ソフトバンク(☆5対1★)日本ハム =リーグ戦13回戦(2023.07.05)・福岡PayPayドーム=
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日本ハム
0010000001510
ソフトバンク
32000000X51100
勝利投手:板東 湧梧(3勝1敗0S)
敗戦投手:鈴木 健矢(6勝3敗0S)
  DAZN
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◆ソフトバンクは初回、近藤と柳田の適時打などで3点を先制する。続く2回裏には近藤の適時二塁打で2点を奪い、序盤から試合を優位に進めた。投げては、先発・板東が7回1失点7奪三振の好投で今季3勝目。敗れた日本ハムは先発・鈴木が乱調で、打線も振るわなかった。

◆日本ハムが「GKG」トリオで1点を返した。5点を追う3回2死から、1番加藤豪将内野手(28)が中前打で出塁。2番清宮幸太郎内野手(24)が四球を選び、2死一、二塁とチャンスを広げた。続く3番松本剛外野手(29)が、カウント1-2からソフトバンク先発板東の低めフォークをうまく右前に運び、二塁走者の加藤豪が生還した。お笑い芸人バイク川崎バイク(BKB)は、あいさつがわりの「ブンブン」が決めセリフだが、日本ハムは豪将(ごうすけ=G)、幸太郎(こうたろう=K)、剛(ごう=G)の「GKG」が、ブンブンと2本のヒットで、効率良く反撃ののろしを上げた。松本剛は「1点ずつでもコツコツと返していきたい」とコメントした。

◆日本ハムはサブマリン鈴木健矢投手が先発では自己最短KOを食らった。中9日で先発も、1番から8番まで左打者を並べたソフトバンク打線に立ち上がりからつかまった。1回は4安打に失策も絡んで3失点。2回も勢いが止められず、1回1/3を7安打5失点(自責3)で降板。「今日は何もありません。チームに申し訳ないです」とコメントした。

◆日本ハムの球団公式チアリーダー「ファイターズガール」から清水麻矢さん、日戸琴音さん、高野実さん、滝谷美夢さんの4人が、4日に続いてソフトバンクのダンスパフォーマンスチーム「ハニーズ」との「チア交流」で試合を盛り上げた。試合前に場内へ紹介された際には、福岡で食べたおいしいものを問われ、代表して滝谷さんが「みんなで、もつ鍋とめんたいこご飯を、おなかいっぱい食べました」と笑顔で回答。そして、この日も4日に続いて「きつねダンス」の披露があることを紹介されると、滝谷さんは「福岡のみなさん、きつねダンスよかったばい!」と博多弁で感謝の気持ちを伝えた。

◆日本ハムの球団公式チアリーダー「ファイターズガール」がリベンジマッチに挑んだ。4日に続いて5回終了時にソフトバンクのダンスパフォーマンスチーム「ハニーズ」との「チア 椅子取りゲーム対決」を実施した。4日と同じように、それぞれ4人ずつが参加した。前夜は決勝戦となる3回戦までにファイターズガールが全滅...。ハニーズの勝利に終わっていた。この日の1回目は6人生き残りとなる中で、ファイターズガールが全員が椅子をゲット。2回目は4人生き残りとなる中で、ファイターズガールは4人全員が椅子を確保して前夜とは正反対の結果となった。3回目となる決勝戦は、ハニーズからも特別に1人参加したが、最後の椅子もファイターズガールがゲット。完全勝利で前夜のリベンジを果たした。この日は「チア交流」と題して、ファイターズガールから清水麻矢さん、日戸琴音さん、高野実さん、滝谷美夢さんの4人が敵地へ乗り込み、ハニーズとのコラボレーション2日目。3回表終わりにファイターズガールの「きつねダンス」、4回表終わりにハニーズの「よかよかダンス」をコラボした。

◆日本ハムが敗れ、今季76試合目で自力優勝の可能性が消滅した。ただ、新庄剛志監督(51)が就任1年目だった昨季は最初に自力優勝の可能性が消滅したのは33試合目。昨季の76試合消化時点では借金18で最下位だったが、今季は借金6の4位。着実にチーム成績は良化しているが、数字上では自力V消滅となった。試合後に新庄監督は「大丈夫です。1つずつ勝っていって、何かまた見えてくるものがあると思うので。上位チームもね、どうなるか分からないし」と、冷静に受け止めた。この日は、先発した鈴木健矢投手(25)が立ち上がりから1番から8番まで左打者を並べたソフトバンク打線につかまった。1回は1番中村晃から失策を挟んで4連続単打を浴びて3失点。2回は3本の長短打を許し、1回1/3を7安打5失点(自責3)で3敗目を喫した。2試合連続で2桁安打を記録し、前夜は1試合4本塁打と活気づいていた打線もソフトバンク先発の板東の前に沈黙。3回2死一、二塁で3番松本剛外野手(29)の中前適時打で1点をかえしたが、一塁走者の清宮幸太郎内野手(24)が三塁を狙って走塁死。4番でリーグトップの15本塁打をマークする万波中正外野手(23)に好機で打席を回せなかったことも痛かった。投打でソフトバンクに圧倒されて連勝は2でストップした日本ハムは35勝41敗で勝率4割6分1厘。残り67試合を全勝すると102勝41敗で勝率7割1分3厘となるが、ソフトバンク(現在42勝28敗2分け、勝率6割)が残り71試合で日本ハム(残り12試合)以外に全勝すると101勝40敗2分けで勝率7割1分6厘となり、日本ハムは自力で勝率を上回れなくなった。

