1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 6 | 10 | 1 | 1 |
ソフトバンク | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 5 | 11 | 0 | 0 |
勝利投手:清水 達也(1勝1敗0S) (セーブ:マルティネス(1勝1敗13S)) 敗戦投手:津森 宥紀(3勝1敗0S) 本塁打 |
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◆中日が接戦を制した。中日は1点リードで迎えた7回表、福永のソロで1点を追加する。その後同点とされるも、8回には高橋周が適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、3番手・清水が今季1勝目。敗れたソフトバンクは、先発・ガンケルが振るわなかった。
◆ソフトバンクのガンケルが得意の中日から移籍後初勝利を目指す。阪神在籍時の20~22年にセ・リーグ内で14勝12敗だが中日戦は9試合登板4勝0敗、防御率0・97で、唯一リーグ内で黒星がない相手だった。中日戦の失点は37イニングで7点だけ。本塁打を1本も許しておらず、適時安打を打たれたのは22年8月14日の1試合しかない。
◆ソフトバンク藤本博史監督(59)が1日、今宮健太内野手(31)の1軍復帰のメドについて言及した。体調不良により特例2023を適用して抹消中だが、すでに福岡・筑後市のファーム施設に合流。中日戦前に取材対応した指揮官は「(2~4日の)広島戦はないかな。(6~8日の)横浜戦ぐらい」と明かした。「とりあえず2軍戦でしっかり動いてから。本人も休んで体がなまってるって言うからね。いきなりこっち(1軍)に来てけがしても困るので」。まずはウエスタン・リーグに出場してから昇格させる方針だ。今宮は5月27日に体調不良を訴え、特例2023の対象選手として出場選手登録を抹消されていた。
◆中日鵜飼航丞外野手(24)に、「マルタイ棒ラーメン1年分(360袋)」が(株)マルタイ飯田健三マーケティング部部長から試合前に贈呈された。鵜飼は5月30日ソフトバンク戦で9回表に3番手古川から1号ソロを放ち、左翼ポールに打球を直撃させていた。ソフトバンクは昨季から同社とペイペイドーム、ファウルポールのネーミングライツ契約を締結。昨年4月27日西武戦でソフトバンク中村晃が右翼ポール直撃の1号ソロを放って以来、史上2人目の快挙だった。ソフトバンクの選手はペイペイドームが本拠地で年間70試合近くを戦う。セ・リーグチームの中日鵜飼は交流戦3試合の初戦でポールを直撃させる強運の持ち主。さらに同日はプロ入り初の自身バースデーアーチでもあった。
◆阪神から新加入したソフトバンクのジョー・ガンケル投手(31)が、5回途中4失点でKOされた。今季3度目の先発。移籍後初勝利を目指したが、3-2の5回に捕まった。1死から9番福永に中前打、1番岡林に四球、2番ブライトに死球。1死満塁のピンチで、3番細川に勝ち越しの右翼線2点適時二塁打を浴びた。2番手松本裕にマウンドをゆずり、4回1/3を5安打3四死球、4失点で無念の降板。右腕は「先制してもらい、良い流れを作ってもらったのに粘ることができなかった。チームに申し訳ない」とコメントした。ガンケルは阪神在籍時の20~22年はセ・リーグ内で14勝12敗だったが、中日戦は9試合登板で4勝0敗、防御率0・97。唯一リーグ内で黒星がない相手という好相性だったが、この日は唇をかむ結果に終わった。
◆中日が接戦を制し、3カード連続の勝ち越しを決めた。勝利を呼び込んだのは、ベンチで控えに甘んじてきた高橋周平内野手(29)だ。7回から守備固めで出場。同点で迎えた8回2死一塁で初打席が回ると、ソフトバンク5番手津森の初球をとらえ、左中間へ勝ち越し二塁打を決めた。「久しぶりの打席なので、結果はどうあれ初球から振ろうと思っていた。いいところで打てて素直にうれしい」開幕当初はスタメン三塁も腰の張りから離脱し、石川昂に定位置を奪われていた。4月29日DeNA戦で挙げて以来の4打点目、開幕戦以来の決勝打に表情を緩めた。立浪監督も「(高橋)周平が久しぶりの打席、一番いいところで(打ってくれた)。いいバッティングやった」と称賛。交流戦初カードを勝ち越し、2日からは本拠地バンテリンドームに昨年日本一のオリックスを迎える。自力V消滅の可能性も遠ざけた指揮官は、「勝つには勝ったが、まだ走塁ミスや失点につながるミスが出ている。勝てばいいじゃなく、もう少し、しっかりしたことができるように。そつのない野球を目指していかないとなかなか上には上がっていけない」と表情を引き締めた。中日柳(6回8安打3失点と粘投)「とにかく粘ることだけ考えて投げました」中日ドラフト7位福永(8回の2号ソロなど2打点)「(本塁打は)守備で柳さんに迷惑をかけてしまっているところがあるので、なんとか打って援護をしたかった」
