1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 4 | 7 | 0 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 |
勝利投手:サイスニード(5勝3敗0S) 敗戦投手:小笠原 慎之介(4勝5敗0S) |
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◆ヤクルトは4回表、1死一三塁の好機から村上が適時二塁打を放ち、先制に成功する。そのまま迎えた8回には、中村と山田の連続適時二塁打で3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・サイスニードが9回無失点の快投。今季5勝目を来日初完封で飾った。敗れた中日は、打線が振るわなかった。
◆ヤクルトがリーグ戦再開初戦の1番に、並木秀尊外野手(24)を起用した。並木のスタメンは5月25日阪神戦以来、約1カ月ぶり今季5試合目。相手先発が同じ小笠原だった5月12日の中日戦では、三振、中前打、右前打で3打数2安打だった。交流戦の終盤でスタメンを務めていた青木宣親、山崎晃大朗、内山壮真らはベンチスタートとなった。
◆/4番の仕事をしっかりと\4試合連続ヒットと好調村上宗隆が先制タイムリー2ベース?プロ野球(2023/6/23)??中日×ヤクルト??Live on DAZN#DAZNプロ野球#swallows pic.twitter.com/AnOrMliGmy
◆ヤクルトは球界きっての俊足、並木秀尊外野手(24)の1番起用がズバッと決まった。5月25日阪神戦以来、約1カ月ぶりにスタメンに抜てきすると、4回先頭でチーム初安打となる左中間三塁打を放った。通常は左中間の当たりでは三塁打は難しいが、広いバンテリンドームで俊足を生かした。その後、4番村上宗隆の適時二塁打で生還し、先制のホームを踏んだ。6回にも先頭打者として一塁前にセーフティーバントを成功させ、出塁した。相手先発が同じ小笠原慎之介だった5月12日の中日戦では三振、中前打、右前打で3打数2安打だった。昨年は5打数1安打ながら、同じバンテリンドームで小笠原から三塁打を放っていた。これで小笠原には通算11打数5安打で、対戦打率が4割5分5厘、2三塁打となった。並木は昨年、イースタンリーグで80試合で20盗塁し、盗塁王に輝いていた。交流戦の終盤でスタメンを務めていた青木宣親、山崎晃大朗、内山壮真らをベンチスタートとしたヤクルトだが、高津監督の采配がうまく機能して先制点を奪った。
◆ヤクルトの主砲、村上宗隆内野手(23)が、今季最長ブランクとなる11試合ぶりの打点を挙げた。4回1死一、三塁、小笠原の内角高めナックルカーブを巧みに左翼線へ運ぶ先制二塁打とした。「打ったのはカーブです。サイスニードがリズムよく抑えてくれているのでなんとか先制点という気持ちでした。良いところに落ちてくれました」と話した。打点は交流戦の6月8日ロッテ戦(ZOZOマリン)で11号2ランを放って以来11試合ぶり。4番の役割を果たした。
◆中日が5位で並んでいたヤクルトに今季14度目の完封負けを喫し、両リーグ最速で40敗を喫した。サイスニードに6安打に抑え込まれた立浪監督は「開幕からずっと攻略できない。角度のある真っすぐをとらえきれない。そこに尽きる」と苦悶(くもん)の表情を浮かべた。天敵にはこれで今季3戦3敗で、21イニングで1点も奪えていない。借金は最多タイの16に膨らみ、単独最下位に落ちた。▽中日小笠原(8回途中4失点で5敗目)「粘れない...。投げ切れず、チームに迷惑をかけてしまいました」▽中日和田打撃コーチ(サイスニードに完封を許し)「尻上がりに良くなってきたし、ストレートの強弱を使って投げてきたので、とらえることができなかった」
◆中日はヤクルト9回戦(バンテリンドーム)で今季の観客動員数が100万人を突破し、102万5644人となったと発表した。地方開催2試合を含め36試合目での到達。昨季は42試合目だった。
◆/熱い抱擁\カード初戦に最高の投球サイスニードが来日初完封勝利?プロ野球(2023/6/23)??中日×ヤクルト??Live on DAZN#DAZNプロ野球#swallows pic.twitter.com/oMzELtbP9p
