中日(★1対2☆)ロッテ =交流戦2回戦(2023.06.14)・バンテリンドーム=
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ロッテ
01001000021000
中日
0000010001700
勝利投手:種市 篤暉(4勝2敗0S)
(セーブ:益田 直也(1勝0敗17S))
敗戦投手:涌井 秀章(2勝7敗0S)
  DAZN
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◆ロッテは2回表、岡の適時打で先制する。そのまま迎えた5回には、山口の適時打で貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・種市が6回途中1失点。その後は4投手の無失点リレーで逃げ切り、種市は今季4勝目を挙げた。敗れた中日は、打線が好機を生かせなかった。

◆ロッテ佐々木朗希投手(21)が、練習前に中日の高橋宏斗投手(20)と三塁側フェンス前で交流を図った。2人は侍ジャパンの一員として今春のWBCで世界一をつかみとった仲間。時折、笑顔で会話しながらフェンスにもたれかかって座り込んでリラックスする表情も見せた。さらに途中からは高校日本代表などでチームメートだった同学年の石川昂弥内野手(21)も加わり、3人で談笑する場面もあった。

◆YouTubeチャンネル「野球いっかん!」でアシスタントを務める田中愛梨(28)が始球式を行った。同チャンネルで共演している宮本慎也氏(52=日刊スポーツ評論家)から贈られた自身のネーム入りグラブを手に全身ドラゴンズのユニホーム姿で登場。投じたボールは53キロを計測し、ワンバウンドで捕手木下のミットに収まった。大の中日ファンという田中は「本当に緊張して目標のノーバウンド投球はできなかったですけど、大好きな球団の本拠地で投げさせていただき幸せです」と感極まり、涙ながらに感想を話した。

◆ロッテは14日、美馬学投手(36)が15日に「日本生命セ・パ交流戦」中日戦(午後6時開始、バンテリンドーム)で先発することを発表した。美馬は「自分ができることを精いっぱいやって、チームに良い流れを作りたいと思います。勝利に貢献できるように頑張ります」と意気込んだ。今季も開幕ローテーション入りしたが、開幕3戦目のソフトバンク戦から3戦連続で序盤に崩れ、2軍での再調整を余儀なくされた。1軍に復帰した前回6日のヤクルト戦(ZOZOマリン)では試合はつくったものの、7回に連打を浴び、6回1/3 4安打4失点で黒星。今季4試合で0勝4敗、防御率6・75。

◆中日先発の涌井秀章投手がリーグワーストの7敗で、NPB29人目の通算150敗を喫した。19年まで在籍したロッテ相手に6回7安打2失点。2回に岡に先制打を許すと5回は山口に2点目の適時打を浴びた。打線は岡林の適時打による1点だけ。先発の役割は果たしたが「2点目を与えてしまったことが勝敗の分かれ目。前回に続き、先制点を与えてチームに重い雰囲気をつくってしまいました。そこが反省です」と振り返った。通算150敗=涌井(中日) 14日のロッテ2回戦(バンテリンドーム)で今季7敗目を喫して記録。プロ野球29人目。初黒星は西武時代の05年3月29日の日本ハム2回戦(札幌ドーム)。

◆ロッテ沢村拓一投手が再登録されて11日ぶりのマウンドに上がり、最後は益田直也投手が締めて通算200セーブに王手をかけた。1回1安打無失点の沢村は「時間を有効的に使って、自分の体を戻すことと技術的に良くなることを考えていた。こういう試合をものにするチームの力になれて良かった」。3人で斬った益田も「勝って良かった。意識は変わらないけれど、明日達成出来るように頑張ります」と平常心で臨む。▽吉井監督(沢村の投球に)「少しエネルギーがたまったのかなというふうに見えました」▽ロッテ種市(中10日の先発で元同僚の涌井と投げ合い5回2/3を1失点で4勝目)「ロッテ時代は背中を見て練習してきた。恩返しが出来たんじゃないかと思います。(2打席とも前に飛ばし)めっちゃ速かった。親指痛いです」▽ロッテ山口(5回の右前適時打に)「低めを捨てて浮いてくる球をセカンドの頭をイメージしながら打てたのが良かった。これからもしっかり打点を意識していきたい」

