1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 |
阪神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | X | 2 | 5 | 0 | 1 |
勝利投手:才木 浩人(4勝3敗0S) 敗戦投手:佐々木 朗希(4勝1敗0S) 本塁打 |
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◆阪神は両軍無得点で迎えた6回裏、大山の適時打で先制する。続く7回には、梅野がソロを放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・才木が9回3安打無失点の快投。今季初完封で4勝目を挙げた。敗れたロッテは先発・佐々木朗が好投を見せるも、打線が才木の前に沈黙した。
◆ロッテ佐々木朗希が昨季に続く2度目の開幕5連勝を目指す。無傷の5連勝を2年連続でマークすれば、15年に9連勝、16年に5連勝したバンデンハーク(ソフトバンク)以来。ロッテでは50、53年荒巻、81、85年村田、01、03年清水直が開幕5連勝を2度記録しているが、2年連続でマークした投手はおらず、佐々木朗が勝てば球団初の快記録となる。
◆ロッテ沢村拓一投手(35)が、登録抹消になることが決まった。抹消期間も1軍に同行して調整を行う。試合前に吉井理人監督(58)が沢村と話し、状態などに関して相談した上での決定。沢村は試合前練習後に「いただけるなら少し時間をいただきたいですという話をさせていただきました。監督も思っていることが一緒だったので」と説明した。3日の阪神戦では1点ビハインドの8回から登板し、2安打2四球などで2失点。終盤に点差を3点に広げられた。5月31日の巨人戦でも同点の8回から登板し、岡本和真内野手(26)、中田翔内野手(34)に連続本塁打を許すなど3安打3失点で、今季2敗目(3勝)を喫していた。「自分のコンディションや技術的な部分を見直したり状態を上げるというのはもちろんですけれど、チームとしては戦っているので、声がけだったり雰囲気づくりだったりは今まで通りやりたいと思うし、チームの一員であり続けるということは変わりはない。ただ、個人的には時間をもらったので良い状態に出来るような10日間にしたいです」と話した。大リーグのレッドソックスから復帰した今季は20試合に登板し、防御率6・52。3勝2敗2セーブの成績だ。吉井監督も「ここまでメジャーから来て、いろいろなこと背負って頑張ってくれていたんでね。体もそうですけれど頭のほうが疲れているんじゃないかなと思ったので、良いリフレッシュ期間になれば良いかなと思っています」と感謝の意を表した。首位の原動力となっている投手陣を精神的にもけん引したことは間違いない。「彼もベテランで、ブルペン陣若いので、それを引っ張っていこうとか、チームの勝利も背負ってマウンドに上がっているので、脳の中枢神経が疲れるところがあるので、そういうところからも体が不具合が出てくると思うので、彼は勝ちパターンに絶対にいてほしいピッチャーなので、1回良い機会なので短期放牧って感じ」。リフレッシュしながら最短10日での復帰を願った。パ・リーグ首位のロッテは種市篤暉投手、広畑敦也投手も登録抹消になり、八木彬投手、横山陸人投手が1軍に昇格。計5人の入れ替えを行うことになった。
◆名作野球アニメ「タッチ」で浅倉南を演じた声優の日高のり子(61)が、甲子園のグラウンドに初めて降り立った。この日は「タッチ」の続編アニメ「MIX」とのコラボデー。立花兄弟の父親英介役の声優・高木渉(56)のファーストピッチを、一塁ベンチ横からマイクを使って声援。「高木のタッちゃん頑張って~!」の声援でノーバウンド投球に導いた。「今回は球場の中に初めて入れて、マネジャーとしての南ちゃんの気持ちを何となく味わえたような気がして、すごく感動しました。いざ球場の中に来てみたら、爽やかな、清らかなスポーツの聖地という空気を感じて(高校野球での甲子園と)同じなんだなと感じました」と目を輝かせた。アニメ「タッチ」の放映が始まったのは阪神が日本一となった85年。38年後に"浅倉南"が甲子園にやってきた。日高は試合前に守備に就く阪神ナインの名前も場内アナウンスするなど盛り上げた。
◆阪神ドラフト1位の森下翔太外野手(22)がロッテ佐々木朗希から死球を食らった。2回2死、フルカウントからの6球目。162キロの剛速球が左腕に直撃した。しばらくその場にしゃがみ込んだが、治療に向かうことなく一塁へ向かった。直後の3回の右翼守備にも就き、大事には至らなかったもようだ。
◆家族をテーマにした「Family with Tigers Day」として開催。阪神の選手らは「平穏や安らぎ」を意味するグリーンを主体としたユニホームで戦った。同イベントは「子どもたちとその家族がタイガースの試合をきっかけに笑顔あふれる毎日を送ってもらいたい」という想いで、22年から実施。大型ビジョンには各選手の「家族との思い出」も掲出された。
◆ロッテ先発の佐々木朗希投手(21)が、5回までセ・リーグ首位の阪神打線を無安打に抑えた。1回は近本、中野の1、2番コンビを連続三振に打ち取る立ち上がり。2回は佐藤輝を三振に切るなど、5回まで78球を投げ、毎回の9奪三振。4四死球を出しながら、要所を締めた。佐々木朗にとって甲子園は21年5月27日にプロ初勝利を挙げた舞台。登板前には「久しぶりの甲子園での登板となりますが、自分の投球をしてチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」と話していた。思い出の地での好投を続けている。
◆無安打投球を続けていたロッテ先発の佐々木朗希投手(21)が、6回1死三塁で阪神大山に初安打を浴び、先制を許した。この回は先頭の中野に四球。盗塁と暴投で三塁まで進まれていた。1回は近本、中野の1、2番コンビを連続三振に打ち取る立ち上がり。2回は佐藤輝を三振に切るなど、四死球を与えながらも要所を締めていたが、才木との投手戦の中で先制を許した。佐々木朗にとって甲子園は21年5月27日にプロ初勝利を挙げた舞台。登板前には「久しぶりの甲子園での登板となりますが、自分の投球をしてチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」と話していた。
◆朗希撃ちで先制! 阪神大山悠輔内野手(28)がロッテ佐々木朗希から先制打を放った。6回、先頭の2番中野が四球で出塁し、二盗にも成功。1死二塁で4番大山に打席が回った。暴投で二走中野が三塁へ進塁。2ボール2ストライクから高めに浮いた143キロの変化球を右前に運び、先制点をたたき出した。この1本はチーム初安打でもあった。佐々木朗には21年交流戦でプロ初勝利を献上し、昨季交流戦でも6回4安打無失点に封じられていた。
◆阪神佐藤輝明内野手(24)の"朗希撃ち"の第9号は幻に終わった。大山に先制打が生まれた直後の6回1死一塁。相手先発佐々木朗から逆方向に放った打球は左翼ポール付近に吸い込まれ、一時場内は大歓声。しかし、三塁塁審の両手が上がり、判定はファウルとなった。場内が騒然とする中、岡田監督はリクエスト検証を要求したが判定は覆らず。5月19日広島戦以来、55打席ぶりの本塁打とはならなかった。
◆みんなでU2ポーズ決めた! 阪神梅野隆太郎捕手(31)が1号ソロを放った。1点リードの7回で迎えた先頭打席。ロッテ2番手八木の149キロ直球を捉え、左翼へ112メートル弾を飛ばした。ダイヤモンドを1周し、ベンチではナインとともに「みんなでU2」ポーズで喜びを共有した。同ポーズは、日刊スポーツ公式ツイッターアカウント「極トラ・プレミアム」でアイデアを募り、6つのポーズを提案。梅野がみんなで喜びを分かち合いたいという意味を込めて2人が片手の親指を立てて完成させる「みんなでU2ポーズ」を今年の新ポーズに決めていた。
