1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0 | 1 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 |
勝利投手:髙橋 光成(5勝5敗0S) (セーブ:増田 達至(2勝1敗11S)) 敗戦投手:辛島 航(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆投手戦を制した西武が3連勝。西武は両軍無得点で迎えた5回表、岸のソロで先制する。投げては、先発・高橋光成が8回4安打無失点の快投で今季5勝目。最後は2番手・増田が締めた。敗れた楽天は先発・辛島が試合をつくるも、打線が終盤の好機を生かせなかった。
◆台湾プロ野球「楽天モンキーズ」のチアリーダー「Rakuten Girls」が、2日連続で楽天モバイルパークでパフォーマンスを行った。YURI(ユリ)、十元(ヒメ/シーユエン)、琳妲(リンダ)の3人が来場。Rakuten Girlsが仙台に来るのは、2年連続となった。試合前は、ステージでダンスパフォーマンス。日本のファンとふれあった。グラウンドでは日本語で自己紹介を行い、拍手が送られた。23日から3日間、楽天モバイルパークで楽天の応援を盛り上げる。24日は、楽天の公式チアリーダー「東北ゴールデンエンジェルス」とのコラボパフォーマンスや、試合中にスタジアムDJを務めた。
◆西武のドラフト1位ルーキー、蛭間拓哉外野手(22=早大)が、プロ初安打を放った。1-0の5回2死走者なし、楽天辛島に対しカウント3-1からの5球目、内角131キロカットボールを捉え、右前に落とした。前日23日にプロ初先発初出場を果たしたが、3打数無安打1四球だった。この日、通算6打席目で初めて「H」ランプをともし、塁上で笑顔。「打ったのはスライダー系のボールでした。当たりは良くなかったですけど、いかにも自分らしい、泥くさいヒットでした!」と喜んだ。
◆/ライナーなら風も関係ない\風を切り裂く岸潤一郎の打球??試合を動かしたのはホームランでした?プロ野球(2023/6/24)??楽天×西武??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/RVIpvBo3vO
◆楽天は4連敗を喫し、最下位に転落した。先発辛島が5回1/3を1失点と粘った一方で、打線が西武先発高橋を崩せず。4安打と封じられた。それでも7回は2死満塁、8回は1死一、二塁のチャンスを作ったが、あと1本が出なかった。今季8度目の0封負け。石井一久監督(49)は「守りからプレッシャーをかけ続けてというところはできた。ただ、得点になかなかあと1歩結びつかなかった」と肩を落とした。
◆西武エースの高橋光成投手(26)が8回4安打無失点で5勝目を挙げ、防御率1・92でオリックス山本を抜きリーグトップに浮上した。7回2死満塁、8回1死一、二塁のピンチも最速155キロの直球を軸に粘り強くしのぎ、「1-0で勝てたのはすごく自信につながります」と喜んだ。イニング間にはキャッチボールを行わず、ベンチで瞑想(めいそう)する場面も。「自分を落ち着かせる意味でも、やってみようかなと」と話した。
◆西武ドラフト1位の蛭間拓哉外野手(22=早大)がプロ初安打を放った。1-0の5回2死走者なし、楽天辛島の内角131キロカットボールに食らいつき右前にしぶとくポトリ。「当たりは良くなかったですけど、いかにも自分らしい、泥くさいヒットでした!」と塁上で白い歯を見せた。前日23日にプロ初先発初出場も3打数無安打1四球。この日も硬さはあったと言うが、「何とか次につなごうと意識をしていたので、その結果がラッキーですけど、ヒットになった」。バッグに大事にしまった記念球に目をやり、「この1本の喜びのために、もっともっと練習して、最終的には自分の目標である2000本安打を達成できるように、積み重ねていけたら」と力強く話した。ルーキーの活躍もあり、今季2度目の3連勝でカード勝ち越しを決めて5位浮上。松井監督も「形はどうあれ『H』がつくのは、本人が一番うれしい。早い段階で1本出たのは良かった」と評価した。
◆西武のドラフト1位、蛭間拓哉外野手(22)がプロ6打席目にうれしい初安打を放った。蛭間は深く考える青年だ。自分のことも、誰かのことも。浦和学院(埼玉)でプレーした。規律も含め、厳しい高校だった。なぜ頑張れたか。「浦学に来てる理由っていうのが、絶対に甲子園に行きたいから親元を離れて、3年間あんなめちゃくちゃきついところに行ってて。甲子園のためにきついことを乗り越えてやっていたので」。だから、動かずにはいられなかった。早大進学後、コロナ禍で2学年下の後輩たちの夏の大会がなくなった。「相手の身になって考えると、とてもつらい。監督さんやコーチも、大会がなくなるなんて経験していない。大人の方々が生徒たちにどういう声をかけていいのか分からない状況だと思ったので。何が力になれるかを考えて」同期生32人のライングループに提案し、実行した。大枠のメッセージを決め、出席番号順にひと言ずつ割り振り、各自で撮った動画を集める。「編集が得意なやつがいたので」頼んで、メッセージ動画が完成。後輩たちに送った。「卒業生が感じていることを伝えることで、現役の選手たちに響くのかなと。腐らず最後までやってほしいなと」もちろん、現在西武のチームメートになった渡辺勇太朗投手(22)も参加した。「甲子園に出て優勝するためにやっていたので、すごくかわいそうで、自分でも力になれればなと思って。拓哉を中心にみんなで話して」。メッセージの最後は頼れる主将だった蛭間が締めた。「頑張ろう!!」熱い思いが後輩たちの心を震わせた。森士前監督(59)は「涙、止まらなかったね」と今も当時を懐かしむ。【西武担当 金子真仁】
