阪神(☆4対1★)広島 =リーグ戦9回戦(2023.05.21)・阪神甲子園球場=
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広島
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阪神
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勝利投手:才木 浩人(2勝3敗0S)
(セーブ:岩崎 優(2勝0敗6S))
敗戦投手:アンダーソン(2勝1敗0S)
  DAZN
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DAZN

◆阪神は3回裏、中野の適時打で1点を先制する。続く4回に梅野の適時打でリードを広げると、2-1となって迎えた8回には再び梅野が適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・才木が7回途中1失点の好投で今季2勝目。敗れた広島は、打線がつながりを欠いた。

◆20日の広島戦でプロ初サヨナラ打を放った阪神ドラフト1位森下翔太外野手(22)に、多くの激励メッセージが届いた。練習後、「(連絡は)来ましたね。どうだろう、100件くらいは来たんじゃないですか。単純に、こんなに見てくれてるんだってところがうれしかったですし、メッセージくれるのもうれしかったです」と語った。サヨナラを決めた直後は、先輩たちのウオーターシャワーでびしょぬれに。大興奮の1日だったが、「めっちゃ眠かったです。(午後)10時半くらいに寝ました」とケロリ。「勢いも大切だと思うので勢いも使っていきたいけど、投手も違うので冷静になってやっていきたいと思います」と、この日の広島戦に備えた。

◆G7広島サミット閉幕を前に、広島新井貴浩監督(46)が英国首相の靴下を通じたエールに感謝した。同サミットで来日した英スナク首相が18日に岸田首相と会談し、カープのロゴ入りの靴下を披露。「ご地元の野球チームが活躍することを希望している」と新井カープにエールを送ってくれた。広島は18日はDeNAに敗れたが、翌19日は阪神に圧勝し、虎の連勝を7で止めた。新井監督はこの日の阪神戦前に「ああいうお心遣い、お気遣いに感謝します」と語った。

◆骨棘(こっきょく)が原因の右肘の炎症で19日阪神戦(甲子園)の登板を回避した広島大瀬良大地投手(31)がこの日、マツダスタジアムでブルペン投球を行った。阪神戦前に取材対応した新井貴浩監督(46)が「いい報告を受けています」と明かした。調整が順調に進めば、G7広島サミットによる4カード連続の長期遠征を終え、チームが本拠地マツダスタジアムに戻る23日中日戦が復帰登板になる見込みだ。

◆阪神中野拓夢内野手(26)が先制打を決めた。両軍無得点の3回2死二塁、広島アンダーソンから右前打。10試合連続安打となる一打が適時打となった。昨季25打点の2番打者は、今季早くも19打点目。この時点で巨人岡本和、ブリンソンに並び、セ・リーグ打点ランキングで10位に入った。

◆阪神梅野隆太郎捕手(31)が、3月31日のDeNAとの開幕戦以来、51日ぶりにタイムリーヒットをかっ飛ばした。1点リードの4回2死一、二塁。広島アンダーソンから中前適時打を放ち、リードを2点に広げた。5月14日DeNA戦以来、自身12打席ぶりとなる安打だ。守備に就く際にはライトスタンドから「梅野コール」が響いた。1点差に迫られた8回2死二、三塁では島内の初球155キロを捉え、貴重な右前2点適時打を決めた。梅野の1試合3打点は21年5月30日西武戦以来、2シーズンぶり。今季は打率1割台前半にとどまっているが、上昇へのきっかけとなるか。

◆阪神才木浩人投手(24)が4月30日以来、21日ぶりの1軍先発マウンドで力投した。6回2/3を投げ、5安打7奪三振1失点。2-0で迎えた7回に味方の失策から2死二塁のピンチを作り、広島林に中前適時打を浴び1点を失ったが、自責点は0だった。先発の役目を果たし、4月2日DeNA戦以来となる今季2勝目の権利を持ってマウンドを降りた。降板後は「梅野さんも思い切ってこいと言ってくれていましたし、序盤からストレートで押していくことができました。先制点を取ってくれたおかげで、ストライクゾーンでどんどん勝負できた点は良かったですが、任されたイニングを最後まで投げ切れなかった点については悔しい思いもあるので、次回は投げ切れるように頑張りたいです」とコメントした。前日20日はサヨナラ勝ち。試合後に岡田監督は「気分的にはだいぶ違うよ、そら。別に負けてもいいんやけどな、明日(笑い)。負けてもどうってことないやんか。一つ勝ったことで気持ち的にはすごく楽になるってことやから」とこの日のゲームに余裕を持たせていた。2軍降格を経た右腕が、のびのびと剛球を連発し、広島打線を封じた。

