広島(☆5対3★)DeNA =リーグ戦12回戦(2023.06.29)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
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広島
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勝利投手:ターリー(4勝0敗1S)
(セーブ:矢崎 拓也(4勝0敗13S))
敗戦投手:エスコバー(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】牧 秀悟(13号・9回表ソロ)

  DAZN
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◆広島は3回裏、西川の適時打で2点を先制する。その後は同点を許すも、7回に坂倉と田中の適時打で2点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、先発・野村が6回無失点の好投。2番手・ターリーが今季4勝目を挙げた。敗れたDeNAは、9回に牧のソロで1点を返すも及ばなかった。

◆28日の広島戦で右足の張りで途中交代したDeNA宮崎敏郎内野手(34)が、広島戦のスタメンから外れた。三塁には京田陽太内野手(29)、遊撃には森敬斗内野手(21)が、スタメンに名を連ねた。5番には28日の同戦でスタメンを外れたソトが入って、2番には桑原が起用された。

◆DeNA佐野恵太外野手(28)が、1回に中前打を放ち、7打席連続出塁をマークした。1回2死、1ボールから明大の先輩でもある広島野村の内角スライダーを中前にはじき返した。27日の広島戦の4打席目に四球で出塁し、5打席目は二塁内野安打、28日の広島戦は3打席目まで安打を放ち、4打席目は四球で出塁した。

◆広島-DeNA12回戦は、2回裏1死で雨の影響で試合が中断された。試合開始直後から雨が降り続け、2回からは雨脚が強まった。ガゼルマンが足を滑らせ、マウンドを気にするしぐさがみられ、審判団が中断を決めた。

◆DeNA中川虎大投手(23)が29日、出場選手登録を抹消された。28日の広島戦に3番手で登板し、1回を2安打2四球1失点だった。今季は4試合に登板し、0勝0敗、防御率3・60。この日の広島戦に先発したガゼルマンが出場選手登録された。

◆広島-DeNA12回戦は、2回裏1死で雨の影響で試合が中断された。試合開始直後から雨が降り続け、2回からは雨脚が強まった。ガゼルマンが足を滑らせ、マウンドを気にするしぐさがみられ、審判団が中断を決めた。午後6時22分から中断し、同39分に試合が再開された。

◆広島野村祐輔投手(34)のプロ通算80勝が、消えた。2年ぶりのDeNA戦に今季初登板初先発。初回2死一塁から5回1死で京田陽太内野手(29)に2安打目を許すまで、打者11人を連続アウトに取るなど、DeNA打線を寄せ付けず。6回2死二塁のピンチも佐野恵太外野手(28)を遊ゴロに打ち取り、6回3安打無失点で勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りた。だが7回から救援したニック・ターリー投手(33)が2点を失い、試合は振りだしに。野村の80勝は次回登板に持ち越しになった。

◆DeNAが、広島に3タテを喫し、首位阪神との差を1・5差に広げられた。今季5度目の3連敗で、同一カード3連敗は今季3度目。3位広島に1・5差に迫られた。先発ガゼルマンが、雨でぬかるんだマウンドに苦しながら、5回2失点と粘投。打線は7回に2番手ターリーを攻め、代打宮崎の右犠飛、代打大和の中前適時打で同点に追いついたが、エスコバーが7回に2点を勝ち越された。痛恨の同一カード3連敗に、三浦大輔監督(49)は「結果として、受け止めますよ。また明日からやっていくだけです。仕切り直しというかね、ホームで移動ゲームですけど、ここで止められるように」と前を向いた。前回カードの阪神戦で3連勝し、25日に単独首位に立ったが、3位広島に痛恨の3連敗。ホームでは23勝8敗1分けだが、ビジターでは15勝21敗と苦戦を強いられている。

