ソフトバンク(★1対7☆)中日 =交流戦2回戦(2023.05.31)・福岡PayPayドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
中日
00010050171001
ソフトバンク
1000000001400
勝利投手:涌井 秀章(2勝6敗0S)
敗戦投手:東浜 巨(3勝5敗0S)

本塁打
【中日】岡林 勇希(2号・9回表ソロ)

  DAZN
チケットぴあ ソフトバンク戦チケット予約 中日戦チケット予約
◆中日が快勝。中日は1-1で迎えた7回表、村松の適時打で勝ち越しに成功する。その後2死満塁の好機をつくると、ブライトと細川の連続適時打が飛び出し、相手を突き放した。投げては、先発・涌井が7回1失点の好投で今季2勝目。敗れたソフトバンクは、投打ともに振るわなかった。

◆中日涌井秀章がソフトバンク戦で先発。同投手は通算155勝149敗のうちソフトバンク戦は通算26勝23敗。対戦カード別で日本ハム戦と並んで最も勝利している得意カードで、敵地ペイペイドームでも11勝6敗の勝ち越し。同球場ではロッテ時代の17年8月26日から4連勝中だ。涌井にとって好相性のソフトバンク戦だが、主砲の柳田には注意したい。通算対戦成績は110打数、33安打、被打率3割。被本塁打8本は涌井が対戦した打者の中で最も多い。

◆ソフトバンク王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(83)が、アーリーワークでリチャード内野手(23)を熱血指導した。王会長にとっては異例のアーリーワーク指導。中日戦前の午後1時ごろグラウンドに姿を現し、身ぶり手ぶりで「ロマン砲」にアドバイスを送っていた。「ボールに負けるな」「受け身になるな」。ティー打撃やフリー打撃も間近で見守っていた。リチャードは27日に「特例2023」で抹消された今宮に代わって1軍昇格。今季は2軍で打率2割3分4厘、9本塁打、33打点だが、1軍では10打数1安打と苦しんでいる。

◆ソフトバンクのロベルト・オスナ投手(28)が、特例2023により出場選手登録を抹消される見込みとなった。藤本監督が「(オスナは)体調不良です」と明かし、中日戦の試合前練習にも参加しなかった。ロッテから新加入したオスナは、守護神として今季17試合に登板。無傷の11セーブを挙げ、防御率0・00と絶対的クローザーとしてチームを支えていた。指揮官はオスナの代わりに9回を任せる投手については「流動的に」と話した。オスナの特例抹消により、尾形崇斗投手(24)が代替指名選手として登録される。

◆ソフトバンク尾形崇斗投手(24)は、今季初登板で気合MAXだった。1-6の8回に3番手で登板。先頭大島を左飛、木下を空振り三振。続く8番村松への3球目、「うりゃーっ!」と声を張り上げた直後に勢いあまって体勢を崩した。マウンド上で転倒したが、尾形は何事もなかったかのように立ち上がって続投。村松を遊ゴロに仕留め、1回無安打無失点で役目を終えた。尾形は特例2023で抹消された守護神ロベルト・オスナ投手(28)の代替指名選手として、この日1軍に登録された。

◆中日涌井秀章投手が自力V消滅の危機からチームを救った。初回に1点を失ったが、2回以降は最速150キロの直球と変化球で相手に追加点を許さず。7回3安打1失点で2勝目を手にした。「今日はいい試合になった。これを次もつなげたい」。パ在籍時からペイペイドームは5連勝で、ソフトバンク戦は自己最多の27勝。チームを4月21日以来の5位に引き上げた。中日涌井秀章投手が交流戦通算26勝目。交流戦通算勝利ではヤクルト石川の27勝に次ぎ、歴代2位の杉内俊哉、和田毅に並んだ。涌井は西武、ロッテ、楽天でも勝利を挙げており、所属4球団での交流戦勝利は藤井秀悟(ヤクルト、日本ハム、巨人、DeNA)に並ぶ最多となった。▽中日立浪監督(4月21日以来の5位浮上)「少しでも借金を減らせるようにやっていきたい」

