ソフトバンク(★1対3☆)楽天 =リーグ戦7回戦(2023.06.26)・東京ドーム=
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楽天
0100101003700
ソフトバンク
0000010001501
勝利投手:田中 将大(4勝4敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(1勝2敗15S))
敗戦投手:和田 毅(5勝3敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】柳田 悠岐(11号・6回裏ソロ)

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◆楽天は2回表、山崎の適時二塁打で先制に成功する。その後1-2となって迎えた7回には、1死満塁の好機で小深田が適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・田中将が7回1失点の好投で今季4勝目。敗れたソフトバンクは、打線が1得点のみと振るわなかった。

◆今年2月に42歳を迎えたソフトバンク和田毅はここまで9試合登板して5勝2敗。42歳以上でシーズン6勝以上は昨季石川(ヤクルト=42歳)まで6人、7度あるが、パ・リーグの投手が記録した例は過去になし。和田が田中将との投げ合いに競り勝ち、パ・リーグ初となる42歳以上の6勝目をマークできるか。

◆首位ソフトバンクは東京ドームでの楽天戦を今季初の「鷹の祭典」として開催する。昨季は1勝8敗と大きく負け越し、祭典が「災難」のような結果に...。試合前、1年前のことを聞かれ、藤本博史監督(59)は「(鷹の祭典が)盛り上がるって言っても、負けてたらあかんからね。去年は悪かったからね。今年は逆になるように頑張ります」と意気込んだ。さらに初戦は2年連続で黒星スタートだけに、「一発目、さあ頑張りましょう」と声を張り上げた。特別ユニホームのベースカラーはエメラルドカラー。「再生」と「幸運」の思いが込められ、3年ぶりの日本一奪還を目指して再び飛躍し、チームとファンに幸運をもたらす特別色として採用した。今季も同イベントとして9試合を予定。昨季のイメージを払拭し、勝ち星を量産していきたいところだ。

◆ソフトバンクの孫正義オーナー(65)が東京ドームで開催した楽天戦で初めて始球式を務めた。背番号68のユニホームを着て甲斐のミットにワンバウンド投球で届け、恒例イベント「鷹の祭典」の初戦を盛り上げた。「ワンバウンドでしたからね。自分としては悔しいです」と振り返り、「多くのファンの皆さんの前で、名誉のある始球式ができて幸せです」と話した。ちなみに背番号68のわけを「僕のゴルフの生涯ベストスコア68でした」と笑顔で明かした。

◆/手応え充分過ぎる一撃\ギータが放った反撃の11号弾同級生マー君から特大の一発?#プロ野球(2023/6/26)??ソフトバンク×楽天??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #sbhawks pic.twitter.com/OH3nnrmCrY

◆/羽根を広げ High Five!\小郷裕哉のスーパープレー?フェンス際でジャンピングキャッチが炸裂?#プロ野球(2023/6/26)??ソフトバンク×楽天??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #RakutenEagles pic.twitter.com/vEi2RnoPLB

◆楽天田中将大投手(34)が7回1失点と好投し、日米通算194勝目を挙げた。99球を投げ、5安打1失点に抑え、今季4勝目をマークした。東京ドームでの勝利は10年ぶり。「状態は上がってきているので、直球系がしっかりと投げられて、変化球も生きたと思います。今日もバックの守りに助けられて、緊張感のある試合ができたので感謝したいです」交流戦明け、最初の登板。前日、リスタートか、と問われると「頑張りまーす」と肩の力を抜いて答えた。「どのチームが相手でも一緒。先頭バッターを出すと得点につながる確率が上がる」。初回、先頭の中村晃に三遊間を破られそうな当たりを打たれた。だが、三塁村林が横っ跳び。ゴロに仕留め、波に乗った。3回には2死満塁を迎えるも、栗原を1球で一ゴロ。スプリットを低めに制御し、タイミングをずらした。直前の柳田には、150キロの直球でぐいぐい押した。10球の末、四球にはなったが、硬軟織り交ぜソフトバンク打線を抑えていった。6回先頭で柳田にソロを打たれたが、経験値の詰まった投球だった。チームは前日まで今季3度目の5連敗を喫したが、連敗ストップ。田中将自身、不本意なことも多いシーズンとなっているが、浮上へ向け腕を振る。最後はファンに向けて「まだまだここからいきますので、ともにがんばりましょう」と呼びかけた。