◆ヤクルト・サイスニード投手が最速153キロの直球で押し、来日初完投初完封勝利を挙げた。105球で投げ終え「ちょっと喉が渇いてますし、おなかがすいていますけど、いい気持ちです」とスタンドで観戦した妻の前でおどけた。中日戦は来日以来無傷の7連勝。「自分の投球をすることでたまたま抑えられている」。チームは単独5位となり、高津監督は「ちょっと失礼ですけど、まさか完封するとは」と、今季チーム初完投の助っ人に目を細めた。
◆ヤクルト並木秀尊外野手(24)が、ミスを乗り越えて、プロ初猛打賞の活躍で借りを返した。5月25日阪神戦以来、約1カ月ぶりに1番中堅でスタメンに抜てきされると、4回先頭でチーム初安打となる左中間三塁打を放った。「ちょっと、足がもつれたけど、行けました」。その後、4番村上の適時二塁打で生還し、先制のホームを踏んだ。6回には「自分ならセーフになれるかなと」と一塁前にセーフティーバントを成功させた。さらに8回1死一塁では遊撃左へ内野安打。ランエンドヒットの形で「サインの中で役割も、結果として自分もセーフになれた」とプロ3年目で初の猛打賞を記録した。球界きっての俊足を、いろいろな形で存分に披露。「何とか自分が塁に出ることを第一に考えて、役割を十分果たせた」と話した。脳裏に残る、痛恨のミスを乗り越えた。5月24日の阪神戦。1点リードの9回2死、ノイジーの打球を後逸した。記録は三塁打だったが、ここからチームは逆転負け。「自分自身で負けてしまった試合があった。もう過去を変えることできない。何とか自分のできることをコツコツと、何とか食らい付いてやっていくという思いの中で、結果として3安打出たのが良かった」と振り返った。中日先発の小笠原慎之介には強い。5月12日は三振、中前打、右前打で3打数2安打だった。昨年は5打数1安打ながら、同じバンテリンドームで三塁打を放っていた。これで通算12打数6安打で、対戦打率が5割、2三塁打となったが「自分的にそんなに得意という意識はしていない。多分、いいところに打球が行ってくれているのかなっていう風に思います」と謙虚に語った。並木は独協大時代、大学日本代表の合宿で、1歩目を踏み出してから計測を開始する変則的な50メートル走で驚異の5秒32をマークした。この時「中学時代に陸上大会でサニブラウンに勝った男」で知られる五十幡亮汰(日本ハム)が5秒42で「サニブラウンに勝った男に勝った男」という異名を取った。通常の50メートル走では、昨年末のテレビ番組「超プロ野球ULTRA」の収録で、東京五輪代表の多田修平の6秒02に迫る6秒06を計測した。1番に抜てきした高津監督も、3安打猛打賞は"うれしい誤算"だったと明かした。「(サイスニードの予想外の完封に次いで)これまた失礼な話なんですけど、まさか3本打つとは思っていなかった」。だが、俊足を生かした3安打の内容に、さらなる飛躍を期待した。「自分の特徴を自分で理解して、人に持っていないものを持っている。しっかりチームのために生かしてほしいなと思いますね。こちらももっとそういった指導というか、野球を教えていかなきゃいけない選手の1人かなと思います」。無限の可能性を持つスプリンターが、野球のグラウンドを駆け回る。【斎藤直樹】▽ヤクルト村上(4回に左翼線へ先制二塁打でリーグトップタイ、10度目の勝利打点)「僕が打てば勝てると思うので、もっともっと打てるように頑張りたいなと思います」
◆24日の中日戦に先発するヤクルト・小川泰弘投手(33)は、短距離ダッシュなどで調整した。交流戦終了時点で3勝6敗、防御率4・29。高津監督からは「先発投手がゲームをしっかり引っ張るというところは勝敗の大きな部分」とハッパをかけられており「できるだけ長いイニングを投げて試合を作っていけば、リズムができる。すごく大事なポジションなので、責任を持って投げ切っていきたい」と意気込んだ。
◆ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が、四回1死一、三塁で先制の左翼線適時二塁打を放った。「サイスニードがリズム良く抑えてくれているのでなんとか先制点という気持ちでした。良いところに落ちてくれました」中日先発・小笠原に対し、三回まで完全投球を見せられて迎えた四回。先頭の並木が左中間を割る三塁打を放って一気にチャンスメークすると、1死から山田も四球を選んで一、三塁に。村上はカウント2―1からの4球目、115キロカーブにうまく合わせて左翼線へ。試合の均衡を破る先制適時打とした。
