西武(★1対3☆)阪神 =交流戦1回戦(2023.05.30)・ベルーナドーム=
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阪神
2000100003600
西武
0010000001400
勝利投手:村上 頌樹(5勝1敗0S)
(セーブ:湯浅 京己(0勝0敗7S))
敗戦投手:與座 海人(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆阪神が9連勝。阪神は初回、中野の適時三塁打などで幸先良く2点を先制する。2-1となって迎えた5回表にはノイジーが適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・村上が8回4安打1失点の快投で今季5勝目。敗れた西武は、打線が振るわなかった。

◆30日の西武戦で交流戦開幕投手を務める阪神村上頌樹投手(24)が、リベンジを誓った。ベルーナドームは、新人だった21年5月30日に1軍デビュー戦で先発した球場だ。愛斗に3ランを浴び、3四球を出すなど2回1/3で5失点KOされた。試合には勝ったが、1日で降格した苦い思い出が残る。同じ相手、同じ球場での再戦に「成長した姿を見てもらえれば。チームを勢いづけられるピッチングをしたい」と必勝を期した。この日の球宴ファン投票中間発表では、8万4140票を集め、2位戸郷(巨人)に2万6000票以上の差をつけてリーグ先発投手部門で独走態勢を加速。ノミネート外ながら驚異の進撃を続けている。西武戦で4回以上投げれば規定投球回に到達し、現在隠れ1位の防御率(1・47)が再びトップに立つ可能性がある。チームは8連勝中と勢いに乗る。甲子園で調整した右腕は。「そこは何も思わず交流戦ってことで、まず目先の1勝をできるように。パ・リーグだからとピッチングスタイルを変えようとは思わない」ときりり。指名打者制で野手9人を相手にするが「その方が勝負してる感が出るのでいいかな」と歓迎。「トラの村神様」がパ・リーグ相手に頼もしく腕を振る。【高垣誠】

◆ゲーム前に交流戦ならではの"交流"がみられた。阪神中野拓夢内野手(26)が、侍ジャパンのチームメート西武源田壮亮内野手(30)にあいさつ。源田と同じ大分出身の小幡竜平内野手(22)も、源田にペコリと頭を下げ、中野とともに談笑していた。また、現役ドラフトで阪神から西武へ移籍した陽川尚将内野手(31)が、阪神の一塁側ベンチ前へ。ナイン、スタッフ、コーチらとあいさつを交わし、岩貞祐太投手(31)が手袋を手渡すシーンもあった。

◆阪神のスタメンが発表され、この日、プロとなる1軍に昇格した高卒2年目の前川右京外野手(20)が、いきなり「6番DH」でプロ初出場初先発する。2軍戦は32試合に出場して打率3割6分、2本塁打15打点の好成績をマーク。岡田監督も期待の若武者がプロ初安打となるか、注目だ。先発はブレーク中の村上頌樹投手(24)。2年前の21年5月30日西武戦でプロ初登板初先発し、3回途中5失点でノックアウト。当時と同じ敵地でリベンジ投球なるか。

◆まるで虎のホームのよう...。交流戦開幕ゲームも、阪神ファンの熱い声援がナインに届けられる。試合前時点で、ベルーナドームの右翼スタンドは黄色のメガホンやユニホームの虎党で埋められ、まるでホームゲームのような声量で応援歌が響き渡った。ライオンズ公式チケットサイトによると、試合前時点で右翼席の残数はわずか。8連勝中と絶好調のチームを大声援がさらに後押しする。

◆田淵幸一氏(76)の野球殿堂入りセレモニーが、試合前に行われた。選手として阪神、西武で通算474本塁打を放つなど活躍した田淵氏は、20年競技者表彰で殿堂入りしたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、表彰式を実施することができずにいた。この日は西武松井稼頭央監督(47)と阪神岡田彰布監督(65)から花束を受け取り「思い出深い球場でファンの皆様に会えて、野球殿堂入りを祝ってもらえて、感無量でございます」とスピーチした。

◆阪神が"チカナカ"の1、2番コンビによる連続三塁打で試合開始早々に先制点を奪取した。プレーボール直後の5秒だった。近本がサブマリン与座の初球を捉え、右中間フェンス最上部に当たる三塁打で出塁。続く中野は右翼線への打球を放ち、右翼守備がもたつく間に三塁へ到達した。試合開始2分で1点を先制すると、なおも無死三塁からノイジーの遊ゴロで2点目を追加した。セ・リーグ首位阪神が電光石火の攻撃で、いきなり主導権を握った。

◆日刊スポーツ競馬面でおなじみの"美しすぎるラウンドガール"雪平莉左(28)が始球式を行った。西武のユニホームにショートパンツ姿で登場した雪平は、プレートからしっかり左足を踏み出し、ワインドアップからダイナミックに投球。ホームには届かなかったものの、マウンドから四方にお辞儀。ファンから大きな歓声を浴びていた。

◆阪神前川右京外野手(20)が、プロ初打席でド派手に転倒した。2回先頭。西武与座の内角高め129キロにどん詰まりすると、打球は投手前へ。一塁に駆け込んだ前川は西武一塁手渡部健人と接触し、そのまま前方へ倒れた。渡部は厳しい表情を浮かべ動けなかったが、そのままプレー続行。前川も一塁側ベンチへ戻り、問題のない様子だった。前川はこの日、プロ初の1軍昇格。「6番DH」でプロ初出場初スタメンを果たしている。

◆交流戦でも村上無双! 阪神村上頌樹投手(24)が、3試合連続勝ち星となる5勝目を挙げた。再び規定投球回に到達し、防御率はリーグトップ。9奪三振で、今季54奪三振はリーグトップタイだ。チームは16年ぶりの9連勝。連勝中、先発投手は全試合でクオリティー・スタート(6回以上自責3以内)を達成し安定感抜群だ。首位で突入した交流戦開幕ゲームで、躍進を続ける3年目右腕が、またも快投をみせた。2年前は未熟だった。21年5月31日。プロ初登板初先発が、敵地西武戦だった。3回途中5失点で降板。先頭に四球を出し失点を重ねる悪循環だった。2番手で登板しプロ初勝利を挙げた及川と矢野前監督がツーショット収まるシーンが、まぶしかった。ベルーナドーム(当時はメットライフドーム)は反骨心を植え付けさせてくれた場所だ。2年ぶりの交流戦のマウンドでは粘って雪辱を果たした。3回に1点を失っても簡単には崩れなかった。「ピッチャーに投げるより、バッターに投げる方が楽しい。その方が『勝負してる感』が出るので。気が抜けない方が、そのままずっと持続できる」。敵地で採用されるDH制もプラスに捉えることができる。緊張感を保ちアウトを積み重ねた。智弁学園の後輩、前川がプロ初出場初先発した夜。先輩が背中で見せないわけにはいかなかった。まるで本拠地のような大歓声を送ってくれた埼玉の阪神ファンに応えるように、懸命に腕を振り続けた。【中野椋】

◆阪神が交流戦初戦で西武に快勝し、07年8月30日~9月9日に10連勝して以来の9連勝を飾った。また、5月は19勝(4敗)とし、月間最多勝利の球団記録(64年8月、68年8月)にも並んだ。いきなり先手を取った。1番近本光司外野手(28)が西武与座の初球をたたき右中間への三塁打。続く中野拓夢内野手(26)も3球目を打って右翼線への適時三塁打。わずか4球で1点を先制。さらにシェルドン・ノイジー外野手(28)の内野ゴロの間に1点を追加。初回に2点を先制した。先発の村上頌樹投手(24)は3回に1点を失ったが、5回にノイジーの適時打で加点し援護。村上は8回1失点で5勝目を挙げた。

