西武(★3対9☆)ソフトバンク =リーグ戦10回戦(2023.07.02)・ベルーナドーム=
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ソフトバンク
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西武
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勝利投手:田浦 文丸(2勝0敗0S)
敗戦投手:隅田 知一郎(3勝7敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】野村 勇(2号・2回表2ラン)
【西武】呉 念庭(1号・3回裏3ラン)

  DAZN
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◆ソフトバンクが5連勝。ソフトバンクは1点を追う5回表、柳田の適時打などで逆転に成功する。その後は、7回に川瀬が適時三塁打を放つなど、着実に得点を重ねた。投げては、2番手・田浦が今季2勝目。敗れた西武は、投手陣が精彩を欠き、打線も4回以降は2安打と振るわなかった。

◆西武 3連敗で再び最下位に転落した。先制され、呉念庭の3ランで一時は逆転したが、先発隅田がミスも絡んですぐに返された。松井監督は「逆転してからの失点ですよね。ミスが甘いところのミスになっているので。野手も若い選手が多い中、こちら側もしつこく伝えていかないと」と反省。オリックスが敗れ、自力優勝消滅は免れた。

◆西武呉念庭内野手(30)は、高校入学から日本にやって来た。今年で15年目。「台湾と日本、ちょうど半々ですね」という節目の年になる。「だから、沖縄は暑いですけど、台湾がこの時期暑いかとか、あんまり覚えていないんです」と笑う。それでも故郷への思いはひとしおだ。WBC台湾代表では1次ラウンドで本塁打を放った。「玉山銀行台湾デー」として開催されたこの日も、一時ソフトバンクを逆転する3ランをかっ飛ばした。「コロナ明けてから、たくさん観光客も来ているので、そこで何かしらの力になっていればうれしいです。もっと台湾の野球を盛り上げたいです」50歳になった時、何をしていたいですか-。そう尋ねたことがある。「もちろん、いまもう人生の半分が日本にいるので、両国の懸け橋というか、少しでも両方の良さを伝えられればいいなと。そういうような仕事をできたらと思います。もちろん野球はやりたいです。もっと絆を深められるような存在、小さな影響でもきっかけを作りたいですね」そんな20年後を夢見ながら、30歳の今を懸命に走る。【金子真仁】

◆ソフトバンク野村勇が6試合ぶりの先発起用に応える先制2ランを放った。0-0の2回1死一塁で西武隅田の外角直球を左中間スタンドに運んだ。6月17日の阪神戦以来となる今季2号に「いつも心掛けている、思い切って自分のスイングをすることだけを考えました。先発起用に結果で応えることができて良かったです」。手応え十分の先制パンチで、14安打9得点の口火を切った。6月中旬に同じ右の大砲デスパイネが再加入。1日の3軍戦で2安打を放つなど、最短で4日の本拠地日本ハム戦から1軍に合流する。ルーキーイヤーの昨季に球団新人記録に並ぶ10本塁打を記録したホープも、負けじとアピール。「もう(痛めていた)腰は大丈夫です。コンディションは万全。福岡に帰ってもこのまま連勝を続けられるように頑張ります」と頼もしかった。

◆ソフトバンクが開幕ダッシュ以来の5連勝を飾り、7日ぶりに首位へ浮上した。5試合全て逆転勝ちで、5月3日に全て吐き出した貯金を2年目の藤本政権では最多の14まで増やした。貯金0から2カ月で見事なV字回復にも、指揮官は「まだまだ先が長い。あまり考えないでおきます」と表情を崩さなかった。14安打9得点の打線をけん引したのは、今季2度目の4安打をマークしたリードオフマン中村晃だ。2-3の5回。先頭で四球を選ぶと、今宮と近藤の連打で無死満塁へとつながった。その後、柳田の内野安打で同点、柳町の内野ゴロで勝ち越し。クールな打撃職人は「状態は良かったり、悪かったり。今日は1打席目にヒットが出たので乗っていけた」と淡々。83安打はリーグトップ、打率も3割の大台に乗せた。昨年10月1日に優勝マジック1で迎えながら延長戦でサヨナラ負けした因縁のベルーナドームで、今季3度目となる同一カード3連勝。悪夢も完全に振り払った。【只松憲】○...石川は5回途中3失点と粘れなかった。2-0の3回に2死から外崎、マキノンに四球。続く呉念庭に右越え3ランを浴びた。味方が再逆転した直後の5回も2死から外崎、マキノンに連打を食らい、呉念庭を迎えたところで降板。中14日での登板だったが、3試合連続で5回持たず「今日の結果をしっかりと受け止めます」と猛省した。

