ソフトバンク(☆3対2★)楽天 =リーグ戦9回戦(2023.06.29)・福岡PayPayドーム=
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楽天
2000000002720
ソフトバンク
00000003X3601
勝利投手:大津 亮介(2勝0敗0S)
(セーブ:オスナ(1勝0敗15S))
敗戦投手:内 星龍(3勝2敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】近藤 健介(11号・8回裏3ラン)

  DAZN
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◆ソフトバンクは0-2で迎えた8回裏、近藤の3ランが飛び出し、試合をひっくり返す。投げては、救援の4投手が無失点リレーを展開。4番手・大津が今季2勝目を挙げた。敗れた楽天は、先発・岸が7回無失点の好投を見せるも、打線が2回以降は無得点と振るわなかった。

◆タレントの香取慎吾(46)がセレモニアルピッチを務めた。背番号は「405(しんご)」で、全身ホークスのユニホーム姿で登場。野球未経験ながら捕手役の和田にノーバウンド投球を披露し「キャッチボールもしたことないです。小さい頃から芸能界で働いてきたので! 小学校5年生の頃から芸能界で働いて、その頃からお給料をもらっていました!」と赤裸々に明かした。和田のサインに2度首を振り、3度目のサインでうなずく。大きく振りかぶるワインドアップで18・44メートルを投げ切った。「基本的に本番一発勝負のところなので! ちょっと練習はさせてもらいましたけど、その先はやってみないと分からない。そんな思いで今まで生きてきたので...」。会見では香取慎吾ワールドが全開だった。香取慎吾は7月1日~8月27日の期間、福岡市美術館で香取慎吾個展「WHO AM I -SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-」を開催する。「その宣伝をしないと! 僕の個展が始まります。福岡の皆さんが、僕の頭の中から生み出されたものに遊びに来てもらうのを楽しみしてます。たくさんの方に来ていただけたら」と話した。

◆/病み上がりの左腕を助けるジャンプ一番\フェンスを恐れない上林誠知ファインプレーで大関友久を盛り立てる???プロ野球(2023/6/29)??ソフトバンク×楽天??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/6hVd5r21jG

◆ソフトバンク上林誠知外野手(27)が超美技を披露した。「8番中堅」でスタメン出場。2回1死の守備で、楽天田中和が中堅後方に大飛球を放った。上林は背走しながらフェンスに直撃してキャッチ。落ちていれば長打の打球だったが、超ファインプレーで先発大関を盛り立てた。上林の好プレーにSNS上では「今ので、上林に惚れ直したひと、正直に手を挙げろ、先生怒らないから」「これだから上林誠知を推すのよ!最高!」「あーやっぱりこれが『上林誠知』なんよ、、、」と賛辞の声が上がっていた。

◆最下位楽天がソフトバンクから幸先よく2点を先制した。1回1死から村林が左翼線へ二塁打を放つと、小郷も中前打で続く。二、三塁から浅村の四球で満塁にチャンスを拡大し、鈴木大の二ゴロの間に1点を先制。なお2死一、三塁から、伊藤裕季也内野手がソフトバンク大関の外角低めフォークを中前に運ぶ適時打で2点目。塁上で両手を突き上げて喜んだ。前日28日の同戦では、8回に代打でモイネロから一時同点となる適時打を放った伊藤裕。「今までチャンスで打てていなかったですから。とにかくヒットを打とうと思っていました。しっかりランナーをかえせてよかったです」と、日をまたいで「2打席連続」となる適時打を振り返った。試合前までチーム打率は12球団最下位。直近5試合で平均2・2得点、1勝4敗と苦しい状況だが、この日の立ち上がりは打線がつながった。

◆/これが天才の一振り\今日苦しんでいた近藤健介がワンショットで全てをひっくり返すまさに値千金の逆転3ランホームラン???プロ野球(2023/6/29)??ソフトバンク×楽天??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/bWVmFLwNT3

◆ソフトバンクのドラフト2位、大津亮介投手がプロ2勝目を手にした。0-2の8回に4番手で登板し、1回無失点。直後の攻撃で近藤の逆転3ランが飛び出し、白星を手にした。「本当にうれしくて近藤さんに感謝しかないです。『お前しれっと勝利投手か! 』って言われました」。今季は28試合で防御率2・55。社会人卒の即戦力ルーキーは、日に日に存在感が増している。

◆楽天岸孝之投手の今季最多102球の好投も報われず、逆転負けでリーグ最速の40敗目を喫した。借金はワーストの13。2点リードの8回、渡辺翔が安打と四球で無死一、二塁とされると、代わった内が近藤に逆転3ランを浴びた。石井監督は「誰が8回なのか。(9回の)松井(裕)以外は決まっていないので。1番(抑えるのが)高い確率をチョイスしたということ。岸はいい投球をしただけに、勝たせてあげたかった」と険しい表情だった。▽楽天岸(今季最多102球を投げ、7回4安打無失点)「(3回以降)腕の角度を下げて、全体的に安定してきたかなと。(投球内容は)良かったです」▽楽天伊藤裕(初回に適時打)「何が何でもという気持ちで打席に入りました。今日は今日で、明日また頑張りたいと思います」▽楽天渡辺翔(北九州出身のドラフト3位は8回に無死一、二塁のピンチを招き降板)「ホークスという小さいころからずっと見てきたチームで不安があった。2戦連続やられているんで、次に切り替えたいというか、生かしたいです」

