ロッテ(☆6対0★)ヤクルト =交流戦2回戦(2023.06.07)・ZOZOマリンスタジアム=
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ヤクルト
0000000000300
ロッテ
01002030X6911
勝利投手:メルセデス(2勝3敗1S)
敗戦投手:高橋 奎二(2勝3敗0S)

本塁打
【ロッテ】山口 航輝(4号・7回裏3ラン)

  DAZN
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◆ロッテは2回裏、田村の犠飛で先制する。その後は5回に池田の2点適時打、7回には山口の3ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・メルセデスが7回無失点の好投で今季2勝目。敗れたヤクルトは先発・高橋が試合をつくれず、打線も3安打と振るわなかった。

◆ヤクルト高橋奎二投手(26)が先発に帰ってきた。先月5日のDeNA戦(神宮)で4回8安打6失点と打ち込まれKO。翌6日に出場選手登録を抹消されていた。約1カ月ぶりの先発マウンドに期待がかかる。また、青木宣親外野手(41)が6番指名打者に入った。

◆約1カ月ぶりの先発マウンドだった侍ジャパンの世界一メンバー、ヤクルト高橋奎二投手が5回途中でKOされた。1点ビハインドの5回につかまった。9番岡から3連打を浴びるなどこの回2失点。ロッテ先発メルセデスが無安打投球を続ける中、これ以上引き離されるわけにはいかないと高津監督が降板を告げた。序盤は球が荒れていたが3、4回は3者凡退で切り抜けた。特に4回は110キロ台のカーブと150キロに迫る直球で緩急をつけて3者連続の空振り三振と、復調を示す場面も見られた。先月5日のDeNA戦(神宮)で4回8安打6失点と打ち込まれKO。翌6日に出場選手登録を抹消され、ファームで調整を続けていた。4回2/3を投げ5安打3四球3失点。前日、高津監督が「力みまくると思う」と話していたが、高橋も「先頭を出してしまい得点につながってしまった。力み過ぎて有利な投球が出来なかった」と反省した。

◆ロッテのC・Cメルセデス投手が移籍後、ZOZOマリンで本拠地初勝利を挙げた。7回2安打無失点で今季2勝目。ストライクゾーンで攻め、6回2死まで被安打ゼロの好投だった。昨季まで巨人に在籍しており、4回にヤクルト村上から三振を奪うなど、セ・リーグの打者をよく知っている。「対戦が以前もあったので、そういうのも影響していると思う」と冷静な投球だった。

◆約1カ月ぶりの先発マウンドとなったヤクルト高橋奎二投手が5回途中でKOされた。3、4回は3者凡退としたが1点ビハインドの5回に岡から3連打を浴び「慎重に行きすぎた」と4回2/3、5安打3四球3失点で3敗目(2勝)。チームの連勝も4で止まり、伊藤投手コーチは「高めでストライクが取れる彼の良いストレートが戻っていない」。ファーム調整はさせず、次回も1軍登板させる方針だ。▽ヤクルト高津監督(メルセデスに苦しみ連勝が4でストップ。交流戦順位は3位タイに後退)「いつもはあと1本が出なかったと言うが、今日は1本目が出なかった」

◆ロッテ池田来翔内野手が負傷後、初打点を挙げた。1点リードの5回1死二、三塁、ヤクルト高橋のカーブを拾う左前打で2点を追加した。「チャンスだったので、ストライクが来たら初球から打ってやろうと思ってました」と、狙い打ちでリードを広げた。1回の中前打も初球。前日6日の6回に放った三塁打も初球だった。「来た球に反応しながらストライクとボールを見極められている。だからヒットになっていると思う」と、強気と冷静さを持ち合わせる。右手にはテーピングが巻かれたままだ。5月30日の巨人戦(ZOZOマリン)で死球を受け、薬指の先を骨折した。腫れは引いたが衝撃は感じる。それでも「徐々に1軍で結果が出始めて、いい感覚をつかみかけている。今しかない。しがみつきたい」と痛み止めを飲んで、6日から「1番一塁」でスタメン復帰した。チームの連敗は引き分けを挟んで5で止まり、2位を死守した。吉井監督からはよく「ラッキィ池田」と呼ばれる。「昨日も風でヒットになった。みんな言ってくれるので、このままラッキーが続けばいいなと思います」。積極性がツキをも呼んでいる。【鎌田良美】▽ロッテ吉井監督(池田の初球打ちに)「先発投手は立ち上がり、心配で投げている投手が多いので、そこでガンといかれると与えるダメージは結構あるかなと思います」▽ロッテ山口(7回に左越え4号3ラン。交流戦3カード連続本塁打)「逆風なんですけど、伸びてくれました。ホームランを狙いすぎずに打点を、と思って頑張ってます」

