1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0 | 0 |
ソフトバンク | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1X | 3 | 11 | 0 | 0 |
勝利投手:オスナ(1勝0敗13S) 敗戦投手:ワゲスパック(3勝4敗2S) |
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◆ソフトバンクがサヨナラ勝利。ソフトバンクは初回、栗原の犠飛と柳町の適時打で2点を先制する。その後同点とされて迎えた9回裏には、1死三塁の好機から中村晃の適時打が飛び出し、試合を決めた。投げては、3番手・オスナが今季初勝利。敗れたオリックスは、打線がつながりを欠いた。
◆オリックス山岡泰輔が苦手ソフトバンク戦に先発。通算42勝している山岡だが、これまでソフトバンク戦は13試合に登板して0勝5敗、防御率5・62。日本ハム戦12勝、楽天戦11勝、ロッテ戦8勝、西武戦7勝と、パ・リーグの他球団からは7勝以上しているのに、ソフトバンク戦だけ白星がない。
◆/先制直後に欲しいもう1点\柳町達が鮮やかな逆方向初回に追加点となるタイムリヒット???プロ野球(2023/6/24)??ソフトバンク×オリックス??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/6eWOvX2SOn
◆ソフトバンクの球団創設85周年&ドーム開業30周年記念イベント「ダブルアニバーサリーデー」が24日、オリックス戦で実施された。試合前に元監督で11年にソフトバンク初の日本一に導いた秋山幸二氏(61)がセレモニアルピッチに登場。捕手役を務めた今宮に見事なストライクボールを投じた。秋山氏は「練習していなくても、体の使い方とか技術は身についているんです」と納得の表情で振り返った。
◆オリックスが紙一重のところで今季3度目のサヨナラ負けを喫した。連敗するのは、3連敗した7~9日以来。2-2のまま迎えた9回、4番手のジェイコブ・ワゲスパック投手(29)が先頭に内野安打を許すと、犠打から三盗を決められて1死三塁。最後は中村晃に直球を左翼へ運ばれ、勝敗が決した。その直前の9回表の攻撃。2死から紅林弘太郎内野手(21)が放った打球は左翼フェンス際へ。一瞬スタンドインかと思われたが、フェンスの最上部に当たりグラウンドへ戻った。二塁打となり、続くマーウィン・ゴンザレス内野手(34)の当たりも痛烈ながら、左翼手に捕球された。「一番上に当たってね...」と、ベンチから見ていた中嶋聡監督(54)は振り返ったが、結果に言い訳はなかった。「たらればはいっぱいありますけどね。入ってればとか抜けてればとか。向こうの守備ももちろんですし、そこをなんとかこじ開けていかないといけないと思うので」。紅林自身も「運」のなさに言及しつつ、結果を受け止めた。「あれが入ってれば展開も違ったと思いますし、今日は運がなかったです。(3回のチャンスで好捕された)森さんのセカンドゴロもそうですし。でも、これも野球なので。また切り替えてやるしかないです」。これで首位ソフトバンクとは1ゲーム差となったが、今カードはまだ残り1試合。アンラッキーはこの試合で全てはき出し、連敗を止める。
◆ソフトバンク先発東浜巨投手が7回2失点の粘投も6勝目を手にできなかった。初回に2点を先制してもらったが、3回2死から3連打で1点差とされると、6回には四球をきっかけに頓宮の犠飛で同点とされた。「全体的に出力が上がらず苦しい投球だったが、丁寧に投げることはできた」。7安打を許したものの90球でまとめ、7回は3者三振で締めた。「何とか粘りながら投げた。2点目が悔やまれる」と次回登板への糧とする。
◆オリックス 山岡が今季最多111球で、6回8安打2失点の粘投も、またも勝利はつかめなかった。「試合の入りは力んでしまい、四球を出したところは反省しなければいけません」。初回こそ2四球がからんで2失点も、その後は要所を抑えた。「2回以降は変化球をうまく使えたと思いますし、なんとかゲームをつくることが出来た点は良かった」。今季は11試合の登板で防御率1・86も1勝0敗。次こそ味方の援護を受け白星を挙げたい。
◆がっちり首位キープだ! ソフトバンクが今季6度目のサヨナラ勝ちで、オリックスとの首位攻防戦に連勝した。2-2の9回1死三塁。1番中村晃外野手(33)が左中間へ殊勲の一打を放った。今季2度目の4連勝で、交流戦を含む3カード連続で勝ち越し。貯金は今季最多の11に伸ばし、2位オリックスとは1ゲーム差に広げた。劇勝の勢いそのまま、一気に3タテを食らわせ首位ロードを突き進む。最後は自らのバットで試合を決めた。ゲーム差なしで並ぶオリックスとの首位攻防戦第2ラウンド。2-2の9回1死三塁。フルカウントから2球ファウルで粘ってからの8球目。中村晃はオリックス4番手ワゲスパックの高め直球を流し打った。打球は遊撃手の頭上を越え左中間で弾んだ。ホークスナインは一斉にベンチを飛び出し、ヒーローは歓喜の輪の中心で喜びを分かち合った。お立ち台では充実感を漂わせながら「何とか決着をつけたいと思っていた。勝てて良かったなと思います」と勝利の味をかみしめた。「ヒットゾーンに飛んだとは思っていた」。振り抜いた瞬間に、サヨナラ勝ちと確信した。サヨナラ打は20年以来自身3度目。20年当時はコロナ禍のため観客は人数制限があり、声出し応援も禁止だった。人数制限なしのサヨナラ打は15年までさかのぼるが、このときは押し出し四球だった。