ヤクルト(☆4対2★)広島 =リーグ戦12回戦(2023.07.02)・明治神宮野球場=
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広島
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ヤクルト
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勝利投手:高橋 奎二(3勝5敗0S)
(セーブ:田口 麗斗(0勝2敗16S))
敗戦投手:森 翔平(1勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】オスナ(13号・4回裏3ラン)

  DAZN
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◆ヤクルトが逆転勝利。ヤクルトは1点を追う4回裏、1死一二塁からオスナが3ランを放ち、逆転に成功する。続く5回には、サンタナの適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・高橋が6回1失点の好投で今季3勝目。敗れた広島は、最終回に1点を返すも、反撃が遅かった。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(23)が1日ですぐさまスタメン復帰した。打順、ポジションとも定位置で4番三塁となった。左膝痛で前日の広島戦は今季初めてスタメンを外れた。この日は試合前の守備練習も行い「はい、大丈夫です」と練習後に語っていた。6月30日の広島戦の4回1死、矢野のファウルゾーンへの飛球を捕ろうとし、三塁側フェンスに激突。左膝を負傷していた。スタメンを外れた1日は、8回1死で代打出場し右翼線へ二塁打。走塁で激走を見せ「(足の状態は)もう忘れてました。集中していたので」と語った。2日の試合出場について高津監督も「明日決めますが、あれだけ走れれば大丈夫でしょう」と語っていた。

◆広島がヤクルトに連敗し、4カードぶり負け越しとなった。先発森翔平は3回まで1安打無失点も、1点リードの4回1死一、二塁からオスナに逆転3ランを浴びた。5回からは継投策で追加点を1点にしのぐも、得点は相手の好守もあり9回の1点に終わった。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。-神宮では1発が怖い新井監督 そうだね。でも、投げている球は良かった。前回の(今季)初先発のときより、投げている球は良かったと思う。彼は抑えても、打たれても勉強だから。また次の登板に期待したいですね。-打線はヤクルト先発高橋投手を捕まえ切れなかった新井監督 そんなに簡単に連打できるような投手ではないし。それよりも、最後あともうちょっとのところまで(追い上げた)。龍馬もナイスバッティングだったけど、あれは相手のレフトを褒めるしかない。そんなプレーだったと思います。龍馬もナイスバッティングでした。-今日も最後まで諦めない姿勢は見えた新井監督 もちろん。いつも言っているように、最後まで諦めない。ベンチもそうだし、そういう雰囲気だったし、最後惜しかったけど、あそこは相手のプレーが素晴らしかったと思います。-チームは6月13日以来の連敗新井監督 それは関係ないから。1戦1戦ということ。連敗とか、全然関係ない。明日しっかり休んで、また明後日から一緒に頑張りたい。

◆広島は2試合連続で1発に泣いた。先発森翔平投手が1点リードの4回1死一、二塁からオスナに逆転3ランを被弾。3回まで自己最速154キロを計測するなど1安打無失点と好投していたが、4回で降板に。「もったいなかった部分がある」と猛省する1発が決勝弾となった。前日も大瀬良が1回に浴びた先制3ランが決勝弾となった。森はプロ初黒星。チームは連敗で、4カードぶり負け越しとなった。

◆空位は1日だった。4番三塁。ヤクルトの主砲は左膝の痛みが残る中、その座に戻った。村上宗隆内野手(23)のコールに神宮は沸いた。2日ぶりのスタメンに「(気持ちは)変わんないっすよ」と第1打席から痛烈な右前打で不安を吹き飛ばした。2回の守備では先頭4番西川の三直にジャンプして軽快にさばいた。6月30日の広島戦。4回にファウルゾーンへの飛球を追い三塁側フェンスに激突。左膝を負傷していた。スタメンを外れた1日は、8回1死で代打出場し右翼線へ二塁打。スタメン外は昨年10月2日の阪神戦(甲子園)以来だった。日本選手最多の56号へあと1本と迫る中、13試合もの間、本塁打が出ず小休止した試合。その翌日の最終打席、56号を放ち、歴史を変えた。この小休止が転機になるか-。試合前には「ジャパンで一緒だったので」と西川と打撃について意見交換。昨季まで同僚だったダイヤモンドバックス・マクガフとエンゼルス大谷との対決も「刺激になります」とテレビで見た。まだ3冠王となった昨季ほどの本調子ではない中、打撃向上へインプットは怠らない。「4番が抜けるとすごく影響が大きい。しんどいかもしれないが出続けることが彼の大きな仕事の1つ」と高津監督。シーズン折り返しの試合で最下位を脱出し、4番村上が再スタートした。【三須一紀】▽ヤクルト内山(9回1死一、三塁で広島西川の左翼線の当たりをフェンスに激突しながらダイビングキャッチ)「(捕手が本職のため)フェンスとかもう分からないところ。本当にボールに飛びついていたという感じなんです。(体は)大丈夫です」▽ヤクルト・オスナ(4回にチームトップの逆転13号3ラン)「(27打席ぶり安打で)つらいことはあるが、落ち込んでるわけではなく、毎日コツコツ練習を重ねてきた。不調の時もどうやって乗り越えるかだ」▽ヤクルト高津監督(6回の守備から交代した山田について)「足が痛いとのことで大事を取った」

