中日(★0対4☆)日本ハム =交流戦3回戦(2023.06.18)・バンテリンドーム=
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日本ハム
2000002004700
中日
0000000000210
勝利投手:北山 亘基(4勝3敗0S)
敗戦投手:福谷 浩司(3勝4敗0S)
  DAZN
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◆日本ハムが同一カード3連勝。日本ハムは初回、万波とマルティネスの連続適時打が飛び出し、2点を先制する。そのまま迎えた7回表には、松本剛の適時打などで2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・北山が7回途中無失点の好投で今季4勝目。敗れた中日は、打線が沈黙した。

◆日本ハム新庄剛志監督(51)が、清宮幸太郎内野手(24)を「1番三塁」でスタメン起用した。同監督は清宮が左脇腹負傷で2軍調整している間に「選球眼が良かったら1番も面白いかなと言うところがある」と話しており、復帰4戦目で、実際に抜てきした。清宮の1番での先発出場は今季初で、昨年10月2日西武戦(ベルーナドーム)以来となる。

◆日本ハムの「9番・中堅」江越大賀外野手(30)が、約1カ月ぶりのマルチ安打を放った。2回2死から中前打で出塁すると、5回先頭では意表を突く一前セーフティーバントを決め、さらに二盗にも成功した。17日まで出場5試合連続無安打だったが、この日は第1打席から好調。前回、複数安打を放ったのは5月13日ロッテ戦(エスコンフィールド)で、この日は2試合連続の本塁打と三塁内野安打を放ち、チームも5-0と完勝している。マルチ安打は今季3度目。最初に記録した5月10日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)も6-3で勝っており、今回も勝てば、江越がマルチ安打を放った試合は3連勝となる。

◆日本ハム先発の北山亘基投手(24)の完全投球が、6回に止まった。初回は先頭の大島を左飛、2番福永を二ゴロ、岡林を遊ゴロに打ち取りスタートした。2、3、4、5回は毎回三振を奪うなど快投。5回まで59球と効率よくアウトを重ね、1人も走者を許していなかったが、6回先頭で、石橋に中前打を打たれた。その後1死一、二塁のピンチを招いたが、1番大島を三振、2番福永を一ゴロに抑え、無失点でしのいだ。

◆日本ハム新庄剛志監督(51)による、清宮幸太郎内野手(24)の「1番」起用がハマった。同監督は清宮の負傷離脱中から「選球眼が良かったら1番も面白いかなと言うところがある」と話しており、復帰4戦目で、実際に抜てきした。初回にはその選球眼を生かし、2ストライクと追い込まれてから四球を選び出塁した。1死一、二塁から、4番万波の右前適時打で、先制の生還も果たした。さらに2点リードの7回2死一塁から右前打で出塁し、2死一、三塁とチャンスメーク。続く2番松本剛の右前打で三塁走者の石井が生還し、貴重な3点目が入った。3番加藤豪の四球で2死満塁になると、暴投の間に4点目の生還を果たすなど、4得点中3得点に絡んだ。

◆日本ハムが今季初めて同一カード3連勝した。新庄剛志監督(51)は今季初めて清宮幸太郎内野手(24)を「1番」で起用。その清宮が初回に四球を選んでチャンスをつくり、1死一、二塁から4番万波中正外野手(23)の右前適時打で、先制した。7回2死一、三塁の場面では選手会長、松本剛の右前打で3点目。2死満塁から、暴投の間に三塁走者の清宮が4点目の生還を果たし、突き放した。投げては先発の北山亘基投手(24)が、5回まで完全投球。6回に1安打されるも、6回2/3、1安打無失点と好投し、4勝目を挙げた。「ランナーが出ても気持ちを切り替えて投げることができた。こういう形でチームが3連勝できて良かった。明日も試合があるので、いい形でつなげられると思う」と喜んだ。

◆日本ハムの2番松本剛外野手が渋い仕事で流れを引き寄せた。初回無死一塁、エンドランのサインが出た中で遊ゴロ。一塁走者の清宮をしぶとく二塁に進ませるプレーに、新庄監督は「よく当てて転がしてくれたところで点につながった。ああいうの大事」。7回2死一、三塁では右前適時打で貴重な3点目を挙げた。「後ろにいいバッターもいるので、しっかり仕事できたら」と冷静に話した。