◆阪神が今季最多の貯金11に増やした。広島に競り勝って2連勝で、3カード連続となる勝ち越し。今季最多4万2600人が詰めかけた日曜日の甲子園に、六甲おろしが響き渡った。盤石の試合運びだった。先制点は3回。2死二塁から中野拓夢内野手(26)がアンダーソンから右前適時打を放った。4回には2死一、二塁から梅野隆太郎捕手(31)が中前適時打を放ち、2-0とリードを2点に広げた。梅野にとっては3月31日のDeNAとの開幕戦以来、51日ぶりに適時打。8回にも梅野の右前適時打で2点を追加した。投げては先発の才木浩人投手(24)が6回2/3 5安打1失点(自責0)、7奪三振と力投。その後もリリーフが踏ん張った。才木は4月30日以来、21日ぶりの1軍先発マウンドで今季2勝目を手にした。

◆阪神が広島に連勝し、今季最多の貯金11とした。開幕から打撃不振だった梅野隆太郎捕手(31)が2本の適時打で3打点を挙げた。試合後の岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。-才木は2軍に行く前と比べて「いやいや、だから2日前もあんまり良くなかったんよ、おーん。昨日ブルペンであんまりええことないとか言っとたけどな、あんまり変化球が入らないっていうかね、変化球のコントロールがちょっと悪かったから、2日前のブルペンでもね。真っすぐはもう、落ちる前よりも全然真っすぐ走ってたけどね」-そのへんは序盤のピッチングに「そうやな。梅野がブルペンで受けて、真っすぐ走ってるから、どんどん真っすぐいったんやろね」-試合開始から16球ストレート続けた「だから、まあ、それも自信がなかったらね、ストレート走ってなかったら、そんないけないやんか。やっぱりね、才木もこれ走ってるなあという感じを受けたんじゃないかな」-20日に「負けてもいい」とプレッシャーを取り除いた「いやいや、負けたらアカンよ、それは(笑い)心の中よ。心の中の負けやから(笑い)」-才木の気持ちを楽にする意味もあって「まあ、楽にて言うか、もう、それは、だって、昨日のひとつの勝ちが楽になってるよ。そういう言葉やなしに。そら、ねえ、昨日負けて、連敗で何も言わん方がもっとプレッシャーがかかるやろ。そら、そうやろ。やっぱりな」-昨日の森下、今日の才木、梅野と苦しんでいた選手がこうやって結果を「そうよな。まあ、調子悪いもんがじょじょにな、上がってきたよな。うん」-そのあたりがチームの循環としても「うん。まあ、だってキャッチャーも、今は6連戦(梅野と坂本のスタメンが)3-3になってるけど、まあ、そういうつもりはなかったけどな。これもやっぱり坂本が新しいピッチャーでね、ああいうリードをしたおかげで、こうなってしまったんだけど、まあ、これから梅野がどんどん上がってくるやろな、やっぱりな。おーん」-梅野も悔しかっただろうが、結果を出した「まあ、1年間長いから、それは。ああいう形では終わらんよ。それは。やっぱり長いから。だから、それを地道にて言うかな、そこを腐らずにな、やっぱりいつかはそら調子が上がってくるとか、そういうことを考えて、やっぱり長いシーズンやらないとね。ほんなら、いい結果が出るけど」-梅野はどこがよくなった「まずはもう、構えた時にバットのヘッドがあんまり入らんようになってきたやん。力ばっかり入ってな、あれ。去年からやったやろ。去年からずっとバットのヘッドが入ってたからなあ」-7回の加治屋の起用は左右関係なく「いやいや、ピッチャーのとこ(代打で)松山出させて岩貞いくつもりやったんや。フォアボールでもヒットでも打たれたらなと思ってたんや、逆に。まああそこで1球で終わってしまったから別に。だから、あそこで8番バッター別に左右別に関係ないやんか。そらクリーンアップでな、一発長打があるとか、そういう時は右左気にするけど。右左関係なしで、だからもう準備はしとった、岩貞、松山用にな。そしたらあそこで終わってくれて良かった」

