DeNA(★3対4☆)ヤクルト =リーグ戦10回戦(2023.07.04)・横浜スタジアム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ヤクルト
1100100014810
DeNA
1020000003600
勝利投手:清水 昇(1勝2敗0S)
(セーブ:田口 麗斗(0勝2敗17S))
敗戦投手:山﨑 康晃(0勝5敗18S)
  DAZN
チケットぴあ DeNA戦チケット予約 ヤクルト戦チケット予約
◆ヤクルトは1点ビハインドで迎えた5回表、山崎が適時打を放ち、試合を振り出しに戻す。そのまま迎えた9回には、代打・川端の適時二塁打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・小川が7回3失点の力投。敗れたDeNAは、6番手・山崎が誤算だった。

◆DeNA宮崎敏郎内野手(34)が、ヤクルト戦で5試合ぶりに「5番三塁」でスタメンに復帰した。1日の中日戦で右ふくらはぎの張りで途中交代した桑原将志外野手(29)は2試合ぶりにスタメン復帰。柴田が「8番遊撃」で2試合連続でスタメン起用された。

◆DeNAは4日、ヤクルト戦(横浜)で「七夕祭り~ハマスタで願いを叶えよう!~」を開催した。七夕にちなんだ企画として、ファンから願いごとを募集。試合前に「ホセ・ロペス選手に会いたいです」とのファンの願いごとがビジョンに映し出され、ロペス氏からのビデオメッセージが流れた。ファンへの感謝の思い、選手たちへエールを送るとともに自身の願いごとも紹介。「ファンのみなさんと会って、楽しい時間を過ごすこと」と話した。

◆/これが切り札の仕事\高津臣吾監督の笑顔も引き出した代打川端慎吾が勝ち越しタイムリー?プロ野球(2023/7/4)??DeNA×ヤクルト??Live on DAZN#DAZNプロ野球#swallows pic.twitter.com/Du1T68JuZk

◆DeNAは守護神山崎康晃投手(30)が決勝打を浴び、5敗目を喫した。同点の9回に登板。2死一塁から代打川端に適時二塁打を浴びた。宮崎が5試合ぶり、桑原が2試合ぶりにスタメン復帰。3回までに3点を奪ったが、4回以降は沈黙した。三浦監督は「(犠打で)送れなかったりとか、序盤でもう少し点を取っておかないといけなかった」と唇をかんだ。首位阪神との差は変わらず、3位広島に1差に迫られた。

◆ヤクルトが7月に入り無傷の3連勝だ。下半身のコンディション不良によりキャプテン山田哲人が今季2度目の離脱と苦しい状況の中、試合を決めたのは"代打の神様"川端慎吾内野手だった。9回2死一塁。相手はDeNAの守護神山崎。「代打なので速い球、落ちる球どっちも行けるように。速い球は逆方向の意識で」と待ち方を決め、カウント3-1で140キロスプリットを引っ張った。決勝適時二塁打となるその当たりは大きくバウンドし、一塁ソトの頭を越えて右翼線へ。一塁走者の長岡がそれを見て激走。決勝のホームに飛び込んだ。「二、三塁になると思った。秀樹がよく走ってくれた」と長岡をたたえた。山田不在の中「みんなが一丸となるきっかけと捉えて1つ1つ借金(13)を返していきたい」。6月頭の4連勝以来となる3連勝で再浮上へとつなげたい。▽ヤクルト高津監督(先日は村上が1試合スタメンから外れ、この日から山田が不在という中での3連勝に)「心のどこかでそれぞれがしっかりしないと、と思っている気がする。それがすごく大事な部分で、結束して次の塁、次の1点という気持ちが出ていた」▽ヤクルト長岡(9回2死から一塁走者として決勝の生還。どこで確信したか聞かれ)「最後まで分からなかった。(三塁手の)宮崎さんもフェイントを入れてきたので、そこで迷ったりした」

◆オフィシャルパフォーマンスチーム「diana(ディアーナ)」が、ヤクルトの公式ダンスチーム「Passion」と「ハマスタバトル」ガチンコリレー対決で見事に勝利した。同イベントは、3走者でのリレー対決。「Passion」が第1走者から第2走者へのバトン渡しに失敗し、ディアーナが独走でゴールテープを切った。

