巨人(★3対6☆)DeNA =リーグ戦8回戦(2023.05.23)・東京ドーム=
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DeNA
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巨人
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勝利投手:平良 拳太郎(3勝1敗0S)
敗戦投手:赤星 優志(0勝4敗0S)

本塁打
【DeNA】牧 秀悟(9号・8回表ソロ)
【巨人】岡本 和真(8号・9回裏ソロ),秋広 優人(3号・9回裏2ラン)

  DAZN
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◆DeNAが4連勝。DeNAは初回、宮崎の内野ゴロの間に1点を先制する。そのまま迎えた3回表には関根の2点適時三塁打などで4点を加え、リードを広げた。投げては、先発・平良が7回4安打無失点の力投で今季3勝目。敗れた巨人は9回に3点を返すも、反撃が遅かった。

◆巨人中山礼都内野手(21)が、2試合連続スタメン起用された。「1番二塁」に入り、吉川尚輝内野手(28)がベンチスタートとなった。21日中日戦後に、原監督は「少々デッドボールの影響っていうもので足が張っているという状況」と説明。その試合、2安打1四球で3出塁した中山がスタメンに入った。先発マウンドはローテ再編で中8日の赤星優志投手(23)が、今季初勝利を目指す。

◆DeNA平良拳太郎投手(27)が、1回に巨人丸の痛烈なライナーが右腕に直撃した。1回1死、カウント1-1から外角低めのシンカーをとらえられ、右腕に当たって、転がった打球を三塁の宮崎が処理した。平良は1度ベンチに引き揚げ、患部の状態を確認した後、再びマウンドに上がった。

◆DeNAが、痛みに耐えながら好投する先発の平良拳太郎投手を援護した。1回1死、巨人丸の強烈なライナーが右腕に直撃。1度ベンチに引き揚げたが、続投する姿に打線がバットで応えた。1点リードの3回1死一、三塁、17日の広島戦から2番に入って、打線をけん引する関根大気外野手が2点適時三塁打。宮崎が犠飛で続き、なおも2死一、二塁から桑原が適時打を放ち、この回4点を奪った。関根は「いいところに飛んでくれました。平良を援護することができて、うれしいです」と笑顔でコメント。桑原は「みんなの流れに自分も乗ることができました」と大粒の汗を流しながら話した。1回は先頭の佐野が二塁打を放ち、関根の犠打で1死三塁とし、宮崎の遊ゴロの間に先制点を奪取。序盤3回まで5安打ながら、効率よく攻め、5点をスコアボードに刻んだ。

◆DeNA牧秀悟内野手が、リーグトップタイの9号ソロを放ち、打点とともに2冠に浮上した。5点リードの8回1死、巨人菊地の速球を右翼席に運び、左翼席のファンとともに本塁打パフォーマンス「デスターシャ」を決めた。「いい形で点を取ることができて、良かった。平良さんがリズムのいい投球をしてくれたおかげで、本塁打を打つことができました」と笑顔で話した。

◆プロ10年目のDeNA平良拳太郎投手(27)が、自身5度目の登板で古巣の本拠地東京ドームで初勝利を挙げた。2年前、トミー・ジョン手術を受けた右肘の違和感を覚えたのもこの地で、1回に巨人丸の痛烈なライナーが右腕に直撃したが、続投を志願。かつてのチームメートだった坂本、岡本和ら巨人打線を相手に7回4安打無失点に抑えた。チームは引き分けを挟み4連勝を飾った。

◆巨人が終盤の追い上げ及ばず、カード初戦を落とした。先発赤星が3回5安打5失点と精彩を欠いた。一方で打線はDeNA先発平良の前に7回まで散発4安打無得点。1回に丸の打球を右腕に受けながら好投され、原監督は「すごい打球を受けながらもね。敵ながらあっぱれですね」と認めるしかなかった。9回に岡本和の8号ソロ、秋広の3号2ランが飛び出したが、連勝は5で止まり、勝率5割に戻った。

◆巨人大久保博元打撃チーフコーチが、打線を封じられたDeNA先発平良への警戒レベルを上げた。7回まで散発4安打無得点に抑えられ、勝機を見いだすことができなかった。特に左打者はシンカーに苦戦。大量得点差により、相手に主導権を握られたまま攻略できなかった。大久保コーチは「もう我々の中では、横浜のエースぐらいの気で戦っていかないと。しっかり対策もしてるんだけど、もっと深く深く深くいかないと」と、次回対戦で完全攻略し、リベンジを誓った。

◆DeNA宮崎敏郎内野手(34)が3打数無安打で、開幕戦からの連続試合出塁が34で止まった。1回は遊ゴロで先制点を挙げ、3回は犠飛で2打点目をマークしたが、5回、8回ともに遊ゴロに倒れ、8回の守備で交代した。「チームが勝てれば、個人のことはいいです」と笑顔。リーグ記録は19年巨人坂本の36試合で、プロ野球記録は83年西武スティーブの40試合だった。