◆阪神が広島に連勝し、今季最多の貯金11とした。開幕から打撃不振だった梅野隆太郎捕手(31)が2本の適時打で3打点を挙げた。試合後の岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。-ロースコアから、最後は突き放した「そうですね。大きかったですね、(8回の)2点ね」-試合運びは会心「いや、前回ね、(先発のアンダーソンは)打ち崩したんだけど、前の巨人戦から、すごくいいという報告を受けたので。実際ね、ストレートも速かったし、ちょっとてこずるなと思ったですね。やっぱりね」-先制打は3回の中野。固定して起用してきた「いやいや、いつもコンスタントにね、1、2番はヒット出るし、3割もね、やっぱりキープしているので。別に変える必要もないしね。右、左関係なしにね、結果出ているんでね」-梅野がチームにとっても、自身にとっても大きな2本の適時打「そうですね。まあ最初のほうがよかったけども、最後ね、2本目のほうがね、ほんと、ずっと坂本のバッティングが目立ってたんだけど、坂本がちょっと落ちたときに、今は梅野がだいぶ上がってきたんで。まあ、そんなもんですね」-梅野のバッティングにいい変化を感じているか「だからやっぱり、センターから右にヒットが出るようになったら、良くなってくるんじゃないですかね。最後でも難しいボールだけど、一、二塁間にいって。ちょっと強引にいきすぎた面があったんで、そのへんが良い結果になってんじゃないですかね」-才木は久々の先発だった「防御率を見るとそんなに悪いピッチングをしてないんだけど、なかなか勝ち星に恵まれなくて、ま、雨とかいろんなあれで、2軍で最後もすごく良いピッチングをしていて、当然、ローテーションの空きがあれば、最初から1番手は才木でいこうというのがあったので、久しぶりだったけど、いいピッチングをしてくれましたね」-また連勝で貯金が最多11に「いやいや、まあ、まだね、たくさん試合が残っているんですけど、あと来週でね、交流戦になるんで、セ・リーグ相手に最後になるんで、先発ピッチャーは交流戦まで最後の登板になるんですけど、いい形でね、まず区切りの交流戦までということで......まず区切りの交流戦までということで、最後、この1週間、来週、おーん、みんなピッチャーもバッターもね、最後いい形で交流戦を迎えたいですね」

◆阪神の加治屋蓮投手(31)が1球で4ホールド目を挙げた。1点リードの7回2死一塁で才木をリリーフ。左の8番矢野を初球148キロ外角直球で遊ゴロに仕留めた。「(苦手の)左打者に出してもらったので、信頼して出してもらったと全力で勝負した」。次打者には切り札の松山が準備。岡田監督も「もう準備はしとった。岩貞を松山用にな。あそこで終わってくれてよかった」と右腕をねぎらった。

◆広島が惜敗で4位に転落した。5回、先発アンダーソンが右足がつるアクシデントで1死一、二塁に走者を残して降板。1-2の8回、島内が梅野にダメ押し2点打を浴びた。ただ、G7広島サミットが影響したビジター12連戦は7勝5敗でフィニッシュ。大瀬良、野間ら主力に故障者が出た半面、この日適時打を放った林、中村貴ら新戦力も台頭した。監督は「この2週間、本当に選手は頑張った」と納得顔。本拠地に戻る23日から巻き返す。

◆広島が2カード連続で負け越し、4位に転落した。阪神先発の才木は、前回対戦まででプロ通算13勝のうち5勝を献上している相手。この日も2回2死二塁、3回無死二塁など何度も好機をつくったが、決定打を奪えなかった。粘投を続けていた先発のアンダーソンが右足がつるアクシデントで5回途中で降板後、中継ぎ陣もピンチをしのいできたが、8回に島内が梅野にダメ押しの2点打を浴びた。チーム唯一の適時打を放ったのは19日に昇格したばかりの林晃汰内野手(22)。7回2死二塁で才木のフォークを捉え、中前に運んだ。「ずっと合ってなかったので、なんとか当てた結果、センターまで抜けてくれた。(フォークは)チャンスの場面だったので頭に入れつつ」と振り返った。2回2死二塁では空振り三振に倒れた。「1打席目がチャンスの場面だったので、もう1回チャンスが回ってきたときに絶対かえすという気持ちだった。それは良かったと思います」。2年ぶりの1軍となった19日からの阪神3連戦(甲子園)は10打数2安打3打点。「思い切ってできた部分もありますし、反省もある。そこをしっかり来週につなげていきたい」と気合十分。1軍戦を「むっちゃ楽しいですね」と表現し、一層の活躍を誓った。

