1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 10 | 1 | 1 |
巨人 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1X | 3 | 12 | 1 | 0 |
勝利投手:大勢(2勝0敗11S) 敗戦投手:玉井 大翔(0勝2敗1S) 本塁打 |
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◆巨人は1-1で迎えた8回裏、ブリンソンの適時打で勝ち越しに成功する。その後は再び同点を許すも、延長10回に岡本和が適時二塁打を放ち、サヨナラ勝利を収めた。投げては、4番手・大勢が今季2勝目。敗れた日本ハムは、打線が好機を生かしきれなかった。
◆日本テレビの伊藤大海アナウンサー(29)が、同姓同名の日本ハム伊藤大海投手(25)の先発登板を初実況する。日テレジータスの中継で実況を担当する伊藤アナは、「視聴者のみなさまに楽しんでいただけるような実況を心がけます。のどあめをなめて準備します」と日本ハム伊藤の「#追いロジン」ならぬ「#追いのどあめ」でコンディションを整える。伊藤アナは昨年1月に、自主トレで日本ハム伊藤へインタビューを実施。「同姓同名として応援しています」とエールを送り「ありがとうございます」と返答されるなど、同姓同名として交流があった。
◆巨人岡本和真内野手(26)が侍ジャパンとしてWBCをともに戦った日本ハム伊藤大海投手(25)と再会した。1学年後輩の伊藤のもとへ歩み寄り、笑顔で言葉を交わした。この日先発登板の伊藤は前日2日、岡本和について「(交流は)結構ありました。人見知り同士。前にスライダーを褒めてくれて。明日、狙われたら怖いな」と警戒心をあらわにしていた。
◆日本ハムの矢野謙次スカウト(42)が古巣・巨人ナインと交流した。03年から15年まで所属した巨人でともにプレーした阿部ヘッドコーチや坂本らと再会。笑顔で言葉を交わした。巨人の練習中には坂本や岡本和らの打撃練習に熱視線を送り、自らのスマホで打撃フォームを撮影する場面も見られた。
◆日本ハム伊藤大海投手(25)の応援歌は"大海"つながりで18年途中まで日本ハムに在籍したロッテ岡大海外野手(31)の応援歌が踏襲された。ファンファーレは、岡ひろみが主人公の「エースを狙え」アニメ版の主題歌から「エース、エース、エース。エースを狙え(大海!)」。その後は「駆け抜けろ 緑の海原を GO!大海羽ばたけ 栄光の空へ(GO!GO!大海)」という歌詞で、場内は盛り上がった。そんな応援歌に乗って、3回に通算10打席目に立った伊藤は3球連続ファウルなど粘って7球目を打った。打球は遊ゴロも、実は足が速い伊藤。全力疾走で一塁を目指し、惜しくも間一髪でアウトとなったが、思わぬ快足ぶりに場内が騒然となった。
◆逆輸入ルーキーの日本ハム加藤豪将内野手(28)が、2試合連続となる4号ソロ本塁打を放った。これでデビュー戦となった5月25日ソフトバンク戦(エスコンフィールド)から出場7試合連続安打を記録し、ドラフト制後の新人選手のデビュー戦からの連続試合安打記録(18年日本ハム清宮)に並んだ。1点を追う4回1死、巨人グリフィンのカットボールを捉え、左翼スタンドまで運んだ。「(先発の)伊藤のためになんとかしたかったです!」とコメントした。
◆巨人坂本勇人内野手(34)が現役最多を更新する通算427本目の二塁打で先制に成功した。両軍無得点の3回1死二塁、日本ハム伊藤の149キロ直球を捉えて、右中間へ運ぶ先制二塁打。試合前に言葉を交わした東京五輪のチームメート右腕から、貫禄の一打を放った。坂本は「コンパクトにいきました。先制できてよかったです」と振り返った。これで通算427二塁打で、日本ハム稲葉GMの持つ429二塁打まであと2本に迫った。稲葉GMとは、東京五輪で監督と選手という立場で金メダルに貢献し、前日2日の試合前にも言葉を交わしていた。
