巨人(-降雨のため試合中止-)ヤクルト =リーグ戦10回戦(2023.06.27)・こまちスタジアム=
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◆巨人の外国人コンビ"ブリウォカ"が雨中パフォーマンスでファンを楽しませた。4年ぶりの秋田での開催となったヤクルト戦が試合前に中止が決定。ウォーカーは「マイナー時代の13年にも雨で試合が中止になったときにやったよ。ファンに少しでも楽しんでもらいたかった」と、グラウンドでヘッドスライディングを披露した。ブリンソンも「もっと滑れると思ったけど思ったよりも滑れなかったかな...」とずぶぬれになりながらアピールした。

◆巨人戸郷翔征投手(23)が、今季初めて金曜ローテに入ることになった。先発予定のヤクルト10回戦(秋田・こまちスタジアム)が雨天中止となり、30日阪神戦(東京ドーム)へのローテ変更が決まった。「同じカード頭なんで、同じ気持ちで入れる。今日もブルペンに入らずだったのでそのままいけると思います」と疲労感なく、3日後のマウンドに臨む。火曜日を主戦場とし、両リーグ最多8勝(1敗)を積み上げてきた戸郷が、相手のエース格と対峙(たいじ)する。本拠地・東京ドームでは3勝負けなしを誇り、上位の阪神との一戦に「1チーム1チーム倒していくことが上に上がる条件。チーム状態がいいところを倒せればと思います」と先陣を切る。

◆雨天中止に秋田市で生まれ金足農出身のヤクルト石山泰稚投手が「投げたかった」と残念そうだった。秋田出身は石川、成田(ともに秋田商出身)が所属するが、2人は遠征に同行していなかったため「3人で投げるのが理想でしたが、かなわなかったので石川さんに『頑張って』と言われてたんですが」と語った。だが地元で過ごした1日で「家族や友人、小さい頃に過ごした街並みを見て元気をもらいました」と英気を養った。

◆巨人のアダム・ウォーカー外野手(31)、ルイス・ブリンソン外野手(29)が中止決定後、試合を観戦できなかったファンのためにグラウンドでド派手なヘッドスライディングを披露した。2軍調整を経てこの日から昇格したブリンソンは「アメリカでも中止になった時はファンを楽しませるために何かやっていたので、ウォーカーと話してやろうと思った。なかなかいい出来だった」。ウォーカーも「野球選手として少しでもファンに喜んでもらいたかった」と笑顔で振り返った。秋田での4年ぶり巨人戦は無念の中止となったが、異例ともいえる助っ人のファンサービスで盛り上がった。

◆ヤクルトはなかなか状態が上がらず、下位低迷が続く。高津監督は「ディフェンスとオフェンスがかみ合わないと。(試合で)競ったところで先に抜けられるようなチーム状況にならないといけない」と危機感を募らせた。打率2割台前半にとどまる村上、山田の両輪の不振が響いている。監督は「この数年、スワローズをあの2人が引っ張ってくれた。責任を背負ってプレーしている。置かれた立場やチーム状況、自分がしなきゃいけないことはもう全部分かっていると思う」と気遣い、奮起を願った。(秋田)

◆巨人は2019年以来の秋田での試合だったが、天気には勝てなかった。原監督は「秋田のファンが非常に楽しみにしていた。残念だけど致し方ない」と話した。先発予定だった戸郷は30日からの阪神戦(東京ドーム)に回る。野手陣は秋田市内の高校の施設を借りて調整した。打撃好調の岡本和は「なかなか来られるところじゃないので試合をしたかった」と残念がった。(秋田)

◆巨人は27日、ヤクルト戦(秋田)が雨天中止となった。先発予定だった戸郷翔征投手(23)は、阪神3連戦(東京ドーム)の初戦となる30日の先発に回ることが決まった。「こういう機会で次は投げられるように天気をずらせたら」と冗談交じりに笑みを浮かべ「いい調整ができれば」と気を引き締めた。30日は菅野が先発するとみられていた。戸郷はハーラートップの8勝目を挙げた14日の西武戦(東京ドーム)を最後に実戦から遠ざかって状態を整えており、阿波野投手チーフコーチは「間隔が空きすぎるのは良くない」と説明した。秋田での巨人の主催試合は11年ぶりだった。原監督は「秋田のファンの方は本当に楽しみにされている部分があったと思う」と残念がった。(鈴木智紘)