◆ソフトバンク先発の大関友久投手が復帰登板を白星で飾れなかった。6月上旬に体調不良で戦線離脱。5月30日の中日戦以来のマウンドも初回に2失点。「久しぶりの1軍での登板でしたが、先制点は与えたくなかった」。2回以降は立ち直り、5回途中92球で降板。「2回以降は甲斐さんのリードと守備の皆さん、(2番手の)武田さんに助けてもらい、何とか無失点に抑えることができました」。復帰星はならなかったが、約1カ月ぶりの1軍登板に手応えは感じ取った。

◆神様、仏様、近藤様! ソフトバンク近藤健介外野手(29)が2点差の8回に逆転3ランを放ち、4カード連続の勝ち越しを呼んだ。楽天の内から右翼席中段に弾丸ライナーで突き刺し、キャリア最多に並ぶ特大の11号。得点圏打率は驚異の4割に良化し、打点42はリーグ単独トップだ。試合のなかった首位オリックスには0・5ゲーム差に接近。3位ロッテにも2ゲーム差をつけた。打球を見上げた瞬間、近藤はバットを放り投げた。ドヤ顔で一塁へ歩き出す。本拠地の大歓声に包まれ、インパクトから約6秒後、弾丸ライナーが右翼席に突き刺さった。「打った瞬間は完璧でした。覚えてないです。本当に」。興奮冷めやらぬ状態で、ヒーローはお立ち台に上がった。0-2の8回。1番中村晃の左前打、2番牧原大の四球で巡ってきた好機を3番が一振りで仕留めた。逆転の11号3ラン。今季67試合目にして、日本ハム時代の21年に記録した自己最多11本塁打に並んだ。量産の要因を問われると「(本拠地が)ペイペイドームになったからじゃないですか?」と苦笑い。ホームランテラスの恩恵だと主張したが、この日はスタンドの中段まで届く推定135メートルの特大アーチだ。7回まで岸の前に無得点だっただけに、鬱憤(うっぷん)を晴らす1発。藤本監督も「近藤君に救われました」と胸をなでおろした。シーズン長打率5割を目指し、オフの自主トレから振り込んできた。「選手としてやっぱり成長したい」。置きティーのスタンドは胸の高さまで上げて打つ。「抜けてきた変化球をしっかり打てるように、です」。今年1月、近藤は自主トレ先の徳之島でそう語っていた。この日のアーチは楽天内の4球目、高めに浮いた内角スプリットを仕留めた。通算打率3割5厘のヒットメーカー。進化を目指して努力し、結果を出している。目標の本塁打数は「20本くらいはいきたい」。交流戦は打率4割1分3厘。"首位打者"に輝いたが、リーグ戦再開後は直近5試合で2安打とやや小休止していた。「最近打てていなかったので、あの1球に関しては空振りでもいいやと思って」。得点圏打率4割はパ・リーグで断トツ。打点42もリーグ単独トップに浮上した。試合のなかった首位オリックスには0・5ゲーム差に接近。3位ロッテにも2ゲーム差をつけた。30日は移動ゲームで敵地西武戦。指揮官は「選手はしんどいと思うけど、今日の勝ちで気持ちよくいけるんじゃないかな」と、最後まで近藤に感謝した。【只松憲】

◆ソフトバンクが逆転勝ち。0―2の八回に安打と四球で無死一、二塁とし、近藤が11号3ランを放って試合をひっくり返した。4番手の大津が2勝目、オスナが15セーブ目。楽天は岸が7回4安打無失点と好投したが、救援陣が崩れた。

◆楽天は救援陣が岸の好投をふいにした。2―0の八回、2番手のルーキー渡辺翔が1死も取れずに一、二塁を招いて降板。代わった内が3番近藤に3ランを浴びて一気に逆転され、借金は今季最多の13に膨らんだ。北九州市出身の渡辺翔はプロ初登板から好投を続けていたが、初失点した前夜28日に続いて崩れた。強気な投球が影を潜め「ホークスという小さいころからずっと見てきた(強い)チームで、不安があった」と雰囲気にのまれたことを原因に挙げた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
40282 0.588
(-)
-
(-)
73268
(-)
220
(-)
57
(-)
27
(-)
0.254
(-)
2.940
(-)
2
(-)
ソフトバンク
38272 0.585
(↑0.007)
0.5
(↓0.5)
76252
(+3)
221
(+2)
47
(+1)
29
(-)
0.247
(↓0.001)
3.090
(↑0.02)
3
(-)
ロッテ
34274 0.557
(-)
2.5
(-)
78223
(-)
222
(-)
42
(-)
41
(-)
0.230
(-)
3.260
(-)
4
(-)
日本ハム
33380 0.465
(-)
8.5
(-)
72230
(-)
223
(-)
54
(-)
38
(-)
0.227
(-)
2.780
(-)
5
(-)
西武
29391 0.426
(-)
11
(-)
74193
(-)
228
(-)
47
(-)
39
(-)
0.230
(-)
3.020
(-)
6
(-)
楽天
27401 0.403
(↓0.006)
12.5
(↓0.5)
75207
(+2)
274
(+3)
51
(-)
51
(+2)
0.223
(-)
3.530
(-)