ソフトバンク(☆2対1★)DeNA =交流戦1回戦(2023.06.06)・福岡PayPayドーム=
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DeNA
0000100001710
ソフトバンク
000100001X2321
勝利投手:モイネロ(2勝0敗2S)
敗戦投手:伊勢 大夢(2勝1敗1S)

本塁打
【ソフトバンク】今宮 健太(2号・4回裏ソロ)

  DAZN
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◆ソフトバンクが接戦を制した。ソフトバンクは4回裏、今宮のソロで先制する。その後同点とされるも、9回の好機で牧原大の適時打が飛び出し、サヨナラ勝利を収めた。投げては、4番手・モイネロが今季2勝目。敗れたDeNAは、7安打で1得点と打線がつながりを欠いた。

◆ソフトバンク有原航平が移籍後初登板。MLBからNPBに復帰初登板で白星を挙げたのは過去8人おり、先発勝利を飾ると、03年伊良部(阪神)10年大家(横浜)12年川上(中日)15年黒田(広島)21年山口(巨人)に次いで6人目になる。DeNA戦は日本ハム時代の16年に1試合だけ投げているが、その試合では完封勝利をマーク。相性の良いカードで復帰戦勝利となるか。

◆DeNAドラフト3位ルーキーの林琢真内野手(22)が、ソフトバンク戦に「9番三塁」でスタメンに名を連ねた。5月28日中日戦以来の先発出場となる。チームは9連戦の真っただ中で、宮崎敏郎内野手(34)はベンチスタートで、3番には指名打者でオースティンが起用された。

◆米レンジャーズから新加入したソフトバンク有原航平投手(30)が初登板初先発に挑み、7回途中を5安打1失点(自責0)。移籍後初白星とはならなかったが、ウエスタン・リーグを含めても今季最多102球を投げ切り上々の鷹デビューを飾った。立ち上がりは150キロを超える直球を中心に3者凡退。1-0の5回は味方の失策も絡み同点に追いつかれたが、2死満塁で4番牧を遊飛に仕留めた。7回先頭は9番林に右前打を許し、1番佐野、2番関根を抑えたところでお役御免。後続を2番手津森が0封救援した。この日、当初は開幕投手を務めた大関が先発する予定も、体調不良で登板を回避。代役として開幕から2軍調整を続けていた有原が選ばれた。「とにかく結果を出したい。それだけです」。試合前日は寡黙な右腕らしく冷静に意気込んでいた。推定3年15億円でホークスに入団した右腕が意地を見せた。

◆9回に完璧なリリーフを見せたソフトバンクのリバン・モイネロ投手が2勝目を手にした。先頭代打の大和を決め球スライダーで空振りの3球三振に切ると、続く佐野、関根も2球で追い込んで、最後はともにスライダーで空振り三振。3者連続3球三振に打ち取ったのは18年5月16日の楽天戦以来、自身2度目で過去2度達成しているのは57年の梶本(阪急)以来、66年ぶり。「あの3者連続三振が流れを呼びましたね」と藤本監督もサヨナラ勝利を呼び込んだ頼れる守護神の快投をたたえた。モイネロが9回に大和、佐野、関根の3人を3球三振で仕留めた。1イニング9球で3者連続3球三振はモイネロ自身が18年5月16日楽天戦の8回で記録して以来18人、20度目。1人で2度は54年7月10日近鉄戦の6回と57年10月18日南海戦の3回に記録した梶本(阪急)に次いで2人目。

◆DeNA今永昇太投手(29)が、地元福岡で8回1安打1失点と好投したが、勝敗つかずにチームはサヨナラ負けを喫した。「今宮さんに初球を打たれた本塁打は悔いが残った」と反省したが、4回の1発以外はパワーピッチングで圧倒。三浦監督は「責めることはないです。それ(ソロ)以外は最高の投球だった」と話した。

◆DeNAはソフトバンク有原を攻略できず、連敗で交流戦首位から転落した。再三、得点圏に走者を進めながら、得点は5回の林の犠飛のみ。9連戦の4試合目でスタメンから外れた宮崎を7回2死満塁から代打に送ったが、凡退した。8回からは2イニング連続で3者連続三振を喫し、9回に伊勢がサヨナラ打を浴びた。三浦大輔監督は「チャンスは作ったけど、打ち崩せなかった」と唇をかんだ。▽DeNA伊勢(同点の9回に登板し、牧原大にサヨナラ打を浴び、今季初黒星)「こういう時もあるのでしっかり切り替えて。今日、やられたので倍にして返せるように」

