日本ハム(☆4対0★)阪神 =交流戦1回戦(2023.06.09)・エスコンフィールド北海道=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
阪神
0000000000710
日本ハム
02110000X4911
勝利投手:鈴木 健矢(6勝2敗0S)
敗戦投手:富田 蓮(1勝1敗0S)

本塁打
【日本ハム】江越 大賀(4号・4回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 日本ハム戦チケット予約 阪神戦チケット予約
◆日本ハムは2回裏、伏見の適時打で2点を先制する。続く3回にはマルティネスの適時二塁打、4回には江越のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・鈴木が6回無失点の好投で今季6勝目。敗れた阪神は、打線が7安打を放つも無得点とつながりを欠いた。

◆阪神佐藤輝明が日本ハム戦初アーチを狙う。交流戦の佐藤輝は新人の21年に西武、オリックス、ソフトバンク、楽天の4球団から本塁打を放ち、昨年は1年目に打てなかったロッテから1発をマーク。まだ本塁打が出ていないのは日本ハム戦だけで、このカードは2年間で24打数6安打12三振。日本ハム戦で打てばパ・リーグの6球団すべてから本塁打を記録する。

◆阪神岡田彰布監督(65)ら首脳陣、選手、スタッフがエスコンフィールドに初上陸した。この日、仙台から空路で北海道入り。そのままバスで球場に到着した。午後2時前、シャツ姿のままメンバーが三塁側ベンチに姿を現した。岡田監督も初めて見るスタジアムの雰囲気を確認。近本光司外野手(28)ら、スマホのカメラで球場を撮影する選手もいた。その様子からはワクワク感が伝わってきた。また、2軍再調整を終えた糸原健斗内野手(30)、原口文仁内野手(31)が合流。先発予定のドラフト6位富田蓮投手(21)の姿も確認できた。試合は午後6時開始予定。

◆阪神原口文仁内野手(31)が1軍に合流し、元チームメートの日本ハム江越大賀外野手(30)と母校帝京の先輩・森本稀哲1軍外野守備走塁コーチにあいさつした。江越が打撃練習中、がっちりと握手し、再会を喜んだ。また、糸原健斗内野手(30)、この日先発の富田蓮投手(21)も合流した。

◆日本ハムの新本拠地、エスコンフィールドに初上陸した阪神と日本ハムの選手、コーチらが久々の再会に至るところで交流が発生した。日本ハム新庄監督のもとには、現役時代にチームメートだった今岡打撃コーチや、昨年まで同球団に在籍していた渡辺諒があいさつに訪れ、ガッチリと握手を交わし、言葉を交わした。他にも及川は横浜高の1学年先輩の万波のもとを訪れ、侍ジャパンのサポートメンバーだった万波と中野がグータッチ。愛媛での自主トレが一緒だった坂本と伏見など、あらゆる場所で交流があった。また、平田ヘッドコーチらが阪神OBで日本ハムの八木裕打撃コーチと談笑する場面も見受けられた。

◆3連敗中の日本ハムが計4選手の入れ替えを行った。8日広島戦でスタメン出場も失策などがあった清水優心捕手(27)と、9回に広島田中に3ランを浴びたブライアン・ロドリゲス投手(31)が出場選手登録を抹消された。代わりに梅林優貴捕手(25)と福田俊投手(26)が今季初昇格した。梅林はイースタン・リーグで37試合に出場し、打率2割5分2厘、1本塁打も得点圏打率が3割4分2厘で20打点をマーク。故障者続出のチーム事情から、2軍戦では本職の捕手だけでなく一塁手としても出場していた。福田俊は同リーグで11試合に登板。全て中継ぎで防御率1・32をマーク。直近5試合は無失点投球を続けていた。

◆前日8日の楽天戦(楽天モバイルパーク)で9回に逆転サヨナラ3ランを被弾し今季初黒星を喫した阪神湯浅京己投手(23)が、ブルペン入りで調整した。他の中継ぎ陣がノックを受ける中、別でキャッチボールを実施。その後左翼席の下に位置するブルペンで虎党が間近で見守る中、捕手を座らせて約15分にわたって投げ込んで修正に取り組んだ。岡田監督は前夜の試合後に右腕について「9回? 今はしんどいやろ。そらまあ、フォアボールがどんだけ点に絡むかっていうかな。ストライク入らんのじゃのう」と、抑えから配置転換させる可能性を示唆していた。

◆日本ハム江越大賀外野手(30)が「びっくりしました」と、古巣阪神相手に移籍後初めてとなる「1番中堅」でスタメン出場する。試合前練習で新庄剛志監督(51)から「今日、1番ね!」と打順を言い渡された江越は「試合には出る気でいたので...まさか1番とは」と驚いた。1番でスタメン出場するのは、阪神時代の18年5月16日DeNA戦(甲子園)以来、1850日ぶりだ。昨オフ、渡辺諒らとのトレードで阪神から日本ハムにやってきた。「タイガースと試合ができるという楽しみがあります」という一方で「緊張感というか、何か変な感じですね」。試合前には古巣の面々とも久しぶりに再会した。新天地では3月に右手首、4月に左あばらと2カ所を骨折しながらプレーに支障を出さず、1軍でガッツあふれるプレーを続けてきた。骨折した2カ所とも「もう治りました」と完全体で臨む阪神との交流戦。自然と気合もみなぎっているようだ。今季は江越が打てば、ネットでは日本ハムファンだけでなく、阪神ファンも大きく盛り上がっている。その状況に江越も「うれしいですね」と感謝しており、エスコンフィールドに多数詰めかけるであろう阪神ファンにも「応援してもらえればなと思います」と笑顔で"珍リクエスト"をしていた。

◆この日1軍へ昇格した糸原健斗内野手(30)が「6番DH」でスタメン入りした。再調整のため2軍で状態を上げてきた糸原が早速スタメンに起用。また、高卒2年目の前川右京外野手(20)が「3番右翼」に入り、初めてDHから外れて守備に就く。古巣対決となる、渡辺諒内野手(28)はベンチスタートとなった。先発はドラフト6位の富田蓮投手(21)が今季初先発する。日本ハム先発は鈴木健矢投手(25)。

◆エスコンフィールドには阪神の公式チア「タイガースガールズ」とマスコットのトラッキーも"出張"している。試合前には仲良く記念撮影する姿もみられた。日本ハムの「ファイターズガールズ」とのコラボきつねダンスがみられるかもしれない。

◆阪神OB対決!現役時代にチームメートだった阪神岡田彰布監督(65)と日本ハム新庄剛志監督(51)が、試合開始直前のメンバー表交換に臨んだ。お互いにゆっくりとホームベース付近に歩みを進め、ガッチリと握手を交わし、時折笑顔も挟みながら談笑。その後、岡田監督は球場内を見渡しながら審判団と約2分程度話し込んだ。新球場ルールなどを確認した模様だ。2人は阪神のベテラン、若手選手として90年から4年間チームメートだった。新庄監督がブレークした92年、「どうして僕はボール球を振るんでしょう?」と岡田先輩にアドバイスを求めたこともあった。そんな師弟関係の2人が、北の大地の新球場で、シーズンでは初めてマッチアップする。

◆日本ハム江越大賀外野手(30)が1回、古巣相手に恩返しの強肩「レーザービーム」を披露した。「1番中堅」で先発出場。1回2死一塁、阪神大山の中前打を捕球すると、三塁を狙った一塁走者の阪神前川を三塁上で刺した。阪神ファンの拍手で迎えられた1回の第1打席は見逃し三振だった。

◆日本ハムの本拠地エスコンフィールドに猛虎襲来だ。今季から使用する新球場で初めての阪神戦には、多数のタイガースファンが来場。1回に阪神の3番前川が右前打を放つと、いきなり大歓声が場内に響いた。さらに、4番大山が中前打で続いてタイガースファンが沸いたが、一塁から三塁を狙った前川が元阪神の中堅江越の"恩返しレーザービーム"でアウトになると、日本ハムファンが大きく沸いた。ネットでは「エスコン」がトレンド入り。「エスコン阪神ファンばっかやん笑」「どっちがホームかわからん タイガースの応援」「これが阪神戦か」など、交流戦ならではの盛り上がりぶりに続々と驚きの声が上がった。