◆ソフトバンクが西武に逆転勝ちし、開幕ダッシュ以来の5連勝で7日ぶりに首位へ浮上した。リードオフマン中村晃外野手(33)は今季2度目の4安打、5度の出塁で、14安打9得点の打線をけん引した。5試合全て逆転勝ちという粘り強さを示し、5月3日には0となった貯金を2年目の藤本政権では最多の14まで増やした。2-3の5回。2打席連続安打の中村晃が先頭で四球を選ぶと、今宮と近藤の連打で無死満塁へとつながった。その後、柳田の内野安打で同点、柳町の内野ゴロで逆転した。クールな打撃職人は「状態は良かったり、悪かったり。今日は1打席目にヒットが出たので乗っていけた」と淡々。不動のリードオフマンが14安打9得点の快勝と、1週間ぶりの首位へと導いた。開幕時以来、約3カ月ぶりの5連勝で、今回は全てが逆転勝ちだ。中村晃は「逆転して勝てていることが多いので、展開的にも先に点を取られてもいけるという雰囲気がある。いいことかなと思います」とチームの反発力に手応えを見せた。自身は今季2度目の4安打で、リーグトップの安打を83に伸ばし、打率を約1カ月ぶりに3割に乗せた。前夜1日の4時間37分に及んだ激闘と暑さを考慮し、試合前は打撃練習が免除となった。それでも中村晃は志願して振り込んだ。「いつも通り入れればいいなと思ったので、普通に練習しました」。プロ16年で固めた準備を貫き、勝利に貢献した。チームは5月3日に敗れ、1度は貯金を全てはきだした。「貯金がなくなりましたわ...」。当時はうつむいてボヤいていた藤本監督だったが、これで就任2年目で最多の14とした。2カ月でのV字回復にも、指揮官は「まだまだ先が長い。あまり考えないでおきます」と表情を崩さなかった。昨年10月1日に優勝マジック1で迎えながら延長戦でサヨナラ負けした因縁のベルーナドームで、今季3度目の同一カード3連勝。悪夢も振り払い、4日からはペイペイドームで日本ハムと3連戦に臨む。本拠地で一気に首位固めに入る。【只松憲】

◆西武・呉念庭内野手(30)が1号逆転3ランを放った。2点を追う三回2死一、二塁からソフトバンク・石川の初球のカーブを捉え、右翼ポール際に運んだ。この日、渡部が左足の違和感で登録抹消。代わってスタメン出場した試合で貴重な一発を放った呉念庭は「打った瞬間行ったと思いました。今日は台湾デーなので、逆転ホームランが打ててうれしいですし、このまま勝てるよう追加点を取りたいです」と喜びのコメントを寄せた。

◆ソフトバンクが5連勝で首位浮上した。2―3の五回に柳田の投手内野安打、柳町の二ゴロで2得点し逆転。その後も七回の川瀬の適時三塁打などで加点した。2番手の田浦が2勝目。西武は投手陣が崩れて3連敗で最下位に転落した。

◆6月25日以来の先発出場となったソフトバンクの野村勇が起用に応える2号2ランを放った。2年目の内野手は「絶対に結果を残すという気持ちだけだった」と安堵の表情を浮かべた。0―0の二回1死一塁で「手応え十分だった」と隅田の速球を左中間席へ豪快に運んだ。ルーキーイヤーの昨季は球団新人記録に並ぶ10本塁打と存在感を発揮。今季の期待も高まったが、春季キャンプで腰を痛めて離脱を強いられた。レギュラー争いは激しいが「自分が打てばいいだけ」と力を込めた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ソフトバンク
41272 0.603
(↑0.006)
-
(↓0.5)
73271
(+9)
230
(+3)
49
(+1)
32
(+1)
0.251
(↑0.002
3.080
(-)
2
(1↓)
ORIX
42292 0.592
(↓0.008)
0.5
(↑0.5)
70279
(+3)
228
(+6)
59
(+1)
28
(+1)
0.255
(-)
2.920
(↓0.04)
3
(-)
ロッテ
35294 0.547
(↓0.009)
4
(↓0.5)
75241
(+4)
240
(+11)
44
(-)
42
(+1)
0.232
(-)
3.360
(↓0.09)
4
(-)
日本ハム
34400 0.459
(↑0.007)
10
(↑0.5)
69238
(+6)
234
(+3)
55
(+1)
40
(+1)
0.229
(↑0.001)
2.820
(-)
5
(1↑)
楽天
29411 0.414
(↑0.008)
13
(↑0.5)
72225
(+11)
292
(+4)
56
(+3)
51
(-)
0.227
(↑0.004)
3.610
(-)
6
(1↓)
西武
29421 0.408
(↓0.006)
13.5
(↓0.5)
71202
(+3)
247
(+9)
50
(+1)
42
(+3)
0.226
(↓0.001)
3.130
(↓0.09)