西武(★1対2☆)中日 =交流戦1回戦(2023.06.06)・埼玉県営大宮公園野球場=
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中日
0000200002810
西武
0000000101600
勝利投手:鈴木 博志(1勝1敗0S)
(セーブ:マルティネス(1勝1敗14S))
敗戦投手:與座 海人(0勝2敗0S)
  DAZN
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◆中日が接戦を制した。中日は0-0で迎えた5回表、岡林と細川の連続適時打が飛び出し、2点を先制する。投げては、先発・鈴木が6回途中無失点。その後は4投手の継投でリードを守り、鈴木は今季初勝利を挙げた。敗れた西武は、好投した先発・與座を打線が援護できなかった。

◆中日鈴木博志投手が先発初勝利を手にした。4月16日以来、今季2度目の先発マウンドで、雨と強風の悪条件のもと西武打線を自己最長6回途中5安打無失点。昨年から先発転向に挑戦し、4試合目で待望の白星をゲットした。「6回まで投げられて良かった。風を意識して球を低めに集めた」と笑顔。「どこでも投げられる準備をしてリズムよく投げたい」と、福谷が離脱した谷間を埋めた右腕がチームの連敗を止めた。▽中日立浪監督(鈴木が先発初勝利)「ストライクが先行して本当に最高です。いい自信にしてもらいたい」

◆西武与座海人投手が7回7安打2失点の粘投も2敗目を喫した。5回に2失点も、打線の援護のない中でも、右下手から変化球を低めに集める持ち味を発揮。「何とか2点目は防ぎたかったというのが本音です。それでも古賀とよく話し合いながら、いい配球をしてくれたおかげで、しのぐことができました」と振り返った。今季初勝利はお預けとなったが、昨季10勝の右腕が調子を上げてきた。▽西武松井監督(中日立浪監督との「PL学園出身監督対決」に)「それでカメラの人がたくさんいたんですね。オープン戦でありましたので、公式戦そこまで意識はないですけど。なんとか明日頑張ります」

◆これも交流戦ならではの醍醐味だ。西武・松井監督と中日・立浪監督、プロ野球界史上初の大阪・PL学園高出身の指揮官対決が実現した。桑田真澄、清原和博のKKコンビ、宮本慎也、福留孝介...。これまで多くの名選手を輩出してきた同高だが、意外にも1軍監督になったのは尾花高夫(2010~11年、横浜)、現西武ヘッドコーチの平石洋介(19年、楽天)を含めてわずか4人だ。中日の試合前練習中には立浪監督のもとに11学年下の西武・平石コーチがあいさつに訪れた。「今はいろいろお話をさせてもらえるようになって、いい刺激をもらえる大先輩ですが、最初はやっぱり僕らが簡単にしゃべり掛けられるような方じゃなかったので...。雲の上の人? もちろんですよ」。立浪監督より6学年下の松井監督が姿を見せなかったことには「(公式戦なので)監督はなかなか。そこは立浪さんも分かってくれていると思います」と代弁した。もっとも、松井監督もこれまで「PLでの3年間はすごい財産。PLを経験したので、プロに入ったら楽でした」と話してきた。西武が県営大宮球場での交流戦に勝ったのは11年5月17日の横浜(現DeNA)戦が最後。12年ぶりの勝利を目指す中、今季初勝利を目指す与座が五回に2点の先制を許した。八回に1点を返すのが精いっぱいだった。

◆中日が逃げ切り。鈴木は六回途中まで無失点の力投で、2年ぶりの白星、先発では初勝利を挙げた。奪三振はなく、低めを突いて打たせて取った。打線は五回に岡林、細川の連続適時打で2点を先行。西武は終盤の反撃が及ばなかった。

◆西武の与座は打線の援護がなく、7回2失点で2敗目を喫した。五回は2死二塁から岡林に先制打を許すと、続く細川に初球の内角直球を中越えに運ばれて2点目を失った。「何とか2失点目は防ぎたかった」と苦々しそうに振り返った。アンダースローから高めを有効に使ってテンポよく試合はつくった。今季4度目の登板で今季初勝利はならなかったが「自分の持ち味は出せた」と収穫を口にした。

◆これも交流戦ならではの顔合わせだ。西武・松井稼頭央監督(47)と中日・立浪和義監督(53)によるプロ野球史上初の大阪・PL学園高出身の指揮官対決が実現した。「もちろん高校の(6学年上の)大先輩ですし、プロ野球の大先輩でもありますし、常に後輩のことを気に掛けていただいているので」桑田真澄、清原和博の「KKコンビ」、宮本慎也、福留孝介...。これまで多くの名選手を輩出してきた同高だが、意外にも1軍監督になったのは尾花高夫(2010~11年、横浜)、現西武ヘッドコーチの平石洋介(2019年、楽天)を含めてわずか4人だ。松井監督はこれまで同高での厳しい練習、上下関係も含め「PLでの3年間はすごい財産。PLを経験したので、プロに入ったら楽でした」と話してきた。また、今季開幕前には元広島・高橋慶彦氏の公式YouTubeに出演。グラウンドに落ちているボールを拾い忘れると上級生から大目玉を食らうため、神経過敏になって周囲の原生林に生えているシイタケがボールに見えてしまったとの話も披露していた。PL出身監督対決の初戦に惜敗した松井監督は2戦目となる7日に向けて、「立浪監督は雲の上の人? 普段お会いしたときはそれはもう。でも、こういう戦いの場なので、何とか明日は頑張ります」と雪辱を誓った。(東山貴実)

