ソフトバンク(☆3対1★)西武 =リーグ戦7回戦(2023.05.21)・福岡PayPayドーム=
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西武
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ソフトバンク
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勝利投手:藤井 皓哉(4勝2敗0S)
(セーブ:オスナ(0勝0敗9S))
敗戦投手:隅田 知一郎(1勝5敗0S)
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◆ソフトバンクは2回裏、甲斐の適時打で1点を先制する。その後2-1となって迎えた5回には、2死満塁から川瀬のバントヒットで1点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・藤井が5回1失点で今季4勝目。敗れた西武は、打線が序盤の好機を生かせなかった。

◆11人組グローバルボーイズグループ「INI(アイエヌアイ)」のメンバーで福岡県出身の池崎理人(21)が始球式を務めた。他10人のメンバーがキャッチャーの後ろから見守る中だったが、まさかの"大暴投"。大きく左側にそれ、捕手の甲斐はキャッチできなかった。それでもメンバー一同は笑顔で拍手。「ピンクフルデー2023」でピンク一色のドームには黄色い声援が飛び交った。池崎は現役の同志社大学生で、最近ではクイズ番組に出演するなど人気を集めている。※池崎理人の「崎」は正しくは崎の大が立の下の横棒なし

◆ソフトバンク川瀬晃内野手(25)の奇襲が効いた。2-1の5回。2死満塁で西武森脇の2球目にドラッグバントを試み、二塁方向へ転がした。執念のヘッドスライディングで適時内野安打。「森ヘッドコーチからも『チャンスがあったら狙いにいっていい』と言われた。一塁手も(位置が)下がっていたので勇気を持って」。貴重な3点目を呼び、勝利を決定づけた。2アウトでは異例の攻撃だった。失敗すれば平凡な内野ゴロ。直前に電光掲示板に映し出された自身の打率2割2分9厘の数字が目に入った。「2球目に入る前に打率を見て、確率があるのはバントだと思った。打率を確認して打席に入って良かったです」。自虐を交えて笑顔だった。大分商から15年ドラフト6位で入団したプロ8年目。若武者の活躍に藤本博史監督(59)も「すごくデカい1点だった。川瀬の勇気。素晴らしい勇気だった」と、ほめちぎった。リードを2点に広げ、盤石の継投で逃げ切り、カード勝ち越し。2位の座を守った。お立ち台で川瀬は言った。「このチームはスーパースターばっかりですけど、ひとりぐらいこういう地味な選手がいてもいいと思ってます。まだ試合は続くので、泥臭くやっていきたい」。4試合連続スタメンでその間の打率は3割8分5厘。開幕二塁スタメンだった牧原大は、故障から1軍復帰が間近。川瀬は「レギュラーとは1ミリも思っていない。与えられた場面で結果を出せるように」と締まった顔つきで帰路についた。【只松憲】○...中村晃が13試合ぶりの猛打賞と泥臭い決勝点を挙げた。2打数2安打で迎えた同点の4回1死二、三塁。西武隅田の外角に落ちるチェンジアップに食らいつき、遊ゴロの間に勝ち越し点が入った。8回には中前打。この日の「ピンクフルデー2023」は、乳がん検診を啓発する「ピンクリボン運動」も兼ねており、チャリティー活動を行っている中村晃は「乳がんで苦しむ人や、亡くなる人がひとりでも少なくなってほしい。ぜひ今日を機に検診に行ってください」と呼びかけた。○...藤井が5回1失点でチームトップの4勝目を挙げた。4四死球と制球に苦しみながらも、失点は4回長谷川に許した中犠飛のみ。粘りの投球で勝利を呼びながらも「もう少し長いイニングを投げないといけないし、もっといい投球をしないといけない」と反省も忘れなかった。

