西武(★0対3☆)オリックス =リーグ戦11回戦(2023.05.27)・ベルーナドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ORIX
2000000013701
西武
0000000000910
勝利投手:山﨑 福也(2勝2敗0S)
(セーブ:ワゲスパック(2勝2敗2S))
敗戦投手:髙橋 光成(4勝2敗0S)

本塁打
【オリックス】森 友哉(6号・1回表2ラン)

  DAZN
チケットぴあ 西武戦チケット予約 ORIX戦チケット予約
◆オリックスが5連勝。オリックスは初回、森の2ランで先制に成功する。そのまま迎えた9回表には、1死一塁から森が適時二塁打を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・山崎福が8回無失点の快投で今季2勝目。敗れた西武は先発・高橋光成が力投するも、打線がつながりを欠いた。

◆西武中村剛也内野手(39)が外腹斜筋の軽度の損傷のため出場選手登録を抹消された。代わって、渡部健人内野手(24)が今季初めて選手登録され、「4番一塁」でスタメンに名を連ねた。また前日26日から1軍復帰の源田壮亮内野手は「5番遊撃」となる。桐蔭横浜大から入団3年目となる渡部は、昨季は1軍出場なし。今季は2軍戦34試合で打率2割5分、5本塁打、16打点をマークしており、「万全な状態でこれたので。いい感じです」と意気込みを示した。

◆今季初の5連勝を目指すオリックスのスタメンが発表された。巨人からトレードで加入した広岡大志内野手(26)が「1番三塁」で移籍後2度目の先発。宗佑磨内野手(26)は、ベンチ外となった。前日26日の試合中の守備時に右膝に違和感があった。打撲によるもので、8回の攻撃で内野安打を放ち走塁後に途中交代していた。また、中川圭太内野手(27)は今季初めてベンチスタートとなった。

◆歌手で女優の大原櫻子(27)が、試合前にミニライブとセレモニアルピッチを行った。ベルーナドームでは"初登板"となる大原は、この日の来場者全員に配布された「COACH×LIONS 獅子女ユニホーム」を着用して登場。ミニライブでは「明日も」と「青い季節」の2曲を熱唱した。その後の投球は大きく右にそれ、ゴロで捕手のミットに収まったが、試合前の球場を大いに盛り上げた。不本意な投球には「ごめんなさ~い! ずっと練習をギリギリまでやっていて、フォームばっかり気にしていたら全然...。びっくりしました。自分で」と苦笑い。「頑張ったので、25点くらい」と自己採点した。それでも「ほんとに今日は気持ち良かったので、ぜひまた、ライブなり、始球式なりで呼んでいただきたいと思っています」と、最後まで笑顔だった。

◆オリックスが今季初の5連勝を挙げた。初回2死三塁から、森友哉捕手(27)が西武高橋の152キロ直球を捉えて、右翼席へ先制の6号2ラン。さらに2点リードのまま迎えた最終回に、1死一塁から今度は140キロフォークを左翼へ運び3点目。この日の全打点を挙げた。中嶋聡監督(54)は「先制点がほしい場面で、森友哉がよく打ってくれた。みんな積極的に手を出してくれてたんですけどね。いい結果になる時もあれば、あっさりに見える時もありますけど。仕掛けていくことが大事になると思うので、僕はいいと思います」とねぎらった。投げては、先発の山崎福也投手(30)が今季最長の8回を7安打無失点と好投。4月20日楽天戦(京セラドーム大阪)以来今季2勝目となった。8回まで96回を投げ、最終回の続投には「もう1点取れてたら、考えてたんですけどね」と中嶋監督。この日、守護神を務めてきた平野佳寿投手(39)が、腰痛のため今季初めて出場選手登録を抹消。ブルペンの危機を山崎福が救った。オリックスは4連敗のあと、これで5連勝。首位返り咲きへ勢いは止まらない。

◆今季初昇格の西武渡部健人内野手が「4番一塁」で先発し、1安打を放った。2点を追う4回2死、オリックス山崎福から中前打を放ち「(攻撃が)3人で終わらないように何とか食らいついていきました」。9回1死一、二塁の守備では西野のライナーを好捕し、併殺を完成。昨季は1軍出場なしに終わったが、抹消された中村の「代役」として「結果を出せるように頑張りたい」と意気込みを示した。

