DeNA(☆5対4★)西武 =交流戦2回戦(2023.06.04)・横浜スタジアム=
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西武
00000400041020
DeNA
00000005X5800
勝利投手:入江 大生(1勝0敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(0勝3敗13S))
敗戦投手:ティノコ(0勝2敗0S)
  DAZN
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◆DeNAが逆転勝利。DeNAは4点を追う8回裏、宮崎と楠本の適時打などで4点を挙げ、試合を振り出しに戻す。なおも続く好機で戸柱が適時打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、3番手・入江が今季初勝利。敗れた西武は、終盤まで試合を優位に進めるも、救援陣がリードを守れなかった。

◆DeNA三浦大輔監督(49)が、西武松井稼頭央監督(47)と1打席対決に臨んだ。98年日本シリーズ対西武第3戦に先発した三浦監督と当時の西武打線をけん引した松井監督との対戦を再現。三塁に進藤氏、遊撃に石井コーチ、二塁にローズ氏、一塁に鈴木コーチ、右翼に佐伯氏がついた。カーブも交えながらの真剣勝負で、松井監督が7球目を右翼に打ち上げたが、佐伯氏が打球を見失って、外野にポトリと落ちた。今3連戦ではスペシャルイベント「GET THE FLAG!SERIES 2023」として、98年の優勝メンバー同士による夢の対決、98年日本シリーズ第6戦での日本一決定の瞬間などが再現される。出演したOBゲストのコメントは以下の通り。佐伯貴弘氏「久々にライトの守備について、1998年シーズンの思い出はもちろん、当時プロに入団して初めてライトの守備についた時の余韻に浸っていたら、思わず打球を見失ってしまいました...。ベイスターズファンの皆さんもチームの一員として、健康管理には気をつけていただきながら、後輩(選手)たちの背中を押してあげてください」進藤達哉氏「ボビー(ローズ)と久しぶりに会えて非常にうれしく、楽しかったです。三浦大輔監督、松井稼頭央監督が現役当時さながらの真剣対決で良い緊張感の中で守備につかせていただきました。久しぶりにグラウンドでファンの皆さまの大歓声を聞けたことがうれしかったです。ファンの皆さまの応援がチームの後押しになると思いますので、引き続きご声援のほどよろしくお願いいたします」

◆西武が6回に4安打を集め4点を先制した。5回まではDeNAガゼルマンのスライダーに要所を締められていたものの、6回は1死後に外崎がフルカウントから四球で出塁。4番渡部がバットを粉砕されながらも左前打にし、マキノンが四球で満塁。6番に入る川越が左翼へ2点適時打を放った。川越は球団広報を通じ「とにかく積極的にスイングしようと思っていました」とコメントを寄せた。川越の後、さらに若林が安打でつなぎ、古賀が2点適時二塁打を放った。古賀は「次は(投手)平良の打順だからお前が決めてこい、とベンチから送り出されたのでとにかく積極的に」とコメントを寄せた。今季の西武は山川、中村と長距離タイプの離脱が相次ぎ、得点力不足に苦しんでいる。1イニングに4得点以上したのは、4月18日のソフトバンク戦(東京ドーム)の5回に5得点して以来36試合ぶりで、今季3度目となる。

◆DeNA関根大気外野手(27)が、一塁を回った直後に一塁塁審と接触したが、インプレーで無死一、三塁で試合が再開された。4点を追いかける8回無死一、三塁、関根が投ゴロを放ち、投手の佐藤隼が一塁に悪送球。ボールがファウルゾーンへ転がる中、二塁へ向かおうとしたが、一塁塁審と接触した後に転倒し、一塁に戻った。

◆DeNA山崎康晃投手(30)が、今季13セーブ目を挙げ、本拠地横浜スタジアムで通算100セーブ目を記録した。1点リードの9回から登板。1番源田から始まる上位打線を無失点に抑えた。同一球場で100セーブ以上挙げた投手は、プロ野球史上5人目となる。