◆ソフトバンク打線が"天敵"にカモられた。中日涌井の前に今季最少タイ4安打と沈黙し、交流戦初黒星。14安打で今季最多13得点だった前夜から一転した。初回の柳田の右犠飛による得点のみ。藤本博史監督(59)は「涌井君はコントロールが良かった。うまく幅を使って投げていた」と、NPB通算156勝目を挙げた右腕に脱帽した。昨季まで西武、ロッテ、楽天と渡り歩いた涌井には、ペイペイドームで6勝12敗。ロッテ時代の17年8月26日から5連敗となった。今季からリーグは違うが、苦手の右腕に足止めを食らう形に。藤本監督は「ボールが全ていいコースに来ていた。低め、高めのコースにね」。シュートやスライダーの出し入れにも苦しみ「それだけのコントロールを持っているピッチャー。それがハマればなかなか...。打てなかったらなんとかしないといけないんですけどね」と頭を抱えた。試合前、異例の激励があった。王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(83)が、ナインのアーリーワークを指導。午後1時ごろ、グラウンドに姿を現し、身ぶり手ぶりでリチャードにアドバイスを送った。「ボールに負けるな」「受け身になるな」。ティー打撃やフリー打撃も間近で見守った。牧原大や栗原らにも声をかけて鼓舞。会長の早出熱血指導に応えたかったが、小休止となった。勝てば2位浮上のチャンスを逃した。それでも5月は12勝9敗2分と勝ち越して終了。現在は7カード連続で負け越しがない。6月1日の3戦目は是が非でも勝ちたい。指揮官も「そうしましょう」と自身に言い聞かせ、球場を後にした。【只松憲】

◆中日涌井秀章投手(36)が自力V消滅の危機からチームを救った。初回に1点を失ったが、2回以降は最速150キロの直球と変化球で相手に追加点を許さず、7回3安打1失点で中日移籍後2勝目をゲット。チームを5位に引き上げた。表情を変えることなくアウトを積み重ねた。初回に1点を失ったが、2回以降はスコアボードにゼロを並べた。7回、先頭の柳田に二塁打を許したが、追加点を許さず。107球で旧知のソフトバンク打線を牛耳った。「3回から良かった。ブルペンでもまとまっていた。初回に1点を取られたけど、真っすぐは悪くなかった。今日はいい試合になった」。通算156勝目を満足そうに振り返った。これでペイペイドームで5連勝。ソフトバンク戦は自己最多の27勝に伸ばした。「これを次の登板でも続けたい」。杉下茂、権藤博、星野仙一ら歴代レジェンドが背負った20番を背負う。竜のエースナンバーを継承したベテランが輝いた。立浪監督は「涌井は回を追うごとに見ていて安心感があった」と称賛。自力V消滅の危機を脱し、4月21日以来のセ5位にも浮上した。「少しでも借金を減らせるように頑張りたい」と監督は表彰を引き締めた。

◆中10日で先発したソフトバンク東浜が7回途中5失点で5敗目を喫した。3回まで打者9人に完全投球も、4回に追い付かれ、7回1死一、三塁から村松に勝ち越し打。さらに福永に中前打され、満塁となったところで降板。「ピンチを作って降板してしまい、厳しい場面で登板させてしまった文丸(田浦)には悪いことをしてしまった。粘ることができませんでした」。自身3連敗。チームに貢献できず、悔しさをにじませた。

◆中日が最下位を脱出。涌井はコースを丁寧に突き、7回を1失点で約1カ月ぶりの2勝目。同点の七回に村松の適時打、ブライトの3点三塁打などで5点を挙げた。ソフトバンクの東浜は七回に連打を浴びるなど崩れ、5敗目を喫した。

◆中日は若手の活躍で七回に勝ち越した。1死一、三塁で新人・村松の右前打で勝ち越し、さらに2年目のブライトが2死満塁で走者一掃の右越え三塁打を放って突き放した。村松は「次の打者につなぐつもりで思い切って打った」とほっとした様子で話した。指名打者で先発出場したブライトは「打てば試合を決められる大事な場面だと思って打席に入った。とてもうれしい」と笑顔で話した。(ペイペイドーム)

◆中日・涌井は7回107球を投げ、今季最多の9奪三振で3安打1失点。4月26日の広島戦(マツダ)以来となる2勝目を手にした。交流戦通算26勝目でヤクルト・石川の27勝に次ぐ歴代2位タイに。「シンカー、チェンジアップがよく、奥行きを使った投球ができた」。1カ月以上勝てなかった間、フォームなどを見直した。「これを次の登板でしっかり続けられればなと思います」。ベテランの力投でチームは5位に浮上した。