◆ロッテ西村天裕が開幕から21試合連続無失点。開幕からの連続試合無失点は既に球団記録を更新中だが、開幕からの条件を外しても17年6~8月に松永がマークした球団最長の21試合に並んだ。プロ野球記録は21年平良(西武)の39試合。

◆ヤクルトは青木宣親外野手(41)が「6番・DH」、ドミンゴ・サンタナ外野手(30)が「3番・右翼」、4試合ぶりに浜田太貴外野手(22)が「7番・左翼」で名を連ねた。先発は5月5日のDeNA戦(神宮)以来、約1カ月ぶりに高橋奎二投手(26)がマウンドに上がる。

◆先発したヤクルト・高橋奎二投手(26)は、4回?を5安打3失点で降板し、今季3勝目を挙げることはできなかった。二回に1死満塁から田村に右犠飛を浴びて先制を許すと、四回1死二、三塁で池田に左前2点打を浴びて点差を拡大された。5月5日のDeNA戦(神宮)以来、約1カ月ぶりの1軍先発。ファームでの再調整中には投球フォームの見直しに時間をかけた。「軸足に乗る時間が短くて体が開いてしまっていた。なおかつ、腕が上がっていなくて後ろめで振っていた感じもあった」。いい時のフォームに戻すため、キャッチボールから意識を徹底してきた。手応えをつかんでこぎつけた約1カ月ぶりの1軍マウンドだったが、快投で4月21日の巨人戦(神宮)以来の白星とはいかなかった。

◆ヤクルトは零封負けを喫し、連勝が4で止まった。先発の高橋は5月5日のDeNA戦(神宮)以来となる1軍マウンドで五回途中5安打3失点。復帰後初戦で、3敗目(2勝)を喫した。「イニングの先頭を出してしまい、得点につながってしまった。力み過ぎて自分有利な投球ができなかった」1軍では初の球場で特有の風を気にしながら、粘りの投球だった。立ち上がりは制球が定まらず二回は、安打と2四球で1死満塁となり、田村に犠飛で先制点を献上。150キロ台の力強い直球を軸に四回は3者連続の三振に仕留めたが、五回に1死二、三塁から池田に左前へ2点適時打、藤岡に左前打と連打を浴びると無念の交代となった。 前回5月5日のDeNA戦で4回6失点と崩れ、翌6日に出場選手登録を抹消。その後、体調不良も重なり、約1カ月間ファームで調整してきた。埼玉・戸田球場で若手選手らとともに汗を流し、小野寺2軍投手コーチと投球の間を作れるようにフォームを修正。イースタン・リーグ2試合の登板も挟んで状態を取り戻してきた。チームは高橋の離脱中に今季最多の12連敗をするなど苦しんだ。「そのときにいられなかったのは悔しかった。(家で)試合を見ていて、先発投手がゲームを作ることが大事だなと思った。自分が投げるときはしっかり試合を作れるようにしたい」。上位を猛追するべく、反撃を期す6月。左腕の復調が鍵を握る。

◆ロッテが1分けを挟んだ連敗を5で止めた。二回に田村の犠飛で先制し、五回は池田の2点打、七回は山口の3点本塁打で突き放した。メルセデスが7回を2安打無得点に抑えて2勝目。ヤクルトは投打に元気なく連勝が4でストップ。