◆西武がDeNA打線にのみこまれ、8回裏に一挙5失点。逆転負けを喫した。7回96球無失点の平良海馬投手(23)に代わり、4点リードの8回に佐藤隼輔投手(23)がマウンドへ。しかし連打と自身の失策で1点を失い、3番手のヘスス・ティノコ投手(28)も2失点。公文克彦投手(31)までつぎ込んだが、5失点でひっくり返された。8回の継投について、松井稼頭央監督(47)は「もう1点っていうところも含めてね、こちらの判断でクリ(栗山)を行きましたけどね、球数的にもと思ってましたから」と説明した。4点リードの8回表、2死から安打と四球で一、二塁に。9番平良に回ったところで、首脳陣は代打に栗山巧外野手(39)を送ることを決断した。栗山は中飛に倒れ、5点目はならなかった。攻撃で9番打者まで回らなければ、8回裏も平良が続投予定だった。松井監督は「結果、負けてしまったので。こっちの判断ミスになるのかな」と唇をかんだ。佐藤隼の後、防御率1点台の平井克典投手(31)らを起用する選択肢もあったとみられるが、首脳陣はティノコをマウンドへ。指揮官は「ああいうところでしっかり右(打者)にもツーシームを投げれますし、そういう意味ではティノコかなっていうところはありました」と説明した。痛い1敗になった。【金子真仁】

◆4点差を逆転され、ベンチで勝利を待った西武平良海馬投手(23)の表情が固まった。逆転のきっかけを作ってしまった2番手佐藤隼輔投手(23)がうつむく。痛い1敗になった。それでも帰りのバスへ向かう平良は、しっかりと切り替えていた。言葉がよどみなく、スッと出た。「僕も中継ぎでたくさん逆転されている場面があったので、あまり気にせずに」昨季までリリーフで203試合に登板してきた。防御率1点台の絶対的リリーバーだったが、苦しさは存分に知っている。「(打たれた後も)気にしないで、って先発から言われるんで、それがあるだけでやっぱ、楽になりますね。これからバスに乗るんで(佐藤隼にも)そこで言おうかなと」7回96球で無失点。8回表に得点圏で打席が回り、代打が出された。「三振は少なかったですけど、その分打たせて球数が少なくて、余力ある状態で良かったかなと思います」という平良は「それ(打順の巡り合わせ)がなければ次の回も行きたかったなというのはありました」と正直に明かした。どんどん振ってくるDeNA打線を抑えたことは、今後への自信になる。「早いカウントでまっすぐ絞られないように、変化球うまく散らせて投げたのが良かったと思います。毎回振ってくるので、毎回勝負球のような感じで投げていました」衝撃的に敗れた試合ながら、試行錯誤を繰り返す平良が先発8登板目で初めて無失点投球をしたのは、今後への光だ。【金子真仁】

◆西武は逆転負けを喫したものの、若林楽人外野手(25)が4安打と奮闘した。7番右翼でスタメン出場。3、5、6、8回と早いカウントでしっかりと安打を続けた。ここ7試合に限ると19打席11安打、打率5割7分9厘と絶好調だ。「交流戦前に安打は出てなかったんですけど、自分の中でちょっといい感覚があって。試合の中で試して、いい感覚があって。そこからちょっとずつ良くなっているかなという感じです」と話す。三振も多い一方で、安打が増えてきたことは得点力が苦しいチームにとっても光明だ。「器用にやろうとしちゃっていたので、本能的にというか、試合中に感じたものを変えずにずっとやっている感じですね」と状態をキープしている。

