1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 8 | 1 | 0 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1X | 2 | 6 | 1 | 1 |
勝利投手:増田 達至(2勝1敗8S) 敗戦投手:祖父江 大輔(2勝3敗0S) 本塁打 |
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◆西武は両軍無得点で迎えた7回裏、源田の適時打で試合の均衡を破る。その後は同点を許すも、9回に長谷川のソロが飛び出し、サヨナラ勝利を収めた。投げては、6番手・増田が今季2勝目。敗れた中日は9回に追いつく粘りを見せるも、2番手・祖父江が痛恨の一発を浴びた。
◆中日涌井秀章の通算成績は156勝149敗で、交流戦は26勝23敗。今日の西武戦に勝てば石川(ヤクルト)に並び交流戦最多の27勝となるが、黒星を喫するとプロ野球29人目、現役では石川の183敗に次いで2人目の通算150敗を記録する。
◆中日が今季4度目のサヨナラ負けを喫した。村松の犠飛で追いついた直後の9回裏、2番手祖父江が西武長谷川にサヨナラ被弾。36歳右腕の涌井秀章が移籍後最長の8回1失点、同最多117球の熱投を見せたが報いることはできなかった。立浪和義監督は「涌井は素晴らしい粘りの投球をしてくれた。両チームとも点が取れないが、ウチの方がチャンスは多かった」とがっくり。今季最多4盗塁で西武より2本多い8安打を放ったが、あと1本が出なかった。▽中日涌井(8回5安打1失点も勝敗つかず)「もう少し、しっかり投げられた。スライダーが良くなかった。8回投げられたことは合格かな」
◆中日涌井秀章投手(36)の力投を打線がフォローできなかった。古巣相手に敵地連勝にマウンドに上がったベテランは、移籍後最長8回1失点。打線は1点を追う右腕降板直後の9回、村松の犠飛で同点に追いつくのが精いっぱいだった。9回裏に2番手祖父江が西武長谷川に痛恨のサヨナラ2号ソロを被弾。今季4度目のサヨナラ負けを喫した。「立ち上がりは良かった。だんだんと走者を出すことが増え、四球も。結果的に1失点にまとまったが、もう少し、しっかり投げられたかな。スライダーをしっかり操り切れてなかった。8回を投げられたことは合格かな」。ヤクルト石川に並ぶ、交流戦最多タイの27勝を逃した涌井は、いつものようにポーカーフェースで試合を振り返った。今季最多4盗塁で得点圏に走者を進めたが、1得点で敗戦した。立浪監督はまず「素晴らしい粘りの投球をしてくれた」と背番号20を称賛。「両チームとも点が取れないが、ウチの方がチャンスは多かった。よく追いついたが、あそこ(9回)で越せなかった」と、繰り返される決定打不足に肩を落とした。
◆途中出場の西武長谷川信哉内野手(21)が、プロ初のサヨナラ本塁打を放ち、交流戦勝率を5割に戻した。1-1に追いつかれた9回1死、中日祖父江に対しカウント1-1からの3球目、外角低め149キロ直球をライナーで左翼席に突き刺した。本拠地の大声援の中でダイヤモンドを周回し、歓喜のウオーターシャワーを浴びた。「シンプルに気持ち良かったです。しっかり振り抜いてくれた結果スタンドまで届いてくれた」と喜んだ。ベンチスタートから仕事を果たした。7回無死、川越の代走として出場すると、その後2死二塁から、源田の右前打に快足を飛ばして先制のホームイン。「ライトが深かったので。どこからでもかえるつもりでした」と振り返った。チームとしても今季初のサヨナラ勝利。指揮官として初のサヨナラを味わった松井監督も、長谷川について「持ってるんですね。ああいうところ1発で結果を出せるって。ナイスバッティングです」とたたえた。 5月16日の日本ハム戦でも9回2死から劇的な1号ソロを放ち、チームの勝利に結びつけた"持ってる男"は、「逆境というか、追い込まれるほど発揮出来るんじゃないかなというのは感じます」。勝負強い若獅子が、さらなる活躍を目指していく。【鈴木正章】○...侍ジャパンの西武源田壮亮内野手が、両チーム無得点で迎えた7回に先制打を放った。2死二塁から右前に運び「ピッチャーがみんな頑張ってくれていたので、先に点を取ることができて良かったです」と話した。WBCでは右手小指を骨折した状態で世界一に貢献。開幕直後は離脱したものの、5月26日から1軍に合流。勝負強い打撃で、勝利に貢献した。▽西武本田(開幕時は中継ぎも今季2度目先発で4回無失点)「常にランナーを背負う展開で、しんどいピッチングでした。最低でも5回以上は投げなければと思っていました」
◆持ってる若獅子!! 途中出場の西武長谷川信哉内野手(21)が、プロ初のサヨナラ本塁打を放った。1-1に追いつかれた9回1死、中日祖父江の外角低め直球を左翼席へ。本拠地の大声援の中、右人さし指を突き上げダイヤモンドを周回し、歓喜のウオーターシャワー。「シンプルに気持ち良かったです。しっかり振り抜いた結果スタンドまで届いてくれた」と喜んだ。またも土壇場で真価を発揮した。5月16日の日本ハム戦では9回2死から同点となるプロ1号を放ち、延長勝利に結びつけた。その後スタメンに定着しかけたが、5月30日に特例2023で登録抹消。今月2日に再登録されると「川越さんにスタメンをとられ、すごく悔しく思いました。でもそれを引きずっててはいけない。切り替えてベンチの仕事をしていこう」。この日は7回無死から、その川越の代走として出場。その後2死二塁から源田の右前打で先制のホームイン。9回の大仕事につなげた。チームとして今季初のサヨナラ勝利で、交流戦勝率5割復帰。松井監督も「持ってるんですね。ああいうところ1発で結果を出せるって」とヒーローをたたえた。育成入団から3年目の"持ってる男"は「逆境というか、追い込まれるほど(力を)発揮出来るんじゃないかなというのは感じます」。これからも持ち味の勝負強さを示していく決意だ。【鈴木正章】
