広島(☆6対4★)西武 =交流戦2回戦(2023.06.17)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
西武
00000220041010
広島
10032000X61210
勝利投手:森下 暢仁(3勝1敗0S)
(セーブ:矢崎 拓也(4勝0敗9S))
敗戦投手:髙橋 光成(4勝5敗0S)
  DAZN
チケットぴあ 広島戦チケット予約 西武戦チケット予約
◆広島は初回、秋山の適時二塁打で先制する。その後は4回裏に田中と野間の適時打などで3点を加えると、続く5回にも田中の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・森下が6回2失点の好投で今季3勝目。敗れた西武は、先発・高橋光成が試合をつくれなかった。

◆お笑いコンビ・バイきんぐの西村瑞樹(46)が始球式を務めた。広島県出身で、幼少期からカープファンの西村は、特製ユニホームを着用して登場。投球は左打者の外角に大きく外れたものの、101キロを計測した。目標とした120キロには届かず「投球練習から緊張していて、本番はバウンドを気にしてびびった。黒田さんのグローブを使わせてもらって男気注入したんですけどね」と悔しそうな表情を見せた。それでも夢だったという大役に「むちゃくちゃ気持ち良かった。最高でした」と興奮気味に話した。

◆西武は7連敗となった。4番渡部健人内野手の活躍が光明だ。広島森下からの3安打に、第4打席は粘って四球をもぎ取った。渡部は好結果に「自信になります」とし「負けは続いてますけど、チームの中ではいい方向に進んでいると思うので、何とか勝利に近づけるようにやっています」と前を向いた。エース高橋の不調が誤算だったが、11試合ぶりに4得点以上するなど打線は底を脱しつつある。

◆広島が12安打に小技も絡めて6点を奪い、先発森下ら5投手の継投で逃げ切った。先発森下は6回までに渡部の2打席連続を含む3本の二塁打など7安打を浴びながら2失点にまとめた。7回に2番手森浦の乱調から2点を返されるも、島内、栗林、矢崎とつないだ。1回に秋山の先制打を奪った打線は中盤に集中打を浴びせて西武を突き放した。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。-打線は初回から新井監督 いい攻撃だったと思います。いい投手なので、ロースコアになるかなという感じでしたけどね。-初回からの犠打で先制につなげた新井監督 相手もいい投手だし、こっちもいい投手なので、何とか先制して、主導権を握って試合を進めたかったというのがある。やるときはありますよと、言っているでしょう。-先発森下投手の投球について新井監督 今日もナイスピッチングでしたね。(降板前は)ちょっとまめを気にしている感じだったので。それだけ。ナイスピッチングでした。-4回は2ストライクからスクイズのサイン(結果本盗と捕手失策で得点)新井監督 相手の投手もフルカウントからフォークを投げる投手だった。(カウントは)2ー2だったよね? フォークの可能性が十分あるという感じだったんですけど、1死三塁で次は森下でしょう。仮に矢野が返せなかったら、森下の打ちまちになる。だから、あそこは思い切ってスクイズを出しました。-盗塁数がリーグトップに並んだ新井監督 それは一重に選手のおかげでしょう。選手が頑張って常に次の塁を狙うんだという、その頑張りのおかげじゃないですか、その数字は。でもまだまだ半分も終わってない。-中継ぎは島内、栗林両投手が踏ん張った新井監督 よく頑張ったね。島内もすごく苦しい場面だったと思うけど、よくあそこを頑張って抑えてくれましたね。栗林もいい顔をしていましたね~。ナイスピッチングです。-交流戦の5割以上が確定新井監督 ああ、そう。関係ないからってずっと言っているでしょう。それも、本当に選手のおかげです。頑張ってくれている。