◆阪神中野拓夢内野手(26)が先制タイムリーを放った。3回2死二塁。広島アンダーソンの4球目、高め147キロを力強いスイングで右前に運んだ。「高めのまっすぐが強いというのは分かっていたので、そのまっすぐをしっかりと1球で仕留められたことは良かった」。本塁送球の間に二塁を狙った果敢な走塁はアウトになったが、口火を切る貴重な先制打。これで11日ヤクルト戦から10試合連続ヒットだ。打率3割7厘と3割台をキープ。得点圏打率も3割2分5厘と勝負強さが光る。昨季25打点だったが、今季は早くも19打点目。中野は「あまりがっつかないというか、しっかりと(狙い球を)絞っていけているというのが今年のいいところ」と要因を分析する。岡田監督も「右、左(投手)関係なしに結果が出ている」と不動の2番打者に全幅の信頼を寄せている。

◆梅ちゃん復活打!阪神梅野隆太郎捕手(31)が、2シーズンぶりの3打点で今季最多貯金11の立役者となった。1点リードの4回、開幕戦以来51日ぶりのタイムリーヒットとなる中前適時打。1点差に迫られた8回には2点打で広島を突き放した。デーゲーム6連勝で3カード連続勝ち越しに成功。40試合終了時点で25勝14敗1分けは日本一となった85年、リーグ制覇した03年と同じ勝敗数だ。吉兆の数字を通過点に、このまま首位を突っ走る。ライトスタンドから球場全体に「梅野コール」が広がった。9回の守りに就いた梅野は、マスクを外して応えてみせた。「やっと帰ってきたな、と。地響きのようなすごいコールに感謝しています」。今季甲子園初のヒーローインタビューで、今季甲子園最多4万2600人の観衆に感謝を込めて頭を下げた。聖地がまた沸きに沸いた。1点リードの4回2死一、二塁、アンダーソンから中前適時打。開幕戦以来51日ぶりの適時打をかっ飛ばした。再び1点差となった8回2死二、三塁では島内の初球155キロを右前2点打。「コンタクトする、そこだけを考えていた」。しぶとい一打で広島を突き放した。4月29日のヤクルト戦前。神宮外苑のコブシ球場でアップをしてると、隣のグラウンドで試合をする野球少年たちが駆け寄ってきた。「頑張ってる?」「背番号2、俺と一緒やね」。優しいまなざしで声をかけると少年野球チーム「深川ジャイアンツ」の子どもたちが目を輝かせる。「思い出になればと思ってね」。ペンを走らせ、サインも手渡した。岡田監督に正捕手と明言されながら、坂本との併用は続く。打率1割台。「期待を裏切るようなことっていうか、自分自身、うまいこといかないっていうのが続いているし...」。簡単には笑顔になれない状況だが、ファンを喜ばせるプロ野球選手の使命を忘れない男の2安打に勇気、元気をもらった人がいるはずだ。12打席ぶりの安打で上昇のきっかけはつかんだ。岡田監督も「センターから右にヒットが出るようになったら良くなってくる。これから梅野がどんどん上がってくるやろな」と予告した。40試合終了時点で25勝14敗1分けは日本一となった85年、リーグ制覇した03年と同じ勝敗数で吉兆だ。お立ち台で「あさっても勝つば~い!」と締めた背番号2が、首位を走る虎を加速させる。【中野椋】阪神はデーゲーム6連勝。5月3日中日戦から連勝が続いている。今季の阪神はデーゲームに強く、10勝2敗1分けで勝率8割3分3厘。ナイトゲームの15勝12敗、勝率5割5分6厘を大きく上回る勝率で、8つの貯金を生み出している。阪神は今季40試合目を消化し、25勝14敗1分けで首位をキープ。過去に全く同じ勝敗数だったのは52、85、03年の3度。うち85、03年はリーグ優勝しており、吉兆な数字だ。○...5番佐藤輝が今季10度目マルチ&好守でもり立てた。4回に左前打を放つと、8回に1死一塁から再び逆方向の左翼へ二塁打。1死二、三塁として梅野のダメ押し打をお膳立てした。守っても8回1死一塁から堂林のイレギュラーした打球を難なく処理して併殺。「ゲッツーになったので大きかった」と満足げだった。○...「6番右翼」で2試合連続スタメン出場の森下は、3打数無安打に倒れた。8回1死二、三塁で空振り三振。「切り替えてやっていきたい」と前を向いた。前日20日の広島戦ではプロ初サヨナラ打。多くの祝福&激励メッセージが届き「(連絡は)100件くらいは来た。こんなに見てくれているんだってところがうれしかったです」と感謝した。次の1本へのエネルギーにしてみせる。