◆西武の高橋光成投手(26)が9回7安打3失点完投も2敗目を喫し、チームは今季初の4連敗となった。1回2死三塁、元女房役のオリックス森に先制2ランを被弾すると、9回1死一塁では適時二塁打を浴びた。すべて森絡みの失点にも「そんなにやられた感じはしてない。9回まで投げられましたし、四球も1個だったし」と冷静な表情。「順調に来てますし、ケガなく1年間戦いたいと思います」と、次週からの交流戦を見据えた。▽西武松井監督(打順組み替えも実らず無得点で今季初4連敗)「上位でチャンスを作る意味では、マキノン2番も考えていかないといけないかなと。今いるメンバーで乗り越えていかないといけない」

◆オリックス山崎福が今季最長の8回を投げ、7安打無失点で2勝目を挙げた。2度の併殺に仕留めるなど直球が要所でさえ「若月のリードが良かったですね」と感謝。4月20日の楽天戦を最後に白星から遠ざかっていたが「よくあることなので、特に引きずってはなかったです」と笑顔で明かした。「勝ちもつきましたし、長いイニングも投げられて、(西武)高橋君にも勝ったので、うれしいですね」と会心だった。

◆オリックス森友哉捕手(27)が元相棒から全3打点を挙げる活躍で、今季初の5連勝に導いた。初回2死三塁、西武高橋の152キロ直球を捉え右翼席へ先制の6号2ラン。「フェンス直撃か入るかなというぐらいでした」。さらに2-0のまま迎えた最終回には、今度は初球の140キロフォークに反応し、左翼へ適時二塁打。勝手知ったる場所で暴れ回った。チームとして昨年3月25日以来の黒星をつけた右腕は、昨季まで通算88試合バッテリーを組んだ仲。互いをよく知る2人にしか分からないやりとりがある。「『首を振ったら何が来るんやろ?』っていうのもありながら。いろんな駆け引きはしているかなと思います」。真剣勝負の中にある楽しさ。「ライオンズのエースですし、打ち崩せば流れは来るというのもある。より緊張感を持ちながら、集中しながら、と思って打席には立っています」。その言葉通り、自らのバットで流れを引き寄せた。右足部骨挫傷で約1週間離脱していた今月中旬。友人とパワースポットを訪れた。万病に効くという薬水も有名な奈良の大神神社。「流れている水が有名と聞いて。水がすごく良かったです」。気持ちのいい空気にも触れ、心も体もリフレッシュした。「すごくいい流れで来ている。ラストを勝って、いい雰囲気で交流戦にいきたい」。6連勝で気持ちよく、交流戦に臨むつもりだ。【磯綾乃】

◆「ライオンズ獅子女(ししじょ)デー」として開催され、メインアンバサダーを務める女優で歌手の大原櫻子が試合前にミニライブとセレモニアルピッチを行った。来場者全員に配布された「COACH×LIONS獅子女ユニホーム」を着用して臨んだセレモニアアルピッチは三塁側への大暴投となり「ギリギリまで練習していて、〝これはいける〟みたいな変な自信があったんですけど...。フォームばかり気になって、自分でも〝どこ行くの?〟とびっくりしました。でも、頑張ったので25点ぐらいで」と苦笑いだった。

◆オリックスが今季初の5連勝。山崎福は丁寧にコースを突いて三塁を踏ませず、8回7安打無失点で2勝目を挙げた。打線は森が一回に2ラン、九回に適時二塁打で3打点。西武は9安打しながら無得点で、今季初の4連敗となった。

◆西武の得点力不足が深刻だ。相手を上回る9安打を重ねたが、2度の盗塁死と併殺打もあり本塁は遠かった。金子を1番、源田を5番に置くなど大幅に打線を組み替えても、26日まで4戦連続で1得点だった苦境は打開できなかった。主砲山川を欠き、中村は脇腹のけがで出場選手登録を外れた。4番には今季初めて1軍昇格した渡部を起用。1安打したが、唯一本拠地が沸いた九回の好機では空振り三振に倒れた。松井監督は「いるメンバーで乗り越えないといけない」と話した。