◆巨人のドラフト4位ルーキー門脇誠内野手(22)がプロ初失策でピンチを招いた。同点の6回無死一塁、マルティネスのゴロを三塁手の門脇がさばいた。ランニングスローで二塁へ送球を試みるも、握り替えに失敗したのか、ワンバウンドで送球がそれ、無死一、二塁に。これまで好守を連発して、チームを何度も救ってきた守備職人だったが、42試合目にしてプロ初失策となった。
◆巨人フォスター・グリフィン投手が、上半身を強打しもん絶した。7回1死二、三塁のピンチで、代打・ハンソンにスクイズを仕掛けられた。一塁線付近へ小フライとなったファウルボールに猛ダッシュ。食らい付き飛び込んだが打球には届かず、胸部をグラウンドに強く打ち付けた。地面をのたうち回り、場内騒然となり試合は一時中断。治療を経てマウンドに戻ると、闘争本能をかき立て腕を振った。カウント1-1から試合再開し、140キロのカットボールで空振り。最後は152キロ直球で遊ゴロに打ち取り、三走を本塁タッチアウトに仕留めた。続く上川畑は、ライナー性の当たりを一塁・岡本和の好守に助けられ、その回を無失点。1-1の同点のまま接戦を演出した。
◆巨人小林誠司捕手(33)が昨年6月24日ヤクルト戦(神宮)以来、1年ぶりに代走で出場した。同点の8回1死二、三塁、捕手の大城卓の代打中田翔が申告敬遠されると、捕手の小林が代走で一塁へ。守備固めとして出場した5月27日阪神戦(甲子園)以来、6試合ぶりに出場した。
◆日本ハム宮西尚生投手(38)が登板し、プロ通算登板数が829試合に到達して歴代6位の江夏豊に並んだ。同点の8回1死一、二塁、巨人大城を迎える場面でマウンドに上がったが、巨人中田翔が代打に送られた。ドラフト同期入団同士の対決となったが、清水の悪送球の間に二、三塁となったところで、申告敬遠。満塁でブリンソンに左前適時打を浴びて勝ち越しを許した。宮西は今季、21試合に登板し、11ホールドを挙げており、通算400ホールドまで残り9としていた。通算登板数は岩瀬仁紀の1002登板が最高。5位の小山正明は856登板。
◆日本ハム清水優心捕手(27)が、値千金のスクイズを決めた。1点を追う9回無死一、三塁、初球でセーフティースクイズ。打球は一塁側に転がり、三塁走者の矢沢がホームに滑り込んだ。清水は同点の8回1死一、二塁で、三塁への悪送球でピンチを拡大させ、勝ち越しを許していたが、土壇場の9回にミスを取り返した。
◆日本ハム加藤豪将内野手(28)が、4回1死から2試合連続となる4号ソロを放った。これでデビュー戦となった5月25日ソフトバンク戦(エスコンフィールド)から出場7試合連続安打を記録。ドラフト制後の新人選手のデビュー戦からの連続試合安打記録(18年日本ハム清宮)に並んだ。ルーキー加藤豪が初出場の5月25日ソフトバンク戦から7試合連続安打。新人がデビュー戦から出場7試合連続安打は18年清宮(日本ハム=7試合)以来で、ドラフト制後では2人目の最長記録に並んだ。また、本塁打は2試合連続。交流戦で2戦連発した新人は加藤豪が初めてだ。
◆巨人が今季4度目のサヨナラ勝利で、勝率5割に復帰した。2-2で突入した延長10回、途中出場の重信慎之介外野手が、初球を左前へ。続く4番で主将の岡本和真内野手も初球を左翼線へ運び、一塁走者の重信が本塁まで激走。わずか2球でサヨナラ勝利となった。8回にも代走で出場し、三盗を決め足で一時勝ち越しを呼び込んだ重信とともに、お立ち台に上がった岡本和は「まさかホームにかえってるとは思わなかったので、重さんのおかげだったと思います」と、その快足をたたえた。守護神・大勢は1点リードの9回に登板するも、同点に追いつかれ延長10回も続投し、今季初の回またぎ。プロ最多となる44球の熱投で、サヨナラの展開へ持ち込んでいた。【動画】巨人岡本和真サヨナラ打「重さんのおかげ」一塁から激走生還の重信慎之介の快足たたえる
