西武(★2対3☆)ヤクルト =交流戦3回戦(2023.06.11)・ベルーナドーム=
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ヤクルト
0200100003800
西武
0000011002810
勝利投手:小澤 怜史(2勝1敗0S)
(セーブ:田口 麗斗(0勝2敗14S))
敗戦投手:平良 海馬(4勝2敗0S)
  DAZN
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◆ヤクルトは2回表、2死二三塁からオスナが適時打を放ち、2点を先制する。そのまま迎えた5回には、相手失策の間に1点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・小澤が6回1失点の好投で今季2勝目。敗れた西武は、打線が6回以降に追い上げを見せるも及ばなかった。

◆西武が2年連続で人気アニメ「ラブライブ!」シリーズ作品とのコラボイベントを開催した。ヤクルト戦の試合前には、7月から放送予定の「ラブライブ! サンシャイン!!」の公式スピンオフ作品「幻日のヨハネ」の番組宣伝タイムをかけて、ヨハネ役の声優・小林愛香(29)とダイヤ役の小宮有紗(29)がセレモニアルピッチに登場。どちらかが本塁までノーバウンドなら場内ビジョンでの告知タイム獲得という中で、小宮が見事にノーバウンドで投げた。

◆西武平良海馬投手(23)が7回を3失点でしのいだが、負け投手になった。初回、2奪三振でわずか12球でスタート。「いつも20何球かかかるんですけど、滑り出しは良かったかなと思います」。ツーシームを減らし、制球重視で攻めた。2回に不運な当たりも含め3安打され、2失点。マウンド上で天を仰いだ。「自分が点を取られた時にイラっとしてしまって、なんかそれが2、3イニング、いらいらした状態が続くので。そこの切り替えをうまくしたいなと思います」と課題を持つ。5回には失策絡みで追加点を許したが、終盤に進むにつれて安定感も増した。「5回くらいが気持ちよく投げられたのはありました」と振り返った。打線との兼ね合いもあり、これで4勝2敗と、投球内容の割に白星がなかなか伸びない。その中で、ヤクルト村上からは3つの空振り三振。決め球は全て違う球種だった。「絶対に打たれたくなかったです。いろいろ調べましたし、その中で選択して(三振を)取れて良かったです」と、投手としてのすごみをあらためて示したマウンドでもあった。【金子真仁】

