広島(☆4対2★)ソフトバンク =交流戦2回戦(2023.06.03)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ソフトバンク
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広島
10000120X4830
勝利投手:森下 暢仁(2勝1敗0S)
(セーブ:島内 颯太郎(1勝1敗2S))
敗戦投手:石川 柊太(3勝2敗0S)
  DAZN
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◆広島は初回、西川の適時打で先制する。その後は6回裏に森下のセーフティスクイズで加点すると、7回には西川の適時打などで2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・森下が7回無失点の好投で今季2勝目。敗れたソフトバンクは、打線が9回に追い上げを見せるも及ばなかった。

◆前日2日、左手に打球を受けて緊急降板したソフトバンク和田毅投手(42)が、一夜明けて無事を強調した。打撲と診断されたが通常通りチームに帯同し、試合前練習では入念にキャッチボールを行っていた。グラウンドを引き揚げる際には「もう大丈夫です」と笑顔を見せた。次回登板について藤本博史監督(59)は「予定通りにいく」と説明。中6日で9日巨人戦(ペイペイドーム)に先発する見込みとなった。

◆ソフトバンク三森大貴内野手が今季初タイムリーを放った。9回無死満塁の場面で尾形の代打で出場。広島矢崎のカウント1-1からのフォークボールを右前にはじき返した。「打てる球を打つしかないと思って打ちました。いいところで打ててよかった」。三森にとっては5月12日のオリックス戦(京セラドーム)以来、約3週間ぶりの安打。「練習では悪くないので、頑張りたい」。打率1割5分と結果が出ていないが、打撃不振脱却の一打にしたいところだ。

◆ソフトバンクはで広島に敗れた。0-1の6回1死一、三塁で広島森下にスクイズを許し、7回も同様の状況で田中にわずか1球でスクイズを許した。打線は森下の前に7回2安打無得点。4点差の最終回は無死満塁の絶好機を作ったが、2得点にとどまった。今カードは1勝1敗。4日の同戦で交流戦初のカード勝ち越しを狙う。2-4の9回2死満塁。一打出れば同点、1発出れば逆転の好機で4番柳田が遊飛に終わった。球場を覆うカープファンの大声援と、三塁側応援席に座る鷹党のため息が入り混じった。藤本博史監督(59)は「見せ場があったのは(1死満塁だった)8回と9回だけでしたね...」と、敗戦を受け入れた。広島打線の思うツボだった。0-1の6回。1死一、三塁で投手の森下にスクイズを許した。1ボールからの2球目が一塁線にコロコロ...。石川は「しっかり反省したい。ああいう場面が次に来たときはどうすればよかったのか。自分も調子は全然良くなかったので」と猛省。6回2失点の粘投も今季2敗目を喫した。森下はセーフティースクイズだったが、あっさり三塁走者の生還を許してしまった。指揮官は「防げるところは防げるんじゃないかと思います。6回の1点とかはね。(森下は)バントの構えだった。セーフティースクイズって教えてくれてる。それを普通にやらせるのか、やらせるんだったらもっと(内野陣は)チャージしないといけない。そういうところが足らなかった」と、勝敗の分岐点となった場面を振り返った。7回には2番手嘉弥真が2失点。1死一、三塁で田中にスクイズを決められた。1試合に2度も小技での得点を見せつけられた。結果的に2点差で敗戦。スクイズでの2失点は最後まで響いた。交流戦は2勝3敗。藤本監督は「(交流戦で)上にいかないとパ・リーグのゲーム差が変わってくる。すごく大事な18試合」と話していただけに、現時点では物足りないはずだ。4日の同戦を落とせば、2カード連続の負け越しとなる。なんとしても勝って、上昇気流をつかみたい。【只松憲】

◆広島が小技を絡めて奪った得点を守り抜き、連敗を止めた。1回に西川の右前打で先制すると、6回は投手森下のバントに三塁走者田中が好判断で本塁に生還して追加点を奪った。7回も西川の適時打にスクイズと2点を追加した。9回は矢崎が乱調で走者をためて降板するも、代わった島内がソフトバンクの反撃を2失点にしのいだ。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。-今日の試合を振り返って新井監督 まずは森下が今日も素晴らしい投球だったと思います。それをリードした会沢も、ホークスの強力打線に的を絞らせない、いいリードだったと思います。-追い上げられた9回は島内投手が踏ん張った新井監督 あそこは本当に難しい場面だと思うんですよね。向こうに勢いが完全にいっている中で。よく(あの)打順、展開で抑えてくれたなと思います。-森下投手は制球に苦しんだ面もあった新井監督 相手は強力なホークス打線なので、慎重に行っていたのでしょう。そういう中でアツ(会沢)のリード、四隅にいろんな球種を(投げさせて)的を絞らせなかったリードも素晴らしかったと思います。-森下投手は打撃でも存在感を見せた新井監督 投げて良し、打って良し、大活躍ですね。ずっといい投球をしていて、(今日も)素晴らしい投球だったと思いますよ。大車輪の一日でしたね。-林選手は直前のミスを挽回する二塁打で得点につなげた新井監督 いつも言っているようにミスした次が大切。それを取り返す気持ちを見せてくれたら。ミスをしてもいいというわけじゃないけど、ミスから学ぶこともある。特に若い選手はミスをできると言ったらおかしいけど、特権だと思う。そこをとやかく言うつもりはない。何とかという気持ちも出ていた。-19年以来のソフトバンク戦勝利新井監督 19年以来? 何連敗していたの?(2分け挟んで5連敗)。そんなの関係ない。