◆日本ハム伊藤大海投手(25)が7回104球を投げて、7安打5奪三振1四球で1失点と粘投した。巨人岡本和との侍対決は、3打席とも打ち取った。3回の第2打席は内角へのカットボールで三振。「抑えられるならあれしかないかなと思っていた」という渾身(こんしん)の1球で抑えた。打っては無安打だったが、第1打席では全力疾走で内野安打を狙ったが遊ゴロに。「惜しかったですね。あと1歩くらい」と悔しがった。
◆前日2日に38歳になった日本ハム宮西尚生投手(38)が、江夏(阪神など)に並ぶ歴代6位の通算829試合登板になった。8回1死一、二塁からマウンドへ。21年途中まで同僚だった巨人中田翔との"同期入団対決"が実現したが、三盗や味方の失策もあって二、三塁とピンチが広がり申告敬遠で勝負はお預け。満塁から1点を勝ち越され「抑えも出来ないとか...仕事なんで。責任を感じます」と悔やんだ。
◆巨人重信慎之介外野手がこじ開けた。延長10回先頭の打席、初球を左前へ。次打者・岡本和の左翼線への当たりに、一塁から本塁まで激走した。8回には代走出場から1死一、二塁で三盗を仕掛け成功。ブリンソンの左前打で生還し、一時勝ち越し点をもたらした。「勝負どころで出ていく立場。自分の仕事ができるように準備している」。原監督は「一番いいランナーが一塁に、先頭バッターで出てくれました」と、切り込み隊長に最大級の賛辞を送った。
◆巨人左腕・フォスター・グリフィン投手が闘争心をあらわにした。7回1死二、三塁のピンチで、スクイズを仕掛けられ一塁線付近への小フライになったファウルボールに猛ダッシュ。飛び込んだ際に胸部を強打し地面をのたうち回った。場内は一時騒然。続投を志願して7回1失点で投げ抜き「味方のいい守りにも助けられ、勢いに乗せてくれました」と闘魂をチームに植え付けた。
◆ルーキーの日本ハム加藤豪将内野手(28)が4回の同点4号ソロを含む2安打を放って、18年清宮がマークしたデビューから7試合連続安打のプロ野球記録に並んだ。「今日は負けて自分もいい場面で打てなかったので、そっちの方を考えている。記録はいいですけど、なんか個人的な記録って全然うれしくない」とサヨナラ負けの結果を悔しがっていた。
◆巨人の4番と守護神が、底力を見せた。「日本生命セ・パ交流戦」で主将の岡本和真内野手(26)が日本ハム戦の延長10回、自身3度目のサヨナラ打で勝利を呼び込んだ。その直前、大勢投手(23)が今季初の回またぎで、プロ最多44球の熱投を披露。9回に1点差を追いつかれながら、10回を無失点に抑え、延長サヨナラへ持ち込んだ。3月のWBCでも躍動した若き投打の柱が踏ん張り、チームは今季4度目のサヨナラ勝利で借金返済。勝率5割に復帰した。間に合わなかった水の代わりに、ハンドシャワーを浴びた。岡本和が延長10回無死一塁、初球。日本ハム玉井の142キロ直球を左翼線ギリギリへ運んだ。一塁走者の重信が俊足を飛ばしてサヨナラのホームイン。わずか2球、2安打で決着をつけた。ベンチのウオーターシャワーの準備も間に合わず、ヘルメットを脱がされ、倒れ込んでひたすら頭をなでられた。「耐えられないくらいの圧力が...。気付いたら倒れてあんなんなってた」。お立ち台では真顔で「最高でーす」。WBCでも沸かせたセリフで東京ドームを笑顔にした。守護神の懸命な粘投に報いた。WBCでも共闘した大勢が1点リードの9回に同点に追い付かれ、セーブに失敗した。1死一、三塁、清水のセーフティースクイズに、一塁・岡本和がイチかバチかのグラブトスも間に合わなかった。このまま終わらせるわけには行かなかった。4番と守護神。"ガチオカ"コンビは、先輩後輩以上の固い絆で結ばれる。5月の休養日。大勢を焼き肉に誘った。渡したいご褒美があった。昨季の新人王祝いに、高級ブランド「エルメス」のブルーのスーツ一式をオーダーメードしプレゼント。100万円近くする高級品を「もらったらうれしいやん。