◆チャンステーマ4が一瞬だけ爆発的な歓声にかわり、すぐに悟ったようなため息に変わった。1点差に迫った7回2死満塁、打席には西武鈴木将平外野手(25)が立つ。首脳陣が打線のアクセントにと期待する、相手投手の球数を費やせる打者だ。この日もすでに2安打。同点機、逆転機で巡った第4打席でも、4分半、6球かけてフルカウントにした。結果は右飛。鈴木は一、二塁間で天を仰いだ。ペナントレースが全日程の4割を終えた。もともとレギュラー確定は3枠(山川、源田、外崎)で始まった1年。ライバル球団ほどの選手層の厚みはない。若手野手も多く出場しながら「あと1本」に苦しみ、気付けば最下位楽天に6毛差のところまで沈んだ。野球には多くの指標がある。その中の1つ、チーム四球数に着目するとリーグ最少の138個となっている。四球1位のロッテは189個。チーム安打数は西武の方が12本多いものの、安打+四球の合計数は49個も負け、両チームの総得点差37点に少なからず影響している。この日も象徴的な展開に。ヤクルト小沢が試合開始早々、外角球中心でカウント3-0としたものの、1番源田が空振り三振。そこから複数の球種を織り交ぜ、ストライク先行で攻められた。西武打線も好球必打で向かうも、野手が動かない打球が目立ち"打たされた感"も出てしまった。6回までチーム唯一の四球が2回の栗山巧外野手(39)。プロ通算1008個目の四球だ。中村剛也内野手(39)は「四球って(取るの)難しいです」と同期入団の相棒の通算1000四球をたたえていた。松井監督も言う。「栗山がつないでくれるっていうのは、本当に非常に大きいあの役割をしてくれたんじゃないかなと思います」。栗山は7回にもヤクルトの2番手星に7球投げさせ、最後は四球を選んだ。その後1番源田も四球を選び、チームは得点を挙げている。四球が流れを作ったイニングだった。もちろん、打者は打つことが前提だ。松井監督も「積極的に振りに行った中で、粘っていくか、相手投手にどうやって1球でも(多く)投げさせるかっていうのは、チームとしては伝えていることです」と話す。四球=安打の価値-。西武では1軍のみならず、2軍戦でも「四球はヒットと一緒!」と声が飛ぶシーンがある。深いカウントからいかに結果を出せるか。7回の満塁機、9番若林楽人外野手(25)で打席で5球、ファウルを打ったが、最後はスライダーをハーフスイングで三振になった。鈴木も押し出し目前のカウント3-1から3球続けて振ったが、捉えきれなかった。松井監督は「練習では意識している中でも、実際に試合の中で」と、実戦での応用の難しさを口にする。投手に多く投げさせてからの安打や四球を「若い選手にとっては成功体験なわけですから、その数をどれだけ多く増やしていけるか。日々の積み重ねになってくるんじゃないかと思います」と話す。四球=安打で考えると、西武投手陣の与四死球215個は現時点でリーグワーストになる。先発投手陣は粘りながらも、四球からの失点も少なくない。この日は先発平良が7回無四球投球で粘っただけに、7回裏に「あと1本」で流れを変えたかったところだ。なお、西武打線の全ファウル(バント失敗を除く)のうち2ストライク以降のファウルが占める比率を計算すると42・1%。チーム打率2割3分台ながら四球を効果的に得点につなげて優勝マジックを点灯させた21年のロッテ打線と、偶然にも全く同じ数値になる。中村はストライクゾーンぎりぎりのボール球の見極めを「これくらいボール」と5センチの指幅で示したことがある。豪快な"山賊"の面影が薄れた今、嫌らしい西武打線になれるか。松井監督は、惜敗を「糧」とは表現しない。「もちろん、悔しいです」とキッパリ言う。勝利と育成の両立。タフな日々はまだまだ続く。試合終了から2時間後、閉ざされた室内練習場で誰かが打ち込む音がした。【金子真仁】

◆ヤクルト小沢怜史投手(25)が6回4安打1失点の好投で先発再転向後、2連勝をマークした。速球にカーブ、スライダー、フォークなどまじえ、5回までは二塁を踏ませなかった。「変化球でうまくカウントを取れた。前回は全然ストライクを取れなくて『リードどころじゃない』って言われたので、よかった」と胸をなで下ろした。昨季は登板10試合中8試合で先発したが、今季は中継ぎで開幕。先発の人繰りが苦しいことから4日の楽天戦(神宮)で今季初先発し、初勝利を挙げた。この日は6回69球と少ない球数で、ストライク先行で打ち取った。高津臣吾監督は「言葉は悪いですけども便利。リリーフもこなせて先発もやってくれる。貴重な戦力」と感謝した。小沢のプロデビューはソフトバンク時代の17年8月、西武が相手だった。当時は本拠地のヤフオクドーム内で迷子になり、ブルペンからの出方も分からなかった。「初対戦が栗山さんだったのは覚えていたので、ちょっと思い出した。あのころよりは自信を持って投げられるようになりました。よくなったと思います」と成長を実感していた。▽ヤクルト高津監督(好投していた小沢の69球降板に)「60、70球をめどで考えていた。充電が切れるのがそのくらい。リリーフもこなせて先発もやってくれる、貴重な戦力」▽ヤクルト・オスナ(2回に西武平良から先制の2点右前打)「2死からチャンスが回ってきたので何とか先制したかった。高めでしたが、強引にいかず、しっかりコンタクトできた」

◆ヤクルトのホセ・オスナ内野手(30)が二回2死二、三塁で右前へ先制の2点打を放った。「2アウトからチャンスが回ってきたので、何とか先制したかった。高めのボール球でしたが、強引にいかずにしっかりコンタクトできた」二回は西武先発、平良の前に川端が遊撃への内野安打で出塁すると、中村が二塁打でつないで二、三塁に。好機でこの日8番に入った来日3年目の助っ人が打席に立ち、カウント0―1から高め直球をしっかりと捉えた。