◆約1カ月ぶりの3連勝を狙うヤクルトは、足を痛めて抹消された山田哲人内野手(30)に代わって「3番・二塁」で宮本丈内野手(28)がスタメン入りした。先発は小川泰弘投手(33)。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が、一回2死二塁で先制の左前打を放った。カウント1―1からの3球目。外角140キロを捉え、三遊間へ転がしていった。遊撃の定位置付近への打球だったが、〝村上シフト〟で二塁ベース寄りに守っていた遊撃は追いつくことができず。先制の適時打となった。

◆ヤクルト・並木秀尊外野手(24)が一回、右前打を放って8試合連続安打をマーク。4番の村上の適時打で先制のホームを踏んだ。俊足を武器に主に代走として活躍する場面が多かったが、交流戦明け初戦の6月23日中日戦(バンテリンD)で「1番・中堅」で先発出場。プロ85試合目の出場で初めて猛打賞(1試合3安打以上)を記録した。その日から「1番・中堅」に定着し、連続試合安打を「8」に伸ばした。

◆主砲の一打で先手を取った。ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が、一回に先制の左前打を放った。「先制のチャンスでいいところに抜けてくれました。先制できてよかったです」一回2死二塁。カウント1―1からの3球目、外角140キロのツーシームを捉え、三遊間へ転がしていった。本来ならば遊撃の定位置付近への当たりだったが、〝村上シフト〟で二塁ベース寄りに守っていた遊撃手は打球に追いつくことができず。先制の適時打となった。チームを引っ張る主将が不在の中、頼れる主砲が先陣を切った。2日の広島戦(神宮)で右脚を痛めた山田が、3日に出場選手登録を抹消された。手痛い離脱をカバーする一打。今季はこれで第1打席は最も高い出塁率・403をマークしており、高い集中力を発揮している。自身も6月30日の広島戦(神宮)の守備で左膝を打撲。翌日はスタメンを外れたが、代打で出場し二塁打を放った。アクシデントも乗り越え、これで4試合連続安打と状態は上向き。高津監督からは「4番が抜けるとチームにとって影響が大きい。しんどいかもしれないが、出続けることが彼の大きな仕事の一つ」と使命を課されている。約1カ月ぶりの3連勝を目指す中、大黒柱が気を吐いた。(箭内桃子)

◆折り返し地点をまたいだ。DeNAは今季72試合目を迎え、シーズン143戦の半数を消化。投打の主軸が離脱少なくグラウンドで結果を残し、チーム状態は開幕から安定している。「連敗を止めて月曜日のオフを迎え、週頭を迎えることは気分的にも全然違う。だからといって今までと変えることなく集中して試合に臨んでいく」三浦監督は試合前時点で貯金「9」を積み上げ、セ・リーグ2位につけるチームを再び前へ向かせた。交流戦で球団初となる優勝を飾り、リーグ戦再開後に3連勝。阪神を退け首位に立ったが続かなかった。直後に4連敗を喫し5戦勝利がなかったが、2日の中日戦(横浜)で東が7回2失点の好投で負の連鎖を止めた。指揮官は、リーグ戦再開後からオールスターまでの21試合でチームに勝率6割を上回る13勝以上を課した。同期間を4勝4敗1分けで臨むこの日の一戦は、6月28日の広島戦(マツダ)で右脚の張りを訴えた宮崎が5試合ぶりに先発復帰。7月1日の中日戦(横浜)で右ふくらはぎの張りで途中交代した桑原も2試合ぶりに先発した。長期離脱を免れ、再びの浮上を目指すチームの追い風となった。猛烈な勢いとまではいかないが、着実に白星を積み重ねているDeNA。夏場以降の勝負に備え、長期の戦線離脱を避けながら秋を迎えたい。(横山尚杜)

◆ヤクルト・小川泰弘投手(33)は7回5安打3失点(自責は2)で降板した。「立ち上がりあまり良くなく修正するのに少し時間がかかったが、徐々に感覚も良くなりゲームをつくることができました」一回無死満塁で牧の併殺打の間に1点を失い、1―1に。2―1の三回には無死二、三塁で野戦と宮崎の二ゴロ併殺の際にそれぞれ1点を失い、2―3とされた。四回以降は走者を得点圏に進めることなく、無失点で切り抜けた。打線が五回に同点に追いついたが、勝ち越すことはできず。今季4勝目をつかむことはできなかったが、先発としての役割を果たした。

◆ヤクルト・川端慎吾内野手(35)が九回2死一塁で代打で出場し、勝ち越しの右翼線適時二塁打を放った。3―3で迎えた九回。DeNAの守護神・山崎と対峙し、カウント3―1からの5球目、内角高め140キロスプリットを振り抜いた。打球は高いバウンドで一塁手の頭を越え、右翼線へ。一走・長岡がヘッドスライディングで本塁に生還し、勝ち越しに成功した。

