阪神(☆8対3★)オリックス =交流戦2回戦(2023.06.14)・阪神甲子園球場=
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ORIX
1100001003800
阪神
40030010X81010
勝利投手:西 勇輝(4勝4敗0S)
敗戦投手:曽谷 龍平(0勝2敗0S)
  DAZN
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◆阪神は1点を追う1回裏、ミエセスと佐藤輝の適時打などで4点を奪い逆転する。2点リードで迎えた4回には、近本とノイジーの適時打で3点を挙げ、試合を優位に進めた。投げては、先発・西勇が6回2失点の好投で今季4勝目。敗れたオリックスは、先発・曽谷が振るわなかった。

◆阪神西勇輝が古巣のオリックス戦に先発。オリックス戦は過去2試合に登板し、19年6月14日が7回1/3で5失点の敗戦投手、21年6月1日が7回で2失点の勝敗なし。このカードはまだ白星がない。西勇は20年9月4日に巨人戦で勝利し、オリックスを除いた11球団から白星をマーク。通算3度目の先発でオリックスから白星を挙げ、12球団勝利を達成できるか。

◆阪神岩貞祐太投手(31)が、試合前練習から1軍に合流した。3日ロッテ戦(甲子園)のブルペンで首の張りを訴え、4日に出場選手登録を抹消。2軍調整を経て、最短となる抹消期間10日での合流となった。

◆オリックスは、この日の阪神戦も水本勝己ヘッドコーチ(54)が監督代行で指揮を執る。中嶋聡監督(54)が体調不良で13日から欠場し、復帰時期は未定。中嶋監督は昨年8月に新型コロナウイルスに感染し、その際も水本ヘッドが監督代行を務めた。13日の阪神戦はエース山本の8回無失点の好投で快勝し、水本代行の通算成績は7試合で4勝3敗となった。

◆甲子園三塁側ベンチ前に、2023年WBC組が集結した。アップのためにグラウンドに姿を見せたオリックス山本由伸投手(24)、宇田川優希投手(24)のもとに、阪神湯浅京己投手(23)があいさつに。山本とはハイタッチ、宇田川とはハグで、再会を喜び合った。3人はWBCのチームメート。遅れて出てきた山崎颯一郎投手(24)も会話に加わり、試合前のほんのひととき、世界で戦った元チームメートならではの時間を楽しんだ。前日13日に山本は8回2安打無失点の快投。目の当たりにした湯浅は「改めてすごいなと感じました。昨日ああいうピッチング見たら、やっぱりもっと頑張りたいなというか、そういう刺激もすごくもらいました」と思いを明かした。

◆阪神村上頌樹投手(24)が、出場選手登録を抹消された。3年目の今季はセ・リーグタイ記録となる開幕から31イニング連続無失点と無双の投球でブレーク。ここまで10試合に登板し、5勝3敗、防御率はリーグトップの1・75と圧倒的な成績を残していた。今季途中から「火曜日の男」としてカード頭で奮闘を続けていたが、交流戦明けの次週20日は試合の予定がなく、岡田監督は「投げるところないからなあ」と、登板機会がないため登録を1度抹消することになった。

◆阪神岡田彰布監督(65)が試合前に曇天の空を見つめた。関西ダービー第2ラウンド。小雨が降る予報ではあるが、試合には影響がない模様だ。球場では「神整備」として知られる阪神園芸関係者と話し込む姿もあった。雨の影響による土の硬さ、芝生の状態をチェック...。試合に向けた入念な準備かと思われたが、「えっ? ちゃう。オレの家の庭のことやん。芝を替えたから」。試合前に周囲を笑わせた。

◆阪神佐藤輝明内野手(24)が3試合ぶりに「6番三塁」でスタメン復帰した。6番起用は4月26日の巨人戦以来となった。新助っ人のヨハン・ミエセス外野手(27)が「5番右翼」で先発出場。阪神先発は西勇輝投手(32)。オリックスはドラフト1位の曽谷龍平投手(22)が先発する。

◆「6番三塁」で3試合ぶりの先発出場となった阪神佐藤輝明内野手(24)が16打席ぶりの安打を放った。初回、5番ミエセスの中前適時打で1点リードを奪った直後。暴投で1死二、三塁となった後、左腕曽谷の直球を捉え、左翼手の頭を越える2点二塁打で3点リードに拡大した。「いい流れで回ってきたチャンスだったので、積極的にスイングしました。逆方向にうまくとらえることができたと思います」7日楽天戦以来の安打。待望の1本に、大きな歓声が球場を包んだ。

◆阪神大山悠輔内野手(28)が先輩の貫禄を見せた。1点を先制された直後の1回裏無死満塁の絶好機で、オリックス先発の曽谷龍平投手(22)と対戦。白鴎大からドラフト1位でオリックス入りした左腕は、大山にとっては大学の後輩にあたる。フルカウントから左翼へ犠飛を打ち上げ、三塁走者の近本が同点のホームを踏んだ。大山は「打ったのはカットボールかな。相手からもらったチャンスでしたし、どんな形でもいいのでまずは追いつきたいという気持ちでした。チカ(近本)がよく走ってくれたと思います」とコメントした。

◆ダブル優勝パレードが実現する!? 大阪府の吉村洋文知事(47)、兵庫県の斎藤元彦知事(45)が、大阪・関西万博PRのため「関西ダービー」のファーストピッチセレモニーに登場した。マウンドを挟むように並んで投球。吉村知事は捕手役の球団スタッフが捕球できないほどの大暴投で、ボールはバックネットまで転がり苦笑いだった。今季は阪神、オリックスとも開幕から順調な滑り出しでリーグ上位につける。吉村知事は「日本シリーズでも関西ダービー見たいですね。両チーム(リーグ)優勝したらダブルパレード一緒にやろうと。オリックス、阪神と一緒に出来たら面白い」と提案。斎藤知事も「やりましょう!」と応じていた。この日は「EXPO2025ナイター」と銘打たれた試合。マスコットのミャクミャクも来場した。

◆阪神近本光司外野手(28)が22打席ぶりの安打を放った。初回の第1打席、左腕曽谷の直球をたたき、三遊間を抜く左前打。三塁まで進塁し、大山の左犠飛で先制のホームを踏んだ。凡退すれば自己最長タイとなる22打席連続無安打。ワーストタイの記録目前の打席でトンネルを脱した。 4回には2死二塁から右越えの適時三塁打を放ち、8試合ぶりのマルチ安打も記録。5月27日巨人戦以来、69打席ぶりの適時打となった。

◆オリックスのドラフト1位曽谷龍平投手(22)が、4回途中6失点でプロ初勝利を逃した。プロ2度目の先発舞台は明桜(秋田)時代に登板経験のある甲子園。オリックスデビュー戦となった3月5日のオープン戦でも2番手で投げ、1回1/3を2失点だった。節目節目で投げてきたマウンドで、この日は1点リードで迎えた初回から苦しんだ。先頭の近本に三遊間を破られ、中野、ノイジーに連続四死球で無死満塁。白鴎大の先輩で「(対戦は)楽しみです」と語っていた大山に同点犠飛を浴びた。ミエセス、佐藤輝にも連続適時打を許し、一挙4失点で逆転された。2、3回は3者凡退で投げ終えたが、4回に再びつかまった。先頭を四球で歩かせ、2死二塁で近本に右中間適時三塁打。4回を投げきることができなかった。プロ2度目の先発を前に「またこうしてチャンスをいただいたので、チャンスをものにできるようにこの1週間、しっかり調整してきたので、それを出せるようにしていきたい」と語っていたが、プロ初勝利をつかむことはできず。「立ち上がりからふがいないピッチングになってしまったことが、ただただ申し訳ないですし、悔しいです」と唇をかみしめた。