◆阪神が今季最長を更新する9連勝。第1次岡田監督時代の07年8月30日広島戦~9月9日巨人戦にかけての10連勝以来、16年ぶり。阪神は5月の成績を19勝4敗とした。月間19勝は64年8月、68年8月と並び、球団最多タイ。31日にも勝つと球団記録を更新する。また、月間貯金は15となった。これは球団記録の68年8月の貯金17以来、55年ぶり。46年7月の貯金15と並んで球団2位タイだ。

◆阪神湯浅京己投手(23)が、1回ピシャリで今季7セーブ目を手にした。右腕のコンディション不良で離脱後復活セーブを挙げた28日の巨人戦(甲子園)から中1日空け、2点リードの9回に登板。先頭マキノンを内角フォークで中飛に打ち取ると、外崎はど真ん中のこの日最速152キロ直球で空振り三振。最後は渡部を外角スライダーで三ゴロに封じ、見事な3人斬りで9連勝に貢献した。

◆阪神村上頌樹投手(24)がリベンジを果たした。交流戦の"開幕投手"を任され、3回に1点を失ったが、味方打線の援護を背に好投。8回1失点で5勝目を挙げた。村上は21年5月30日のプロ初登板で同球場で先発し、5失点KOされていたが、2年間で成長した姿を見せつけた。規定投球回にも再び到達し、防御率1・41でリーグトップに浮上した。村上のヒーローインタビューは以下の通り。-大切な交流戦の初戦を任されましたが、今日はどんな狙いを持ってマウンドに立ったんでしょうか。「本当に初戦ということで、チームに勢いつけられるようなピッチングをしたいと思ってたんで、できてよかったです」-チームを勢いづける、村上投手ご自身のスタイルというのはそのままにというピッチングに見えましたが、いかがでしたか。「そうですね。本当に自分はコントロールでやっていってるんで、そこが生かしたのは良かったです」-今日もフォアボールなしのピッチングだったんですが、ピンチがあったのは4回の裏です。1点リードでノーアウトランナー二塁という場面から3人のバッターを打ち取っていきましたが、あのシーンを振り返ってください。「本当に1点差ってことで、ここはしっかりゼロで切りたいと思って行ってたので、本当にそこを抑えられたのはよかったです」-そのスリーアウト目は陽川選手との対戦になりましたが、いかがでしたか。「そうですね。本当に陽川さんはすごいバッターなので、怖かったですけど、しっかり抑えられて良かったです」-今日もまず近本選手がスリーベースヒット。淡路島の先輩、やってくれますね。「そうですね。本当に近本さんは本当に勝手に打って走ってやってくれてるので、本当にいつも助かってます」-このベルーナドームと言いますと、思い出があるのではないでしょうか。「そうですね。本当に2年前と全く同じ日に投げさせてもらえるということで、少し緊張はしたんですけど、いいピッチングできてよかったです」-あの時はプロ初登板で苦いマウンドだったかもしれませんが、今日はどんなマウンドになりましたか。「本当に嫌な球場だったんですけど、本当にいい球場になってよかったです」-チームは9連勝。ファンに向けて一言「これはやっぱりファンの皆さんのおかげだと思うので、これからももっともっとすごい応援をよろしくお願いします!」

◆西武が交流戦初戦に敗れた。これで5月の成績は6勝16敗1分けと、5月だけで10の借金を作ってしまっている。この日は初回、先発与座が連続三塁打などで、試合開始5分のうちに2点を失った。試合開始早々に失った2点が、今は重い。この日を終え、5月の1試合平均得点は1・96点。山川がおらず、ベテラン中村も脇腹を痛めた打線は、得点力がぐんと下がっている。それでいて「追う展開」が多い。5月ここまでの計210イニングの攻撃のうち、53・3%にあたる112イニングが、相手にリードされた状態での攻撃になっている。逆にリードした状態での攻撃イニングはわずか17イニング(8・1%)。4月は好調だった先発投手陣が先制を許し、それに追いつけない展開が続く。松井稼頭央監督(47)はこう話す。「投手も先制点は(ダメ)と思いながら投げているし、野手も何とか先制点を取れるようにとやっている中、結果的にこういう結果になっていますのでね。そこは自分自身もしっかり受け入れているし、その中でリズム翌できるのが理想ですけど、何とかその中でも守りの方で最少失点に抑えてくれているのでね。1つのきっかけもそうでしょうし、それを待つんじゃなく何とかチームでしっかりとつかんでいけるように、また明日からやっていきたいと思います」苦しい5月も残り1試合になった。安打数は少しずつ増えてきた。何とか抜けたい。【金子真仁】

◆阪神が交流戦初戦で西武に快勝し、07年8月30日~9月9日に10連勝して以来の9連勝を飾った。また、5月は19勝(4敗)とし、月間最多勝利の球団記録(64年8月、68年8月)にも並んだ。先発した村上頌樹投手(24)は8回1失点で5勝目。湯浅京己投手は1回3人斬りで7セーブ目を挙げた。岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。-今日ははいい形で先制した「うーん。最初なあ。おーん。(長い階段を上がってきたところで)あつ~、汗かくな。わからんピッチャー(与座)やからな。まあ初球。久しぶりに打ったな、近本も」-しっかり準備ができていた「いや、まあ、そらミーティングしたけどな。まあ、なかなか初めてのピッチャーを初球から難しいけど。手出たんやろうな。自然と」-クイックで投げていたが「あっ。まあ、それはもう任しているから」-その後相手投手も持ち味を出して投げていた「やっぱり、なかなか初めてでなあ。そら、向こうもそうやけど、攻略するのは難しいわな、なかなかな」-ノイジーも3打席目に対応した「おーん。そら慣れやで。あのカーブみたいなな、スライダーな」-あそこも9番にしっかりバントさせて「いやいや、それはもう予定どおりよ」-村上は安心してみられた「完投さそかなと思ったけどな。最後、ちょっと力振りしぼっとったからな。愛斗のところか」-中盤以降の方がリズム良かった「途中からの方が良かったな。まあ今日はちょっとカーブがな。2球とも打たれたよな。ちょっと抜けが悪かったみたいやから。あんまりカーブは使わんかったからな」-9連勝はなかなかない「まあ、そらなかなかないやろ」-9回は湯浅「予定通りやん」-岩崎の可能性も?「いや岩崎は全然やってなかったやろ? だから右が多いからな、打線なあ、左の代打言うても、あと栗山ぐらいやからなあ」-岩崎はコンディション面ではないか「ちゃうちゃうちゃうちゃう、全然。ええ休養やろ」-後ろは固定せずに「いや、だから、湯浅がな、今日のボール見たらだいぶ戻ってきてるけどなあ、おーん。だから1、2、3回目かなあ、今日は一番良かったんちゃう、ボール自体はなあ。だからホントにそないして、戻れば湯浅後ろでええわと思うけどなあ」-デビュー戦で3打数無安打の前川は内容的にはどうか「1打席目はちょっとなあ、力入り過ぎてあれやったけど、まあ、その後は別に内容的には悪ないと思うで」-交流戦はDHもあって、交代が少ない「交代がないから審判が『初めてですね』っていうとったとわ。まあDH制になるとな、なかなか、まああっこ出たら代走でもう1点取りに行こうと思ってたけどなあ、前川のとかな」-逆に言えば守備固めを出す必要がない「そうやな、別に島田頭(先発)いけばなあ、守備固めいく必要はないしな」-佐藤輝はしっかり守った「守りだけなあ、守っただけやんか(笑い)」-交流戦初戦を取れたのは大きい「そうやなあ、分からんピッチャーな、最初の方はスコアラーも見てないからな、これが進んでいくとな、試合を見ていけるけど、まあそういう意味では、こんなアンダースローとか久しぶりやろ。みんな当たるの。セ・リーグにはいないタイプやもんなあ。まあなかなか難しいけど、まあな、少ないヒットでうまく点とっていかなあかんやろうな、この交流戦は。最初の方は余計に。相手も初めてと思うけど、こっちも初めてやからな」-ロースコアで阪神らしい勝利「まあな、3点あれば、村上1点取られたけどな、あとなんとか逃げ切れるみたいな感じは持っていたけどな。湯浅1人でいけたわけやからな」-明日、明後日も西武はローテ投手ではない投手が先発「なあ。だからスコアラーも投げてるところ見てない。中継ぎで2回だけやろ、本田も。中6ってなってたけど中継ぎの中6やからな。ローテーションに入っての中6ちゃうからな、なかなか難しいと思うけどな。まあなんとか攻略せんとあかんわな」-明日勝てば月間20勝「おお。まあ普通にやるよ、普通に」