◆ヤクルトが接戦を制して3連勝。3-3の同点で迎えた九回、代打で登場した川端慎吾内野手(35)が右翼線適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功した。先発を任された小川泰弘投手(33)は7回5安打3失点(自責は2)で役割を果たし、その後は清水昇投手(26)、田口麗斗投手(27)のリレーで逃げ切った。川端のヒーローインタビューは以下の通り。--九回2死一塁の場面。どんなことを考えていた「ランナー一塁だったので、ネクストに青木さんがいるのも見えてましたし、なんとか後ろにいい形でつなごうと打席に入ったんですけど、まさかああいう形になるとは思わなかったですね」--右翼線を高いバウンドが転がった。ランナーの長岡選手が本塁に帰ってくる確信はありましたか「すいません、全くなかったです。二、三塁になると思ったんですけど、秀樹がよく走ってくれましたね」--今シーズンの好調の要因は「去年ホントに悔しい思いをしたので、今年のオフはすごい練習して、絶対に今年活躍してやるんだって気持ちでやってきた。それが結果につながってるのかなと思ってます」--代打で心がけていることは「積極的に初球からいくっていうことは頭に入れてるんですけど、今日みたいに状況によって引っ張ろうかなとか、状況に合わせて打席に入ってます」--キャプテンの山田選手が離脱してる状況。残りの前半戦をどう戦っていきたい「哲人がけがしてしまったので、なんとかみんなで、全員でカバーしていこうよと話もしてるので何とか1つ1つ借金を返していけるよう頑張っていきたいと思います」

◆DeNAは打線が決め手を欠き、接戦を落とした。一回は無死満塁としながら牧の併殺打の間に得た1点止まり。1―2の三回は無死二、三塁から牧の二ゴロと宮崎の併殺打による得点で逆転したが、畳みかけられなかった。四回以降は無得点に終わり、三浦監督は「序盤にもう少し点を取っておかないといけなかった」と渋い表情だった。首位阪神が敗れた日にゲーム差を縮められなかった。7試合連続で3得点以下と、打線が迫力を欠く。監督は「もう一回、やれることをきっちりできるようにしていく」と話した。

◆ヤクルトは4日、DeNA10回戦(横浜)に4―3で勝利し、7月は無傷の3連勝。横浜スタジアムでは今季6戦目で初白星を挙げた。九回2死一塁で代打で出場した川端慎吾内野手(35)が、右翼線に勝ち越しの適時二塁打。代打の切り札として勝負強さを発揮するプロ18年目のベテランが、技ありの一振りで試合を決めた。思いを乗せた打球が、勢いよく弾んだ。九回、代打の川端が勝ち越しの適時二塁打。今季初の決勝打をたたき出した。「何とか後ろにいい形でつなごうと打席に入った。まさかああいう形になるとは。(長岡)秀樹がよく走ってくれましたね」両軍一歩も譲らず、迎えた3―3の九回2死一塁。カウント3―1から、山崎の高めの変化球を強振した。たたきつけた打球は高いバウンドで一塁手の頭を越え、右翼線を転々。一走・長岡がヘッドスライディングで本塁に生還するのを見届け、右拳を力強く握った。チーム一丸でキャプテン不在の穴を埋めた。2日の広島戦(神宮)で右脚を負傷した山田が、3日に出場選手登録を抹消された。「哲人が帰ってくるまで何とか全員でカバーしていこうと」。柱を欠いたチームの中で、35歳のベテランが試合を決めた。悔しさを力に、はい上がった。2021年に代打で打率・366、30安打、18打点と驚異的な勝負強さを発揮。〝代打の神様〟として存在感を示したが、昨季は代打で打率・143、6安打、5打点にとどまり、不振に苦しんだ。「何をやっても戻らないし、どうしていいか分からなかった。『なんで去年あんなに打てていたのに、今年打てないんだろう』と」。2015年に首位打者に輝いた男が「(今年が)最後だと思って頑張ろう」と覚悟を決めた。もう一度、1軍の舞台で活躍するため、オフは体づくりからやり直し、練習量にこだわった。努力は自信につながり、結果に表れた。家に帰れば、小学校3年生の長男が「キャッチボールしよう」「素振りを見て」と声を弾ませる。野球が好きで応援してくれる家族のため、何より、チームの勝利のため―。「何とか、ひとつひとつ借金を返していけるように頑張っていきたい」。勝負強さが戻ってきた職人のバットで、燕を勝利へ導く。(箭内桃子)