◆1勝が遠い...。先発した巨人・赤星優志投手(23)が3回5安打5失点でKO。6試合目の登板でも今季初勝利を飾れず「先発としての役割を果たせずチームに申し訳ない」と肩を落とした。一回は先頭・佐野に右翼線への二塁打で出塁を許すと、1死三塁から宮崎の遊ゴロの間に先制点を献上。二回は三者凡退に抑えたが、三回には甘く入ったボールを狙われ、関根の2点三塁打、宮崎の左犠飛などで4点を追加された。毎回先頭に出塁を許すなど、苦しい投球でリズムに乗りきれず。三回の第1打席で代打を告げられた。〝火曜日の悪夢〟を払拭できなかった。1年目ながら開幕ローテーション入りをつかんだ昨季。主に日曜日に登板していた右腕だったが、初めてカード頭を任された5月3日の広島戦(マツダ)では自己ワーストの四回途中11安打12失点。苦い思い出が脳裏に焼き付いた。「去年も一度、火曜日に投げたけど全然駄目だった。中8日もらったので、今年はしっかりと長い回を投げたい」。意気込みとは裏腹に、今季初対戦のDeNA打線につかまった。5連勝中と勢いに乗るチームの流れに乗りたいところだったが、2年目右腕は白星をたぐり寄せることはできなかった。さすがに序盤の大量失点は重かった。0―6の九回、岡本和の8号ソロ、秋広の3号2ランで反撃したが及ばず。連勝は「5」で止まった。21勝21敗でせっかくの貯金も吐き出した。

◆投打のかみ合ったDeNAが4連勝。平良は両コーナーを丁寧に突き、7回4安打無失点で3勝目を挙げた。一回に佐野の二塁打を足場に先制した打線は三回に関根の2点三塁打などで4得点。赤星が崩れた巨人は連勝が5で止まった。

◆DeNAが引き分けを挟んで4連勝。先発の平良拳太郎投手(27)は初回に右腕に打球が直撃するアクシデントがありながらも、2021年6月にトミー・ジョン手術を受けて以降最長の7回無失点の好投で3勝目。古巣相手に東京ドームで初勝利を挙げた。平良の試合後の一問一答は以下の通り。ーーきょうの投球を振り返って「攻撃の方が先にどんどん点を取ってくれたので、大胆に攻めていこうと思って投げました」ーー打球直撃の後はどんな思いで投げたか「前回登板も肘を痛めて代わったので、きょうは長いイニングを投げたいなと思って投げました」ーー10年目で東京ドーム初白星「10年前に入団したときに、ここで勝つことがまず目標だったので、チームは違いますが、ここで1勝目を挙げられて本当にうれしい気持ちです」ーーチームは4連勝「チームは調子良いと思うので、また明日から勝てるようにご声援よろしくお願いします」

◆ベース盤の左右の幅を最大限に活用した。DeNA・平良拳太郎投手(27)は一回から両コーナーの低めに丁寧にボールを集めた。巨人打線を寄せ付けず7回4安打無失点の好投。今季3勝目(1敗)。スタンドがオレンジに染まる古巣の本拠地で、差し色のように青いユニホーム姿が映えた。「(東京ドームは)初登板もそうだし、いろんな思い出がある。(打者)1巡目をしっかり抑えて立ち上がって入っていくことが大事」と話していた平良。1巡目は一回2死から坂本に中前打を浴びたが、それ以外の打者は出塁させず三回まで無失点。直球、スライダー、カットボール、シンカーで内野ゴロを量産した。2014年にドラフト5位で巨人に入団。17年にFA移籍した山口の人的補償でDeNAに加入した。プロでの実績はなかったが同年にプロ初勝利を挙げると、18―20年は3年連続で10試合以上に先発し、ローテーション投手の一人となった。21年に右肘内側側副靱帯再建術(トミー・ジョン手術)を受け、昨季はリハビリに費やし本格的な復活をかけて今季を迎えている。プロ初登板のマウンドは焼き付いている。16年4月7日の阪神戦。同じ東京ドームだった。3回2/3を投げ4失点で敗戦。プロ入り後は一度も東京ドームのマウンドで勝てていなかった。右肘を痛めたのも同マウンド。いろいろな思いが交錯する場所で、自身の価値を証明し、チームを4連勝に導いた。

◆DeNA・宮崎敏郎内野手(34)の開幕から続く連続出塁が34でストップした。2019年に坂本勇人(巨人)がマークした36試合まで残り「2」と迫っていた。昨季と合わせると38試合連続だった。この日は遊ゴロ、左犠飛、遊ゴロ、遊ゴロで八回の守備から退いた。それでも計2打点を挙げ勝利に貢献し、「チームが勝ててよかったです」と淡々と話した。

◆DeNA・関根大気外野手(27)が1―0の三回1死一、三塁で右中間を破る2点三塁打を放った。「いいところに飛んでくれた」と三塁ベース上で拳を掲げた。8試合連続安打で打率・364と好調を維持。一回には犠打を決め、先制点につなげた。愛知・東邦高から入団して10年目。4連勝中はいずれも2番打者を務めており、存在感は日に日に増している。