セーブ王とったら、もっといいやつを買ってあげようかな」とねぎらいと発奮を込めて、気前よく贈った。4番から守護神へ、粋なプレゼントに大勢は襟を正す。「本当にありがたいし、僕も後輩に同じことをしてあげられるようにもっと頑張りたい」。今季初のイニングまたぎで、延長10回2死一、三塁とピンチを招いたが、野村をフォークで空振り三振に封じてしのいだ。直後のサヨナラ打で報われ「重信さんや和真さんに助けていただいて感謝したい」。グラブをはめたまま、歓喜の輪で跳びはねた。主将の岡本和真は言う。「大勢にいつも助けてもらってますし、こういう時もあると思う。それをカバーし合うのがチームだと思う」。沈む守護神の顔は見たくない。巨人には最高のキャプテンがいる。【小早川宗一郎】
◆日本ハムは9回に1点差を追いつく粘りを見せたが、延長戦で力尽き、今季6度目のサヨナラ負けとなった。交流戦首位からも陥落となったが、それでも新庄剛志監督(51)は前向き。「よく追いつきましたけどね。まあ、こういう試合も必ず、143試合もやったらあるし。これは切り替えられるゲームでしたね。明日はまた切り替えて、昨日みたいな戦いができるはず」と、試合直後に気持ちを切り替えていた。1点を追う9回は1死一、三塁で途中出場の清水優心捕手(27)がセーフティースクイズを初球に決めて同点とした。新庄監督も「1発で、よく決めましたよね」とたたえた。さらに「サードランナー、誰でしたっけ? 矢沢君か。ちょっとスタート遅れたけど、まあスリリングなタイミングに持っていったっていうことで」と、代走起用して三塁走者だったルーキー矢沢宏太投手(22)の走塁も前向きに捉えて振り返った。試合には敗れたが、手に汗を握る、最後までどうなるか分からない熱戦を繰り広げられたことに新庄監督は手応えがあった。「今日来てくれたファンは楽しいゲームは見られたはずだし、明日も楽しいゲーム、全力でやります。明日、楽しみましょう」と交流戦2カード連続勝ち越しへ向けて意気込んだ。
◆日本ハム新庄剛志監督(51)が打撃不調の野村佑希内野手(22)をスタメンから外した。この試合を含めて最近10試合で打率1割9分4厘、0本塁打、2打点と結果が出ていない。指揮官は2日までのプレーぶりを見て「気持ちの面で、弱さが出ているというか」と、ベンチスタートさせた。出番を与えたのは1点を追う9回無死一、三塁の絶好機だった。代打起用も空振り三振。続く延長10回も2死一、三塁で打席が回ったが、再び空振り三振に終わった。新庄監督は試合後、開幕4番で起用した期待の大砲に「チャンスは与えているので。モノにするしないは本人次第。モノにできなかったらそれまでの選手だし、モノにしたら一流プレーヤーになるし」とハッパを掛けた。不思議と野村は何番を打っていても「いい場面で回ってくるんですよね」と新庄監督。殻を破るのも本人次第。「そこで打ち出したら乗ってこれるし、そういう場面で何でもいいから結果出して、乗ってくるのを待つ。それしかないですもんね」と新庄監督は、あの手この手で野村の復調を待っている。
◆日本ハム加藤豪将内野手(28)がNPBの歴史に名を刻んだ。4回に右翼へ一時同点に追い付く4号ソロを放って、デビューから出場7試合連続安打をマーク。18年に同僚の清宮幸太郎が打ち立てた、ドラフト制後の新人選手のデビュー戦からの連続試合安打記録に並んだ。これで「日本生命セ・パ交流戦」は4本塁打で単独キングに浮上。チームは悔しいサヨナラ負けで喜びは半減も、逆輸入ルーキーの勢いは加速中だ。大好きな清宮に並んだ加藤豪は試合後に「記録はうれしいですね」と言ったが、歯切れは悪かった。頭の中は今季6度目のサヨナラ負けでいっぱい。「自分もいい場面で打てなかったので、そっちの方を考えている。記録はいいですけど、なんか個人的な記録って全然うれしくない」。歯がゆい気持ちがあふれた。18年清宮の記録と肩を並べたアーチは、米国で打ち崩せなかった相手から放った。1点を追う4回の第2打席。