◆広島秋山翔吾外野手(35)が古巣に強烈な先制パンチを見舞った。1回1死二塁。追い込まれながら西武高橋の高め直球をたたいて左翼線際に落とした。「先に点を取っていれば優位に展開できる。先に取れたというのは良かった」。首脳陣の期待に応え、試合の主導権を握った。開幕好スタートを切った秋山だったが、6月の月間打率は1割9分と当たりが止まっている。試合前練習では自主的にランニングメニューを増やすなど復調のきっかけを探る。古巣との対戦に「やっているときはそんなに感じない」と冷静に振り返りつつも、燃えないわけがない。前日から2戦連続安打。この日は5戦ぶり打点が決勝点となった。チームは12安打に小技を絡めて6点を奪い、5投手の継投で逃げ切った。OB北別府氏の訃報から連日の一丸野球で連勝。17年以来交流戦の勝率5割以上を決めた。新井監督は「本当に選手のおかげ。頑張ってくれている」とナインをたたえた。【前原淳】

◆広島森下暢仁投手(25)が6回2失点で3勝目を挙げた。6回は2死から3連打で2点を失い、指先にマメができたこともあり降板となった。今季初登板から7戦連続クオリティースタート到達も「2アウトからの失点ですし、長打も打たれてますし、もったいない」と反省の弁を口にした。

◆広島栗林良吏投手(26)が16日に亡くなったOB北別府学さんに捧げる快投を見せた。2点リードの8回に登板。北別府さんの背番号20を受け継いでおり「SNSでも"ここで燃えないやつはいないだろ"ってコメントも来ていた。自分も気持ちが入っていました。新井さんがいいところで起用してくれたことにも感謝したい」。2者続けて内野ゴロに打ち取ると、古市をカットボールで空振り三振に仕留めた。4月16日ヤクルト戦以来の3者凡退で今季2ホールド目を記録した。

◆18日の西武との交流戦の最終戦(マツダ)でプロ初先発する広島のドラフト5位・河野佳投手(21)=大阪ガス=が試合前練習に参加し、キャッチボールなどで汗を流した。「むちゃくちゃ緊張するとかはない。いい調整ができていると思う。最初から全力でいきたいと思う」3月31日のヤクルトとの開幕戦(神宮)で1軍デビューを果たし、今季は3試合に登板し0勝0敗、防御率3・86。地元広島の広陵高、大阪ガスを経てプロ入りした最速151キロ右腕がローテの谷間で巡ってきたチャンスでプロ初勝利を狙う。

◆広島が逃げ切った。一回に秋山の適時二塁打で先制。四回は田中の適時二塁打などで3点、五回は田中の2点二塁打で加点した。森下が6回2失点で3勝目、矢崎が9セーブ目を挙げた。西武は7連敗。高橋が4回4失点と誤算だった。

◆広島の森下は6回2失点にまとめた。3連勝で3勝目を挙げたものの「最低限の仕事しかしていない。同じ打者に打たれているし、いいところと悪いところがはっきりしていた」と満足はしていなかった。二、四、五回といずれも二塁打でピンチを背負ったが、チェンジアップやカーブなどを効果的に織り交ぜて切り抜け「全体的に全球種が使えていた」という。ただ、6―0の六回は2死走者なしから四球と3連打で2点を失い「もったいない」と反省した。

