中日(☆3対2★)DeNA =リーグ戦7回戦(2023.05.27)・バンテリンドーム=
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DeNA
2000000002800
中日
100001001X31102
勝利投手:マルティネス(1勝1敗12S)
敗戦投手:三嶋 一輝(3勝1敗0S)

本塁打
【中日】細川 成也(4号・1回裏ソロ),細川 成也(5号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆中日がサヨナラ勝利。中日は1-2で迎えた6回裏、細川のこの日2本目となるソロが飛び出し、同点とする。そのまま迎えた9回には2死二塁から村松が適時打を放ち、試合を決めた。投げては、6番手・マルティネスが今季初勝利。敗れたDeNAは、打線が2回以降は無得点と振るわなかった。

◆DeNA三嶋一輝投手(33)が27日、球団公式ツイッターを通じ、26日の同戦のお立ち台中に感謝のメッセージを送られた中日福敬登投手(30)にメッセージを送った。「福投手、昨日はナイスピッチングでした。あと、ヒーローインタビューの時に、わざわざ僕の名前を言ってくれて、すごくうれしかったのと、やっぱり敵チームでああいういいピッチングをして、すごいいい意味でしっかり僕のメッセージをいいやり返し方というか、いいアンサーをもらったので、ぼくもすごい気合も入りましたし、お互いこれから、この国の難病に指定されてる黄色靱帯(じんたい)骨化症をこれからも乗り越えて、テレビの前でいろんな人に勇気や希望を与えるようなピッチングを2人で頑張って、できればいいなと思っています。メッセージありがとうございました。気合が入ったので、僕ももっと頑張りたいと思います」ともに、国指定の難病「黄色靱帯(じんたい)骨化症」の手術を受け、復活をかける今季。4月9日の中日戦(横浜)では三嶋が、1軍公式戦では自身340日ぶりのハマスタでの登板で好リリーフし、お立ち台に上がるとともに「福投手もきっと大丈夫」と書いたボールを中日ファンが詰めかけるスタンドに向かって、投げ込んだ。前夜の一戦では、好リリーフした福が、試合後のお立ち台で「ドラゴンズファンのみなさま、ちょっとすいません!」と真っ先に言って、お立ち台から降壇。左翼席のDeNAファンに向け「残っているDeNAファンのみなさまのおかげで、ならびに三嶋選手のおかげで僕はここまで投げられるようになりました。本当にありがとうございました」と感謝し、深々と頭を下げた。

◆DeNAトレバー・バウアー投手(32)が、中日細川成也外野手(24)にソロを浴びた。2点リードの1回2死、カウント3-1から135キロのカットボールを左翼席中段に運ばれた。打った瞬間、それとわかる完璧なアーチ。バウアー自身、1軍初登板の3日の広島戦から4試合連続の被弾で、21日のイースタン・リーグのロッテ戦を含めれば5試合連続となる。細川は昨季までDeNAに在籍し、現役ドラフトで中日に移籍。DeNAにとっては細川に初被弾を許した。【実際の動画:DeNAバウアーまた被弾 中日細川成也が強烈4号】はこちら

◆中日細川成也外野手(24)がバウアーから2本の本塁打を放ち、同点に追いついた。2点を先制された直後の1回、左翼席に4号ソロ。6回には右翼へ5号ソロをたたき込んだ。「打ったのはスライダーです。同点に追いつくことができてよかったです」と声を弾ませた。DeNAから現役ドラフトで移籍。3番に定着して安打を量産してきたが、本領の長打力も発揮し始めた。

◆DeNAトレバー・バウアー投手(32)が、中日細川成也外野手(24)にソロを浴びた。2点リードの1回2死、カウント3-1から135キロのカットボールを左翼席中段に運ばれた。1点リードの6回には、1ボールから130キロのスライダーを右翼席に運ばれ、マウンド付近でぼうぜんとした。バウアー自身、1軍初登板の3日の広島戦から4試合連続の被弾で、21日のイースタン・リーグのロッテ戦を含めれば5試合連続となる。細川は昨季までDeNAに在籍し、現役ドラフトで中日に移籍。DeNAにとっては細川に初被弾から、2発を浴びた。【動画:DeNAバウアーから2発 中日細川成也の強烈な1本目】はこちら