◆ヤクルト・小沢怜史投手(25)が6回4安打1失点の好投をみせ、2勝目の権利をもって降板した。「野手が早いイニングで先制してくれてリードのまま後ろにつなぎたいという気持ちで投げました。ストライク先行でうまく緩急を使いながら打ち取ることができました」四回先頭の鈴木まで無安打投球。140キロ台の直球と100キロ台のカーブやスライダーなどで緩急を使いながらコースに丁寧に投げた。3―0の六回2死一塁から外崎に中越えの適時二塁打で1点を返されたが、最後はマキノンを空振り三振に仕留めて最少失点で抑えた。開幕当初は救援として出場していたが、配置転換されて前回6月5日の楽天戦(神宮)で今季初先発。粘りの投球で5回2安打1失点に抑え、1勝目を手にした。今季2度目の先発に「最初から飛ばして、行けるところまでいけばいい。(西武打線は)つながると怖いので回の先頭は出さないようにしたい」と意気込み、背番号45の横手投げ右腕が実力を発揮した。

◆先発した西武・外崎修汰内野手(30)が適時二塁打を放った。3点ビハインドの六回2死一塁から、小沢の真っすぐをセンター方向にはじき返し「後ろにつなぐ意識で打席に入りました。いい結果になって良かったです」と振り返った。西武は七回に代打・平沼の犠飛で1点を追加し2-3とした。

◆ヤクルトが連勝。二回にホセ・オスナ内野手(30)の2点打で先制。五回は相手の送球ミスの間に二走・長岡秀樹内野手(21)がホームを踏み、追加点を奪った。今季2度目の先発を任されたヤクルト・小沢怜史投手(25)は6回4安打1失点の好投をみせて2勝目(1敗)を挙げた。小沢のヒーローインタビューは以下の通り。ーー自身の内容を振り返って「緩急を使って上手く打ち取っていけたかなと思います」ーー早い段階で打線の援護もあった「先取点をとってもらったので、そこからなんとか勝ち越されないように意識して投げました」ーー先発で自身2連勝「勝ち星は野手のみなさんが点を取ってくれたおかげでついてると思うので、次も勝てるように頑張りたいと思います」ーービジターでもファンの声援が大きかった「ホントにいつも大きな声援でとても力になってます。ありがとうございます」ーー次のピッチングに向けて意気込みを「次もいいピッチングしてまた勝てるように頑張ります。また応援よろしくお願いします」

◆ヤクルトが逃げ切った。二回にオスナの2点打で先制、五回は失策で加点。小沢が6回1失点で2勝目、田口が14セーブ目を挙げた。西武は七回無死満塁から1点に終わったのが響いた。平良は7回3失点で、12三振を奪ったが2敗目。

◆西武の平良は自己最多の12三振を奪ったが、7回3失点(自責点2)で2敗目を喫した。二回は内野安打と二塁打で2死二、三塁のピンチを迎え、オスナに速球をはじき返される2点打。2021年の初登板から続いた交流戦での連続イニング無失点が25で止まった。それでも主砲の村上には高低を巧みに使い、3打席いずれも空振り三振。「絶対打たれたくなかった」と同世代対決を制した。7安打は許したが、無四球と制球が安定し「全体的に良かった」と収穫を口にした。

◆西武は2点を追う七回に平沼の犠飛で1点差に詰め寄ったがあと1本が出ず、本拠地でのヤクルト3連戦に1勝2敗と負け越した。先発した平良海馬投手(23)は7回3失点、12奪三振の好投も2敗目(4勝)を喫した。以下、試合後の松井稼頭央監督(47)の主な一問一答。--ヤクルト先発・小沢を攻略できなった「セ・リーグの投手はこの時期しか対戦する機会がないが、その中でも真っすぐにしてもフォークにしてもうまいことピッチングされた」--2点を追う七回は代打・古市が送りバントを決めて自らも出塁し、無死満塁の好機を演出「究極の場面ですからね。そういう意味では古市がよく決めてくれた。ほんとに見事だったと思います」--あと1点差に詰め寄ったが追いつけなかった「悔しいです。同点、逆転目指してやってますし、そこを目指す中でまた次につなげていきたいと思います」