◆ロッテが継投で逃げ切り。二回に岡の適時打で先制し、五回は山口の適時打で追加点を挙げた。種市が六回途中まで1失点で4勝目、益田が17セーブ目。中日は六回に岡林の適時打で1点差としたが、以降はかわされた。涌井は7敗目。

◆中日・涌井秀章投手は打線の援護に恵まれず、7敗目を喫した。6回を2失点の粘投も報われず、通算150敗目となり「先制点を与えてチームに重い雰囲気をつくってしまった」とコメントした。二回に岡の適時打で先制されて以降は制球がやや不安定に。6回を投げるのに要した球数は93。打線に弾みをつけるようなテンポの良さはなかった。

◆ロッテ・益田直也投手は九回を完璧に抑えて17セーブ目を挙げ、通算200セーブにあと一つとした。過去9人しか達成していない大台に迫り「周りがこうやって言ってくれるので、すごい数字なのかなと思う」と淡々と話した。市和歌山商高(現市和歌山)―関西国際大から2012年にドラフト4位でロッテに入団。球団では06年の小林雅英に次ぐ2人目の記録達成に向け「明日(15日に)達成できるように頑張りたい」と意気込んだ。

◆偉大なる大先輩に〝恩返し〟の1勝だ。ロッテ・種市篤暉投手(24)が六回途中1失点で、5月9日以来の白星となる4勝目を挙げた。「ロッテ時代はその背中を見て、練習してきました。恩返しができたんじゃないかと思います」中日先発・涌井がロッテ時代に付けた背番号「16」。その「16」を2020年から譲り受けたのが、プロ3年目まで「63」を付けていた種市だった。「打席にも立ちましたけど、今日もめっちゃ球が速かった。(内野ゴロ2つで)親指が痛いです」と言いながらも、その先輩に投げ勝った。毎回の9奪三振。再び規定投球回に達し、今季58回?で74奪三振となり、奪三振率(9イニング平均の奪三振数)は両リーグトップとなる驚異の11・42。ただ、109球を要したことで「六回を投げ切ることができればよかったのですが...。球数が多くなってしまうのが僕の課題」と反省も忘れなかった。2020年9月に右肘の内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受け、昨季に実戦復帰。今月4日に出場選手登録を外れた際、吉井監督は「去年(1、2軍合計で)70イニングも投げていないので、少し間隔を空けて」と説明。中10日の〝短期放牧〟を挟んで復帰登板を飾った。(東山貴実)