◆阪神才木浩人投手(24)の降板時、今季最多4万2600人の観客から自然と拍手が湧き起こった。4月30日ヤクルト戦以来の1軍マウンドに上がり、開幕3戦目だった4月2日DeNA戦以来49日ぶりの白星をゲット。復調を強烈に印象づけた。初回から19球のうち16球に直球を選び、1、2番には変化球なし。2番中村貴には10球粘られながらも154キロ直球で押し切った。エラーから1失点したが、7回途中を被安打5で自責点ゼロ。勝負球フォークもさえ、7奪三振で今季2勝目を手にした。「ここからノンストップで最後まで走り抜けたい。最後は打たれたけど、これがないように。しっかりゼロで抑えられるように頑張っていきたい」お立ち台では超満員のファンに今後の"不休"を誓った。開幕ローテ入りを果たした今季。だが5試合で1勝3敗と白星に結びつかず、1日に出場選手登録を抹消された。疲労から頭の突っ込みや左肩の開きなど、フォームに乱れがあったと分析。ファームでは新たな事には取り組まず、疲労回復を最優先した。「やりすぎる時がある」というトレーニングにもブレーキをかけた。「去年とは状況がちょっと違う。今はもっと上を見ないといけない。早く1軍にという気持ちもあるけど、焦るよりも自分の状態を上げられるように」。冷静な判断が復調星につながった。前日20日同戦の勝利後には、岡田監督が「別に負けてもいいんやけどな、明日」とコメント。知らなかったという才木は「そうなんですか? 勝っちゃいましたけど!?」といたずらっぽく笑った。「別に全然(気負いは)ない。やることが分かっていれば、何かあっても気持ち的に変わることはない。自分のやることをやっていくだけです」頼もしい右腕の帰還で、虎の勢いがますます増しそうだ。【波部俊之介】○...3番手岩貞がゼロのバトンをつないだ。1点差に迫られた8回に登板。先頭上本に左前打を許したが、続く菊池を空振り三振。最後は代打堂林を直球で三塁併殺に仕留めた。7ホールド目を記録した左腕は「才木がナイスピッチングをして、野手もしっかり守って」と野手の守備にも感謝。「結果的にゼロで抑えられて良かった」と笑顔だった。○...岩崎がクリーンアップ3人をピシャリで6セーブ目を記録した。3点リードの9回に登板。先頭秋山を低めの直球で左飛に仕留めると、マクブルームも直球で詰まらせて三ゴロ。最後も西川を直球で遊ゴロに打ち取った。登板15試合で防御率0・64と安定感抜群。試合後は「良かったと思います」と笑顔で振り返った。

◆両軍のスターティングメンバーが発表。阪神は才木浩人投手(24)が先発する。前回は4月30日のヤクルト戦(神宮)に先発し、3回5安打3失点で4敗目(1勝)を喫した。その後、5月1日に登録を抹消され、2軍で再調整。ウエスタンでは2試合で計6回を投げ被安打0、無失点と状態を上げてきた右腕が、今季初登板初勝利をマークした4月2日のDeNA戦(京セラ)以来の勝ち星を狙う。20日の一戦でプロ初のサヨナラ打を放ったD1位・森下翔太外野手(22)=中大=は2試合連続で「6番・右翼」に座った。