◆プロ初先発の阪神富田蓮投手(21)が、阪神から日本ハムにトレード移籍した江越大賀外野手(30)を見逃し三振に仕留めた。初回先頭。2-2から140キロ直球を外角低めに決めた。これには、打席に入る前に元虎戦士の江越に大きな拍手を送っていた虎党も、富田をたたえ、容赦なく盛り上がっていた。

◆虎党は北の大地でも存在感抜群だ。阪神がエスコンフィールドに初見参した一戦。阪神ファンがバックネット裏から三塁側、左翼スタンドを埋め尽くした。応援団の拠点は三塁側スタンド上段。マツダスタジアムと同様のスタイルをとった。声援はエスコンフィールドの天井にはね返り、大きく反響。ビジターであることを感じさせない盛り上がりを見せている。

◆プロ初先発の阪神ドラフト6位の富田蓮投手(21)が先制点を許した。2回に日本ハム先頭の松本剛に右翼線への安打を許すと、続くマルティネスにも左前打で無死二、三塁とピンチを拡大。打者2人を抑えるも、伏見にカーブを捉えられて、左前適時打で2点を献上した。左腕は2回終了時点で球数54球と球数が大幅に多くなってしまった。

◆プロ初先発の阪神ドラフト6位富田蓮投手(21)が3回5安打3失点(自責点2)のほろ苦先発デビュー戦となった。2回に日本ハム先頭の松本剛に右翼線への安打を許すと、続くマルティネスにも左前打で無死二、三塁とピンチを拡大。打者2人を抑えるも、伏見にカーブを捉えられて、左前適時打で2点を献上した。3回も2死から、万波に中前打、松本剛には12球粘られて四球を与えて一、二塁。またも、マルティネスに右翼線二塁打を打たれて3点目を許した。「先発として長いイニングを投げたいという気持ちでマウンドに上がりましたが、ひとつのアウトを取ることに慎重になりすぎてしまいました。球数が多くなってテンポが悪くなる場面が多く、自分の良さを出し切れずに降板となってしまい、悔しいです」と試合中にコメントした。左腕は3回で球数80球。プロ初先発で初勝利とはならなかった。

◆阪神西純矢投手(21)が、元チームメートの江越大賀外野手(30)にソロ本塁打を浴びた。3点ビハインドの4回に2番手で登板。2死からから外角の速球を捉えられ、右翼スタンドに運ばれた。元虎戦士の1発に、スタンドの虎党も悲喜こもごもだ。阪神時代の江越の背番号25のユニホームを掲げて喜ぶファンや、痛快な古巣打ちにだんまりするファン。SNSでは「今日は江越デー」「江越戻ってこんかな...」などのコメントがみられた。

◆日本ハム江越大賀外野手(30)が、古巣阪神の2番手西純矢から4号ソロ本塁打を放った。3点リードの4回2死、西純の外角高めの直球を捉え、右翼ブルペンまで運んだ。江越は「1番中堅」で先発出場。1回には三塁を狙った一塁走者の阪神前川を三塁上で刺し、守備で貢献しており、次はバットで先発の鈴木を援護した。江越は「何も考えていなかったです。振ったところにボールが来ました」とコメントした。

◆日本ハム江越大賀外野手(30)の"恩返しアーチ"が飛び出して、ネットでは即「江越ホームラン」がトレンド入りした。4回にライナー性の打球で右翼に4号ソロを放った江越。昨季まで所属した阪神を相手に、1回は中堅からのレーザービームで補殺を決め、打撃でも快音を響かせた。攻守での大活躍にネットでは「江越ホームラン!! キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!!」「江越ホームランやから阪神にも1点ほしいな」「江越ホームラン打ったんやー! なんかエモいなぁ。。」など、日本ハムと阪神の両ファンが、それぞれに続々と反応した。

◆阪神の公式チア「タイガースガールズ」が、ファイターズガールズとコラボした。5回裏終了後、グラウンドに登場。「YMCAダンス」を踊り、球団マスコット「トラッキー」もペンライトをかざして盛り上げた。交流戦ならではのコラボに、スタンドのファンも熱い視線を送っていた。

◆阪神の公式チア「タイガースガールズ」が、ファイターズガールズと5回裏終了時に続きコラボした。6回表終了後、グラウンドに登場。今度は「きつねダンス」を披露し、タイガースガールズもきっちりときつねの衣装を身につけていた。球団マスコット「トラッキー」も登場した。交流戦ならではのコラボに、スタンドのファンも熱い視線を送っていた。

◆日本ハム江越大賀外野手が古巣阪神戦で、恩返しの右越え4号ソロを放った。3-0の4回、阪神の2番手、西純の直球をバットに乗せた。両チームのファンが大絶叫。江越は「何も考えていなかったです。振ったところにボールが来ました!」。一塁を回ると力強くガッツポーズ。新庄監督らベンチの首脳陣も、互いにグータッチで大喜びだ。同じく阪神OB新庄監督の"魔法の言葉"が、打撃低迷中だった江越の背中を押した。約1カ月前に3試合連続本塁打を放ち、SNS上では「江越覚醒」がトレンド入りも、最近は元気がなかった。この日の試合前、いつもより早い時間帯にグラウンドに顔を出した新庄監督は「1番センターね!」と、早出練習中の江越に"通告"した。移籍後初の「1番センター」に「びっくりしました。まさか1番とは」と目を丸くした江越だったが、指揮官の期待にきっちり応えた。

◆ファイターズが6回表終了後に披露するきつねダンスに、阪神の公式チア「タイガースガールズ」が参戦した。阪神ベンチの一塁側の列にタイガースガール4人が加わって踊った。マスコットたちもコラボ。フレップの隣でトラッキーがきつねのハンドサインを見せるなど盛り上げていた。

◆日本ハム江越大賀外野手(30)が球団を通じて発信した、阪神相手に放った"恩返しアーチ"についてのコメントにネットも盛り上がった。4回にライナー性の打球で右翼に4号ソロについて江越は「何も考えていなかったです。振ったところにボールが来ました!」とコメントした。このコメントにネットでは「岩鬼ばりのコメントw」「それでこそ江越 当たりゃ飛ぶ」「もう目閉じてバット振ろう」「天性のホームランバッターだ」「江越らしいコメント(笑)」などの感想が続出。さらに「ボールに合わせて振ってくれ笑」「考えてw」「いい加減にしろwwwwwww」などのツッコミも続出した。

◆高卒2年目の前川右京外野手(20)が、もう少しで本塁打となる初長打を放った。4点ビハインドの8回2死の第4打席。カウント1-1から3番手池田の外角直球を強振し、左翼フェンス直撃の二塁打を放った。初回の打席でも右前打を放ち、虎のエスコンフィールドでの初ヒットを放った前川。持ち味のフルスイングで右へ左へ飛ばして、アピールした。

◆阪神が新庄監督率いる日本ハムに敗戦し、今季5度目のゼロ封負けで2連敗を喫した。2位DeNAとのゲーム差が4・5と5ゲーム差を切るのは、4ゲーム差だった5月25日以来となった。プロ初先発のドラフト6位富田蓮投手と3回5安打3失点(自責2)と要所で抑えることができなかった。2回2死二、三塁で伏見にカーブを捉えられて、左前適時打で2点を献上した。3回もマルティネスに右翼線二塁打を打たれて3失点。3回で球数80球と精彩を欠いた。打線は「3番右翼」でスタメン入りした前川右京外野手(20)がチームでのエスコン初ヒット放つも、日本ハム先発鈴木に対して打線が沈黙。好調だった1番近本、2番中野も無安打と苦しんだ。この日は「古巣対決」となった日本ハム江越大賀外野手(30)が初回の阪神のチャンスを好送球で阻止。4回には2番手西純矢投手(21)からソロを放つなど躍動し、元チームメートにやられた形となった。チームは2連敗で貯金は16に減った。今季5度目のゼロ封負けと、前日8日楽天戦のサヨナラ負けの流れを断ち切れなかった。土曜日はここまで開幕から勝率10割。2位DeNAとのゲーム差も4・5へと縮められており、今季初の3連敗は避けたいところだ。

◆日本ハムの本拠地・エスコンフィールドに猛虎襲来で開幕カードに次ぐ観衆が詰めかけた。この日は2万8838人が来場した。新球場での歴史的な開幕カードとなった楽天3連戦はいずれも3万人超えだったが、それ以降では5月14日ロッテ戦の2万8006人が最高だったが、この日の阪神戦が上回った。セ・リーグ首位を快走し、北海道内にも多くのファンがいる阪神のエスコン初登場で、日本ハムの新球場が両チームのファンで膨れ上がり、大きく盛り上がった。ちなみにエスコンフィールドの最多観衆は、公式戦初戦となった開幕戦の3月30日楽天戦で記録した3万1092人。