◆阪神西勇輝投手(32)が勝利投手の権利を持って、救援陣にマウンドを託した。初回に4番森に先制打を許し、2回にも追加点を献上。だが、その後は得点を許さず6回5安打2失点。今季8回目のクオリティースタート(QS=6回以上、自責3以内)を達成した。味方の大量援護もあり、5点リードを保ったままの降板となった。「初回から変な力みがあって思うように投げることができませんでしたが、イニングを重ねていくなかで梅野のリード、要求に応える投球ができたと思います」。19年に阪神に移籍して以来、古巣オリックスとは2度対戦したが、勝ち星はなし。勝利すれば史上20人目となる12球団から白星を挙げた投手となる。

◆阪神加治屋蓮投手(31)が今季23試合目の登板で初失点を喫した。先発西勇の後を受け、5点リードの7回に登板。先頭の代打茶野の右前打や味方の失策などで1死三塁のピンチを招くと、1番広岡の三塁内野安打の間に1点を許した。だが追加点は許さず、最少失点でこの回を終了。自責点は0のため、防御率は依然0・00をキープしている。

◆阪神が関西ダービー第2ラウンドを制し、1勝1敗とした。先発西勇輝投手(32)が6回5安打2失点で今季4勝目。1、2回と立ち上がりに失点したが、その後は踏ん張ってゼロを並べ、今季8回目のクオリティースタート(QS=6回以上、自責3以下)。阪神移籍後、通算3度目の先発で古巣オリックスから白星を挙げ、史上20人目となる12球団勝利を達成した。打線は初回に3試合ぶり先発の6番佐藤輝明内野手(24)が左翼手の頭を越える2点適時二塁打を放つなどこの回一挙4得点。3回にも3番ノイジーの2点適時打などで3点を追加した。2位DeNAとのゲーム差を「3・5」で維持した。西勇が古巣オリックスから初勝利を挙げ、現12球団から白星をマークした。セ、パ12球団となった58年以降、全球団勝利は22年岸(楽天)以来20人目。05年の交流戦開始後では、近鉄を加えた13球団勝利を記録した3人を含めて17人目。

◆阪神が関西ダービー第2ラウンドを制し、1勝1敗とした。先発西勇輝投手(32)が6回5安打2失点で今季4勝目。1、2回と立ち上がりに失点したが、その後は踏ん張ってゼロを並べ、今季8回目のクオリティースタート(QS=6回以上、自責3以下)。阪神移籍後、通算3度目の先発で古巣オリックスから白星を挙げ、史上20人目となる12球団勝利を達成した。打線は初回に3試合ぶり先発の6番佐藤輝明内野手(24)が左翼手の頭を越える2点適時二塁打を放つなどこの回一挙4得点。3回にも3番ノイジーの2点適時打などで3点を追加した。2位DeNAとのゲーム差を「3・5」で維持した。岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。(テレビインタビュー)ー最近は野手陣が悔しい試合があった。バットで取り返した一戦「うーん、ね。初回、久しぶりのヒットをみたからね。近本のね。ほんと久しぶりの4点というか、まだまだね、今までの分は返せてないと思うけど、いいきっかけにして、明日からやってほしいですね」ー近本の様子はどうみていた「いやいやそれはやっぱりよくないでしょ。21打席ヒットなかったわけだから。まあでも今日でね、だいぶ、その後のタイムリーもね、あれでだいぶ吹っ切れたと思いますよ」-佐藤輝も3試合ぶりにスタメン復帰したが、練習中の様子や監督からの声をかけたりきっかけは「いやいや、昨日ね、ゲーム終わって、だからねえ。きょう久しぶりにね、ストレートを最初の打席は打ったんで。まあちょっとはね、よくなると思いますよ(笑い)」-近本、ノイジー、佐藤輝と苦しんでいた選手に打点がついた。チームに大きな影響を与えられる「まあ今までね、全然みんな打ってないから、余計そういうの目立ったと思うけど。まあでもやっぱり、ヒットも出ましたけど、やっぱりフォアボールでうまくつないだりね。まあね、今年は最初からそういう形でやってきたんで、そういう形になると、ね。ビッグイニングというかね、3点、4点というか、そういうイニングになると思いますね」-西勇の投球内容は「いやいや、もうね、1、2回みたら、5回まで持つかなって言うてたんですけどね。ちょっと3回くらいから良くなったので、6回100球かなっていう感じでしたね。初回に4点もらったんで、変なピッチングはできないと思ったんですけど、尻上がりに良くなっていったですね」-投打で苦しんでいた選手が活躍した。残り4試合に勢いつく「そうですね、中野も1本出たし、7回も木浪のタイムリーもすごく明日につながるというか、あの1本は大きいと思うし。明日は今までよりは気持ちよくみんなが打席に入れるんじゃないかな」-交流戦残り4試合に求めたい内容は?「いやいや、今までやったことを、5月からすごくいい流れで勝ちも拾ったので、そういうのをもう1回みんなが思い出して。ピッチャーもずっとがんばっていたんで、負担をかけないように。今日も4点だったら、岩崎とか湯浅をいくつもりだったけど、今日も休めたんで、良かったと思いますね」(ペン囲み)「暑いなあ、しかし。めっちゃ汗出てきたわ」-昨日言っていたストレートを佐藤輝が打った「たぶん新聞読んでると思ったから」-直接話はしたのか「いやいや、今日もね、特打でとにかくもう1回ポイントを確認やな。バッティングコーチに言うた」-やればできる「おーん、いや、それやったら、やったらええんや(笑い)」-あえて左投手の試合で復帰させた意図はあったのか「でも、やっぱりねえ、最初の左中間にいったいうのが大きいと思うね。今までやったら、たぶん三塁側にファウルなってたかも分からないけど。まあ、どっかでやっぱりねえ、ゲームの中できっかけつかまないといけないからねえ。練習でいい感じいい感じ言うても、なかなかゲームで結果出なかったら、やっぱりねえ、気分的にもあんまり良くないと思うし。そのへんよね、やっぱり」-右翼方向への打撃の意識もいい感じ「おーん、だからセンターのあれ(フライ)もあったけどねえ。だから、あとはあれ全部変化球でやってんな、ヒットはなあ結局な。だから、真っすぐを1本で仕留められると、相手もそういう感じになるわけやから、配球も絞りやすくなるよ、うーん。だから真っすぐを1本ポンッとええ感じで打っておけばいいんよ」-初回は近本から「久しぶりやろ、初回のヒットは。思い出せへんわ、初回のヒットいうのは。だからまあ、立ち上がりコントロール悪かったからな、そういうのもあったけど、みんなつないでっていうのはやっぱ出たよな」-1、2番で塁に出てくれると3、4、5、6が「いやいや、やっぱり足とかもいろいろ気にしないといけないから、まあでも今日はミエセスのセンター前は大きかったよ、うーん。初回のなあ、あれが大きかったよやっぱり。だから佐藤も前より楽に打てたよなあ、1点だけで終わらずに2点目入ったことでね」-打順はもう無理に動かさず、しばらく6番か「いや、まだちょっとわからん、それは。明日は右(山岡)やからね。明日はだから、ミエちゃんもいくかどうかわからん。まあ、左なあ、ちょっといっぱい打たせたいやつおるし。どんどん、使わなあかん選手いてるからね」-西勇は3回からどこが良くなった「低めにやっといきだしたよね。で、コントロールも含めて、リズムがよおなったやんか。3回から。それまではやっぱり、なんか間が悪いというかな、相手のバッターに合わせてるというか、そういう感じやったけど、3回からやっぱり自分のペースで投げれる、それも低めにいくようになったからな。これはもう5回じゃなし、6回くらいまでいけるなと思ったからね」-ノイジーも2本出た「おーん。あとは真っすぐを仕留めて欲しいな。そういうたら、明日、真っすぐくるやろ。ちゃんと新聞でたら、なあ」-1、2、3、5、6が調子悪かった中、大山は今日も犠牲フライ「大山はでも、ヒットないやろ、今日なあ。でも、あんまり、ないのが目立たへんよな。フォアボールとか、そういうな。ちゃんと打点あげてるからな、おーん。まあ本人はヒット打ちたいと思うけど、まあ、それは、つなぎとかそういう役割してるよ、やっぱりな」