◆DeNA 広島に3タテを喫し、首位阪神に1・5差に広げられた。28日の広島戦を右足の張りで途中交代した宮崎がスタメンから外れる中、7回に代打宮崎の犠飛、代打大和の適時打で追いついたが、エスコバーが7回に勝ち越された。三浦大輔監督は「この3連戦は点を取った次の回に点を取られて、リズムを作れなかった」と指摘。ホームは23勝8敗1分けだが、ビジターでは15勝21敗と苦戦を強いられる。▽DeNA牧(9回に13号ソロも空砲)「明日の試合につなげていきたいと思います」▽DeNAガゼルマン(5回2失点で勝敗つかず)「(雨の影響で)ベストなグラウンドコンディションではなかったですが、粘りの投球で何とか試合を作ることを考えた」

◆3位広島が2位DeNAに3連勝し、1・5ゲーム差に肉薄した。2点差を追いつかれた直後の7回裏、西川、坂倉、田中の3連打で2点を奪って勝ち越し。6日から8日の日本ハム戦以来の同一カード3連勝で、今季2度目の5連勝に伸ばし、首位阪神との3ゲーム差もキープした。試合が振りだしに戻ってすぐの勝ち越しに、今の地力が表れる。決勝打の坂倉が「必死に食らいつきました」と言えば、追加点の田中は「サク(坂倉)がいいタイミングで打ってくれたので、その流れに乗って」と振り返った。落としていれば、大きな悔いが残る1敗だった。今季初登板初先発の野村祐輔が、2年ぶりのDeNA戦で6回3安打無失点。開始前から降り続いた雨をものともせず、序盤の中断にも集中力を保ち、18個のアウトを積み重ねた。救援のターリーが追いつかれ、野村に数字はつかなかったが、間違いなく投のヒーロー。田中は「なんとか勝ちをつけたかった」と悔しがった。坂倉は「ターリーも悔しい登板だったと思うので、そこをなんとか」とバッテリーの思いを背負っていた。「100点満点のピッチングでした。グラウンドの状態がよくない中で素晴らしい投球だった」。新井監督も絶賛した大仕事。先発の層がまた厚くなり、弾みをつけて首位を追う。【堀まどか】

◆午後6時の試合開始前から強い雨が降りしきりグラウンドの芝生をぬらした。赤い雨がっぱを着たファンで赤く染まったマツダスタジアム。広島・野村祐輔投手(34)がプロ野球記録更新となるデビューから203試合連続で先発のマウンドに上がった。「強力な打線ですけどしっかり勝負していきたい。先頭を取って自分のリズムにしていくことが一番大事。ランナーが出ても粘りながら自分の持ち味を出したい」直球は130キロ台ながらカットボール、スライダー、ツーシーム、チェンジアップなどの多彩な変化球を織り交ぜた。一回2死から佐野に中前打を浴びたが、牧をブレーキの利いたカーブで捕飛に打ち取った。二、三回は2イニング連続で三者凡退。上々の立ち上がりをみせた。広島の広陵高、明大を経て2012年にドラフト1位で広島入り。22年は未勝利、昨季は2勝とここ2年は2勝7敗と黒星が先行しているが、12年に新人王、16年には16勝を挙げ最多勝のタイトルを獲得した経験もある。開幕から約3カ月が経過してようやく1軍で先発する機会が巡ってきた。28日のDeNA2戦目では明大の後輩が活躍した。森下が打ってはプロ1号となる3ラン、投げては7回8安打2失点で今季4勝目をマーク。先輩として燃えないわけがない。そんな野村を助けようと打線が三回に奮起。無死満塁のチャンスを作り、4番・西川がガゼルマンから先制の右前2点打を放つなど、序盤にリードを奪った。(柏村翔)

◆広島が今季2度目の5連勝。2―2と追いつかれた直後の七回に坂倉、田中の適時打で2点を勝ち越し、八回に1点を加えた。今季初登板の野村が6回無失点と好投。矢崎が13セーブ目を挙げた。DeNAは投打がかみ合わず3連敗。