◆阪神大山悠輔内野手(28)がチーム初安打を決勝打に変え、ロッテ佐々木朗攻略の主役を張った。6回1死三塁で右前に先制打。4番主砲は「チームでもぎ取った1点」と強調した。試合前、岡田監督ら首脳陣はミーティングで指令を出していた。指揮官は「とにかく低めを振らない。出たら、走れていうかね。今日だけは見送り三振はOKて言ってたから」と振り返る。「令和の怪物」を相手に、ナインは全員が束になって勝負どころをうかがった。5回終了時点で無安打も、78球を投げさせて3四球を選んでいた。チーム無安打のまま0-0で6回を迎える直前、今季51試合目で初めて今岡打撃コーチが円陣で指示を出した。あらためてミーティング内容を再確認した。すると先頭の2番中野が四球で出塁。3番ノイジーへの4球目、フォークが投じられたタイミングで二盗。さらに4番大山への1-2からの4球目フォークが暴投となり、この日初めて三塁へ進んだ。そして、大山が5球目の浮いたフォークを右前に運んだ。中野が三塁へ進んだことで内野手が前進し、低めに投げづらくなった状況を作り出したからこその失投。大山は「(佐々木朗は)すごかった。速くて変化球もキレがあったし、制球もよかった。フォークが浮いてくれてよかった。拓夢(中野)がああやって走ってくれた結果」と後輩に感謝、感謝だ。これで4番はチーム最多、リーグ2位の33打点。得点圏打率は3割3分3厘を誇る。「とにかく勝ちたい、その一心だけ」と強調する姿勢が首位快走の原動力となっている。岡田監督は「いつもこんなやったらあかんけど。もうちょっとヒット打たなあかんけどな。まあ相手投手の力からいくと、こういう点の取り方しかないんかないうのはあるよね」と納得顔だ。3年連続の対戦で初めて黒星をつけた。わずかなスキを突いて難敵を倒した事実が、若いチームの自信となる。【石橋隆雄】○...阪神中野が「令和の怪物」攻略への突破口を開いた。6回、先頭で四球出塁。続くノイジーの打席で二盗を決め、暴投で三塁へ。大山の先制打を呼び込んだ。「あの打席、なんとか出塁しようっていう感じで打席に向かった。盗塁もしっかりいいスタートを切れた。得点につながって良かった」。選球と足でチームに流れを引き寄せた。

◆DeNA山崎康晃投手が、今季13セーブ目を挙げ、本拠地横浜スタジアムでの通算100セーブを達成した。1点リードの9回から登板。3者凡退に封じ、史上5人目の同一球場での100セーブを成し遂げた。「1つ1つ積み重ねた結果。僕だけの力ではないですし、チームメート、関係者のみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです」とかみしめた。2年前に亡くなった母ベリアさんにメモリアルセーブをささげた。15年3月31日の広島戦(横浜)、母もスタンドから見守る中でプロ初セーブを記録。その8年後、母も大好きだったハマスタでまた新たな勲章を手にした。「お母さんもずっと見守ってくれてると思いますし、またいい報告ができるので楽しみです」と母を思った。周囲の支えと並々ならぬ闘争心でセーブを積み重ねる。「(エンゼルス)大谷翔平くんみたいなすごいボールがあるわけでもないですけど、仲間の思いとか、絶対に負けたくないという思いは持ち続けて」。記念のボールは、空から見守る母にプレゼントする。「しっかり手を合わせて、これからも見守ってもらえるように一緒に頑張っていきたいです」。【久保賢吾】同一球場での100セーブ 山崎(DeNA)が5人目。他はバンテリンドームで193セーブの岩瀬(中日)、神宮で118セーブの高津(ヤクルト)、甲子園で114セーブの藤川(阪神)、ZOZOマリンで101セーブの益田(ロッテ)がいる。▽DeNA三浦監督(山崎の横浜スタジアムでの通算100セーブに)「ホームの大声援の中で達成できて、非常に盛り上がったし、良かったと思います」○...DeNAが「マシンガン打線」をほうふつとさせる集中打で逆転勝ちした。4点を追いかける8回、代打楠本の同点打、戸柱の決勝打など5長短打と相手の失策も絡め一挙5点。日本一に輝いた98年の復刻ユニホームを着用する中、チームは3連勝で首位阪神を5差で追走する。三浦監督は「パワーをもらってます」と験の良さを感じた。▽DeNA楠本(8回に代打で同点打)「球場全体がイケイケムードだったので、『打てる』という感じで打席に立たせてもらった」▽DeNA戸柱(8回に決勝の適時内野安打を放ち、お立ち台で冗談交じりに)「ちょっと足が速くなったのかなと自分でも思った」

◆DeNA三浦監督が、試合前に西武松井監督と1打席対決に臨んだ。98年の日本シリーズでの対戦を再現。三塁に進藤編成部長、遊撃に石井コーチ、二塁にローズ氏、一塁に鈴木コーチ、右翼には佐伯氏が守備についた。7球目を打ち上げたが、佐伯氏が打球を見失って、ポトリと落ちた。三浦監督は「振り返れば、懐かしいメンバーがいたので当時を思い出しながら投げた」と笑顔で話した。