◆ヤクルトが2連勝を飾った。二回2死二、三塁からホセ・オスナ内野手(30)が右前2点打を放ち先制すると、五回1死二塁からは、二走・長岡が内山の三ゴロで一塁への送球間に三塁へ進み、西武の一塁手・渡部の悪送球の間に生還。3試合ぶりにスタメン復帰した21歳が激走で貴重な1点を入れた。投げては小沢怜史投手(25)が6回4安打1失点の好投で先発2連勝。高津臣吾監督(54)の主なコメントは以下の通り。――先発の小沢は立ち上がりからよかった「今週は総じて、先発ピッチャーを含めたピッチャー全体的によく頑張った1週間だったかなと。小沢は当初ローテーションに入っていたわけじゃないんだけど、急な、そんなに調整していない中で、60―70球ぐらいのめどでいつも考えているんだけど、その中でよく投げ切ったなと。少しボールが手につかないというか、乱れるところは多少あったんですけど、その中でもよく攻めた投球ができたのかなと思いますね」――先発事情が苦しい中で交流戦からの先発起用に応えてくれている「その通りだと思います。先発ピッチャーに余裕があるわけでもないですし、こっちもいろいろ考えながらやっていく中で、言葉は悪いですけど、便利というか。リリーフもこなせて先発もやってくれるというすごく大事な、貴重な戦力の一人ですね」――60―70球というのは救援投手をやっていたということを踏まえて「特に決めているわけではないですけど、だいたい電池が切れるのが60、70球なので。充電が切れると言った方がいいですかね」――オスナが8番に座って先制打「調子を見て打順を8番にしたわけではなくて、あそこにランナーがたまって回ってくるだろうと思って8番にしました、この2試合は。本本人的にはもっと上位を打ちたいかもしれないですけども、その期待に応えてくれる一本だったと思いますし、彼の場合は守備での貢献というのもすごく大きいですからね。チーム全体を見渡したときに、やっぱり欠かせない存在というか、大きな存在だと思います。8番にしましたけども、今日のラインアップの中でも、すごく打点の取れる位置におけて良かったなと思いますね」――長岡が3試合ぶりにスタメン復帰で五回に好走塁。スタメンを外れて火がつついた「僕の口からは何も、一言も言っていないです。スタメンを外れることも、今日スタメンで出ることも言っていないですけれど、おそらく何かを感じたと思いますし、守備に関しては間違いなく内野にいる中では、(山田)哲人も含めてトップクラスだと思います。あとは、謙虚に野球に取り組んで、結果が出るのが一番ですけれども、そういういい薬になった期間になってくれたらなと思います」――山田は休養「今日は完全休養ですね」

◆西武・平良は自己最多の12三振を奪ったが、7回3失点(自責点2)で2敗目。二回2死二、三塁からオスナに先制の2点打を浴び、中継ぎ時代の2021年の初登板から続いた交流戦での連続イニング無失点が25で止まった。それでも主砲・村上を3打席連続で空振り三振に仕留めるなど、圧巻の投球を披露し「全体的に良かった。(村上は)ホームランも打っているし、絶対に打たれたくなかった」と振り返った。

◆2試合連続で「8番・一塁」で先発したヤクルト・オスナが、二回2死二、三塁から先制の右前2点打。高めの直球を捉え「強引にいかずしっかりコンタクトできた」とうなずいた。これまで3番や5番でも起用してきた高津監督は「走者がたまって回ってくると思って8番にした。期待に応えてくれる一本だったと思うし、守備での貢献もすごく大きい。欠かせない大きな存在」とたたえた。