◆猛虎打線の復活祭や! 「日本生命セ・パ交流戦」で、阪神がオリックスに快勝し、関西ダービーを1勝1敗とした。3戦ぶりに6番で先発した佐藤輝明内野手(24)が初回に16打席ぶり安打となる2点適時二塁打を放った。前日まで21打席連続無安打の近本光司外野手(28)が4回に適時三塁打、シェルドン・ノイジー外野手(28)が13打席ぶり安打となる適時二塁打でトンネル脱出。悩める男たちが快音を響かせ、岡田阪神が勢いを取り戻した。二塁ベース上で、佐藤輝が両手をたたいた。出場5試合ぶりに飛び出した快音をかみしめた。「いい流れで回ってきたチャンスだったので、積極的にスイングしました。逆方向にうまく捉えることができた」。初回だ。勝ち越した直後の1死二、三塁。カウント1-0。左腕曽谷の外角151キロ直球を逃さなかった。「コースなりに飛んだかなと思います」。打球はライナーで左翼手の頭上を越えた。7日楽天戦以来、16打席ぶりとなる待望の安打は2点を追加するタイムリー二塁打。甲子園に虎党の大歓声が湧き起こった。悩める男にとって、出直しの一戦となった。打撃不振に陥り、11日の日本ハム戦で今季初めて欠場するなど2試合連続でスタメンから外れた。3戦ぶりの先発は6番起用。「出るためにやってるんで。しっかり準備して、やっててよかったです」。試合前には打撃のポイントを再確認。5回には右前打を放ち、マルチ安打を記録。悔しさをバットでぶつけた。前日13日の同戦では、9回に代打で出場したが、山崎颯の変化球に二ゴロで凡退。岡田監督は「真っすぐをはじき飛ばされへんからなあ」と、苦言を呈していた。注文通り、速球を捉えた二塁打。「たぶん新聞読んでると思った」と冗談交じりに語ると「最初の左中間にいったのが大きいと思うね。今までやったら、多分三塁側にファウルなってたかも分からないけど。どっかでやっぱりねえ、ゲームの中できっかけつかまないといけないから」と、復調を期待した。不振で無安打が続いていた近本やノイジーにも安打が生まれ、10安打8得点の快勝。2位DeNAと3・5ゲーム差を維持し、接近を許さなかった。失速が不安視された岡田阪神。再ダッシュの原動力になる左の大砲が帰ってきた。【波部俊之介】■22打席ぶり安打に笑顔戻る阪神近本が自己最多となる今季8本目の三塁打を放ち勝利に貢献した。1回、先頭打者で初対戦となるオリックス曽谷から22打席ぶりとなる安打を放って逆転劇の口火を切ると、4回2死二塁の場面では右中間への適時三塁打で追加点をあげた。久々のヒットについては「めっちゃ楽ですよ。(メンタルが)状態的によくなかったんで、そういうところで出てくれたっていうのはすごい楽です」と笑顔で振り返っていた。■13打席ぶり安打「状態はいい」阪神ノイジーが出場6試合27打席ぶりのタイムリーを喜んだ。4回2死一、三塁、オリックス2番手本田から左中間へ13打席ぶり安打となる適時二塁打。6試合ぶりと聞き「思い出させてくれてありがとう」とニヤリ。8回にも安打を放ち、5月23日ヤクルト戦以来のマルチ安打もマーク。「打撃の状態はいい。失投を打ち損じせず強い打球を打つことができた。これを続けていきたい」。梅雨空を吹き飛ばす活躍を誓った。

◆阪神西勇輝投手(32)が古巣オリックスから白星を挙げ、史上20人目となる12球団勝利を達成した。1、2回と立ち上がりに失点したが、その後は踏ん張ってゼロ行進。6回5安打2失点で今季4勝目を挙げた。ベンチで試合の行方を見届けた右腕は、チームメートから記念球を受け取りニッコリ。阪神移籍後、3度目のオリックス戦で勝利を手にし、お立ち台では「家に飾りたいと思います」と、また笑顔になった。プロ15年の経験を凝縮したような内容だった。初回。先頭広岡の左翼への二塁打から1死三塁のピンチを招き、4番森に初球のストレート系を中前にはじき返されて先制点を献上した。4点援護を受けて迎えた2回にも失点。そこから「勝ちたいという気持ちを1度捨てた」。女房役の梅野とも話し合い「低めの出し入れがうまくいった。自分しか分からない感覚」と修正できた。18歳で厳しいプロの世界に飛び込み、1個ずつ引き出しを増やしてきた。「最初はクイック、けん制のやり方。スライダーを2種類、3種類...」。ロールプレーイングゲームのような地道に1つずつアイテムを手に入れるような感覚だったという。だからこそ、うまくいかない時に1度マウンドで立ち止まれる。そして修正法が頭に浮かぶ。特別な感情が湧いてきた。オリックスは自身を育ててくれた特別な球団。ベンチを見れば、知ってる顔ばかりだ。試合終了から少したってから「こうやって最後に古巣に勝つことが出来た。野球を終わった時(引退した時)は覚えているであろう記録」としみじみと語った。これで今季8度目のクオリティースタート(QS=6回以上、自責3以下)と安定感は変わらない。経験豊富な背番号16の存在は、若いチームにとってなんとも心強い。【桝井聡】西勇が古巣オリックスから初勝利を挙げ、現12球団から白星をマークした。セ、パ12球団となった58年以降、全球団勝利は22年岸(楽天)以来20人目。05年の交流戦開始後では、近鉄を加えた13球団勝利を記録した3人を含めて17人目。