◆ロッテ佐々木朗希投手(21)が先発し、6回102球を投げ、1安打10奪三振1失点で降板した。初回に近本を145キロのフォーク、中野をこの日最速となる163キロ直球で見逃し三振。だが6回に先頭の中野に四球を許すと、盗塁と暴投で1死三塁のピンチで、4番大山に右前先制適時打を許した。続く佐藤輝には左翼ポール際に特大ファウル。阪神岡田監督のリクエストによりリプレー検証が行われたが判定は変わらなかった。直球もフォークも時折引っかける場面もあり、2回には森下に162キロ直球で死球を与えるなど4四球1死球。毎回の10奪三振も、リードを許した状態で2番手の八木彬投手(26)に継投した。
◆阪神才木浩人投手(24)が9回を12奪三振3安打無失点と快投し、完封勝利で4勝目を挙げた。初回から落ち着いた投球だった。初回はわずか6球で3者凡退。5回は3者連続で空振り三振を奪った。2点リードの9回は2死二、三塁と一打同点のピンチを招いたが、最後は3番中村奨を空振り三振に仕留めた。過去に1度完封しているが、22年9月1日広島戦で6回裏途中降雨コールドゲームで記録したもの。9回を投げての完投、完封は自身初。この日はロッテ佐々木朗との投げ合いで、観客も両投手の投げ合いにくぎ付けだった。
◆阪神が少ない好機を実らせて、ロッテ先発の佐々木朗希投手(21)から先制点を奪い、連勝でカード勝ち越しを決めた。試合前半は、阪神才木浩人(24)、ロッテ佐々木朗両先発の投げ合いで、両チームともに無得点。佐々木朗の毎回の9奪三振に負けじと才木も5回までロッテ打線から4者連続を含む7三振を奪い、安打1本に抑えた。試合が動いたのは6回。阪神先頭の中野拓夢内野手(26)が四球で出塁。中野の二盗と佐々木朗の暴投で1死三塁の絶好機をつくり、大山悠輔内野手(28)がチーム初安打となる適時打を右前に放った。7回には、ロッテ2番手の八木彬投手(26)から梅野隆太郎捕手(31)が今季1号ソロ。貴重な追加点で、才木を援護した。才木は今季初完投を完封で飾り、4勝目を挙げた。
◆ロッテ佐々木朗希投手(21)が6回102球を投げ、1安打10奪三振1失点も、打線の援護なく今季初黒星を喫した。チームは今季初の4連敗。2位オリックスが勝利したため、5月17日から守ってきた首位からも陥落した。初回は近本から145キロのフォークで空振り三振を奪うと、中野をこの日最速となる163キロ直球で見逃し三振でスタートした。だが、6回に先頭の中野に四球を許すと、盗塁と暴投で1死三塁のピンチ。4番大山に右前適時打で先制を許し、「四球と暴投がすべてかなと、それ以外は良かったと思うので、そこだけがもったいなかったです」と反省した。2回に森下に162キロ直球で死球を与えるなど4四球1死球。球数が増えてしまった要因となった制球のわずかな乱れには「多少の誤差なので、あまり気にしていないです」と前を向いた。吉井理人監督(58)「少し変化球の精度がいつもより悪かったかなと思いますけれど、良い投球をしてくれた」と評価。「ばらつきも普通に投げていたらある範囲なので。あれを良くしろっていったら本当に精密機械になっちゃう」と次回登板に期待した。黒木知宏投手コーチ(49)も「人だから良い時もそうじゃない時もあるし、相手も人間。機械がやっているわけじゃないので、逆に人間味があっていいんじゃないですか」と強調。「本人は本当はもっと投げたい。まだ行く、まだ行くというファイティングポーズはとっていたので、戦う男の姿が見えたので良かったです」とたたえた。【鎌田直秀】
◆阪神がロッテに連勝した。難敵のロッテ佐々木朗希投手(21)から6回に大山悠輔内野手(28)の決勝打となる右前適時打で先制した。投げては先発の才木浩人投手(24)が完封勝利した。試合後の岡田彰布監督(65)の試合後の一問一答は以下の通り。-才木の最近のピッチングは「いやいや、前回もそうだし、ファームから上がってきてね、ずっと良かったんで。悪い癖というか、上体が反るというかね、そういうのがないから、ストライクが低め低めにね。もうほとんど高め、あれも意識して高めにいってる感じだしね。低め狙って高めとか、そういうのも全然ないし、そういう意味ではねえ、ちゃんと修正して、それがいいピッチングにつながってると思うけど」-早めに2軍にいかせた(5月1日に抹消し21日に再昇格)「そう、投げるピッチャーとか他のピッチャーの兼ね合いもあって、ちょうど、ねえ、打線の援護というかね、だから防御率はそんなに悪くないんだけど、勝ちにちょっと恵まれなかった、勝ち星にはね、なんかこうね、打線との兼ね合いでつかなかったんで。まあいい気分転換というか、一番早く才木が戻ってきたんでね、戻ってきてからはね、一番安定してるというかね今はね、イニング投げられるしね」-9回一打同点のピンチもひとりで投げきれた「投げきれたって、ほんとは3人で終わった方がええんやけど(笑い)。まああのへんがなあ、プロ初完封というかな、そういう意識かも分からんけどね。そんなんは乗りきっていかなあかんわけやから、おーん」-ロッテ佐々木朗の投球はどのように見た「まあ、そんな打てないっていうかね。ヒット出なかったけど、まあ、とにかく低めを振らない、こらフォアボールを絶対選べると思っとったから。まあ、出たらね、走れていうかね。そういうのは、もう、あのカウント関係なしにしてね。こっちがフォークと思ったら、スチールのサインで行けたから。それがよかったんじゃないかな。そういうふうな、な。まあ、何本もね、連打は打てないから。そんなピッチャーやないから。いろんなことをして点取ろうというか、そういうのがうまくいったと思うけどね」-6回も中野が四球で出て足でプレッシャーをかける「うまいこと、あれもフォークだったしね。そういうのはやっぱ大きいよね。サードまでいくことによってね、やっぱり前進守備で来るし、向こうも点取れてないわけだから。ヒットになる確率も高くなるしねってな感じやね」-やる前は「普通に」と言っていたが「普通やろ。そうやなあ。いつもこんなやったらあかんけどな。もうちょっとヒット打たなあかんけど。まあ相手ピッチャーのな、力からいくと、こういう点の取り方しかないんかないうのはあるよね。やっぱり」-低めに対する見極めはミーティングでもテーマに「ああ、もうほとんどミーティングで。今日だけは見送り三振はOK言ってたから」-6回の円陣もしっかり見極めをと「そうそう。別にそんな難しいことは今岡言ってなかったみたいやけど。まあ、初めて組んだからオレがビックリしたわ。円陣組んだの。点入るんかなと思ったけど、点入ったからよかったやん。あれで入らんかったら、もう円陣組むなと言うけど」-大山もさすが「まあ1打席目からボール球見送って低めも見極めて、ショートゴロもそんな悪い当たりじゃなかったし、タイミングは合ってるなと思ってたけどね。サード行ってワンバン投げれないカウントになったから、だからああいう高めにくるよね、やっぱ」-監督賞を今年も出している「出してる出してる。才木にやらんと、そら怒られるやろ。ナンボ梅野がホームラン打っても、そら才木やろうなあ」-梅野の1発も大きい「大きかった、大きかった」-監督は円陣はあまり好まないか「円陣したら相手に読まれるやんか。だから円陣言うのはだって、準備の段階と違ういうことやからな。だから本当に打てない時は、俺もオリックスの時とかやってたけどな。3回とかに円陣組んでた時もある。分からないピッチャーばっかやからな。その打席の内容とか、そんなんであったけどな。でももう、準備して試合に挑むんやから。そんな試合中にミーティングと違うことは起きないよ、今はもういろんな情報が入ってるから、そら」-いい円陣になった「そうやなあ。ほとんど何も言うてなかったけどなあ、はっきり言うて」-ミーティングの再確認を「そうそう。ミーティング通りやって言ってたわ。点入ったから良かったわ」-6回で100球投げさせることはプラン通りだったか「いやいや、そんなことはない、そんなことない。やっぱ球数で交代するピッチャーやから、多く投げさせた方が早く代わるわけやん」-昨日サヨナラ打を放った小幡もいたが、遊撃は木浪がスタメン「ファン投票1位外されへん。そんなん怒られるやん」-木浪は直球に強いから「いやいや、そんなんもない」