◆ソフトバンクが今季5度目のサヨナラ勝ちで連勝を飾った。「日本生命セ・パ交流戦」のDeNA戦で1-1の9回2死一、二塁から牧原大成内野手(30)が左中間にプロ初となるサヨナラ二塁打を放った。チーム3安打と苦しんだゲームで土壇場の集中力を発揮。貯金は今季最多タイの「6」となった。敗れた2位ロッテにゲーム差なしと肉薄した。「初めてです、はい」。侍ジャパンにも選ばれた牧原大が意外にも? プロ初のサヨナラ打を放った。9回2死一、二塁で左中間二塁打。二塁走者の周東が悠々とホームインし、ヒーローを中心に歓喜の輪ができた。「今までそういう場面で打てなかったので。すごくうれしかったです」。キャプテン柳田から真っ先に抱きつかれた。タカ打線が土壇場で集中力を発揮した。8回までは今宮のソロのみで1安打。福岡出身の左腕今永に苦しめられたが、9回に2番手伊勢を攻め立てた。1死から今宮が投手強襲の内野安打で出塁。続く近藤が四球でつないだ。「(二塁走者が周東)佑京だったので、とにかく前に飛ばそうと」。6球目、直球をとらえ今季5度目のサヨナラ勝利だ。チーム3安打は今季最少だが、それでも勝った。「打てて良かったです」。グラウンドではとびきりの笑顔でも、インタビューでは冷静沈着。牧原大らしいヒーローコメントだった。"汚名返上"の殊勲打だった。7回1死の第3打席。振り逃げで出塁したが、直後にけん制死を食らった。試合後、インタビュールームに現れたタイミングで、テレビにけん制の場面が映し出された。「あぁー! だまされた...」。ミスは悔やんでいたが、直後の第4打席で大仕事をやってのけた。5月末に左太ももの筋損傷から再起し、復帰後は全9試合で安打を放っている。「離脱してチームに迷惑をかけた。取り返したいと思ってやっています」。逆襲に燃える男の劇打で2連勝を飾り、貯金は今季最多タイの「6」。2位ロッテにゲーム差なしと肉薄した。さらに交流戦も4勝3敗で3位タイ。ソフトバンクが上昇気流に乗り始めた。【只松憲】▽ソフトバンク藤本監督(サヨナラ打の牧原大に)「今永君がいいピッチングをしていて。なかなかヒットが出ない中、最後の最後にチャンスがきたところをよく打ってくれましたね」【動画】サヨナラ打の牧原大成、柳田&今宮のダブルハグに挟まれ祝福受ける

◆米レンジャーズから新加入したソフトバンク有原航平投手(30)が初登板初先発し、6回2/3を5安打1失点(自責0)と好投した。移籍後初白星とはならなかったが、ウエスタン・リーグを含めても今季最多102球を投げ切り、上々の鷹デビューを飾った。有原が初登板初先発に挑み、7回途中を5安打1失点(自責0)と好投した。2回1死二、三塁は京田を浅い右飛、戸柱を二ゴロ。1-0の5回には味方の失策が絡み同点とされたが、最少失点で踏ん張った。「変な緊張もなくゲームに入れました。真っすぐをしっかり投げられたので力のない打球が打たせられたと思います」。勝負どころで粘り、自身も納得顔だった。大関の体調不良で巡ってきた1軍のマウンド。「代役」がDeNA今永との投手戦を演じ、サヨナラ勝利につなげた。大関の復帰時期は不透明。藤本監督は「次回も当然あるでしょう」と先発ローテーション入りを明言した。

◆「2番・遊撃」で先発したソフトバンク・今宮健太内野手(31)が四回先頭で、先制となる2号ソロを放った。DeNA・今永の初球ストレートを一閃、レフトスタンドへ突き刺した。今宮はこの日、1軍に再登録されたばかり。即結果を出し「今永投手は真っすぐが速く強さがあるので、その真っすぐに負けないようにと打席に入りました。アリ(有原)がホークスで初登板で踏ん張っている中で、先制点を取ることができて良かったです」とコメントした。

