)ソフトバンク =リーグ戦10回戦(2023.07.07)・楽天モバイルパーク宮城=
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ソフトバンク
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楽天
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勝利投手:則本 昂大(4勝4敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(1勝2敗18S))
敗戦投手:有原 航平(3勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】栗原 陵矢(10号・6回表ソロ)
【楽天】伊藤 裕季也(4号・1回裏3ラン),フランコ(6号・3回裏ソロ)

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◆楽天が3連勝。楽天は初回、フランコの適時打と伊藤裕の3ランなどで一挙5点を先制する。その後は3回裏にフランコのソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・則本が今季4勝目。敗れたソフトバンクは、打線が中盤に1点差まで詰め寄るも、あと一歩及ばなかった。

◆ソフトバンク有原航平が日本ハム時代の16、19年に次いで3度目の開幕4連勝を狙う。今季の有原は得点圏に走者を背負った場面で13打数1安打、被打率7分7厘と粘り強く、ここまでの失点はソロ本塁打3本で3点、犠飛で1点の4点だけ。開幕から適時安打を1本も許さずに連勝を伸ばしている。

◆ソフトバンク有原航平投手(30)が、初回に打者一巡の猛攻を受けた。わずか6球で2アウトを奪ったが、3番小郷への四球を皮切りに5連打を献上。5番フランコ、6番辰己にタイムリーを許し、なお2死一、二塁で7番伊藤裕に4号3ランを浴びた。ソフトバンクが初回に5失点以上するのは今季初。今季の有原は得点圏に走者を背負った場面で13打数1安打、被打率7分7厘と粘り強く、試合前時点での失点はソロ本塁打3本で3点、犠飛で1点の4点だけだった。開幕から適時安打を1本も許さず3連勝中だったが、この日は立ち上がりから苦戦した。

◆/初回から一気攻勢\伊藤裕季也も初球攻撃で5点目完璧に捉えた打球は左中間へ文句なしの3ランホームラン???プロ野球(2023/7/7)??楽天×ソフトバンク??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/vtPMO4ZhN6

◆楽天打線が、初回から火を噴いた。1回2死から3番小郷が四球で出塁すると、続く浅村が中前打で続いた。2死一、二塁で、フランコがカウント2-2から有原の真ん中に入った147キロツーシームを中前へ運んだ。「ツーアウトから2人がつないでくれたから、ランナーをかえすことだけを考えて打席に入っていた。追い込まれていたけど、粘って打つべき球をしっかり捉えることができた」と先制適時打で勢いをもたらした。続く辰己も右前への適時打で追加点。再び2死一、二塁とすると、伊藤裕が初球の144キロカットボールを捉え、左中間席へ運んだ。4号3ランでこの回5点目。序盤から試合の流れをつかんだ。相手先発の有原は試合前時点で今季4勝0敗、防御率0・94と抜群の安定感を誇っていた。好投手から5連打で強烈な先制パンチ。3連勝へ向けて上々の滑り出しとなった。

◆/薄暮の仙台に久々の放物線\フランコが打った瞬間確信の6号ホームラン??初回に続いて中軸の仕事をこなす?プロ野球(2023/7/7)??楽天×ソフトバンク??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/M58quKYjf1

◆/打球はセンターへよく伸びた\栗原陵矢が追撃の10号ホームラン???プロ野球(2023/7/7)??楽天×ソフトバンク??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/JbLcdiE4TG

◆立ち上がりが悔やまれる。ソフトバンク先発の有原航平投手が7回8安打6失点で、新加入後初黒星を喫した。得点圏で打たれない右腕が打たれた。1回だ。わずか6球で2アウトを奪ったが、3番小郷への四球から5連打を献上。フランコ、辰己に連続タイムリーを許し、伊藤裕には3ランを浴びた。過去4試合は得点圏に走者を背負った場面で13打数1安打、失点はソロアーチ3本、犠飛による1点だけ。安定感抜群だった男が、いきなり5点を献上した。「初回から流れの悪い投球になってしまって、チームに迷惑をかけてしまった。今日のような投球はしてはいけない。今日の負けをしっかりと反省して同じ失敗をしないようにしたい」と悔やんだ。2回以降はフランコのソロ本塁打のみで立て直した。7回で96球。救援陣の登板は武田のみに抑えた。藤本監督は「立ち上がりだけやね」と次回へ期待を込めた。