◆先発した阪神・才木浩人投手(24)が一回を三者凡退で抑えた。先頭の菊池は4球すべて直球を投げ込み、最後は152キロで空振り三振。続く中村貴はファウルで粘られるも、こちらもすべて直球で10球目で左飛に仕留めた。3番・秋山には直球2球で追い込み、3球目にこの日初めての変化球となるフォーク。ボールとなったが、5球目を139キロフォークで空振り三振に仕留めた。立ち上がりは計19球のうち、1球目から16球連続直球。最速155キロと威力抜群の真っすぐが光った。

◆阪神・中野拓夢内野手(26)が先制タイムリーを放った。0―0の三回、木浪が敵失で出塁すると、才木が犠打を成功させて1死二塁。近本は三邪飛に倒れて、中野が打席に立った。先発・アンダーソンの4球目、外角高めの147キロの直球を右前へはじき返して先制点を挙げた。中野は11日のヤクルト戦(甲子園)から10試合連続安打。試合前時点で打率・307と好調を維持する2番打者が虎打線を活性化させている。

◆広島・菊池涼介内野手(33)が今季初失策を記録した。0─0の三回無死走者なしで木浪の中前へ抜けそうなゴロに追いついたが、イレギュラーに対応できず前に弾いた。慌てて一塁へ投げたボールはやや本塁側に逸れ、打者走者はセーフになった。2013年から10年連続でゴールデングラブ賞に輝いている名二塁手は今季試合前の時点で38試合に出場。堅実かつ華麗な守備で幾度となくチームを救っているが、39試合目で「E」ランプがともった。

◆阪神・梅野隆太郎捕手(31)が四回に貴重な追加点を挙げる中前適時打を放った。2死から佐藤輝が左前打を放つと、D1位・森下(中大)は死球で一、二塁の好機。カウント0-2からアンダーソンの130キロスライダーに食らいついた。打球は二遊間を突き破る大きな一打。2-0とリードを広げた。梅野にとって、これが3月31日の開幕戦(対DeNA、京セラ)以来となるタイムリーだった。

◆阪神・中野拓夢内野手(26)が先制タイムリーを放った。0―0の三回、木浪が敵失で出塁すると、才木が犠打を成功させて1死二塁。近本は三邪飛に倒れて、中野が打席に立った。先発・アンダーソンの4球目、外角高めの147キロの直球を右前へはじき返して先制点を挙げた。中野は11日のヤクルト戦(甲子園)から10試合連続安打。試合前時点で打率・307と好調を維持する2番打者は「打ったのはストレート。才木が頑張ってくれていたので、なんとしても先制点を取ってあげたいという気持ちでした。高めの球でしたが、しっかり振り切ることができたと思います」とコメントした。

◆阪神・梅野隆太郎捕手(31)が四回に貴重な追加点を挙げる中前適時打を放った。2死から佐藤輝が左前打を放つと、D1位・森下(中大)は死球で一、二塁の好機。カウント0-2からアンダーソンの130キロスライダーに食らいついた。打球は二遊間を突き破る大きな一打。2-0とリードを広げた。梅野にとって、これが3月31日の開幕戦(対DeNA、京セラ)以来となるタイムリーだった。「打ったのはスライダー。2アウトから得点することができてよかったです。いいところで打つことはできましたが、まだ試合は続いているので守りの方も集中して頑張ります」とコメントした。

◆阪神・才木浩人投手(25)が6回2/3を投げ、5安打1失点(自責0)と力投した。最大のピンチは0―0の三回だ。先頭の矢野に左翼線二塁打。アンダーソンを空振り三振、菊池を右飛に仕留めるも、育成D2位・中村貴(九産大)の打席で二塁への牽制が悪送球となり、三進を許したが、それでも直球で遊ゴロに打ち取って切り抜けた。七回には先頭の4番・マクブルームの二塁へのゴロを中野がファンブルし、失策で出塁を許した。続く西川への2球目が暴投となり、得点圏に走者を背負い、2死までこぎつけたが、林に甘く入ったフォークを中前へ運ばれて1点を返されたところで降板となった。2番手で登板した加治屋が後続を打ち取った。白星を挙げれば、4月2日の戦(京セラ)以来、今季2勝目となる。自身は試合前の時点で直近3試合で3敗と低調な内容が続いており、5月1日に登録を抹消されてファームで再調整していた。4月30日のヤクルト戦(神宮)以来の1軍登板で力強い直球を軸に投球を組み立て試合を作った。