◆阪神森下翔太外野手(22)はロッテ佐々木朗から死球を受けたが、問題なしを強調した。2回2死、フルカウントから162キロ直球が左手首付近を直撃。その場にうずくまり、トレーナーが駆け寄った。だが痛みをこらえて一塁に歩き、フル出場した。試合後は左手について「大丈夫です」とサラリ。「令和の怪物」から無安打に終わり「球は速かったし、変化球もすごかった。1本出したかったけど、仕方がないです。次に対戦した時に生かしたい」と力を込めた。
◆阪神がロッテに連勝した。難敵のロッテ佐々木朗希投手(21)から6回に大山悠輔内野手(28)の決勝打となる右前適時打で先制した。投げては先発の才木浩人投手(24)が完封勝利した。試合後の岡田彰布監督(65)のテレビインタビューは以下の通り。-最後までしびれるいいゲームでした「いや、そうでした。本当の投手戦みたいでね」-佐々木朗投手が相手でしたが、まずは才木投手の頑張りがすごかった「いやいや、あのう、ポランコか、(2回の)内野安打1本でね、こっちもヒットなかったんですけど。本当にがっぷり四つというか、本当の投手戦だったんでね。まあ才木もあんまり点がとれないと思っていたと思うんで、自分がゼロに抑えるというかね、そういう気持ちが伝わってきましたね」-才木は9イニング投げ切っての完封は初めて「初めてみたいですねえ」-一時期の2軍での調整を経て、1軍に戻ってきた才木は本当に頼りになる「前回もそうですしね、あのう。だから自分の調子が悪くなった時の修正点は本人もわかっているんで。そのへんはさすがですね、やっぱり」-今日は最後まで才木でいくと「いや、もう6回終わった時点で、ピッチングコーチに、きょうは最後まで才木でいくと(伝えた)」-その期待に最後まで「そうですね。はい。2点目(梅野の1発)も大きかったですけどね」-佐々木朗をどう攻略していくか、注目の的だったが「いやいや、5回までは、もう静かにするというか、6回から球数とかね、いろんなボールを含めて...。いや、今日はだから6回にね、今岡コーチが今年初めて円陣を組んだんですね。『お、初めて組んだなーっ』と思ったけど、その回に点を取ったんで、それが効いたんでしょう」-大山の気持ちの乗ったヒット、チーム初安打が得点につながった。「そうですね。フォークが多いんで、もう当たらないからいいんだけど、フォークのカウントに走るというかね、そういう意味ではうまくフォアボールから二塁、三塁までいけんたんで、大山もだいぶ楽やったんじゃないですかね、やっぱり。そこでワンバウンドを放れないですからな。サードまで行くと」-イメージ通りに佐々木朗を攻略できたか。「そうですね。まあ2点取ればねなんとかと思っていたんですけど。その通りになって、才木がいっぱい頑張って、あのー、5回くらいかな。(西武)松坂と杉山(直久)の05年の投げ合いがずっとあったんで、そういう感じかなと思ったですね。思い出しましたね」-3勝2敗と交流戦は白星が一つ先行。「やっぱりあれ(敵地での西武戦)は、今年初めてのDH制でね、なんかこうつながらないというか、やっぱり甲子園に帰ってくると、ピッチャーが打席に入った方がみんなうまく回るのかなというのはありますよね」-連戦が続く中で才木が1人で投げきったのは大きい。「いやいやもう、9連戦で、昨日もけっこう使ったんで、まあちょっと故障もあったんでね、ブルペンは。そういう意味でも1人で投げて勝つのは大きいですね」-明日もすばらしいゲームを期待しています。「はい、ありがとうございます」
◆みんなでU2ポーズ弾! 阪神梅野隆太郎捕手(31)が今季1号ソロを放った。1点リードの7回無死。ロッテ佐々木朗から2番手八木にスイッチされ「投手が代わって、なんとかこのチャンスを」と勝負勘を研ぎ澄ませた。149キロ直球をライナーで左翼席へ。「最高の当たり。1点差はバッテリーとしても厳しい中、追加点となるホームランを打てて良かった」。飛距離112メートル弾で先発才木に貴重な追加点を贈った。新ポーズもお披露目した。ベンチにいたナインは片手の親指を立てて、背番号2の生還を待っていた。本塁を踏んだ梅野も笑顔で片手の親指を立ててタッチ。「みんなでU2」ポーズを決めた。開幕前、日刊スポーツ公式ツイッターアカウント「極トラ・プレミアム」でアイデアを募り、絞り込まれた6つのポーズから熟考。「声出し、ハイタッチが解禁され、みんなで喜びを分かち合いたい」という思いから、2人が片手の親指を立てて完成させる「みんなでU2ポーズ」を今年のポーズに選んだ。満員の聖地で最高の形で披露し、本人も満足げだ。前日3日のロッテ戦でも延長11回に中前打でサヨナラ劇をお膳立て。打撃の状態は上向いている。マスクをかぶっても才木を今季初の完封勝利に導き、女房役として攻守でチームに貢献した。「才木が喜んだ表情を見て、僕も本当にうれしい。守備でも打撃でも、もっと引っ張っていきたい」。扇の要に本領発揮の気配が漂ってきた。【三宅ひとみ】○...「みんなでU2ポーズ」を考案した京都府在住の会社員・水船大輝さん(23)が、喜びの声をあげた。野手最年長の梅野が若手選手と喜びを共有する姿を想像して考案。テレビ越しに見たアーチに笑顔だ。「ベンチに帰って、前川選手らナインたちとポーズをする姿に興奮しました。公式SNSなどで梅野選手がポーズをしてくださっている写真を見るたびに元気をもらっています。18年ぶりのアレに向かって攻守にアツアツな活躍を期待しています」とエールを送った。
◆1安打に泣いた。無傷の4連勝中だったロッテ佐々木朗希投手が5回まで無安打投球も打線の援護なく、今季初黒星を喫した。6回102球を投げ、1安打1失点。6回、阪神大山に許したこの日初安打が決勝打となり、デーゲーム初黒星も喫した。それでも毎回の10奪三振で、今季69奪三振は再びリーグトップに立った。初回、近本をフォークで空振り三振。2番中野はこの日最速の163キロ直球で見逃し三振と好発進した。だが、2回に森下に162キロ直球で死球を与えるなど5四死球。制球の乱れには「多少の誤差なので、あまり気にしていないです」と前を向いた。6回、先頭の中野にカウント1-2と追い込んでから四球を与え、盗塁と暴投で1死三塁を招いた。4番大山の右前適時打で先制を許し、「四球と暴投がすべてかなと。それ以外は良かったと思うので、そこだけがもったいなかったです」と反省した。吉井理人監督は「少し変化球の精度がいつもより悪かったかなと思いますけれど、良い投球をしてくれた」と評価。「ばらつきも普通に投げていたらある範囲。あれを良くしろっていったら、本当に精密機械になっちゃう」と及第点を与えた。黒木知宏投手コーチも「人だから良い時もそうじゃない時もあるし、相手も人間。機械がやっているわけじゃないので、逆に人間味があっていいんじゃないですか」と強調。「まだ行く、まだ行くというファイティングポーズは取っていたので、戦う男の姿が見えたので良かったです」とたたえた。チームは今季初の4連敗で、5月17日から守ってきた首位から陥落した。【鎌田直秀】佐々木朗が今季初黒星。交流戦では通算6試合目で1勝2敗となり、昨年6月3日巨人戦(東京ドーム)以来の敗戦投手となった。佐々木朗のデーゲームは昨年4月10日オリックス戦の完全試合など過去10試合5勝0敗だったが、初めて敗れた。被安打1以下で敗戦も初めて。▽ロッテ佐藤都(佐々木朗をリードした配球に)「フォークが浮いたりすると危ないなという判断でスライダーは良かったのでちょっと多く使いました」▽ロッテ八木(今季初登板で1回3安打1失点)「課題はもっとコースに強い球を投げること。次につなげたい」▽ロッテ友杉(念願の甲子園で6度の守備機会で好捕を見せ、打っては1安打)「すごく守りやすかったです。ヒットは明日につなげます」
