1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 | 9 | 1 | 2 |
ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 | 0 | 0 |
勝利投手:酒居 知史(1勝2敗1S) (セーブ:松井 裕樹(1勝2敗16S)) 敗戦投手:ペルドモ(0勝1敗1S) 本塁打 |
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◆楽天が接戦を制した。楽天は2回表、2死一塁から小深田が2ランを放ち、先制に成功する。その後4-4で迎えた8回には島内のソロが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、3番手・酒居が今季初勝利。敗れたロッテは、3番手・ペルドモが痛恨の一発を浴びた。
◆楽天小深田大翔内野手が自己最多となる4号本塁打を放った。0-0の2回2死一塁、ロッテ美馬の直球をライナーで右翼ポール際に突き刺した。6月8日阪神戦のサヨナラ3ラン以来、3週間ぶりの1発に「先攻なので、まずは先制できて良かった」と喜ぶと、4回2死一塁の第2打席で内野安打を放ちチャンスを拡大。マルチ安打を決めた。
◆ロッテの公式マスコット「マーくん」が主催2000試合出場を達成した。「マーです。みなさんに支えてもらって今日2000試合出場を達成することが出来ました。チームのみなさん、リーンちゃん、ズーちゃん、スプラッシュのみんな、スタッフのみなさん、そして日本一の声援をくれるマリーンズファンのみなさん、いつも本当にありがとうございます。これからも感謝の気持ちを忘れずに、仲間たちといっしょにマリーンズを応援します。ぼくの記念グッズ、いっぱい買ってね~~」。幕張の海に住むカモメがモチーフ。昨年8月22日に同記録を達成したヤクルト「つば九郎」に続く"2羽目"の偉業だ。92年に入団し、プロ32年目。球界マスコットでは、「つば九郎」やドラゴンズの「ドアラ」よりも"プレー歴"は長い。試合前にはボールパークステージでパフォーマンスショーを披露。グラウンド内でも彼女の「リーンちゃん」、弟「ズーちゃん」と一緒に球場を盛り上げた。5回が終了して試合が成立すると「主催2000試合出場」記念ボードを手渡され、ファンらの大きな拍手を浴びた。また、マリーンズオンラインストアなどで記念グッズの販売も開始した。【鎌田直秀】
◆ロッテが6回に連打で追いついた。1-4で迎えた無死、山口、井上が連続四球を選ぶと、角中勝也外野手(36)が先発則本の内角直球を捉えて、右翼線へエンタイトルツーベースで1点を返した。さらに無死二、三塁から代打の安田尚憲内野手(24)がカウント1-1からのフォークを中前に運ぶ2点適時打を放ち、4-4の同点とし、則本を降板させた。
◆楽天島内宏明外野手が決勝の4号ソロを放ち、チームの連敗を2で止めた。▽楽天石井一久監督(不調だった島内の決勝弾に)「過ぎたことはもう取り返せないんで。それは島内も思っていると思う。ここからじゃないですか」
◆ロッテは投打ともにミス連発で接戦を落とし、3連敗となった。先発美馬は下位打線の小深田に先制2ランを浴びるなど、6回4失点で初勝利ならず。野手もバント失敗やけん制死などが相次いだ。吉井理人監督は「良いところもあったのですが、細かいミスがたくさんあったので、その失点は戻ってこないです。美馬もまだまだ...」と反省点が続出した。▽ロッテ美馬(6度目先発も6回7安打4失点で今季初白星はまたもお預け)「全体的には良くなかった。何とか6回を投げ切れたことは良かったかなと思います。同点に追いついてくれたみんなには本当に感謝です」▽ロッテ角中(6回に反撃の右翼線適時二塁打)「ライト方向に風が吹いているので、あえて重めのバットで真っすぐをよりコンパクトに振りました。タイムリーになって良かったです」▽ロッテ安田(6回に代打で同点の中前2点適時打)「代打だったので積極的に振りにいきました。同点に追いつくタイムリーになって良かったです」