◆異常事態? 試合後、ファンがグラウンドに降りられる「フィールドウオーク」が実施され、阪神ファンがグラウンドを埋め尽くした。この日は、ライトスタンドが満席。対してホームの左翼スタンドは空席が目立った。阪神は16年ぶりの9連勝。試合中は、まるでホームグラウンドかのような虎党の大歓声が響き続けた。試合後、先発の村上頌樹投手(24)も「阪神ファンの方が応援すごいんじゃないかってくらい、応援がすごかったので、ビックリしました」と驚いていた。

◆5勝目を挙げた阪神村上頌樹投手(24)が、同郷の先輩に感謝した。初回に、村上と同じ兵庫・淡路島出身の近本光司外野手(28)が三塁打で出塁。その後、中野の三塁打で先制のホームを踏み、村上に先制点をプレゼントした。村上は「近本さんは本当に、勝手に打って走ってやってくれているので、本当にいつも助かってます」と、"らしさ"全開で感謝を伝えた。

◆交流戦でも村上無双! 阪神村上頌樹投手(24)が、3試合連続勝ち星となる5勝目を挙げた。再び規定投球回に到達し、防御率はリーグトップ。9奪三振で、今季54奪三振はリーグトップタイだ。プロ1年目の21年5月30日、1軍デビュー戦となった敵地西武戦では3回途中5失点で降板していた。2年ぶりの再戦でリベンジの投球だった。村上のヒーローインタビューでの一問一答は以下の通り。-大切な交流戦の初戦「初戦ということで、チームに勢いをつけられるようなピッチングをしたいと思っていたんで、できてよかったです」-自身のスタイルというのはそのまま「そうですね。本当に自分はコントロールでやっていっているんで、そこが生かせたのは良かったです」-今日もフォアボールなしのピッチング。4回のピンチは「本当に1点差ってことで、ここはしっかりゼロで切りたいと思って行ってたので、そこを抑えられたのはよかったです」-そのスリーアウト目は陽川選手との対戦「そうですね。本当に陽川さんはすごいバッターなので、怖かったですけど、しっかり抑えられて良かったです」-今日もまず近本選手がスリーベースヒット。淡路島の先輩「そうですね。近本さんは本当に勝手に打って走ってやってくれてるので、本当にいつも助かってます」-このベルーナドームは思い出がある「そうですね。2年前と全く同じ日に投げさせてもらえるということで、少し緊張はしたんですけど、いいピッチングできてよかったです」-あの時はプロ初登板で苦いマウンド「本当に嫌な球場だったんですけど、本当にいい球場になってよかったです」-チームは9連勝。ファンに向けて「これはやっぱりファンの皆さんのおかげだと思うので、これからも、もっともっとすごい応援をよろしくお願いします!」

◆交流戦でも猛虎が止まらない! 「日本生命セ・パ交流戦」が開幕。阪神村上頌樹投手(24)が8回4安打1失点で5勝目を挙げた。チームを16年ぶりの9連勝&今季最多貯金18に導く好投。1軍デビュー戦でKOを食らったマウンドで屈辱を晴らす快投を演じた。規定投球回に到達し、防御率は両リーグトップの1・41。5月の進撃が続く岡田虎は、これで球団月間最多タイとなる19勝目。球団史に残る新記録は目前だ。まるで甲子園かのような大歓声が、ベルーナドームに広がった。球団記録となる月間19勝。お祭り騒ぎのスタジアムで、村上はヒーローインタビューに2年分の思いを込めた。「2年前と全く同じ日に投げさせてもらえるということで、少し緊張はした。本当に嫌な球場だったんですけど、いい球場になってよかったです」21年5月30日。プロ初登板初先発が、敵地西武戦だった。3回途中5失点。先頭に四球を出し失点を重ねる悪循環だった。あれから2年。「本当に自分はコントロールでやっていっている」と胸を張る。今季51イニングで4四球。この日も8回1失点、無四球で西武打線にリベンジした。1点差の4回2死三塁では元同僚の陽川を空振り三振に仕留め「怖かったけど、しっかり抑えられた」。規定投球回に再び乗り、防御率、奪三振数、勝率でリーグトップ。リーグ2位タイの5勝と合わせれば「投手4冠」も夢ではない。昨オフから取り組む、あるルーティンが村上を変えた1つの要因だ。トレーニング中、バスケットボールよりもひと回り小さいボールで壁当てを行う。リリース時にはひとさし指と薬指を強く意識。右前腕の筋肉に細かい刺激を与え、瞬発力ではなく、持久系の筋肉「遅筋」を鍛えている。「これで、ストレートの感覚をつかんだんです」東洋大4年時、右腕の張りで投げられない時期があった。復活しても、直球には100%の手応えは戻って来なかった。当然故障は癒えているが、地道な壁当てで右腕をさらに強化。同時に直球の威力も増した。だからこそ、真ん中付近にズバズバ投げ込み、四球も少なくなる。「火曜日の男」が3週連続で勝ち星を挙げ、チームは16年ぶりの9連勝で交流戦開幕ゲームをものにした。岡田監督は連勝について「そら、なかなかないやろ」。球団新記録となる月間20勝がかかる31日に向け「おお、まあ普通にやるよ、普通に」とさらりだ。背番号41のリベンジ星から、虎はどこまでも走り続ける。【中野椋】