◆ヤクルトは11日、西武3回戦(ベルーナ)に3―2で勝利し、2連勝した。3試合ぶりに「9番・遊撃」で先発出場した長岡秀樹内野手(21)が、2―0の五回1死二塁から三ゴロで三塁を狙い、相手の隙をついて生還する好走塁を見せた。打撃不振で先発を外れていた4年目の若武者が、村上宗隆内野手(23)から「死ぬ気でやらんかい」とハッパを掛けられて奮起。先発した小沢怜史投手(25)が6回4安打1失点で2勝目を挙げた。ユニホームを泥だらけにして死ぬ気で走った。2―0の五回1死二塁。二走の長岡が、内山の三ゴロを三塁手・マキノンが前進してジャンピングスローしたのを見て好スタート。慌てた一塁手・渡部の三塁への送球がそれ、一気に生還した。「これだけチャンスをいただいて、それを自分のものにできなかった。本当に自分の実力不足。初心を忘れずに、頑張ろうという気持ちでした」結果が欲しかった。昨季遊撃の定位置をつかみ、ゴールデングラブ賞を初受賞したが、今季は開幕から打撃不振に陥り、試合前時点で打率・199と規定打席到達者の中ではリーグ最下位。ここ2試合は先発から外れていた。3試合ぶりに先発し、五回先頭で平良の直球を捉えて中前打。出場3試合ぶりの安打を放つと、好判断&好走塁で貴重な3点目をマーク。遊撃の守備では軽快にゴロをさばくなど存在感を放った。気合が入っていた。試合前のベンチ裏で2学年上の村上から「死ぬ気でやらんかい」と叱咤(しった)激励された。試合中のベンチでは常に隣に座り「野球に対してのストイックさがすごい。お手本のような存在」と尊敬する先輩からの言葉に奮い立たないわけがなかった。今季2試合目のベンチスタートとなった9日の西武戦。試合前の練習では高津監督を始め、投手コーチを除く全コーチ陣が見守る中、志願して2度フリー打撃を行った。10日の試合前練習では、通常より多い約10分間のフリー打撃を行い「もう切り替えていかないといけない」と前を向いた。開幕から我慢の起用を続ける高津監督は「何かを感じたと思う。結果が出るのが一番ですけど(試合に出場しなかった2試合が)いい薬になってくれたら」と親心をのぞかせた。昨季交流戦を制したチームは2連勝とし、交流戦は6勝5敗の3位。セ・リーグでは史上初となる2年連続優勝の可能性を残す。13日からは本拠地に戻り、ソフトバンク、オリックスとの6連戦。逆襲に向けて、背番号7が復活ののろしをあげた。(森祥太郎)

◆ヤクルトは11日、西武3回戦(ベルーナ)に3―2で勝利し、2連勝した。先発した小沢怜史投手(25)が6回4安打1失点で2勝目を挙げた。安定感のある投球で凡打の山を築いた。小沢が6回4安打1失点で先発に転向後2連勝。敵地で拍手を浴び、白い歯をこぼした。「緩急を使って、うまく打ち取っていけた。先制点を取ってもらったので、何とか勝ち越されないように意識して投げた」サイドハンドから繰り出す140キロ台前半の直球と、変化球を低めに制球。積極的に振ってきた西武打線をフォークやカーブでかわした。救援で開幕1軍入りしたが、先発投手陣が苦しむ中、5回1失点だった前回4日の楽天戦(神宮)から先発を任されて好投を続け、高津監督は「リリーフも先発もやってくれるすごく大事な、貴重な戦力の一人」と目を細めた。西武はソフトバンク時代の2017年に高卒2年目で初登板した相手。小沢は初対戦の相手が栗山だったことを覚えており「あの頃より自信をもって投げられるようになった」とうなずいた。(赤尾裕希)