◆DeNAトレバー・バウアー投手(32)が、6回7安打2失点でマウンドを降りた。同点の7回2死満塁で代打を送られたが、勝ち越し点を奪えず、自身に勝敗はつかなかった。1軍では4度目の先発マウンドだったが、2点リードの1回2死から、中日細川成也外野手(24)に左翼席にソロを浴び、1点リードの6回にも細川にソロを右翼席に運ばれた。1軍初登板の3日の広島戦から4試合連続の被弾で、調整登板した21日のイースタン・リーグのロッテ戦を含めれば5試合連続。同じ打者に1試合2発は初めてだった。この日の最速は6回2死一、二塁から、木下の3球目、4球目にマークした159キロで、来日後最速を記録した。

◆DeNA三浦大輔監督(49)が、"ダブルリクエスト"を求めたが、連続失敗で痛恨のサヨナラ負けを喫した。同点の9回2死二塁、中日村松の一ゴロをソトが捕球。一塁ベースカバーに投手の三嶋が入ったが、セーフの判定で、二塁走者の伊藤康が一気にホームに突入した。三浦監督は最初に一塁判定にリクエスト。セーフと判定された後、本塁のクロスプレーについてもリクエストしたが、ともにセーフだった。三浦監督は「もう1回残ってたし、できることは全てやろうということで」と説明した。DeNAは、4試合連続の1点差負けで4連敗を喫し、首位阪神との差は6に広がった。

◆9回表の守備から出場した中日ドラフト2位新人の村松開人内野手が、その裏プロ初のサヨナラ打を放った。2-2の2死二塁で一塁内野安打。二塁走者伊藤が生還した。DeNAが一塁と本塁のセーフ判定を巡ってダブルリクエスト。歓喜の瞬間を"3度"味わったルーキーは「ようやく足の速さを出すことができました。セーフという自信はありました」と会心だった。今季2度目の3連勝で5位ヤクルトに0・5ゲーム差に迫った立浪監督も「みんなベンチで3回、騒いでましたね。この勢いを大事にしていきたい」と声を弾ませた。ルーキー村松がプロ初のサヨナラ安打。新人のサヨナラ安打は今年の森下(阪神)がいるが、中日では89年8月23日阪神戦でサヨナラ弾を打った大豊以来34年ぶり。村松は今月13日には満塁本塁打を記録。ルーキーでは66年広野(中日)が8月2日巨人戦で「満塁サヨナラ弾」を打っているが、同じ月に満塁弾とサヨナラ打の両方を記録したのは、50年伊藤(毎日)以来73年ぶり2人目。伊藤は8月17日大映戦で満塁弾、翌18日近鉄戦でサヨナラ二塁打を打っている。

