1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 0 | 1 | 7 | 10 | 0 | 1 |
ソフトバンク | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 |
勝利投手:涌井 秀章(2勝6敗0S) 敗戦投手:東浜 巨(3勝5敗0S) 本塁打 |
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◆中日が快勝。中日は1-1で迎えた7回表、村松の適時打で勝ち越しに成功する。その後2死満塁の好機をつくると、ブライトと細川の連続適時打が飛び出し、相手を突き放した。投げては、先発・涌井が7回1失点の好投で今季2勝目。敗れたソフトバンクは、投打ともに振るわなかった。
◆中日涌井秀章がソフトバンク戦で先発。同投手は通算155勝149敗のうちソフトバンク戦は通算26勝23敗。対戦カード別で日本ハム戦と並んで最も勝利している得意カードで、敵地ペイペイドームでも11勝6敗の勝ち越し。同球場ではロッテ時代の17年8月26日から4連勝中だ。涌井にとって好相性のソフトバンク戦だが、主砲の柳田には注意したい。通算対戦成績は110打数、33安打、被打率3割。被本塁打8本は涌井が対戦した打者の中で最も多い。
◆ソフトバンク王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(83)が、アーリーワークでリチャード内野手(23)を熱血指導した。王会長にとっては異例のアーリーワーク指導。中日戦前の午後1時ごろグラウンドに姿を現し、身ぶり手ぶりで「ロマン砲」にアドバイスを送っていた。「ボールに負けるな」「受け身になるな」。ティー打撃やフリー打撃も間近で見守っていた。リチャードは27日に「特例2023」で抹消された今宮に代わって1軍昇格。今季は2軍で打率2割3分4厘、9本塁打、33打点だが、1軍では10打数1安打と苦しんでいる。
◆ソフトバンクのロベルト・オスナ投手(28)が、特例2023により出場選手登録を抹消される見込みとなった。藤本監督が「(オスナは)体調不良です」と明かし、中日戦の試合前練習にも参加しなかった。ロッテから新加入したオスナは、守護神として今季17試合に登板。無傷の11セーブを挙げ、防御率0・00と絶対的クローザーとしてチームを支えていた。指揮官はオスナの代わりに9回を任せる投手については「流動的に」と話した。オスナの特例抹消により、尾形崇斗投手(24)が代替指名選手として登録される。
◆ソフトバンク尾形崇斗投手(24)は、今季初登板で気合MAXだった。1-6の8回に3番手で登板。先頭大島を左飛、木下を空振り三振。続く8番村松への3球目、「うりゃーっ!」と声を張り上げた直後に勢いあまって体勢を崩した。マウンド上で転倒したが、尾形は何事もなかったかのように立ち上がって続投。村松を遊ゴロに仕留め、1回無安打無失点で役目を終えた。尾形は特例2023で抹消された守護神ロベルト・オスナ投手(28)の代替指名選手として、この日1軍に登録された。
◆中日涌井秀章投手が自力V消滅の危機からチームを救った。初回に1点を失ったが、2回以降は最速150キロの直球と変化球で相手に追加点を許さず。7回3安打1失点で2勝目を手にした。「今日はいい試合になった。これを次もつなげたい」。パ在籍時からペイペイドームは5連勝で、ソフトバンク戦は自己最多の27勝。チームを4月21日以来の5位に引き上げた。中日涌井秀章投手が交流戦通算26勝目。交流戦通算勝利ではヤクルト石川の27勝に次ぎ、歴代2位の杉内俊哉、和田毅に並んだ。涌井は西武、ロッテ、楽天でも勝利を挙げており、所属4球団での交流戦勝利は藤井秀悟(ヤクルト、日本ハム、巨人、DeNA)に並ぶ最多となった。▽中日立浪監督(4月21日以来の5位浮上)「少しでも借金を減らせるようにやっていきたい」
◆ソフトバンク打線が"天敵"にカモられた。中日涌井の前に今季最少タイ4安打と沈黙し、交流戦初黒星。14安打で今季最多13得点だった前夜から一転した。初回の柳田の右犠飛による得点のみ。藤本博史監督(59)は「涌井君はコントロールが良かった。うまく幅を使って投げていた」と、NPB通算156勝目を挙げた右腕に脱帽した。昨季まで西武、ロッテ、楽天と渡り歩いた涌井には、ペイペイドームで6勝12敗。ロッテ時代の17年8月26日から5連敗となった。今季からリーグは違うが、苦手の右腕に足止めを食らう形に。藤本監督は「ボールが全ていいコースに来ていた。低め、高めのコースにね」。シュートやスライダーの出し入れにも苦しみ「それだけのコントロールを持っているピッチャー。それがハマればなかなか...。打てなかったらなんとかしないといけないんですけどね」と頭を抱えた。試合前、異例の激励があった。王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(83)が、ナインのアーリーワークを指導。午後1時ごろ、グラウンドに姿を現し、身ぶり手ぶりでリチャードにアドバイスを送った。「ボールに負けるな」「受け身になるな」。ティー打撃やフリー打撃も間近で見守った。牧原大や栗原らにも声をかけて鼓舞。会長の早出熱血指導に応えたかったが、小休止となった。勝てば2位浮上のチャンスを逃した。それでも5月は12勝9敗2分と勝ち越して終了。現在は7カード連続で負け越しがない。6月1日の3戦目は是が非でも勝ちたい。指揮官も「そうしましょう」と自身に言い聞かせ、球場を後にした。【只松憲】