◆ヤクルト高橋奎二投手(26)が4月21日巨人戦(神宮)以来となる3勝目(5敗)を挙げた。6回3安打1失点。4連敗からの待望の1勝に「本当に長く苦しく迷惑をかけていた。今日は6回まで投げられたので最低限のことはできたかな」と笑顔が漏れた。侍ジャパンに選出されWBC世界一を経験するも、調整の難しさが響き本調子を取り戻せないでいた。昨季8勝の先発の柱が、約2カ月半もの間、勝ち星から遠ざかっていた。WBCでの登板は2イニングのみ。それでもブルペンでスタンバイを続け、チームを支えた。「投げることがあれば全力で行くつもりだった。いつ名前が呼ばれてもいいように準備をしてた」。目立ちはしないが世界一を成し遂げる上で確実に、大事なピースだった。もちろん悔しさは残った。「結果的に投げることは出来なかった。3年後は自分が先発として投げられれば良いかなと」。野球人生において経験したことのない3月を過ごした影響は、シーズン序盤の高橋を襲った。5月5日のDeNA戦(神宮)で3被弾を含む4回8安打6失点と炎上。翌6日に出場選手登録を抹消された。体調不良も重なり1カ月のファーム生活。「3月の疲れもあって、免疫力も下がっていたのかもしれない。本来のストレートもなかなか戻って来ない」と苦しい胸の内を明かしていた。約1カ月ぶりの1軍マウンドとなった6月7日ロッテ戦(ZOZOマリン)でも4回2/3を投げ5安打3失点で敗戦投手に。伊藤投手コーチは「やっぱりストレートが戻って来ないね。彼本来の真っすぐは高めに来て空振り取ったり、ファウル打たせたりして、ゾーンで勝負できるピッチャー。その頻度が少ないよね。それに伴って変化球も良くないので、ピッチングにもなってないね」と話していた。そこで取り入れた練習法がある。マウンドではなく平地から投げ、ホームベース手前でワンバウンドさせる投球。本来の投球が戻らない焦りから上半身ばかりで投げ急いでいたフォームを、しっかり下半身から連動させるための練習法で、伊藤コーチは「"リハビリ"ですよ。体の矯正には良い練習法」と説明した。高橋自身も「やっぱり、真っすぐと変化球も徐々に良くなっている。いい傾向にはいってると思います」と笑顔が戻った。必死でつかんだ3勝目。シーズンはまだ折り返したばかりだ。【三須一紀】

◆6月30日の広島戦で左膝を打撲したヤクルト・村上宗隆内野手(23)が「4番・三塁」でスタメンに復帰した。先発は高橋奎二投手(26)。

◆ヤクルトのホセ・オスナ内野手(30)が1-0の四回1死一、二塁で13号3ランを放った。「なかなかチームに貢献できていなかったので、なんとか貢献したかった。最高の結果になってくれてよかった」広島先発、森から初球の真ん中カットボールをはじき返して左翼スタンドへ。悠々とダイヤモンドを一周し、ベンチではつば九郎とおなじみのハートポーズをみせた。7試合ぶりの快音となった。6月20日の楽天戦(神宮)で3ランを放って以降、「H」ランプを灯せず。試合前には早出練習をするなど努力を重ね、この日は7番に入った来日3年目の助っ人が頼もしい一発を放った。

◆無事に4番が戻ってきた。左膝を打撲したヤクルト・村上宗隆内野手(23)が2試合ぶりに先発復帰。一回にいきなり右前打を放ち、けがの不安を感じさせずはつらつとプレーした。6月30日の広島戦にて四回守備でファウルゾーンの飛球を追い、三塁側フェンスに左ひざを強打。前日1日の練習ではテーピングを巻いており「まだちょっと痛いですね」と話していた。試合は高津監督と話し合った上で、昨年10月2日の阪神戦以来となるベンチスタートが決定。それでも八回に代打で出場すると「うまく集中できていた」と三塁線へ二塁打を放ってさすがの勝負強さをみせた。主砲の存在はベンチにいても大きかった。試合中は誰よりも声を出して盛り上げた。その声援に引っ張られるように、ナインは奮闘。村上を高津監督は「声をよく出して、そういうところで貢献してくれた」と評価していた。この日の試合前は早出で1時間ほど室内練習場にて打撃練習を行い、全体練習も通常通りこなして汗を流した。状態に問題ないことを確認したうえで「4番・三塁」に復帰。いきなり安打をみせると、四回の第2打席では本塁打まであとひと伸びという右飛を放った。チームは連勝で最下位奪取。上位猛追に向けて、主砲が頼もしく引っ張る。(森祥太郎)