◆中日細川成也外野手(24)が、DeNAバウアーにソロ2発を浴びせ、今季初のサヨナラ勝ち&2度目の3連勝に貢献した。古巣相手にプロ初の4安打も記録。未完の大器が現役ドラフトを機に急成長中だ。1本目の4号は2点を先制された直後の1回、カットボールを左翼席中段まで運んだ。2本目の5号は6回、スライダーを右翼席最前列に運ぶ同点弾。「狙い(球)は言いたくない。自分の中でいいスイングができたのが一番かなと思います。いい投手から打てたことは自信になります」。メジャーの20年サイ・ヤング賞右腕を打ち砕いたが、浮かれることなく、ヒーローインタビューに応じた。昨年12月、初めて導入された現役ドラフトで新加入した。DeNA6シーズンでマークした本塁打は6本。そんな男が、5月13日のヤクルト戦で放った移籍1号から12試合で5発と量産態勢に突入した。キャンプから和田打撃コーチの指導を受け、タイミングの取り方と「間」の重要性を再認識した成果が出始めた。打撃3部門でチームトップに立ち、3番に定着した今も早出での打撃チェックは欠かさない。「僕の中ではルーティン。いい形で(試合に)臨めるように。いい時間になっています」。バウアーからプロ初の1試合2発を含む3安打。8回には伊勢から右翼線二塁打を放った。DeNA戦はこれで18打数7安打、打率3割8分9厘の大当たり。「(古巣は)気にしないようにしています」と苦笑いしたが、恩返しはまだまだ続きそうだ。【安藤宏樹】細川成也(ほそかわ・せいや)1998年(平10)8月4日生まれ、茨城県出身。明秀学園日立から16年ドラフト5位でDeNA入団。17年10月3日中日戦で初打席本塁打。翌4日にはデビュー戦から2試合連続アーチ。20年はイースタンで本塁打王、打点王、最高出塁率。22年オフに現役ドラフトで中日移籍。今季推定年俸990万円。179センチ、98キロ。右投げ右打ち。▽中日福(同点の7回2死満塁のピンチで登板。代打オースティンを3ボールから空振り三振)「内容は反省するところがありました。ただ、最高の結果で終われてよかったです」

◆DeNAトレバー・バウアー投手が、6回7安打2失点で勝敗つかず、チームは4試合連続の1点差負けで4連敗を喫し、首位阪神との差が6に広がった。2点リードの1回に細川に左翼席へソロを浴び、1点リードの6回にも右翼席へ同点ソロ。4回の右前打を含め3安打を浴び「本当に素晴らしいバッターだと思います」と絶賛しながら、最速159キロをマークするなど、2試合連続KOの悪夢は払拭(ふっしょく)した。過去2試合の課題にも改善の跡が見られた。ボールの高さ、クイックなども意識。盗塁もなく、無四球で7三振を奪った。「前回よりも運があったというか、普通の野球になったというか、フェアゾーンに飛んだボールが3割9分で、前回(16日広島戦)の6割6分という状況ではなかった」とバウアー流に分析。次回登板について「いつも通り、水曜には投げられる準備をして、あとはどこで投げるか」と自身が希望し続ける中3日の準備を進めながら、首脳陣の判断を待つ。▽DeNA三浦監督(バウアーについて)「良かったと思います。ボールに力もありましたし、高低をうまく使って、光(伊藤)もうまくリードしながら攻めてたと思います」

◆<中日3-2DeNA>27日バンテリンドームDeNAが、今季3度目のサヨナラ負けで4連敗を喫し、首位阪神とのゲーム差が6に広がった。1回に4番牧の2点適時打で先制したが、2回以降は無得点。先発バウアーは1回、6回に昨季までDeNAに在籍した細川にソロを浴びた。7回には2死から桑原、伊藤の連打と京田の四球で満塁の好機をつくったが、代打の代打で起用されたオースティンが、中日福に空振り三振に倒れた。同点の9回2死二塁から、中日村松の一塁内野安打で二塁走者の伊藤が一気にホームに生還し、試合が決まった。打線について、三浦監督は「もう1歩というかね。形は作ってたんですけど、もう1歩というところですよね」とコメントした。24日の巨人戦から4試合連続1点差負けで4連敗を喫し「野手も投手も、最後まで必死に自分のできることをやってくれています。勝てないのは監督の責任なので、選手たちには申し訳ないと思います」と頭を下げた。チームは、4月を16勝6敗(3月は0勝1敗)で勝ち星を重ねたが、5月は7勝12敗1分けで、3試合を残しながら月間負け越しが決まった。30日から始まる交流戦に向け、残りは28日の中日戦のみで「明日、取れるように頑張ります」と前を向いた。▽DeNA牧(1回に2点適時打を放ち、リーグトップタイの30打点目)「ザキさん(宮崎)がチャンスメークしてくれたので、何とか打ちたかったです」