◆広島森下暢仁投手(25)が投打二刀流の大活躍で、交流戦初勝利をゲットした。本調子ではない中、我慢強く投げた。3回まで2併殺を奪うなど無失点で切り抜けると、尻上がりに調子を上げた。「アツさん(捕手会沢)とコミュニケーションを取りながら、粘り強くできたのかなと思います」。7回まで今季最多タイの108球を投げ、2勝目を手にした。パ・リーグ相手に勝てていなかった。1年目の21年は交流戦直前に新型コロナウイルスの濃厚接触者と判定され、思うような練習と調整ができずに2戦1敗。昨季は3戦3敗と苦汁をなめた。だが、今季は右肘クリーニング手術を経て完全復調。「毎年、毎年違う。今年は今年のチームになっています」。プライドを胸に、昨年6回途中9失点した鷹打線にリベンジした。バットでも存在感を示した。左前、右前とクリーンヒット2本をマークして迎えた6回1死一、三塁。「誰がどう見てもうまかったと思います」と自画自賛の一塁線へのスクイズでリードを2点に広げた。チームもソフトバンク戦は19年6月9日の勝利を最後に、2分けを挟み5連敗中だった。3季ぶり勝利に導いた右腕の働きに、新井監督は「投げて良し、打って良し、大活躍ですね。大車輪の一日でしたね」と賛辞を惜しまなかった。【前原淳】

◆広島西川龍馬外野手が先制打を含む3安打2打点の活躍で勝利に貢献した。1回1死満塁からソフトバンク石川の外角カットボールを引っ張って一塁横を抜いた。3回にも中前打を放つと、7回1死一、二塁では左腕嘉弥真から右前適時打をマーク。「今年はなかなかチャンスで打てていないので、やっと打った感じがしてよかったです」。5月12日巨人戦以来の猛打賞で交流戦打率を4割2分1厘に上げた。

◆ソフトバンク大関友久投手(25)が6日DeNA戦(ペイペイドーム)の先発を回避する。藤本博史監督(59)が「大関が体調不良で休んでいる。(6日は)間に合わない。3日間休んでるから」と明かした。大関はここまで5週連続で火曜日のカード頭で先発。開幕投手も務めた左のエース候補が、まさかの離脱になった。代役については「2軍から先発を呼びます」と話した。候補は有原、武田、田上、高橋礼らとみられる。ブルペンデーの可能性を問われると「そういうのは考えてないです」と否定した。

◆広島の森下が7回2安打無失点で2勝目を挙げた。一回に西川の適時打で先制し、六回は森下のスクイズで加点。七回にも西川の適時打などで2点を加えて突き放した。ソフトバンクは九回に2点を返したが反撃が遅かった。

◆広島の西川が2打点をマークした。一回1死満塁では先制の一塁内野安打とし、2―0の七回には右前適時打。5番打者の仕事を果たして勝利に貢献し「今年、なかなかチャンスで打てていなかったので、やっと打った感じ」とほっとしていた。森下が今季初勝利を挙げた5月27日の試合でも西川が援護していた。再び森下と一緒にヒーローインタビューを受けた西川は「ちょっと気持ち悪いですね」と照れ笑いを浮かべた。(マツダ)

◆広島が難敵から4年ぶりの勝利。2週連続でお立ち台に上がった森下は、交流戦初星の喜びをかみしめた。「交流戦でなんとか勝ちたいと思ってマウンドに上がった。2安打に抑えることができてよかった」今季最多タイの108球を投げ、7回無失点で2勝目を挙げた。一回2死一、二塁と二回1死一、二塁のピンチをしのぐと、三回以降は二塁すら踏ませず圧倒。バットでも2安打を放ち、1点リードの六回1死一、三塁ではセーフティースクイズも決めた。チームはソフトバンクに2019年6月9日以来の勝利を飾り、シーズンをまたいでの連敗を5で止めた。新井監督は「森下は素晴らしいピッチングだった」と昨秋の右肘手術から完全復活を果たした右腕をたたえた。(柏村翔)