◆阪神佐藤輝明内野手が大ファウルで甲子園をどよめかせた。1点を先制した直後の6回1死一塁、佐々木朗の159キロ速球を捉えて左翼ポール際へ。判定はファウル。阪神側の要求でリプレー検証の結果、判定通りとなった。試合後は「ファウルのことはいいでしょ」と苦笑いも、怪物右腕については「そりゃ、もういいピッチャーに変わりないですよ。速い」と舌を巻いた。佐々木朗から21年は安打を放ったが、22年以降は2年連続無安打に終わった。
◆阪神岡田彰布監督が完封した才木浩人投手に監督賞を出した。今季も監督賞を出しているのかと問われ「出してる出してる。才木にやらんと、そら怒られるやろ。ナンボ梅野がホームラン打っても、そら才木やろうなあ」と笑った。この日才木は規定投球回に到達し、防御率1・74でリーグ3位に。1位大竹、2位村上とベスト3を阪神が独占した。
◆両軍計24奪三振の投手戦を虎が制した。阪神才木浩人投手(24)が初の9回完封勝利を飾り、ロッテ先発佐々木朗に投げ勝った。最終回には2死から連打で一打同点のピンチを招いたが、最後は自身最多12個目の奪三振で締め、今季4勝目を手にした。わずか3安打しか許さない快投を、岡田彰布監督(65)も絶賛。チームは今季の主催デーゲームで13戦無敗となり、セ・リーグ首位独走態勢を再び固めにかかった。最後はヒヤヒヤだった。2点リードで迎えた9回2死。「あと1人コール」が甲子園を包む中、才木はこの日初めて連打を浴びた。2死二、三塁。一打同点の場面で自身最多12個目の三振を奪うと、白い歯をこぼし固く右拳を握った。「最後すごいドキドキしたんですけど、なんとか0で終わって良かったです」22年9月1日広島戦で6回途中降雨コールドゲームの完封勝利を挙げているが、9回を投げきっての完封は初めて。2時間26分の緊張が解けた瞬間だった。ロッテ佐々木朗もさすがの投球内容だった。6回を10奪三振1安打で1失点。実際に打席で162キロの速球を体感した才木は「くそ怖いっす」と苦笑いするしかなかった。5回まで両軍合わせて1安打の投手戦。あくまで目の前の1球1球に集中した。「自分のピッチングに集中というか。自分のリズムで野手にテンポ、リズムを持ってこられるように、という意識が第一でした」。中盤に4者連続三振を奪い、許した安打はわずか3本。1歩も引かない投球が援護を呼び込んだ。グリーンユニホームを着用した一戦。心には赤色の闘志を宿していた。今季からグラブに加え、打撃手袋、防具もレッドカラー。きっかけは右肘のリハビリ期間中、坂本から勧められた体の動きと「色」の関係性が紹介された本だった。特定の色を見ながら柔軟を行うと測定値が上がるという内容。最も可動域が広がったのは「元々好きで」高校時代からグラブに使用する赤。体が動く順に赤、黄、白、緑、黒、青色だった。「合う色を集めすぎても逆に良くない。赤ばかり取り入れても体が動きすぎて、逆にバランスが取れなくなる」。今季ここまでバッテリーを組む梅野のミットは青色。「梅野さんのミットが赤とかだったら、逆に体が動きすぎてるかも」。赤色の道具に青色ミット、中間色にあたる緑色のユニホーム。カラーのバランスも味方につけての快投だ。岡田監督も「一番安定してる」と絶賛。今季4勝目でチームに今季最多タイの貯金18、交流戦貯金1をもたらした。「これでおごらず、次に向けてケアとかをしっかりやって挑めるように」。"日曜日の男"は油断を見せず白星を積み上げる。【波部俊之介】阪神才木が22年9月1日広島戦(甲子園)以来、2度目の完封勝利。前回は6回降雨コールドゲームだったため、9回完封は初めて。阪神投手の交流戦完封勝ちは16年6月2日楽天戦の藤浪以来7人目、11度目。11度のうち12奪三振は最多となった。才木は101球だが、9回2死まで94球。100球未満で2桁奪三振完封なら、セ・リーグでは70年4月12日ヤクルト戦の江夏(阪神=99球、12奪三振)以来53年ぶりとなっていただけに惜しかった。才木はロッテ佐々木朗との先発対決で完封。佐々木朗(通算38試合目)と投げ合って完封した投手は初めて。阪神の今季完投シャットアウト3度は12球団最多。過去に村上が4月22日中日戦、伊藤将が同27日巨人戦でそれぞれ成し遂げ、才木がこれに続いた。継投によるものも含めたチームの完封勝利は8度で、ヤクルト9度に続き12球団2位タイ(他にオリックスも8度)。
◆両軍計24奪三振の投手戦を虎が制した。阪神才木浩人投手(24)が初の9回完封勝利を飾り、ロッテ先発佐々木朗に投げ勝った。最終回には2死から連打で一打同点のピンチを招いたが、最後は自身最多12個目の奪三振で締め、今季4勝目を手にした。直球の"ノビ"はゲームでも変わらない。人気野球ゲーム『eBASEBALLパワフルプロ野球2022』(コナミデジタルエンタテインメント)の第9回アップデートが5月25日に行われ、才木の能力が強化された。157キロへの球速増に加えて特殊能力の「ノビ」がDからCにアップ。KONAMIの「パワプロ2022」制作チームは「今シーズンは速球の空振り率が11%と高水準であり、球威で押せていることから」と理由を説明した。実際、この日の試合でも空振りを奪った全15球のうち7球が直球。割合は46%を超える。3者凡退に仕留めた初回は全て直球でボールの下をたたかせ、ポップフライに仕留めていた。能力アップを伝え聞いた才木は「自分でもめちゃくちゃ思っていました。真っすぐの割合は多分60%とか70%で多い。その割に11%とか10%を超える空振り率が取れているから、すごくいいなというのはあった」と納得顔。小中学生時に自身も遊んだというパワプロ。「そこ見てるんだって、ちょっとびっくりしてます」と、照れ笑いで制作チームの調査力に驚いていた。【阪神担当=波部俊之介】権利表記 一般社団法人日本野球機構承認 日本プロ野球名球会公認 日本プロ野球OBクラブ公認 プロ野球フランチャイズ球場公認ゲーム内に再現された球場内看板は、原則として2021年プロ野球ペナントシーズン中のデータを基に制作しています。 Japan Baseball Date(株)データは、Japan Baseball Date(株)が独自に収集したものであり、公式記録とは異なる場合があります。提供情報の手段を問わず、いかなる目的であれ無断で複製、転送、販売等を行うことを固く禁じますAll other copyrights or trademarks are the property of their respective owners and are used under licens.(C)Konami Digital Entertainment
◆阪神・岩貞祐太投手(31)が首の張りで出場選手登録を抹消された。3日の投球練習中に違和感を覚えた。今季はここまで20試合に登板し、9ホールドをマーク。防御率は2・08だった。代わって、近日中に西純矢投手(21)が中継ぎとして昇格する見込み。
◆阪神・岡田彰布監督(65)が試合前、交流戦で3度目の対戦となるロッテ・佐々木朗希投手(21)への対策などに言及。主な一問一答は以下の通り。ーーサヨナラ勝ちだった3日は眠れた?「寝れんかったわ。何時に寝たかわからん。ナイター、デーはきついなあ」ーー3日の試合ではロッテファンがけん制をするとブーイング。阪神ファンも「はっはっはっ。(ファンの)人数はこっちが多いからな」ーー岩貞が抹消「昨日、ブルペンで投げていて(首を)痛めたみたいやな。9連戦やからな。3、4日無理ということなら(外すことにした)。それに(5月26日に登録抹消して2軍調整中の)西純が(5日から)いけるからな。中継ぎで今投げているからな」ーー佐々木朗対策「そんなん考えてへんわ。1年に1回しか当たれへん」ーーウエスタン・オリックス戦でビーズリーが先発しているが「ビーズリーよりも(イースタン・日本ハム戦で先発している巨人の)菅野やろ」
◆同戦は「Family with Tigers Day」として開催され、選手は緑色の特別キャップをかぶってグラウンド入りした。タイガース選手会と球団が話し合い、将来を担う子どもたちとその家族がタイガースの試合をキッカケに笑顔あふれる毎日を送ってもらいたいという思いから、2022年より実施している。阪神の選手が打席に立つ際、「家族との思い出」がメインビジョンに流れるなど、特別イベントが実施される。