◆日本ハム新庄剛志監督(51)が執念の古巣阪神相手に初勝利を挙げた。4点リードの9回にピンチを背負った田中正に対して、自らマウンドへ歩み寄り、アドバイスを送った。今季初めてのシーンの直後に田中正がピンチを断って勝利をたぐり寄せた。チーム投打ががっちりとかみあい、セ・リーグ首位の阪神に快勝して連敗を3でストップ。昨季の交流戦では甲子園で戦ったが、同一カード3連敗を喫していた。現役時代に阪神で一緒にプレーした岡田監督との公式戦初対決に先勝。1年前の悔しさを本拠地で晴らした。勝利した試合後の恒例となった一丁締めは、攻守で大活躍の江越が登場。「お疲れさまです。すごく楽しみにしていたタイガース戦で活躍できて良かったです。まず明日勝って(カード)勝ち越しを決められるように明日も全員で戦っていきたいと思います」と高らかに宣言。新庄監督も笑顔で一丁締めした。

◆日本ハム江越大賀外野手(30)が古巣阪神相手に恩返しの4号ソロを放って、先制打の伏見、6勝目の鈴木とともにヒーローインタビューに登場した。最後に受け答えすることになった江越の番が来ると、ヒーローインタビュアーは「ファイターズファンの皆さん、タイガースファンの皆さん、江越大賀選手です」と紹介。場内から割れんばかりの大歓声が起きた。一問一答は以下の通り。-昨季プレーした阪神ファンの前でのヒーローインタビューは、どんな思いですか?江越 僕自身、すごく楽しみにしていた試合だったので。まさかヒーローになれると思っていなかったので、すごくうれしいです。-4回、追い込まれた中で右翼へのホームラン江越 いやぁ、びっくりしました。-手応えは?江越 手応えは良かったんですけど、打球が低かったので、ライト前かなと...いっちゃいましたね。-ホームランの瞬間はタイガースファンも江越のユニホームを掲げていた江越 ありがとうございます。-新天地で迎えたシーズンで、この1本のホームランは、どんな1本になりましたか?江越 本当に楽しみにしていた試合で打てたんで、これをきっかけに、明日からもチームに貢献できればいいかなと思います。-明日からもタイガースとの試合が続く。明日以降へ向けて、ひとこと江越 タイガースファンの皆さん、明日も勝たせてください。よろしくお願いします。

◆阪神が新庄監督率いる日本ハムに敗戦し、今季5度目のゼロ封負けで2連敗を喫した。2位DeNAとのゲーム差が4・5と5ゲーム差を切るのは、4ゲーム差だった5月25日以来となった。プロ初先発のドラフト6位富田蓮投手は3回5安打3失点(自責2)と結果を残せず、プロ初黒星を喫した。岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。-富田は球数がかさんでリズムが悪かった「リズムが悪いよなあ。こんな移動日なしのゲームでな。3回で80球やからの。大変や、守ってる方も」-ファウルで粘られて決めきれない「何をしてんのかわからへん。三振をとりにいってるのか。でも、三振をとるピッチャーじゃないやんか。打たしての、アウトにするピッチャーやろ。だからあないして球数増えるんやろなあ。間合いも長いしなあ」-次の登板はしんどい「そりゃしんどいよ。そんなん当たり前やんか。そんなん。まあこれも9連戦のあれでなったからやろ? 結局は。だからほんとやったら、桐敷が普通にな、投げてるとこやから、そらお前しょうがないやん、雨で9連戦なって、まして2回移動のこんな日になあ、テンポの悪いなあ、ピッチングしとったら、そらあかんわなあ。打たれるのはかまへん。抑えろとは言うてない」-西純は中継ぎで登板が続いている「そら中継ぎやからやろ。なんで?」-江越のところも2球で追い込んでホームランはもったいない「もったいないっていつもやん、前もあったやん、そんなもったいない言うピッチャーじゃないやんか、中継ぎやってるんやから。そんなんかいかぶりすぎやろ。先発余ったから中継ぎにしてるんやろ、ああいいうことするから中継ぎでずっと投げさせてるわけやんか、そんなん簡単なことやんか、そんなんお前、質問することはないと思うよ。そういうピッチャーやねんからああいう場面で投げさせてるんやんか」-ああいう展開になるとなかなか難しい「そら打てん時もあるけど、ベースの間落ちるのも、なんかちょっと振れてないよな。それはこの9連戦というかな、その中の移動のゲームとか、だからいったと思ったのがいけへんのやから。そやろ? 昨日も同じことを、誰もきかへんかったけど」-前川は試合を重ね内容が上向いている「いやだから、打ってるから3番入れてるやんか。ええやんか、3番入れて打ったら。そういうことやんか」-序盤の走塁は積極的なチャレンジ「何をそんな1つ1つ、結果論ばっかり話さなあかんねん、俺が。俺、解説者ちゃうで」

◆仙台から北海道への移動ゲームとなった阪神のチーム荷物の一部が、練習開始に間に合わないハプニングもあった。陸路の荷物は予定通り届いたが、悪天候のため空路での一部の荷物が間に合わなかった。選手のベルトやアップシューズなどもあり、チームの予備の物を使用して代用した。

◆元虎戦士が、痛快に"虎退治"だ!日本ハムは9日、「日本生命セ・パ交流戦」の阪神戦(エスコンフィールド)に4-0で快勝。阪神OBの新庄剛志監督(51)が、阪神から移籍してきた江越大賀外野手(30)を初めて「1番センター」で起用し、その江越が4回に右越えの4号ソロを放った。監督就任2年目の新庄監督は、古巣からは4試合目でようやく初勝利をゲット。チームの連敗も3でストップした。もはや、どちらのファンの絶叫か分からなかった。日本ハム江越が古巣阪神戦で、恩返しの右越え4号ソロを放った。3-0の4回、阪神の2番手、西純の直球をバットに乗せた。新球場のスタンドで揺れる日本ハムの背番号37と、縦じまの背番号25のユニホームやタオル。「あの球だけクイックで投げて来た。タイミングだけ合わせて、うまく対応できた。打球が低かったのでライト前かな~と思ったら、行っちゃいました」。一塁を回ると力強くガッツポーズ。新庄監督ら首脳陣も、互いにグータッチで大喜びだ。同じく阪神OBの新庄監督の"魔法の言葉"が、打撃低迷中だった江越の背中を押した。約1カ月前に3試合連続本塁打を放ち、SNS上では「江越覚醒」がトレンド入り。だが、最近は元気がなかった。この日の試合前、いつもより、かなり早い時間帯にグラウンドに顔を出した新庄監督は「1番センターね!」と、早出練習中の江越に通告した。移籍後初の1番起用。新庄監督は理由を「タイガース出身で何かやってくれそうな気がした。右方向に左バッターのような打球を打てる」と説明し、期待に応えた1発に「ライトライナーかと思ったんですけどねえ。あの打球が打てるんだもん」と、うなった。乱視矯正のゴーグルを試すよう提案するなど、とにかく「江越覚醒」に心を砕く新庄監督は「苦労してきた選手。なんとか花を咲かせてあげたい気持ちが、すごくある」と親心を隠さない。監督自身も昨季から4度目の対戦で、ようやく阪神戦に勝利し「タイガースに育ててもらって、そのチームを相手に監督をしているなんて、不思議な感覚。今日は勝ちたかった」と、勝利の余韻に浸った。チームは連敗脱出で"新庄覚醒工場"は順調に稼働中。10日も「スタメン江越」で、再び勝ちに行く。【中島宙恵】新庄監督と岡田監督 90~93年までともに阪神で選手としてプレー。岡田は94年にオリックスに移り、翌年引退。98年に2軍打撃コーチで阪神復帰し、翌年からは2軍監督を務め、再びともにタテジマのユニホームを着た。新庄は01年からMLBでプレーし、04年に日本ハム入団。岡田は同年に阪神1軍監督に就任。04年の球宴ではセを指揮した岡田監督の前で新庄が単独本盗を決めている。05、06年には選手と監督として交流戦で対戦。05年には新庄が2本塁打したが、2シーズン合計では日本ハムの5勝7敗だった。

