ロッテ(★2対3☆)広島 =交流戦1回戦(2023.06.09)・ZOZOマリンスタジアム=
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広島
0020001003900
ロッテ
0001000012500
勝利投手:床田 寛樹(5勝1敗0S)
(セーブ:矢崎 拓也(3勝0敗8S))
敗戦投手:西野 勇士(6勝2敗0S)
  DAZN
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◆広島が4連勝。広島は3回表、西川と秋山の適時打で2点を先制する。その後1点差に迫られて迎えた7回には、西川の適時打で貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・床田が8回4安打1失点の快投で今季5勝目。敗れたロッテは先発・西野が好投するも、打線が援護できなかった。

◆ロッテ西野勇士投手が、今季最多114球目を広島西川に捉えられ、降板した。ハーラートップ7勝目を狙って粘りの投球を見せていたが、7回2死二塁から左前適時打で3失点目。「テンポ良く投げることは出来たかなと思います。最後粘りたかったですが、失点してしまい悔しいです」。6回2/3、9安打7奪三振で、勝ち投手の権利は得られなかった。0-0の3回には、先頭の田中に右前安打を許すと、2死一、二塁から西川に中前適時打、秋山に右前適時打を喫して先制された。だが、その後は変化球も効果的に使いながら要所は締めていた。4回には味方も反撃した。2番藤岡が一塁ベースに当たる幸運な右翼線二塁打で無死から出塁。1死三塁から山口が床田の139キロツーシームを中前適時打。「なんとか1点を返すことができて良かったです」。6回にも藤岡が右前打で出塁も、続く中村奨の痛烈な打球は投直となり、藤岡が帰塁出来ず併殺となった。

◆今季初めて100球を超えたロッテ西野勇士投手(32)が、7回2死二塁から114球目の143キロ直球を広島西川に左前に運ばれて降板した。7回途中3失点で今季2敗目に「テンポ良く投げることはできたかなと思います。最後粘りたかったですが、失点してしまい悔しい」。吉井理人監督は「あそこは西野に任すか、リリーフを出すか迷ったが、底力にかけた。こちらの責任。ただ下位打線に打たれすぎは反省点」と課題を挙げた。

◆広島が6年ぶりの交流戦4連勝で、首位をキープした。先発の床田寛樹投手が今季最長の8回を投げ、1失点。パ最多6勝のロッテ西野を西川、秋山の連続適時打で攻略し、貯金を今季最多4に積み上げた。敵地のヒーローインタビュー。床田は「こんなに赤いと思ってなかった。力強い声援ありがとうございます」と左翼のカープファンに感謝した。左肘の炎症で5月17日に出場選手登録を抹消され、復帰2試合目で昨年7月19日阪神戦以来の8回を投げ抜いた。4回に1点を失ったが、頼れる姿を見せ続けた。9回を矢崎拓也投手に託し「2人でリレーできたらいいねと話してたらできた。7年かかったけどできてよかったです」と同期生との共闘を喜んだ。交流戦4連勝は17年6月3日ロッテ戦から同9日楽天戦まで6連勝して以来。「戦いながらチームが力を付けてきているなという手応えは感じていますね」と新井監督。交流戦が鬼門とは、もう言わせない。

◆広島が6年ぶりの交流戦4連勝で貯金を今季最多4とし、ソフトバンクなどと並んで同戦首位をキープした。左肘の炎症で5月17日に出場選手登録を抹消された床田寛樹投手(28)が、復帰2試合目で今季最長8回を投げ、1失点と好投。パ・リーグ最多6勝を挙げていた相手先発のロッテ西野勇士投手(32)に投げ勝ち、新井貴浩監督(46)は「今日も素晴らしいピッチングだったと思います」と絶賛した。4回、先頭・藤岡裕大内野手(29)の打球が一塁ベースに当たって二塁打になり、そこから1点を失った。投手にとっては不運となったが、崩れなかった。6回1死一塁では中村奨吾内野手(31)の投手返しの打球を好捕し、スタートを切っていた一塁走者の動きを冷静に確認して一塁に送球してアウトに。1点リードを守り抜いた。8回1死からこの日初めての四球を出したが、代打の佐藤都志也捕手(25)を二塁ゴロに仕留め、池田来翔内野手(23)は空振り三振に打ち取った。力投を見守った新井監督は「8回を見て、どうかなと判断しようと思っていた。球数だけじゃなしに、投げてるボールであったり、8回もね。気持ちが入って腕を振っていたので、あそこで代えようと。8回、マックスでしょう。147(キロ)かな。球数だけじゃなしにいろいろ考慮した中で代えようと」と力を振り絞った左腕をねぎらった。