◆日本ハムの2年目右腕、北山亘基投手(24)が6回2/3を1安打無失点の快投で、キャリアハイの4勝目を挙げた。5回までは完全投球。6回先頭で石橋に中前打を打たれ1死一、二塁のピンチを招いたが無失点でしのいだ。「元々そんなできるつもりないので。しっかり切り替えて、ランナーいるときのピッチングしようと思っていました」と淡々と振り返った。いい感じの脱力感が快投につながった。「力感なく質の良いボールが行けば、抑えられる確率がすごく上がるっていうのは自分の中であった。ギア上げるところは上げて、コントロール必要なところは7、8割でっていうのが、一番良かった」。6四球で5回途中降板した11日阪神戦とは一変し、新庄監督も「(2四球に)いやあ素晴らしかった。あれを続けてもらったら、2ケタ勝てる投手になる可能性は大ですね」と、さらなる成長を期待した。スタンドでは両親も観戦。「前日に電話でしゃべって。明日行くよって。すごく良くして育ててもらった。こうやって試合で投げて恩返しできたらなと思っていた。すごく感謝しています」。父の日に、大きな1勝をプレゼントした。

◆日本ハムのアリエル・マルティネス捕手が古巣相手に2試合連続のタイムリーを放った。初回、万波の先制打の直後、1死一、三塁から中前に適時打を放った。中日福谷の外角スライダーを捉え「万波選手の打席を見て外中心の配球だったので、外のボールを狙っていました。最低、犠牲フライで良いと思っていましたがヒットになってくれて良かった」。2戦4打点の活躍で、3連勝に貢献した。

◆満員の敵地で"新庄采配"が痛快に決まった。日本ハム新庄剛志監督が今季初めて、清宮幸太郎内野手(24)を1番に起用。「選球眼いいんですよね。出塁率を高くしていかないといけない選手」との期待通り、清宮が1回の第1打席で8球粘った末に四球を選び、先制のホームを踏んだ。清宮は「(1番には)ちょっと、びっくりしました。あんまりがっついて行かないように、強引に行かないように意識しました」と2回には右前打、2-0の7回は2死一塁からの右前打で好機演出。左脇腹の故障から復帰後、初マルチ安打の2安打1四球で3得点に絡み、「丁寧にいった結果かなと思います」と納得顔だった。開幕から故障離脱者が多く、日替わりオーダーでのやりくりが続く。新庄監督は「どれがベストかなっていうところに持って行って、勝ちが付いて、オールスター明けくらいに固定できたら最高かな~」と7月22日以降を目安に、スタメンを固定したい考えだ。今季初の同一カード3連勝で、18年以来の交流戦勝ち越しも見えてきた。交流戦初Vへ意気が上がるDeNA相手でも、新庄監督は「まあまあ、狙いますよ。勝ちをね」。4連勝で締め、リーグ戦再開後のロケットスタートにつなげる。【中島宙恵】

◆中日は新庄日本ハムに昨季から6連敗を喫した。先発福谷が初回に2失点。日本ハム先発北山には5回まで1人の走者も出せなかった。石川昂を6試合ぶりにスタメン起用も、日本ハムの継投の前に石橋の2安打のみで今季13度目の完封負け。立浪監督は「(北山の)速い真っすぐに対応しきれなかった。2安打? それでは勝てない。まだまだ力不足」とがっくり。引き分けをはさみ4度目の4連敗で、借金も最多16に膨れあがった。▽中日和田打撃コーチ(日本ハム先発北山について)「真っすぐ中心に来るのはわかっていたが、1巡目から捉えられなかったのがいけなかった」