◆ソフトバンク打線が大敗のうっぷんを晴らす序盤の一気攻撃で完勝した。初回無死一、三塁から3番近藤が日本ハム先発鈴木のスライダーを右前へ先制タイムリー。さらに4番柳田も右前に運ぶなど3点を挙げた。5連勝でストップした前日4日は、4本塁打を浴びるなど2ケタ失点で完敗。打線も散発5安打に抑えられていただけに、野手陣はゲーム前の円陣で「打ち勝つ」と気持ちを高めていた。2回1死二、三塁から再び近藤が左中間へ2点適時打。「試合を決める1本を打ちたいと思っていた。それができてよかった」。この日3打点を挙げた近藤は通算47打点でリーグトップを快走。サブマリンを2回途中KOし首位返り咲きだ。打線が3点以上の先取点を挙げれば9勝負けなし。5連勝はすべて逆転勝ちだったが、自慢の「先行逃げ切り」で快勝。藤本監督も「1、2回の攻撃は見事にはまってくれました」と満足顔だった。

◆ソフトバンク板東湧梧投手(27)が7回5安打1失点の好投で、チームを1日で首位に引き戻した。4日に4本塁打10得点だった日本ハム打線を封じ、先発として今季初勝利。2回までに5点の援護を受け、イケメン右腕も"男前投球"で応えた。シーズン折り返しの72試合目で快勝し、首位ターンも決めた。板東は涼しげな顔で99球を投げた。「自分で球数を知らなかったので...99球ならまだいけたかなと思いました」。7回終了後、首脳陣から「もう十分だろ」と言われ「自分でも(勢いで)『はい』と言っちゃったっす」。7回5安打1失点。十分すぎる内容だが「機会があれば、次は(8回以上)行きたいですね」と笑った。失点は3回の松本剛の中前適時打のみ。前夜、4発10得点とノリノリだった日本ハム打線を沈黙させた。要所で緩急をつける100キロ台のカーブも効いた。「(甲斐)拓さんに試合前から『今日はいっぱいカーブを使っていこう』って言われてて、自分もどんどんゾーンに投げることができました。引っ張ってくれたたくさんのおかげです」。謙虚にバッテリーを組む甲斐に頭を下げた。今季3勝目。熱望していた先発での初勝利だ。「やっぱり先発で勝てたっていうのは自分の中でもすごく意味がある」。昨季の9月24日ロッテ戦でプロ初完封して以来。今季も開幕前は先発ローテーションを争っていたが逃し、ロングリリーフで結果を出して先発起用を勝ち取った。登板後のサウナ浴もルーティンになった。「社会人時代は岩盤浴だったんですけど、今はプロになったのでリカバリーのためにサウナに入ってます」。楽しみは汗でぬれないように漫画を読むこと。お気に入りの疲労回復法で、快投につなげた。次回は中6日で12日の西武戦(北九州)に先発する。オリックスが敗れたため、1日で首位を奪取。シーズン折り返しの72試合目で、イケメン右腕が"男前投球"を見せ、首位ターンだ。藤本博史監督(59)は「今日の収穫は板東がよく頑張ってくれたことです」とご機嫌だった。【只松憲】

◆日本ハムがソフトバンクに敗れ、今季76試合目で自力優勝の可能性が消滅した。新庄剛志監督(51)は「大丈夫です。1つずつ勝っていって、何かまた見えてくるものがあると思うので。上位チームもね、どうなるか分からないし」と上位浮上だけを見据えた。数字上は残り試合に全勝しても、ソフトバンクが日本ハム戦以外で全勝すると勝率で上回れなくなった。だが、残りは67試合もある。昨季はゴールデンウイーク中の33試合目で自力V消滅だったことを考えれば、追い上げの余地は十分だ。そのためにはミスをなくしたい。無死一塁の守備では遊ゴロを処理した山田が二塁へ悪送球(記録は失策)。加藤豪もカバーできず、先発鈴木が崩れる起点となった。3回2死一、二塁の攻撃では松本剛の中前適時打で一塁走者の清宮が三塁を狙ったが走塁死となってチャンスがついえた。新庄監督は「清宮君の走塁は、自分の前の打球でね、5点差で、サードに走る必要は全くなくて。野球センスを磨かないと。あそこで4番の万波君がね、ガツンといくかもしれないし。あれ(山田の二塁への悪送球)はセカンド(加藤豪)がカバー(捕球)しないといけない」と指摘した。チーム一丸で1つずつ課題をクリアできれば、上位浮上も見えてくる。【木下大輔】○...昨オフに西武から移籍した山田遥楓が今季初昇格初スタメンも、ほろ苦デビューとなった。「9番遊撃」で先発出場。1回無死一塁、ソフトバンク三森の遊ゴロで併殺を狙ったが、二塁へ悪送球。ピンチを広げると、その後の連打で3失点した。「あれで試合が決まったようなものなので、申し訳ないです。次、出番があればチームの役に立てるように」と反省を口にした。山田は2月に腰椎椎間板ヘルニアで手術。6月23日イースタン・リーグDeNA戦で実戦復帰していた。