「グリフィンはアメリカでたぶん4打席ぐらい対戦していて、ようやく(米国時代から通じて)6打席目にフェア(ゾーン)に打った。ずっと向こうが勝っていたので、僕は1発が打てて良かったです」と右翼へ4号ソロを運んだ。マイナー時代に対戦したグリフィンはリリーバーだった。「中継ぎで155、6キロぐらい投げていて、もうやられっぱなしだった」。1回は当時のイメージと違う投球に戸惑ったが、次の打席で対応。その後の打席で凡退後にマウンド付近を通ると「(グリフィンとは)仲がいいので、なんかやっと打ったねみたいな感じで『ナイスヒット』って」と祝福されたという。そんな米国時代に培った経験値が好結果を支える。「マイナーとかメジャーでも毎日違う選手が上がったり下がったりするので、打席に立ってスカウティングし始める。1球1球すごい大事にしないといけない」。初対戦の投手との勝負が続く中でデビューから7試合連続安打は磨いてきた対応力のたまものだ。交流戦の本塁打ランキングもトップとなったが、まず次に目指すのは清宮超え。だが、加藤豪におごりはない。「自分が日本の野球を研究して勉強して、日本の野球も僕を研究しながら勉強している。ここで油断とかしちゃうと(相手の研究も)どんどんついてきちゃう。できるだけ前に前に。頭の作戦で勝ちたい」。次の試合も勝つためにできる準備を尽くし、今度はチームの勝利で記録を彩る。【木下大輔】
◆日本ハム・加藤豪将内野手(28)が四回に2戦連発となる右越え4号ソロを放った。これで初出場した5月25日のソフトバンク戦から7試合連続安打。同僚の清宮幸太郎が持つドラフト制後の新人デビュー戦から最多連続試合安打のプロ野球記録に並んだ。ここ4戦で4発となった加藤豪は「打ったのはカットボール。(先発の)伊藤のために何とかしたかったです!」とコメントした。
◆日本ハムのドラフト3位・加藤豪将内野手(28)=メッツ3A=が四回に2戦連発となる右越え4号ソロを放った。これで初出場した5月25日のソフトバンク戦から7試合連続安打。同僚の清宮幸太郎が持つドラフト制後の新人デビュー戦から最多連続試合安打のプロ野球記録に並んだ。加藤豪は5月31日のヤクルト戦で2本塁打。6月2日の巨人戦でも1本塁打を放っており、直近5試合で4本塁打。2日終了時点のOPSは1・325と長打力が光る。元メジャーの実績を持つ逆輸入ルーキーの活躍にSNSのハム党は「これはメジャーリーガー」「優良助っ人かな?」「メジャーリーガーをドラフト3位で指名できた日本ハム」と歓喜の声を上げた。また、マイナー、メジャーでプロ経験のある加藤豪について「新人王資格あるんか?」といった声もあった。助っ人外国人のようにマイナーやメジャーなど海外のプロ野球リーグでプレー経験のある選手には通常は新人資格は与えられないが、ドラフトを経て入団した加藤豪の場合は特例で新人資格が認められている。
◆巨人がサヨナラ勝ち。2―2の延長十回無死一塁から岡本和が左翼線に二塁打を放ち、試合を決めた。大勢が1点リードの九回に追い付かれたが、十回を無得点に抑えて2勝目。粘りを見せた日本ハムは5番手の玉井が痛打された。
◆巨人・重信慎之介外野手(30)の足が光った。1-1の八回に代走で途中出場。1死一、二塁の好機では三盗。その後のブリンソンの勝ち越しタイムリーにつなげた。2-2とされた延長十回。先頭打者として日本ハム4番手・玉井の初球を左前にはじき返し、サヨナラのチャンスを演出。続く岡本和が初球を捉え、左翼線にはじき返すと、俊足を飛ばして一気に本塁まで生還した。わずか2球でのサヨナラ勝ちに「(本塁まで)行けるんじゃないかと思って、とにかく全力疾走して走りました」と汗をぬぐった。勝負どころでの激走を見せた〝足のスペシャリスト〟に原監督は「(チーム内で)一番いいランナーが先頭打者で出てくれた。(一塁から本塁までの走塁は)見事でしたね。存在感がある。ハツラツと伸び伸びというものがね。今のジャイアンツのレギュラーの連中に必要なものはそこでしょうね」と賛辞を惜しまなかった。重信は「素直にすごくうれしい。監督の期待を裏切らないように、与えられたところでしっかりと期待に応えられるようなプレーをしていきたい」と気を引き締めた。