◆セ首位独走の勢いそのままに、阪神が交流戦初戦の初回に、わずか4球で先制した。西武先発は右アンダースローの与座。1番近本光司外野手(28)が初球内角直球を右中間フェンス上段、あと数十センチで本塁打という部分に当てる三塁打。「プレーボールでクイックだったので『あっ』って打ってます」と、いきなりクイック投法で来た相手にタイミングを狂わされることなく反応した。続く2番中野拓夢内野手(26)が3球目の内角高め直球を右翼線へ先制適時三塁打。「近本さんが初球打ちで、すごくいい流れをつくってくれた。内角の少しボール気味の球をうまくたたんで打つことができた。チャンスだったらどんどん積極的にいこうかなと」と、笑った。プレーボールからわずか1分51秒、チカナカの連続三塁打であっという間に試合の主導権を握り、さらにノイジーの遊ゴロの間に中野が2点目のホームを踏んだ。岡田監督は「そらミーティングしたけどな。なかなか初めての投手を初球から難しいけど。(近本は)手出たんやろうな、自然と。攻略するのは難しいわな」と、初回の速攻をほめた。近本は7回にはクロスステップする左腕公文から左安を放ち今季19度目のマルチ安打をマークするとチーム最多6個目となる二盗を決めた。「タイミングがすごい合ってるんで。打席の中でも足の着き方とか、その都度修正しながら入ってるんで。めっちゃいいなって今日は思いました」と、この日は慣れない投手にもきっちりと対応した。中野は「(連勝中も)しっかりと1プレー1プレー大事にやっていかないと、いつ崩れるか分からない」と、9連勝にも浮かれることはない。チカナカコンビが交流戦もグイグイとチームを引っ張っていく。【石橋隆雄】近本がリーグ最多7本目の三塁打。1年目の19年と並んで自己最多で、今季の本塁打数3本よりも多い。年間の143試合に換算すると21本ペースで、金田正泰(阪神)が51年に記録した日本記録の18本を上回る数字だ。

◆高卒2年目の前川右京外野手(20)が、無安打デビューもハッスルした。1軍にプロ初昇格し「6番DH」で即スタメン出場。「初めは緊張しました」と振り返ったが、持ち味の積極性は変わらなかった。右翼席には母校・智弁学園カラーの赤字でプリントされた「前川右京」タオルを掲げた虎党に後押しされながら、2回先頭で第1打席を迎えた。西武与座の内角高め129キロに詰まらされ、打球は投手の手前に転がった。一塁に懸命に全力疾走も、一塁上付近で西武一塁手渡部と接触。そのまま前方へ転倒した。「一塁の選手と引っかかってしまって...。1打席目は全くダメだった」と苦笑いを浮かべた。その後、第2打席は死球も、第3打席は痛烈な三ゴロ。第4打席も引っ張って一ゴロと持ち味のスイングを心がけた。「2打席以降、打席での修正は悪くないと思う。あとは球の見極めや準備の仕方をより、考えて入りたい」と収穫もあった。岡田監督も「1打席目は力入り過ぎてアレやったけど、その後は別に内容的には悪ないと思うで」と及第点だ。今春、1軍キャンプメンバーに抜てきされたが、直前に左上肢コンディション不良で離脱した。その後、諦めずにウエスタン・リーグでは、32試合で111打席36安打2本塁打で打率3割6分と継続してアピールに成功。やっとつかんだ1軍への切符だった。「次は打てるようにしたいです」。Hランプをともすべく、もう気持ちは切り替わっていた。【三宅ひとみ】■佐藤輝、堅守見せる佐藤輝が守りで村上をもり立てた。7回に西武源田の鋭いゴロを逆シングルで捕球し、9回2死では渡部の三塁線への当たりを捕って一塁へ素早い送球でアウトにした。バッティングは4打席無安打で、3試合連続ノーヒットとなったが守備で貢献。岡田監督は「守りだけなあ、守っただけやんか」と笑いながらも好守をたたえた。■ノイジー、バットで援護3番ノイジーがバットで村上を援護した。1回、1点を先制しなお無死三塁の場面で遊ゴロで2点目を挙げ、1点リードの5回2死一、二塁では貴重な追加点となる左前適時打。「強い打球を打つことができたので、そのアプローチがあのヒットにつながったのかなと思います」と振り返った。下手投げの西武与座に対し「センター方向に向けてしっかり打つ意識をできるだけしっかり持ちました」と変則右腕攻略に貢献し胸を張った。

◆阪神・前川右京外野手(20)、小野寺暖外野手(25)、中川勇斗捕手(19)が30日、出場選手登録された。1軍初昇格となった前川はウエスタン・リーグで打率・360、2本塁打、15打点と好成績。岡田監督は30日の西武戦(ベルーナドーム)で、DHとして、昇格即スタメン起用することを示唆している。同じく高卒2年目で1軍初昇格となった中川は首脳陣からの評価も高い若手捕手。19日に登録抹消されてから、スピード昇格となった小野寺も、ウエスタンで打率・333と好調を維持している。

◆阪神・佐藤輝明内野手(24)が試合前のフリー打撃で特大弾を連発した。24スイングで柵越えは6本。2021年の交流戦ではベルーナドームで1試合3本塁打の伝説を残した。同球場では、今季から右中間後方に〝本塁打を当てれば1億円〟の看板が設置。その看板方向に何度もアーチをかけた。伝説を超える驚弾に期待がかかる。

◆30日に出場選手登録された阪神・前川右京外野手(20)が、試合前フリー打撃で快音を響かせた。9スイング目に右翼席へ一発を放つと、引っ張り中心から一転して逆方向へ打球を飛ばした。その後も広角へ快音を響かせ、17スイング目に再び右翼席へアーチ。23スイングで柵越えは2本も、21スイングがフライと持ち味の長打力に期待がかかる。岡田監督はDHでのスタメン起用を明言。ベルーナドームでプロとしての第一歩を踏み出す。

◆両軍のスターティングメンバーが発表。阪神は、この日1軍昇格した高卒2年目の前川右京外野手(20)が「6番・DH」でプロ初スタメンを飾った。ウエスタン・リーグでは打率・360、2本塁打、15打点と満を持して上がってきたプロ初の1軍の舞台。自慢の打棒で結果を残し、首位を走るチームにさらなる勢いを与える。先発は村上頌樹投手(24)。2年前の2021年はベルーナドームでプロ初先発を飾るも、2回1/3を投げ3安打5失点とほろ苦い経験をした。〝虎の村神様〟として華々しく活躍する今シーズン。あのときの悪夢を払しょくし、成長した姿を見せる。

◆阪神・西勇輝投手(32)が先発する31日の西武戦に向け、ショートダッシュやキャッチボールなどで調整した。ベルーナドームでは通算で7試合(救援を含む)に登板し、0勝4敗、防御率6・75。プロ15年目で同球場初の白星を目指す右腕は「オリックスのときは自分も若かったし、経験も少なかった分、(球場の雰囲気に)飲まれることもあったけど、前(3月)のオープン戦とかも、甲子園で投げた去年の交流戦もイメージは悪くないので、いつも通り投げられれば」と力を込めた。西武とは昨季の5月31日(甲子園)に対戦し、黒星を喫したものの7回1失点と好投。今年3月21日のオープン戦では5回無失点と結果を残していた。「先週、先々週と西武打線を抑えた東浜(ソフトバンク)だったりとか、良いピッチングをした人の情報(を参考にすること)が一番大事。(登板)前日はあまり情報を基本的には入れたくないので、それまでの過程のほうがすごく大事かな」と意気込んだ。

◆阪神・中野拓夢内野手(26)が練習開始前にベンチを飛び出し、西武・源田のもとに向かった。今年3月のWBCをともに戦い、1次リーグの韓国戦で源田が右手小指を骨折すると、代わって遊撃を守った。「あいさつにいって、本当にありがとうございましたっていうことを伝えられればいい。源田さんの目の前で、自分らしいプレーができれば」と話していた通り、打ち解けた雰囲気で談笑した。