◆満員の敵地で"新庄采配"が痛快に決まった。日本ハムは18日、「日本生命セ・パ交流戦」の中日戦(バンテリンドーム)で、今季初めて1番に据えた清宮幸太郎内野手(24)が故障から復帰後、初マルチ安打となる3打数2安打1四球。全4得点のうち3得点に絡み、チームを今季初の同一カード3連勝に導いた。交流戦は1試合を残して9勝8敗となり、18年以来の勝ち越しも見えてきた。敵地ファンで埋まったスタジアムで"新庄采配"が、さく裂した。今季初めて、中軸タイプの清宮を1番に据えた。「選球眼いいんですよね。出塁率を高くしていかないといけない選手なので」と新庄監督。その清宮が1回の第1打席で粘った末に四球を選び、先制のホームを踏んだ。清宮 (1番には)ちょっと、びっくりしました。あまり調子が良くないので、どうにか出塁できるようにと思って打席に入った。あんまりがっついて行かないように、強引に行かないように意識しました。簡単に2球で追い込まれたものの、そこからファウルで逃げながら、8球目で四球をもぎ取った。2回には右前打、2-0の7回は2死一塁から右前打でチャンスメーク。左脇腹の故障から復帰後、初マルチ安打となる3打数2安打1四球。3得点に絡む活躍に「丁寧にいった結果かなと思います」と、清宮本人も納得顔だ。新庄監督は「ホームランが増えてきたら(相手投手から)コース、コースと狙われる。その時の見極めを今、鍛えていってもらえたら」。さらなる進化を求めての1番起用だったが、即、結果で応えた。開幕から故障離脱者が多く、日替わりオーダーでのやりくりが続く。「どれがベストかなっていうところに持って行って、勝ちが付いて、オールスター明けくらいに固定できたら最高かな~」。それまでは、ひたすら吟味。7月22日以降を目安に、スタメンを固定したい考えだ。今季初の同一カード3連勝で、18年以来となる交流戦勝ち越しも見えてきた。「まあまあ、狙いますよ。勝ちをね。他のパ・リーグのチームがどうなるか分からないから」。交流戦優勝こそ逃したが、パ・リーグの争いは、まだ半分も終わっていない。4連勝で交流戦を締め、リーグ戦再開後のロケットスタートにつなげる。【中島宙恵】

◆日本ハムが同一カード3連戦3連勝。一回に万波、マルティネスの適時打で2点を奪い、七回は松本剛の適時打などで加点した。北山は七回途中まで1安打無失点の好投で4勝目。中日は1分けを挟んで4連敗となり借金は16になった。

◆日本ハム2年目の北山が七回途中まで無失点で昨季を上回る4勝目をつかんだ。縦の変化をうまく使って中日打線の早打ちをかわし、五回までは出塁を許さず「落ち着いてテンポよく投げられた」と胸を張った。四球から崩れる悪癖を改善するため「7、8割で、ギアを上げるところは上げる」と制球重視の投球で臨んだのがはまった。ただ、六回と七回はそれぞれ一つずつ四球を与え「まだまだ体力がない」と課題を持ち帰ることも忘れなかった。

◆父からの金言を胸に、日本ハム・北山亘基投手(24)が七回途中1安打無失点で4勝目を挙げた。「本当に良く育ててもらって、その全部が今の自分につながっているので、こうやって試合で投げて恩返しができたらなと。ウイニングボールは毎回実家に送っていて、喜んでくれています」京都から両親が観戦に訪れた中、最速156キロ右腕はこの日は制球を重視して「7、8割の力」という力感のないフォームで、五回までパーフェクト投球。「父の日」の快投の秘密を、「(小学生時代から野球経験者の父に)『真っすぐは球速じゃなくて、ボールの質だぞ』とずっと言われていたので、今日はその意識でやっていました」と照れながら打ち明けた。もちろん、京産大時代に取材に訪れたメディア関係者一人一人にお礼のメールを送る律義な性格も、父の教育のたまものだ。4月中旬に北山を救援から先発に配置転換した新庄監督も「この投球を続けてもらったら、2桁勝てる投手になる可能性大」と目を細めた。チームは今季初の同一カード3連勝で、交流戦での勝率5割以上が確定。19日のDeNA戦では交流戦優勝のキャスティングボートを握ることになった指揮官は「もちろん、勝ちを狙いますよ」と力を込めた。(東山貴実)