◆広島が4連勝。先発の床田寛樹投手は制球良く8回4安打1失点で、5勝目を挙げた。矢崎が8セーブ目。打線は三回2死から西川、秋山の連続適時打で2点を先取し、2―1の七回にも西川が適時打を放った。ロッテの西野は3失点で2敗目。

◆広島が4連勝。先制打を放ったのが西川龍馬外野手(28)。三回2死一、二塁で西野にわずか3球で追い込まれたが、ファウルで粘り7球目の147の直球を中前へ打ち返した。なお一、三塁で今度は秋山が初球の直球を引っ張り右前適時打で2点目を奪った。「打席に入る前に秋山さんに『お先です』と言ってから行った。打つことができてよかった。秋山さんが続いてくれたのでなお良かった」と笑みだ。ロッテ戦は試合前時点で通算25勝37敗3分け。コロナ禍で開催中止となった2020年を除き、18年から4シーズン連続で負け越しているが、この日は積極的な攻撃が奏功した。1点差に迫られた七回1死から野間が遊撃内野安打を放つと、菊池の打席ですかさず今季2盗塁目となる二盗を決め好機を演出。2死二塁で西川が内角球を流し打って左前へ転がすと、野間が快足を飛ばして一気に生還した。チームは6日からの日本ハム3連戦(エスコン)で同一カード3連勝を飾り、そのままの勢いでロッテに快勝。床田寛樹投手(28)が8回1失点で5勝目(1敗)。赤ヘル伝統の足を絡めた攻撃でパ・リーグで首位を争うロッテを追い詰め、会心の勝利を飾った。

◆広島が交流戦首位を堅持。8回1失点で5勝目(1敗)を挙げた床田寛樹投手(28)がヒーローインタビューでカープファンの多さに目を丸くした。「こんなに赤いとは思っていなかった。すごく力強い、声援ありがとうございます。ストライク先行でコントロールよく投げられました」唯一の失点は打球がベースに当たる不運な右翼線二塁打が絡んだ四回のみ。3─1の九回は同期入団の矢崎が締めくくり「7年かかりましたけど、ようやくできてよかった」と同期リレーを喜んだ。打線は三回に西川と秋山の連続適時打で2点先制し、1点差の七回には野間の二盗から西川がこの日2本目となる適時打で突き放した。今季ここまで6勝を挙げる西野に投げ勝った床田は「すごく頼もしい。粘って投げていれば勝てる」と援護に感謝した。チームは全18試合の交流戦の半分以上を消化して6勝4敗と健闘している。6日の日本ハム3連戦(エスコン)で同一カード3連勝、そして北海道からの移動ゲームの千葉でロッテを撃破。2020年のコロナ禍の中止を除き、開催3年連続最下位を払しょくする戦いだ。床田は「良い流れがきている。最後まであきらめず戦います」とナインの思いを代弁する。チームは今季3度目の4連勝で貯金は新井政権最多4に更新。新生カープが「交流戦に弱い鯉」のレッテルを一つずつはがしている。(柏村翔)