◆阪神が電光石火の先制劇だ。1番・近本光司外野手(28)が試合開始直後の1球目。西武の先発・与座の130キロ直球を捉えた。打球は右中間フェンスを直撃する三塁打。相手の出鼻をくじくと、中野が続く。カウント1-1から3球目、129キロ直球にバットを合わせると、打球は右翼線にポトリ。中野も快足を飛ばして一気に三塁へ到達だ。試合開始からわずか4球で先制すると、ノイジーの遊ゴロで2点目。セ・リーグ首位を走り、8連勝中と絶好調の虎打線。それをけん引する1、2番コンビが交流戦の開幕を彩った。

◆阪神の先発・村上頌樹投手(24)が圧巻の立ち上がりだ。2点の援護をもらった一回、先頭の愛斗を1球で二飛に仕留めると、マキノン、外崎と連続三振。回をまたいで、二回先頭の渡部も空振り三振に仕留め、3者連続三振をマークした。源田を一ゴロに抑え、打席には現役ドラフトで阪神から西武に移籍した陽川。初球145キロで中飛に仕留め、2回を完璧に抑えた。

◆対戦カードとなった西武と阪神で計474本塁打を放ち、2020年に野球殿堂入りした田淵幸一氏(76)の殿堂入りセレモニーが試合前にベルーナドームで行われた。同年に予定されていた表彰式は新型コロナウイルス禍のため中止となっていた。阪神・岡田監督、西武・松井監督から花束を受け取った田淵氏は「(殿堂入りから)3年後、歓声が戻ってきたスタジアムでこのようなセレモニーができるとは思いもしませんでした。思い出深い球場で野球殿堂入りを祝っていただき感無量です」とあいさつした。

◆阪神が追加点。新助っ人のシェルドン・ノイジー外野手(28)=前アスレチックス3A=が左前適時打を放った。五回先頭の木浪が左前打で出塁すると、坂本が捕犠打で送って1死二塁の好機。近本が四球で一、二塁とした。しかし中野が捕邪飛で2死。ノイジーが打席に向かった。カウント3-1として5球目。與座の100キロカーブにバットを振り抜くと、鋭い打球は三遊間を抜けた。二走・木浪が生還し、3-1。助っ人が大きな追加点をマークした。

◆「9番・左翼」で先発した西武・若林楽人外野手(25)が三回に右前適時打を放った。「打ったのはカーブです。チャンスで打ててよかったです」2点ビハインドの三回。先頭・鈴木が中前打で出塁し、古賀が送って迎えた1死二塁の好機での打席。阪神・村上のカーブをうまく捉え、右前に運んだ。出塁後は今季3個目となる二盗を決めチャンスを広げると、続く五回の打席は左前打を放って2試合連続マルチをマークした。北海道白老町出身の25歳。駒大から21年にドラフト4位で入団し、1年目に開幕1軍入りすると俊足を買われリードオフマンとして期待されたが、同年5月30日の阪神戦で打球処理の際に左膝前十字靱帯(じんたい)損傷のシーズン絶望の大けがを負った。昨年5月に復帰も思うような結果が出ず、オフは単身で米カリフォルニア州・サンディエゴに渡り、自主トレに臨んだ。今季はキャンプ中に左脇腹を痛め開幕に出遅れたが、先月18日に昇格すると今月7日のオリックス戦で勝ち越し打を含む2安打4打点でチームを勝利に導いた。28日の同カードでも決勝適時三塁打を放ってチームの連敗ストップに貢献。靱帯(じんたい)損傷の悪夢から丸2年の時を経て、3年目の伏兵が存在感を発揮した。(石井孝尚)

◆阪神が接戦を制した。先発した村上頌樹投手(24)が、8回4安打1失点の快投で今季5勝目をマーク。コーナーを突く投球で、9奪三振を奪った。プロ入り後、自己最多の112球を投げ、プロデビュー戦で5失点と打ち込まれたベルーナドームでのリベンジを果たした。打線は一回先頭の近本が、与座の初球を捉えて、右中間フェンス直撃の三塁打を放つと、2番・中野の右翼線へポトリと落とす適時三塁打で試合開始からわずか4球で先制した。無死三塁からノイジーの遊ゴロの間に2点目。五回にはノイジーが、左前適時打を放って大きな追加点をマークした。プロ初スタメン出場した前川は3打数無安打1死球だった。阪神は2007年以来、16年ぶりの9連勝で貯金は18。5月は19勝(4敗)とし、1968年の8月と並んで月間勝利の球団最多記録とした。

◆現役時代は南海、西武に所属し、引退後は西武、ダイエー、阪神の3球団でヘッドコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家・黒田正宏氏(75)は2点目を挙げた一回無死三塁からの阪神・シェルドン・ノイジー外野手(28)の遊ゴロに言及。追い込まれながらも、打点をマークしたN砲の一打で勝負が決まったと断言した。今季の強さを象徴する交流戦開幕だった。1点を取れるところで確実にとる。近本、中野の連続三塁打で先制した直後の一回無死三塁がハイライト。転がせば1点という場面でノイジーは追い込まれながらも遊ゴロを放ち、中野をかえした。もしノイジーが倒れて1死三塁で大山となればプレッシャーがかかっただろうし、試合の行方はわからなかった。2点のリードをもらったからこそ、先発の村上も落ち着いて自分の投球ができた。五回無死一塁、1球目で犠打を決めた坂本も見事だった。サインが出る前から準備ができている。木浪が左前打で出塁した瞬間から坂本は心づもりしていたのだろう。打線は水もので大量得点できる試合は多くない。七回、源田の痛烈なゴロを処理し、一塁に正確な送球をした佐藤輝も三塁に慣れてきた証拠。対戦経験の少ない交流戦では細かな野球がモノを言う。スタメンをなるべく固定し、自分の役割を認識させてきた岡田野球の勢いはさらに加速するのではないか。村上は無四死球と存分に持ち味を出していた。4番・渡部から2三振を奪ったフォークもさえていた。四回、陽川にはカーブを左翼ポール際まで運ばれたが、ファウル。これも運があるということ。そしてフォークで空振り三振。2球連続で失投しないということが村上の素晴らしいところ。坂本のインサイドワークも光っていた。リーグ戦では試合終盤に得点することが多かったが、1カード3試合しかない交流戦は先手必勝、好球必打。一回の2点目で勝負ありだった。