◆継投が決まった楽天がロッテとの接戦に競り勝ち、連敗を2で止めた。好投を続けていた先発則本が、6回に崩れた。4-4の同点とされ、なお無死一塁、2番手で登板したのは安楽だった。力のこもった投球で後続をしのぐと、7回は酒居、8回を鈴木翔が無失点でつないだ。9回は守護神・松井裕が走者を出しながらも締め、16セーブ目を挙げた。前日6月29日のソフトバンク戦では、2-0の8回に2番手渡辺翔が無死一、二塁のピンチを招き、3番手内が近藤に逆転3ランを被弾した。若手リリーフ陣が崩れて敗れただけに、この日は負けられない継投だった。今季1勝目がついた酒居が「勝利というのは結果なんであれですけど。次が大事なので、僕も気合入れて投げていこうと思います」と振り返れば、石井監督も「酒居もいいボールを投げていた。バッターを追い込んでピッチングしていた」と評価した。5位西武が敗れ、0・5ゲーム差に接近。打線も苦しむ中、リリーフ陣も踏ん張っていくしかない。【鈴木正章】
◆ロッテ・種市篤暉投手(24)が5勝目を懸けて1日の楽天戦に先発する。前回6月23日の日本ハム戦は、一回に四球を絡めて失点するなど6回2失点で3敗目。粘りの投球で試合はつくったものの、吉井監督は「情けなかった。もっとやれる子」と奮起を促していた。期待を受ける右腕は「初回から自分の投球をして、チームの勝利に貢献できるように」と気合十分。立ち上がりから本領を発揮する。
◆楽天・小深田大翔(こぶかた・ひろと)内野手(27)が「8番・二塁」で先発出場し、右翼ポール際に先制4号2ランを放った。0-0の二回2死一塁。相手先発、美馬の3球目を仕留めた。球団広報を通じて、「打ったのはストレート。先攻なので、まずは先制できてよかったです。チームが勝つように頑張ります」とコメントした。
◆楽天の小深田が0―0の二回、プロ4年目で最多となる4号2ランをマークした。2死一塁から速球を右翼ポール際に運び「まずは先制できて良かった」と話した。2打席目は足を生かした。2―1の四回2死一塁から遊撃への弱いゴロを内野安打。一、二塁と好機を広げ、次打者の太田の2点二塁打につなげた。大阪ガスから2020年にドラフト1位で入団。168センチの小兵は昨季リーグ3位の21盗塁を記録した俊足に加え、内外野を守れる器用さが売りだ。だが、8日の阪神戦で自身初のサヨナラ本塁打を放ったように、今季はパンチ力も光っている。
◆ロッテの球団マスコット、マーくんが通算2000試合出場を達成した。試合が成立した五回終了時に記念ボードを手渡され、スタンドに向かって何度もお辞儀。観客の拍手喝采を浴び「日本一の声援をくれるマリーンズファンのみなさん、いつも本当にありがとうございます!! これからも感謝の気持ちを忘れずに、仲間たちといっしょにマリーンズを応援します!!」とコメントした。
◆楽天が接戦を制した。二回に小深田が2ランを放ち、四回は太田の2点二塁打で加点。六回に追い付かれたが、八回に島内の4号ソロで勝ち越した。3番手の酒居が今季初勝利。ロッテは追い上げが及ばず、3連敗を喫した。
◆楽天・島内宏明外野手(33)が、4-4の八回2死走者なしから、決勝弾となる右越え4号ソロ。小深田大翔内野手(27)は、二回に先制4号2ランを右翼ポール際に放った。試合後、報道陣の取材に応じた石井一久監督(49)の一問一答は以下の通り。--島内(試合前の打率は・181)が苦しみながらも決勝弾「過ぎたことは取り返せない。ここからだと思う。それは島内も分かっていると思います」--小深田の一発について「こぶちゃんが、まさかのホームランを打ってくれた。しっかり仕留めて、強いスイングで仕掛けてくれました」--小深田は恐怖の8番打者「常に8番ではないけど、彼は盗塁(29日時点でパ・リーグ、トップタイの15盗塁)も走塁の技術も年々、高くなっています」--先発した則本の投球内容(5回0/3を5安打2三振6四球4失点=自責点3)について「体力的には本人に聞いたら問題なくて、メカニックだと思います。この風(風速10メートル以上)の中で対応しなくてはいけないが、きょうは難しかったと思います」