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
DeNA
950 0.643
(↑0.028)
-
(-)
459
(+2)
48
(+1)
6
(-)
3
(-)
0.256
(↓0.001)
3.010
(↑0.16)
1
(-)
巨人
950 0.643
(↑0.028)
0
(-)
461
(+7)
44
(+1)
20
(+1)
7
(+1)
0.278
(↑0.012)
3.170
(↑0.17)
3
(1↑)
ソフトバンク
860 0.571
(↑0.033)
1
(-)
461
(+3)
50
(+2)
15
(+2)
6
(-)
0.263
(↑0.001)
3.380
(↑0.11)
4
(-)
ORIX
770 0.500
(↓0.038)
2
(↓1)
445
(+3)
48
(+8)
8
(-)
5
(-)
0.224
(↑0.001)
3.030
(↓0.4)
4
(4↑)
広島
770 0.500
(↑0.038)
2
(-)
442
(+4)
50
(+3)
5
(-)
9
(+1)
0.229
(↑0.011)
3.530
(↑0.12)
6
(3↓)
楽天
660 0.500
(↓0.045)
2
(↓1)
643
(+3)
56
(+4)
9
(+2)
6
(-)
0.264
(↓0.007)
4.100
(↓0.02)
7
(1↓)
ヤクルト
670 0.462
(↓0.038)
2.5
(↓1)
543
(+2)
38
(+3)
7
(-)
2
(-)
0.248
(↑0.005)
2.970
(-)
7
(3↑)
阪神
671 0.462
(↑0.045)
2.5
(-)
448
(+8)
47
(+3)
4
(-)
10
(-)
0.209
(↑0.007)
2.940
(↑0.07)
7
(3↑)
ロッテ
671 0.462
(↑0.045)
2.5
(-)
447
(+2)
58
(+1)
12
(-)
9
(+1)
0.231
(↑0.004
4.000
(↑0.22)
7
(1↓)
中日
670 0.462
(↓0.038)
2.5
(↓1)
544
(+1)
43
(+2)
8
(-)
10
(-)
0.254
(↓0.002)
2.970
(↑0.08)
11
(3↓)
日本ハム
680 0.429
(↓0.033)
3
(↓1)
443
(+1)
38
(+2)
16
(+1)
7
(+3)
0.240
(↓0.009)
2.470
(↑0.01)
12
(-)
西武
590 0.357
(↓0.028)
4
(↓1)
431
(+1)
47
(+7)
7
(-)
8
(+1)
0.206
(-)
3.100
(↓0.34)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
37212 0.638
(↑0.006)
-
(-)
83237
(+8)
178
(+3)
30
(-)
33
(-)
0.243
(↑0.001)
2.710
(↑0.01)
2
(-)
DeNA
33241 0.579
(↑0.008)
3.5
(-)
85237
(+2)
214
(+1)
47
(-)
11
(-)
0.261
(-)
3.450
(↑0.05)
3
(-)
巨人
32290 0.525
(↑0.008)
6.5
(-)
82238
(+7)
239
(+1)
72
(+1)
18
(+1)
0.256
(↑0.003)
3.810
(↑0.05)
4
(-)
広島
31290 0.517
(↑0.009)
7
(-)
83207
(+4)
206
(+3)
38
(-)
29
(+1)
0.244
(↑0.002)
3.190
(↑0.02)
5
(-)
ヤクルト
23352 0.397
(↓0.007)
14
(↓1)
83203
(+2)
233
(+3)
50
(-)
29
(-)
0.233
(↑0.001)
3.640
(↑0.02)
6
(-)
中日
23360 0.390
(↓0.007)
14.5
(↓1)
84167
(+1)
192
(+2)
26
(-)
20
(-)
0.243
(-)
2.850
(↑0.02)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
31223 0.585
(↑0.008)
-
(-)
87200
(+2)
177
(+1)
36
(-)
34
(+1)
0.236
(↑0.001
3.010
(↑0.04)
2
(1↑)
ソフトバンク
31242 0.564
(↑0.008)
1
(-)
86208
(+3)
192
(+2)
42
(+2)
27
(-)
0.246
(↑0.001)
3.190
(↑0.02)
3
(1↓)
ORIX
33262 0.559
(↓0.01)
1
(↓1)
82228
(+3)
199
(+8)
46
(-)
23
(-)
0.254
(↓0.001)
3.030
(↓0.08)
4
(-)
日本ハム
27350 0.435
(↓0.008)
8.5
(↓1)
81198
(+1)
199
(+2)
48
(+1)
33
(+3)
0.225
(↓0.002)
2.840
(↑0.01)
5
(-)
楽天
23321 0.418
(↓0.008)
9
(↓1)
87172
(+3)
223
(+4)
46
(+2)
42
(-)
0.221
(↓0.001)
3.460
(↓0.02)
6
(-)
西武
24351 0.407
(↓0.007)
10
(↓1)
83162
(+1)
205
(+7)
39
(-)
36
(+1)
0.227
(↓0.001)
3.110
(↓0.07)