◆長岡が激走で決勝のホームを踏んだ。九回1死でこの日2安打目となる右前打を放って出塁。続く中村が犠打を決められず2死となってから、代打・川端の右翼線二塁打で一気に本塁まで生還した。ヘッドスライディングを見せ「足がもつれたので頭からしかいけなかった」と笑った。高津監督は「ガッツとか根性を出して1点をもぎとる。それくらいの気持ちの表れ」とねぎらった。

◆始終重苦しい空気にまとわれた試合だった。打線が効果的に得点できず、同点の九回に決勝点を許した。DeNA・三浦大輔監督(49)は「きょうは全体的に序盤にもう少し点を取っておかないといけなかった」と序盤に逸した得点機を敗因のひとつに挙げた。攻撃が非効率だった。一回は無死満塁から併殺崩れで1点、三回は無死二、三塁から野選と併殺崩れで2点にとどまった。七回1死一塁では相手バッテリーにエンドランを読まれ、空振り三振と盗塁死に屈した。3―3の九回2死一塁は代打・川端が放った打球が大きくバウンドし、一塁手の頭上を越えた。長打警戒で右中間を締めていた右翼手・関根は処理まで時間を要し、一走の生還を許した。不運にも見える失点だったが指揮官は「でも結果として1点取られている」と厳しかった。(横山尚杜)

◆よく決勝点が入ったものだと思う。ヤクルト・川端の二塁打だ。九回2死一塁。前の打者・中村が送りバントの構えを見せながら、結局は三振に倒れ、単打では得点にならない場面。まず、右翼方向へ打ち、一、三塁のケースが作れたらヨシと考えたはず。そして、カウント3-1から、山崎の落ちる球が内角寄り高めに来ると、すかさず反応。たたきつけた打球はワンバウンドで一塁手の頭上を越え、右翼線を転々。長岡の生還を招いた。つまり、四球もチラつくカウントで、思考とスイングに迷いがなかったことが、好結果につながったといえる。川端は昨年、ボールを呼び込みすぎて、振り遅れ、差し込まれる傾向があった。そのため今季は、ポイントを1つ前に置いた。打棒復活の理由は、微妙な変化だ。さて、対照的なのは五回2死満塁で左飛に終わった村上。登板したばかりのエスコバーは、いきなりスリーボール。そこから甘いストレート2球を見逃し、最後もストレートを凡打。4番なのだから、有利なカウントでは迷うことなく、ストライクに手を出し、試合を決めにいってほしい。(サンケイスポーツ専属評論家)

◆ヤクルトが逆転勝ちで3連勝を飾った。3―3の九回2死一塁で、代打・川端慎吾内野手(35)が一塁手の頭を弾んで越える右翼線への決勝適時二塁打を放ち試合を決めた。投げては小川泰弘投手(33)が7回5安打3失点。勝利投手とはならなかったが、粘りの投球を見せた。高津臣吾監督(54)の主なコメントは以下の通り。――川端がいい場面でいい打球を放った「その前に中村で送って、というふうに、スコアリングに置いて川端ってイメージしていたんですけど、まあまさか、ああいう打球で一塁から帰ってこれるとは思っていなくて。もちろん期待はしていたんですけど、やっぱり勝負強いところをみせてくれましたね」――長岡の激走ぶりは「激走ぶり? まあ、あまり触れなくていいかもしれませんが、哲人もけがをしてフルメンバーで戦えてないというところは、言葉は古いですが、個々がガッツとか根性を出して1点をもぎ取る、全力で1点を防ぐというその姿勢というのは大事かなと。最後、岡ちゃん(長岡)がヘッドスライディングしましたけど、それくらいの気持ちでホーム、1点が欲しかったみんなの気持ちの表れかなと思います」――川端の代打の勝負強さ「僕は代打をやったことないので、よく分からないですけど、ああやって初球からフルスイングできる人って、なかなかスタメンで出ていてもいないと思うんですよ。それができる彼ってすごいと思うし、そこの打席に立つまでに、このピッチャーだったらこう、こういう状況だったらこうって理解して打席に立っているっていうのは若い選手のいいお手本ですね。彼を見て勉強する部分ってたくさんあると思いますね」――二回には中村のスクイズもあった。山田が不在の中、さまざまな方法で得点を狙う「きょうは(宮本)丈をセカンドに、3番にいれて。もう3番でも何番でも、4、5、6番以外はいろんな作戦が出ますと伝えていたので。バントだろうが、エンドランだろうが、スクイズだろうが。失敗したのもありましたけど、ああやって一つずつ進めて、一点ずつという野球ができたのかなと思いますけど」――五回には山崎が良い形で、逆方向への同点打を放った「ねえ。ちょっと嫌な雰囲気だったんですけど、あの一本は非常に大きかったと思いますね」――小川も粘りの投球だった「週の頭で、オールスターまであと2回、きょうを入れて2回の登板かな、(球宴まで残り)12試合か。なかなかここまで球数少なく投げられることが少なかったので、本当は勝ち投手を付けてあげられたら一番良かったのかもしれないですけど、非常に、丁寧な、ピッチングだったんじゃないかなと思いますね」――村上がいないなかで勝利したり、キャプテンがいない中で勝った。厳しい状況で勝てている要因は「どうですかねえ。1つ2つじゃないと思いますけど、やっぱりムネがいないとか、哲人がいないってところを口には出さないですけど、心のどこかで、ちょっと気持ちが入るというか、しっかりしなきゃいけないってそれぞれが思っているような気がして。まあ、思ってないかもしれないですけど(笑)」(続けて)「でも、そういうところは勝敗に直結するかどうかは別として、すごく大事な部分だと思うので、いなくなったからそういうふうなチームになりました、じゃあダメなんですけど、そうやって結束してね、本当にこう、なんとか次の塁、何とか次の1点をっていう気持ちは非常に表れた、きょうのゲームだったと思います」

