DeNA(2対2)中日 =リーグ戦10回戦(2023.07.01)・横浜スタジアム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789101112
中日
11000000000021100
DeNA
0000000200002910
勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
チケットぴあ DeNA戦チケット予約 中日戦チケット予約
◆中日は初回、高橋周の適時打で先制すると、続く2回表には岡林の適時二塁打でリードを広げる。対するDeNAは8回、代打・楠本の適時打などで2点を挙げ、同点とした。その後は延長戦に突入するも、両軍の救援陣が踏ん張り、試合は規定により引き分けに終わった。

◆DeNAが中日3連戦で開催するスペシャルイベント「ポケモンボールパーク ヨコハマ」を受け、グッズを販売する「BAYSTORE(ベイストア)」も連日、行列が作られた。6月30日の第1戦も午前中から大行列で、オンラインショップでも次々に売り切れた。この日は朝から雨だったが、ポケモンコラボグッズの注目度の高さを示すように、大勢のファンが列を作った。

◆DeNAトレバー・バウアー投手(32)が、連敗ストップに向け、中日戦で自身9度目の先発のマウンドに上がる。6月25日の阪神戦では7回途中3失点で5勝目。月間4勝は、球団の外国人投手では03年9月のドミンゴ以来2人目だった。投球同様に、注目されるのがお立ち台でのバウアー語録。来日初登板初勝利を飾った5月4日の広島戦では「ヨコハマシカ カタン(横浜しか勝たん)」と叫んだ。全4回のバウアーのお立ち台語録は以下の通り。5月3日広島戦(7回1失点)「ヨコハマシカ カタン(横浜しか勝たん)」6月3日西武戦(8回2失点)「ヨコハマ ダイスキ(横浜大好き)」6月14日日本ハム戦(9回1失点)「ヨコハマ サイコッチョー!」(『ジャングルポケット・おたけ』)6月25日阪神戦(6回1/3 3失点)「ハァ~イ!」(『ジャングルポケット・斉藤慎二』)

◆DeNA-中日戦の先発バッテリーが発表され、DeNAトレバー・バウアー投手(32)が、パートナーにしたい・好きなポケモンに「カビゴン」を選択した。今3連戦ではスペシャルイベント「ポケモンボールパーク ヨコハマ」を開催。スタメン発表時や打席に入る際に放映する選手紹介動画に、各選手がパートナーにしたい・好きなポケモンとともに登場する。また、投手登板時の演出「CHARGE」やホームラン時、奪三振時の演出などにもポケモンたちが特別演出として登場する。この日のDeNAのスタメン選手のパートナーにしたい・好きなポケモンは以下の通り。スタメン1番右翼 関根=ピカチュウ2番中堅 桑原=ホウオウ3番左翼 佐野=ジラーチ4番二塁 牧=ポッチャマ5番一塁 ソト=ミュウツー6番遊撃 大和=ピカチュウ7番三塁 京田=ミュウツー8番捕手 伊藤=カイリュー9番投手 バウアー=カビゴン

◆/ソードセレブレーション??\この回1点を失うもバウアーが2死満塁のピンチを凌ぐ?プロ野球(2023/7/1)??DeNA×中日??Live on DAZN#DAZNプロ野球#baystars pic.twitter.com/v5K7foyjCP

◆DeNAトレバー・バウアー投手(32)が、2回に「SWORD(ソード)セレブレーション」を披露した。2点ビハインドの2回2死満塁、カウント1-2から中日細川をカーブで空を切らせ、刀ポーズを決めた。この日は、1回に先頭の大島の二塁打、1死二塁から高橋周に適時打を浴び、4球で先制点を献上。2回には2死一、二塁から岡林の適時二塁打で2回までに2点を失った。

◆「ポケモンボールパーク ヨコハマ」の応援隊長に就任したあばれる君が、DeNA-中日戦での「ハマスタバトル」ガチンコリレー対決で第1走者を務め、オフィシャルパフォーマンスチーム「diana(ディアーナ)」に見事に勝利した。同イベントは、3走者でのリレー対決。ファンとディアーナが熱戦を繰り広げ、大きく盛り上がる。第1走者のあばれる君はほぼ同時のタイミングで第2走者にバトンを渡し、第2走者、第3走者が快走し、接戦を制した。