◆サンスポ東京発刊60周年ゲーム。DeNAは「GET THE FLAG! SERIES 2023」として、前回日本一に輝いた1998年の復刻ユニホームを着用した。西武は同年の日本シリーズの対戦相手だった。試合前には98年の日本シリーズの〝再戦〟として、三浦大輔監督(49)が背番号18のユニホーム姿で登板。進藤達哉、石井琢朗、ロバート・ローズ、鈴木尚典、佐伯貴弘がバックを守り、当時のユニホーム姿の西武・松井稼頭央監督(47)と真剣勝負に臨んだ。1球目は空振り、2球目はスローカーブでボール、3球目は外角高めにボール、4球目はファウル、5球目はファウル、6球目もファウル、7球目を打ち返すと、右翼への飛球を佐伯が見失い、右前打となった。最後は笑顔で記念撮影に臨み、ファンの温かい拍手に包まれた。

◆サンスポ東京発刊60周年ゲーム。今季から先発に転向した西武・平良海馬投手(23)がセ主催ゲームで初めての先発マウンドに上がった。沖縄・八重山商工高時代は外野手兼任だった平良だが、昨季まではリリーフを務めていたこともあり交流戦でも打席に立つ機会はなかった。この試合の三回、1死二塁の場面でプロ初打席へ。左打席に立つ姿にSNSでは「平良って左打ちだったんか」と驚きの声が上がった。平良は初打席で空振り三振に倒れたものの、「いいスイングしてる」「打つ気満々のスイングが笑う」と交流戦ならではの光景にSNSが沸いた。

◆サンスポ東京発刊60周年ゲーム。「6番・左翼」で先発した西武・川越誠司外野手(29)が先制2点打を放った。0―0の七回1死満塁でDeNA・ガゼルマンの真っすぐを左前に運び2人が生還。貴重な先制打となり「チャンスで打席が回ってきたら、とにかく積極的にスイングしようと思っていました。タイムリーヒットになってくれてうれしかったです」とコメントした。なおも1死満塁から古賀の中前二塁打でさらに2点を追加し、一気に4点を先制した。

◆サンスポ東京発刊60周年ゲーム。横浜市鶴見区の元宮ファイターズに所属する小学5年生、小暮奏太くん(10)が始球式を務めた。名字にちなんだ「590(コグレ)」のユニホームを着用してマウンドへ。満員の観衆が見守る中、ワンバウンドながらストライクゾーンに投げ込み、捕手の伊藤から「ナイスピッチ!」と声をかけられると恥ずかしそうな笑みを浮かべた。「緊張しました。(横浜スタジアムは)広かったです。ノーバウンドで届かなかったから」自己採点は30点と辛口だったが、忘れられない一日となった。母の瞳さん(38)によれば、奏太くんは友人とのコミュニケーションが苦手で、学校でも友人と話す機会はほとんどなかったという。息子が野球好きだったことから、何か変わるきっかけになればと、3年秋に野球チームに入団させた。瞳さんは「チームに入ってから少しずつ友達と話すようになり、それまでは行ったこともなかったけれど、放課後に友達と遊びに行くようになりました。笑顔も見られるようになりました。きょうはハラハラしましたけど、(奏太くんが)あのマウンドに立つことができてよかったです」と実感を込めた。奏太くんの好きな選手は牧。「ホームランを打つところ」が一番の魅力だ。前日3日には、侍ジャパンのドキュメンタリー映画を見に行った。映像の中で見た、骨折しながらもWBCを戦い続けた源田(西武)が始球式の打席に立っていた。バックで牧が守るなか、源田から空振りを奪った。将来の夢は「プロ野球選手。牧選手みたいになりたい」と笑顔をみせた。「自分の部屋に飾ります」と、この日の記念ボールと青いグラブを大事そうに抱えた。大役を終えた野球少年は、横浜スタジアムのスタンドから、憧れの選手へ熱い視線を送っていた。