◆ミエちゃんV打きた! 新助っ人の阪神ヨハン・ミエセス外野手(27)が勝ち越し適時打でチームを勢いづけた。大山が同点犠飛を放った直後の初回1死一、二塁。オリックス曽谷の150キロ真っすぐを捉え、中前適時打。ベンチにいたナインも身を乗り出して拍手を送った。「しっかりとコンタクトすることを心がけたよ。いい流れだったし、チームに貢献できてうれしいね。今日はいい感覚でした」試合前まで左投手に1安打のみだったが、課題を乗り越えた。「5番右翼」で初のクリーンアップ起用。来日3度目の決勝打で期待に応えた。思いを込めて打席に立った。打撃で使う黄色の革手袋に「RIP(=Rest in Peace) Papi」と刺しゅうしていた。意味は「お父さん、天国でゆっくり休んでね」。4月に突然の愛する父の死...。最愛の家族のためにも、困難を乗り越えて異国の地で野球に奮闘し続けてきた。初めて自分の気持ちを込めた革手袋を下ろした特別な日。チームにとって貴重な一打は天国の父にもささげた。岡田監督は「今日はミエセスのセンター前は大きかったよ。初回のなあ、あれが大きかったよ、やっぱり」とたたえた。甲子園のお立ち台は初めて。「アリガトウ! ミエチャンデス。お先デス!」。愛嬌(あいきょう)たっぷりのミエちゃんの姿に満員のファンの笑顔があふれていた。【三宅ひとみ】■木浪、恩師へ恩返し打阪神木浪がダメ押し適時打を放った。4点リードの7回2死一、三塁でオリックス宇田川の142キロフォークを右前打。この日は亜大の恩師生田監督が退任を発表。「礼儀、野球、野球以外も4年間でしっかり学ばせてもらいました。今の自分があるのは監督のおかげなので、感謝したいです。試合出てる以上は、結果で恩返しできるようにやっていきたいです」と力を込めた。

◆高卒2年目の前川右京外野手(20)が甲子園初ヒットを放った。1点ビハインドの4回無死一、二塁。カウント1-1からオリックス山岡の直球を捉え中前打。中堅手の中川圭がファンブルしたため、三走大山が本塁に生還して、1点を返した。前川はこれが甲子園初ヒット。智弁学園で準優勝に輝いた聖地でメモリアルヒットとなった。

◆阪神伊藤将司投手(27)が勝ち越し適時打を放った。1-1で迎えた1死二、三塁。カウント1-0からオリックス山岡の外角直球を捉え、左前適時打。SNSでは、伊藤将の打撃に「虎の二刀流は伊藤将司!」「ウチの投手は打つんです」「この1本はデカい」などの声が上がっている。左腕は甲子園12連勝に向け、自らのバットで援護した。

◆またもスルリ...。阪神伊藤将司投手(27)が7回4安打1失点で力投も、2試合連続で勝ち星を逃した。先制点を与えても動じなかった。4回2死からオリックス森に左中間二塁打を打たれると、続く4番頓宮に右前適時打を打たれて1点を献上。だが、自らのバットで援護した。1-1で迎えた1死二、三塁。カウント1-0からオリックス山岡の外角直球を捉え、左前適時打。自らのバットでチームを勢いづけた。その後は危なげない投球を披露。7回2死一、二塁の場面も安達を一邪飛に仕留めて、最少失点でマウンドを降りた。だが、9回1死からオリックス頓宮に左越えを浴びると、杉本にも勝ち越しソロを被弾してKO。伊藤将の前回登板だった8日楽天戦でも湯浅が楽天小深田に右越えソロサヨナラ勝ちと、2試合連続で勝ち星が消えてしまった。

◆首の張りで2軍で調整していた阪神・岩貞祐太投手(31)が1軍に合流した。今季は20試合に登板して防御率2・08、9ホールド。今月3日のロッテ戦の試合中のブルペン投球で首の張りを訴え、4日に登録抹消されていた。13日には鳴尾浜でシート打撃に登板し、「しっかり調整して、呼ばれてもいいように準備したい」と話していた。

◆両軍のスターティングメンバーが発表され、阪神は佐藤輝明内野手(24)が10日の日本ハム戦(エスコン)以来、3試合ぶりに「6番・三塁」で先発する。7日の楽天戦(楽天モバイルパーク)を最後に15打席無安打の大砲が、復活の一発を目指す。先発は12球団勝利が懸かる西勇輝投手(32)。

◆15日のオリックス戦(甲子園)に先発する阪神・伊藤将司投手(27)が登板に向けてキャッチボールなどで調整した。甲子園での登板は5月11日のヤクルト戦(甲子園)以来、約1カ月ぶり。本拠地では11連勝中と好投を続けている左腕は「変わらず低めに丁寧に投げられたら」と意気込んだ。前回8日の楽天戦(楽天モバイルパーク)では7回3失点と粘投も、勝ち負けはつかず。5月18日の中日戦(バンテリンドーム)で2勝目を挙げて以降、白星から遠ざかっているなかで「自分自身、(最近は)そんな良い内容で投げられていないので、しっかりピッチングできたら」と力を込めた。オリックス戦は昨年6月11日(京セラ)に先発し、六回途中2失点(自責1)も白星に恵まれなかっただけに、2年越しのリベンジを目指す。

◆阪神の先発・西勇輝投手(32)は一回に1点を失った。先頭の広岡に左翼の頭上を越える二塁打を浴びると、続く宗の二ゴロで1死三塁。3番・杉本は一邪飛に打ち取ったが、4番・森に初球の直球を中前へ運ばれて先制を許した。西勇は次の頓宮に四球を与えたが、中川圭を遊直に打ち取り、二死一、二塁のピンチは脱した。

◆阪神・岡田彰布監督(65)が試合前練習の前後に報道陣に対応した。主な一問一答は以下の通り。(グラウンド入り)ーー岩貞が合流「今日、登録」ーー村上は「抹消したよ」ーー15日からは順次抹消「それはちょっとわからん」ーーB・ケラーが右肘のドクターチェックのため帰国「知らん(笑)。見てない。キャンプから会うてない」ーー報告は「報告だけは、向こうでなんか主治医にみてもらいたいとか」(練習後)ーージメジメしている「雨降るやろうな」ーー札幌はカラリとしていた「雨やな。大した雨じゃないみたいやな」ーー阪神園芸・金沢さんと話をしていた。グラウンドのことを「え? ちゃう、俺の家の庭のことやん」ーー雨が多いからグラウンドのことかと「俺の庭の芝を替えたから」ーー村上の抹消は「投げるところないからなあ」