◆自慢の快足で敵地を走り回った。リーグ戦が再開し、ヤクルト・並木秀尊外野手(24)が「1番・中堅」で先発出場。プロ85試合目の出場で初めて猛打賞(1試合3安打以上)を記録した。一回の第1打席は見逃し三振に倒れたが、四回の第2打席に左中間へチーム初安打となる三塁打。1死一、三塁となった後に、4番・村上の左翼線適時二塁打を先制のホームを踏んだ。さらに六回の第3打席には一塁側へセーフティーバントを試み、見事に成功。八回1死一塁の第4打席には三遊間へのゴロを放ち、遊撃内野安打とした。
◆指揮官のゲキに応える4番の一撃で、先手を取った。ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が四回1死一、三塁で先制の左翼線適時二塁打を放った。「サイスニードがリズム良く抑えてくれているのでなんとか先制点という気持ちでした。いいところに落ちてくれました」中日先発・小笠原に対し、三回まで完全投球されて迎えた四回。先頭の並木が左中間を割る三塁打を放って一気にチャンスメークすると、1死から山田も四球を選んで一、三塁に。村上はカウント2―1からの4球目、115キロカーブにうまく合わせて左翼線へ。試合の均衡を破る先制適時打とした。バンテリンドームでは今季打率・455、昨季も同・422と好相性。前回対戦でも4月4、5日と2戦連続で決勝点を挙げるなど、存在感を発揮していた得意の地だ。交流戦を終え、チームは首位阪神と14・5ゲーム差をつけられ中日と並んで最下位に沈む。この日から再開したリーグ戦で、現状打開へ―。高津監督は「スワローズの4番なら何とかしてほしいなと。チームが勝つためのバッティングをしてほしいという期待はしています」と村上の奮起に期待を寄せていたところだった。もちろん、責任は主砲が一番自覚している。村上は「(リーグ戦再開へ)また新たな気持ちで、集中して勝ちをいっぱい付けられるように頑張りたい」と呼応。有言実行の快音を響かせた。チームの浮上のために重要な中日との3連戦の初戦で、4番が勝負強い打撃を見せた。(箭内桃子)
◆中日の小笠原は八回途中でKOされ、4失点で自身3連敗となった。四回に村上の適時二塁打で先制を許し、八回は中村に2点二塁打を打たれて降板。セ・リーグとの対戦に戻った初戦で敗れ「粘れない。チームに迷惑をかけてしまった」と悔しさをにじませた。援護がない中で最後に力尽き、肩を落としてマウンドを後にした。今季成績は4勝5敗と負け数が一つ上回った。
◆先発のサイスニード投手(30)が9回6安打無失点と好投し、来日3年目で初完封勝利を飾った。序盤から力強い直球と切れのある変化球で、八回まで三塁を踏ませない圧巻の投球だった。これで、中日戦は通算9試合で7勝0敗。〝竜キラー〟ぶりを発揮した。「(中日は)いいチームだし、打線もすごくいいし、自分の投球をすることで、たまたま抑えられているというか自分の投球をした結果、この7勝になっていると思う。引き続きしっかりバッターを研究していいピッチング、自分のピッチングをしたい」完封はアストロズ傘下3A時代の2018年6月以来で、実に5年ぶり。スタンドには同学年の夫人、ハナさんが応援に駆け付けていたといい「奥さんの力もあったと思うし、終わった後に、スタンドでいつも姿を探して。見つけられてよかった」と笑顔を見せた。
◆5位のヤクルトが交流戦明け初戦を勝利で飾り、2連勝とした。先発のサイスニード投手(30)が9回6安打無失点の好投を見せ、来日3年目で初完封勝利。5勝目(3敗)を手にした。?ヤクルト・サイスニードが来日初完投を完封勝利で飾った。球団では今季初めての完投投手。外国人投手がチームのシーズン初完投をマークしたのは、2001年4月8日のニューマン(○2-0中日、神宮)、06年5月25日のガトームソン(○6-0楽天、無安打無得点試合、神宮)、07年4月20日のグライシンガー(○1-0中日、神宮)以来16年ぶり4人目。?チーム初完投に66試合も要したのは、13年の63試合(6月22日の小川泰弘、○3-0広島、マツダ)を抜いて球団(前身を含む)で最も遅い記録となった。