◆日本ハムは1―2の九回にスクイズで追い付いたものの、延長十回に玉井が崩れてサヨナラ負け。粘りが実らなかったが、新庄監督は「143試合もやれば、こういう試合も必ずある。切り替えられる。あすも楽しいゲームを全力でやる」と前向きに語った。不振の野村を4月26日以来、久々に先発から外した。それでも主軸候補として期待しているとあって九回無死一、三塁で代打で起用。しかし三振に倒れ、延長十回の好機でも三振を喫した。「チャンスは与えている。ものにする、しないは本人次第。ものにしたら一流選手になる」と奮起を促した。(東京ドーム)
◆巨人・岡本和真内野手(26)が延長十回にサヨナラタイムリーを放ち試合を決めた。2-2の十回無死一塁。日本ハム4番手・玉井の初球を捉え、左翼線にはじき返した。一走・重信が快足を飛ばして、一気に本塁へ生還。殊勲の一打に主砲は「レフト線なんで、普通にかえれるとは思わなかったんですけど、余裕でかえってましたね。びっくりしました。重さんのおかげ」とサヨナラ打を演出した先輩をたたえた。重信、岡本和の初球攻撃が実り、わずか2球でのサヨナラ劇。ナインからお決まりのウオーターシャワーでなく、ボディータッチでの手荒い祝福を受けた主将は「多分みんな準備しきれていなかった。普通は水じゃないですか。耐えれないくらい圧力が(笑)気付いたら地面に倒れてあんなんになっていた」とはにかんだ。
◆日本ハムの逆輸入ルーキー、ドラフト3位・加藤豪将内野手(28)=前メッツ傘下3A=が、四回に米マイナーで対戦経験のあるグリフィンから2戦連発となる4号ソロ。NPB初出場となった5月25日のソフトバンク戦から出場7試合連続安打とし、2018年の清宮幸太郎(日本ハム)が持つドラフト制後の新人の最多連続試合安打のプロ野球記録に並んだ。「個人的な記録って全然うれしくないんですけど、清宮って聞いたら、勝ちたいですね(笑)。清宮の全てが大好きなので。英語もペラペラで自分から外国人とコミュニケーションを取ろうとしているところが好き」本塁打を放ってベンチ前でナインに出迎えられると、エンゼルス・大谷が5月24日のレッドソックス戦で12号を放った際に同僚に向けたカメラマンポーズを披露した。「やり始めたのは(捕手の)清水。誰が見ても〝パクリ〟なんでやりたくないけど、やってあげてます」と苦笑。目下、4戦4発と量産態勢の中でも「油断すると、やられるのはすぐ」と表情を引き締めた。(東山貴実)
◆頼れる主将は思いがけずあおむけになった。割れんばかりの喝采が頭上から降り注ぐ。試合を決めた巨人・岡本和真内野手(26)は、ナインにもみくちゃにされた。「最高です。気付いたら地面に倒れていて...」2-2の延長十回。左前打で出塁した先頭の重信と同様に初球を捉えた。内角の直球を引っ張った打球は左翼線へ。自身が二塁を陥れる間に、重信が一気に一塁から生還した。2球でのサヨナラ劇に「重さんが速すぎました」と驚嘆した。前夜は好機で空振り三振に倒れるなど3打数無安打。この日は八回の4打席目に左前打を放つまで快音がなかった。原監督は「昨日も含めてフラストレーションはあったと思う。ベンチでカッカしていたしね」と明かす。主砲を突き動かしたのは7回1失点と力投したグリフィンだ。左腕は同点の七回にスクイズを試みた相手の小飛球を飛び込んで捕ろうとした。助っ人の雄姿に「何とかしてあげたい」と奮い立った岡本和は、1点リードの九回に追いつかれた守護神の大勢も救った。日本の世界一に貢献したWBCでは、ダルビッシュ(パドレス)の姿を目に焼き付けた。百戦錬磨の36歳は若手に惜しみなく経験を伝え、侍戦士の和をつくり上げた。「カバーし合うのがチーム。明日につながった」と岡本和。世界でもまれた26歳のチームリーダーは力強く言った。(鈴木智紘)