◆サンスポ東京発刊60周年ゲーム。DeNAが終盤に4点差を追いついた。打線は相手先発の平良の前に沈黙していたが、平良が降板した八回に流れが変わった。2番手の佐藤隼から、代打・大和が左翼フェンス直撃の二塁打、佐野の右前打で無死一、二塁。続く関根の投ゴロと思われた打球を佐藤隼が一塁に悪送球。1点を返し、なおも無死一、三塁で宮崎が代わったティノコから左翼線へ適時二塁打を放ち2-4とし、二、三塁から牧の遊ゴロで3-4に迫ると、代打・楠本の左翼線適時二塁打で一気に同点に追いついた。さらに2死一、三塁。七回の守備から途中出場の戸柱が、公文から二遊間への二塁内野安打を放ち、三走が生還。一気に5点を奪って逆転に成功した。

◆サンスポ東京発刊60周年ゲーム。DeNA・山崎康晃投手(30)が1点リードの九回から登板。三者凡退に抑え、リーグトップに並ぶ13セーブ目を挙げた。この日で、史上初のハマスタでの通算100セーブも達成した。「毎回、野手のみんなに助けられて、支えられながらの記録になりました。ありがとうございます」と感謝の思いを述べた。八回に4点差をはね返した味方打線について「逆転してくれると思っていたけど、バタバタ(肩を)作り始めマウンドを迎えた」と笑顔をみせた。2日の試合が雨天中止となったため、順延となった試合が5日に開催される。守護神は「明日も試合があるので、背中を押してください」とファンに呼びかけた。

◆サンスポ東京発刊60周年ゲーム。西武は4―0の八回からの継投が裏目に出て、逆転負けを喫した。七回まで96球で無失点と好投の平良に、八回の好機で代打を送ったが無得点。その裏に救援陣が5失点と崩れ、松井監督は「負けてしまったので、こっちの判断ミスになるのかな」と唇をかんだ。最近は好調だった救援陣だが、2番手の佐藤隼が自らの悪送球で1点を失い、1死も取れず降板。後を受けたティノコ、公文も悪い流れを食い止められなかった。(横浜)

◆サンスポ東京発刊60周年ゲーム。0-4の八回に一気に5点を奪っての逆転勝利で、決勝打の戸柱恭孝捕手(33)がお立ち台から、代打で二塁打を放って逆転のきっかけとなった大和内野手(35)に愛のある〝イジり〟で感謝の思いを伝えた。「先頭の大和さんが特大なツーベース。ここ(お立ち台)にいるかなと。ナイスバッチです!」お立ち台には上がらず、ベンチから見守っていた大和にメッセージを送った。球場のビジョンに大和の姿が映し出されると大歓声。大和もカメラに向かって手を振って応えた。大和は「うれしかったです。『ありがとう』って感じでした。かわいい後輩たちが優しくしてくれるので。(ファンの)みなさんも盛り上がってくれたのでうれしかったです」と笑顔だった。

◆サンスポ東京発刊60周年ゲーム。0-4の八回に5点を奪って逆転勝利。鈴木尚典打撃コーチ(51)は、代打として先頭打者で左翼フェンス直撃の二塁打を放って出塁した35歳のベテラン、大和内野手の存在の大きさを語った。「大和という選手が、うちの選手みんなに慕われている。いい兄貴分が打ったことで、ベンチがさらに盛り上がった。大和が(打線に)火をつけてくれた」と語った。

◆サンスポ東京発刊60周年ゲーム。西武・平良海馬投手(23)が7回3安打無失点と試合をつくったが、4―0の八回に救援陣が5失点して逆転負け。八回に代打を送られ96球で降板した平良は「打順の巡り合わせの交代なのでしようがない。それがなければ次の回も行きたかった」と振り返った。継投が裏目に出た松井監督は「(八回は)もう1点欲しかったので(平良に)代打を送ったが、結果的に負けてしまつたのでこちらの判断ミス」と険しい表情だった。

◆サンスポ東京発刊60周年ゲーム。DeNAは逆転勝ちで3連勝。本拠地では1分けを挟んで5連勝を飾った。山崎康晃投手(30)が九回を三者凡退で締め、リーグトップに並ぶ13セーブ目。横浜スタジアムで史上初となる通算100セーブを達成した。同一球場で100S以上を挙げたのは、中日・岩瀬仁紀(バンテリンドーム193S)、ヤクルト・高津臣吾(神宮118S)、阪神・藤川球児(甲子園114S)、ロッテ・益田直也(ZOZOマリン101S)に次いで山崎が5人目。なお、横浜スタジアムでの2位は佐々木主浩の95S。