◆両軍のスターティングメンバーが発表。阪神・佐藤輝明内野手(24)は「5番・三塁」に座った。ロッテ先発は佐々木朗。球界屈指の右腕との対戦を前に、「しっかりと振っていく。見てみてだとあっという間に三振してしまう」と攻略への道筋を描いた。東京五輪期間中のエキシビションマッチを含め、過去3度の対戦では打率・286(7打数2安打)、3打点、1本塁打。交流戦では3年連続の対決。令和の怪物を撃ち、チームを再び連勝へと導く。
◆ロッテ・沢村拓一投手(35)が4日、出場選手登録を抹消された。試合前に取材に応じた吉井理人監督(58)は球場入り後に沢村と話し合ったことを明かし、「本人からも『時間をくれたら調整できます』という話があり、こっちもその用意はしていたので一度間を空けようということになりました」と説明した。沢村は5月31日の巨人戦(ZOZOマリン)で1回3失点、6月3日の阪神戦で1回2失点(甲子園)を喫し、登板2試合連続で失点していた。指揮官は米大リーグ、レッドソックスから3年ぶりに古巣に復帰した右腕を気遣い、「メジャーから来て、いろんなことを背負って頑張ってくれていた。ブルペン陣が若い中、引っ張っていこうとか。体もそうですけど、結構、頭の方も疲れているんじゃないかなと思ったので、いいリフレッシュ期間になればいい。彼は勝ちパターンに絶対いてほしいピッチャー。あんまり長くは時間は取れないですけど、一回〝短期放牧〟、休みを、と思っています」と話した。沢村は「いまの自分の状態を自分で客観的に見たときによくはない部分があった。監督も『時間がほしいならあげるで』という感じだったので、『時間をいただけるなら少しいただきたいです』という話をさせていただいた」と説明。今後も1軍に同行する予定で「状態をあげるのはもちろんですけど、チームとしては戦っているので、声掛けや雰囲気づくりは今まで通りやりたい。戦うチームの一員であり続けることに変わりはないので、いい状態にできる10日間にしたい」と誓った。
◆阪神打線がロッテの先発・佐々木朗希投手(21)に対し、一回を三者凡退に倒れた。先頭の近本はカウント2-2から145キロフォークに空振り三振。続く中野もカウント2-2から163キロ直球に見逃し三振に倒れた。バックスクリーンに表示された163キロの数値に甲子園の阪神ファンもどよめき。ノイジーも初球を遊ゴロに倒れた。一方、阪神先発の才木は一回をわずか6球で三者凡退。二回は先頭のポランコに投手内野安打を許したが、安田を遊直、山口を三飛、平沢を二飛とこの回もわずか7球で抑え、スコアボードにゼロを並べた。
◆ヒヤリとする場面だった。阪神のドラフト1位・森下翔太外野手(22)が二回2死の第1打席でロッテ・佐々木朗と初対戦。フルカウントから6球目。162キロ直球が左腕を直撃した。苦悶の表情を浮かべてその場に膝をついた森下だったが、自力で一塁まで歩き、プレー続行。大事には至らなかったようだ。
◆阪神・才木浩人投手(24)が先発し、3回まで無失点で発進した。力のある直球でどんどん押すスタイルで勝負。一回は6球で3人斬りした。二回は初めて投げた変化球のフォークを、ポランコにボテボテの投前内野安打とされて出塁されたが、安田と山口を1球で凡打に仕留めて2死。平沢も2球で二飛に抑えて、この回も要したのはわずか7球だった。8番・佐藤都から始まった三回も、2三振を奪って三者凡退。ファーストストライクを振ってくる超積極的な打線との対戦は、24球で3つのゼロを並べた。相手先発は佐々木朗。世界一を経験した好右腕との投げ合いが投手戦となる予感をうかがわせる立ち上がりとなった。
◆阪神が最初のチャンスを逃した。0-0の四回。1死から大山が四球を選んで出塁すると、続く佐藤輝の初球で佐々木朗が暴投。相手のミスで1死二塁と好機を作った。ギアを上げ、160キロ台を連発する佐々木朗に対し、佐藤輝はボール球を見極め四球。一、二塁と好機を広げた。しかし、D1位・森下(中大)は3球で空振り三振。梅野はフルカウントまで粘るも、最後は見逃し三振に倒れ、無得点に終わった。
◆阪神がついに先制点をもぎ取った。0-0で迎えた六回。先頭の中野が四球で出塁すると、ノイジーの打席で二盗に成功。ノイジーは空振り三振に倒れ、1死二塁。打席には4番・大山。4球目に、佐々木朗が暴投で、1死三塁と好機を広げた。カウント2-2から5球目、143キロフォークを捉えると、打球は前進守備の頭上を抜け、右前へ。打者22人目にして放ったチーム初安打が先制の適時打となった。
◆阪神・佐藤輝明内野手(24)の大飛球に甲子園が歓声とため息に包まれた。大山の一打で先制した直後の六回1死一塁。佐々木朗と3度目の対戦。カウント3ー1から5球目、159キロ直球を捉え、快音が響く。左翼ポール際に飛び込んだ打球に、左翼席の虎党は手を挙げて歓喜。しかし、判定はファウルだった。岡田監督はリプレー検証を要求。固唾をのんで判定を待った虎党だが、結果は変わらずファウルとなり、甲子園は大きなため息に包まれた。この打席、佐藤輝は遊ゴロに倒れた。
◆阪神がついに先制点をもぎ取った。0-0で迎えた六回。先頭の中野が四球で出塁すると、ノイジーの打席で二盗に成功。ノイジーは空振り三振に倒れ、1死二塁。打席には4番・大山。4球目に、佐々木朗が暴投で、1死三塁と好機を広げた。カウント2-2から5球目、143キロフォークを捉えると、打球は前進守備の頭上を抜け、右前へ。打者22人目にして放ったチーム初安打が先制の適時打となった。「打ったのはフォーク。追い込まれていましたし、もうとにかくどんな形でもランナーを還したいという思いでした。才木も頑張ってくれていましたし、タイムリーになってくれてよかったです」と広報を通じてコメントした。
◆阪神・梅野隆太郎捕手(31)が七回に1号ソロを放った。ロッテ先発の佐々木朗を6回で降板させて迎えた1-0の七回。先頭で打席に立った梅野が2番手・八木の149キロ直球を捉えた。きれいな弧を描いた打球は左翼席へズドン。待望の今季1号ソロで、力投を続ける阪神先発の才木へ、大きな援護点を届けた。
◆阪神・梅野隆太郎捕手(31)が七回に1号ソロを放った。ロッテ先発の佐々木朗を6回で降板させて迎えた1-0の七回。先頭で打席に立った梅野が2番手・八木の149キロ直球を捉えた。きれいな弧を描いた打球は左翼席へズドン。待望の今季1号ソロで、力投を続ける阪神先発の才木へ、大きな援護点を届けた。「打ったのはストレート。大事な1点が取れてよかったです。最後までしっかり才木を引っ張っていけるように頑張ります」とコメントした。
◆先発したロッテ・佐々木朗希投手(21)は、6回102球を投げ、1安打1失点、10奪三振でマウンドを降りた。五回までは無安打投球を続けたが、0-0の六回に均衡を破られた。先頭の中野に四球を与え、続くノイジーへの4球目で二塁への盗塁を許す。暴投が絡んで1死三塁とされた後、4番・大山に右前適時打を浴びた。四死球「5」と制球に苦しみ、わずか1安打で1点を失った。佐々木朗は「四球と暴投が全てかなと、それ以外は良かったと思うのでそこだけがもったいなかったです」とコメントした。
◆阪神が投手戦を制し、2連勝を飾った。先発の才木はプロ入り後、初めて9回を投げきり、3安打無失点。12奪三振と圧巻の投球で佐々木朗に投げ勝ち、9イニングではプロ初完封勝利を飾った。 打線はロッテ先発・佐々木朗の前に五回まで無安打も、六回先頭の中野が四球で出塁。盗塁と相手の暴投で三塁まで進むと、大山がチーム初安打となる右前適時打を放った。七回には梅野が代わった八木から今季1号ソロを放って追加点。才木に大きな援護点を届けた。阪神は連勝で、今季最多タイの貯金18。カード勝ち越しを決めた