◆阪神は0―1の一回、佐藤輝明内野手(24)の2点適時打などで4点を奪った。先頭の近本が三遊間を破る左前打で,、22打席ぶりの安打を放ち出塁。続く中野が四球を選ぶと、3番・ノイジーは初球に死球となって無死満塁の絶好機となった。ここで4番・大山が左翼へ犠飛を放って同点。さらにミエセスが中前適時打を放ち、逆転に成功した。佐藤輝は1死一、二塁で打席へ。初球の変化球が暴投となって二、三塁とチャンスが広がると、続くボールを捉えて打球は左翼へ。フェンスまで届く二塁打で走者2人を生還させた。佐藤輝は10日の日本ハム戦(エスコン)以来、3試合ぶりの先発で16打席ぶりに安打を放った。

◆大阪府の吉村洋文知事(47)と兵庫県の斎藤元彦知事(45)が2025年大阪・関西万博のPRも兼ねて甲子園のファーストピッチセレモニーに登場。マウンド前から両者が並んで投球し、ともにストライク投球とはいかなかったが鋭いワンバウンド投球を披露した。吉村知事は「気持ちよかったです。力んでしまいました。府政は力まないように頑張ろうと思います」。始球式は初めての経験となった斎藤知事は「すごい緊張しました。ワンバウンドでミットに収まってよかったです」とそれぞれ笑顔をみせた。今季、阪神はセ・リーグ首位に立っており、オリックスもパ・リーグ2位と好調。関西の2球団が揃ってV達成の楽しみも広がる。吉村知事は「両チームが優勝したら兵庫と大阪が一緒に『ダブルパレード』を一緒にやろう、と斎藤知事と話をしていました」と〝夢構想〟の実現に期待を寄せた。

◆阪神・近本光司外野手(28)が4-2の四回、適時三塁打を放って1点を追加した。2死三塁でこの日3打席目を迎え、オリックスの先発・曽谷の4球目を鋭く振り抜いた。打球は右中間に大きく上がり、フェンスまで届く大飛球。悠々と三塁に到達し、5月30日の西武戦(ベルーナ)以来となる今季8本目の三塁打とした。この試合まで21打席安打がなかった近本だが、一回の左前打に続く1本でマルチ安打を達成した。ここでオリックスは曽谷に代わって本田が登板。中野が四球を選んで一、三塁とすると、シェルドン・ノイジー外野手(28)が左翼線へ2点二塁打を放ち、リードを5点に広げた。

◆15日の阪神戦(甲子園)に先発するオリックス・山岡泰輔投手(27)が、敵地でキャッチボールなどで調整した。甲子園での阪神戦は2年ぶりで、前回は7回2失点で勝利投手になった。新型コロナによる規制がなくなって初の阪神戦。虎党の大観衆と独特の雰囲気に関しては「あまり感じないですね」と気には留めない。ここまで9試合に登板し、防御率1・71ながら、1勝0敗。今季初の屋外球場での登板となるが、「いつも通りテンポを良くしていけたらと思います」と誓った。

◆阪神の先発・西勇輝投手(32)は6回5安打2失点だった。一回にオリックスの4番・森に中前適時打を浴び、1点を失う立ち上がり。味方が4点を奪った直後の二回にも内野ゴロの間に1点を許したが、以降はチャンスを作らせなかった。直球と変化球、内角と外角を巧みに使い分けて的を絞らせず。六回は先頭の頓宮に中前打を許したが、続く中川圭を三併に打ち取るなど危なげなかった。94球で六回まで投げ抜き、クオリティースタート達成で試合を作った。古巣オリックス相手に好投し、12球団勝利の権利を持ってマウンドを仲間に託す。

◆阪神・木浪聖也内野手(28)が7―3の七回、右前適時打を放った。大山、ミエセスが連続四球で無死一、二塁の好機を作ると、佐藤輝の中飛で二走が三塁へ。梅野は空振り三振に倒れ、ここで木浪にこの日の4打席目が回った。オリックスの4番手・宇田川の3球目フォークを捉え、一、二塁間をしぶとく破った。木浪は一回にも二塁への内野安打を放っており、この日2安打。四回には犠打を成功させて追加点につなげるなど、〝恐怖の8番〟としての役割をこなした。

◆阪神・岩貞祐太投手(31)が8-3の八回に3番手で登板。一回を無失点で抑えた。先頭の森を変化球で空振り三振に打ち取ると、続く頓宮は左飛であっという間に2死。中川圭もバットが折れるような音とともに遊ゴロで詰まらせ、三者凡退で抑えた。岩貞は今月4日に首の張りで出場登録を抹消。この日最短で再登録をされたばかりで、試合前は「一番しんどい連戦でいなかったという申し訳なさ(があった)。(1軍に)上がれたのでまたきょうから頑張りたい」と話していた。

◆阪神は8得点で快勝した。0-1の一回から打線がたたみかけた。先頭の近本が三遊間を破る左前打で、22打席ぶりの安打を放ち出塁。ここから無死満塁の絶好機を作ると、4番・大山が左翼へ犠飛を放って同点。さらにミエセスが中前適時打を放ち、逆転に成功した。なお1死一、二塁で佐藤輝が打席へ。初球の変化球が暴投となって二、三塁とチャンスが広がると、続くボールを捉えて打球は左翼へ。フェンスまで届く二塁打で走者2人を生還させた。佐藤輝は10日の日本ハム戦(エスコン)以来、3試合ぶりの先発で16打席ぶりに安打を放った。一回に4点を奪うと、四回に近本とノイジーの適時打で3点を加え、七回にも木浪が適時打を放った。先発の西勇は6回5安打2失点。一回にオリックスの4番・森に中前適時打を浴び、1点を失う立ち上がり。味方が4点を奪った直後の二回にも内野ゴロの間に1点を許したが、以降はチャンスを作らせなかった。直球と変化球、内角と外角を巧みに使い分けて的を絞らせず。94球で六回まで投げ、12球団勝利を達成した。