◆新庄ハムにやられた! 「日本生命セ・パ交流戦」で阪神が敵地エスコンフィールドで日本ハムに完敗を喫した。プロ初先発の富田蓮投手(21)が3回3失点と結果を残せず、2番手西純矢投手(21)が昨年まで在籍した江越大賀外野手(30)に痛恨被弾。岡田彰布監督(65)は元同僚の新庄剛志監督(51)との対決が注目されたが、阪神戦初勝利を献上。交流戦は4勝5敗1分けで借金1。2位DeNAと4・5差になった。新球場エスコンフィールドで新庄ハムにまさかの完敗だ。投手陣が精彩を欠き、打線は今季5度目の0封負け。投打で見せ場なく終わった。報道陣から攻守について細かく聞かれると、岡田監督は怒りをあらわにした。「何をそんな1つ1つ、結果論ばっかり話さなあかんねん、俺が。俺、解説者ちゃうで」。交流戦は4勝5敗1分けで黒星が先行。指揮官はいら立ちを抑えられなかった。怒りの矛先は投手陣に向いた。谷間の先発として登板させたドラフト6位左腕富田は3回3失点と踏ん張れなかった。「リズムが悪いよな。3回で80球やから、大変や、守ってる方も」と球数の多さを指摘した。「何をしてんのか分からへん。三振を取りにいってるのか。打たせてアウトにする投手やろ。だから球数増える。間合いも長いしな。打たれるのはかまへん。抑えろとは言うてない」と苦言を呈し、次回については「そりゃ、しんどいよ」と、2軍降格を明言した。2番手西純は2死から元同僚の江越にソロを運ばれた。「ああいうことするから中継ぎで投げさせているわけやんか」。相手に理想的な試合運びを許し、現役時代にともにプレーした新庄監督に阪神戦初勝利を献上した。打線も大山や佐藤輝が外野に飛球を打ち上げたが、失速し、野手の頭を越すことはなかった。「そら打てん時もあるけど、フェンス際で(打球が)落ちるのも、何かちょっと振れてないよな。それは9連戦というかな、その中の移動ゲームとか、だからいったと思ったのがいけへんのやから」。雨天中止の影響で9連戦となり、この日が7戦目。仙台から空路移動後のナイターゲームで疲労も影響した可能性がある。2位DeNAと4・5差になり、じりじりと接近を許している。今季まだ3連敗はない。無敗の大竹が先発し、土曜日は今季全勝。デーゲームも9連勝中。阪神の有利なデータばかりで、新庄ハムにリベンジする。【石橋隆雄】

◆日本ハム鈴木健矢が今季6勝目を挙げた。。6回102球を投げ、4安打1四球で無失点。連敗が続く中での先発だったが「連敗はしてましたけど、いい試合を続けてたので、思い切っていこうと思った」。脱力した投球も勝ちにつながった。「ピンチでも力を抜けた。制球面でも今年一番の出来だった」と手応えを語った。

◆阪神 3番手浜地が、1イニング無失点で復調への1歩を踏み出した。4点ビハインドの7回に登板。1死から万波に安打を許したものの、後続を断った。前回5日のロッテ戦(甲子園)は2点リードの7回に登板し、山口に逆転3ランを浴びていた。中3日のマウンドで結果を残し「1軍にいる以上、前を向いてやり続けるしかない。くじけそうにもなったけど、もっと自分がうまくなれるように、これからもやっていきたい」と力を込めた。

◆高卒2年目の前川右京外野手(20)がプロ初の長打を含むマルチ安打で1軍生き残りへ猛アピールした。初回2死で日本ハム先発鈴木の直球をフルスイングし、右前打。初のエスコンフィールドでチーム初安打を記録。他の野手が苦戦した下手投げの投手を攻略した。「1打席目から1本出たので、ちょっと気持ちを楽にしていけた」あと1歩でプロ1号になりそうな大飛球も飛ばした。8回2死の第4打席。2球目の直球をフルスイングしてから、頭の中を「どこか修正しないと」と整理。カウント1-1から3番手池田の外角直球をコンパクトにスイングし、左翼フェンス直撃の二塁打を放った。これがプロ初の長打。「いい感じにコンタクトできたので良かった」と徐々に手応えをつかんでいる。守備も無難にこなした。ここまで先発出場した4試合はすべてDHだったが、この日は右翼で起用された。試合前には、守備の名手・近本と会話して最終確認をして臨んだ。失策することなく、送球も乱れなかった。「1軍に上がって初めての守備機会。いい緊張感で守れた」とほっとした様子だった。反省もあった。初回に安打を放ち、続く大山の中前打で三塁を狙ったが、中堅手江越の好返球にタッチアウト。「次の打者もテルさん(佐藤輝)だったので、周りを見ていけたら良かった」。失敗も成長の糧につなげる。日本ハム戦が終われば、残り2カードは本拠地甲子園での開催となり、DH制はない。1軍生き残りをかけた打席で結果を残した。岡田監督も「打ってるから3番入れてるやんか。ええやんか、3番入れて打ったら」と評価。10日の相手先発は右腕伊藤大で先発の可能性がある。「しっかり、1打席1打席を頑張ります」。侍戦士から快音を響かせ、1軍定着を揺るぎないものにする。【三宅ひとみ】

◆日本ハム伏見寅威捕手(33)が2回2死二、三塁、決勝打となる2点適時打を放った。今季初のお立ち台で「(鈴木)健矢が頑張ってくれていたので、ああいうところで打てて良かった」。捕手でも4投手を好リードして完封リレーを演出し、チームの連敗ストップに貢献。「チームは明るかったので、前向きに試合に臨めたのが、いい結果につながった」と笑顔だった。

◆日本ハムアリエル・マルティネス捕手(27)が2安打1打点を挙げた。3回の打点は貴重な追加点となったが「満足してない。4本打ちたかったので」。6日広島戦で左手に死球を受け途中交代。検査で骨には異状はなかったが、8日から左手にプロテクターを着けている。「体に何も着けないのが理想だったけど、安全第一と思って着けるようになった」と、万全な体を維持して活躍を続ける。

◆阪神2番手西純矢投手が、元同僚の江越に痛い1発を浴びた。3点ビハインドの4回に登板。2死から速球を右翼スタンドに運ばれた。「もったいない感じでしたけど、ボール自体は悪くなかった」。その後は日本ハム打線を封じ、3回1失点。「久しぶりにちゃんと抑えたなっていう感じの登板。自信を持っていけたら」とうなずいた。5月半ばに先発から中継ぎへ配置転換となった右腕が、徐々に状態を上げている。

◆日本ハム江越大賀外野手(30)は、ちょっとショックだったという。1回の守備で中堅から三塁へのレーザービームを発動。試合後に、そのプレーについて問われると「あれはちょっと、走ってこられたのでショックでしたね」と明かした。場面は1回2死一塁の守備。大山が左中間寄りの中前打を放つと、一塁走者の前川が三塁を狙ってきた。江越は「あれで走ってくんの? みたいな」と、冷静に対処。正確な送球で三塁憤死にさせた。昨季入団した前川とは、阪神時代も「仲が良かった」という。「去年、僕もファームで長く一緒にいたし、かわいい後輩ですし...」と、走塁死となった後輩をおもんぱかったが、「それはちょっとやりすぎかなって」と、先輩の貫禄を見せた補殺劇を振り返った。

◆日本ハム新庄剛志監督(51)が、2軍降格となった清水優心捕手(27)のさらなる成長に期待した。8日広島戦(エスコンフィールド)でミスがあった清水はこの日、出場選手登録を抹消された。新庄監督は試合後、前夜の清水について「気を抜いたプレーというか、大嫌いなんですよ。(広島戦の)5回のミスはタイムがかかってないのに、グラブを外して、あーって。がっかりするのは、その後だろうって」と述懐した。その上で、話を続けた。「清水君もこれでもう1回、すごい素晴らしく伸びそうな選手でもある。そういうところをもう1回(2軍で)考え直してもらって。次に(1軍へ)上がってきた時は、自分が引っ張るっていうような気持ちに成長してくると思う。それは期待してます」と、メッセージを送った。