◆あぁ自滅...。ソフトバンクは「日本生命セ・パ交流戦」の中日戦で勝負どころでの四死球が響き、8カードぶりの負け越しとなった。交流戦に限ると21年から3年連続で負け越しスタート。先発のジョー・ガンケル投手(31)が誤算だった。まずは2-0の2回だ。先頭ビシエドへの四球を皮切りに2失点。その後打線が勝ち越したが、3-2の5回、2安打に2四死球が絡みあっさり逆転された。結局ガンケルは4回1/3を5安打3四死球4失点。移籍後初勝利が遠く「先制してもらい、良い流れを作ってもらったのに粘ることができなかった。チームに申し訳ない」と肩を落とした。阪神時代は9試合で4勝0敗、防御率0・97とお得意様だった竜打線に、まさかの5回を持たずのKOだ。ベンチでは藤本博史監督(59)も渋い表情が続いた。試合後は「得点をした後のイニングはしっかり抑えてほしい。(失点は)四球、デッドボールからのタイムリーやからね...」と嘆いた。2点差の7回は主砲柳田のタイムリーなどで同点。試合を振り出しに戻した矢先に、5番手津森が再び自滅した。2死から8番村松に四球を与え、次打者の高橋周に決勝の適時二塁打を浴びた。指揮官は「追いついたら離され、追いついたら離され、やからね。1点差なら十分チャンスがある訳だから。そういうところを注意してやっていってくれたら」と、投手陣の奮起を促した。今カード前はセ・リーグ最少の123得点だった中日に、3連戦で18得点を許した。2日からは敵地で広島3連戦。初戦の先発はベテラン和田に託された。歴代1位タイの交流戦通算27勝目がかかる左腕がチームを救う。【只松憲】○...ソフトバンク柳町が2本のタイムリーで存在感を示した。初回2死満塁から中日柳の内角直球に詰まりながらも左前へ運び、先制の2点適時打でチームを乗せた。「しぶとくヒットにできて良かったです」と技ありの一打だった。同点で迎えた3回1死一、三塁では二塁への適時内野安打で一時は勝ち越しに成功。1試合3打点は自身最多タイで、22年5月28日広島戦以来となった。○...ソフトバンク柳田が3試合連続打点で気を吐いた。2点を追う7回1死一塁。中日2番手の福が投じた141キロ高め直球を仕留め、右中間を真っ二つに破った。一走近藤が一気にホームへ生還し、1点差に迫る適時二塁打。「タイムリーを打つことができて良かった」と振り返り、「コンちゃん(近藤)がよくホームまで走ってくれました。ありがとう、コンちゃん」と感謝した。
◆ソフトバンク4年目の柳町が2打席連続適時打を放った。一回は2死満塁から柳の内寄りの速球を左前に運んで走者2人が生還。三回は1死一、三塁で今度は変化球を捉え、二塁内野安打として打点を稼いだ。1本目の適時打について「絶対に点を取る気持ちで打席に入った。しぶとく安打にできて良かった」と喜んだ。直近3試合は無安打とあって塁上で笑みが広がった。
◆中日の好調細川が五回に2点二塁打を放った。1死満塁の場面で直球を右翼線に運び、2者が続けてホームイン。これで連続試合安打を14に伸ばし「得点圏だったので必死に食らいついた」と力強く話した。試合前練習も全体で行う前から始め、本拠地では試合後の練習を習慣にしている。和田打撃コーチは「ずっとバットを持っている。練習をやり続けられる体力がすごい」と評価。努力の継続が新天地での躍動を支えている。
◆中日が接戦を制した。八回に途中出場の高橋周が適時二塁打を放って勝ち越した。七回途中で救援した清水が今季初勝利、マルティネスが13セーブ目。ソフトバンクは七回に追い付く粘りを見せたが、八回に5番手の津森が力尽きた。
◆ソフトバンクの「6番・右翼」の柳町達外野手(26)が一回2死満塁で先制2点打。「満塁のチャンスで絶対に先制点を、と打席に入りました。追い込まれてしまいましたが、何とかしぶとくヒットにできてよかったです」。さらに2-2の三回1死一、三塁でも適時打。「勝ち越しのチャンスを生かすことだけを考えた」と話した。だが五回に先発のガンケルが中日打線につかまった。1死満塁から細川に右翼線への2点二塁打を浴び、3-4と逆転を許し、4回1/3を投げ、4失点で降板。七回に同点に追いついたが、八回に勝ち越しを許して、1点差で敗戦。セ5位の中日に、まさかの連敗となった。