◆有言実行の好プレーで、恩返しを果たした。阪神・中野が先制タイムリーで8連勝中の虎をさらに勢いづかせ、ともに3月のWBCを戦った西武・源田に成長した姿を披露した。「試合の入りを大事にしたいと思っていましたし、(先発の)村上のためにも先に点を取りたいと思っていたので、タイムリーになってくれてよかったです」打のヒーローが声を弾ませた。見せ場は0-0の一回。先頭の近本が三塁打でチャンスメークし、無死三塁から西武先発・与座の下手投げから浮き上がってくる129キロ直球を捉え、右翼線への適時三塁打を放った。なおも無死三塁から、ノイジーの遊ゴロの間に追加点。中野が作った流れに乗って、村上に初回から2点をプレゼントできた。この日練習前、中野はベンチから出てくると真っ先に源田のもとへ歩み寄り、笑顔で言葉を交わした。「ポジションは違いますけど、いろいろなことを教えていただいたので、源田さんの目の前で、自分らしいプレーができればいい」と誓っていた通り、先輩との再会をモチベーションにして結果を出した。交流戦開幕カードの初戦から、セ・リーグ首位を走る虎を力強くけん引した。昨年の西武戦(甲子園)は、打率・333(12打数4安打)。一昨年の同戦(当時はメットライフ)は同・462(13打数6安打)と好成績を残してきた相性は今年も健在だ。「チームとしていい流れで来ているぶん、入りでいやな流れになってしまうと、自分たちの展開に持っていけなくなる。初回の入り、ワンプレーが大事になってくる。気を付けながら、何とかいい流れを維持できるようにやっていけたら」中野はチーム全員の思いを代弁するかのように、気合を入れ直した。油断も慢心もない。目の前の勝利を目指す思いをノイジーも体現し、2-1の五回2死一、二塁から左前適時打を放って貴重な追加点をあげた。2007年以来となる16年ぶりの9連勝。月間19勝は、1964年8月(7敗3分け)、68年8月(2敗)に並ぶ球団最多記録だ。パ・リーグ相手でも岡田阪神が、勝利を積み上げていく。

◆ちょうど2年前に味わった悔しさは、同じ舞台で同じ相手を抑えることでしか晴らすことはできない。阪神先発の村上はプロ初登板の借りを倍返しする快投を演じた。「チームを勢いづけられるような投球をしたい。自分がゼロに抑えれば負けることはないので、しっかりと抑えられるようにやりたい」前日29日にそう意気込んでいた右腕は、交流戦の開幕投手としてきっちりゲームメークした。一回にいきなり2点の援護をもらい、二回まで無安打投球。三回に先頭の鈴木に許した中前打から1死二塁のピンチを招くと、若林に初球のカーブを右前に落とされて1点を返された。2―1の四回にも先頭の外崎に左翼フェンス直撃の二塁打で得点圏に走者を背負うも、4番・渡部からをきっちりと凡退に仕留めて危機を脱した。ベルーナドームは村上にとって忘れない球場だ。プロ1年目だった2021年の5月30日にプロ初登板&初先発し、2回?で3安打3四球5失点でKO。ほろ苦い記録として脳裏に焼き付いている。「(デビュー戦は)四球をいっぱい出してしまったので、そこはないようにやっていきたい。成長した姿を見てもらえれば」あれから丸2年。四球から自滅した自分はもう過去の姿だ。試合前の時点で今季は43回を投げて与えた四球はわずか4個。昨季までの2年間は2軍で最優秀防御率&最高勝率など2年連続で複数タイトルを獲得し、実績と経験を積み重ねて3年目の今年、才能が開花した。プロ入り前から定評のあった制球力に加え、直球に力強さが増し、今季途中から先発ローテに定着。ここまでリーグ3位の4勝、防御率は1・47(ともに試合前時点)と好成績を残し、3、4月の月間MVPにも輝いた。今季最多112球の熱投で8回を4安打、9奪三振で1失点。パ・リーグ相手にも安定した投球でチームを9連勝に導いた。

◆阪神が16年ぶりの9連勝で、球団記録に並ぶ月間19勝(4敗)に到達した。一回、近本光司外野手(28)、中野拓夢内野手(26)の連続三塁打とシェルドン・ノイジー外野手(28)の遊ゴロで2点を先取。1点差の五回はノイジーの左前適時打で突き放した。8回1失点の村上頌樹投手(24)は5勝目(1敗)を挙げ、九回は湯浅京己投手(23)が締めて7セーブ目。初1軍で「6番・DH」の前川右京外野手(20)は3打数無安打1死球。9連勝は2007年8月30日広島戦(甲子園)から9日9日巨人戦(東京D)にかけての10連勝以来。31日の2回戦も勝てば64年8月(19勝7敗3分)、68年8月(19勝2敗)を更新する月間最多の20勝となる。チームは交流戦の通算勝敗を189勝189敗13分の勝率5割に戻した。岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り(成績=32勝14敗1分、観衆=1万8610人)。ーーいい形で先制したが「最初なあ。おーん。(階段を上がってきたところで)暑う、汗かくな。(西武先発・与座は)わからんピッチャーやからな。初球。久しぶりに打ったな、近本も」ーー準備ができていた「そらミーティングしたけどな。なかなか初めてのピッチャーを初球から難しいけど。手出たんやろうな。自然と」ーーノイジーも3打席目に対応した(五回の左前適時打)「そら慣れやで。あのカーブみたいなな、スライダーな」ーー村上は「完投さそかなと思ったけど、最後、力振り絞っとったからな。愛斗のところか(八回二死から左飛に仕留める」ーー9連勝は、なかなかない「ああ、そら、なかなかないやろ」ーー九回は湯浅「予定通りやん」ーー岩崎は「いや岩崎は全然やってなかったやろ? 右が多いからな。左の代打言うても、栗山ぐらいやからなあ」ーー岩崎はコンディション面ではないか「ちゃうちゃう、ちゃうちゃう、全然」ーー後ろは固定しない「湯浅の今日のボール見たらだいぶ戻ってきてるけどなあ、おーん。だから1、2、3回目かなあ、今日は一番良かったんちゃう、ボール自体。ホントに戻れば湯浅後ろでエエわと思うけどなあ」ーー前川は内容的には「1打席目(二回の投ゴロ)は力入り過ぎて、アレやったけど、その後は内容的には悪ないと思うで」ーー交流戦はDHもあって、交代が少ない(野手は交代ゼロ。投手は村上ー湯浅で計11人野球)「だから交代がないから審判が『初めてです』って言うとったということや。そういうことや。まあDH制になるとな、なかなか、まあ出たら代走で、もう1点取りに行こうと思ってたけどなあ、前川のとかな」ーー守備固めの必要はない「そうやな、別に島田で頭行けばなあ、守備固め行く必要はないしな」ーー佐藤輝はしっかり守った「守りだけなあ、守っただけやんか(笑い)」ーー交流戦初戦を取れた「最初の方はスコアラーも見てないからな。進んでいくとな、試合を見ていけるけど。アンダースローとか久しぶりやろ。セ・リーグにはいないタイプ。少ないヒットでうまく点取っていかなアカンやろうな交流戦は。最初の方は余計に」ーーロースコアで阪神らしい勝利「3点あれば、村上1点取られたけどな、何とか逃げ切れる感じは持っていたけどな。湯浅一人で行けたわけやからな」ーー残り2戦も西武はローテ投手ではない「中継ぎで2回だけやろ、本田も。中6ってなってたけど中継ぎの中6やからな。ローテーションに入っての中6ちゃうからな、何とか攻略せんとアカンわな」ーー31日も勝てば月間20勝「おお。まあ普通にやるよ、普通に」

◆西武打線は村上攻略の糸口をつかめなかった。八回までに三者凡退が5度と堂々と投げ込まれた。松井監督は「制球も非常によかったし、いい高さで投げている」とセ・リーグで売り出し中の実力を認めた。山川と中村が不在の苦境だけに、ロースコアの展開を想定。0―2でも三回無死一塁では犠打を用いて得点につなげた。だが、4番を託す渡部が無安打に終わっては迫力不足だった。監督は「(浮上の)きっかけを待つのでなく、チームでつかんでいく」と自らに言い聞かせた。(ベルーナ)