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
DeNA
1160 0.647
(↑0.022)
-
(↓0.5)
177
(+6)
55
(+1)
8
(+1)
4
(+1)
0.261
(↑0.004)
2.890
(↑0.12)
2
(1↑)
ソフトバンク
1170 0.611
(↑0.023)
0.5
(↓0.5)
086
(+9)
65
(-)
16
(-)
6
(-)
0.266
(↑0.004)
3.300
(↑0.19)
2
(1↑)
ORIX
1170 0.611
(↑0.023)
0.5
(↓0.5)
066
(+6)
56
(-)
15
(+2)
7
(-)
0.232
(↓0.002)
2.750
(↑0.16)
2
(1↓)
巨人
1170 0.611
(↓0.036)
0.5
(↑0.5)
072
(+1)
55
(+2)
25
(-)
9
(-)
0.274
(↓0.001)
3.000
(↑0.12)
5
(-)
楽天
970 0.563
(↑0.03)
1.5
(↑0.5)
263
(+2)
71
(+1)
14
(+1)
8
(+2)
0.277
(↓0.005)
3.910
(↑0.2)
6
(1↑)
日本ハム
980 0.529
(↑0.029)
2
(↑0.5)
155
(+4)
42
(-)
17
(-)
8
(+1)
0.235
(↓0.001)
2.260
(↑0.15)
7
(1↓)
広島
990 0.500
(↓0.029)
2.5
(↓0.5)
061
(+4)
76
(+11)
7
(-)
13
(-)
0.238
(↑0.002)
3.870
(↓0.19)
8
(-)
ロッテ
792 0.438
(↓0.029)
3.5
(↓0.5)
055
(+1)
77
(+6)
13
(+1)
13
(+1)
0.215
(↓0.005)
4.080
(↓0.13)
9
(-)
阪神
7101 0.412
(↓0.026)
4
(↓0.5)
058
(-)
66
(+9)
5
(-)
13
(+3)
0.210
(↓0.001)
3.230
(↓0.28)
10
(-)
中日
6101 0.375
(↓0.025)
4.5
(↓0.5)
149
(-)
56
(+4)
9
(-)
11
(-)
0.227
(↓0.009)
2.970
(↓0.06)
11
(-)
ヤクルト
6110 0.353
(↓0.022)
5
(↓0.5)
156
(-)
65
(+6)
11
(-)
3
(-)
0.243
(-)
3.740
(↓0.14)
12
(-)
西武
6120 0.333
(↑0.039)
5.5
(↑0.5)
048
(+11)
62
(+4)
11
(+4)
8
(-)
0.212
(↑0.003)
3.170
(↑0.01)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
38242 0.613
(↓0.01)
-
(-)
79247
(-)
197
(+9)
31
(-)
36
(+3)
0.241
(↓0.001)
2.810
(↓0.08)
2
(-)
DeNA
35251 0.583
(↑0.007)
2
(↑1)
82255
(+6)
221
(+1)
49
(+1)
12
(+1)
0.262
(↑0.001)
3.400
(↑0.04)
3
(-)
巨人
34310 0.523
(↓0.008)
5.5
(-)
78249
(+1)
250
(+2)
77
(-)
20
(-)
0.256
(-)
3.730
(↑0.04)
4
(-)
広島
33310 0.516
(↓0.008)
6
(-)
79226
(+4)
232
(+11)
40
(-)
33
(-)
0.246
(↑0.001)
3.300
(↓0.06)
5
(-)
ヤクルト
23392 0.371
(↓0.006)
15
(-)
79216
(-)
260
(+6)
54
(-)
30
(-)
0.233
(↑0.001)
3.800
(↓0.03)
5
(-)
中日
23391 0.371
(↓0.006)
15
(-)
80172
(-)
205
(+4)
27
(-)
21
(-)
0.236
(↓0.002)
2.860
(↓0.01)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ORIX
37262 0.587
(↑0.006)
-
(↑0.5)
78249
(+6)
207
(-)
53
(+2)
25
(-)
0.255
(-)
2.960
(↑0.04)
2
(1↑)
ソフトバンク
34252 0.576
(↑0.007)
1
(↓0.5)
82233
(+9)
207
(-)
43
(-)
27
(-)
0.248
(↑0.002)
3.180
(↑0.05)
3
(2↓)
ロッテ
32244 0.571
(↓0.011)
1.5
(↓1.5)
83208
(+1)
196
(+6)
37
(+1)
38
(+1)
0.230
(↓0.002)
3.100
(↓0.05)
4
(-)
日本ハム
30350 0.462
(↑0.009)
8
(↓0.5)
78210
(+4)
203
(-)
49
(-)
34
(+1)
0.224
(-)
2.770
(↑0.04)
5
(-)
楽天
26331 0.441
(↑0.01)
9
(↓0.5)
83192
(+2)
238
(+1)
51
(+1)
44
(+2)
0.228
(-)
3.450
(↑0.04)
6
(-)
西武
25381 0.397
(↑0.01)
12
(↓0.5)
79179
(+11)
220
(+4)
43
(+4)
36
(-)
0.227
(-)
3.130
(-)