◆ヤクルトは今季5度目の零封負けを喫し、連勝が4で止まった。打線はロッテ先発、メルセデスの前に六回2死まで無安打に抑えられるなど計3安打と振るわず。約1カ月ぶりの1軍先発となった高橋奎二投手(26)は五回途中5安打3失点で3敗目を喫した。試合後の高津臣吾監督(54)の主な一問一答は以下の通り。――高橋は「多少緊張もあっただろうし、興奮もあっただろうし、うれしさもあったとは思います」――四球が絡んで失点。力みが出た「そうですね。3個の四球を出して、そのほとんどが失点に絡んでいる。ノーアウトで四球で出てつながれて、進塁されて、失点してという形になってしまった。もっともっと先に進んでいこうと思えば、制球よく、力強くというところが求められると思います」――真っすぐは150キロ台もあった。直球の質は戻ってきたか「まあ、今日の真っすぐでは駄目でしょうね」――打線はメルセデスに苦しんだ「何回も対戦している投手なのでね。一本が出なかったというか、いつも言っているんですけど、1本目が出なかったですね。なかなかね。ノリ(青木)の四球2つしか出塁することができなかったので、立ち上がりは。完全に相手のピッチングのペースにはまってしまった」――明日に向けて連敗しないのが大事「そうですね。毎日勝ちたいと思って戦ってはいるんですけど、そう簡単にはいかない。切り替えてと言うとあれですけど、しっかり明日の対策を練って、今日のようなことを繰り返さないようにバッテリーも野手もしっかり研究したい」

◆ロッテ・西村天裕投手(30)がシーズン初登板の4月2日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)から21試合連続無失点。ロッテ(前身を含む)の投手の連続試合無失点記録で、2017年の松永昂大(6月7日の中日戦-8月2日の日本ハム戦)と並ぶ球団最多となった。

◆9日の西武戦(ベルーナ)に先発予定のヤクルトのピーターズ投手(30)はダッシュなどで調整した。今季はここまで7試合に先発し、2勝1敗、防御率2・29。前回登板の3日の楽天戦(神宮)では5回4失点で勝ち投手となり「次は野手を助けられるピッチングをしたい」と意気込んでいた。来日初の中5日での先発で、好投を見せる。

◆ヤクルトには〝神様〟と呼ばれる男が、村上の他にもいる。〝代打の神様〟こと川端慎吾内野手(35)だ。「3番・DH」で今季3試合目のスタメン出場を果たすと、一回に右前打をマークし、結果を残した。「全部の打席、代打で行くような気持ちでいる。(3番は)ムネ(村上)の前にしっかりとランナーを出すことが仕事」求められた役割を遂行する仕事人だ。ロッテ先発、カスティーヨとの初対決に、追い込まれてから2球粘った末、7球目の内角低め132キロのスライダーをうまく捉えた。今季は主に代打が多い中、これで出場6試合連続出塁とした。勝負強さが戻ってきた。2020年に2度目となる腰の手術を受けたが、チームが日本一に輝いた21年は歴代2位となる代打でシーズン30安打をマーク。昨季は状態が上がらず、計52試合で打率・175(57打数10安打)にとどまったが、今季は試合前時点で33試合に出場し打率・421、代打打率は・429(28打数12安打)と好調を維持している。交流戦が始まるとDHとして存在感は高まるばかり。1日の日本ハム戦(エスコン)で今季初先発すると2018年以来となる猛打賞(1試合3安打以上)を記録し、12連敗のストップに貢献。6日のロッテ戦(ZOZOマリン)でも5打数1安打1打点の活躍だった。たぐいまれな集中力で35歳のベテランが、スタメンでも輝きを放っている。(森祥太郎)