◆日本ハム新庄剛志監督(51)は9回に今季初めて、自らマウンドへ向かった。4点リードで送り出した守護神の田中正義投手(28)が2死一、二塁のピンチを背負い、次の打者はミエセスという場面でマウンドへ向かった。新庄監督は田中正に、何を伝えたのか。新庄監督 「全部、真っすぐいって」って。で、「ホームラン打たれて」ってことを言って。あと、「表情硬い」。あと、「内野手に頼むよ、カバーしてね」ってということを伝えて、「全部、真っすぐを投げろ」と言いました。田中正はミエセスに対して、新庄監督の指示通りに直球勝負。3球目の151キロを打たせて中飛に打ち取り、試合を締めくくった。新庄監督 今日は勝ちたかったね。(9回は)正義君...田中君でいかなくてもいいシチュエーションになった。でも、今日は勝ちたいなって(思って田中正を起用した)。正義もね、わかってただろうし、それは。で、ランナーが出始めて、ちょっと表情が硬いプラス、なんかダメだった時のイメージがフワって出てきそうなタイミングの時に僕が(マウンドに)行って。真っすぐだけでいいんだって思わせることが大事かなって。もう最後ね、真っすぐって決まってんだから。そう振り返った新庄監督だが、試合直前のメンバー交換時に阪神岡田監督とも何かを話していた。その内容について問われると「あれですか...秘密...へヘヘヘ」。笑って、けむに巻いた。

◆この日1軍再昇格した阪神糸原が、「6番DH」で今季初スタメン出場し、存在感を示した。4回にアンダースローの日本ハム鈴木から左前打。これが自身40日ぶりとなる安打となった。「強引にならず、逆方向を意識していた」と、外角122キロを引きつけて振り抜いた。今季は左の代打として期待されるも、打率1割台で5月29日に出場選手登録を抹消されていた。2軍で打席数を確保し、状態を上げて結果を残した。1軍に再昇格した阪神原口が即結果を出した。糸原の代打として7回から出場。1打席目は空振り三振に倒れたが、9回の2打席目。田中正の直球を逆らわず振り抜き、右前打を放った。「いい真っすぐを投げてくるので、1本出せたのはよかった。(2軍で)打席に立って養える感覚もたくさんあった」。1軍では5月3日中日戦以来8打席ぶりの安打となった。

◆阪神ドラフト6位富田のプロ初先発は苦い結果となった。2回2死二、三塁から伏見の先制左前打で2点を献上するなど、3回5安打3失点で降板。松本剛には12球粘られながら四球を許すなど、リズムをつくれず3回ながら80球と球数を要した。「長いイニングを投げたいとマウンドに上がりましたが、1つのアウトを取ることに慎重になりすぎた。球数が多くなってテンポが悪くなる場面が多く、自分の良さを出し切れず降板となってしまい、悔しい」。プロ初黒星を喫し、2軍降格が濃厚だ。新人ながら開幕1軍入りを果たし、中継ぎとして7試合に登板。5月7日から2軍に合流し、先発としての調整を進めてきた。ファームでは4試合に先発し、防御率2・45の好成績を残し、この日1軍に合流。エスコンフィールドでチーム最初のマウンドに立ったが、悔しい結果に終わった。

◆阪神・富田蓮投手(21)、糸原健斗内野手(30)、原口文仁内野手(31)が1軍に合流した。 富田はこの日の試合に先発予定。2軍に降格となる予定のD1位・森下(中大)と高卒2年目の中川に代わって、糸原と原口がこの後、登録される見込みだ。 練習前のグラウンドで原口と糸原は、昨季まで阪神に所属し、トレードで日本ハムに移籍した江越と談笑する場面もあった。

◆両軍のスターティングメンバーが発表され、阪神はドラフト6位・富田蓮投手(21)=三菱自動車岡崎=がプロ初先発のマウンドに上がる。ルーキーイヤーの今季は中継ぎとして開幕1軍を果たし、7試合に登板したのち2軍で先発調整していた。2年目の前川右京外野手(20)が「3番・右翼」でスタメン入り。日本ハムは昨年オフに阪神からトレードで移籍した江越大賀外野手(30)が移籍後初の「1番・中堅」で先発。古巣対決が注目される。

◆阪神・大竹耕太郎投手(27)が10日の2回戦に先発する。9日はキャッチボールなどで最終調整した。「甲子園とちがって右中間、左中間のふくらみはあまりない。甲子園では外野フライ(の打球)が、入ったりすると思うので、打球が上がらないような攻め方をしたい」前回登板した3日のロッテ戦(甲子園)では3点リードの七回に代打・大下に2ランを許し、1点差に迫られて降板。試合の流れを変える一発への警戒を改めて強く示した。外野フェンスの距離感などを確認したように、ほかにも新球場を要チェック。「ロッカーからきれいだった。いい球場ですね」と第一印象を語った場所で、巨人・戸郷に並ぶ7勝目をつかみ取る。

◆日本ハム・伊藤大海投手(25)が10日の阪神戦(エスコン)に先発する。今季は9試合で2勝4敗、防御率3・49。前回3日の巨人戦(東京ドーム)では7回を1失点にまとめるも、打線の援護なく3勝目はお預けとなった。阪神戦の登板はプロ入り初。3年目右腕は「わくわくはすごく強い。向こうも知らないし、こっちも逆に知られていないので思い切っていける」と意気込みを示した。

◆日本ハム・江越大賀外野手(30)が試合前、昨季まで8年間在籍した阪神のナインと旧交を温めた。中野、才木らと談笑し「普通に世間話をしました」と笑顔を見せた。古巣との公式戦初対戦に「不思議ですね。タイガースと試合ができるという楽しみがあります」と吐露。「普段通りにいこうかなと。元気な姿を見せられれば」と意気込んだ右打ち外野手はこの日、今季初めて1番打者で先発出場した。

◆「3番・右翼」で出場した阪神・前川右京外野手(20)がエスコンフィールドでチーム初安打を放った。一回2死走者なしで打席に立つと、日本ハム先発・鈴木の4球目、内角の直球を右前へはじき返した。続く大山も左翼寄りの中前打で続き、一走・前川が果敢に三塁を狙ったが、元阪神の中堅・江越の好送球で憤死となり、攻撃が終了した。

◆阪神のドラフト6位・富田蓮投手(21)=三菱自動車岡崎=がプロ初先発登板し、3回5安打3失点(自責2)だった。直球に得意のカーブ、チェンジアップなどを交え、一回を無失点で発進した。しかし、二回は連打と失策で無死二、三塁を背負い、2死までこぎつけるも伏見にカーブをとらえられて三遊間を破られ、先制の2点を献上。三回は2死から万波に中前打を浴び、松本剛は3球で追い込むも、ファウルで粘りに粘られ、結果は12球目に四球。続くマルティネスに初球のチェンジアップを右翼線へと運ばれ、次の1点を奪われ、この回限りで交代が告げられた。富田は救援陣の一角として開幕1軍に入り、4月1日のDeNA戦(京セラ)でプロ初登板初勝利。その後もリリーフとしてしばらく1軍に帯同したが、5月7日から2軍で先発としての調整に突入。プロ初先発はホロ苦い結果となった。

◆2番手で登板した阪神・西純矢投手(21)が元同僚の江越に一発を浴びた。 0―3の四回に登板すると、簡単に2死を奪った。しかし、江越に3球目の外角の直球をとらえられ、ライナー性の打球はそのまま右翼のフェンスを越えて日本ハム側のブルペンに飛び込み、ソロ本塁打とされた。古巣を相手に豪快なホームランを放った江越には日本ハムのファンから大きな拍手が送られた。

◆日本ハム・伏見寅威捕手(33)が 「9番・捕手」で先発出場し、二回に先制の2点左前打を放った。本塁送球間に二塁へ進塁し、塁上でチームに浸透中のカメラで写真を撮るしぐさ〝ピクチャーポーズ〟を決めた。「ノーアウトからのチャンスを生かしきれてよかったです」連打で無死二、三塁としたが7番・野村が遊ゴロ、8番のD5位・奈良間(立正大)が空振り三振。2死までこぎつけられる中、不穏な空気を打ち破った。フルカウントからプロ初先発の左腕でドラフト6位・富田(三菱自動車岡崎)の111キロのカーブを左前へはじき返した。5月14日のロッテ戦(エスコン)以来、自身14試合ぶりのタイムリー。「思い切って打てました」と振り返った。