◆「ポケモンボールパーク ヨコハマ」の応援隊長に就任したあばれる君が1日、DeNA-中日戦(横浜)が行われる横浜スタジアムに来場した。オープニングセレモニーから登場。ポケモンのキャラクターのピカチュウ、ホゲータ、クワッス、ニャオハが見つめる中、「どうもー、伊勢大夢です」とあばれる君いわく、顔が似ていると言われることが多いとされる伊勢の名前を出し、笑いを誘った。ポケモンのキャラクター「イシツブテ」を意味する背番号「142210」のユニホームでセレモニアルピッチに登場。打者を大田、捕手を知野が務める中、ノーバウンド投球でスタンドから拍手を浴びた。セレモニアルピッチ後に取材に応じ「ストライクとポケモン、そして、笑いもゲットできて、大満足です」と笑顔。伊勢には「あばれるパワーで頑張ってください。でも、球はあばれずにね」とオチもつけた。試合中のイニング間イベントにも登場する予定で、「ハマスタバトル」では挑戦者として、オフィシャルパフォーマンスチーム「diana(ディアーナ)」と熱いバトルを繰り広げる。「負けません。バトン渡さないかもしれません。1人でいっちゃうかもしれません」と宣言した。

◆DeNAトレバー・バウアー投手(32)が、6回にマウンドでグラウンドでほえて、ほえまくった。2点ビハインドの6回2死一、二塁、中日岡林の二塁内野安打で、一塁から二塁に向かった龍空が二塁も回って三塁に走ったが、三塁走者の石橋がストップ。二塁手の牧が龍空を追い込んだ後、捕手の伊藤にボールを投げたが、連係がうまくいかず、オールセーフとなるとマウンド後方でバウアーが叫んだ。すぐに、斎藤チーフ投手コーチと通訳がマウンドに駆け寄って、言葉を掛けた後、3番高橋周を投ゴロに仕留め、一塁手のソトを両手で制し、自ら猛ダッシュで一塁を踏んで、大歓声を浴びた。腹の底から叫び声を上げ、スタンドのファンも大盛り上がり。「バウアー劇場」が最高潮の雰囲気をつくったが、6回2失点で降板し、6勝目を次戦に持ち越された。

◆/これが切り札の仕事\うまく掬った代打楠本泰史がタイムリー?プロ野球(2023/7/1)??DeNA×中日??Live on DAZN#DAZNプロ野球#baystars pic.twitter.com/7cK01QDvuG

◆桑原将志外野手(29)が、中日10回戦(横浜)の延長11回に右足を負傷し、おんぶされ、ベンチに引き揚げ、途中交代した。同点の延長11回2死一塁、一塁走者で二塁にスタートを切ったが、一、二塁間で止まって、苦悶(くもん)の表情を浮かべた。 残るベンチメンバーは捕手が本職の山本のみで、一塁に山本が入って、一塁だった知野が左翼に移った。左翼の神里が中堅に回った。山本は昨年8月26日のイースタン・リーグのヤクルト戦以来の一塁守備で、知野は、1軍、2軍共に公式戦ではプロ初の外野での出場となる。

◆DeNAが、ベンチメンバーの野手を全員使い切る死闘の末、今季2度目の引き分けで4連敗阻止は逃したが、ハマスタでのデーゲーム無敗記録は更新した。中日先発のメヒアに苦しめられたが、2点を追いかける8回、1死一、二塁から代打楠本が1点差に迫る適時打を放ち、1死満塁から関根の二ゴロの間に同点に追いついた。8回以降はリリーフ陣が5イニング連続で3者凡退に抑えたが、9回1死満塁、延長11回無死一塁、延長12回2死一、三塁から戸柱が遊ゴロに倒れるなど、好機であと1本が出なかった。この日もスペシャルイベント「ポケモンボールパーク ヨコハマ」を開催。ピカチュウやホゲータ、クワッス、ニャオハらキャラクターが来場する中、勝利のゲットは第3戦に持ち込まれた。今季、横浜スタジアムでのデーゲームは、12勝無敗2分けで、無類の強さを誇る。

◆/延長12回の熱戦はドロー\サヨナラのピンチを招くも最後は溝脇隼人が好プレー?プロ野球(2023/7/1)??DeNA×中日??Live on DAZN#DAZNプロ野球#dragons pic.twitter.com/Cc4VQiOTSc