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
640 0.600
(↑0.044)
-
(-)
845
(+5)
33
(+1)
8
(+2)
5
(+1)
0.260
(-)
3.130
(↑0.25)
1
(-)
DeNA
640 0.600
(↑0.044)
0
(-)
841
(+4)
33
(+2)
3
(-)
2
(+1)
0.257
(↓0.007)
2.770
(↑0.2)
1
(-)
広島
640 0.600
(↑0.044)
0
(-)
826
(+3)
30
(+2)
4
(-)
6
(+1)
0.204
(↑0.008
2.970
(↑0.11)
4
(5↑)
西武
550 0.500
(↑0.056)
1
(-)
828
(+2)
32
(+1)
7
(+1)
7
(-)
0.212
(↑0.006)
2.860
(↑0.22)
4
(3↓)
ORIX
550 0.500
(↓0.056)
1
(↓1)
829
(+2)
29
(+4)
3
(+1)
5
(+2)
0.221
(↓0.001)
2.330
(↑0.04)
4
(5↑)
日本ハム
550 0.500
(↑0.056)
1
(-)
835
(+4)
27
(-)
12
(+1)
3
(-)
0.251
(↑0.002)
2.300
(↑0.26)
4
(3↓)
巨人
550 0.500
(↓0.056)
1
(↓1)
837
(+1)
35
(+5)
13
(+1)
3
(-)
0.263
(↓0.01)
3.540
(↓0.21)
4
(3↓)
中日
550 0.500
(↓0.056)
1
(↓1)
836
(+4)
40
(+5)
6
(-)
9
(+1)
0.258
(↑0.002)
3.530
(↓0.1)
9
(2↓)
ヤクルト
450 0.444
(↓0.056)
1.5
(↓1)
935
(+1)
28
(+2)
6
(-)
2
(+1)
0.251
(↓0.007)
3.200
(↑0.11)
9
(2↓)
阪神
451 0.444
(↓0.056)
1.5
(↓1)
836
(-)
38
(+4)
4
(-)
6
(+2)
0.214
(↓0.001)
3.380
(-)
9
(2↑)
楽天
450 0.444
(↑0.069)
1.5
(-)
933
(+5)
49
(+4)
6
(-)
5
(-)
0.264
(↑0.008)
4.670
(↑0.09)
12
(1↓)
ロッテ
361 0.333
(↓0.042)
2.5
(↓1)
834
(+2)
41
(+3)
10
(-)
5
(-)
0.221
(↓0.006)
3.860
(↑0.09)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
35192 0.648
(↓0.012)
-
(-)
87225
(-)
169
(+4)
30
(-)
29
(+2)
0.246
(↓0.001)
2.780
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
30231 0.566
(↑0.008)
4.5
(↑1)
89219
(+4)
199
(+2)
44
(-)
10
(+1)
0.262
(↓0.001)
3.440
(↑0.05)
3
(-)
広島
30260 0.536
(↑0.009)
6
(↑1)
87191
(+3)
186
(+2)
37
(-)
26
(+1)
0.241
(↑0.001
3.060
(↑0.02)
4
(-)
巨人
28290 0.491
(↓0.009)
8.5
(-)
86214
(+1)
230
(+5)
65
(+1)
14
(-)
0.252
(↓0.001)
3.930
(↓0.03)
5
(-)
中日
22340 0.393
(↓0.007)
14
(-)
87159
(+4)
189
(+5)
24
(-)
19
(+1)
0.243
(↑0.001)
2.950
(↓0.03)
6
(-)
ヤクルト
21332 0.389
(↓0.007)
14
(-)
87195
(+1)
223
(+2)
49
(-)
29
(+1)
0.232
(↓0.001)
3.730
(↑0.02)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
28213 0.571
(↓0.012)
-
(-)
91187
(+2)
160
(+3)
34
(-)
30
(-)
0.234
(↓0.001)
2.910
(-)
2
(1↑)
ソフトバンク
29222 0.569
(↑0.009)
0
(↓1)
90192
(+5)
175
(+1)
35
(+2)
26
(+1)
0.244
(↑0.001)
3.130
(↑0.04)
3
(1↓)
ORIX
31242 0.564
(↓0.01)
0
(-)
86212
(+2)
180
(+4)
41
(+1)
23
(+2)
0.256
(↓0.001)
2.910
(↑0.02)
4
(-)
日本ハム
26320 0.448
(↑0.009)
6.5
(↑1)
85190
(+4)
188
(-)
44
(+1)
29
(-)
0.226
(↑0.001)
2.840
(↑0.05)
5
(-)
西武
24311 0.436
(↑0.01)
7
(↑1)
87159
(+2)
190
(+1)
39
(+1)
35
(-)
0.230
(↑0.001)
3.070
(↑0.04)
6
(-)
楽天
21311 0.404
(↑0.012)
8.5
(↑1)
90162
(+5)
216
(+4)
43
(-)
41
(-)
0.219
(↑0.003)
3.520
(↓0.01)