◆楽天伊藤裕季也内野手(26)が、移籍後初めてのお立ち台に上がった。2点リードの1回2死一、二塁で有原の初球、低め144キロカットボールを左中間席へ運んだ。昨季途中にDeNAからトレードで加入。入団1年目の19年に並ぶ自己最多タイの4号3ランで、大量リードを引き寄せた。これで7試合連続安打も記録。打率2割6分2厘、4本塁打、12打点も、現状に満足しない。「まだまだ自分自身納得いく成績は残せていない。後半戦、1つでも順位を上げられるように貢献していきたい」と決意を語った。

◆楽天が、ソフトバンクに打ち勝ち、今季3度目の3連勝を決めた。初回から火を噴いた。1回2死から3番小郷が四球で出塁すると、続く浅村が中前打で続いた。2死一、二塁で、フランコがカウント2-2から有原の真ん中に入った147キロツーシームを中前へ運んだ。「ツーアウトから2人がつないでくれたから、ランナーをかえすことだけを考えて打席に入っていた。追い込まれていたけど、粘って打つべき球をしっかり捉えることができた」と先制適時打で勢いをもたらした。続く辰己も右前への適時打で追加点。再び2死一、二塁とすると、伊藤裕が初球の144キロカットボールを捉え、左中間席へ運んだ。4号3ランでこの回5点目。3回1死走者なしでは、フランコが左翼席中段へ運ぶ6号ソロで突き放した。試合前時点で今季3勝0敗、防御率0・94と抜群の安定感の有原を打ち崩した。中盤以降ジリジリと追い上げられ、9回は守護神松井裕が無死一、三塁のピンチを招いたが、無失点で勝利。オリックス宮城、山下、ソフトバンク有原の先発陣から3連勝。石井監督は「難しい投手と対戦が続きますけど、いい得点を取れている。チームの流れはいいんじゃないかと思います」と選手たちをたたえた。これで4位日本ハムに1・5差に迫った。

◆あと1歩届かなかった。ソフトバンクが大量6点のビハインドも粘りの打撃で1点差まで詰め寄ったが、楽天に敵地仙台で惜敗した。藤本博史監督(59)は「追い上げても勝たなければ意味がない」と悔しさをあらわ。だが栗原陵矢外野手(27)の10号ソロなどで4点をかえした猛攻に「6回の攻撃は見事だった」と評した。先発の有原航平投手(30)は7回6失点で新加入後初黒星を喫したが、鷹の意地は見せた。七夕の夜空に逆転の一打は出なかった。9回2死一、三塁。一打出れば、同点、いや逆転の場面。無死一、三塁から牧原大、代打デスパイネが倒れ、7番栗原は2球で追い込まれると、松井の3球目フォークにバットは空を切った。栗原は悔しげに振り返った。「打てるところに来たら振るというのは変わらない。投手が何枚も上でしたし、自分の振れるところに3つともきている。ピッチャーがすごかったということ」。序盤に6点を追いかける厳しい展開も打線は粘りの攻撃で1点差まで詰め寄った。それだけに、あと1本への悔しさは募った。先発有原が初回に伊藤裕の4号3ランなど2死から大量5失点。さらに3回にはフランコにソロを被弾し、序盤で大量6点のビハインドとなった。直近で6点差をひっくり返しての逆転劇は同じ仙台での13年9月18日の楽天戦。2-8とリードされたが、終わってみれば11-10で乱打戦を制して逆転勝利を挙げた試合があった。「追い上げても勝たなければ意味がない」。藤本監督は惜敗に渋い表情を作る一方で「この展開でよく追いつこうとしたし、ゲーム的には5、6回の攻撃は見事だったし、1点が遠かったけど、打線は頑張っていますよ」と打線の奮起には大いに手応えも感じ取った様子だった。5回、近藤の適時打で1点をかえすと、続く6回は1死から栗原が反撃の号砲だ。則本の初球。128キロのスライダーを強振。中堅左に2年ぶりとなる10号ソロを運んだ。「あの方向にホームラン打ったのはそんなにない。芯に当たって入った。いい打ち方ができたと思います」。その後3四球で2死満塁とすると近藤、柳田の連続タイムリーでこの回一挙4点をかえした。「明日頑張りましょう」。藤本監督は初戦黒星の悔しさをきっちり連勝で晴らすつもりだ。