◆限られたチャンスで、きっちりと結果を出した。DeNAのドラフト3位・林琢真内野手(22)=駒大=が「9番・三塁」で今季13試合目の先発出場。1点を追う五回のチャンスで右犠飛を放ち、4月29日の中日戦(バンテリンドーム)以来となる打点をマークした。普段のリーグ戦とは異なりDH制が採用される敵地での交流戦で、下位打線が機能した。1点を先取された直後の五回、先頭・京田の一塁への強いゴロが敵失を誘い出塁。続く8番・戸柱が左中間を真っ二つに破る二塁打を放ち無死二、三塁の絶好機を演出した。ここで9番・林の第2打席。米大リーグを経験し、この日がNPB復帰後初の1軍登板となった有原に対し、カウント1―1からの3球目、左打者が苦しめられてきた低めのチェンジアップにうまくバットを合わせ、しぶとく右翼へ飛球を運んだ。右翼手・柳町が好返球も、三塁走者の京田が本塁へ頭から滑り込んで捕手のタッチをかいくぐる好走塁で生還。貴重な1得点をもたらした。三浦監督は4日の西武戦(横浜)の試合後「スタメンじゃない選手も、いつ出番がきてもいいように常に準備してくれている。そういうのが一番大きい」とコメントした。9連戦の真ん中。今季は休養を挟みながら好成績を残している宮崎に代わって出場したルーキーが、しぶい活躍を見せた。(浜浦日向)

◆ソフトバンクは1―1の九回、先制ソロを放った今宮の内野安打を起点に2死一、二塁とし、牧原大が左中間にサヨナラ打を放った。九回を3者連続三振に抑えたモイネロが2勝目。DeNAは8回1安打1失点の今永を援護できず。

◆DeNAの先発・今永昇太投手(29)は8回1安打1失点、8奪三振。故郷の福岡で114球の力投も、4勝目を手にすることはできなかった。0―0の四回、先頭の今宮に初球の直球を狙い打たれ、左翼席へソロを被弾。結果的にこの日許した唯一の安打が痛恨の一発となった。「ホークス打線なので粘り強く投げようと思いマウンドに上がった。今宮さんに打たれた本塁打は悔いが残りました。次回登板ではいい所は継続して、反省点を少しでも減らせるよう調整していきたい」と振り返った。三浦監督もエースの投球を「本塁打は少し中に入ってしまったが、それ以外は本当に最高のピッチングをしてくれた」とねぎらった。

◆DeNAは相手の倍以上の7安打を放ちながらも、あと一本が出ず今季4度目のサヨナラ負け。NPB復帰登板の有原を打ち崩せず、三浦大輔監督(49)は「チャンスがあったところで、もう一本が出させてもらえなかった」と唇をかんだ。9連戦の真っただ中で、横浜から福岡へ飛行機での移動ゲーム。今季は休養を挟みながら、リーグトップの打率をマークしている宮崎をスタメンから外した。指揮官は「9連戦もありますし、年間通して戦っていく中で、宮崎に抜けられては困るので、昨日から代打でいくというのは伝えていた」と明かした。1―1の七回、打線がつながり2死満塁。この日最大の好機で、三浦監督は5番のソトに代えて代打・宮崎を起用。今季得点圏打率・429を誇る〝勝負手〟だったが、2番手・津森の前に惜しくも三ゴロに倒れ無得点に終わった。指揮官は「宮崎で打てなかったらしようがない。そこは割り切って起用していますし、相手もあることですから、しようがないです」と振り返った。

◆ソフトバンクのモイネロが2018年5月の楽天戦に続き、自身2度目の3者連続3球奪三振をマークした。九回に登板し、変化球で代打大和、佐野、関根を空振りに仕留めた。パ・リーグでは9度目の快記録に「最高。体が熱いよ」と笑顔だった。チームは九回にサヨナラ勝ちし、モイネロは2勝目を挙げた。抑えのオスナが体調不良で離脱しており、ここ数試合は大事な九回を任されている。しっかりと役割を果たし「速さよりも、コントロールがいい」と好投の要因を分析した。

◆DeNAは相手の倍以上の7安打を放ちながら、手痛い今季4度目のサヨナラ負け。NPB復帰登板の有原を打ち崩せず、三浦大輔監督(49)は「チャンスがあったところで、もう一本が出なかった」と唇をかんだ。序盤は得点圏に走者を進めるも本塁を踏めず、9連戦真っただ中の移動ゲームで代打出場となった宮崎を、1―1の七回2死満塁の絶好機で起用するも三ゴロで無得点。八、九回は6者連続三振の嫌な流れの中で、九回に2番手・伊勢がサヨナラ打を浴びた。伊勢はここまで防御率0点台の投球を続けてきただけに、指揮官も「伊勢で打たれたらしようがない」と責めず。右腕は「力んでも仕方ないが、倍返しでやり返せるように」と切り替えた。(浜浦日向)