◆阪神が関西ダービー第2戦を制した。1点を追う一回、オリックスD1位・曽谷龍平投手(22)=白?大=を攻め、近本光司外野手(28)の22打席ぶりの安打と四死球で満塁とし、大山悠輔内野手(28)の犠飛とヨハン・ミエセス外野手(27)の適時打で逆転。1死二、三塁から佐藤輝明内野手(24)も16打席ぶりの安打を左中間に放って、4点を挙げた。四回には近本、シェルドン・ノイジー外野手(28)の適時打で加点した。6回2失点で4勝目(4敗)の西勇輝投手(32)はプロ野球20人目の12球団勝利を達成した。七回に登板した加治屋蓮投手(31)は自責ゼロながら、自身が更新した開幕からの連続無失点試合の球団記録は「22」でストップした。岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り(成績=37勝21敗2分、観衆=4万2620人)。「暑いなあ、しかし。めっちゃ汗出てきたわ」ーー13日に言っていたが、佐藤輝がストレートを打った「たぶん新聞読んでると思ったから」ーー直接話はしたのか「今日も特打で、とにかく、もう一回ポイントを確認やな。バッティングコーチに言うた、おーん」ーーやればできる「おーん、いや、それやったら、やったらエエんや(笑)」ーー左投手の試合で復帰させた意図は「最初の左中間に行ったというのが大きいと思うね。今までやったら、三塁側にファウルになってたかも分からないけど。ゲームの中できっかけつかまないといけないからね。練習でいい感じ言うても、ゲームで結果出なかったら、気分的にもあんまり良くないと思うし。そのへんよね、やっぱり」ーー右翼方向への打撃の意識もいい感じ「センターのアレ(七回無死一、二塁での中飛)もあったけどねえ、全部変化球やってんな。ヒットは結局な。だから真っすぐを仕留められると、相手もそういう感じになるわけやから、配球も絞りやすくなるよ、だから真っすぐをポンッとエエ感じで打っておけばいいんよ」ーー初回は近本から「久しぶりやろ、初回のヒットは。思い出せへんわ(8日の楽天戦以来)。立ち上がりコントロール悪かったからな、そういうのもあったけど、みんなつないでっていうのは出たよな」ーー1、2番で塁に出てくれると3、4、5、6番が「足とかも気にしないといけないから、今日はミエセスのセンター前(同点に追いついた直後の一回1死一、二塁で中前打)は大きかったよ、アレが大きかったよ。だから佐藤も前より楽に打てたよな。1点だけで終わらずに2点目入ったことでね」ーー佐藤輝の打順はしばらく6番か「まだちょっとわからん、それは。明日は右(オリックスは山岡)やからね。ミエちゃんも行くかどうかわからん。左は一杯打たせたいヤツおるし。どんどん、使わなアカン選手いてるからね」ーー西勇は三回から、どこが良くなった「低めに行きだしたよね。コントロールも含めて、リズムがよおなったやんか」ーーノイジーも2安打「あとは真っすぐを仕留めて欲しいな、おーん。そういうたら、明日、真っすぐくるやろ。ちゃんと新聞でたら、なあ」ーー大山は犠牲フライ「でも、ヒットないやろ、今日なあ。でも、ないのが目立たへんよな。フォアボールとか。ちゃんと打点挙げてるからな。本人はヒット打ちたいと思うけど、つなぎの役割してるよ、やっぱりな」

◆近鉄、西武で主砲として465本塁打&2452安打をマークし、西武コーチ時代には清原和博らを育てたサンケイスポーツ専属評論家・土井正博氏(79)は22打席ぶり安打の近本光司外野手(28)と16打席ぶりヒットの佐藤輝明内野手(24)の違いについて言及した。ヒットが出ていなかった近本、スタメン落ちしていた佐藤輝に2本ずつヒットが出た。この2人の〝不調〟は大きく意味合いが異なる。まず佐藤輝。不調の要因は疲れだ。9連戦の影響もあったのではないか。フルシーンを全力で戦い抜く体力が備わっていないのだろう。打てない。考えすぎる。眠れない。ストレスが生まれる。結果、体力的な疲れに結びつく。悪循環だが、これは自分で乗り越えるしかない。ヒットが出たことはプラスに受け止めればいい。ただし、状態が上向きとは全く思えない。振ったところに投球が来たという印象だ。2打席目の空振り三振の内容は良くない。本人にそのつもりはなくても気の抜けた空振りに見えてしまうのだ。どんな時も、相手が怖がる空振り三振をしなければいけない。阪神のクリーンアップを長く背負って立たなければいけない選手。試合に出続ける中で、体力を備え、常に相手を怖がらせるスイングを続ける。それが佐藤輝に課せられた使命だ。近本は四球を選ぶことはできていた。四球の選び方がいい。相手投手は常に攻めて投げ込んできたが、粘って四球を選んだ。三振、凡退に終わるケースもあるが、もぎとる四球がある時点で、不調とは言えず、単にヒットが出ていないだけだ。対照的に佐藤輝は四球が増えた時期があったが、相手が逃げた四球。相手が攻め込んできた場合、粘って四球をもぎとれていない。ここに近本と佐藤輝の差がある。近本の心配は全くいらないが、佐藤輝は常に注意深く見守っていく必要があるだろう。

◆猛攻撃で主導権を奪い返した一回。4得点の起点は、近本のバットだ。苦しみ続けたリードオフマンにとっての久々の快音が、チームに大きな勢いをもたらした。「『どうせストライク投げてくるやろ』『先発2回目で早く(カウント)作りたいやろ』と思っていた」ドラフト1位・曽谷(白?大)相手に1ストライクから外角の152キロを振り抜くと、打球は三遊間を突破した。22打席ぶりとなる安打に笑みがこぼれる。逆転劇の幕を開く口火の一打だった。4―2の四回2死二塁では、両翼は前進、中堅が定位置であることを確認し、ヒットゾーンをつぶさにサーチ。「何とか打球を上げよう」とフォークを振り抜いて右中間に運び、5点目を刻んだ。今季8本目の三塁打は、新人年の2019年を上回るシーズン自己最多だ。6月突入時点で・330だった打率は、3割を下回るまで急降下したが、打撃の状態や感覚は決して悪くなかったという。相手の投げるコースや高さが良く、打球が野手の正面をつくことも。そのときは「それが野球」と自らを慰めた。ただ、これほどまでに凡打が積み重なれば「自分で自分を責めないように...。でも、つらかったです」。振り返れば、そんな本音もこぼれた。「打撃の状態は悪くなくて、メンタルの状態がどう踏ん張るか。状態的にもよくなかった。だから、そういうところで(安打が)出てくれたところは、すごく楽」苦境で放った2安打は前を向ける材料。自らのバットで苦しみから脱し、ここから一気に突っ走る。(須藤佳裕)

◆オリックスのD1位・曽谷(白?大)は2度目の先発に挑むも四回途中6失点でKO。大観衆に飲み込まれて2敗目を喫し、肩を落とした。「立ち上がりからふがいないピッチングになってしまったことが、ただただ申し訳ないですし、悔しいです」1-0の一回先頭の近本に左前打を浴び、四球と死球で無死満塁。ここで白?大の先輩にあたる大山の左犠飛で同点とされた。その後も佐藤輝には左越え2点二塁打を浴びるなど一挙4失点。打者9人の攻撃を許した。最速は152キロを計測したが、3回?を5安打6失点。両親は奈良の実家からテレビで、祖父母は球場で観戦し声援を送ってくれていたが、初星はまたも持ち越しとなった。チームもソフトバンクとゲーム差なしの3位に後退だ。(北池良輔)