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
520 0.714
(↑0.047)
-
(-)
1127
(+2)
9
(+1)
2
(-)
3
(-)
0.238
(↓0.011)
1.110
(↑0.02)
2
(2↑)
ヤクルト
420 0.667
(↑0.067)
0.5
(-)
1232
(+10)
17
(+3)
5
(+1)
1
(-)
0.291
(↓0.002)
2.940
(↓0.01)
3
(3↑)
ソフトバンク
430 0.571
(↑0.071)
1
(-)
1131
(+2)
26
(+1)
3
(+1)
2
(-)
0.255
(↓0.021)
3.480
(↑0.6)
3
(2↓)
DeNA
430 0.571
(↓0.096)
1
(↓1)
1131
(+1)
22
(+2)
3
(-)
1
(-)
0.278
(↓0.012)
2.770
(↑0.12)
3
(2↓)
日本ハム
430 0.571
(↓0.096)
1
(↓1)
1129
(+2)
19
(+3)
11
(+1)
3
(-)
0.279
(↓0.003)
2.570
(↓0.07)
3
(3↑)
中日
430 0.571
(↑0.071)
1
(-)
1123
(+2)
31
(+1)
4
(-)
2
(-)
0.242
(-)
3.800
(↑0.45)
7
(3↓)
阪神
331 0.500
(↓0.1)
1.5
(↓1)
1121
(+1)
25
(+4)
3
(-)
4
(-)
0.204
(↓0.004)
3.180
(↓0.18)
8
(2↓)
西武
340 0.429
(↓0.071)
2
(↓1)
1122
(+1)
22
(+2)
4
(-)
7
(-)
0.217
(↓0.006)
2.660
(↑0.11)
8
(2↓)
巨人
340 0.429
(↓0.071)
2
(↓1)
1120
(+1)
30
(+2)
8
(-)
3
(-)
0.254
(↓0.016)
4.350
(↑0.32)
8
(2↑)
広島
340 0.429
(↑0.096)
2
(-)
1115
(+3)
26
(+2)
2
(-)
4
(-)
0.212
(↑0.009)
3.690
(↑0.29)
11
(-)
楽天
240 0.333
(↑0.133)
2.5
(-)
1219
(+4)
30
(+1)
3
(+1)
3
(-)
0.241
(↓0.001)
4.670
(↑0.77)
12
(1↓)
ロッテ
151 0.167
(↓0.033)
3.5
(↓1)
1123
(+3)
36
(+10)
8
(+1)
4
(-)
0.212
(↓0.002)
4.750
(↓0.83)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
34172 0.667
(↓0.013)
-
(-)
90210
(+1)
156
(+4)
29
(-)
27
(-)
0.246
(↓0.002)
2.720
(↓0.03)
2
(-)
DeNA
28221 0.560
(↓0.011)
5.5
(-)
92209
(+1)
188
(+2)
44
(-)
9
(-)
0.265
(↓0.001)
3.480
(↑0.03)
3
(-)
広島
27260 0.509
(↑0.009)
8
(↑1)
90180
(+3)
182
(+2)
35
(-)
24
(-)
0.244
(-)
3.160
(↑0.03)
4
(-)
巨人
26280 0.481
(↓0.01)
9.5
(-)
89197
(+1)
225
(+2)
60
(-)
14
(-)
0.250
(↓0.002)
4.050
(↑0.04)
5
(-)
ヤクルト
21302 0.412
(↑0.012)
13
(↑1)
90192
(+10)
212
(+3)
48
(+1)
28
(-)
0.236
(↑0.001)
3.730
(↑0.01)
6
(-)
中日
21320 0.396
(↑0.011)
14
(↑1)
90146
(+2)
180
(+1)
22
(-)
12
(-)
0.240
(-)
2.960
(↑0.03)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
31212 0.596
(↑0.008)
-
(-)
89210
(+2)
160
(+1)
40
(-)
21
(-)
0.260
(↓0.001)
2.780
(↑0.04)
2
(-)
ロッテ
26203 0.565
(↓0.013)
2
(↓1)
94176
(+3)
155
(+10)
32
(+1)
29
(-)
0.233
(↓0.001)
2.980
(↓0.14)
3
(-)
ソフトバンク
27212 0.563
(↑0.01)
2
(-)
93178
(+2)
168
(+1)
30
(+1)
23
(-)
0.242
(↓0.003)
3.180
(↑0.06)
4
(-)
日本ハム
25300 0.455
(↓0.008)
7.5
(↓1)
88184
(+2)
180
(+3)
43
(+1)
29
(-)
0.228
(-)
2.900
(-)
5
(-)
西武
22301 0.423
(↓0.008)
9
(↓1)
90153
(+1)
180
(+2)
36
(-)
35
(-)
0.231
(↓0.001)
3.060
(↑0.02)
6
(-)
楽天
19301 0.388
(↑0.013)
10.5
(-)
93148
(+4)
197
(+1)
40
(+1)
39
(-)
0.213
(-)
3.450
(↑0.05)