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1160 0.647
(↓0.041)
-
(-)
171
(+1)
53
(+2)
25
(+1)
9
(-)
0.275
(↓0.004)
3.120
(↑0.07)
2
(-)
DeNA
1060 0.625
(↑0.025)
0.5
(↓1)
271
(+10)
54
(+1)
7
(+1)
3
(-)
0.257
(↑0.004)
3.010
(↑0.13)
3
(-)
ソフトバンク
1070 0.588
(↑0.025)
1
(↑1)
177
(+6)
65
(+4)
16
(+1)
6
(-)
0.262
(↓0.001)
3.490
(↓0.03)
3
(-)
ORIX
1070 0.588
(↑0.025)
1
(↑1)
160
(+8)
56
(+5)
13
(+3)
7
(+2)
0.234
(↑0.009)
2.910
(↓0.13)
5
(1↑)
楽天
870 0.533
(↑0.033)
2
(↑1)
361
(+2)
70
(+1)
13
(+1)
6
(-)
0.282
(↑0.002)
4.110
(↑0.23)
6
(1↓)
広島
980 0.529
(↑0.029)
2
(↑1)
157
(+6)
65
(+4)
7
(-)
13
(+2)
0.236
(↑0.008
3.680
(↓0.02)
7
(1↑)
日本ハム
880 0.500
(↑0.033)
2.5
(↑1)
251
(+6)
42
(+3)
17
(+1)
7
(-)
0.236
(-)
2.410
(↓0.04)
8
(2↓)
ロッテ
782 0.467
(↓0.033)
3
(-)
154
(+1)
71
(+10)
12
(-)
12
(-)
0.220
(↓0.001)
3.950
(↓0.33)
9
(1↓)
阪神
791 0.438
(↓0.029)
3.5
(-)
158
(+4)
57
(+6)
5
(-)
10
(-)
0.211
(↓0.001)
2.950
(↓0.13)
10
(-)
中日
691 0.400
(↓0.029)
4
(-)
249
(+3)
52
(+6)
9
(-)
11
(-)
0.236
(↓0.001)
2.910
(↓0.2)
11
(-)
ヤクルト
6100 0.375
(↓0.025)
4.5
(-)
256
(+5)
59
(+8)
11
(+3)
3
(-)
0.243
(↑0.004)
3.600
(↓0.23)
12
(-)
西武
5120 0.294
(↓0.019)
6
(-)
137
(+4)
58
(+6)
7
(-)
8
(-)
0.209
(↑0.006
3.180
(↓0.14)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
38232 0.623
(↓0.01)
-
(-)
80247
(+4)
188
(+6)
31
(-)
33
(-)
0.242
(-)
2.730
(↓0.04)
2
(-)
DeNA
34251 0.576
(↑0.007)
3
(↑1)
83249
(+10)
220
(+1)
48
(+1)
11
(-)
0.261
(↑0.001)
3.440
(↑0.04)
3
(-)
巨人
34300 0.531
(↓0.009)
5.5
(-)
79248
(+1)
248
(+2)
77
(+1)
20
(-)
0.256
(↓0.001)
3.770
(↑0.03)
4
(-)
広島
33300 0.524
(↑0.008)
6
(↑1)
80222
(+6)
221
(+4)
40
(-)
33
(+2)
0.245
(↑0.002
3.240
(↓0.01)
5
(-)
ヤクルト
23382 0.377
(↓0.006)
15
(-)
80216
(+5)
254
(+8)
54
(+3)
30
(-)
0.232
(↑0.001)
3.770
(↓0.06)
5
(-)
中日
23381 0.377
(↓0.006)
15
(-)
81172
(+3)
201
(+6)
27
(-)
21
(-)
0.238
(↓0.001)
2.850
(↓0.06)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
32234 0.582
(↓0.011)
-
(-)
84207
(+1)
190
(+10)
36
(-)
37
(-)
0.232
(↓0.001)
3.050
(↓0.11)
2
(-)
ORIX
36262 0.581
(↑0.007)
-0.5
(↓1)
79243
(+8)
207
(+5)
51
(+3)
25
(+2)
0.255
(↑0.001)
3.000
(↓0.03)
3
(-)
ソフトバンク
33252 0.569
(↑0.008)
0.5
(↓1)
83224
(+6)
207
(+4)
43
(+1)
27
(-)
0.246
(-)
3.230
(↓0.01)
4
(-)
日本ハム
29350 0.453
(↑0.009)
7.5
(↑1)
79206
(+6)
203
(+3)
49
(+1)
33
(-)
0.224
(-)
2.810
(-)
5
(-)
楽天
25331 0.431
(↑0.01)
8.5
(↑1)
84190
(+2)
237
(+1)
50
(+1)
42
(-)
0.228
(↑0.001)
3.490
(↑0.04)
6
(-)
西武
24381 0.387
(↓0.006)
11.5
(-)
80168
(+4)
216
(+6)
39
(-)
36
(-)
0.227
(↑0.001
3.130
(↓0.03)