◆DeNA桑原将志外野手(29)が、中日10回戦(横浜)の延長11回に右足を負傷し、おんぶされ、ベンチに引き揚げ、途中交代した。同点の延長11回2死一塁、一塁走者で二塁にスタートを切ったが、一、二塁間で止まって、苦悶(くもん)の表情を浮かべた。残るベンチメンバーは捕手が本職の山本のみで、一塁に山本が入って、一塁だった知野が左翼に移った。左翼の神里が中堅に回った。山本は昨年8月26日のイースタン・リーグのヤクルト戦以来の一塁守備で、知野は、1軍、2軍共に公式戦ではプロ初の外野での出場となる。右ふくらはぎの張りで交代した桑原について、三浦監督は「今、トレーナーにみてもらってるところです」と説明した。延長12回の守備シフトについては「何かないことが一番なんですけど、その時のためにファームでもやってますから。常に頭には入れてもらってます」と話した。

◆中日はパナマ出身の新助っ人ウンベルト・メヒア投手(26=メッツ3A)が来日2戦目で快投した。メジャー未勝利の右腕がサイ・ヤング賞のDeNAバウアーと投げ合い、8回途中2失点とゲームメーク。150キロ超の直球にカーブ、スライダーなどを交え7回までは散発2安打で無失点。二塁すら踏ませなかった。「バウアーと投げ合えるのはうれしかった。競争できるように準備した。憧れの投手。いい経験になった」。ダイヤモンドバックス時代にドジャースに在籍したバウアーの投球をまぶしく見つめた。異国で同じ先発として快投できたことに胸を張った。初登板の6月24日ヤクルト戦は5四球と制球を乱しながら4回1失点。今回は2-0の8回に安打と四球で無死一、二塁を残して降板した。後続が打たれて初勝利は消え、試合は引き分けたが、立浪和義監督(53)は「何とか8回までいってほしかった。前回よりも明らかに球も低めに集まっていた」と良化を感じ取った。ローテ定着を問われ「そうですね」と反攻要員に認めた。

◆ほえて、ほえて、ほえまくった! DeNAトレバー・バウアー投手(32)が、感情をむき出しにした。2点ビハインドの6回2死満塁、中日高橋周のゴロを捕球。一塁のソトを両手で制して猛ダッシュで一塁を踏むと、6回2失点で降板した。「歓声がよく聞こえた。感謝したいし、素晴らしいエネルギーを送ってくれた」と頭を下げた。執念で抑え込んだが、心の制御に苦心した。その直前の6回2死一、二塁。岡林の二塁内野安打で、一塁走者の龍空が二塁も回って三塁に走ったが、二塁走者の石橋が三塁ストップ。牧が龍空を三塁に追い込んだ後、今度は石橋が飛び出し、捕手の伊藤にボールを送った。だが、連係がうまくいかず、オールセーフとなると、バウアーはホーム付近で数回、マウンドに歩きながら何度も叫んだ。「かなり腹が立った。誰に対してではなく、強いて言うなら自分自身。本来なら7、8、9回と投げたかった中で、ああいう状況になったことに腹が立った。あの回は自分としてもいい投球ではなかったし、自分のエラー(記録は安打)もあって、優勝するチームの野球ではなかった」スタンドが沸く一方で、"激怒"に周囲はヒヤリ。だが試合後は「自分自身をコントロールできたとは思っていません」と冷静さを取り戻した。三浦監督も「試合中だったので熱くなるのもね」と一定の理解を示した。打線は9回以降、再三好機をつくりながら得点を奪えず、2度目の引き分けで連敗ストップはお預け。勝った首位阪神とのゲーム差も2に拡大した。それでもハマスタの今季デーゲームは12勝2分けで無敗神話は継続。2日は東を立てて必勝を期す。【久保賢吾】▽DeNA三浦監督(野手全員を使い切った中で今季2度目の引き分けに)「最後の最後まで全員で食らいついていった。全員が粘ったと思います」▽DeNA伊勢(緊急シフトの中、延長12回を3者凡退で無失点)「三振を取りたい気持ちはありましたけど、(2三振は)たまたまです。昨日(1回1失点で黒星)と同じ打者の並びでやり返せたのは良かった」

◆DeNAトレバー・バウアー投手(32)が6回にグラウンド上で何度もほえまくった場面について、試合後に自身の言葉で理由を説明した。2点ビハインドの6回2死一、二塁、岡林の二塁内野安打で一塁走者の龍空が二塁も回って三塁に走ったが、二塁走者の石橋が三塁ストップ。牧が龍空を三塁に追い込んだ後、石橋が飛び出し、捕手の伊藤にボールを送ったが、連係がうまくいかず。オールセーフとなると、バウアーはホーム付近で数回、マウンドに歩きながら何度も叫んだ。「かなり腹が立った。誰に対してではなく、強いて言うなら自分自身。本来なら7、8、9回と投げたかった中でああいう状況になったことにかなり腹が立った。あのイニングは自分としてもいい投球ではなかったし、自分のエラー(記録は安打)もあって、優勝するチームの野球ではなかった」と説明。「自分自身をコントロールできたとは思ってません」と冷静さを取り戻した。来日後、普段は温厚なサイ・ヤング賞右腕の"激怒"に、周囲は一瞬ヒヤリとしたが、三浦監督は「試合中だったので熱くなるのもね」と話した。