◆巨人・秋広優人内野手(20)が3号2ランを放った。岡本和の8号ソロで1―6とした九回無死一塁。カウント3-1からDeNA4番手・上茶谷が投じたカットボールを振りぬき、右中間席までかっ飛ばした。17日のヤクルト戦(神宮)以来の一発に「何とか次につなげる気持ちでいった。こういう打席を多くつくれるように頑張ります」とうなずいた。この日は、東京・二松学舎大付高の市原勝人監督が東京ドームを訪れ生観戦。恩師の前で身長202センチのホープが成長した姿を見せた。

◆巨人・岡本和真内野手(26)が2試合連続の8号ソロを放った。6点を追う九回先頭。坂本の直球を左翼席上段まで運び「明日につながる打席になった」と敗戦にも手応えを感じた。主砲の一撃に原監督も「見事な一本」と土壇場で見せた意地を評価。5月に入ってから6本目となる一発で、リーグトップの宮崎、牧(ともにDeNA)に1本差と迫った。

◆3位の巨人は〝難敵〟を攻略できず、連勝は5で止まり、再び貯金が消えた。原辰徳監督(64)は7回4安打無失点の好投を許したDeNA・平良に「すごい打球を受けながらもね。敵ながらあっぱれ」と舌を巻いた。2017年に山口俊の人的補償で巨人から移籍した平良の、低めで凡打を誘う投球に苦戦。一回に丸のライナーを右肩に受けた影響を感じさせなかった横手投げ右腕が、巨人打線に立ちはだかった。平良に対する連続イニング無得点は2020年11月14日の1回、21年の5回、今季の13回を合わせ、計19回に伸びた。大久保打撃チーフコーチも「(DeNAの)エースぐらいの気持ちで戦っていかないと」と、さらに警戒を強めた。それでも好調の打線は九回に相手救援陣から岡本和が8号ソロ、秋広が3号2ラン。指揮官が「甲乙つけがたい、いい本塁打」と称賛した意地の2発を次戦につなげる。(谷川直之)

◆DeNAは23日、巨人8回戦(東京ドーム)に6―3で快勝。1分けを挟んで連勝を4に伸ばした。5月までに4連勝以上を4度記録するのは2015年以来、8年ぶり。先発した平良拳太郎投手(27)は一回に右肩へ打球を受けながらも、7回を散発4安打に抑え、無失点で今季3勝目(1敗)をマーク。入団から3年間プレーした古巣・巨人の本拠地、東京ドームでの初白星に笑みを広げた。オレンジ色に染まる東京ドームの中央で、青き右腕が輝きを放った。大音量の応援が耳に届いていないがごとく、平良は淡々と投げ込んだ。7回4安打無失点。お立ち台に上がり、見届けた両軍のファンから拍手を浴びた。「長いイニングを投げたいと思っていた。攻撃がどんどん点を取ってくれたので、大胆に攻めていけた」サイドから投げ分ける140キロ台前半の直球とカットボール、スライダー、シンカー。打者の膝元付近から何度も沈み、凡打の山を築いた。一回に丸が放ったライナーが右肩付近を直撃。だが、治療後にブルペンで確認すると「きょう一番の球がいった」。七回は先頭の秋広に右前打を許してからウォーカー、門脇、山瀬を3者連続三振に斬った。「今でも初登板は覚えています」。2014年に沖縄・北山高からドラフト5位で巨人に入団。16年4月7日、本拠地・東京ドームの阪神戦でプロ初登板し、3回?を投げ4失点。第1打席では右前へ強い打球を放ったが、福留孝介にライトゴロとされ、その直後の対戦で右翼席へ本塁打を浴びた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
26141 0.650
(↑0.009)
-
(-)
102167
(+6)
118
(+3)
22
(+1)
22
(+2)
0.252
(-)
2.660
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
23151 0.605
(↑0.01)
2
(-)
104169
(+6)
155
(+3)
39
(+1)
8
(-)
0.269
(-)
3.740
(↑0.02)
3
(-)
巨人
21210 0.500
(↓0.012)
6
(↓1)
101167
(+3)
182
(+6)
48
(+2)
9
(-)
0.250
(↓0.002)
4.200
(↓0.05)
4
(-)
広島
20210 0.488
(↓0.012)
6.5
(↓1)
102144
(+1)
140
(+3)
29
(+1)
17
(-)
0.248
(↓0.001)
3.170
(-)
5
(-)
ヤクルト
17232 0.425
(↓0.011)
9
(↓1)
101145
(+3)
169
(+6)
41
(+1)
27
(-)
0.228
(-)
3.660
(↓0.06)
6
(-)
中日
14270 0.341
(↑0.016)
12.5
(-)
102108
(+3)
136
(+1)
13
(-)
9
(-)
0.239
(↓0.001)
2.940
(↑0.05)