◆笑顔で、自慢のひげをさすった。ヤクルトのサイスニード投手(30)が9回6安打と快投を見せ、米アストロズ傘下3A時代の2018年6月以来5年ぶりで、来日初となる完封勝利。5勝目を手にし、率直な思いを明かした。「ちょっとのどが渇いているし、おなかは空いているけど、とてもいい気持ちです」圧巻の投球だった。序盤から力強い直球と、切れのある変化球を両コーナーと低めに制球。リーグ戦再開前に高津監督から「先発投手がゲームをしっかり引っ張るというところは勝敗の大きな部分」とハッパをかけられていた中で、チームの投手陣としては昨年6月23日の高梨(対中日、バンテリンドーム)以来となる完封勝利を飾った。スタンドには、同学年で7月に誕生日を迎える夫人のハナさんも応援に駆け付けていたといい「奥さんの力もあったと思うし、いつも終わった後に姿を探して見つけられてよかった」。起用した高津監督は「文句を付けるところがない投球だった。これでチームは勢いに乗っていかなきゃいけない」と絶賛した。(赤尾裕希)
◆ヤクルトは4番の村上宗隆内野手(23)と主将の山田哲人内野手(30)に適時打が飛び出し、打線が機能した。先手を取ったのは村上。四回1死一、三塁で内角115キロカーブを捉えて左翼線へ適時二塁打。11試合ぶりの打点に「勝てたのでよかった」とうなずいた。主砲に続いて主将が見せ場をつくったのが、1―0の八回。中村が1死一、二塁から左翼線2点打を放つと、山田も続いた。なおも1死二塁でフォークを捉えて左中間フェンス直撃の適時二塁打に。「1点でも取って(先発の)サイスニードを楽にさせてあげたかった」と振り返った。主軸2人の躍動は、高津監督の願いだった。試合前時点で首位阪神と14・5ゲーム差の最下位。現状打開に向けて「2人が上がらないことには、この打線はなかなか機能しない。チームを引っ張るような存在になってほしい」と力を込めていた。リーグ戦再開となったこの日、さっそくその2人が期待に応える快音でチームを白星発進へ導いた。村上はこの先制打でDeNA・牧、巨人・岡本和と並んで両リーグトップ10度目の勝利打点。「僕が打てば勝てると思うので、もっともっと打てるように頑張りたい」とさらなる高みを見据えた。(箭内桃子)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
38 | 25 | 2 | 0.603 (↓0.01) | - (-) |
78 | 248 (+1) | 200 (+3) | 32 (+1) | 36 (-) |
0.240 (↓0.001) | 2.820 (↓0.01) |
2 (-) |
DeNA |
36 | 26 | 1 | 0.581 (↑0.007) | 1.5 (↑1) |
80 | 261 (+3) | 226 (+1) | 50 (+1) | 13 (-) |
0.261 (-) | 3.360 (↑0.04) |
3 (-) |
巨人 |
35 | 31 | 0 | 0.530 (↑0.007) | 4.5 (↑1) |
77 | 254 (+5) | 253 (+3) | 79 (+2) | 20 (-) |
0.256 (-) | 3.710 (↑0.02) |
4 (-) |
広島 |
33 | 32 | 0 | 0.508 (↓0.008) | 6 (-) |
78 | 229 (+3) | 237 (+5) | 41 (+1) | 33 (-) |
0.246 (-) | 3.330 (↓0.03) |
5 (-) |
ヤクルト |
25 | 39 | 2 | 0.391 (↑0.01) | 13.5 (↑1) |
77 | 233 (+4) | 260 (-) | 56 (-) | 32 (-) |
0.235 (-) | 3.690 (↑0.05) |
6 (1↓) |
中日 |
24 | 40 | 1 | 0.375 (↓0.006) | 14.5 (-) |
78 | 177 (-) | 211 (+4) | 28 (-) | 21 (-) |
0.237 (-) | 2.840 (↓0.02) |
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