◆勝ちたい―。百戦錬磨の西勇でも無意識のうちに、勝利への欲が心を支配していた。それでも最後はすべてのエゴを捨て、自分に打ち勝った。古巣から初の白星をつかみ、プロ15年目で12球団勝利を達成した。「古巣とは1年に1回しか対戦できないし、ゲーム的にも苦しい展開がいっぱいあった。そのなかで無事に12球団勝利ができて安心しています」プレーボール前から浮足立っていた。「ブルペンに入る前からソワソワしていた」。一回に4番・森に先制打を食らうと、二回も1死一、三塁とされて内野ゴロの間に2点目のホームを踏まれた。どんなときも平常心で腕を振る、自分らしさを見失いかけていたが、「勝ちたいという気持ちを捨ててゲームを作るという気持ちに戻ったら良くなった」。三回以降は立て直して6回5安打2失点で今季4勝目。史上20人目となる全球団勝利をクリアし、「勝たなアカンという気持ちが強すぎるとしんどいと分かった。いい経験ができた」と安堵の表情で振り返った。試行錯誤と緻密な自己分析を繰り返し、偉業にたどり着いた。オリックス入団時からメモを取ることを習慣とし、その時々の練習や体の状態を記録している。肉体改造のために筋肉量を増やした昨年も、ランニングの量を増やした数年前も、気づいたことがあれば常にペンを走らせた。すべては自分のためでもあり、後輩のためでもあった。「ローテーション投手のサンプルでありたいから」昨季、規定投球回に到達したのはチームで青柳と西勇のみ。いつ、どのようなトレーニングをして、どういう結果になったのか。培ってきた経験や知識を後輩に伝えていくことも自身の役割の一つと自覚する。「一年間投げ続けた人にしか分からないこともあるから」。通算114勝を積み重ねた男だから説得力がある。自問自答し、挑戦し続けたことで成し遂げることができた。「こうやって勝てたから、次の試合とかでもまた違った気持ちで入れるんじゃないかな」節目の記録を達成しても西勇の挑戦は終わらない。まだ見ぬ景色を目指し、これからもマウンドに立つ。(織原祥平)

◆お目覚め打!! 阪神はオリックスに8-3で快勝した。「6番・三塁」で3試合ぶりにスタメン出場した佐藤輝明内野手(24)が一回に2点二塁打。16打席ぶりの安打を放つと、五回には右前打でマルチ安打をマークした。6月に入り苦しんできたが、悔しさをバネに復調のきっかけをつかんだ。長いトンネルの出口で快音を響かせ、虎党を熱狂させた。佐藤輝が捉えた白球は、ぐんぐん伸びて左翼手の頭上を越えていく。沈黙をぶち破る16打席ぶりの安打は、勝利へ導く2点二塁打。3試合ぶりのスタメンで放った目覚めの一打に、二塁ベース上で右拳を突き上げた。「いい流れで回ってきたチャンスだったので、積極的にスイングしました。逆方向にうまく捉えることができた」0-1の一回、大山の犠飛とミエセスの中前適時打で逆転に成功した直後の打席だ。オリックス先発のドラフト1位・曽谷(白?大)が初球を暴投し、1死二、三塁の絶好機。続く2球目、外角の151キロ直球をはじき返した。大きな歓声とともに、打球が左翼フェンスまで伸びる。この日のスタメン発表で「6番・サード、佐藤輝」とコールされるだけでもスタンドを沸かせた男が、バットでもきっちり4万2620人の観客を盛り上げた。難しい期間を過ごした。7日の楽天戦(楽天モバイルパーク)を最後に、この日まで15打席無安打。11日の日本ハム戦(エスコン)では今季3度目のスタメン落ちを経験し、13日のオリックス戦(甲子園)は九回に代打で出場するも二ゴロに倒れた。試合前まで交流戦では打率・111(45打数5安打)、0本塁打と苦しんでいた。スタメンを外れた11日は、フリー打撃中に5度、直前の自分の打撃をタブレット端末で確認。時にうなずき、時に首をひねりながら自身の状態と向き合った。もがき苦しむ姿を見ていた岡田監督も、手を差し伸べた。この日の試合前練習ではグラウンドに出てすぐに打撃ケージに向かい、佐藤輝のフリー打撃を凝視。打撃コーチを通じて「特打でとにかくもう一回ポイントを確認やな」とボールを捉えるポイントを確かめさせた。就任時から繰り返し説いてきた打撃の核を見直しさせて、復調のきっかけを与えた。13日の試合後、「真っすぐのヒットいうたら何打席出てないと思う?」と報道陣に逆質問した指揮官。これまで差し込まれる場面が目立っていた課題の直球。それをはじき返した一打に「たぶん新聞読んでると思ったから」と前日のコメントの意図を明かし、「ちょっとはね、よくなると思いますよ」と笑顔だった。期待も責任も大きい打線の中心だからこそ、目を離すことは決してしない。そんな将にも押された佐藤輝が五回には右前打を放ち、5試合ぶりのマルチ安打で輝いた。「試合に出るためにやっているので。出ていなかったときもしっかり準備していた。1本だけじゃなくて、2本、3本と打てるように頑張ります」7日ぶりに灯したHランプ。この日の2安打から状態を上げ、大暴れしていく。(邨田直人)

◆交流戦は江越や渡辺諒の活躍もあり、ブームになっている『恩返し』に便乗(?)で阪神勝利!!そやね、西勇輝が古巣オリックス相手に勝利!! そして、それが12球団勝ち星制覇の偉業達成やってんだから、ええ恩返しやー!! あ! そっちスマ~ン! 俺、元オリックスの監督だった岡田はんの勝利采配やと思っちゃいました~(笑)近本が22打席ぶりのヒットやタイムリー三塁打、中野もヒットに2四球と3度の出塁。やっぱり阪神はこの2人が働くか、働かないかが全てなのだと再確認した試合だったのだ。ま、これで近本、中野は大丈夫だろうし、4番大山も風格が出てきたから安心!!と、なると本日は活躍したけど安定感のないノイジー、ミエセス、佐藤輝の『びっくり箱トリオ』が1日も早くびっくり箱から脱退することが、アレへの条件であるのだ!! 余談だけどポイントカードの『T』カードが『V』カードになるそうですよ! 『T』が『V』ムフフフ...。これってタイガースがアレ(V)になる前兆、いや予告と受け取っていいんですよね!?

◆太陽の塔でおなじみ、大阪・吹田市の万博記念公園内に「EXPO'70パビリオン」という、1970年に開催された大阪万博の様子を今に伝える記念館がある。館内の、とある通路には当時の数字がズラズラと書き並べられているコーナーが。入場者数6421万8770人。すごすぎる数字だ。1日最大入場者数83万5832人。阪神戦の甲子園が4万人だと考えたら驚異的。ごみ1万9353トン。これはもう想像がつかない。そんな53年前の詳細データの中に、迷子4万8139人という数字も。家族とはぐれて「迷子センター」に連れていかれた子供の数。この「4万8139人の中の1人」が、実は現在の虎ソナ筆者です。8歳だった少年は、母が迎えに来たときの感動を今も覚えている。これが「世界の国からこんにちは」「1970年のこんにちは」と日本中が大興奮した「EXPO'70」の、私の思い出。楽しく、懐かしく、ちょっぴりほろ苦く...。アメリカ館に「月の石」が展示されていて、日本館には「月の石のかけら」(分けてもらったらしい)も。食い入るように見たもんです。

◆七回に2番手で登板した阪神・加治屋投蓮手(31)は、代打・茶野の右前打と味方の失策などで1死三塁とされると、広岡の三塁への適時打で失点(自責はつかず)し、球団記録を更新していた開幕からの連続無失点が22試合で止まった。それでも後続を断って最少失点でとどめ、「いつかは点は取られるだろうというのがあった。その後は粘れたというのは自分の持ち味というか、いつもどおり走者がいるところでいった感じの結果が出た」と振り返った。