◆阪神・才木浩人投手(24)が先発し、3安打12奪三振で今季初完封勝利を挙げた。 序盤は積極的に振ってくる相手にとらえさせず凡打の山を築き、三回までは24球で3つのゼロを並べて滑り出した。三回以降は直球に武器のフォークやスライダー、時折カーブも織り交ぜて腕を振り、投げ合うロッテ・佐々木朗に負けじと奪三振ショーを展開。四回1死からは五回の3連続と合わせて4者連続三振と圧倒し、六回までに8Kを奪った。先頭の岡をこの日最初の四球で歩かせた七回もカーブで中村奨を遊ゴロ併殺に仕留めてチャンスの芽を摘み、前回はプロ入り後初めて上がるも投げ切れなかった八回のマウンドでも、変わらず力強いボールを投げて三者凡退とし、自己最長イニングを更新。九回は2死から連打を浴びて二、三塁、初めて得点圏に背負ったが、最後は中村奨を空振り三振に仕留め、奪三振数は自己最多を更新する12個目。粘り切って笑顔を見せた。 昨年9月1日の広島戦(甲子園)では降雨コールドにより6回を投げてプロ初完封をマークしているが、9回完封は初だった。
◆阪神が開幕4連勝だったロッテ・佐々木朗希投手(21)に〝土〟をつけた。六回の大山悠輔内野手(28)の右前適時打が初安打となり、降板後の七回には梅野隆太郎捕手(31)が1号ソロ。才木浩人投手(24)は九回2死二、三塁の窮地をしのぎ、プロ初の9回完封。3安打12三振の圧巻の投球内容だった。佐々木朗は6回1安打10三振1失点ながら、初黒星。阪神は9連戦を連勝発進。今季8度目の完封勝利で、貯金を今季最多の「18」に戻した岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り(成績=34勝16敗1分、観衆=4万2619人)。ーー才木のピッチング「前回もそうだし、ファームから上がってきてね、ずっと良かったんで。悪い癖、上体が反るというのがないから、ストライクが低めに。高めも意識して高めにいってる感じ。低め狙って高めとが全然ないし、ちゃんと修正して、それがいいピッチングにつながってると思うけど」ーー九回一打同点のピンチも投げきれた「投げきれたって、ホントは3人で終わった方がエエんやけど(笑)。あのへんがプロ初完封というかな、意識かも分からんけどね。そんなんは乗りきっていかなアカンわけやから、おーん」ーー佐々木朗のピッチングは「ヒット出なかったけど、とにかく低めを振らない。フォアボールを絶対選べると思っとったから。出たらね、走れていうかね。連打は打てないから」ーー六回も中野の四球から(二盗後、佐々木朗の暴投で三進)「アレ(暴投)もフォークだったしね。やっぱ大きいよね。サードまで行くことによって前進守備で来るし、向こうも点取れてないわけだから。ヒットになる確率も高くなる感じやね」ーー対戦前は「普通に」と言っていたが「普通やろ。いつもこんなやったらアカンけどな。もうちょっとヒット打たなアカンけど。相手ピッチャーの力から行くと、こういう点の取り方しかないんかないうのはあるよね」ーー低めに対する見極めはミーティングでもテーマに「もうほとんどミーティングで。今日だけは見送り三振はOK言ってたから」ーー六回の円陣もしっかり見極めをと「そうそう。別にそんな難しいことは、今岡言ってなかったみたいやけど。初めて組んだから俺がビックリしたわ。円陣組んだの。点入るんかなと思ったけど、点入ったから。あれで入らんかったら、もう円陣組むなと言うけど」ーー大山もさすが「1打席目からボール球見送って低めも見極めて、ショートゴロもそんな悪い当たりじゃなかったし、タイミングは合ってるなと思ってたけどね。サード行ってワンバン投げれないカウントになったから、だから高めにくるよね」ーー監督賞を今年も出している?「出してる出してる。才木にやらんと、そら怒られるやろ。ナンボ梅野がホームラン打っても、そら才木やろうなあ」ーー梅野の一発も大きい「大きかった、大きかった」ーー円陣はあまり好まないか「円陣したら相手に読まれるやんか。だから円陣言うのはだって、準備の段階と違ういうことやからな。本当に打てない時は、俺もオリックスの時とかやってたけどな。三回とかに円陣組んでた時もある。分からないピッチャーばっかやからな。その打席の内容とか、そんなんであったけどな。でももう、準備して試合に挑むんやから。試合中にミーティングと違うことは起きないよ。今はいろんな情報が入ってるから」ーーいい円陣になった?「そうやなあ。ほとんど何も言うてなかったけどなあ、はっきり言うて」ーーミーティングの再確認を?「そうそう。ミーティング通りやって言ってたわ。点入ったから良かったわ」ーー6回で100球投げさせることはプラン通りだったか?「そんなことない。球数で交代するピッチャーやから、多く投げさせた方が早く代わるわけやん」ーー木浪スタメン「ファン投票1位外されへん。そんなん怒られるやん」
◆阪神で1994年に新人王に輝き、米大リーグのアスレチックス、ジャイアンツ、楽天と渡り歩き、日米通算91勝をマークしたサンケイスポーツ専属評論家の藪恵壹氏(54)は阪神・才木浩人投手(24)を絶賛。ロッテ・佐々木朗希投手(21)に〝土〟をつけた打線の姿勢にも高い評価を与えた。見応えのある投手戦だった。相手の好投に引っ張られて、いい投球ができるケースがある。才木にも言えるのではないか。「見栄え」という点では、真っすぐの球速で10キロ以上も上回る佐々木朗に劣ったが、スピンの効いた球をドンドン投げ込んだ。立ち上がりの一回の3つのポップフライを見て、相当な回転数の球を投げていることが伝わってきた。制球も良く、早めに追い込んで、フォークが有効だったし、中盤から使い始めたカーブがアクセントになって打者を苦しめた。打者からすれば追い込まれる前に、早いカウントから打って出たのだが、1球で打ち取られるケースも多かった。球数の少なさにつながったことも完封できた要因だ。阪神はチームとして、佐々木朗を攻略したとは言えないが、ワンチャンスを生かして黒星を付けたことは自信になったはず。各打者が追い込まれても粘れるようになってきている。その結果、佐々木朗の球数が増え、六回での交代に追い込んだ。攻略するのが困難な投手をマウンドから降ろすのかも、対策の一つ。待球すると、佐々木朗のような制球のいい投手はどんどんストライクを投げ込んでくるが、追い込まれての粘りは「待球」ではない。チームの成長を感じる。13日からのオリックス3連戦では、「もう一人の日本最高の投手」山本との対戦が待っている。ここで黒星を付けるような展開になれば、チームの加速はさらにつくだろう。
◆3連勝をかけ5日の3回戦に先発する阪神・桐敷拓馬投手(23)はキャッチボールなどで調整した。3日の1回戦が雨天中止となり、登板日がズレたが「特に問題はない。時間ができたと思って、切り替えてやっていく」と心配無用。ロッテ先発の小島は中学時代に所属した行田リトルシニアの3学年上の先輩にあたる。念願かなってプロの世界で投げ合うことになり、「いい試合にしたいし、投げるからには勝ちたい」と気合を入れた。
◆阪神・近本光司外野手(28)が七回に2番手・八木から右前打を放ち、7試合連続安打とした。「もう、楽しむだけでしょう。それだけです」と振り返った佐々木朗との対戦は3打席で1四球2三振。ただ、中野とのセ界屈指の1、2番コンビで意識させ、「自分の仕事をやるだけだと思うので。きょうは中野が走った。フォークはワンバウンドが多いし、(カウント)3-2だったらみんな走っていたと思う」とうなずいた。
◆阪神・中野拓夢内野手(26)がロッテ・佐々木朗希投手(21)を足攻めで崩した。「何とか塁に出てかき回すことを意識しながら。追い込まれてから、しっかりボール球を見極めて、盗塁もいいスタートが切れた。それが得点につながってよかった」0―0の六回先頭で四球を選ぶと、揺さぶりをかけた。続くノイジーの4球目にスタートを切り二盗に成功。さらに大山の打席では1-2からの4球目が暴投となる間に三塁へ。大山の右前打で先制のホームを踏み、これが決勝点になった。今季6盗塁目で近本に次ぐセ・リーグ2位タイに浮上。「点が取れないときにどういう攻め方をするか。四球や相手のミスに付け込んでしっかり勝ち切ることができた」と胸を張った。