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
520 0.714
(↑0.047)
-
(-)
1127
(+2)
9
(+1)
2
(-)
3
(-)
0.238
(↓0.011)
1.110
(↑0.02)
2
(2↑)
ヤクルト
420 0.667
(↑0.067)
0.5
(-)
1232
(+10)
17
(+3)
5
(+1)
1
(-)
0.291
(↓0.002)
2.940
(↓0.01)
3
(3↑)
ソフトバンク
430 0.571
(↑0.071)
1
(-)
1131
(+2)
26
(+1)
3
(+1)
2
(-)
0.255
(↓0.021)
3.480
(↑0.6)
3
(2↓)
DeNA
430 0.571
(↓0.096)
1
(↓1)
1131
(+1)
22
(+2)
3
(-)
1
(-)
0.278
(↓0.012)
2.770
(↑0.12)
3
(2↓)
日本ハム
430 0.571
(↓0.096)
1
(↓1)
1129
(+2)
19
(+3)
11
(+1)
3
(-)
0.279
(↓0.003)
2.570
(↓0.07)
3
(3↑)
中日
430 0.571
(↑0.071)
1
(-)
1123
(+2)
31
(+1)
4
(-)
2
(-)
0.242
(-)
3.800
(↑0.45)
7
(3↓)
阪神
331 0.500
(↓0.1)
1.5
(↓1)
1121
(+1)
25
(+4)
3
(-)
4
(-)
0.204
(↓0.004)
3.180
(↓0.18)
8
(2↓)
西武
340 0.429
(↓0.071)
2
(↓1)
1122
(+1)
22
(+2)
4
(-)
7
(-)
0.217
(↓0.006)
2.660
(↑0.11)
8
(2↓)
巨人
340 0.429
(↓0.071)
2
(↓1)
1120
(+1)
30
(+2)
8
(-)
3
(-)
0.254
(↓0.016)
4.350
(↑0.32)
8
(2↑)
広島
340 0.429
(↑0.096)
2
(-)
1115
(+3)
26
(+2)
2
(-)
4
(-)
0.212
(↑0.009)
3.690
(↑0.29)
11
(-)
楽天
240 0.333
(↑0.133)
2.5
(-)
1219
(+4)
30
(+1)
3
(+1)
3
(-)
0.241
(↓0.001)
4.670
(↑0.77)
12
(1↓)
ロッテ
151 0.167
(↓0.033)
3.5
(↓1)
1123
(+3)
36
(+10)
8
(+1)
4
(-)
0.212
(↓0.002)
4.750
(↓0.83)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
34172 0.667
(↓0.013)
-
(-)
90210
(+1)
156
(+4)
29
(-)
27
(-)
0.246
(↓0.002)
2.720
(↓0.03)
2
(-)
DeNA
28221 0.560
(↓0.011)
5.5
(-)
92209
(+1)
188
(+2)
44
(-)
9
(-)
0.265
(↓0.001)
3.480
(↑0.03)
3
(-)
広島
27260 0.509
(↑0.009)
8
(↑1)
90180
(+3)
182
(+2)
35
(-)
24
(-)
0.244
(-)
3.160
(↑0.03)
4
(-)
巨人
26280 0.481
(↓0.01)
9.5
(-)
89197
(+1)
225
(+2)
60
(-)
14
(-)
0.250
(↓0.002)
4.050
(↑0.04)
5
(-)
ヤクルト
21302 0.412
(↑0.012)
13
(↑1)
90192
(+10)
212
(+3)
48
(+1)
28
(-)
0.236
(↑0.001)
3.730
(↑0.01)
6
(-)
中日
21320 0.396
(↑0.011)
14
(↑1)
90146
(+2)
180
(+1)
22
(-)
12
(-)
0.240
(-)
2.960
(↑0.03)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
31212 0.596
(↑0.008)
-
(-)
89210
(+2)
160
(+1)
40
(-)
21
(-)
0.260
(↓0.001)
2.780
(↑0.04)
2
(-)
ロッテ
26203 0.565
(↓0.013)
2
(↓1)
94176
(+3)
155
(+10)
32
(+1)
29
(-)
0.233
(↓0.001)
2.980
(↓0.14)
3
(-)
ソフトバンク
27212 0.563
(↑0.01)
2
(-)
93178
(+2)
168
(+1)
30
(+1)
23
(-)
0.242
(↓0.003)
3.180
(↑0.06)
4
(-)
日本ハム
25300 0.455
(↓0.008)
7.5
(↓1)
88184
(+2)
180
(+3)
43
(+1)
29
(-)
0.228
(-)
2.900
(-)
5
(-)
西武
22301 0.423
(↓0.008)
9
(↓1)
90153
(+1)
180
(+2)
36
(-)
35
(-)
0.231
(↓0.001)
3.060
(↑0.02)
6
(-)
楽天
19301 0.388
(↑0.013)
10.5
(-)
93148
(+4)
197
(+1)
40
(+1)
39
(-)
0.213
(-)
3.450
(↑0.05)