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
DeNA
750 0.583
(↑0.038)
-
(-)
652
(+8)
44
(+4)
6
(+3)
2
(-)
0.251
(↓0.004)
3.180
(↓0.08)
1
(-)
巨人
750 0.583
(↑0.038)
0
(-)
651
(+4)
43
(+2)
18
(+2)
6
(+2)
0.266
(↓0.003)
3.620
(↑0.15)
3
(4↑)
ヤクルト
650 0.545
(↑0.045)
0.5
(-)
740
(+3)
30
(+2)
6
(-)
2
(-)
0.247
(↓0.001)
2.780
(↑0.08)
4
(3↓)
ソフトバンク
660 0.500
(↓0.045)
1
(↓1)
653
(+2)
47
(+4)
10
(-)
6
(+1)
0.259
(↓0.006)
3.700
(↓0.03)
4
(3↓)
ORIX
660 0.500
(↓0.045)
1
(↓1)
640
(+4)
40
(+8)
7
(+2)
5
(-)
0.232
(↓0.002)
2.850
(↓0.46)
4
(3↓)
日本ハム
660 0.500
(↓0.045)
1
(↓1)
639
(-)
31
(+1)
14
(-)
4
(+1)
0.244
(↓0.006)
2.250
(↑0.11)
4
(3↓)
広島
660 0.500
(↓0.045)
1
(↓1)
635
(+5)
41
(+6)
5
(-)
8
(+1)
0.215
(↑0.005)
3.450
(↓0.27)
8
(1↓)
楽天
550 0.500
(-)
1
(↓0.5)
834
(-)
49
(-)
6
(-)
6
(-)
0.267
(-)
4.190
(-)
9
(2↑)
阪神
561 0.455
(↑0.055)
1.5
(-)
640
(+1)
42
(-)
4
(-)
10
(+4)
0.212
(↓0.006)
3.180
(↑0.29)
9
(2↑)
ロッテ
561 0.455
(↑0.055)
1.5
(-)
645
(+6)
50
(+5)
12
(+1)
8
(-)
0.232
(↑0.003)
3.960
(↓0.09)
9
(-)
中日
560 0.455
(-)
1.5
(↓0.5)
736
(-)
41
(-)
6
(-)
9
(-)
0.250
(-)
3.330
(-)
12
(3↓)
西武
570 0.417
(↓0.038)
2
(↓1)
630
(+2)
37
(+3)
7
(-)
7
(-)
0.209
(↑0.004
2.720
(↑0.06)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
36202 0.643
(↑0.007)
-
(-)
85229
(+1)
173
(-)
30
(-)
33
(+4)
0.244
(↓0.002)
2.750
(↑0.05)
2
(-)
DeNA
31241 0.564
(↑0.008)
4.5
(-)
87230
(+8)
210
(+4)
47
(+3)
10
(-)
0.260
(↓0.001)
3.500
(-)
3
(-)
広島
30280 0.517
(↓0.009)
7
(↓1)
85200
(+5)
197
(+6)
38
(-)
28
(+1)
0.242
(↑0.001)
3.160
(↓0.06)
4
(-)
巨人
30290 0.508
(↑0.008)
7.5
(-)
84228
(+4)
238
(+2)
70
(+2)
17
(+2)
0.253
(-)
3.930
(↑0.03)
5
(-)
ヤクルト
23332 0.411
(↑0.011)
13
(-)
85200
(+3)
225
(+2)
49
(-)
29
(-)
0.232
(-)
3.630
(↑0.03)
6
(-)
中日
22350 0.386
(-)
14.5
(↓0.5)
86159
(-)
190
(-)
24
(-)
19
(-)
0.241
(-)
2.920
(-)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
30213 0.588
(↑0.008)
-
(-)
89198
(+6)
169
(+5)
36
(+1)
33
(-)
0.236
(↑0.001)
2.970
(↓0.04)
2
(-)
ORIX
32252 0.561
(↓0.01)
1
(↓1)
84223
(+4)
191
(+8)
45
(+2)
23
(-)
0.257
(↓0.001)
3.000
(↓0.09)
3
(-)
ソフトバンク
29242 0.547
(↓0.011)
2
(↓1)
88200
(+2)
189
(+4)
37
(-)
27
(+1)
0.244
(↓0.001)
3.250
(↓0.01)
4
(-)
日本ハム
27330 0.450
(↓0.008)
7.5
(↓1)
83194
(-)
192
(+1)
46
(-)
30
(+1)
0.225
(↓0.001)
2.810
(↑0.03)
5
(-)
西武
24331 0.421
(↓0.008)
9
(↓1)
85161
(+2)
195
(+3)
39
(-)
35
(-)
0.229
(↑0.001
3.040
(↑0.02)
6
(-)
楽天
22311 0.415
(-)
9
(↓0.5)
89163
(-)
216
(-)
43
(-)
42
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