◆2021年ドラフト1位の西武・渡部健人内野手(24)が2年ぶりに1軍昇格し、通算1安打ながらも右脇腹を痛めて離脱した中村剛也内野手(39)に代わってプロ初の4番に座った。「悔しい。あそこで打っていれば、流れも変わったんじゃないかと...」。3点を追う九回1死二、三塁で150キロの速球に空振り三振。チームは零敗で、今季初の4連敗を喫した。それでも四回には中前打を放ち、「すげぇ緊張したけど、悔いなく振れた、というのはある」。体重115キロ。中村、山川に続く〝ぽっちゃり系〟大砲として、今季は2軍で5本塁打。そこには〝打撃開眼〟に向けたある選手から助言があった。「そうっスね、ちょっとあの...。(名前を)出していいのか分からないんですけど...」と一瞬口ごもりながらも、23日に強制性交容疑で書類送検された山川穂高内野手(31)と4月に会食したことを明かした。時期は山川が右ふくらはぎ痛で2軍調整していたとき。「山川さんから『とにかく甘い球だけを待って、それをしっかり振りにいく』と教わってから、いい感じに打てるようになって、今、こういうふう(1軍で4番)になっています」。それまでは投球に必死に食らいついていくことで、逆にボール球に手を出して、自分を苦しくしていた。さらに「今はボールを上から潰すという意識でやっていて、スイング軌道も良くなった」という。この日はチケット完売で2万7490人の観衆が詰めかけた。「こんなに応援されるのは初めてなので、楽しかったというのもありますけど、何とか次は自分の役割を果たして、チームが勝てるように頑張っていきたい」。チームは最近5試合で4得点。深刻な得点力不足を解消する救世主になれるか。(東山貴実)

◆オリックスの森が古巣相手に全3打点を挙げた。一回、右翼に6号2ランを突き刺し、西武のエース高橋から先制点を奪った。九回には左翼線への二塁打で追加点をもたらした。昨季まで本拠地だった敵地で、オリックスファンの歓声を浴び「声援が力になった。うれしい」と笑った。捕手にこだわりがあり、守備に就いてリズムをつくることができない指名打者での出場では今季初本塁打だった。守備時に立ちっぱなしでいるなどの工夫が実り「なるべく守備に就いているような感覚でやっている」と語った。

◆2021年ドラフト1位の西武・渡部健人内野手(24)が2年ぶりに1軍昇格し、通算1安打ながらも故障離脱した中村に代わってプロ初の4番に座った。「悔しい。あそこで打っていれば、流れも変わったんじゃないかと...」。3点を追う九回1死二、三塁で空振り三振。チームは零敗で今季初の4連敗を喫した。それでも、四回には中前打を放ち、「すげぇ緊張したけど、悔いなく振れたというのはある」。体重115キロ。中村、山川に続く〝ぽっちゃり系〟大砲として、今季は2軍で5本塁打。山川が右ふくらはぎ痛で2軍調整していた4月に会食し、「山川さんから『とにかく甘い球だけを待って、それをしっかり振りにいく』と教わってから、いい感じに打てるようになって、今、こういうふうになっています」。チームは最近5試合で4得点。深刻な得点力不足を解消する救世主になれるか。(東山貴実)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
24152 0.615
(↓0.017)
-
(-)
102144
(+5)
114
(+6)
22
(+1)
25
(+2)
0.237
(-)
2.620
(↓0.07)
2
(-)
ORIX
26182 0.591
(↑0.01)
0.5
(↓1)
97181
(+3)
148
(-)
37
(+1)
18
(+1)
0.265
(-)
3.030
(↑0.07)
3
(-)
ソフトバンク
23172 0.575
(↑0.011)
1.5
(↑1)
101142
(+6)
133
(+5)
26
(+1)
21
(-)
0.242
(↑0.001)
2.990
(↓0.02)
4
(-)
日本ハム
21260 0.447
(↑0.012)
7
(↑1)
96153
(+3)
158
(+1)
31
(-)
26
(-)
0.224
(-)
2.960
(↑0.05)
5
(-)
西武
18261 0.409
(↓0.01)
8.5
(-)
98128
(-)
156
(+3)
32
(-)
28
(-)
0.231
(↑0.001
3.140
(↑0.01)
6
(-)
楽天
16261 0.381
(↓0.009)
9.5
(-)
100126
(+1)
165
(+3)
36
(+1)
35
(+2)
0.210
(-)
3.340
(↑0.01)