1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 3 | 0 | 0 | 8 | 10 | 0 | 2 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 9 | 2 | 0 |
勝利投手:柳 裕也(1勝4敗0S) 敗戦投手:コルニエル(0勝3敗0S) 本塁打 |
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◆中日は5回表、木下のソロと岡林の適時二塁打が飛び出すなど、打者9人の攻撃で一挙5点を先制する。4点リードの7回にはビシエドの3ランが飛び出し、相手を突き放した。投げては、先発・柳が6回途中1失点で今季初勝利。敗れた広島は、先発・コルニエルが試合をつくれず、打線もつながりを欠いた。
◆中日柳裕也投手(29)が、8試合目の登板で今季初勝利を手にした。5点先制の援護をもらった5回まで無失点も、6回に1点を失い、2死一塁の場面で降板。交代の場面では、マウンドから後ずさるシーンもあったが、リリーフのフォローで、待望の初白星を手にした。「物足りなかったけど、チームが勝てて良かった。もっと長いイニングを任せてもらえるように、成績を出していきたい」。試合前までの22四球はリーグワーストだった。この日はプレート位置を一塁側から真ん中へ修正。2回に与えたコルニエルへの1四球だけに抑え、白星につなげた。立浪監督も「(柳は)球が浮き出していた。今日は交代が早かったが、次から踏ん張って長い回を投げてくれると思う。1つ勝ったらだいぶ変わる。きょうはそれが一番良かった」と、笑顔で振り返った。チームは5カードぶりのカード勝ち越し。大野雄が故障離脱していることもあり、先発投手陣のけん引を選手会長右腕の初白星にもろ手を挙げて喜んだ。▽中日立浪監督(5カードぶりの勝ち越し)「連勝しないと。苦しい状況だけど、1戦1戦必死になって、ミスもあるが次に生かせるようにしたい」▽中日ビシエド(7回に来日8年目で1番遅い出場18試合目での1号3ラン)「良いスイングができた。やっとですが今年の1本目を打てて、うれしい。もっと状態を上げて、どんどん打っていきたい」
◆広島坂倉将吾捕手(24)が中日10回戦(マツダスタジアム)の8回表にワンバウンド投球をブロックした際に右手首付近に受けて途中交代した。病院には行かず、26日以降は状態を見て判断する。
◆中日ダヤン・ビシエド内野手(34)が待望の1発を放った。7回1死一、二塁で広島3番手中崎のフォークを左翼スタンド上段へ。ダメ押しの1号3ラン。出場18試合目での1号は、17年の17試合目より遅く、来日8年目で最も遅い初アーチとなった。「良いスイングができた。やっとですが今年の1本目を打つことができ、とてもうれしい。もっと状態を上げて、どんどん打っていきたい」と、打線をけん引することを誓った。
◆広島が最下位中日に投打で完敗し、3カード連続負け越しとなった。先発コルニエルは4回無失点から5回に急転。先頭木下の先制ソロから一気に5点を失った。7回は林の連続失策からピンチを招いた中崎がビシエドに3ランを被弾。攻撃陣は9安打も、2点を返すのが精いっぱいだった。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。-コルニエル投手は4回まで無失点も、前回に続きビッグイニングをつくった新井監督 前回、今回の登板も、もう少し彼の良さである荒々しさというのも出していいんじゃないかなと見えるよね。彼には今日の映像を見直して、次に向かって準備をしてくれよと伝えました。-打線は中日柳投手の丁寧な投球を前に、なかなか点をとれなかった新井監督 低め低めに集まっていたと思うし、なかなか(5回の)ビッグイニングがあると、流れ的にも厳しくなるかなというところ。そこで(チーム初得点から)パッといこうとしたところでの7回かな。ちょっと流れ的に悪かったかなと思う。-林選手の連続失策が絡んだ新井監督 1イニングで5アウトを取らないといけないとなると、投手はすごく苦しくなってくる。ザキ(中崎)はいい球が行っていたと思います。晃汰(林)に関してはこれはエラーはあることだから。しっかり練習をして試合の中で上達していってもらいたいなと。本人もクソって思っていると思う。次のプレー、明日は、気持ちは攻めていってもらいたいと思う。-坂倉捕手が8回途中に交代となった新井監督 ちょっと当たり所どころが(右手首付近の)骨の方に当たっていたので、無理はさせられないのでイソ(磯村)に代えた。-明日以降は状態次第新井監督 明日の状態を見てになるね。病院? それほどではないと思う。-栗林投手が2軍で実戦復帰した。1軍復帰までのめどは新井監督 いえ。何試合投げたらとか、そのあたりは決めていない。今日投げたけど、彼が"もう行けます"と言ったタイミングでと、こちらは考えている。ファームのコーチといろいろ話し合って決めていってもらいたい。彼に任せている。
◆コルニエルが5回5失点で3敗目を喫した。4回まで無失点投球も、5回に崩れた。2四球と野選に、2本の適時二塁打が絡み、この回だけで5点を失った。前回登板に続きビッグイニングをつくられ、今季初白星を逃した。「球の使い方が5回は良くなった。それで打たれた。変化球を使いすぎてボールにして、真っすぐを打たれた」。3カード連続負け越しで再び借金1となった。