◆中日涌井秀章投手(36)が自力V消滅の危機からチームを救った。初回に1点を失ったが、2回以降は最速150キロの直球と変化球で相手に追加点を許さず、7回3安打1失点で中日移籍後2勝目をゲット。チームを5位に引き上げた。表情を変えることなくアウトを積み重ねた。初回に1点を失ったが、2回以降はスコアボードにゼロを並べた。7回、先頭の柳田に二塁打を許したが、追加点を許さず。107球で旧知のソフトバンク打線を牛耳った。「3回から良かった。ブルペンでもまとまっていた。初回に1点を取られたけど、真っすぐは悪くなかった。今日はいい試合になった」。通算156勝目を満足そうに振り返った。これでペイペイドームで5連勝。ソフトバンク戦は自己最多の27勝に伸ばした。「これを次の登板でも続けたい」。杉下茂、権藤博、星野仙一ら歴代レジェンドが背負った20番を背負う。竜のエースナンバーを継承したベテランが輝いた。立浪監督は「涌井は回を追うごとに見ていて安心感があった」と称賛。自力V消滅の危機を脱し、4月21日以来のセ5位にも浮上した。「少しでも借金を減らせるように頑張りたい」と監督は表彰を引き締めた。
◆中10日で先発したソフトバンク東浜が7回途中5失点で5敗目を喫した。3回まで打者9人に完全投球も、4回に追い付かれ、7回1死一、三塁から村松に勝ち越し打。さらに福永に中前打され、満塁となったところで降板。「ピンチを作って降板してしまい、厳しい場面で登板させてしまった文丸(田浦)には悪いことをしてしまった。粘ることができませんでした」。自身3連敗。チームに貢献できず、悔しさをにじませた。
◆中日が最下位を脱出。涌井はコースを丁寧に突き、7回を1失点で約1カ月ぶりの2勝目。同点の七回に村松の適時打、ブライトの3点三塁打などで5点を挙げた。ソフトバンクの東浜は七回に連打を浴びるなど崩れ、5敗目を喫した。
◆中日は若手の活躍で七回に勝ち越した。1死一、三塁で新人・村松の右前打で勝ち越し、さらに2年目のブライトが2死満塁で走者一掃の右越え三塁打を放って突き放した。村松は「次の打者につなぐつもりで思い切って打った」とほっとした様子で話した。指名打者で先発出場したブライトは「打てば試合を決められる大事な場面だと思って打席に入った。とてもうれしい」と笑顔で話した。(ペイペイドーム)
◆中日・涌井は7回107球を投げ、今季最多の9奪三振で3安打1失点。4月26日の広島戦(マツダ)以来となる2勝目を手にした。交流戦通算26勝目でヤクルト・石川の27勝に次ぐ歴代2位タイに。「シンカー、チェンジアップがよく、奥行きを使った投球ができた」。1カ月以上勝てなかった間、フォームなどを見直した。「これを次の登板でしっかり続けられればなと思います」。ベテランの力投でチームは5位に浮上した。
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
2 | 0 | 0 | 1.000 (-) | - (-) |
16 | 7 (+5) | 3 (+2) | 5 (+3) | 0 (-) |
0.262 (↓0.028) | 1.500 (↓0.5) |
2 (1↓) |
阪神 |
1 | 1 | 0 | 0.500 (↓0.5) | 1 (↓1) |
16 | 3 (-) | 5 (+4) | 0 (-) | 2 (+1) |
0.172 (↓0.016) | 2.120 (↓1.12) |
2 (1↓) |
ロッテ |
1 | 1 | 0 | 0.500 (↓0.5) | 1 (↓1) |
16 | 6 (+4) | 8 (+7) | 5 (+3) | 0 (-) |
0.217 (↓0.024) | 4.000 (↓3) |
2 (1↓) |
ソフトバンク |
1 | 1 | 0 | 0.500 (↓0.5) | 1 (↓1) |
16 | 14 (+1) | 12 (+7) | 1 (-) | 0 (-) |
0.273 (↓0.105) | 6.000 (↓1) |
2 (5↑) |
西武 |
1 | 1 | 0 | 0.500 (↑0.5) | 1 (-) |
16 | 5 (+4) | 3 (-) | 1 (+1) | 1 (-) |
0.203 (↑0.07) | 1.500 (↑1.5) |
2 (1↓) |
DeNA |
1 | 1 | 0 | 0.500 (↓0.5) | 1 (↓1) |
16 | 4 (+1) | 5 (+3) | 2 (+1) | 1 (+1) |
0.239 (↓0.085) | 2.650 (↓0.65) |
2 (5↑) |
楽天 |
1 | 1 | 0 | 0.500 (↑0.5) | 1 (-) |
16 | 5 (+3) | 4 (+1) | 2 (-) | 2 (+2) |
0.237 (↑0.07) | 1.000 (-) |
2 (1↓) |
ORIX |
1 | 1 | 0 | 0.500 (↓0.5) | 1 (↓1) |