◆決勝点は元主将のバットから生まれた。中日は5-5の八回2死一塁で途中出場の高橋周が勝ち越しの適時二塁打。勝利の余韻に浸った。「久しぶりの打席なんで、結果はどうあれ初球からいこうと。いいところで打てたんでよかったです」追いつかれた直後。2死から四球で出塁した村松を一塁に置いて、5月21日の巨人戦(東京ドーム)以来の打席に立った。1ボールから津森の直球を逆方向に振り抜いた痛烈な打球は左中間を破った。4月29日のDeNA戦(バンテリン)以来の安打となる二塁打は、チームを勝利に導く一打となった。今季は開幕スタメンでスタートしたが4月中旬に腰痛を発症。5月21日には右足首に死球を受けるなどコンディション面で苦しみ、現在はベンチスタートが続く。それでも「そこは気にしてないです。自分のやることだけしっかりやるだけ」と目の前の仕事に集中して勝負強さをみせつけた。チームは今季初の3カード連続勝ち越し。さらにソフトバンクには3年連続カード勝ち越しと、交流戦の滑り出しは上々。立浪監督も「交流戦に入ってソフトバンクに勝ち越しができた。明日からうちの野球ができるようにやっていきます」と目を細めた。(上阪正人)
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
西武 |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↑0.167) | - (↓1) |
15 | 9 (+4) | 5 (+2) | 2 (+1) | 3 (+2) |
0.202 (↓0.001) | 1.670 (↓0.17) |
1 (1↑) |
DeNA |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↑0.167) | 0 (↓1) |
15 | 15 (+11) | 8 (+3) | 3 (+1) | 1 (-) |
0.300 (↑0.061) | 1.730 (↑0.92) |
1 (1↑) |
ORIX |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↑0.167) | 0 (↓1) |
15 | 14 (+9) | 5 (+2) | 1 (+1) | 3 (+2) |
0.275 (↑0.082) | 1.330 (↑0.17) |
1 (-) |
日本ハム |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↓0.333) | 0 (-) |
15 | 7 (-) | 8 (+5) | 5 (-) | 0 (-) |
0.232 (↓0.03) | 2.330 (↓0.83) |
1 (1↑) |
巨人 |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↑0.167) | 0 (↓1) |
15 | 11 (+3) | 8 (+2) | 5 (+1) | 1 (-) |
0.238 (↑0.044) | 2.770 (↑0.41) |
1 (1↑) |
中日 |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↑0.167) | 0 (↓1) |
15 | 18 (+6) | 19 (+5) | 4 (+1) | 1 (-) |
0.303 (↓0.004) | 5.190 (↑0.63) |
7 (5↑) |
ヤクルト |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↑0.333) | 1 (↑1) |
15 | 8 (+5) | 7 (-) | 1 (+1) | 1 (-) |
0.263 (↑0.032) | 2.520 (↑1.42) |
7 (5↓) |
阪神 |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↓0.167) | 1 (-) |
15 | 5 (+2) | 9 (+4) | 0 (-) | 3 (+1) |
0.181 (↑0.009) | 2.880 (↓0.76) |
7 (5↓) |
ロッテ |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↓0.167) | 1 (-) |
15 | 8 (+2) | 11 (+3) | 5 (-) | 1 (+1) |
0.209 (↓0.008) | 3.670 (↑0.33) |
7 (5↓) |
ソフトバンク |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↓0.167) | 1 (-) |
15 | 19 (+5) | 18 (+6) | 1 (-) | 2 (+2) |
0.282 (↑0.009) | 6.000 (-) |
7 (5↓) |