◆サンスポ東京発刊60周年ゲーム。ベイ党の興奮と歓喜が交錯する。日本一となった1998年の復刻ユニホームを着用したDeNA戦士が、「マシンガン打線」を連想させる、つなぎの攻撃で終盤の逆転劇を演出した。「自分の足が速くなったかと思ってしまった。ホンマにいい勝ち方ができましたね。サンスポさんの(東京発刊60周年)記念の試合で活躍できてよかった」4点を追う八回に一気に同点に追いつき、なおも2死一、三塁で途中出場の戸柱が低めの変化球を二遊間に転がした。〝快足〟を飛ばした二塁内野安打が決勝打となった。8年目の捕手が得点圏打率・400(15打数6安打)、10打点の勝負強さを発揮した。火をつけたのは35歳の大和だった。八回先頭で代打で登場すると、左翼フェンス直撃の二塁打で出塁。ベテランのひと振りでベンチも球場もムードが一変した。西武には重圧としてのしかかり、失策を誘ってまず1点。宮崎の適時打などで1点差に迫ると、代打・楠本の同点打が飛び出した。この回だけで5本の長単打を集中。主に3番としてマシンガン打線の中軸を担った鈴木打撃コーチは「98年を思い出すような勝ち方。自信にしていい」と認めた。采配が的中した三浦監督は「最後まで何があるか分からないと選手が諦めなかった。非常に大きな1勝」と振り返り「去年は(6月1日のサンスポ協賛ナイターで)負けちゃったから、今年はいい試合をお見せできてよかったよ」と笑顔を見せた。チーム打率・266は12球団トップ。令和のマシンガン打線が、DeNAの武器となる。(湯浅大)

◆DeNAは4日、西武2回戦(横浜)を「サンスポ東京発刊60周年ゲーム」として開催し、5―4の逆転勝ちで3連勝。本拠地では1分けを挟んで5連勝とし、交流戦首位の座を守った。山崎康晃投手(30)が九回を三者凡退で締め、リーグトップに並ぶ13セーブ目。横浜スタジアムで史上初となる通算100セーブを達成した。新たな勲章を手にしたハマの守護神がチームを1998年以来のリーグ優勝&日本一へと導く。代名詞の「ヤスアキジャンプ」が観衆3万3041人が詰めかけた本拠地を揺らした。コロナ禍を乗り越え帰ってきた守護神登場の合図だ。心強い応援に背中を押され、山崎が前人未到のハマスタ通算100セーブを達成。日米通算381セーブを誇る佐々木主浩氏(横浜スタジアムでは95セーブ)さえも成しえなかった、新たな歴史をつくった。「みんなに助けられて、一つ一つ積み重ねた結果。仲間や関係者の皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。そうしてここまでこられたことは、自分をちょっとだけ褒めてあげたい」4点を追う八回、味方が一挙5得点の大逆転。信じてモニターを見つめていた山崎は「こういう試合を締めてこそクローザーの醍醐味(だいごみ)。最後の頼みの綱としてマウンドに君臨する」と気持ちを高ぶらせた。源田を右飛、代打・金子を遊ゴロに打ち取り、最後は前日に一発を放っている外崎を見逃し三振に仕留めて雄たけびを上げた。