◆「5番・三塁」の阪神・佐藤輝明内野手(24)は3打数無安打に終わった。六回1死一塁の第3打席はロッテ・佐々木朗希投手(21)の159キロ直球を捉え、左翼ポール際へ大飛球を放つも判定はファウル。岡田監督はリクエストを要求したが、リプレー検証の結果覆らなかった。令和の怪物との注目対決は2打数無安打1四球1三振。「もう、いい投手に変わりないですよ。速いので。速い」と振り返った。
◆「6番・右翼」で出場した阪神D1位・森下翔太外野手(22)=中大=は二回、ロッテ・佐々木朗希投手(21)の162キロ直球を左腕に受け、苦悶の表情を浮かべて膝をついたが、プレーを続行してフル出場。試合後は「大丈夫です」と話した。剛腕との初対決は3打席で無安打1三振。「ボールも全球種見られたので、イメージはよりしやすくなった。次に対戦した時は打ちたい」とリベンジに燃えていた。
◆〝令和の怪物〟が虎の勢いにのまれた。0-0の六回1死三塁。ロッテ・佐々木朗希投手(21)が投じたフォークボールが高めに浮いた。阪神・大山に捉えられ、先制を許す右前適時打。わずか1安打で1点を失い、今季7戦目の登板で初黒星(4勝)を喫した。「四球と暴投が全てかなと。それ以外は良かったと思うのでそこだけがもったいなかったです」ノーヒットのまま迎えた0-0の六回、先頭の中野に四球を与えた。二盗と暴投で1死三塁のピンチを招き、4番の大山に痛打された。6回1安打10奪三振の好投も、自己ワーストタイの5四死球と制球に苦しんだ。セ・リーグ首位の阪神に屈する形となったが、吉井監督は「変化球の精度が少し悪かったと思いますけど、そんな中でも、いいピッチングをしてくれた」とかばった。チームは今季初の4連敗で首位陥落。次回登板に向け、背番号17は「(四死球は)多少の誤差なので、あまり気にしていない」ときっぱり。仕切り直して、再び怪物が無双する。(武田千怜)
◆令和の怪物に投げ勝った!! 「日本生命セ・パ交流戦」で、阪神はロッテを2―0で倒して2連勝。才木浩人投手(24)が9回3安打、12奪三振の力投で自身2度目の完封勝利を飾った。相手先発の佐々木朗希投手(21)と白熱の投手戦を演じた右腕が、サンデー熱闘甲子園の主役だ。本拠地で息を吹き返した猛虎は5日も勝ってアレに向かって独走する。多くの親子が声を合わせたあと一球コールが力をくれた。最後は苦しみながらも、才木が世界一を知る難攻不落の完全試合男、佐々木朗に投げ勝った。パ・リーグ首位を走っていたロッテ打線を3安打で完封。ナインがマウンドに集うと、引き締まっていた表情がようやく緩んだ。「自分はゼロに抑えることを第一に考えていた。向こう(佐々木朗)もリズム良く、こっちもリズム良く、というテンポだったので、いい結果につながったかな」序盤は真っすぐをどんどん投げ込み、三回までを24球で無失点。2巡目以降はカーブやスライダーも交えると、三回からの4イニングで4連続を含む8奪三振と勢いに乗った。前回登板の5月28日の巨人戦(甲子園)で、プロ入り後初めて任されるもクリアできなかった八回は三者凡退に抑えた。
◆白球が美しい弧を描き、左翼スタンドに吸い込まれる。難敵をマウンドから下ろし、代わったばかりの投手を撃った。大きな大きな今季1号に、阪神・梅野はベンチに向かって右手を掲げた。「投手が代わって、何とかチャンスをという部分で。1点じゃなかなか、頑張ってしのぐと言ってもきついので。そういう意味では、思いもよらぬ、最高な1点になって良かった」1-0で迎えた七回。ロッテは佐々木朗を下げ、2番手・八木を送り込む。先頭で打席に立ち149キロ直球をファーストスイングで捉えた。「最高の当たり。最高に気持ちよかった」。勝利をグッと近づけた価値ある一発に、岡田監督は「大きかった。大きかった」と目を細めた。「自分が打ったことよりも、投手戦になると予測して、才木をどれだけ引っ張れるかだけを考えてやっていた。きょうみたいな投球がベストだなと思います」試合後は自らの一打より、力投した才木をたたえる。交流戦でも、守り勝つ-。そのために、「投手の持ち味を引き出す試合を続けていく」と心に決めた。この日も1巡目は才木が誇る一番の武器である力強い真っすぐを要求し、フライアウトを量産した。「押し込めたのが一番の要因。才木らしい投球をイメージ通りできた」。難敵相手に一歩も引かず、バッテリーで守り勝ったことが誇らしかった。「ここで勝ちを挙げたら自信がつくだろうなと思って。勝てて、こうやって才木が喜んで。そういう表情を見られるのが僕も本当にうれしい」そろって上がったお立ち台でも、笑顔の才木を引き立てる。縁の下で支える女房役としての姿があった。(原田遼太郎)
◆不動の4番の一振りで、ロッテ・佐々木朗に今季初黒星をつけた。0-0の六回1死三塁。阪神・大山の打球は前進守備の二塁手の頭上を越え、右前で弾んだ。難敵が投じた94球目を捉えたチーム初安打が決勝打となった。「(中野が)三塁まで来てくれていたんで。あとはもう事を起こすというか、何とか(自分の)バッティングをという気持ちでした」五回まで出塁は4四死球のみで、毎回の9三振。最速163キロの直球と落差のあるフォークに翻弄された。「真っすぐも速いし、変化球も切れがあってすごかった」。だが、今の猛虎打線はチャンスを逃さない。六回先頭の中野が四球で出塁し、すかさず二盗成功。1死後に大山の打席で、ワンバウンドになったフォークを捕手がはじく間に三進した。再び暴投となれば失点につながる場面をつくると、続く5球目に高めに浮いたフォークを仕留めた。主砲は「チームでもぎ取った1点。ミーティングで話していたことがチームでできた」と胸を張った。六回の攻撃前。今岡打撃コーチがベンチ前に野手を集めて円陣を組んだ。ミーティングで岡田監督が「きょうだけは見送り三振はOK」と指示していた、佐々木朗攻略法を改めて確認。低めのボール球に手を出さず、球数を多く投げさせることを徹底させた効果はてきめんだった。また大山は試合前、甲子園室内にある打撃マシンの距離をいつもより縮めて打ち込んでいたという。今岡打撃コーチが「大山の冷静さと打席の中での技術だと思う。本当に価値のある一打」と称賛すれば、岡田監督も「1打席目からボール球を見送って、低めも見極めていた。タイミングは合ってるなと思ってたよ」とうなずいた。前日は一回に先制3ランを放った大山。この日は日本が誇る剛腕からの決勝打と、2試合連続で奮闘してロッテ連倒に貢献。雨天中止になった2日の代替で5日に行われる3戦目を残し、セ・パ首位対決で勝ち越しを決め、貯金は今季最多タイの18となった。勝利のお立ち台で大山は「とにかく勝ちたい一心だけですし、本当にみんなが頑張っている成果だと思います」と言葉を紡いだ。個人記録は二の次。アレのために、これからもここぞの一打で貢献する。(三木建次)
◆ズルズルズル...おー岡田アリ地獄に獲物が引っかかったぞー! ゲーッしかも令和の怪物、佐々木朗希。大物やないか~!!90球ほどの球数制限の佐々木朗に対して、岡田監督がとったのはズバリ『待球策』。とにかく待って待って待ちまくったれー!!その恐るべき、したたかな采配が見事に的中して、六回この試合5個目の四死球を突破口に盗塁と佐々木朗の暴投を誘い、大山のチーム初ヒットがおわってみれば決勝打だってんだから、怪物も逃げ出す鬼采配だったのだ!!一方、真逆に好球必打で、早いカウントを狙わせた吉井ロッテを手玉にとっての101球3安打、スタメン全員三振完封劇のマウンドを演じた才木は、間違いなく近い将来、日本を代表するエースになると確信させてくれたのだ!!余談だけど、才木の150キロって超速いんだよ! でも佐々木朗の超々速い160キロの前だと目立たないのをみてたら...。かつて日本ハムの2000安打の田中幸雄を思い出したのだ。184センチと大きいのにニックネームは『コユキ』。その理由は、同姓同名で190センチの投手、田中幸雄がいたからだったのです(笑)♪ 楽しい日曜日でしたー!!