楽天 |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↓0.167) | 1 (-) |
15 | 8 (+3) | 15 (+11) | 2 (-) | 3 (+1) |
0.237 (-) | 4.000 (↓3) |
7 (5↓) |
広島 |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↓0.167) | 1 (-) |
15 | 5 (+2) | 14 (+9) | 1 (-) | 2 (+1) |
0.160 (↑0.012) | 4.680 (↓2.03) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
32 | 16 | 1 | 0.667 (↓0.014) | - (-) |
94 | 194 (+2) | 140 (+4) | 26 (-) | 26 (+1) |
0.249 (↓0.001) | 2.660 (↓0.04) |
2 (-) |
DeNA |
26 | 20 | 1 | 0.565 (↑0.009) | 5 (↑1) |
96 | 193 (+11) | 174 (+3) | 44 (+1) | 9 (-) |
0.265 (↑0.003) | 3.470 (↑0.08) |
3 (-) |
広島 |
25 | 24 | 0 | 0.510 (↓0.011) | 7.5 (-) |
94 | 170 (+2) | 170 (+9) | 34 (-) | 22 (+1) |
0.243 (↓0.002) | 3.180 (↓0.11) |
4 (-) |
巨人 |
25 | 25 | 0 | 0.500 (↑0.01) | 8 (↑1) |
93 | 188 (+3) | 203 (+2) | 57 (+1) | 12 (-) |
0.248 (↑0.001) | 3.940 (↑0.04) |
5 (-) |
中日 |
19 | 30 | 0 | 0.388 (↑0.013) | 13.5 (↑1) |
94 | 141 (+6) | 168 (+5) | 22 (+1) | 11 (-) |
0.243 (↑0.001) | 2.970 (↓0.03) |
6 (-) |
ヤクルト |
18 | 30 | 2 | 0.375 (↑0.013) | 14 (↑1) |
93 | 168 (+5) | 202 (-) | 44 (+1) | 28 (-) |
0.231 (↑0.002) | 3.750 (↑0.08) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ロッテ |
26 | 17 | 2 | 0.605 (↓0.014) | - (-) |
98 | 161 (+2) | 130 (+3) | 29 (-) | 26 (+1) |
0.235 (↓0.001) | 2.740 (-) |
2 (-) |
ORIX |
28 | 20 | 2 | 0.583 (↑0.009) | 0.5 (↓1) |
93 | 197 (+9) | 156 (+2) | 39 (+1) | 21 (+2) |
0.264 (↑0.003) | 2.930 (↑0.04) |
3 (-) |
ソフトバンク |
24 | 20 | 2 | 0.545 (↓0.013) | 2.5 (-) |
97 | 166 (+5) | 160 (+6) | 28 (-) | 23 (+2) |
0.243 (↑0.002) | 3.320 (↓0.06) |
4 (-) |
日本ハム |
23 | 28 | 0 | 0.451 (↓0.009) | 7 (-) |
92 | 162 (-) | 169 (+5) | 37 (-) | 26 (-) |
0.221 (↓0.001) | 2.910 (↓0.02) |
5 (-) |
西武 |
21 | 27 | 1 | 0.438 (↑0.012) | 7.5 (↑1) |
94 | 140 (+4) | 163 (+2) | 34 (+1) | 31 (+2) |
0.232 (-) | 3.030 (↑0.02) |
6 (-) |
楽天 |
18 | 28 | 1 | 0.391 (↓0.009) | 9.5 (-) |
96 | 137 (+3) | 182 (+11) | 39 (-) | 39 (+1) |
0.211 (↑0.001) | 3.330 (↓0.15) |
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