◆ソフトバンクは一回、安打と敵失で無死一、三塁のチャンスを作ると、3番・近藤健介外野手(29)が日本ハム先発・鈴木から先制の右前適時打。広報を通じて「打ったのはスライダーです。先制のチャンスでとにかくランナーをかえすことを考えました。大事な先制点を取ることができ、チャンスを拡大してつなぐことができてよかったです」とコメントした。なお無死一、二塁から、4番・柳田悠岐外野手(34)も右前へ適時打。「真っすぐを捉えることができました。近ちゃん(近藤)の先制タイムリーのいい流れに乗らせてもらってヒットを打つことができました。チャンスを生かすことができて良かったです。このあともヒットを打てるように頑張ります」。この後、内野ゴロの間にもう1点加え、あっという間に3点を先制した。

◆ソフトバンクが快勝し首位に浮上した。近藤の2打席連続適時打などで二回までに5点を奪った。板東が7回1失点、7奪三振と好投し、先発では今季初白星となる3勝目。日本ハムは鈴木が二回途中5失点(自責点3)と崩れた。

◆日本ハム・新庄剛志監督(51)が「優勝しか目指さない」と就任2年目となる今季に臨んだ中、76試合目にして自力優勝の可能性が消滅した。それでも、指揮官は「大丈夫。一つずつ勝っていけば、また何か見えるくるものもあると思うので。上位チームもどうなるか、分からないし」とうつむくことはなかった。ちなみに、昨年は5月6日、球団最速となる開幕から33試合目に自力Vの可能性が消滅している。

◆0-5の三回2死一、二塁で一走だった日本ハム・清宮幸太郎内野手(24)が、松本剛の中前打で三塁を狙ってソフトバンクの8-3-5の中継プレーの前に憤死した。この走塁に対して、新庄剛志監督(51)は「自分の前の打球でね、5点差で、サードに走る必要は全くない。野球センスを磨かないと。あそこで(次打者の)万波君がガツンといくかもしれないし、そういうところを前もって把握しておかないと」と苦言を呈した。清宮自身も試合後「あれは凡ミス。やっちゃいけないプレー。あれで(攻撃の)流れを切ってしまった」と猛省していた。

◆〝北のサブマリン〟、日本ハム・鈴木健矢投手(25)が1~8番まで左打者を並べたソフトバンク打線の前に沈んだ。1回?を7安打5失点、わずか37球で降板となった。「今日は何もありません。ボール自体はそこまで悪くはなかったが、チームに申し訳ないです。これが実力だと思うので、しっかり自分を見つめ直して、またやっていきたい」リーグトップタイとなる7勝目を逃し、肩を落とした鈴木。新庄監督は「鈴木君が悪かったのか、向こう(ソフトバンク打線)が良かったのか分からないが、まあ、向こうが良かったということで」と責めることはなかったが、今後は中継ぎ降格も検討されることになる。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ソフトバンク
42282 0.600
(↑0.006)
-
(↓0.5)
71279
(+5)
241
(+1)
50
(-)
32
(-)
0.251
(↑0.002
3.130
(↑0.03)
2
(1↓)
ORIX
43302 0.589
(↓0.008)
0.5
(↑0.5)
68289
(+1)
241
(+6)
63
(+1)
28
(-)
0.256
(-)
3.020
(↓0.05)
3
(-)
ロッテ
37294 0.561
(↑0.007)
3
(↑0.5)
73244
(+2)
241
(+1)
45
(+1)
43
(-)
0.230
(-)
3.270
(↑0.03)
4
(-)
日本ハム
35410 0.461
(↓0.006)
10
(↓0.5)
67249
(+1)
242
(+5)
59
(-)
42
(-)
0.230
(↓0.001)
2.830
(↓0.01)
5
(-)
楽天
30421 0.417
(↑0.009)
13
(↑0.5)
70238
(+6)
302
(+1)
57
(-)
51
(-)
0.229
(↑0.001)
3.640
(↑0.04)
6
(-)
西武
29441 0.397
(↓0.006)
14.5
(↓0.5)
69203
(+1)
250
(+2)
50
(-)
44
(+1)
0.225
(↓0.001)
3.080
(↑0.01)