◆古巣に恩返し弾だ! 昨年10月に阪神からトレード移籍で加入した日本ハム・江越大賀外野手(30)が今季初の「1番・中堅」で先発出場。3-0の四回に4号ソロを放った。一塁を回り、本塁打を確信すると右拳を握りしめた。「何も考えていなかったです」見逃し三振、中飛と無安打で迎えた第3打席。2ストライクから2番手右腕、西純の直球をコンパクトに振り抜いた。右打席から逆方向となる右翼後方の開放型ブルペンにライナーで突き刺し「振ったところにボールが来ました」とおどけた。一回2死一塁の中堅守備ではレーザービームを発動した。4番・大山の中前打で一走・前川は三塁を狙ったが、正確無比の送球で三塁で封殺。詰めかけた両軍のファンを沸かせた。長崎・海星高から駒大を経て、2015年にドラフト3位で阪神入団。昨季まで8年間プレーし、オフにトレードで日本ハムに移籍した。試合前には中野、才木ら阪神ナインと談笑。「普通に世間話をした」とリラックスした表情を見せていた。古巣との公式戦初対戦に向けて「不思議ですね。タイガースと試合ができるという楽しみがあります」と思いを吐露。「(阪神)ファンの方にも応援してもらえれば。元気な姿を見せられればいいかなと思います」と力を込めていた。阪神時代の昨年、一昨年は1軍で無安打。江越が言葉通り、古巣相手に好守で躍動した。(加藤次郎)

◆阪神は初めてのエスコンフィールドでの試合で無得点に終わり、今季5度目の零封負けで2連敗を喫した。 プロ初先発のD6位・富田(三菱自動車岡崎)は二回に連打でピンチを招き、伏見の2点打で先制を許した。三回にもマルティネスの右翼線への適時二塁打を浴びた。日本ハム打線にファウルで粘られ、3回80球、5安打3失点(自責2)で降板となった。 打線は先発のアンダースロー右腕の鈴木を打ち崩せず、チャンスを作りながらも六回まで無得点。その後も継投で封じられてホームが遠かった。 2位のDeNAが勝利し、4・5ゲーム差となった。

◆逆転サヨナラ負けから一夜明けた阪神が今季5度目の零敗を喫した。打線は日本ハム・鈴木健矢投手(25)から好機を作りながらも、凡退が続いた。プロ初先発のD6位・富田蓮投手(21)=三菱自動車岡崎=は3回5安打3失点。四回に登板した西純矢投手(21)は昨季まで阪神に所属していた江越大賀外野手(30)に4号ソロを浴びた。「3番・右翼」の前川右京外野手(20)は2安打。チームは今季8度目の連敗。交流戦は4勝5敗1分となり、DeNAとは4・5差になった岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り(成績=35勝19敗2分、観衆=2万8838人)。ーー富田はリズムが悪かった「リズムが悪いよなあ。こんな移動日なしのゲームでな。3回で80球やからの。大変や、守ってる方も」ーーファウルで粘られて決めきれない「何をしてんのかわからへん。三振を取りに行ってるのか。でも、三振を取るピッチャーじゃないやんか。打たしての、アウトにするピッチャーやろ。だからあないして球数増えるんやろなあ。間合いも長いしなあ」ーー次の登板はしんどい「そりゃしんどいよ。そんなん当たり前やんか。これも9連戦のアレでなったからやろ? 結局は。ホントやったら、桐敷が普通に投げてるとこやから、そらお前しょうがないやん、雨で9連戦なって、まして2回移動のこんな日にテンポの悪いピッチングしとったら、そらアカンわなあ。打たれるのは構へん。抑えろとは言うてない」ーー西純は中継ぎ登板が続いている「そら中継ぎやからやろ。なんで?」ーー江越には追い込んでからのホームラン。もったいない「もったいないっていつもやん、前もあったやん、そんなもったいない言うピッチャーじゃないやんか、中継ぎやってるんやから。そんなん、買い被り過ぎやろ。先発余ったから中継ぎにしてるんやろ、ああいうことするから中継ぎで投げさせてるわけやんか。そんなん簡単なことやんか、そんなんお前、質問することはないと思うよ。そういうピッチャーやねんから、ああいう場面で投げさせてるんやんか」ーーああいう展開になるとなかなか難しい「そら打てん時もあるけど、ちょっと振れてないよな。この9連戦というかな、その中の移動のゲームとか、だから行ったと思ったのが、行けへんのやから。そやろ? 昨日も同じ事を、誰も聞かへんかったけど」ーー前川は試合を重ね内容が上向いている「いやだから、打ってるから3番入れてるやんか。エエやんか、3番入れて打ったら。そういうことやんか」ーー序盤の走塁は積極的なチャレンジ(前川は一回2死一塁の一走で大山の中前打に三進狙うも憤死)「何をそんな一つ一つ、結果論ばっかり話せなアカンねん、俺が。俺、解説者ちゃうで」

◆日本ハムが連敗を3で止めた。先発の鈴木は6回無失点でリーグトップに並ぶ6勝目。打線は二回に伏見の2点打で先制し、三回はマルティネスの適時二塁打、四回には江越のソロで加点した。阪神は打線が振るわず5度目の零敗。

◆中日、阪神、西武で通算1560安打を放ち、楽天初代監督を務めたサンケイスポーツ専属評論家の田尾安志氏(69)は三回1死三塁、中野拓夢内野手(26)の二ゴロで、三走・島田海吏外野手(27)が本塁で憤死したシーンに言及した。逆転サヨナラ負けの翌日移動での試合など、阪神の状況は理解できるが、こういう時こそ、確実に点を取る野球をしなければいけない。ズルズルと試合が進んでしまうことを避ける意味でも、絶対にチャンスを逃さない気持ちは必要だ。もったいなかったのは三回。1死三塁から中野が強引に引っ張っての二ゴロで得点できなかった。センター返しの意識さえあれば、簡単に外野フライは打てた球だ。2失点の直後の攻撃で、1点返していれば、先発・鈴木の精神状態は変わってきただろうし、試合展開は全く違っていただろう。下手投げに対して左打者を並べたのは間違いではない。ただ打者の対応に疑問が残る。内角に食い込んでくる球は捨てて、とにかくセンター返し。これさえ徹底できれば、下手投げを攻略するのは難しくないはず。一回に三塁を狙って刺された前川の走塁も痛かった。打球を処理する外野の動きは自分の目で判断できたはず。なのに、完ぺきにアウト。勉強が必要だ。うまく攻めていれば鈴木を攻略できたかもしれない。ただ思い切りのいい打撃は非凡なものを感じる。森(オリックス)が西武時代にデビューした姿を思い出す。フルスイングは大きな魅力だ。ノイジーの不振により使っているが、絶好のチャンス。一気にレギュラーを奪ってもらいたい。

◆阪神・梅野隆太郎捕手(31)は七回2死で右前打を放ってチャンスメークしたが、得点につながらなかった。守備では3試合連続でスタメンマスクをかぶり、プロ初先発の富田をリード。相手打線にファウルで粘られて序盤から球数を要し「チャンスを作られたときに、もうひと粘りできたらよかった。お互いに反省点はいっぱいある」と悔やんだ。

◆1軍に昇格した阪神・原口文仁内野手(31)は途中出場で快音を響かせた。七回先頭での代打では空振り三振に倒れるも、九回1死では田中正の高めの直球をとらえて右翼線への安打とした。「相手のクローザーだし、いい真っすぐを投げてきていたから、一本打ててよかった」。5月3日の中日戦(甲子園)以来の安打。2軍では6試合に出場して実戦勘を取り戻し「降格する前より、はるかに状態は良くなっている」とうなずいた。

◆再昇格即「6番・DH」で起用された阪神・糸原健斗内野手(30)が四回二死から左前打。「強引にいったら術中にハマると思っていた。しっかりと逆方向意識で(打った)」。追い込まれながら下手投げの鈴木の外角直球を華麗にさばいた。代打稼業が続いていた中で、4月30日のヤクルト戦(神宮)以来の安打。「一本出てよかったなと思います」と話した。

◆プロ初先発の阪神のD6位・富田蓮投手(21)=三菱自動車岡崎=は3回で80球を投げて5安打3失点(自責2)と結果を残せず、初黒星を喫した。「自分の良さを出し切れずに降板となってしまい、悔しい」。二回、伏見に先制の2点打を許すと、三回は2死から失点。決め球を欠いて球数を要し、降板となった。岡田監督は今後について「そりゃしんどいよ。そんなん当たり前やんか」と話し、出場選手登録抹消となる見込みだ。