◆助っ人が本領を発揮してきた。楽天マイケル・フランコ内野手(30)が、2安打2打点1本塁打で、チームの今季3度目の3連勝に貢献した。1回2死一、二塁で、カウント2-2から有原の真ん中に入った147キロツーシームを中前へ運び、先制点。3回1死走者なしでは、左翼席中段へ運ぶ6号ソロで突き放した。5点リードの3回1死では、2-1から有原の高め140キロカットボールを左翼席中段へ運んだ。5月16日ソフトバンク戦(盛岡)以来となる6号ソロ。「しっかりボールも見られてますし、コンタクトも自分の思ったところに当てられている」と手応えをつかんだ。メジャー通算130本塁打の長打力を期待され、今季から新加入。しかし、開幕から不振にあえぎ、2軍落ちを経験した。6月18日に出場選手登録を抹消された。2軍調整で意識したのは、モチベーションより強く持つこと。「自分のやるべきことは決まっていた。分かっていたので、過度に思いすぎないところは意識しながら。そこをモチベーションの1つとしてやっていた」。課題改善に力を入れ、同30日に再び1軍に復帰した。復帰後はティー打撃でボールをより手前に置いて練習。中堅から逆方向への意識を強めた。7試合で打率2割9分2厘、1本塁打、3打点。チームの巻き返しへ向けて、頼れる助っ人が、徐々に状態を上げてきた。

◆楽天・伊藤裕季也内野手(26)が「7番・一塁」で先発出場し、左中間スタンドに4号3ランを放った。2点を先制した一回なおも2死一、二塁。相手先発、有原の初球を仕留めた。球団広報を通じて「打ったのはカットボールだと思います。先制点も取れて、まだチャンスだったので、とにかく積極的にいきました。この後も頑張ります」とコメント。打線は一回に一挙5点を奪った。

◆楽天のマイケル・フランコ内野手(30)が「5番・三塁」で出場し、中押しの6号ソロを左翼席中段に運んだ。5-0、三回1死走者なし。相手先発、有原の4球目を仕留めた。球団広報を通じて、5月16日のソフトバンク戦(盛岡)以来の一発について、「打ったのはカットボール。浮いてきたボールをしっかり捉えることができてよかった。次の打席でもしっかりと打っていけるように頑張ります」とコメントした。一回にも、先制となる中前適時打を放っていた。

◆薄暮の本拠地、楽天モバイルパークに閃光(せんこう)が走った。5年目の伊藤裕季也内野手(26)が一回、左中間スタンドに4号3ランをほうり込んだ。「先制点も取れて、まだチャンスだったので、とにかく積極的にいきました」。2点を先制した一回なおも2死一、二塁。相手先発・有原の初球、144キロのカットボールを仕留めた。目の覚める一撃で、この回一挙5点を奪い、自軍先発の則本を援護した。三回にはフランコが中押しの6号ソロ。打線は三回までに6点を挙げた。ベンチから見守った今江打撃コーチは「各打者がしっかりスイングを仕掛けにいった中で、仕留められている」と、積極性に目を細めた。5日のオリックス戦(楽天モバイルパーク)は6勝の宮城、6日の同戦(同)は7勝の山下を攻略して2連勝。楽天打線は、2~6日の4試合(3日は試合なし)で、計27点を挙げるなど活発化している。石井監督は「個々が好調を維持して、その中でしっかりと仕留めてくれている」と評価。開幕後から得点力不足が指摘されてきたが、夏場に入り気温とともに上昇カーブを描いてきた。投手陣も踏ん張った。五回に1点、六回に4点を返されてリードは1点に。九回は守護神の松井裕が無死一、三塁の大ピンチを迎えたが、無失点で逃げ切った。則本は4勝目(4敗)、松井裕は18セーブ目。チームは今季3度目の3連勝を飾った。

◆楽天が序盤に猛攻を見せて3連勝。一回に伊藤裕の4号3ランなどで5点を奪い、三回にフランコの6号ソロで加点した。則本は5回?を5失点ながら、援護に助けられて4勝目。ソフトバンクの有原は7回6失点で初黒星を喫した。

◆楽天の則本は序盤に大量援護を受けて6月13日以来の4勝目を挙げた。しかし5回2/3で今季ワーストに並ぶ5失点に「情けない」という言葉を繰り返した。6―0の五回に1点を返され、六回は1死から栗原にソロを許す。さらに3四球と制球を乱して2死満塁を招いて交代。踏ん張れなかった右投手は「最後に抑えられずに降板したので、情けないという言葉しか出てこない」とうつむいた。