◆阪神は投打がかみ合い、広島に勝利。3カード連続で勝ち越しとなった。 三回に中野が先制タイムリーを放てば、四回には梅野が開幕戦以来となる適時打で追加点を挙げた。 さらに2ー1の八回にも2死二、三塁で梅野が2点打を放ち、今季自身初の1試合3打点を挙げた。 4月30日のヤクルト戦(神宮)以来の1軍登板となった先発の才木は6回2/3を投げて1失点(自責0)と好投。4月2日のDeNA戦(京セラ)以来の2勝目をマークした。

◆阪神が3カード連続の勝ち越しで、貯金を今季最多の「11」とした。得点はすべて2死からで三回に中野拓夢内野手(26)の右前打で先制。四、八回には梅野隆太郎捕手(31)がタイムリーを放ち、今季初の1試合3打点をマークした。才木浩人投手(24)は6回2/3を投げて1失点(自責0)で4月2日のDeNA戦(京セラ)以来の白星を挙げた(2勝3敗)。観衆は今季最多を更新する4万2600人。40試合で25勝に到達した岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り(成績=25勝14敗1分、観衆=4万2600人)。ーー才木は2軍降格前と比べて「2日前もあんまり良くなかったんよ。昨日ブルペンでエエことないとか言っとたけどな。変化球のコントロールが悪かったから。真っすぐはもう、落ちる前よりも全然走ってたけどね。梅野がブルペンで受けて、真っすぐ走ってるから、どんどん真っすぐ行ったんやろね」ーー試合開始からストレートを続けた「それも自信がなかったら、ストレート走ってなかったら、そんな行けないやんか。才木も走ってるなという感じを受けたんじゃないかな」ーー20日は負けてもいいとプレッシャーを取り除いた「負けたらアカンよ、それは(笑)。心の中よ。心の中の負けやから(笑)」ーー森下、才木、梅野と苦しんだ選手が結果を出している「調子悪いもんが徐々に上がってきたよな」ーーチームの循環としても「だってキャッチャーも、今は6連戦(梅野と坂本のスタメンが)3―3になってるけど。そういうつもりはなかったけどな。これも坂本が新しいピッチャーでね、ああいうリードをしたお陰で、こうなってしまったんだけど、これから梅野がどんどん上がってくるやろな、やっぱりな」ーー梅野も悔しかっただろうが、結果を出した「1年間長いから。ああいう形では終わらんよ。地道にて言うかな、そこを腐らずにな、いつかは調子が上がってくると考えて、長いシーズンやらないとね。ほんなら、いい結果が出るけど」ーー梅野はどこが良くなった「構えた時にバットのヘッドがあんまり入らんようになってきたやん。力ばっかり入ってな。アレ、去年からやったやろ。去年からずっとバットのヘッドが入ってたからなあ」

◆中日、阪神、西武で通算1560安打を放ち、楽天初代監督を務めたサンケイスポーツ専属評論家の田尾安志氏(69)は才木浩人投手(24)、梅野隆太郎捕手(31)の活躍に触れ、「強い戦い」が続くと予想した。文句の付けようがない快勝だった。その中でもまずホメたいのは先発した才木。一回の立ち上がりを見ただけで好投を確信できた。球に伸びがあって、しかも制球が安定して、ほとんどの打者に対してストライク先行。常に自分のペースで勝負できていた。不安定だった2軍落ちする前とは見違える内容で調整する中で吹っ切れた部分もあったのかもしれない。今度はしっかりローテを守れそうな予感だ。打つほうでは梅野の打撃が、完全にいい時を思い出していた。元々センターから右方向へ打球が飛ぶタイプ。四回の変化球をセンター返しのタイムリー、八回の一、二塁間を破るダメ押しタイムリーともに、らしい打撃だった。開幕から引っ張りにかかって、調子を落としていたが、これで復調できるのでは。先発投手陣は青柳、西勇がなかなか調子が上がらない中で大竹、村上が期待以上の投球をしていたが、そこに才木も加わった。打線では木浪が下降線の中で梅野の復調。代わりに活躍する選手がすぐに生まれる「流れの良さ」を感じる。采配する岡田監督にも、貯金がある余裕を感じる。チームとして、調子が悪い選手の代役がすぐに現れ、無理な采配もしない。当分は「強い戦い」を見ていられそうだ。