◆DeNAは痛恨の同一カード3連敗で3位広島に1・5ゲーム差と迫られた。0―2の七回に代打策が続けて決まって追いついたが、直後に登板したエスコバーが2失点の誤算。三浦監督は「この3連戦、取ったらすぐ取られて。リズムをつくれなかった」と投打がかみ合わない現状にいら立ちを隠せなかった。七回の広島打線は先頭から左打者5人が並ぶ場面。まさにエスコバーの仕事場だったが、西川と坂倉に速球をはじき返された。今季は不調で防御率は11点台に悪化。斎藤チーフ投手コーチは「調子の良しあしはあるが、彼は経験もある。これで何かが変わることはない」と信頼を口にした。

◆広島が連勝を5に伸ばした。七回、追い付かれた直後に2点を奪い返した展開に、新井監督は「反発力がついていると感じた。ベンチの全員がやってやるぞという雰囲気になっているところがいい」と手応えを口にした。七回1死一、三塁で中前へ勝ち越し打を放った坂倉も「必死に食らい付いた。やられてすぐ取り返せたのがよかった」と言う。適時二塁打で続いた田中は「流れに乗せてもらった。もっともっと頑張りたい」と貪欲に話した。

◆雨のマツダスタジアムに歓喜のジェット風船が舞った。広島は交流戦優勝のDeNAを同一カード3連勝で返り討ち。殊勲の坂倉がナインの思いを代弁した。「すごく大きいと思う。ホームでファンの皆さんの声援が後押ししてくれた。感謝している」2点リードの七回に中継ぎの柱のターリーが1回2失点で1度は追いつかれた。しかし、その裏の1死一、三塁で坂倉が左腕のエスコバーから中前へ勝ち越し打。さらに田中が代わったばかりの森原から適時二塁打、八回は野間の内野ゴロの間に1点を追加した。チームは今季最長タイの5連勝で貯金は新井政権最多の6となった。2位DeNAとは1・5ゲーム差、首位阪神に3差と射程圏内に捉え、新井監督は「チームに反発力が付いている。選手の表情、雰囲気を見ても、もう一丁やってやるという空気になっているのがいい」と目を細めた。上昇カーブを描くチームで正捕手と主軸を担う坂倉の6月打率は・364。レギュラーに定着した21年は同期間で打率・363、昨季は・370と、まさに〝ミスター・ジューン〟。内野兼任をやめ、捕手一本で勝負したリード面でも投手の信頼を勝ち取っている。「まだシーズンは長い。1戦1戦。連勝連勝で気が緩まないように引き締めたい」そう語る坂倉はまだ25歳ながら主力の自覚十分だ。全員野球ならぬ「家族野球」を掲げる新井カープ。水を得た鯉が阪神もDeNAも丸飲みする。(柏村翔)

◆広島・野村が今季初登板に臨み、6回3安打無失点で先発の役割を果たした。中継ぎ陣が追いつかれて今季初勝利はならなかったが「ホッとしている。しっかり腕を振って投げられた」と振り返った。ここ2年で2勝と苦しむが、16年は16勝を挙げ、最多勝を獲得した実力者。デビューからの連続先発登板のプロ野球記録を203に伸ばした。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
40282 0.588
(↑0.006)
-
(-)
73272
(+8)
214
(-)
34
(+1)
39
(+1)
0.242
(↑0.002)
2.820
(↑0.04)
2
(-)
DeNA
38291 0.567
(↓0.009)
1.5
(↓1)
75275
(+3)
243
(+5)
52
(+1)
15
(-)
0.260
(↓0.001)
3.380
(↓0.03)
3
(-)
広島
38320 0.543
(↑0.007)
3
(-)
73249
(+5)
247
(+3)
45
(-)
35
(+1)
0.248
(↑0.002
3.220
(↑0.02)
4
(-)
巨人
35340 0.507
(-)
5.5
(↓0.5)
74257
(-)
265
(-)
79
(-)
21
(-)
0.255
(-)
3.760
(-)
5
(-)
中日
27421 0.391
(↓0.006)
13.5
(↓1)
73192
(-)
234
(+8)
30
(-)
22
(-)
0.237
(↓0.001)
2.930
(↓0.05)
6
(-)
ヤクルト
26412 0.388
(-)
13.5
(↓0.5)
74241
(-)
268
(-)
59
(-)
33
(-)
0.234
(-)
3.670
(-)