この日は3万9000人を超える観客にも後押しされた。中村晃は言う。「やっぱり、お客さんに見られてこそプロ野球選手。応えられて良かったです」。絶好の舞台を整えたのは三森だった。9回の攻撃。先頭で打席に立ち、内野安打で出塁し犠打で二進。中村晃の打席では3球目に三盗を成功させた。藤本博史監督(59)は「隙があれば前の塁を狙っていく。あそこでいける勇気のある三森のファインプレーですね」とたたえた。中村晃も「(三進で)バッターとしてチャンスが増える。打った方よりランナー(三森)をほめるべきじゃないですか」と感謝した。オリックスに2連勝で首位攻防戦に勝ち越し。チームは交流戦から4連勝と波に乗っており、貯金は今季最多の11に到達した。「何とか(3)連勝して終わりたいなと思います」と中村晃。劇勝の勢いそのまま、宿敵に3タテを食らわせて一気の首位固めを狙う。【佐藤究】
◆ソフトバンクがサヨナラ勝ちで4連勝とした。2―2の九回に三森の内野安打を起点に1死三塁とし、中村晃が左前へ適時打を放って試合を決めた。3番手のオスナが今季初勝利。オリックスは好機であと一本出なかった。
◆オリックスは2点差を追い付いたものの、九回にワゲスパックが痛打され、サヨナラ負けした。首位攻防戦で2連敗となり中嶋監督は「たらればを言えばいっぱいあるが、そこをこじ開けていかないといけない」と厳しい表情だった。九回の攻撃では相手の守護神オスナに対し、2死から紅林が左翼へ大飛球を放つ。勝ち越し本塁打かと思われたが、フェンス最上部に当たって跳ね返り二塁打に。続くゴンザレスも捉えた当たりで左飛に倒れるなど、紙一重の差で得点を逃した。紅林は「きょうはいろいろ運がなかった。これも野球なので切り替えるしかない」と前を向いた。
◆球団の歴史、仲間の思いを受け止め、勝負師の血が騒いだ。「決めてやる」-。思いを込めたひと振りでピリオドを打った。ソフトバンクが今季6度目のサヨナラ勝ちで首位攻防戦を2連勝。殊勲打の中村晃は二塁ベース付近でナインの手荒い祝福を受けた。「何とか決着をつけたいと思っていましたし、三森が勇気ある盗塁をしてくれたので、僕も絶対打ってやろうと思っていました」2-2の九回。4番手・ワゲスパックから先頭の三森が遊撃への内野安打、続く甲斐の犠打で1死二塁とし打席へ。カウント2-0からの3球目で仲間の姿が目に飛び込んできた。二走・三森が三盗に成功。中村晃は燃えた。フルカウントからの8球目。高めの速球を振り抜くと、打球は左中間を破り、自身2020年以来のサヨナラ打となった。今年は球団創設85周年と福岡に誕生したドーム開業30周年とダブルで節目を迎えた。この日は今季4度目の「ダブルアニバーサリーデー」として開催。1999年にダイエーとして初の日本一を達成したビジターの黒を基調とし、アレンジを加えた特別なユニホームを着用した。同イベントでは4戦4勝と勝率は10割。そのうち3度はサヨナラと縁起はいい。先人が紡いできた常勝への思いが、確かに受け継がれている。これで今季2度目の4連勝。貯金も最多を更新し「11」まで伸ばした。昨季は勝率で並んだオリックスと直接対決の差で涙をのんだが、今季は6勝4敗1分けとリードし、1ゲーム差とした。覇権奪回へ、中村晃が満員御礼の本拠地で誓った。「あすもここで試合がありますので、何とか連勝して終わりたいと思います」前日23日にはエース山本から勝ち越し打を放った鷹の切り込み隊長。リーグ最多の74安打に加え、23打点と勝負強さも際立っている。この勢いでライバルを一気にたたく。(北池良輔)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
36 | 25 | 2 | 0.590 (↑0.007) | - (-) |
80 | 243 (+3) | 210 (+2) | 43 (-) | 28 (+1) |
0.251 (↑0.002) | 3.130 (↑0.02) |
2 (-) |
ORIX |
37 | 28 | 2 | 0.569 (↓0.009) | 1 (↓1) |
76 | 252 (+2) | 217 (+3) | 54 (-) | 25 (-) |
0.253 (-) | 3.020 (-) |
3 (-) |
ロッテ |
33 | 25 | 4 | 0.569 (↑0.008) | 1.5 (-) |
81 | 216 (+5) | 205 (+4) | 39 (+2) | 38 (-) |
0.231 (-) | 3.150 (↓0.02) |
4 (-) |
日本ハム |
32 | 36 | 0 | 0.471 (↓0.007) | 7.5 (↓1) |
75 | 223 (+4) | 214 (+5) | 52 (-) | 38 (+1) |
0.227 (↑0.001) | 2.780 (↓0.02) |
5 (1↑) |
西武 |
27 | 38 | 1 | 0.415 (↑0.009) | 11 (-) |
77 | 185 (+1) | 224 (-) | 45 (+1) | 38 (+1) |
0.227 (-) | 3.100 (↑0.05) |
6 (1↓) |
楽天 |
26 | 37 | 1 | 0.413 (↓0.006) | 11 (↓1) |
79 | 198 (-) | 262 (+1) | 51 (-) | 45 (-) |
0.224 (↓0.001) | 3.550 (↑0.04) |
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