◆阪神・ノイジーが下手投げの与座を攻略し、価値ある2打点をあげた。2-1の五回2死一、二塁で外角高めの100キロのカーブを捉える左前適時打を放ち、貴重な追加点をたたき出した。「センター方向に打つ意識をできるだけしていました。最終的な結果は引っ張ってレフト前になったんですけど、そのアプローチがあのヒットにつながった」3打席目で変則右腕にアジャスト。1-0の一回無死三塁では、遊ゴロの間にチーム2得点目を記録した。N砲のバットで接戦を競り勝ち、岡田監督は「おーん。そら慣れやで。(適時打は)あのカーブみたいなな」と対応力を評価した。ノイジーは「本当に大きかった。この流れを続けていかないといけない」と気を引き締めた。得点圏打率は・305に上昇。頼もしい助っ人が大型連勝を支えていく。

◆阪神・近本は試合開始から与座に襲い掛かり、電光石火の攻撃をみせた。初球130キロをかっ飛ばして右中間フェンス直撃の三塁打とし、続く中野の適時打で先制のホームを踏んだ。「プレーボールで(与座が)クイックだったので、アッと思ったら、アッて打ってた」と声を弾ませた。七回は左前打を放ち、今季19度目の複数安打を記録し、セ・リーグ単独トップの今季6個目の二盗にも成功。「タイミングが合っている。それがあしたになったらどう変わるのかは分からない。いつも通りやるだけ」と気合を入れ直した。

◆「日本生命セ・パ交流戦」が開幕し、阪神は西武に3―1で快勝。2007年以来16年ぶりの9連勝をマークした。村上頌樹投手(24)が8回を4安打1失点で5勝目。ちょうど2年前のプロ初登板でKOされたマウンドで躍動し、無四球9奪三振の好投で雪辱を果たした。パ・リーグ相手にも無双状態で球団タイ記録の月間19勝目。猛虎を止める存在が見当たらない。悪夢のような「5・30」の記憶を、その右腕で上書きした。ゲームセット後、村上ほっとしたような笑みを浮かべてベンチを飛び出す。ナインと交わすハイタッチが至福の時間だった。「2年前とまったく同じ日に投げさせてもらうということで少し緊張はしたんですが、いい投球ができてよかったです」緩急自在の投球で西武打線を幻惑した。直球で押し込んだと思えば、フォークなどの変化球を効果的に交えて手玉に取った。「フォークはカウントによって振らせにいく球もあれば、ストライクを取りにいくのもある」。2―0の三回1死二塁で若林にこの日初めて投じたカーブを右前にはじき返されて1点を失ったが、四回以降は散発2安打でゼロを並べた。自己最多の112球を投げ、8回4安打1失点でリーグ2位タイの5勝目。規定投球回にも再度到達し、防御率1・41は堂々の1位だ。この日の9つを含めた54奪三振もリーグトップタイ。岡田監督は「完投さそかなと思ったけどな。最後、ちょっと力振りしぼっとったからな」と熱投をねぎらい、村上も「球数いっちゃったんで仕方ない」と後悔はなかった。ちょうど2年前の5月30日、村上はベルーナドームでの西武戦でプロ初登板先発も、四球から崩れて2回?を3安打3四球5失点でKO。プロ1年目での苦いデビュー戦の経験を糧に、同じ日、同じ相手に成長した姿を見せつけた。「嫌な球場だったのですが、いい球場になってよかった」と充実感をにじませた。常に近くで〝頂点〟を見続けてきたことで今の活躍がある。昨季、1軍登板なしに終わった右腕の口癖は「来年はずっと1軍で」。昨オフは静岡での青柳の合同自主トレに参加。2年連続で最多勝に輝いた虎のエースのもとで腕を磨きながら、オフにはドライブして富士山を眺めたことも。「富士山すごいっす。見られてよかった」。開幕1軍が決まった際には「その(富士山)おかげかもしれない」と笑った。高い意識を持ち続けたことが、3年目のブレークにつながっている。チームは第1次岡田政権の2007年以来、16年ぶりの9連勝。その間、先発投手がすべてクオリティースタート(先発して6回以上を自責点3以内に抑えること)を達成している。この日も安定した試合運びで1964年8月、68年8月に並ぶ球団最多の月間19勝(4敗)をマークした。「(9連勝は)ファンの皆さんのおかげだと思うので、これからももっともっとすごい応援をよろしくお願いします!」ヒーローインタビューでマイクを握り、白い歯を見せた。敵地での嫌な記憶を払拭し、交流戦の白星発進に貢献した村上が、これからも〝てっぺん〟を目指して腕を振る。(織原祥平)?...阪神は今季初の9連勝。2007年8月30日の広島戦(甲子園)から9月9日の巨人戦(東京D)で10連勝して以来16年ぶりで、当時も岡田監督が指揮を執っていた?...阪神は今月19勝目(4敗)。月間19勝は1964年8月(7敗3分け)、68年8月(2敗)に並ぶ球団最多。プロ野球最多はソフトバンクが2020年10月に挙げた22勝(4敗1分け)

◆1軍に初めて昇格した高卒2年目の前川は、「6番・DH」でプロ初出場。デビュー戦は3打数無安打1死球というほろ苦い結果となり、「打てなかったので次打てるようにしたい」と唇をかんだ。四回2死二塁の第2打席に死球で初出塁したが、初安打はお預け。「準備の仕方をもう一回考え直して入りたい」とリベンジに燃える20歳に、岡田監督は「1打席目は力入り過ぎてあれやったけど、その後は内容的には悪ない」と期待を込めた。

◆右翼席を埋めつくした虎党の目の前で、白球はポトリと落ちた。二塁を蹴った中野は、〝アレ〟への覚悟を教えてくれた西武・源田の横を抜け、三塁へ走る。電光石火の先制劇を彩り、胸を張った。「近本さんが初球をいきなり、いい流れを作ってくれたので。入りが大事っていうことはずっといっていたので、先制点を先に取れたことはよかったかなと思います」2023年交流戦が幕開けした。その余韻冷めぬ中、近本が与座の初球をいきなり捉える。〝プレーボール三塁打〟で一回無死三塁とし、中野が打席へ。カウント1-1から3球目、129キロ直球にバットを合わせた。右翼線に運ぶ技ありの適時三塁打。試合開始からわずか4球、4分で先制すると、続くノイジーの遊ゴロで悠々と2点目のホームを踏んだ。「『けがなく頑張ろう』という会話をしました」頂点に立つための、覚悟を示してくれた師匠との再会もあった。グラウンド入りすると、真っ先にあいさつに向かったのが西武・源田だ。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。中野はともに侍ジャパンとして戦った先輩に学んだ。「源田さんの世界一に懸ける思いをすごく感じました。骨折しても折れない心。技術を含めて、見習わないといけない先輩だと思っています」。日の丸を背負って戦ったときに、胸打たれた姿は忘れない。感謝の気持ちをバットに込め、今度は中野がセ界一を奪う覚悟を示した。プロ3度目の交流戦ながら、これで西武戦の通算打率は・379(29打数11安打)、4打点。虎屈指の〝レオキラー〟は連勝街道を快走するチームの手綱を締める。「もちろん連勝しているぶん、チームの雰囲気も流れもいい。でも、そういうときこそ、ワンプレー、ワンプレーを大事にやっていかないと、いつ崩れるかわからない。勝てば勝つほど気を引き締めていかないといけないなと思っています」強い覚悟を持って〝アレ〟を目指している。だから、油断もほんの少しの隙も見せない。それこそが、今年の虎が負けない理由だ。(原田遼太郎)