◆西武の本田が前回登板に続いて4回無失点で交代した。二回以外は走者を背負ったが、辛抱強く本塁を踏ませない。三回2死満塁は石川昂をチェンジアップで三ゴロに仕留め、四回1死一、三塁では龍空を二ゴロ併殺でしのいだ。救援が本職の30歳。今季も開幕からブルペンを支えてきたが、今井や隅田が2軍再調整になり先発の駒不足で白羽の矢が立った。「先制点を与えずに0点で抑え、少しでも長い回を投げたい」と臨んだ先発2戦目も役目を果たした。
◆西武が今季初のサヨナラ勝ち。1―1の九回に途中出場の長谷川が左越えにソロ本塁打を放ち、試合を決めた。6番手の増田が2勝目。中日の涌井は8回を1失点と好投。九回に代打村松の犠飛で追い付いたが、祖父江が痛打された。
◆育成ドラフト出身の西武・長谷川信哉内野手(21)が九回にサヨナラ本塁打。育成ドラフト出身選手のサヨナラ弾は2022年のソフトバンク・周東佑京(6月18日の楽天戦、8月13日のオリックス戦)に次いで2人目で、西武では初。
◆1-1の九回。迷いなく振り抜いた打球が左翼席に飛び込んだ。西武・松井監督の秘蔵っ子、長谷川信哉内野手(21)が自身初のサヨナラ本塁打を放った。「シンプルに気持ち良かった。逆境というか、追い込まれれば追い込まれるほど(力を)発揮できるタイプ」5月16日の日本ハム戦(エスコン)でも1点を追う九回2死からプロ初本塁打を放っており、その言葉も説得力を増す。福井・敦賀気比高から2021年、育成ドラフト2位で入団して3年目。昨年7月に支配下登録された。京都市出身で中学時代の所属チーム「京都嵐山ボーイズ」の旧名が「京都ライオンズ」。縁を感じていた西武に指名された。母は元舞妓(まいこ)で、長谷川自身もなかなかのイケメンだ。内野手登録ながらも遠投105メートルの強肩と50メートル5秒8の俊足を生かし、5月に入って外野のレギュラーポジションをつかみかけていたが、同30日に倦怠(けんたい)感と腹痛を訴えて「特例2023」で出場選手登録を外れた。その後は再びベンチを温める日々が多くなったが、この日は七回に代走で途中出場し、最初の打席で劇弾を放った。2軍監督時代から将来はトリプルスリーを狙える逸材と評してきた松井監督は「土壇場での勝負強さ、何か〝持ってる〟ね」と目を細めた。(東山貴実)
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (2↑) |
ソフトバンク |
5 | 3 | 0 | 0.625 (↑0.054) | - (↓1) |
10 | 35 (+4) | 26 (-) | 4 (+1) | 2 (-) |
0.259 (↑0.004) | 3.040 (↑0.44) |
1 (-) |
ORIX |
5 | 3 | 0 | 0.625 (↓0.089) | 0 (-) |
10 | 27 (-) | 19 (+10) | 2 (-) | 3 (-) |
0.231 (↓0.007) | 1.950 (↓0.84) |
3 (1↓) |
ヤクルト |
4 | 3 | 0 | 0.571 (↓0.096) | 0.5 (-) |
11 | 32 (-) | 23 (+6) | 5 (-) | 1 (-) |
0.266 (↓0.025) | 3.450 (↓0.51) |
3 (4↑) |
阪神 |
4 | 3 | 1 | 0.571 (↑0.071) | 0.5 (↓1) |
10 | 32 (+11) | 28 (+3) | 4 (+1) | 4 (-) |
0.226 (↑0.022) | 3.040 (↑0.14) |
5 (3↑) |
西武 |
4 | 4 | 0 | 0.500 (↑0.071) | 1 (↑1) |
10 | 24 (+2) | 23 (+1) | 5 (+1) | 7 (-) |
0.215 (↓0.002) | 2.440 (↑0.22) |
5 (2↓) |
DeNA |
4 | 4 | 0 | 0.500 (↓0.071) | 1 (-) |
10 | 31 (-) | 26 (+4) | 3 (-) | 1 (-) |
0.265 (↓0.013) | 2.710 (↑0.06) |
5 (2↓) |
日本ハム |
4 | 4 | 0 | 0.500 (↓0.071) | 1 (-) |
10 | 29 (-) | 20 (+1) | 11 (-) | 3 (-) |
0.264 (↓0.015) | 2.380 (↑0.19) |
5 (3↑) |
巨人 |
4 | 4 | 0 | 0.500 (↑0.071) | 1 (↑1) |
10 | 30 (+10) | 30 (-) | 10 (+2) | 3 (-) |