◆/これが熟練の技か\田中将大が自らを助ける好プレー!角度のないところから絶妙な送球捕った鈴木大地もナイス反応???#プロ野球(2023/6/26)??ソフトバンク×楽天??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #RakutenEagles pic.twitter.com/lOn0L0bcPA

◆/抑えた松井吼えた田中\先頭に四球与えるもそこから無失点松井裕樹が締めて連敗ストップ!田中将大が7回1失点で4勝目???#プロ野球(2023/6/26)??ソフトバンク×楽天??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #RakutenEagles pic.twitter.com/eqbkiO3CzU

◆ソフトバンク先発和田毅投手が5回77球、2失点で3敗目を喫した。2回2死から鈴木大、山崎の連続二塁打で先制を許し、その後の2死満塁はしのいだが、5回も1点を失った。「調子は良かったと思います。ただ粘らなければいけないところで粘ることができなかった」。パ・リーグ初の42歳以上での6勝到達は持ち越し。「悔しい投球になってしまった」と振り返った。

◆マー君がチームの連敗を5で止め、リーグ戦再開後の初勝利をもたらした。楽天田中将大投手(34)がソフトバンク打線を7回5安打1失点に抑え、今季4勝目。約1カ月ぶりの白星で、日米通算194勝として、200勝まで残り6勝とした。最速151キロの直球に力が戻り、ツーシーム、スプリット、スライダーが生きた。東京ドームでの勝利は10年ぶり。最下位に沈むが、夏本番を前に浮上への1歩とする。田中将は笑っていた。2点リードで迎えた7回先頭。ソフトバンク三森にボテボテのゴロを打たせると、マウンドから猛然と駆け降りた。体勢を崩しながら一塁へ投げる。ぎりぎりのタイミングでアウト。自らの好フィールディングもあったが「ファーストの(鈴木)大地、(ボールが打者走者と重なり)見えてないですからね。先頭だったし非常に大きかった」と感謝のスマイルだった。5回2死では近藤の大飛球を右翼小郷がフェンス際、ジャンプでもぎ取った。ここでも笑顔で応えた。鬼気迫る表情が代名詞の右腕だが、仲間たちのもり立てに喜怒哀楽の"喜"も忘れなかった。心中は燃えていた。チームは5連敗で交流戦明け、いまだ勝ち星なし。「流れを止めるのは自分しかいない」と強い決意で臨んだ。自身も黒星先行。7失点が2度もあった。モヤモヤが募らないはずがない。ただ「目の前のこと、やってくだけです。1日1日だし、先、見たって、どうなるわけじゃない」とぶれなかった。状態は「上がっている」から直球が走り、同じ軌道からのツーシーム、スプリットが生きた。1-0の3回2死一、二塁で柳田。150キロ台を続けた勝負は10球の末に四球。だが、続く栗原を初球スプリットで一ゴロ。硬軟織り交ぜた経験値が詰まっていた。相手左腕にも刺激を受けた。今や、数少なくなった年上の42歳和田との投げ合い。「大先輩だけど、自分を高めて去年最速も出して。自分自身も年取って落ちていくところもあるけど、どう向き合って緩やかにしていくか。まだまだ伸びるところもあるかも知れない」ときっぱり言った。お立ち台でファンに言った「まだまだ、ここから行きます。ともに頑張りましょう」の誓い。そう、マー君も、楽天も、まだまだここからだ。【古川真弥】○...楽天打線が小刻みに田中将を援護した。2回2死から、鈴木大、山崎の連続二塁打で先制。山崎は「打ったのはスライダー。先制できて良かったです」。5回は辰己、7回は小深田と適時打を重ね、好機を確実にものにした。石井監督は「得点したから、投手も1点の失点は大丈夫とプレッシャーから解放された」と、投打がかみ合ったことを評価した。▽楽天石井監督(田中将に)「真っすぐは、いい感じで投げられていた。真っすぐが軸にできるから、スプリットやスライダーが生きる。相乗効果はあった」