◆浅倉南が甲子園のグラウンドに立っている-。野球アニメ「タッチ」に熱狂し、ヒロイン・南ちゃんのあの声に興奮(?)した世代にとっては、これは歴史的な瞬間ではないか?!4日のロッテ戦前、声優の日高のり子さんがファーストピッチセレモニーに登場した。その取材を担当したのはベテラン記者・上阪正人。「ボクは『タッチ』の南ちゃんというより、テレビ大阪『タミヤRCカーグランプリ』に出演していた日高さんのファンでして。声優というよりアイドル。あの偉大なアイドルと甲子園で会えるなんて...」素直に喜んでおりました。20歳代後半のトラ番・原田遼太郎は世代がちょっと違うか...。「でも、おばあちゃんの家に、漫画のタッチが全巻そろっていました。おばさんが大好きだったので。だから全巻読破してます」世代を超えて、語り継がれるのがタッチだ。ちなみに、永遠の名作のテレビ放送が始まったのが1985年。くしくも(強引だけれど)阪神が唯一の日本一に輝いた年だ。ということは、日高さんの御年は??「みなみ、還暦!」先日の朝の某テレビで、日高さん自ら公表されていた。西城秀樹の、かの有名なフレーズ「ヒデキ、感激!」をまねて。あの浅倉南の声の御方も、60歳オーバー。時は流れているんです。みんなが憧れる甲子園に、アニメの名作が帰ってきた日に、日本球界が誇る、現役最高の投手も甲子園のマウンドに立っていた。浅倉南より佐々木朗希...。まあ、そういう野球ファンのほうが多いことは否定しない。
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
DeNA |
4 | 1 | 0 | 0.800 (↑0.05) | - (-) |
13 | 26 (+5) | 14 (+4) | 3 (-) | 1 (-) |
0.297 (↓0.01) | 2.250 (↓0.45) |
2 (-) |
ORIX |
4 | 2 | 0 | 0.667 (↑0.067) | 0.5 (-) |
12 | 25 (+5) | 8 (-) | 2 (+1) | 3 (-) |
0.249 (↑0.011) | 1.130 (↑0.22) |
2 (-) |
日本ハム |
4 | 2 | 0 | 0.667 (↑0.067) | 0.5 (-) |
12 | 27 (+10) | 16 (+3) | 10 (+1) | 3 (-) |
0.282 (↑0.016) | 2.500 (↓0.1) |
4 (2↑) |
ヤクルト |
3 | 2 | 0 | 0.600 (↑0.1) | 1 (-) |
13 | 22 (+5) | 14 (+2) | 4 (+1) | 1 (-) |
0.293 (-) | 2.930 (↑0.25) |
4 (2↑) |
阪神 |
3 | 2 | 0 | 0.600 (↑0.1) | 1 (-) |
13 | 13 (+2) | 14 (-) | 2 (+1) | 4 (+1) |
0.189 (↓0.003) | 2.400 (↑0.6) |
6 (3↑) |
ソフトバンク |
3 | 3 | 0 | 0.500 (↑0.1) | 1.5 (-) |
12 | 29 (+3) | 25 (+2) | 2 (-) | 2 (-) |
0.276 (↓0.006) | 4.080 (↑0.62) |
6 (4↓) |
巨人 |
3 | 3 | 0 | 0.500 (↓0.1) | 1.5 (↓1) |
12 | 19 (+3) | 28 (+10) | 8 (+2) | 3 (-) |
0.270 (↑0.003) | 4.670 (↓1.07) |
6 (4↓) |
中日 |
3 | 3 | 0 | 0.500 (↓0.1) | 1.5 (↓1) |
12 | 21 (-) | 30 (+5) | 4 (-) | 2 (-) |
0.242 (↓0.027) | 4.250 (↓0.14) |
9 (3↓) |
西武 |
2 | 3 | 0 | 0.400 (↓0.1) | 2 (↓1) |
13 | 15 (+4) | 16 (+5) | 4 (-) | 5 (-) |
0.204 (↑0.026) | 2.510 (↑0.06) |
10 (1↓) |
広島 |
2 | 4 | 0 | 0.333 (↓0.067) | 2.5 (↓1) |
12 | 12 (+2) | 24 (+3) | 2 (-) | 4 (+1) |
0.203 (↑0.006) | 3.980 (↑0.21) |
11 (-) |
ロッテ |
1 | 4 | 0 | 0.200 (↓0.05) | 3 (↓1) |
13 | 13 (-) | 19 (+2) | 6 (-) | 2 (-) |
0.210 (↓0.022) | 3.770 (↑0.33) |
11 (-) |
楽天 |
1 | 4 | 0 | 0.200 (↓0.05) | 3 (↓1) |
13 | 15 (+2) | 29 (+5) | 2 (-) | 3 (-) |
0.242 (↓0.002) | 5.440 (↓0.04) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
34 | 16 | 1 | 0.680 (↑0.007) | - (-) |
92 | 202 (+2) | 145 (-) | 28 (+1) | 27 (+1) |
0.247 (↓0.001) | 2.620 (↑0.05) |
2 (-) |
DeNA |
28 | 20 | 1 | 0.583 (↑0.009) | 5 (-) |
94 | 204 (+5) | 180 (+4) | 44 (-) | 9 (-) |
0.266 (↓0.001) | 3.460 (↓0.02) |
3 (-) |
広島 |
26 | 26 | 0 | 0.500 (↓0.01) | 9 (↓1) |
91 | 177 (+2) | 180 (+3) | 35 (-) | 24 (+1) |
0.244 (-) | 3.190 (-) |
4 (-) |
巨人 |
26 | 27 | 0 | 0.491 (↓0.009) | 9.5 (↓1) |
90 | 196 (+3) | 223 (+10) | 60 (+2) | 14 (-) |
0.252 (↑0.001) | 4.090 (↓0.12) |
5 (1↑) |
ヤクルト |
20 | 30 | 2 | 0.400 (↑0.012) | 14 (-) |
91 | 182 (+5) | 209 (+2) | 47 (+1) | 28 (-) |
0.235 (↑0.001) | 3.740 (↑0.03) |
6 (1↓) |
中日 |
20 | 32 | 0 | 0.385 (↓0.007) | 15 (↓1) |
91 | 144 (-) | 179 (+5) | 22 (-) | 12 (-) |
0.240 (↓0.002) | 2.990 (↓0.04) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
ORIX |
30 | 21 | 2 | 0.588 (↑0.008) | - (-) |
90 | 208 (+5) | 159 (-) | 40 (+1) | 21 (-) |
0.261 (-) | 2.820 (↑0.05) |
2 (1↓) |
ロッテ |
26 | 19 | 2 | 0.578 (↓0.013) | 1 (↓1) |
96 | 166 (-) | 138 (+2) | 30 (-) | 27 (-) |
0.234 (↓0.003) | 2.790 (↑0.01) |
3 (-) |
ソフトバンク |
26 | 21 | 2 | 0.553 (↑0.01) | 2 (-) |
94 | 176 (+3) | 167 (+2) | 29 (-) | 23 (-) |
0.245 (-) | 3.240 (↑0.05) |
4 (-) |
日本ハム |
25 | 29 | 0 | 0.463 (↑0.01) | 6.5 (-) |
89 | 182 (+10) | 177 (+3) | 42 (+1) | 29 (-) |
0.228 (↑0.003) | 2.900 (-) |
5 (-) |
西武 |
21 | 29 | 1 | 0.420 (↓0.009) | 8.5 (↓1) |
92 | 146 (+4) | 174 (+5) | 36 (-) | 33 (-) |
0.231 (↑0.002) | 3.060 (↑0.02) |
6 (-) |
楽天 |
18 | 30 | 1 | 0.375 (↓0.008) | 10.5 (↓1) |
94 | 144 (+2) | 196 (+5) | 39 (-) | 39 (-) |
0.213 (↑0.001) | 3.500 (↓0.04) |
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