◆西武が3連勝で楽天と入れ替わって5位浮上。高橋が8回4安打無失点の力投で5月13日以来の5勝目を挙げた。打線は0―0の五回に岸が辛島からソロ本塁打を放って援護。楽天は終盤の好機であと一本が出ず、4連敗で最下位転落。
◆西武の高橋は8回を4安打に抑え、無失点で5勝目。自身の連敗を4で止めた。終盤のピンチを耐え「1―0で勝てたので、すごく自信になる」と晴れやかな表情で言った。七回2死満塁では山崎を二ゴロ、八回2死一、二塁で4番浅村を中飛としのいだ。ともに外寄りの変化球で打ち取り、チームを最下位脱出に導いた。イニング間のベンチでは目を閉じて瞑想。「自分を落ち着かせる意味で」と心を整え、好投につなげた。防御率は1・92でリーグトップに浮上し「よっしゃー」と軽快に帰りのバスへ乗り込んだ。
◆西武の岸が五回に2号ソロで均衡を破った。好投していた辛島のカーブを引っ張って左越えへ。この一発が両チーム唯一の得点となり「(高橋)光成が本当に頑張っていたので」と喜んだ。高知・明徳義塾高時代は甲子園大会で活躍。出場2試合続けて本塁打と起用に応え「チームのためになれるように必死で一瞬、一瞬過ごしている感じ」と力を込めた。
◆渦中の〝ロン毛〟をなびかせて、エースが試合を支配した。西武・高橋光成投手(26)が8回4安打無失点で、チームトップに並ぶ5勝目を挙げた。「初回からしっかり飛ばした。苦しい日が続いたけど、勝つとうれしい。1―0で勝てたので、すごく自信になる」雨の舞う杜の都で、5月13日の楽天戦以来、自身の連敗を4で止める白星。六回までに許した安打は一回2死からの左前打のみ。この日最速は155キロを計測した。七回2死満塁では山崎を二ゴロ、八回2死一、二塁で4番浅村を中飛としのいだ。ともに外寄りの変化球で打ち取り、チームを最下位脱出に導いた。松井監督は「エースですから。本当によく投げてくれた。言うことはない」と絶賛した。邪念、雑音を力投で振り払った。21日に開催された球団の親会社、西武ホールディングスの定時株主総会。株主の一人から選手が長髪でプレーすることに「非常に見苦しい。食事がまずくなる。スポーツ選手としてどうなのか?」との指摘があった。高橋は、春季キャンプで今井とともに「チームロン毛」を結成。今井もここまで3勝。ワイルドな風貌で打者を威圧している。賛否両論あるものの、高橋の野球への取り組みに乱れはない。イニング間のベンチでは目を閉じて瞑想する。「いま取り入れている。自分を落ち着かせて集中する感じです」。防御率は1・92でリーグトップに浮上し「よっしゃー」と軽快に帰りのバスへ乗り込んだ。ロン毛論争どこ吹く風で、右腕の評価は上がるばかりだ。(広岡浩二)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
36 | 25 | 2 | 0.590 (↑0.007) | - (-) |
80 | 243 (+3) | 210 (+2) | 43 (-) | 28 (+1) |
0.251 (↑0.002) | 3.130 (↑0.02) |
2 (-) |
ORIX |
37 | 28 | 2 | 0.569 (↓0.009) | 1 (↓1) |
76 | 252 (+2) | 217 (+3) | 54 (-) | 25 (-) |
0.253 (-) | 3.020 (-) |
3 (-) |
ロッテ |
33 | 25 | 4 | 0.569 (↑0.008) | 1.5 (-) |
81 | 216 (+5) | 205 (+4) | 39 (+2) | 38 (-) |
0.231 (-) | 3.150 (↓0.02) |
4 (-) |
日本ハム |
32 | 36 | 0 | 0.471 (↓0.007) | 7.5 (↓1) |
75 | 223 (+4) | 214 (+5) | 52 (-) | 38 (+1) |
0.227 (↑0.001) | 2.780 (↓0.02) |
5 (1↑) |
西武 |
27 | 38 | 1 | 0.415 (↑0.009) | 11 (-) |
77 | 185 (+1) | 224 (-) | 45 (+1) | 38 (+1) |
0.227 (-) | 3.100 (↑0.05) |
6 (1↓) |
楽天 |
26 | 37 | 1 | 0.413 (↓0.006) | 11 (↓1) |
79 | 198 (-) | 262 (+1) | 51 (-) | 45 (-) |
0.224 (↓0.001) | 3.550 (↑0.04) |
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