◆主将への信頼は不変だ。ヤクルトは27日、巨人戦の中止決定後に28日の同カードに向けてバスで盛岡に移動。高津臣吾監督(54)は、本調子ではない山田哲人内野手(30)の先発起用を続ける方針を示した。「疲れたり、今日だけ(休養日を設ける)というのはあるかもしれないけど、誰かが代わってラインアップに並ぶのは今のところ考えていない」今季の山田は打率・223、8本塁打、22打点で、得点圏打率・133はリーグワースト2位。必要に応じて休養日を設けるが、出続けながら本来の打棒に戻ることを求める。同じく主軸の村上は3試合連続打点と復調気配。チームの得点圏打率・203はリーグワーストだけに、2人の復調こそ浮上への道。高津監督は「彼らだけじゃないけど、この数年、あの2人が引っ張ってくれたわけですから。責任を背負ってプレーしていると思う」と思いやりを見せつつ、期待した。(赤尾裕希)

◆ヤクルトは27日、秋田で予定されていた巨人戦が降雨のため中止となり、28日の同戦に向けてバスで盛岡に移動した。秋田県出身の石山泰稚投手(34)は故郷凱旋(がいせん)となったが、登板はかなわず残念がった。「小さい頃から育った場所なので、土地柄もよく知っていますし、懐かしむ部分もあります。ちょっと変わった部分もあるんですが、高校までこのこまちスタジアムでやっていたので、懐かしい気持ち、うれしい気持ちにもなったので。投げたかったです」石山は金足農高から東北福祉大、社会人・ヤマハと進み、2013年にドラフト1位でヤクルトに入団。ここまで通算462試合に登板し100ホールド、85セーブを挙げているが、プロで戦う土台を作ったのが秋田だった。前日には親にも会い、この日は親戚など約20人が訪れる予定だったが無念の中止。それでも「投げている姿を見せてあげたかったんですけど、チームのためにこれからもどんな場面でもチームの勝ちに貢献できるような、ピッチングはしたいなと思います。秋田にきて気持ちをリセットではないですけど、元気ももらいましたし、いろんな友達にも声をかけてもらったのでがんばっていきたい」と英気を養った。

◆ヤクルトは巨人戦が降雨中止となり、先発予定だったディロン・ピーターズ投手(30)はスライドせず28日の同戦(盛岡)は小沢怜史投手(25)が先発する。先発転向後は3試合で2勝0敗、防御率1・06と好調で、中9日での登板に向け、より力を入れて投げるためにブルペン投球を3日前にするなど調整。短距離ダッシュで汗を流した右腕は雨予報だが「天候に左右されることなくいつも通り投げたい」と意気込んだ。

◆七回表無死で降雨コールドゲームとなった。ヤクルトは三回に山田の3ランで先制し、六回は長岡の3ランで加点した。小沢は緩急を使って6回を3安打に抑え、プロ初完投が完封となり3勝目を挙げた。巨人は3連敗。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
阪神
39272 0.591
(↑0.006)
-
(↓0.5)
75262
(+11)
210
(+3)
33
(+1)
37
(+1)
0.240
(↑0.001)
2.850
(-)
2
(1↓)
DeNA
38271 0.585
(↓0.009)
0.5
(↑0.5)
77270
(+2)
232
(+3)
50
(-)
15
(-)
0.261
(-)
3.300
(-)
3
(-)
広島
36320 0.529
(↑0.007)
4
(↑0.5)
75238
(+3)
242
(+2)
43
(-)
34
(-)
0.246
(-)
3.260
(↑0.01)
4
(-)
巨人
35330 0.515
(-)
5
(-)
75257
(-)
259
(-)
79
(-)
21
(-)
0.256
(-)
3.710
(-)
5
(-)
中日
26411 0.388
(↓0.006)
13.5
(↓0.5)
75188
(+3)
224
(+11)
30
(+1)
22
(-)
0.238
(-)
2.890
(↓0.11)
6
(-)
ヤクルト
25412 0.379
(-)
14
(-)
75235
(-)
268
(-)
57
(-)
33
(-)
0.233
(-)
3.710
(-)