◆阪神・浜地は七回に登板し、1回1安打無失点。1死から万波に右前に運ばれるも、松本剛を見逃し三振、2安打していたマルティネスを右飛に抑えた。前回登板した5日のロッテ戦(甲子園)では一時逆転の3ランを浴びていたが、2試合連続で失点なし。「くじけそうにもなったけど、しっかりといい状態になれるように、もっと自分がうまくなれるようにやっていきたい」と前を向いた。

◆零封負けに冷え込んだ北の大地で、阪神・前川右京外野手(20)が一筋の力強い光を放った。フルスイングで左翼に飛ばした打球は、ぐんぐん伸びてフェンス最上段へ。あと少しで自軍のブルペンまで届く会心の打球でプロ初長打を記録した。「いい感じにコンタクトできた。1本目(の安打)が1打席目に出たので、気持ちが楽にいけた部分はあると思います」0―4の八回2死で迎えた第4打席だ。池田が2球目に投じた速球を豪快に空振り。このスイングで間合いを取り直し、直後に投げられた149キロを一閃した。一回2死では右前打を放ち、出場2戦連続のマルチ安打を記録。7日の楽天戦(楽天モバイルパーク)以来2度目の3番起用に応え、遠路はるばる足を運んだ虎党にこの日一番のインパクトを残した。さらに、これまではDHと代打での出場だったが、1軍6戦目で初めて右翼で出場し、守備に就いた。初めて踏み入れるエスコンでの守備機会になったが、準備は怠らない。試合前練習で中堅を守る近本のもとに駆け寄り「守備位置だったり、球場の癖を確認しにいきました」と明かす。2年連続ゴールデングラブ賞の名手に習い、試合終了まで守り切った。

◆日本ハムは9日、阪神1回戦(エスコン)に4-0で勝利し、連敗を3で止めた。阪神からトレードで加入し、今季初めて「1番・中堅」で先発出場した江越大賀外野手(30)が四回、古巣への恩返し弾となる4号ソロを放った。一回の守りでは中堅から三塁への好返球でピンチの芽を摘むなど、攻守で躍動。采配が的中した新庄剛志監督(51)は、就任2年目で初めて古巣から勝利を挙げた。恩返しの一発を放った。3-0の四回、江越が追加点となる4号ソロ。一塁を回り、本塁打を確信すると右拳を握りしめた。試合後には恒例の一丁締めを担当。古巣との一戦で存在感を放った30歳が声を弾ませた。「すごく楽しみにしていたタイガース戦で活躍できてよかったです。勝ち越しを決められるように明日も全員で戦っていきたい」見逃し三振、中飛と無安打で迎えた第3打席。2ストライクから2番手右腕、西純の直球をコンパクトに振り抜いた。逆(右)方向となる右翼本塁打エリアの開放型ブルペンにライナーで突き刺し「振ったところにボールが来ました!」とおどけた。一回2死一塁の中堅守備では、強肩でならした新庄監督の現役時代をほうふつさせるレーザービームを発動。4番・大山の中前打で一走・前川は三塁を狙ったが、正確無比の送球で三塁で補殺した。タイミング的には容易だったようで、強肩の外野手らしく「ショックでしたね。あれで走ってくるのかと」と苦笑いした。新天地で生まれ変わった。昨季まで8年間、阪神でプレーし、オフにトレードで日本ハムに加入。一昨年、昨年は出場機会に恵まれず、1軍で無安打に終わった。今季92打数で49三振と荒削りな一面を併せ持つが、新庄監督は「何年間も苦労してきた選手の花を咲かせたい。出場機会がないから能力が発揮できていない」と我慢して起用し続けた。ミート力を上げるため、「軽く振る」ことを意識させてきた。

◆キツネにつままれたような...。阪神は日本ハムに0-4で敗れ、今季5度目の零封負け。エスコンフィールド北海道に初めて足を踏み入れたが、投打ともに精彩を欠き、岡田彰布監督(65)は首をかしげてばかりだった。就任2年目の新庄剛志監督(51)に古巣初勝利を献上。2位DeNAとは4・5ゲーム差。きつねダンス? ジンギスカンダンス? タイガーダンスが見たいんや!快進撃を続けてきた岡田虎がキツネにつままれた!? 初のエスコンで今季5度目の零封負け。2連敗となった岡田監督は白球の行方に首をかしげてばかりだった。「そら打てんときもあるけど、フェンス際で落ちるのも、なんかちょっと振れてないよな」北の大地で大飛球がことごとく失速した。三回無死一塁の近本は右翼フェンス、六回無死二塁の大山は左翼フェンス手前で-。七回の梅野の右越え打もあと少しでフェンスオーバーで、シングルヒットとなった。「この9連戦というかな、その中の移動のゲームとか、だから(打球が)いったと思ったのがいけへんのやから」原因は疲れなのか...。埼玉・所沢市のベルーナドームからスタートした交流戦は、2日に電車移動で甲子園に帰還。その日は雨天中止も、3日のロッテ戦から怒とうの9連戦に突入した。5日は午後11時7分まで戦い(延長12回ドロー)、6日朝に空路で宮城入り。パ最下位の楽天にまさかの1勝2敗を喫した。しかも逆転サヨナラ被弾というショッキングな敗戦から一夜明け、この日朝、空路で750キロを飛んで北海道へ...。昨年始まったファイターズガールズのきつねダンスを生で見るのは阪神が大トリだったが、楽しめる余裕などなかった!?四回には昨季まで在籍していた江越に手痛いソロを献上。相手先発のサブマリン鈴木も攻略できず、これで交流戦は4勝5敗1分けの借金1。岡田監督が嘆きたくなるのも無理はない。日本ハムに7連勝中だっただけに敗れるのも4年ぶり。4年間ともにタテジマで汗を流した新庄監督には、虎戦初勝利を献上した。

◆わが阪神タイガースはどこまでお人好しなんや~! 昨年まで猛虎の一員だった江越が新天地、北海道で頑張ってくれてんのは心からうれしいよ~。だけど、勝負となったら別やろー!!一回2死一塁から大山のセンターへのヒットで前川は楽々と三塁到達と思った瞬間、江越のレーザービームで前川はタッチアウト!! 江越は四回の打席で、外角のストレートに合わせただけに見えた打球が、びっくり仰天のライトオーバーのホームラン!! その技術、そのパワー、何で阪神のときに出してくれなかったんや~!! 江越のヤロー、おめでとうじゃねーか!! クソー、もっと頑張りやがれってんだー!! でも、阪神戦はもう勘弁して~!8日は楽天にサヨナラ負け。そして本日はゼロ封負け。でも5月は7連勝に9連勝、球団で月間最多タイの19勝もしてんだから、その反動はあって当然なのだ!!不振が続くノイジーとサトテルの〝2大トンネル〟が〝開通〟するまでは、本日、1軍に合流してともに1安打を放った糸原、原口らの力も借り、負けない野球を今はすべきである!!

◆はるばる来たぜ、エスコンフィールド!チケットは開幕戦(3月30日)以来の完売。どや、阪神ファンの威力はすごいもんやろ!タイガースが参上した新球場に、全国から虎党が大挙押し寄せ、好奇心旺盛なわがサンスポのトラ番も参戦。それでは、昨日予告したとおり、トラ番たちのエスコン紹介リポートを-。「コンコースがメチャクチャ広いですね。歩いてグルッと1周できるんですが、どの場所からもグラウンドが見えます。〝いまふう〟のスタジアムです。ガンバ大阪のパナソニックスタジアムのイメージかな」午後1時すぎに〝一番乗り〟したトラ番・邨田直人は、元サッカー担当らしい視点だ。マジメなヤツなので、感想もストレート。それを横で聞きながら〝変化球〟の報告は織原祥平。「なんか、全面コンクリート張りで、ガンバのスタジアムというより、コストコに買い物に来た気分です」分かったような、分からないような例えだ。「訂正します。WBC決勝が行われたローンデポ・パークに似てます」サラっと言ってきたが、侍ジャパン担当として世界一の瞬間をナマで目撃した自慢にしか聞こえない。マイアミのスタジアムに行った経験のある日本人はごく少数。イメージも沸かない。「すみません。でも、名物の左中間の後方にあるダルビッシュと大谷の壁画は、2人を取材してきたボクにとっても感無量でした。阪神なら誰になるんだろうなぁ? 藤川球児さんと鳥谷さんかなぁと思いをはせながら見上げてきました」