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(2↑)
ソフトバンク
530 0.625
(↑0.054)
-
(↓1)
1035
(+4)
26
(-)
4
(+1)
2
(-)
0.259
(↑0.004)
3.040
(↑0.44)
1
(-)
ORIX
530 0.625
(↓0.089)
0
(-)
1027
(-)
19
(+10)
2
(-)
3
(-)
0.231
(↓0.007)
1.950
(↓0.84)
3
(1↓)
ヤクルト
430 0.571
(↓0.096)
0.5
(-)
1132
(-)
23
(+6)
5
(-)
1
(-)
0.266
(↓0.025)
3.450
(↓0.51)
3
(4↑)
阪神
431 0.571
(↑0.071)
0.5
(↓1)
1032
(+11)
28
(+3)
4
(+1)
4
(-)
0.226
(↑0.022)
3.040
(↑0.14)
5
(3↑)
西武
440 0.500
(↑0.071)
1
(↑1)
1024
(+2)
23
(+1)
5
(+1)
7
(-)
0.215
(↓0.002)
2.440
(↑0.22)
5
(2↓)
DeNA
440 0.500
(↓0.071)
1
(-)
1031
(-)
26
(+4)
3
(-)
1
(-)
0.265
(↓0.013)
2.710
(↑0.06)
5
(2↓)
日本ハム
440 0.500
(↓0.071)
1
(-)
1029
(-)
20
(+1)
11
(-)
3
(-)
0.264
(↓0.015)
2.380
(↑0.19)
5
(3↑)
巨人
440 0.500
(↑0.071)
1
(↑1)
1030
(+10)
30
(-)
10
(+2)
3
(-)
0.272
(↑0.018)
3.800
(↑0.55)
5
(2↓)
中日
440 0.500
(↓0.071)
1
(-)
1024
(+1)
33
(+2)
4
(-)
6
(+4)
0.243
(↑0.001)
3.610
(↑0.19)
5
(3↑)
広島
440 0.500
(↑0.071)
1
(↑1)
1016
(+1)
26
(-)
3
(+1)
4
(-)
0.198
(↓0.014)
3.210
(↑0.48)
11
(1↑)
ロッテ
251 0.286
(↑0.119)
2.5
(↑1)
1029
(+6)
36
(-)
9
(+1)
4
(-)
0.224
(↑0.012
4.180
(↑0.57)
11
(-)
楽天
250 0.286
(↓0.047)
2.5
(-)
1122
(+3)
41
(+11)
5
(+2)
4
(+1)
0.252
(↑0.011)
5.460
(↓0.79)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
35172 0.673
(↑0.006)
-
(-)
89221
(+11)
159
(+3)
30
(+1)
27
(-)
0.249
(↑0.003)
2.700
(↑0.02)
2
(-)
DeNA
28231 0.549
(↓0.011)
6.5
(↓1)
91209
(-)
192
(+4)
44
(-)
9
(-)
0.263
(↓0.002)
3.460
(↑0.02)
3
(-)
広島
28260 0.519
(↑0.01)
8
(-)
89181
(+1)
182
(-)
36
(+1)
24
(-)
0.241
(↓0.003)
3.100
(↑0.06)
4
(-)
巨人
27280 0.491
(↑0.01)
9.5
(-)
88207
(+10)
225
(-)
62
(+2)
14
(-)
0.253
(↑0.003)
3.980
(↑0.07)
5
(-)
ヤクルト
21312 0.404
(↓0.008)
14
(↓1)
89192
(-)
218
(+6)
48
(-)
28
(-)
0.234
(↓0.002)
3.780
(↓0.05)
6
(-)
中日
21330 0.389
(↓0.007)
15
(↓1)
89147
(+1)
182
(+2)
22
(-)
16
(+4)
0.240
(-)
2.940
(↑0.02)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
31222 0.585
(↓0.011)
-
(-)
88210
(-)
170
(+10)
40
(-)
21
(-)
0.258
(↓0.002)
2.880
(↓0.1)
2
(-)
ロッテ
27203 0.574
(↑0.009)
1
(↑1)
93182
(+6)
155
(-)
33
(+1)
29
(-)
0.235
(↑0.002
2.930
(↑0.05)
3
(-)
ソフトバンク
28212 0.571
(↑0.008)
1
(↑1)
92182
(+4)
168
(-)
31
(+1)
23
(-)
0.243
(↑0.001)
3.120
(↑0.06)
4
(-)
日本ハム
25310 0.446
(↓0.009)
7.5
(-)
87184
(-)
181
(+1)
43
(-)
29
(-)
0.227
(↓0.001)
2.870
(↑0.03)
5
(-)
西武
23301 0.434
(↑0.011)
8
(↑1)
89155
(+2)
181
(+1)
37
(+1)
35
(-)
0.231
(-)
3.020
(↑0.04)
6
(-)
楽天
19311 0.380
(↓0.008)
10.5
(-)
92151
(+3)
208
(+11)
42
(+2)
40
(+1)
0.215
(↑0.002)
3.570
(↓0.12)