16 | 5 (+1) | 3 (+3) | 0 (-) | 1 (-) |
0.193 (↓0.093) | 1.500 (↓1.5) |
2 (5↑) |
巨人 |
1 | 1 | 0 | 0.500 (↑0.5) | 1 (-) |
16 | 8 (+7) | 6 (+4) | 4 (+4) | 1 (-) |
0.194 (↑0.038) | 3.180 (↓0.93) |
2 (5↑) |
中日 |
1 | 1 | 0 | 0.500 (↑0.5) | 1 (-) |
16 | 12 (+7) | 14 (+1) | 3 (+1) | 1 (+1) |
0.307 (↓0.035) | 5.820 (↑5.43) |
2 (5↑) |
広島 |
1 | 1 | 0 | 0.500 (↑0.5) | 1 (-) |
16 | 3 (+3) | 5 (+1) | 1 (+1) | 1 (-) |
0.148 (↑0.079) | 2.650 (↑1.85) |
12 (5↓) |
ヤクルト |
0 | 2 | 0 | 0.000 (-) | 2 (↓1) |
16 | 3 (+2) | 7 (+5) | 0 (-) | 1 (-) |
0.231 (↓0.019) | 3.940 (↓1.69) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
32 | 15 | 1 | 0.681 (↓0.015) | - (-) |
95 | 192 (-) | 136 (+4) | 26 (-) | 25 (+1) |
0.250 (↓0.002) | 2.620 (↓0.01) |
2 (-) |
DeNA |
25 | 20 | 1 | 0.556 (↓0.012) | 6 (-) |
97 | 182 (+1) | 171 (+3) | 43 (+1) | 9 (+1) |
0.262 (↓0.002) | 3.550 (↑0.01) |
3 (-) |
広島 |
25 | 23 | 0 | 0.521 (↑0.01) | 7.5 (↑1) |
95 | 168 (+3) | 161 (+1) | 34 (+1) | 21 (-) |
0.245 (-) | 3.070 (↑0.04) |
4 (-) |
巨人 |
24 | 25 | 0 | 0.490 (↑0.011) | 9 (↑1) |
94 | 185 (+7) | 201 (+4) | 56 (+4) | 12 (-) |
0.247 (-) | 3.980 (-) |
5 (1↑) |
中日 |
18 | 30 | 0 | 0.375 (↑0.013) | 14.5 (↑1) |
95 | 135 (+7) | 163 (+1) | 21 (+1) | 11 (+1) |
0.242 (-) | 2.940 (↑0.05) |
6 (1↓) |
ヤクルト |
17 | 30 | 2 | 0.362 (↓0.008) | 15 (-) |
94 | 163 (+2) | 202 (+5) | 43 (-) | 28 (-) |
0.229 (-) | 3.830 (↓0.04) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ロッテ |
26 | 16 | 2 | 0.619 (↓0.015) | - (-) |
99 | 159 (+4) | 127 (+7) | 29 (+3) | 25 (-) |
0.236 (↓0.001) | 2.740 (↓0.1) |
2 (-) |
ORIX |
27 | 20 | 2 | 0.574 (↓0.013) | 1.5 (-) |
94 | 188 (+1) | 154 (+3) | 38 (-) | 19 (-) |
0.261 (↓0.002) | 2.970 (-) |
3 (-) |
ソフトバンク |
24 | 19 | 2 | 0.558 (↓0.013) | 2.5 (-) |
98 | 161 (+1) | 154 (+7) | 28 (-) | 21 (-) |
0.241 (↓0.002) | 3.260 (↓0.09) |
4 (-) |
日本ハム |
23 | 27 | 0 | 0.460 (↑0.011) | 7 (↑1) |
93 | 162 (+5) | 164 (+2) | 37 (+3) | 26 (-) |
0.222 (-) | 2.890 (↑0.02) |
5 (-) |
西武 |
20 | 27 | 1 | 0.426 (↑0.013) | 8.5 (↑1) |
95 | 136 (+4) | 161 (-) | 33 (+1) | 29 (-) |
0.232 (↑0.001) | 3.050 (↑0.07) |
6 (-) |
楽天 |
18 | 27 | 1 | 0.400 (↑0.014) | 9.5 (↑1) |
97 | 134 (+3) | 171 (+1) | 39 (-) | 38 (+2) |
0.210 (↑0.002) | 3.180 (↑0.05) |
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