◆阪神・大竹耕太郎投手(27)が先発し、先制点を与えた。一回先頭の江越は2球で追い込むも、そこから4球連続でボール球を投じて四球で出塁させた。続くマルティネスとの対戦では一塁へのけん制を繰り返しながら腕を振ったが、とらえられたのは5球目の137㌔直球。打球は左翼線寄りに運ばれ、このタイミングでスタートを切っていた江越に一気に生還された。「抜けてゴロヒットとか、外野の前に落ちるヒットはOKと思って、長打を食らわないようにしたい」と話していた大竹にとって悔しい点の取られ方となった。だが、なおも続いた無死二塁のピンチではD3位・加藤豪(メッツ3A)、万波を外野フライに、松本剛は一ゴロに仕留め、最少失点に食い止めた。

◆阪神先発の大竹耕太郎投手(27)が二回に2点目を奪われた。一回にマルティネスに左翼への先制二塁打を許し、ここは最少失点で切り抜けた。しかし、続く二回は5球で2死を奪ったものの、伏見に投じたチェンジアップが高めに浮き、打球はそのまま左翼席へ。前回登板した3日のロッテ戦(甲子園)で大下に許した今季初被弾を悔やんでいたなか、2試合連続で一発を浴びる形となった。

◆阪神は連打からチャンスを作り、近本光司外野手(28)のニゴロで1点を返し、13イニングぶりの得点を挙げた。0―2の三回、ミエセスの二塁内野安打と木浪の中前打で無死二塁。坂本は犠打で走者を進め、近本のニゴロの間に三走がホームを踏んだ。しかし直後の中野は空振り三振に倒れて同点に追いつくことはできなかった。チームは6月9日の同戦で今季5度目の零封負け。得点するのは8日の楽天戦(楽天モバイルパーク)の八回以来となった。

◆阪神・前川右京外野手(20)が2点打を放ち、プロ初打点を記録。試合を振り出しに戻した。1-3の四回、ノイジー、大山の連打などで1死二、三塁の好機で打席に立つと、先発・伊藤の5球目、甘く入ったストレートを引っ張り、一、二塁間を破る2点打とした。一塁ベース上では右手を突き挙げて喜びを爆発させた。前川は前日2日にもマルチ安打を放つなど、零封負けに終わったチームの中で存在感を放っており、この日も若虎のバットで劣勢を打開した。

◆阪神・大竹耕太郎投手(27)が先発し、八回途中7安打4失点だった。一回無死一塁でマルティネスに左翼への二塁打を許して先制点を献上。二回は2死から伏見に左翼へ、三回は1死からマルティネスに右中間へ、ともにソロ本塁打を浴び、序盤三回で小刻みに1点ずつを失った。同点に追いついてもらった四回以降は立ち直り、五回は江越、マルティネスから連続三振を奪うなどしてこの日初めて三者凡退に切り抜け、六回もわずか6球で3人斬り。七回もここまで一発を含めて2安打を許していた伏見を投ゴロに抑えるなどして7球で終え、四回2死一塁から打者10人連続でアウトを奪った。しかし、悔やまれるのは移籍後初めて向かった八回のマウンド。相手が1番からの好打順というなかで江越に三塁線を破る二塁打で出塁されると、マルティネスには四球を与えて無死一、二塁。D3位・加藤豪(メッツ3A)に速球を中前に運ばれ、勝ち越された。走者が生還すると、思わず膝に手をついて悔しがった左腕。ベンチもここで交代を決断した。

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
640 0.600
(↑0.044)
-
(-)
845
(+5)
33
(+1)
8
(+2)
5
(+1)
0.260
(-)
3.130
(↑0.25)
1
(-)
DeNA
640 0.600
(↑0.044)
0
(-)
841
(+4)
33
(+2)
3
(-)
2
(+1)
0.257
(↓0.007)
2.770
(↑0.2)
1
(-)
広島
640 0.600
(↑0.044)
0
(-)
826
(+3)
30
(+2)
4
(-)
6
(+1)
0.204
(↑0.008)
2.970
(↑0.11)
4
(5↑)
西武
550 0.500
(↑0.056)
1
(-)
828
(+2)
32
(+1)
7
(+1)
7
(-)
0.212
(↑0.006)
2.860
(↑0.22)
4
(3↓)
ORIX
550 0.500
(↓0.056)
1
(↓1)
829
(+2)
29
(+4)
3
(+1)
5
(+2)
0.221
(↓0.001)
2.330
(↑0.04)
4
(5↑)
日本ハム
550 0.500
(↑0.056)
1
(-)
835
(+4)
27
(-)
12
(+1)
3
(-)
0.251
(↑0.002
2.300
(↑0.26)
4
(3↓)
巨人
550 0.500
(↓0.056)
1
(↓1)
837
(+1)
35
(+5)
13
(+1)
3
(-)
0.263
(↓0.01)
3.540
(↓0.21)
4
(3↓)
中日
550 0.500
(↓0.056)
1
(↓1)
836
(+4)
40
(+5)
6
(-)
9
(+1)
0.258
(↑0.002)
3.530
(↓0.1)
9
(2↓)
ヤクルト
450 0.444
(↓0.056)
1.5
(↓1)
935
(+1)
28
(+2)
6
(-)
2
(+1)
0.251
(↓0.007)
3.200
(↑0.11)
9
(2↓)
阪神
451 0.444
(↓0.056)
1.5
(↓1)
836
(-)
38
(+4)
4
(-)
6
(+2)
0.214
(↓0.001)
3.380
(-)
9
(2↑)
楽天
450 0.444
(↑0.069)
1.5
(-)
933
(+5)
49
(+4)
6
(-)
5
(-)
0.264
(↑0.008)
4.670
(↑0.09)
12
(1↓)
ロッテ
361 0.333
(↓0.042)
2.5
(↓1)
834
(+2)
41
(+3)
10
(-)
5
(-)
0.221
(↓0.006)
3.860
(↑0.09)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
35192 0.648
(↓0.012)
-
(-)
87225
(-)
169
(+4)
30
(-)
29
(+2)
0.246
(↓0.001)
2.780
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
30231 0.566
(↑0.008)
4.5
(↑1)
89219
(+4)
199
(+2)
44
(-)
10
(+1)
0.262
(↓0.001)
3.440
(↑0.05)
3
(-)
広島
30260 0.536
(↑0.009)
6
(↑1)
87191
(+3)
186
(+2)
37
(-)
26
(+1)
0.241
(↑0.001)
3.060
(↑0.02)
4
(-)
巨人
28290 0.491
(↓0.009)
8.5
(-)
86214
(+1)
230
(+5)
65
(+1)
14
(-)
0.252
(↓0.001)
3.930
(↓0.03)
5
(-)
中日
22340 0.393
(↓0.007)
14
(-)
87159
(+4)
189
(+5)
24
(-)
19
(+1)
0.243
(↑0.001)
2.950
(↓0.03)
6
(-)
ヤクルト
21332 0.389
(↓0.007)
14
(-)
87195
(+1)
223
(+2)
49
(-)
29
(+1)
0.232
(↓0.001)
3.730
(↑0.02)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
28213 0.571
(↓0.012)
-
(-)
91187
(+2)
160
(+3)
34
(-)
30
(-)
0.234
(↓0.001)
2.910
(-)
2
(1↑)
ソフトバンク
29222 0.569
(↑0.009)
0
(↓1)
90192
(+5)
175
(+1)
35
(+2)
26
(+1)
0.244
(↑0.001)
3.130
(↑0.04)
3
(1↓)
ORIX
31242 0.564
(↓0.01)
0
(-)
86212
(+2)
180
(+4)
41
(+1)
23
(+2)
0.256
(↓0.001)
2.910
(↑0.02)
4
(-)
日本ハム
26320 0.448
(↑0.009)
6.5
(↑1)
85190
(+4)
188
(-)
44
(+1)
29
(-)
0.226
(↑0.001
2.840
(↑0.05)
5
(-)
西武
24311 0.436
(↑0.01)
7
(↑1)
87159
(+2)
190
(+1)
39
(+1)
35
(-)
0.230
(↑0.001)
3.070
(↑0.04)
6
(-)
楽天
21311 0.404
(↑0.012)
8.5
(↑1)
90162
(+5)
216
(+4)
43
(-)
41
(-)
0.219
(↑0.003)
3.520
(↓0.01)