◆ソフトバンクは0―6から1点差まで追い上げ、九回は楽天の抑え松井裕を攻めた。無死一、三塁の好機をつくるも、牧原大に代打デスパイネ、栗原が倒れ一歩及ばず。藤本監督は「勝たなくちゃ意味がないよね」と悔しさをにじませた。先発の有原が三回までに6失点し、苦しい展開だった。野手陣は諦めず5点を追う六回に、栗原のソロや近藤と柳田の適時打で反撃した。相手を上回る12安打を放った打線を監督は「よく粘った。みんな状態がいい」と評価した。

◆楽天・則本昂大投手(32)は6月13日以来の4勝目を挙げた。しかし、5回2/3で今季ワーストに並ぶ5失点に「情けない」という言葉を繰り返した。一方、打線は一回2死後から伊藤裕季也内野手(26)の左中間4号3ランなどで、この回一挙5点を挙げた。試合後、報道陣の取材に応じた石井一久監督(49)の一問一答は以下の通り。--打線は一回に一挙5得点「ツーアウトから、小郷がしっかりと(四球で)出塁してくれて、その後は連打で、うまく最後は裕季也が仕留めてくれたと思います」--則本の投球内容について「悪かったですね、はい」--リリーフ陣が踏ん張った「(2番手・鈴木)翔天(そら)にしても難しい場面(6―2、六回2死満塁のピンチ)で行かされて、すごく大変なところを投げてもらい、何とか1点リードのまま持ってきてくれた。しっかりとリリーフ陣が抑えてくれたので、勝てたと思います」--投打がかみ合ってきた「はい、そうですね。ディフェンスの部分というか、もう少し先発ピッチャーに頑張ってもらいたいです」

◆楽天は7日、ソフトバンク10回戦(楽天モバイルパーク)に6-5で競り勝ち、3連勝。伊藤裕季也内野手(26)が一回、新人だった2019年にマークした自己最多に並ぶ4号3ランを放つなど、いきなり5点を先制した。ソフトバンク・有原航平投手(30)に今季初黒星をつけた。薄暮の本拠地、楽天モバイルパークに閃光(せんこう)が走った。伊藤裕が一回、左中間スタンドに4号3ランをほうり込んだ。「先制点も取れてまだチャンスだった。とにかく積極的にいきました」2点を先制した一回なおも2死一、二塁。相手先発・有原の初球、144キロのカットボールを仕留めた。目の覚める一撃で、この回一挙5点を奪った。立正大から2019年にドラフト2位でDeNAに入団した。昨季7月末に森原との交換トレードで楽天に移籍。5年目の今季は、日本ハムとの開幕戦で新球場のエスコンフィールド北海道第1号を放った。これが4季ぶりのアーチだった。七夕の夜に「大人になってから短冊に野球人としての〝スーパーヒーローになる〟と書いてきた」と振り返り「きょうは〝ミニヒーロー〟です」と謙遜した。5日のオリックス戦(楽天モバイルパーク)は6勝の宮城、6日の同戦(同)は7勝の山下を攻略して2連勝。楽天打線は、2~7日の5試合(3日は試合なし)で、計33点を挙げるなど活発化している。チームは3連勝で、借金を10に減らした。石井監督は「難しい投手との対戦が続くが、いい点が取れているのでチームの流れはいい」。4位・日本ハムを1・5ゲーム差で追走。勢いに乗って、巻き返しを図る。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
43292 0.597
(↓0.009)
-
(-)
69288
(+5)
250
(+6)
53
(+1)
33
(-)
0.252
(↑0.001
3.180
(↓0.05)
2
(-)
ORIX
43312 0.581
(-)
1
(↑0.5)
67289
(-)
244
(-)
63
(-)
28
(-)
0.255
(-)
3.020
(-)
3
(-)
ロッテ
38294 0.567
(-)
2.5
(↑0.5)
72251
(-)
247
(-)
47
(-)
44
(-)
0.231
(-)
3.290
(-)
4
(-)
日本ハム
35420 0.455
(-)
10.5
(↑0.5)
66252
(-)
246
(-)
60
(-)
43
(-)
0.230
(-)
2.850
(-)
5
(-)
楽天
32421 0.432
(↑0.007)
12
(↑1)
68247
(+6)
307
(+5)
59
(+2)
53
(-)
0.230
(-)
3.610
(↓0.02)
6
(-)
西武
29451 0.392
(-)
15
(↑0.5)
68209
(-)
257
(-)
51
(-)
46
(-)
0.226
(-)
3.120
(-)