◆流れを呼び戻す大きな一打だった。ヤクルト・山崎晃大朗外野手(29)が1点を追う五回2死二、三塁で同点の左前適時打を放ち、勝利に貢献した。「全部の球に対応しようと思って引きつけて、いろいろなボールを想定していました。追い込まれて、甘い球が来て、しっかりコンタクトできたので良かったと思います」勝負の流れを左右する大事な場面だった。先頭の長岡が左前打、続く中村が四球で出塁し、9番の小川が見事三犠打に成功。好機で好調の並木を迎えたが空振り三振に終わり、このまま無得点に終わればDeNAが勢いづく場面だった。「前の並木が粘って凡退してしまったので、カバーできたのはよかった」その言葉通り、大きな一打となった。「2番・左翼」で先発起用した高津監督も「ちょっと嫌な雰囲気だったんですけど、あの一本は非常に大きかったと思いますね」とたたえた。チームは主将の山田を下半身のコンディション不良で欠く中、3連勝を飾った。「みんなでいない人の分をカバーして。そこで哲さん(山田)や塩見が帰ってきたときにしっかり優勝争いというか、上位に食い込める位置にいて、チームとしてしっかり加速することが後半戦もっともっと勢いづけるきっかけになるのかなと。しっかりと勝ちを重ねたいと思います」と山崎。月も替わっただけに、乗っていきたい。

◆ヤクルト・並木秀尊外野手(24)が五回1死二塁で中前へ勝ち越しの適時打を放った。「小澤さんがチャンスメークしてくれて何とかしようと気持ちが入りました」3―3の五回。1死から投手の小沢が自ら左翼へ二塁打を放ってチャンスメークすると、ここまで8試合連続安打と好調の並木が決めた。1ボールからの2球目、142キロ直球を捉えて中前へ。勝ち越しに成功した。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
41303 0.577
(↓0.009)
-
(-)
69279
(+1)
227
(+9)
37
(+1)
39
(-)
0.239
(↑0.001)
2.830
(↓0.09)
2
(-)
DeNA
39312 0.557
(↓0.008)
1.5
(-)
71284
(+3)
253
(+4)
52
(-)
17
(-)
0.258
(-)
3.300
(↓0.01)
3
(-)
広島
40340 0.541
(↑0.007)
2.5
(↑1)
69270
(+9)
255
(+1)
49
(+2)
37
(-)
0.250
(↑0.002)
3.160
(↑0.03)
4
(-)
巨人
37351 0.514
(↑0.007)
4.5
(↑1)
70266
(+5)
272
(+1)
84
(+2)
22
(-)
0.250
(-)
3.610
(↑0.04)
5
(-)
ヤクルト
29422 0.408
(↑0.008)
12
(↑1)
70252
(+4)
283
(+3)
61
(-)
34
(+1)
0.233
(↑0.001
3.660
(↑0.03)
6
(-)
中日
28442 0.389
(↓0.005)
13.5
(-)
69199
(+1)
245
(+5)
31
(-)
22
(-)
0.235
(↓0.001)
2.910
(↓0.03)