◆あぁ「鷹の祭典」で首位陥落...。ソフトバンクが楽天に競り負け、連敗で3位に後退した。柳田悠岐外野手(34)が6回に放った11号ソロによる1点のみで、2戦続けて反撃が遅れた。レプリカユニホームを配布する「祭典」で客席がエメラルド色に染まる中、3年連続の黒星スタートとなった。看板イベントながら昨年は1勝8敗と大きく負け越し、年をまだいで4連敗となった。東京ドームのスタンドに映えるエメラルド色がむなしかった。2点を追う9回2死二塁。野村大は楽天松井裕のフォークを引っかけ三ゴロに終わった。「鷹の祭典」は今年も黒星スタート。特別カラーのレプリカユニホームを着た4万超の観衆から「あ~~」というため息が充満した。昨季は2戦2勝と好相性だった田中将に、これで2戦2敗。藤本博史監督(59)は「低め低めにうまいこと投げていた。3回で1点でも取ってたら変わっているけど、そう簡単には打てなかったかな」と振り返った。3回は1死一、二塁と同点機を作り、3番近藤は中飛。4番柳田が四球でつなぐも、5番栗原は初球を打って出て一ゴロだった。満塁機を生かせなかった。ただ、このお祭りムードに黙ってなかったのが主将の柳田だった。2点を追う6回。田中将の外角直球を強振し、2試合連続の11号ソロをバックスクリーンへたたき込んだ。通算250本塁打に王手をかけ、鷹党のボルテージも一気に上がった。それだけに、主砲は「たくさんの声援をもらったのに、勝ちゲームを見せられなくて残念です」と険しい表情だった。昨年の鷹の祭典は1勝8敗で、SNSでは「鷹の災難」と嘆きのツイートも広まっただけに、雪辱の思いは強かった。ロッテ、オリックスとも試合がなく、連敗したソフトバンクは首位から一気に3位へ転落した。移動日を挟み、28日からは本拠地ペイペイドームで再び楽天2連戦を迎える。藤本監督は「明日休んで、リフレッシュしましょう」と気持ちを切り替えた。【佐藤究】

◆東京ドームで田中将大投手(34)が勝つのは、24連勝で球団初優勝に導いた13年以来10年ぶりのこと。だが「東京ドーム&田中将大」で真っ先に思い出されるのは、その1年前、12年5月30日の巨人戦だ。杉内との息をのむ投手戦。田中将は7回に高橋由に2ランを打たれ、8回2失点完投負けを喫した。一方の杉内は史上75人目のノーヒットノーラン。球史に残る名勝負だった。巨人川口投手総合コーチ(当時)の言葉が印象的だった。「マー君がノーヒットノーランを取らせてくれたよ。マー君がいたから、こういう試合展開になった」。この日は、杉内と同い年でホークスをともに支えた和田との投げ合い。試合後の通路で田中将と和田は一緒になり、労をねぎらい合うように笑顔を交わした。確かに、マー君はかつての剛腕ではなくなったかも知れない。だが、和田もそうだが、現在地を受け止め進歩を止めない。だから、5回で終わったとしても、2人の投げ合いは見応えがあった。【11~14年楽天担当=古川真弥】

◆楽天がチームの連敗を5で止め、交流戦明け、最初の勝利を挙げた。7回1失点の田中将大投手(34)を、打線が小刻みに加点し援護した。2回の先制打は、山崎剛内野手(27)。その山崎に代わり、前日に今季初スタメンを果たし2安打した村林一輝内野手(25)は、この日も2安打に1犠打1盗塁と活躍した。2回2死二塁、山崎はソフトバンク和田のスライダーを左前に落とした。「先制できて良かったです」と短い言葉に喜びを込めた。前日の西武戦では遊撃スタメンの座を村林に譲り、出番がなかった。悔しさはあったはず。翌日の第1打席で、すぐに結果を出した。前日に今季初スタメンで2安打した村林は、この日は三塁で先発出場。山崎に続く8番を打ち、2安打1犠打1盗塁。5回は先頭で右前打を放ち、二盗を決め、辰己の二塁打で生還。7回無死一塁では犠打を決め、3点目につなげた。レギュラー確保へ、2試合続けてアピールした。「自分のできることをすることで、チームの勝ちに貢献できる。常に心がけていることです」と胸を張った。石井監督は「(山崎がスタメンに戻り)村林も、いい感じでプレーできている。お互い、切磋琢磨(せっさたくま)してやっていければいいと思います」と目を細めた。チーム内競争が、最下位脱出につながるはずだ。