◆阪神・ミエセス外野手(27)が勝ち越し適時打でヒーローになった。大山の犠飛で追いついた直後、1-1の一回1死一、二塁から曽谷の高め直球を捉える中前適時打を放ち、「僕を含めてみんなの活躍で勝てた」と声を弾ませた。今季初の5番でスタメン出場し、1安打1打点で期待に応えた。岡田監督も「ミエセスのセンター前は大きかったよ。(直後に2点打の)佐藤(輝)も楽に打てたよなあ、2点目入ったことでね」と評価した。

◆阪神・大山悠輔内野手(28)は1点ビハインドの一回、無死満塁で左翼に同点の犠飛を放った。「追いついた後に勝ち越し、追加点といけたんでよかった。その後に追加点を取れたというのが一番良かったんじゃないかなと思います」と打線のつながりを喜んだ。満塁機では4打数4安打、10打点と結果を出している。「いろいろな得点パターンがあるなかで、どういうふうにいこうかという準備ができている結果だと思います」と自身の現状を評価した。

◆阪神・ノイジー外野手(28)が5-2の四回2死一、三塁で本田の初球139キロのフォークを左翼線へ弾き返し、貴重な追加点となる2点二塁打で勝利を引き寄せた。5日のロッテ戦(甲子園)以来、出場6試合ぶりの適時打と問われ、「思い出させてくれてありがとう」と舌も滑らかだった。2安打2打点で、複数安打も出場17試合ぶりとなった。

◆阪神・木浪聖也内野手(29)は7-3の七回2死一、三塁でダメ押しの右前適時打を放った。「あそこで最後に1点を取ったら完全に流れがくる場面。決めるというというよりは次につなぐというイメージがあった」。この日は母校・亜大の恩師、生田勉監督が勇退を発表。「礼儀とか野球以外のことも4年間でしっかりと学ばせてもらった。いまの自分があるのも生田監督のおかげというのは絶対にある。結果で恩返しできるように」。感謝の思いをプレーに込めて戦う。

◆この日に出場選手登録された岩貞祐太投手(31)は8-3の八回に3番手で登板し、1回を三者凡退の無失点に抑えた。今月4日に首の張りで出場登録を抹消となったが最短で復帰し、上々の形で帰還。「(首の状態は)問題ない。自分のことよりもゲームに勝ったので良かった。反省はこれから画像を見ながらやりたい」とうなずいた。

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
DeNA
950 0.643
(↑0.028)
-
(-)
459
(+2)
48
(+1)
6
(-)
3
(-)
0.256
(↓0.001)
3.010
(↑0.16)
1
(-)
巨人
950 0.643
(↑0.028)
0
(-)
461
(+7)
44
(+1)
20
(+1)
7
(+1)
0.278
(↑0.012)
3.170
(↑0.17)
3
(1↑)
ソフトバンク
860 0.571
(↑0.033)
1
(-)
461
(+3)
50
(+2)
15
(+2)
6
(-)
0.263
(↑0.001)
3.380
(↑0.11)
4
(-)
ORIX
770 0.500
(↓0.038)
2
(↓1)
445
(+3)
48
(+8)
8
(-)
5
(-)
0.224
(↑0.001
3.030
(↓0.4)
4
(4↑)
広島
770 0.500
(↑0.038)
2
(-)
442
(+4)
50
(+3)
5
(-)
9
(+1)
0.229
(↑0.011)
3.530
(↑0.12)
6
(3↓)
楽天
660 0.500
(↓0.045)
2
(↓1)
643
(+3)
56
(+4)
9
(+2)
6
(-)
0.264
(↓0.007)
4.100
(↓0.02)
7
(1↓)
ヤクルト
670 0.462
(↓0.038)
2.5
(↓1)
543
(+2)
38
(+3)
7
(-)
2
(-)
0.248
(↑0.005)
2.970
(-)
7
(3↑)
阪神
671 0.462
(↑0.045)
2.5
(-)
448
(+8)
47
(+3)
4
(-)
10
(-)
0.209
(↑0.007
2.940
(↑0.07)
7
(3↑)
ロッテ
671 0.462
(↑0.045)
2.5
(-)
447
(+2)
58
(+1)
12
(-)
9
(+1)
0.231
(↑0.004)
4.000
(↑0.22)
7
(1↓)
中日
670 0.462
(↓0.038)
2.5
(↓1)
544
(+1)
43
(+2)
8
(-)
10
(-)
0.254
(↓0.002)
2.970
(↑0.08)
11
(3↓)
日本ハム
680 0.429
(↓0.033)
3
(↓1)
443
(+1)
38
(+2)
16
(+1)
7
(+3)
0.240
(↓0.009)
2.470
(↑0.01)
12
(-)
西武
590 0.357
(↓0.028)
4
(↓1)
431
(+1)
47
(+7)
7
(-)
8
(+1)
0.206
(-)
3.100
(↓0.34)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
37212 0.638
(↑0.006)
-
(-)
83237
(+8)
178
(+3)
30
(-)
33
(-)
0.243
(↑0.001
2.710
(↑0.01)
2
(-)
DeNA
33241 0.579
(↑0.008)
3.5
(-)
85237
(+2)
214
(+1)
47
(-)
11
(-)
0.261
(-)
3.450
(↑0.05)
3
(-)
巨人
32290 0.525
(↑0.008)
6.5
(-)
82238
(+7)
239
(+1)
72
(+1)
18
(+1)
0.256
(↑0.003)
3.810
(↑0.05)
4
(-)
広島
31290 0.517
(↑0.009)
7
(-)
83207
(+4)
206
(+3)
38
(-)
29
(+1)
0.244
(↑0.002)
3.190
(↑0.02)
5
(-)
ヤクルト
23352 0.397
(↓0.007)
14
(↓1)
83203
(+2)
233
(+3)
50
(-)
29
(-)
0.233
(↑0.001)
3.640
(↑0.02)
6
(-)
中日
23360 0.390
(↓0.007)
14.5
(↓1)
84167
(+1)
192
(+2)
26
(-)
20
(-)
0.243
(-)
2.850
(↑0.02)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
31223 0.585
(↑0.008)
-
(-)
87200
(+2)
177
(+1)
36
(-)
34
(+1)
0.236
(↑0.001)
3.010
(↑0.04)
2
(1↑)
ソフトバンク
31242 0.564
(↑0.008)
1
(-)
86208
(+3)
192
(+2)
42
(+2)
27
(-)
0.246
(↑0.001)
3.190
(↑0.02)
3
(1↓)
ORIX
33262 0.559
(↓0.01)
1
(↓1)
82228
(+3)
199
(+8)
46
(-)
23
(-)
0.254
(↓0.001)
3.030
(↓0.08)
4
(-)
日本ハム
27350 0.435
(↓0.008)
8.5
(↓1)
81198
(+1)
199
(+2)
48
(+1)
33
(+3)
0.225
(↓0.002)
2.840
(↑0.01)
5
(-)
楽天
23321 0.418
(↓0.008)
9
(↓1)
87172
(+3)
223
(+4)
46
(+2)
42
(-)
0.221
(↓0.001)
3.460
(↓0.02)
6
(-)
西武
24351 0.407
(↓0.007)
10
(↓1)
83162
(+1)
205
(+7)
39
(-)
36
(+1)
0.227
(↓0.001)
3.110
(↓0.07)