0.272 (↑0.018) | 3.800 (↑0.55) |
5 (2↓) |
中日 |
4 | 4 | 0 | 0.500 (↓0.071) | 1 (-) |
10 | 24 (+1) | 33 (+2) | 4 (-) | 6 (+4) |
0.243 (↑0.001) | 3.610 (↑0.19) |
5 (3↑) |
広島 |
4 | 4 | 0 | 0.500 (↑0.071) | 1 (↑1) |
10 | 16 (+1) | 26 (-) | 3 (+1) | 4 (-) |
0.198 (↓0.014) | 3.210 (↑0.48) |
11 (1↑) |
ロッテ |
2 | 5 | 1 | 0.286 (↑0.119) | 2.5 (↑1) |
10 | 29 (+6) | 36 (-) | 9 (+1) | 4 (-) |
0.224 (↑0.012) | 4.180 (↑0.57) |
11 (-) |
楽天 |
2 | 5 | 0 | 0.286 (↓0.047) | 2.5 (-) |
11 | 22 (+3) | 41 (+11) | 5 (+2) | 4 (+1) |
0.252 (↑0.011) | 5.460 (↓0.79) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
35 | 17 | 2 | 0.673 (↑0.006) | - (-) |
89 | 221 (+11) | 159 (+3) | 30 (+1) | 27 (-) |
0.249 (↑0.003) | 2.700 (↑0.02) |
2 (-) |
DeNA |
28 | 23 | 1 | 0.549 (↓0.011) | 6.5 (↓1) |
91 | 209 (-) | 192 (+4) | 44 (-) | 9 (-) |
0.263 (↓0.002) | 3.460 (↑0.02) |
3 (-) |
広島 |
28 | 26 | 0 | 0.519 (↑0.01) | 8 (-) |
89 | 181 (+1) | 182 (-) | 36 (+1) | 24 (-) |
0.241 (↓0.003) | 3.100 (↑0.06) |
4 (-) |
巨人 |
27 | 28 | 0 | 0.491 (↑0.01) | 9.5 (-) |
88 | 207 (+10) | 225 (-) | 62 (+2) | 14 (-) |
0.253 (↑0.003) | 3.980 (↑0.07) |
5 (-) |
ヤクルト |
21 | 31 | 2 | 0.404 (↓0.008) | 14 (↓1) |
89 | 192 (-) | 218 (+6) | 48 (-) | 28 (-) |
0.234 (↓0.002) | 3.780 (↓0.05) |
6 (-) |
中日 |
21 | 33 | 0 | 0.389 (↓0.007) | 15 (↓1) |
89 | 147 (+1) | 182 (+2) | 22 (-) | 16 (+4) |
0.240 (-) | 2.940 (↑0.02) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
31 | 22 | 2 | 0.585 (↓0.011) | - (-) |
88 | 210 (-) | 170 (+10) | 40 (-) | 21 (-) |
0.258 (↓0.002) | 2.880 (↓0.1) |
2 (-) |
ロッテ |
27 | 20 | 3 | 0.574 (↑0.009) | 1 (↑1) |
93 | 182 (+6) | 155 (-) | 33 (+1) | 29 (-) |
0.235 (↑0.002) | 2.930 (↑0.05) |
3 (-) |
ソフトバンク |
28 | 21 | 2 | 0.571 (↑0.008) | 1 (↑1) |
92 | 182 (+4) | 168 (-) | 31 (+1) | 23 (-) |
0.243 (↑0.001) | 3.120 (↑0.06) |
4 (-) |
日本ハム |
25 | 31 | 0 | 0.446 (↓0.009) | 7.5 (-) |
87 | 184 (-) | 181 (+1) | 43 (-) | 29 (-) |
0.227 (↓0.001) | 2.870 (↑0.03) |
5 (-) |
西武 |
23 | 30 | 1 | 0.434 (↑0.011) | 8 (↑1) |
89 | 155 (+2) | 181 (+1) | 37 (+1) | 35 (-) |
0.231 (-) | 3.020 (↑0.04) |
6 (-) |
楽天 |
19 | 31 | 1 | 0.380 (↓0.008) | 10.5 (-) |
92 | 151 (+3) | 208 (+11) | 42 (+2) | 40 (+1) |
0.215 (↑0.002) | 3.570 (↓0.12) |
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