◆やっぱり勝ち試合の最後のマウンドが一番よく似合う。交流戦開幕戦。湯浅が3-1の九回にマウンドへ。打者3人を10球でピシャリと抑え、2試合連続&7セーブ目。ブランクを挟んで開幕から10試合連続無失点だ。「きょうで(1軍に)戻ってきて、3試合目ですけど、一番感覚よく投げられているし、変に力むことなく投げられた」先頭のマキノンをフォークで中飛。外崎には、この日最速の152キロ直球で空振り三振を奪うと、渡部を外角スライダーで三ゴロに。制球を乱すこともなく、坂本の構えたミットにビシッと投げ込んだ。3月のWBCに出場後、守護神として開幕を迎え、7試合登板で5セーブを記録。だが、4月16日に右前腕の張りで登録抹消となった。26日に1軍復帰後は、代役クローザーの岩崎との併用となっていたが、岡田監督は「きょうのボール見たら、だいぶ戻ってきてるけどなあ、おーん。(復帰後)一番良かったんちゃう。ホントにそないして戻れば、湯浅後ろでええわと思うけどな」とうなずいた。「自分の中で、もっともっとよくなるように頑張ります」。完全復活をアピールした湯浅は、さらなる高みを見据えた。八回は岩崎が抑え、最後は湯浅で締める。盤石の救援態勢が整った虎の勢いは、交流戦に入っても止まることはない。(三木建次)

◆♪ピ~ヒャラ~、ドンドンドン、チ~ン。大ヒット映画『となりのトトロ』の舞台、狭山丘陵で、獅子から村神様への奉納の儀は、厳粛かつ安寧な虎党の心を本日も平穏にしてくださる素晴らしきものでした。村上は8回を投げて9奪三振、無四球で5勝目。村上様にとっては『逆襲の儀』や!! あ、そーでした!スコアブックをめくり返せば、2021年、日付も球場も全く同じこのカード。村上は先発でプロ初登板して、味方打線が二回に糸井の2ランで先制してくれたにもかかわらず、2回?で3四球5失点の苦いデビューだったんですよね!クーッ、2年後にその屈辱を神になって晴らすとは...。そんな神がついてりゃ、9連勝どころか、今季はもう負けねーんじゃねーの!?交流戦、ヨーイドン! 近本、中野の連続三塁打などであっさり2点を先制と、虎の勢いはおとろえる気配なし!! そーいえば2年前、西武戦は佐藤輝の3発もあったよね...。第2戦、輝様のアーチの儀、いっときますか!?

◆ベルーナドームは、メジャーリーグの球場のような雰囲気がある。西武球場前駅から入場ゲートをくぐると、スタンドまで緩やかなスロープを進み、場内の音響にはオルガンが使用される。隣にはトレイン広場や大型屋外遊具場があり、どこかのんびりとした雰囲気もある。いきなり近本&中野の連続三塁打だ。西武ファンの皆さま、びっくりさせてごめんなさい。「ベルーナドームに初めてきました! 開場前なんですが、すごい人です。甲子園みたいです」午後3時半過ぎ、虎ソナ席の電話が鳴った。整理部の佐藤亜未。伸び盛りの2年目は生まれたときからの虎党。休みを利用して家族で所沢に駆けつけた。佐藤は前日まで出勤で自宅に帰ったのは30日午前2時。1時間半ぐらい寝てから、5時には車で出発したそうだ。「眠いですぅ」と言いながら、阪神の宿舎で選手の球場への出発をきっちり見送るというウキウキぶり。「一塁側(阪神側)のフィールドシートで見るので、とても楽しみです」。ほほぅ。ところで、佐藤の心の中での優勝マジックは?「まだまだだと思いますが、80ぐらいですね」なんで、こんな質問を彼女にしたかというと、先日、佐藤の上司にあたる整理部長・矢田雅邦が虎ソナ席にやってきてボソッとつぶやいたのだ。「尼崎の商店街、どうなっているんやろ...」尼崎中央三丁目商店街。開幕前に「日本一早い優勝マジック点灯式」(今年で21度目)が行われ、M143が掲げられる尼崎の名物だ。阪神がこれだけ勝つと、調子に乗って?どんどん減らしていたら、今ごろ、M50とか、とんでもないことになっているはずだ!?

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
阪神
100 1.000- 173101 0.1881.000
1
ロッテ
100 1.0000 172120 0.2411.000
1
ソフトバンク
100 1.0000 1713510 0.3785.000
1
DeNA
100 1.0000 173210 0.3242.000
1
ORIX
100 1.0000 174001 0.2860.000
1
日本ハム
100 1.0000 172120 0.2901.000
7
ヤクルト
010 0.0001 171201 0.2502.250
7
西武
010 0.0001 171301 0.1333.000
7
楽天
010 0.0001 172320 0.1671.000
7
巨人
010 0.0001 171201 0.1562.250
7
中日
010 0.0001 1751320 0.34211.250
7
広島
010 0.0001 170401 0.0694.500

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
32141 0.696
(↑0.007)
-
(-)
96192
(+3)
132
(+1)
26
(-)
24
(+1)
0.252
(↓0.001)
2.610
(↑0.03)
2
(-)
DeNA
25191 0.568
(↑0.01)
6
(-)
98181
(+3)
168
(+2)
42
(+1)
8
(-)
0.264
(↑0.001)
3.560
(↑0.03)
3
(-)
広島
24230 0.511
(↓0.011)
8.5
(↓1)
96165
(-)
160
(+4)
33
(-)
21
(+1)
0.245
(↓0.004)
3.110
(↓0.03)
4
(-)
巨人
23250 0.479
(↓0.01)
10
(↓1)
95178
(+1)
197
(+2)
52
(-)
12
(+1)
0.247
(↓0.002)
3.980
(↑0.03)
5
(-)
ヤクルト
17292 0.370
(↓0.008)
15
(↓1)
95161
(+1)
197
(+2)
43
(-)
28
(+1)
0.229
(-)
3.790
(↑0.03)
6
(-)
中日
17300 0.362
(↓0.008)
15.5
(↓1)
96128
(+5)
162
(+13)
20
(+2)
10
(-)
0.242
(↑0.003)
2.990
(↓0.17)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
26152 0.634
(↑0.009)
-
(-)
100155
(+2)
120
(+1)
26
(+2)
25
(-)
0.237
(-)
2.640
(↑0.04)
2
(-)
ORIX
27192 0.587
(↑0.009)
1.5
(-)
95187
(+4)
151
(-)
38
(-)
19
(+1)
0.263
(-)
2.970
(↑0.07)
3
(-)
ソフトバンク
24182 0.571
(↑0.01)
2.5
(-)
99160
(+13)
147
(+5)
28
(+1)
21
(-)
0.243
(↑0.003)
3.170
(↓0.04)
4
(-)
日本ハム
22270 0.449
(↑0.011)
8
(-)
94157
(+2)
162
(+1)
34
(+2)
26
(-)
0.222
(↑0.001)
2.910
(↑0.04)
5
(-)
西武
19271 0.413
(↓0.009)
9.5
(↓1)
96132
(+1)
161
(+3)
32
(-)
29
(+1)
0.231
(↓0.002)
3.120
(-)
6
(-)
楽天
17271 0.386
(↓0.009)
10.5
(↓1)
98131
(+2)
170
(+3)
39
(+2)
36
(-)
0.208
(↓0.001)
3.230
(↑0.05)