◆ソフトバンクの孫正義オーナーが始球式を務めた。白色基調のホーム用ユニホームに身を包み、捕手の甲斐へワンバウンドで球を投じた。始球式は初めてだったといい「緊張したが、ファンの皆さんの前でできて幸せ」と笑顔を浮かべた。この日は恒例イベント「鷹の祭典」で、鮮やかなエメラルド色に染まった観客席から拍手が上がった。3年ぶりのリーグ制覇と日本一を目指す選手へ「何でも一番が気持ちいい。ここからぶっちぎって、優勝してほしい」とエールを送った。(東京ドーム)

◆ソフトバンク・柳田悠岐外野手(34)が0-2の六回、楽天・田中将の145キロをとらえ、豪快にバックスクリーンに放り込んだ。2試合連発となる11号ソロ。広報を通じて「打ったのは真っすぐ。いいスイングで捉えることができました。1点返すことができて良かったです。何とか逆転できるように頑張っていきます」とコメントした。

◆楽天が連敗を5で止めた。田中将は制球良く、7回5安打1失点で4勝目を挙げた。松井裕が15セーブ目。二回に山崎の適時二塁打で先制し、五、七回にも1点を加えた。ソフトバンクは和田が5回2失点で3敗目。3位に転落した。

◆力投で試合をつくった。楽天・田中将大投手(34)が7回5安打1失点で3奪三振。2点リードを守って2番手・鈴木翔にバトンを渡し、5月31日のDeNA戦以来の4勝目(4敗)を挙げた。「東京ドームは何度も投げているので大丈夫です。頑張ります」と臨み、ソフトバンク主催試合で存在感をみせつけた。この日は「鷹の祭典 2023」と銘打たれ、場内は〝鷹党〟で埋め尽くされた。「相手はすごい盛り上がる日だと思いますけど、僕の投球を楽しみに来てくださる野球ファンの方もいらっしゃると思う」。四回まで再三のピンチを招いたが、要所を締めて切り抜けた。2―0の六回先頭、柳田に中越えソロを被弾した1失点でしのいだ。石井監督は「勝負の分かれ目でどれだけ集中力を出せるか。先発は六回まで投げてほしい」とリクエストし、ベテランはその期待に十分に応えた。チームの連敗は「5」でストップした。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ロッテ
34254 0.576
(-)
-
(↓0.5)
80222
(-)
210
(-)
42
(-)
39
(-)
0.232
(-)
3.180
(-)
2
(1↑)
ORIX
38282 0.576
(-)
-0.5
(↓0.5)
75256
(-)
219
(-)
54
(-)
26
(-)
0.253
(-)
3.010
(-)
3
(2↓)
ソフトバンク
36272 0.571
(↓0.01)
0
(-)
78246
(+1)
217
(+3)
45
(+1)
28
(-)
0.248
(↓0.001)
3.140
(-)
4
(-)
日本ハム
32370 0.464
(-)
7
(↑0.5)
74228
(-)
220
(-)
53
(-)
38
(-)
0.229
(-)
2.820
(-)
5
(-)
西武
28381 0.424
(-)
9.5
(↑0.5)
76190
(-)
226
(-)
47
(-)
39
(-)
0.229
(-)
3.080
(-)
6
(-)
楽天
27381 0.415
(↑0.009)
10
(↑1)
77203
(+3)
268
(+1)
51
(-)
46
(+1)
0.225
(-)
3.540
(↑0.04)