◆ロッテは1―4の六回、角中の適時二塁打と代打安田の2点打で追い付いたが、八回にペルドモが打たれた。競り負けて3連敗の吉井監督は「きょうは良いところもあったが...。しっかり練習をしていきたい」と険しい表情で話した。美馬は強風や雨の影響で制球に苦しみ、6回7安打4失点。負けは免れたが、今季初勝利は遠く「6回まで投げきることはできたが、全体的には良くなかった」と反省した。
◆1つのプレーを巡り、両軍の指揮官がそれぞれリプレー検証をリクエストする珍しいシーンがあった。六回の楽天の攻撃。1死一塁で小深田が投ゴロを放つと、美馬は二塁へ送球し、判定はセーフ。ボールは一塁に転送され、打者走者はアウトとなった。これに対し、吉井監督は二塁の判定、石井監督は一塁の判定にリクエスト。二塁はそのままセーフで、一塁は判定が覆ってセーフになった(記録は投手の野選)。これで1死一、二塁となったが、続く太田を遊ゴロ併殺に打ち取り、ピンチを脱した。
◆反撃及ばず3連敗を喫した。2-4の六回無死二、三塁で代打・安田が中前へ一時同点となる2点適時打。「安田ならいけると思った」と話す吉井監督の期待に応えたものの、後が続かなかった。風速10メートルを超える雨風の中、守備、バント、走塁でミスが出たことに指揮官は「ミスの失点はなかなか取り返せない。なくなるように」と改善を促した。
◆打撃不振の男が起死回生の一発を放った。4-4の八回2死、楽天・島内宏明外野手(33)が右翼へ決勝の4号ソロをほうり込んだ。「風があったので(打球が)戻ってくるから、外野フライだろうなと思っていた」ロッテの3番手ペルドモの3球目、152キロのツーシームを強振。通算100号を放った5月24日のオリックス戦(ほっと神戸)以来の一発に目尻を下げた。試合前時点で打率・181。この日は6月3度目の先発出場だった。昨季、最多安打とベストナインに輝いたベテランは本来の力を発揮できず苦しんできた。この一発が交流戦からリーグ戦再開後の初安打。「僕は2軍に行く覚悟はできています。2軍の選手に申し訳ないなという気持ちもあり、涙が出そうです...」と唇をかんだ。チームの連敗は2でストップ。最下位からの巻き返しを期す石井監督は「過ぎたことは取り返せない。ここからだと思う。それは島内も思っているはず」と奮起を促した。(広岡浩二)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
41 | 28 | 2 | 0.594 (↑0.006) | - (-) |
72 | 273 (+5) | 221 (+1) | 58 (+1) | 27 (-) |
0.254 (-) | 2.910 (↑0.03) |
2 (-) |
ソフトバンク |
39 | 27 | 2 | 0.591 (↑0.006) | 0.5 (-) |
75 | 255 (+3) | 222 (+1) | 47 (-) | 29 (-) |
0.248 (↑0.001) | 3.060 (↑0.03) |
3 (-) |
ロッテ |
34 | 28 | 4 | 0.548 (↓0.009) | 3.5 (↓1) |
77 | 227 (+4) | 227 (+5) | 42 (-) | 41 (-) |
0.230 (-) | 3.280 (↓0.02) |
4 (-) |
日本ハム |
33 | 39 | 0 | 0.458 (↓0.007) | 9.5 (↓1) |
71 | 231 (+1) | 228 (+5) | 54 (-) | 39 (+1) |
0.227 (-) | 2.810 (↓0.03) |
5 (-) |
西武 |
29 | 40 | 1 | 0.420 (↓0.006) | 12 (↓1) |
73 | 194 (+1) | 231 (+3) | 48 (+1) | 39 (-) |
0.228 (↓0.002) | 3.000 (↑0.02) |
6 (-) |
楽天 |
28 | 40 | 1 | 0.412 (↑0.009) | 12.5 (-) |
74 | 212 (+5) | 278 (+4) | 53 (+2) | 51 (-) |
0.224 (↑0.001) | 3.520 (↑0.01) |
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