◆中日がサヨナラ勝ちで3連勝。六回に細川のこの日2本目のソロ本塁打で追い付き、九回は村松の内野安打で勝負を決めた。マルティネスが今季初勝利。DeNAはバウアーが6回2失点と踏ん張ったが、打線が追加点を奪えず4連敗。

◆DeNAの超大物新外国人、トレバー・バウアー投手(32)=前ドジャース=は4度目の1軍登板で、6回90球を投げて7安打2失点。無四球で7つの三振を奪った。失点はいずれも細川の本塁打。米大リーグでサイヤング賞(最優秀投手賞)を受賞した右腕は、2発を含む3安打を許した右打者に「素晴らしい打者だと思う。見事なバッティングだった。初めての対戦なので言えることは少ないが、これから彼についてもしっかり勉強していかないといけない」とコメントした。

◆DeNAの超大物新外国人、トレバー・バウアー投手(32)=前ドジャース=が27日、中日7回戦(バンテリンドーム)に先発。4度目の1軍登板は6回7安打2失点で勝敗つかずも、無四球、7奪三振と力投した。高低を投げ分け、球場表示では来日後最速となる159キロを計測するなど、米大リーグでサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に輝いた右腕が、2試合連続KOからの前進を見せた。試合は中日に2-3でサヨナラ負けを喫し、4連敗。サイ・ヤング賞投手の意地を見せた。同点に追いつかれた六回。なお2死一、二塁のピンチで、バウアーはギアを上げた。木下に最速159キロを連発。最後は高めを捉えられたが球威で押し切り、左飛に打ち取り無失点で切り抜けた。「四球もなく、7三振も奪い、投球自体は悪くなかった。(バンテリンドームは)すごくいいマウンドだった」1軍初登板となった3日の広島戦(横浜)は7回1失点で初勝利を挙げたが、9日の巨人戦(新潟)は6回7失点、16日の広島戦(横浜)では2回7失点KOで2連敗。21日は2軍戦で調整登板し中5日で迎えたマウンドで、課題としていた2ストライクからの投球でも改善を見せた。16日の試合後は「全体的に球が高かった」と苦言を呈していた三浦監督。この日は「今までやってきたことをしっかりマウンドで出して試合をつくりながら投げていた。球に力もあり、高低をうまく使いながら攻めていた」と評価した。細川に2発を浴び、チームの連敗を止めることはできなかったが、確かな前進を見せたバウアー。「いつも通り水曜日(中3日、31日の楽天戦)には投げられる準備をして、あとはどこで投げるかというところ」。30日から始まる自身初の交流戦での次回登板に備える。(浜浦日向)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
30141 0.682
(↑0.008)
-
(-)
98185
(+3)
130
(+2)
25
(-)
23
(-)
0.253
(↓0.001)
2.680
(↑0.02)
2
(-)
DeNA
23191 0.548
(↓0.013)
6
(↓1)
100175
(+2)
165
(+3)
41
(-)
8
(-)
0.264
(-)
3.650
(↑0.01)
3
(1↑)
広島
23220 0.511
(↑0.011)
7.5
(-)
98162
(+4)
155
(+1)
32
(-)
19
(-)
0.249
(-)
3.130
(↑0.05)
4
(1↓)
巨人
23230 0.500
(↓0.011)
8
(↓1)
97176
(+2)
191
(+3)
51
(+1)
11
(-)
0.251
(↓0.001)
4.020
(↑0.04)
5
(-)
ヤクルト
17272 0.386
(↓0.009)
13
(↓1)
97159
(+1)
192
(+4)
42
(-)
27
(-)
0.230
(-)
3.830
(↓0.01)
6
(-)
中日
17280 0.378
(↑0.014)
13.5
(-)
98122
(+3)
146
(+2)
18
(+2)
10
(-)
0.241
(↑0.002
2.890
(↑0.02)