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(2↑)
DeNA
310 0.750
(↑0.083)
-
(↓0.5)
1421
(+6)
10
(+2)
3
(-)
1
(-)
0.307
(↑0.007)
1.800
(↓0.07)
2
(3↑)
ORIX
320 0.600
(↑0.1)
0.5
(↓0.5)
1320
(+5)
8
(+1)
1
(-)
3
(-)
0.238
(↓0.014)
1.350
(↑0.08)
2
(1↓)
日本ハム
320 0.600
(↓0.15)
0.5
(↑0.5)
1317
(+2)
13
(+3)
9
(+1)
3
(-)
0.266
(↓0.001)
2.400
(↓0.15)
2
(3↑)
巨人
320 0.600
(↑0.1)
0.5
(↓0.5)
1316
(+3)
18
(+2)
6
(-)
3
(+2)
0.267
(↑0.013)
3.600
(↑0.51)
2
(1↓)
中日
320 0.600
(↓0.15)
0.5
(↑0.5)
1321
(+1)
25
(+5)
4
(-)
2
(-)
0.269
(↓0.02)
4.110
(↓0.22)
6
(2↑)
ヤクルト
220 0.500
(↑0.167)
1
(↑0.5)
1417
(+9)
12
(+5)
3
(+2)
1
(-)
0.293
(↑0.03)
3.180
(↓0.66)
6
(2↑)
阪神
220 0.500
(↑0.167)
1
(↑0.5)
1411
(+6)
14
(+5)
1
(+1)
3
(-)
0.192
(↑0.011)
3.000
(↓0.12)
6
(3↓)
西武
220 0.500
(↓0.167)
1
(↓0.5)
1411
(+2)
11
(+6)
4
(+2)
5
(+2)
0.178
(↓0.024)
2.570
(↓0.9)
9
(4↓)
ソフトバンク
230 0.400
(↓0.1)
1.5
(↓0.5)
1326
(+2)
23
(+4)
2
(-)
2
(-)
0.282
(↓0.014)
4.700
(↑0.05)
9
(3↑)
広島
230 0.400
(↑0.15)
1.5
(↑0.5)
1310
(+4)
21
(+2)
2
(-)
3
(-)
0.197
(↑0.017
4.190
(↑0.57)
11
(3↓)
ロッテ
130 0.250
(↓0.083)
2
(↓0.5)
1413
(+5)
17
(+6)
6
(+1)
2
(+1)
0.232
(↑0.023)
4.100
(↓0.43)
11
(3↓)
楽天
130 0.250
(↓0.083)
2
(↓0.5)
1413
(+5)
24
(+9)
2
(-)
3
(-)
0.244
(↑0.007)
5.400
(↓1.4)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
33161 0.673
(↑0.006)
-
(-)
93200
(+6)
145
(+5)
27
(+1)
26
(-)
0.248
(↓0.001)
2.670
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
27201 0.574
(↑0.009)
5
(-)
95199
(+6)
176
(+2)
44
(-)
9
(-)
0.267
(↑0.002)
3.440
(↑0.03)
3
(-)
広島
26250 0.510
(↑0.01)
8
(-)
92175
(+4)
177
(+2)
35
(-)
23
(-)
0.244
(↑0.001
3.190
(↑0.02)
4
(-)
巨人
26260 0.500
(↑0.01)
8.5
(-)
91193
(+3)
213
(+2)
58
(-)
14
(+2)
0.251
(↑0.002)
3.970
(↑0.05)
5
(-)
中日
20310 0.392
(↓0.008)
14
(↓1)
92144
(+1)
174
(+5)
22
(-)
12
(-)
0.242
(↓0.002)
2.950
(↓0.04)
6
(-)
ヤクルト
19302 0.388
(↑0.013)
14
(-)
92177
(+9)
207
(+5)
46
(+2)
28
(-)
0.234
(↑0.003)
3.770
(↓0.02)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
26182 0.591
(↓0.014)
-
(-)
97166
(+5)
136
(+6)
30
(+1)
27
(+1)
0.237
(↑0.002)
2.800
(↓0.06)
2
(-)
ORIX
29212 0.580
(↑0.009)
0
(↓1)
91203
(+5)
159
(+1)
39
(-)
21
(-)
0.261
(↓0.001)
2.870
(↑0.04)
3
(-)
ソフトバンク
25212 0.543
(↓0.013)
2
(-)
95173
(+2)
165
(+4)
29
(-)
23
(-)
0.245
(-)
3.290
(↓0.02)
4
(-)
日本ハム
24290 0.453
(↓0.009)
6.5
(-)
90172
(+2)
174
(+3)
41
(+1)
29
(-)
0.225
(↑0.001)
2.900
(↓0.01)
5
(-)
西武
21281 0.429
(↓0.009)
7.5
(-)
93142
(+2)
169
(+6)
36
(+2)
33
(+2)
0.229
(↓0.003)
3.080
(↓0.05)
6
(-)
楽天
18291 0.383
(↓0.008)
9.5
(-)
95142
(+5)
191
(+9)
39
(-)
39
(-)
0.212
(↑0.001)
3.460
(↓0.13)