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
200 1.000
(-)
-
(-)
167
(+5)
3
(+2)
5
(+3)
0
(-)
0.262
(↓0.028)
1.500
(↓0.5)
2
(1↓)
阪神
110 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
163
(-)
5
(+4)
0
(-)
2
(+1)
0.172
(↓0.016)
2.120
(↓1.12)
2
(1↓)
ロッテ
110 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
166
(+4)
8
(+7)
5
(+3)
0
(-)
0.217
(↓0.024)
4.000
(↓3)
2
(1↓)
ソフトバンク
110 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
1614
(+1)
12
(+7)
1
(-)
0
(-)
0.273
(↓0.105)
6.000
(↓1)
2
(5↑)
西武
110 0.500
(↑0.5)
1
(-)
165
(+4)
3
(-)
1
(+1)
1
(-)
0.203
(↑0.07)
1.500
(↑1.5)
2
(1↓)
DeNA
110 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
164
(+1)
5
(+3)
2
(+1)
1
(+1)
0.239
(↓0.085)
2.650
(↓0.65)
2
(5↑)
楽天
110 0.500
(↑0.5)
1
(-)
165
(+3)
4
(+1)
2
(-)
2
(+2)
0.237
(↑0.07)
1.000
(-)
2
(1↓)
ORIX
110 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
165
(+1)
3
(+3)
0
(-)
1
(-)
0.193
(↓0.093)
1.500
(↓1.5)
2
(5↑)
巨人
110 0.500
(↑0.5)
1
(-)
168
(+7)
6
(+4)
4
(+4)
1
(-)
0.194
(↑0.038)
3.180
(↓0.93)
2
(5↑)
中日
110 0.500
(↑0.5)
1
(-)
1612
(+7)
14
(+1)
3
(+1)
1
(+1)
0.307
(↓0.035)
5.820
(↑5.43)
2
(5↑)
広島
110 0.500
(↑0.5)
1
(-)
163
(+3)
5
(+1)
1
(+1)
1
(-)
0.148
(↑0.079)
2.650
(↑1.85)
12
(5↓)
ヤクルト
020 0.000
(-)
2
(↓1)
163
(+2)
7
(+5)
0
(-)
1
(-)
0.231
(↓0.019)
3.940
(↓1.69)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
32151 0.681
(↓0.015)
-
(-)
95192
(-)
136
(+4)
26
(-)
25
(+1)
0.250
(↓0.002)
2.620
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
25201 0.556
(↓0.012)
6
(-)
97182
(+1)
171
(+3)
43
(+1)
9
(+1)
0.262
(↓0.002)
3.550
(↑0.01)
3
(-)
広島
25230 0.521
(↑0.01)
7.5
(↑1)
95168
(+3)
161
(+1)
34
(+1)
21
(-)
0.245
(-)
3.070
(↑0.04)
4
(-)
巨人
24250 0.490
(↑0.011)
9
(↑1)
94185
(+7)
201
(+4)
56
(+4)
12
(-)
0.247
(-)
3.980
(-)
5
(1↑)
中日
18300 0.375
(↑0.013)
14.5
(↑1)
95135
(+7)
163
(+1)
21
(+1)
11
(+1)
0.242
(-)
2.940
(↑0.05)
6
(1↓)
ヤクルト
17302 0.362
(↓0.008)
15
(-)
94163
(+2)
202
(+5)
43
(-)
28
(-)
0.229
(-)
3.830
(↓0.04)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
26162 0.619
(↓0.015)
-
(-)
99159
(+4)
127
(+7)
29
(+3)
25
(-)
0.236
(↓0.001)
2.740
(↓0.1)
2
(-)
ORIX
27202 0.574
(↓0.013)
1.5
(-)
94188
(+1)
154
(+3)
38
(-)
19
(-)
0.261
(↓0.002)
2.970
(-)
3
(-)
ソフトバンク
24192 0.558
(↓0.013)
2.5
(-)
98161
(+1)
154
(+7)
28
(-)
21
(-)
0.241
(↓0.002)
3.260
(↓0.09)
4
(-)
日本ハム
23270 0.460
(↑0.011)
7
(↑1)
93162
(+5)
164
(+2)
37
(+3)
26
(-)
0.222
(-)
2.890
(↑0.02)
5
(-)
西武
20271 0.426
(↑0.013)
8.5
(↑1)
95136
(+4)
161
(-)
33
(+1)
29
(-)
0.232
(↑0.001)
3.050
(↑0.07)
6
(-)
楽天
18271 0.400
(↑0.014)
9.5
(↑1)
97134
(+3)
171
(+1)
39
(-)
38
(+2)
0.210
(↑0.002)
3.180
(↑0.05)