◆DeNAは延長11回の桑原将志外野手の負傷交代によって、延長12回は緊急シフトを敷いた。捕手が本職の山本祐大捕手が1軍では初の一塁で出場。内野手登録の知野直人内野手が1軍初の左翼に回った。ともにファームでの経験はあるが、野手全員を使い切った中での策だった。三浦大輔監督は「何かないことが一番なんですけど、その時のためにファームでもやってますから。常に頭には入れてもらってます」と話した。▽DeNA山本(昨年の2軍戦以来、1軍では初の一塁で出場) 緊張しましたけど、周りのみんなが声を掛けてくれて、スムーズに入れた。何事もなくて良かったです。▽DeNA知野(公式戦では自身初の左翼で出場) フェニックスリーグ以来でしたけど、打球が来たら、どういう動きをするかイメージしながら守った。

◆=前ドジャース=が先発。6回10安打2失点、6奪三振で降板した。六回は先頭の石橋の飛球を一塁・ソトと二塁・牧が処理を誤る(記録は二塁内野安打)など、2死一、二塁となり、2番・岡林を打ち取るも二塁内野安打に。しかし、二塁を回って飛び出した一塁走者を牧が冷静にタッチへ向かったが、挟殺プレーに失敗しオールセーフに。本塁カバーに入っていたバウアーは大声を上げながら肩を落とした。続く高橋には150キロ台後半の直球を連発し、投ゴロに打ち取ると一塁手を制して一塁へ猛ダッシュ。無失点で切り抜けると一塁スタンドへボールをほうり投げ、何度も激高しながらベンチ奥へと消えていった。

◆DeNA・田中健二朗投手(33)が0―2で迎えた八回に今季初登板を果たし、三者凡退に抑えた。先頭の龍空を投ゴロに打ち取ると、続くメヒアは遊ゴロ、最後はこの日2安打を放っていた大島を変化球で三ゴロに打ち取り、完璧な投球を披露した。今季ここまで2軍で23試合に登板し、防御率1・64と好成績を残していた。

◆「2番・中堅」でスタメン出場のDeNA・桑原将志外野手(29)が、2―2の十一回、一走として2死から二盗を試みた際に脚をおさえて途中停止。盗塁死となり、担がれてベンチへ戻りそのまま交代となった。DeNAはベンチ入り野手が残りは捕手の山本1人だったため、その山本が一塁に入り、代走出場のあと一塁に入っていた内野手登録の知野が、左翼に回る緊急事態となった。

◆DeNAの超大物新外国人、トレバー・バウアー投手(32)=前ドジャース=が先発。6回10安打2失点、6奪三振で勝敗はつかなかった。六回は先頭の石橋の飛球を一塁・ソトと二塁・牧が処理を誤り(記録は二塁内野安打)、続く龍空の犠打をバウアーが一塁へ悪送球(記録は投手内野安打)。2死一、二塁となり、岡林に二塁内野安打を許すも、二塁を回って飛び出した一塁走者を牧が冷静にタッチへ向かったが、挟殺プレーに失敗してオールセーフに。続く高橋に159キロを計測し、投ゴロに打ち取ると一塁手を制して一塁へ猛ダッシュ。無失点で切り抜けると、一塁スタンドへボールをほうり投げ、大声を上げて激高した。激高の理由について、バウアーは「特別に誰かではなく、状況に対して腹が立った。しいて言えば自分自身。あの回は自分の投球ができていなかったし、安打と記録されたが失策もあった。優勝するチームの野球ができていなかった。やっぱり勝ちたいと思って投げているので、本来であればもっと深いイニングを投げたいと思っていた中で、自分自身含めて腹が立った」と明かした。それでも、八回に追いついたチームに「後半はチームとしてすごくいい野球をしていた。なげやりになることはすごく簡単だけど、最後まで誰もあきらめずみんなが一つになった。九回は勝つに値する野球をしていたが、不運にも(柴田の)打球が正面をついた」と最後までチームを鼓舞していた。