◆西武は4併殺の拙攻が響き、長谷川の犠飛による1点のみで敗れた。5安打と5四死球で再三出塁したが、1回1死一、三塁、2回1死一、二塁、6回1死一塁、8回1死一塁で併殺を喫してリズムに乗れず。9カード連続で勝ち越しなしとなったが、松井監督は「今は何とか食らいついていく我慢の時期。選手たちには思い切ってやってもらえたら」と前を向いた。▽西武長谷川(4回1死満塁から犠飛)「コーチから、チャンスの場面ではファーストストライクから思い切ってスイングしよう、とアドバイスをもらっていました。それを実践することができました」

◆西武2年目左腕の隅田投手が5回途中4安打3失点で5敗目を喫した。ビジターでは1年目から10連敗となった。制球が終始定まらず6四死球で流れを作れず、「調子は良かったと思います。ただデッドボールやフォアボールを不用意に与え、相手打線をつなげてしまったことが反省点です」。松井監督も「四球と死球と非常にもったいない。打たれてならいいんでしょうけど」と苦言を呈した。

◆先発した西武・隅田知一郎(ちひろ)投手(23)は五回途中4安打3失点(自責2)で降板。2勝目はならなかった。制球が定まらず3四球3死球を与えるなど、苦しい投球となり「デッドボールやフォアボールを不用意に与えてしまい相手打線をつなげてしまったことが反省点です」と唇をかんだ。

◆ソフトバンクが競り勝った。1―1の四回に中村晃の遊ゴロで1点勝ち越し、五回2死満塁で川瀬の二塁へのバント安打で加点した。藤井は5回1失点で4勝目、オスナが9セーブ目を挙げた。西武の隅田は制球難で5回持たず5敗目。

◆ソフトバンクの藤井は要所をしのぎ、5回1失点で4勝目を挙げた。一回から三塁に走者を背負うも、速球で併殺打を取るなどしてピンチを脱した。「打ってもらい、リリーフの方にも助けられた。感謝したい」と話した。四回に打線が2―1と勝ち越して迎えた五回。先頭の金子に落ちる球を振らせて三振を奪い、若林を低めの変化球で三ゴロとする。代打平沼はスライダーで二飛に打ち取り、試合の流れを引き寄せた。この回で交代となり「(次の回も)いけたが、テンポ良く投げられていなかった」と反省した。

◆西武は先発の隅田知一郎投手(23)が五回途中3失点で5敗目を喫した。6四死球と制球難で「四死球を不用意に与えてしまい、相手打線をつなげてしまった」と反省した。5位のチームはソフトバンクとの3連戦に1勝2敗と負け越して、9カード連続で勝ち越しなし。松井監督は「我慢の時期。なんとか一試合一試合、食らいついていきたい」と必死に前を向いた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
23142 0.622
(↑0.011)
-
(-)
104128
(+6)
107
(+4)
16
(+1)
23
(+2)
0.234
(↑0.002)
2.590
(↓0.03)
2
(-)
ソフトバンク
20162 0.556
(↑0.013)
2.5
(-)
105129
(+3)
120
(+1)
23
(-)
19
(-)
0.240
(↑0.002
2.980
(↑0.06)
3
(-)
ORIX
22182 0.550
(↑0.012)
2.5
(-)
101160
(+10)
142
(+4)
32
(+1)
17
(-)
0.264
(↑0.002)
3.170
(↓0.02)
4
(-)
日本ハム
19230 0.452
(↓0.011)
6.5
(↓1)
101139
(+4)
146
(+10)
27
(+2)
23
(-)
0.226
(-)
3.050
(↓0.18)
5
(-)
西武
18231 0.439
(↓0.011)
7
(↓1)
101126
(+1)
138
(+3)
32
(-)
28
(+1)
0.233
(↓0.001)
2.950
(↑0.02)
6
(-)
楽天
15231 0.395
(↓0.01)
8.5
(↓1)
104116
(+4)
145
(+6)
33
(-)
30
(-)
0.211
(↑0.001)
3.200
(↑0.01)