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (2↑) |
DeNA |
3 | 1 | 0 | 0.750 (↑0.083) | - (↓0.5) |
14 | 21 (+6) | 10 (+2) | 3 (-) | 1 (-) |
0.307 (↑0.007) | 1.800 (↓0.07) |
2 (3↑) |
ORIX |
3 | 2 | 0 | 0.600 (↑0.1) | 0.5 (↓0.5) |
13 | 20 (+5) | 8 (+1) | 1 (-) | 3 (-) |
0.238 (↓0.014) | 1.350 (↑0.08) |
2 (1↓) |
日本ハム |
3 | 2 | 0 | 0.600 (↓0.15) | 0.5 (↑0.5) |
13 | 17 (+2) | 13 (+3) | 9 (+1) | 3 (-) |
0.266 (↓0.001) | 2.400 (↓0.15) |
2 (3↑) |
巨人 |
3 | 2 | 0 | 0.600 (↑0.1) | 0.5 (↓0.5) |
13 | 16 (+3) | 18 (+2) | 6 (-) | 3 (+2) |
0.267 (↑0.013) | 3.600 (↑0.51) |
2 (1↓) |
中日 |
3 | 2 | 0 | 0.600 (↓0.15) | 0.5 (↑0.5) |
13 | 21 (+1) | 25 (+5) | 4 (-) | 2 (-) |
0.269 (↓0.02) | 4.110 (↓0.22) |
6 (2↑) |
ヤクルト |
2 | 2 | 0 | 0.500 (↑0.167) | 1 (↑0.5) |
14 | 17 (+9) | 12 (+5) | 3 (+2) | 1 (-) |
0.293 (↑0.03) | 3.180 (↓0.66) |
6 (2↑) |
阪神 |
2 | 2 | 0 | 0.500 (↑0.167) | 1 (↑0.5) |
14 | 11 (+6) | 14 (+5) | 1 (+1) | 3 (-) |
0.192 (↑0.011) | 3.000 (↓0.12) |
6 (3↓) |
西武 |
2 | 2 | 0 | 0.500 (↓0.167) | 1 (↓0.5) |
14 | 11 (+2) | 11 (+6) | 4 (+2) | 5 (+2) |
0.178 (↓0.024) | 2.570 (↓0.9) |
9 (4↓) |
ソフトバンク |
2 | 3 | 0 | 0.400 (↓0.1) | 1.5 (↓0.5) |
13 | 26 (+2) | 23 (+4) | 2 (-) | 2 (-) |
0.282 (↓0.014) | 4.700 (↑0.05) |
9 (3↑) |
広島 |
2 | 3 | 0 | 0.400 (↑0.15) | 1.5 (↑0.5) |
13 | 10 (+4) | 21 (+2) | 2 (-) | 3 (-) |
0.197 (↑0.017) | 4.190 (↑0.57) |
11 (3↓) |
ロッテ |
1 | 3 | 0 | 0.250 (↓0.083) | 2 (↓0.5) |
14 | 13 (+5) | 17 (+6) | 6 (+1) | 2 (+1) |
0.232 (↑0.023) | 4.100 (↓0.43) |
11 (3↓) |
楽天 |
1 | 3 | 0 | 0.250 (↓0.083) | 2 (↓0.5) |
14 | 13 (+5) | 24 (+9) | 2 (-) | 3 (-) |
0.244 (↑0.007) | 5.400 (↓1.4) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