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
DeNA
410 0.800
(↑0.05)
-
(-)
1326
(+5)
14
(+4)
3
(-)
1
(-)
0.297
(↓0.01)
2.250
(↓0.45)
2
(-)
ORIX
420 0.667
(↑0.067)
0.5
(-)
1225
(+5)
8
(-)
2
(+1)
3
(-)
0.249
(↑0.011)
1.130
(↑0.22)
2
(-)
日本ハム
420 0.667
(↑0.067)
0.5
(-)
1227
(+10)
16
(+3)
10
(+1)
3
(-)
0.282
(↑0.016)
2.500
(↓0.1)
4
(2↑)
ヤクルト
320 0.600
(↑0.1)
1
(-)
1322
(+5)
14
(+2)
4
(+1)
1
(-)
0.293
(-)
2.930
(↑0.25)
4
(2↑)
阪神
320 0.600
(↑0.1)
1
(-)
1313
(+2)
14
(-)
2
(+1)
4
(+1)
0.189
(↓0.003)
2.400
(↑0.6)
6
(3↑)
ソフトバンク
330 0.500
(↑0.1)
1.5
(-)
1229
(+3)
25
(+2)
2
(-)
2
(-)
0.276
(↓0.006)
4.080
(↑0.62)
6
(4↓)
巨人
330 0.500
(↓0.1)
1.5
(↓1)
1219
(+3)
28
(+10)
8
(+2)
3
(-)
0.270
(↑0.003)
4.670
(↓1.07)
6
(4↓)
中日
330 0.500
(↓0.1)
1.5
(↓1)
1221
(-)
30
(+5)
4
(-)
2
(-)
0.242
(↓0.027)
4.250
(↓0.14)
9
(3↓)
西武
230 0.400
(↓0.1)
2
(↓1)
1315
(+4)
16
(+5)
4
(-)
5
(-)
0.204
(↑0.026
2.510
(↑0.06)
10
(1↓)
広島
240 0.333
(↓0.067)
2.5
(↓1)
1212
(+2)
24
(+3)
2
(-)
4
(+1)
0.203
(↑0.006)
3.980
(↑0.21)
11
(-)
ロッテ
140 0.200
(↓0.05)
3
(↓1)
1313
(-)
19
(+2)
6
(-)
2
(-)
0.210
(↓0.022)
3.770
(↑0.33)
11
(-)
楽天
140 0.200
(↓0.05)
3
(↓1)
1315
(+2)
29
(+5)
2
(-)
3
(-)
0.242
(↓0.002)
5.440
(↓0.04)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
34161 0.680
(↑0.007)
-
(-)
92202
(+2)
145
(-)
28
(+1)
27
(+1)
0.247
(↓0.001)
2.620
(↑0.05)
2
(-)
DeNA
28201 0.583
(↑0.009)
5
(-)
94204
(+5)
180
(+4)
44
(-)
9
(-)
0.266
(↓0.001)
3.460
(↓0.02)
3
(-)
広島
26260 0.500
(↓0.01)
9
(↓1)
91177
(+2)
180
(+3)
35
(-)
24
(+1)
0.244
(-)
3.190
(-)
4
(-)
巨人
26270 0.491
(↓0.009)
9.5
(↓1)
90196
(+3)
223
(+10)
60
(+2)
14
(-)
0.252
(↑0.001)
4.090
(↓0.12)
5
(1↑)
ヤクルト
20302 0.400
(↑0.012)
14
(-)
91182
(+5)
209
(+2)
47
(+1)
28
(-)
0.235
(↑0.001)
3.740
(↑0.03)
6
(1↓)
中日
20320 0.385
(↓0.007)
15
(↓1)
91144
(-)
179
(+5)
22
(-)
12
(-)
0.240
(↓0.002)
2.990
(↓0.04)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ORIX
30212 0.588
(↑0.008)
-
(-)
90208
(+5)
159
(-)
40
(+1)
21
(-)
0.261
(-)
2.820
(↑0.05)
2
(1↓)
ロッテ
26192 0.578
(↓0.013)
1
(↓1)
96166
(-)
138
(+2)
30
(-)
27
(-)
0.234
(↓0.003)
2.790
(↑0.01)
3
(-)
ソフトバンク
26212 0.553
(↑0.01)
2
(-)
94176
(+3)
167
(+2)
29
(-)
23
(-)
0.245
(-)
3.240
(↑0.05)
4
(-)
日本ハム
25290 0.463
(↑0.01)
6.5
(-)
89182
(+10)
177
(+3)
42
(+1)
29
(-)
0.228
(↑0.003)
2.900
(-)
5
(-)
西武
21291 0.420
(↓0.009)
8.5
(↓1)
92146
(+4)
174
(+5)
36
(-)
33
(-)
0.231
(↑0.002
3.060
(↑0.02)
6
(-)
楽天
18301 0.375
(↓0.008)
10.5
(↓1)
94144
(+2)
196
(+5)
39
(-)
39
(-)
0.213
(↑0.001)
3.500
(↓0.04)