◆ヤクルトが逆転勝利。1点を追う四回にホセ・オスナ内野手(30)の3ランで逆転すると、五回はドミンゴ・サンタナ外野手(30)の適時打で加点。先発の高橋奎二投手(26)が6回3安打1失点とゲームを作り、4月21日の巨人戦(神宮)以来となる3勝目(5敗)を挙げた。高橋のヒーローインタビューは以下の通り。――投球を振り返って「初回から気合入れて投げました」――好調・カープ打線相手にどこを気をつけた「長打に気を付けて投げようと思ったんですけど、二回に長打2本で1点取られた。そっからもう1回切り替えて投げました」――1点を失った直後にオスナが逆転弾「頼もしかったです」――九回に左翼手・内山が打球を好捕。ファインプレーをどう見てた「さすがです!」――久しぶりの1勝となった「ふがいないピッチングばかりして迷惑かけてたので、今日はなんとか粘って6回まで投げれたので最低限のことはできたかなと思います」――(観客席から拍手が起こる)この拍手、いかがですか「最高です」――ファンへメッセージを「僕たちはまだまだ諦めてないので、僕もしっかり投げれるように頑張ります。応援よろしくお願いします」

◆ヤクルトが逆転勝利。1点を追う四回にホセ・オスナ内野手(30)が7試合ぶりの安打となる逆転3ラン。五回はドミンゴ・サンタナ外野手(30)の適時打で加点した。先発の高橋奎二投手(26)が6回3安打1失点とゲームを作り、4月21日の巨人戦(神宮)以来となる3勝目(5敗)を挙げた。オスナのヒーローインタビューは以下の通り。――四回はどういう気持ちで打席へ向かった「シンプルに甘い球を待ってました。最近あまり結果が出ていなくて、大きな場面で価値のある一発を打てて良かったです」――初球を捉えた。手ごたえは「感触はとても良かったです。初球カット(ボール)だったんですけど、たぶんインサイドに投げようとしてそれが真ん中に入ってきたので、うまく捉えられました」――昨日は相棒のサンタナ選手が3ランを打っていた「サンタナも最近調子が良くてすごくチームに貢献してるので、今日は僕が勝利に貢献できて、とてもうれしいです」――高橋投手のピッチングはどう見ていた「素晴らしい投球でしたね。1失点しましたけど、その後に流れを止めて抑えたので、とてもまとまったピッチングだったと思います」――ファンへメッセージを「ファンの皆さん、いつも応援ありがとうございます。僕たちもこれから連勝伸ばせるように精いっぱい頑張ります。よろしくお願いします」

◆ヤクルトの山田が六回の守備から交代した。五回の投ゴロで一塁に向かった際に痛めたとみられる。高津監督は「ちょっと脚が痛いということで。(本人と)話をしたい」と説明した。

◆村上が2試合ぶりに「4番・三塁」でスタメン復帰し、一回に右前打を放った。6月30日の広島戦の四回に三塁ファウルゾーンの飛球を追い、左膝をフェンスに強打。打撲の診断を受けて前日1日は先発を外れ、代打で二塁打を放っていた。この日はフル出場し、患部の状態について「大丈夫です」と説明。高津監督は「4番が抜けるとチームに影響が大きい。しんどいかもしれないですが、出続けることが彼の大きな仕事の一つ」と期待した。〝元同僚〟対決にくぎ付けだった。ヤクルトの村上は、WBCで日本代表として一緒に戦った大谷と昨季までヤクルトで同僚だったマクガフの初対決をテレビ観戦。燕の主砲は昨年末、米大リーグへの将来的な挑戦も表明しており、2人の真剣勝負に「刺激になります」と目を輝かせた。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
41293 0.586
(-)
-
(-)
70278
(+2)
218
(+2)
36
(-)
39
(-)
0.238
(↓0.002)
2.740
(↑0.03)
2
(-)
DeNA
39302 0.565
(↑0.006)
1.5
(↑0.5)
72281
(+3)
249
(+2)
52
(-)
17
(-)
0.258
(↓0.001)
3.290
(↑0.02)
3
(-)
広島
39340 0.534
(↓0.008)
3.5
(↓0.5)
70261
(+2)
254
(+4)
47
(-)
37
(-)
0.248
(↓0.001)
3.190
(↓0.02)
4
(-)
巨人
36351 0.507
(-)
5.5
(-)
71261
(+2)
271
(+2)
82
(+2)
22
(+1)
0.250
(↓0.002)
3.650
(↑0.04)
5
(1↑)
ヤクルト
28422 0.400
(↑0.009)
13
(↑0.5)
71248
(+4)
280
(+2)
61
(+1)
33
(-)
0.232
(-)
3.690
(↑0.02)
6
(1↓)
中日
28432 0.394
(↓0.006)
13.5
(↓0.5)
70198
(+2)
240
(+3)
31
(+1)
22
(-)
0.236
(-)
2.880
(↓0.01)