◆DeNA・桑原将志外野手(29)が十一回、2死から二盗を試みた際に脚をおさえて途中停止。盗塁死となり、背負われてベンチへ戻りそのまま交代となった。球団は試合後「右ふくらはぎの張り」と発表した。桑原は6月14日に「左ふくらはぎの肉離れ」で出場選手登録を抹消され、同25日に1軍に復帰したばかりだった。DeNAはベンチ入り野手が残りは捕手の山本1人だったため、山本が一塁に入り、一塁の知野が左翼に回る緊急事態となったが、守備機会はなく事なきを得た。

◆DeNAはベンチ入り野手を全員使う総力戦で引き分けた。八回に代打・楠本の適時打などで追い付き、九回も1死満塁の絶好機をつかむ。ここで柴田が遊直、三塁走者の牧が飛び出して併殺に終わり、サヨナラ勝ちはならなかった。十一回は桑原が二盗を狙った際に右ふくらはぎを痛めて交代。捕手が本職の山本が一塁、内野手の知野が左翼を守って乗り切った。連敗は止められなかったが、三浦監督は「全員が我慢強く粘った」と評価した。

◆まさに激高だった。DeNAのトレバー・バウアー投手(32)が六回、怒りを爆発させた。無死一塁から自らがバント処理に失敗し、ピンチを広げる。2死後、岡林の二塁への打球を起点に生まれた挟殺プレーで味方がアウトを奪えず満塁となると、大声で怒りをはき出した。それでも打席に高橋周を迎えると初球にこの日最速、159キロの直球を投じた。158キロの速球でゴロに打ち取り、一塁までダッシュ。一塁手を制して自らベースを踏んだ。無失点で終えた後に何度も叫び、感情をあらわにした。「あの回は、優勝するチームの野球ができていなかった。勝ちたいと思って投げているので、自分自身を含めて、あの状況に腹が立った」試合後は冷静になって釈明した。毎回のように走者を背負いながら6回2失点。「(怒りの矛先は)特別に誰か、ではない」と自身を含めたチームに活を入れた。これで空気が変わった。七回まで2安打に封じられたメヒアを攻め、八回に2点差を追い付いた。九回は1死満塁から柴田の痛烈な打球が遊直となり、飛び出していた三塁走者が憤死。仲間を鼓舞し続けたバウアーは「誰も諦めず、みんなが一つになった。九回は勝つに値する野球をしていた」と振り返った。延長十一回に桑原が二盗の際に右ふくらはぎを痛めて交代。ベンチ入り最後の野手だった捕手登録の山本が一塁、内野手登録の知野が公式戦で初めて左翼を守るなど、執念のドローだった。八回以降に投げた5投手は完全リレーと好投し、本拠地でのデーゲームは今季12勝無敗2分け。三浦監督は「みんなで食らいついたことを明日につなげていく」と連敗ストップを誓った。(浜浦日向)激高してベンチ裏に下がったバウアーだが、すぐ落ち着きを取り戻しベンチで戦況を見守った。試合後の整列ではファンにあいさつした後、最後の打者になって悔しがる戸柱の背中をさする場面も。米大リーグ時代の2019年には8失点KOに怒りを爆発させ、マウンドから外野スタンドにボールを投げ入れる〝大遠投〟を演じた右腕。勝利への執念は人一倍だ。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
41292 0.586
(↑0.006)
-
(-)
71276
(+3)
216
(-)
36
(+1)
39
(-)
0.240
(↓0.001)
2.770
(↑0.03)
2
(-)
DeNA
38302 0.559
(-)
2
(↓0.5)
73278
(+2)
247
(+2)
52
(-)
17
(+1)
0.259
(↓0.001)
3.310
(↑0.05)
3
(-)
広島
39330 0.542
(↓0.007)
3
(↓1)
71259
(+2)
250
(+3)
47
(-)
37
(+2)
0.249
(-)
3.170
(-)
4
(-)
巨人
36350 0.507
(↓0.007)
5.5
(↓1)
72259
(-)
269
(+3)
80
(-)
21
(-)
0.252
(↓0.001)
3.690
(↑0.02)
5
(-)
中日
28422 0.400
(-)
13
(↓0.5)
71196
(+2)
237
(+2)
30
(-)
22
(-)
0.236
(-)
2.870
(↑0.03)
6
(-)
ヤクルト
27422 0.391
(↑0.009)
13.5
(-)
72244
(+3)
278
(+2)
60
(+1)
33
(-)
0.232
(↓0.001)
3.710
(↑0.02)