33 | 16 | 1 | 0.673 (↑0.006) | - (-) |
93 | 200 (+6) | 145 (+5) | 27 (+1) | 26 (-) |
0.248 (↓0.001) | 2.670 (↓0.01) |
2 (-) |
DeNA |
27 | 20 | 1 | 0.574 (↑0.009) | 5 (-) |
95 | 199 (+6) | 176 (+2) | 44 (-) | 9 (-) |
0.267 (↑0.002) | 3.440 (↑0.03) |
3 (-) |
広島 |
26 | 25 | 0 | 0.510 (↑0.01) | 8 (-) |
92 | 175 (+4) | 177 (+2) | 35 (-) | 23 (-) |
0.244 (↑0.001) | 3.190 (↑0.02) |
4 (-) |
巨人 |
26 | 26 | 0 | 0.500 (↑0.01) | 8.5 (-) |
91 | 193 (+3) | 213 (+2) | 58 (-) | 14 (+2) |
0.251 (↑0.002) | 3.970 (↑0.05) |
5 (-) |
中日 |
20 | 31 | 0 | 0.392 (↓0.008) | 14 (↓1) |
92 | 144 (+1) | 174 (+5) | 22 (-) | 12 (-) |
0.242 (↓0.002) | 2.950 (↓0.04) |
6 (-) |
ヤクルト |
19 | 30 | 2 | 0.388 (↑0.013) | 14 (-) |
92 | 177 (+9) | 207 (+5) | 46 (+2) | 28 (-) |
0.234 (↑0.003) | 3.770 (↓0.02) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ロッテ |
26 | 18 | 2 | 0.591 (↓0.014) | - (-) |
97 | 166 (+5) | 136 (+6) | 30 (+1) | 27 (+1) |
0.237 (↑0.002) | 2.800 (↓0.06) |
2 (-) |
ORIX |
29 | 21 | 2 | 0.580 (↑0.009) | 0 (↓1) |
91 | 203 (+5) | 159 (+1) | 39 (-) | 21 (-) |
0.261 (↓0.001) | 2.870 (↑0.04) |
3 (-) |
ソフトバンク |
25 | 21 | 2 | 0.543 (↓0.013) | 2 (-) |
95 | 173 (+2) | 165 (+4) | 29 (-) | 23 (-) |
0.245 (-) | 3.290 (↓0.02) |
4 (-) |
日本ハム |
24 | 29 | 0 | 0.453 (↓0.009) | 6.5 (-) |
90 | 172 (+2) | 174 (+3) | 41 (+1) | 29 (-) |
0.225 (↑0.001) | 2.900 (↓0.01) |
5 (-) |
西武 |
21 | 28 | 1 | 0.429 (↓0.009) | 7.5 (-) |
93 | 142 (+2) | 169 (+6) | 36 (+2) | 33 (+2) |
0.229 (↓0.003) | 3.080 (↓0.05) |
6 (-) |
楽天 |
18 | 29 | 1 | 0.383 (↓0.008) | 9.5 (-) |
95 | 142 (+5) | 191 (+9) | 39 (-) | 39 (-) |
0.212 (↑0.001) | 3.460 (↓0.13) |
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