◆関学大出身の広島の2年目左腕・黒原拓未投手(23)がプロ初先発となる26日のヤクルト戦(マツダ)に向けてキャッチボールなどで調整した。「緊張することに関してネガティブに思っていない。緊張感を持ってしっかり臨みたいと思います」。19日のウエスタン・ソフトバンク戦(タマスタ筑後)では6回2/3を5安打1失点と好投。2022年のドラ1左腕が通算15度目の登板でプロ初勝利を狙う。
◆中日の木下が五回に今季1号のソロ本塁打を放った。直球を捉えると、外野手も追いかけないほどの大きな当たりが左翼スタンドに飛び込んだ。均衡を破り「(先発の)柳が頑張っているので点が取れて良かった」と力を込めた。高知高―法大―トヨタ自動車を経て入団した8年目で、打力と堅実なリードが持ち味。チーム43試合目で飛び出した初アーチで、ベンチに祝福されながらダイヤモンドを一周した。
◆中日は柳裕也投手が六回途中まで1失点で今季初勝利を挙げた。五回に木下のソロ、岡林と石川昂の適時二塁打などで5点を先行。5―1の七回はビシエドの3ランで加点した。広島はコルニエルが五回に崩れ、打線も2得点がやっとだった。
◆広島・坂倉将吾保守(24)が2─8の八回1死一、二塁で薮田のワンバウンドを止める際に、投球が右手親指付近に直撃。駆け付けたトレーナーとともにベンチに下がるとそのまま磯村と交代した。坂倉は今季試合前の時点で37試合に出場し打率・250、4本塁打、15打点。捕手と内野の兼任をやめ正捕手としてプレーを続けている。
◆広島は五回と七回の大量失点が響き、借金1に転落した。先発のコルニエルは五回に木下に先制ソロを浴びるなど5点を失いKO。試合後の新井貴浩監督(46)の一問一答は次の通り。──先発・コルニエルは5回7安打5失点で今季3敗目「前回と今回の登板はもう少し彼の良さである荒々しさというのも出していいんじゃないかなと見える。彼には『今日の映像を見直して次に向かって準備をしてくれ』と伝えた」──打線は相手先発の柳の前に5回?を7安打1得点「(柳の投球は)低め低めに集まっていたと思う。ビッグイニングがあると流れ的にちょっと厳しくなる。(六回に1点を返して)パッといこうとしたところでの七回は(2つの失策からビシエドに3ランを浴び)ちょっと流れ的に悪かったと思う」──七回は三塁・林が2失策を記録し中崎がビシエドに3ラン「ザキ(中崎)は1イニングで5アウトを取らないといけないとなるとすごく苦しくなる。ザキは良い球がいっていたと思います。コウタ(林)は、エラーもあることだから、しっかり練習をして試合の中で上達していってもらいたい。本人もクソって思っているだろうし、明日の試合では攻めの気持ちを持ってもらいたいと思う」──八回には坂倉がワンバウンドを止める際に右手親指付近にボールが当たり負傷交代「当たり所が指の骨の方に当たっていた。無理はさせられないのでイソ(磯村)に代えた。それ(病院に行く)ほどではないと思う」─―栗林が2軍で実戦復帰。あと何試合投げて1軍に「何試合投げたらは決めていない。彼が『もう行けます』、と言ったタイミングでとこちらは考えている。ファームのコーチといろいろ話し合って決めてもらいたい」──26日のヤクルト戦(マツダ)は黒原がプロ初先発「思い切ってファームでやってきたことを出してほしい。結果を気にすることなく、思い切って腕を振ってほしいと思います」
◆五回と七回の失点が響き、完敗で首位・阪神とのゲーム差が今季最大の7・5に広がった。新井監督は「中盤にビッグイニングがあると流れ的に厳しい。七回も流れ的によくなかった」と唇をかんだ。過去9度のリーグ優勝の中で最大逆転Vは、1991年で首位との最大ゲーム差は7・5。早くも〝デッドライン〟に足がかかってしまった。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
28 | 14 | 1 | 0.667 (↑0.008) | - (-) |
100 | 180 (+7) | 127 (+4) | 25 (+3) | 23 (+1) |
0.254 (-) | 2.740 (↓0.03) |
2 (-) |
DeNA |
23 | 17 | 1 | 0.575 (↓0.015) | 4 (↓1) |
102 | 173 (+4) | 161 (+5) | 41 (+2) | 8 (-) |
0.267 (-) | 3.720 (↓0.04) |
3 (-) |
巨人 |
23 | 21 | 0 | 0.523 (↑0.011) | 6 (-) |
99 | 173 (+5) | 186 (+4) | 50 (+1) | 10 (-) |
0.253 (↑0.003) | 4.100 (-) |
4 (-) |
広島 |
21 | 22 | 0 | 0.488 (↓0.012) | 7.5 (↓1) |
100 | 152 (+2) | 150 (+8) | 31 (-) | 18 (+1) |
0.248 (-) | 3.160 (↓0.04) |
5 (-) |
ヤクルト |
17 | 25 | 2 | 0.405 (↓0.01) | 11 (↓1) |
99 | 154 (+4) | 182 (+7) | 42 (+1) | 27 (-) |
0.228 (↓0.001) | 3.760 (↓0.07) |
6 (-) |
中日 |
15 | 28 | 0 | 0.349 (↑0.016) | 13.5 (-) |
100 | 118 (+8) | 144 (+2) | 15 (+2) | 9 (-) |
0.240 (↑0.001) | 2.980 (↑0.02) |
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