◆阪神・加治屋蓮投手(31)は七回、1点差とされた2死一塁で才木浩人投手(24)からバトンを受けた。矢野を1球で遊ゴロに仕留め、今季4ホールド目。対左の場面で起用され「そこで出してもらったのはすごくうれしかった。ネクストの松山さんまで回ったら今度は岩貞がいると思い、全力で勝負できた」と息をついた。今季15試合に登板で防御率0・00。「気持ちと体のコンディションを整えながら試合に臨めている」と充実感たっぷりだった。

◆八回に登板した阪神・岩貞祐太投手(31)は先頭の代打・上本に左前打を許しながらも続く菊池をスライダーで空振り三振。代打・堂林を三ゴロ併殺に仕留めて「結果的に0点に抑えられたのでよかった」とうなずいた。2021年には投手主将を務めたブルペンのリーダー格。「才木がナイスピッチングして、野手もしっかり守って、いいゲームだったと思います」と好循環を喜んだ。

◆2試合連続で「6番・右翼」で出場した阪神D1位・森下翔太外野手(22)=中大=は3打数無安打1死球。八回1死二、三塁の打席では空振り三振に倒れ、サヨナラ打を放った20日に続く活躍といかなかったが「いい形で打てているところもあるので、次の試合で打ちたい」と前を向いた。1軍での長打は4月4日の広島戦(マツダ)で放った二塁打1本のみ。「なんとか結果が出るように、練習から意識してやっていきたい」と話した。

◆阪神・才木浩人投手(24)が6回2/3を投げ、1失点(自責0)で2勝目(3敗)。4月2日のDeNA戦(京セラ)以来の白星に「初回から思い切ってどんどん攻めていく感じでしたね」と振り返った。20日の試合後、岡田彰布監督(65)がプレッシャーを和らげるため「負けてもいい」といった趣旨の発言をしたことについては「え、そうなんすか? 勝っちゃいましたけど」と笑顔。今後に向け「もうこっからね。ノンストップでというか、今日からまたリスタート」と語っていた。

◆4-1の九回に登板した阪神・岩崎優投手(31)は秋山、マクブルーム、西川のクリーアップに対し、すべて直球で三者凡退に抑えた。6セーブ目に「その日のベストでやるだけなんで」と力を込めた。5セーブを挙げている湯浅は右腕のコンディション不良で2軍調整中。昨季28セーブを挙げた左腕は12試合連続無失点と安定感抜群だ。

◆阪神・佐藤輝明内野手(24)は四回2死走者なしから三塁手の横を抜く左前打を放つと、八回1死一塁では2ボールから152キロを弾き返す左翼線への二塁打でチャンスを拡大。いずれも得点につながり「インコースのボールを見送って、しっかり一発でヒットになった」と納得顔。今季10度目のマルチ安打とし、5月は打率・295、5本塁打、16打点と好調をキープしている。

◆魂のこもった直球がうなりをあげてミットに収まる。ファームでの再調整を経て1軍のマウンドに帰ってきた阪神・才木浩人投手(24)が強気に攻めた。闘志あふれる直球勝負で復活星をつかんだ。「もうめちゃくちゃ最高ですし、すごい気持ちいいですね。ここからはノンストップで最後まで走り抜けたいと思っています」プレーボールからアクセル全開だった。先頭の菊池をオール直球で空振り三振。続く育成D2位・中村貴(九産大)にもフルカウントからファウルで粘られても真っすぐを投げ続け、甲子園がざわつき始めた。「ヒットを打たれてもしようがないという気持ちでガンガン攻めた」。最後は左飛に料理し、秋山に対しては3球目で初めてフォークを投じた。最速は155キロ。16球連続直球で打者をねじ伏せ、三者凡退のスタートを切った。2―0の七回に味方の失策と暴投などで2死二塁とされ、林に適時打を許したところで交代が告げられた。2番手・加治屋の火消しにも助けられて6回?、5安打1失点(自責0)で今季2勝目。梅野からは「100点のピッチング」とたたえられ、甲子園で先発した試合は昨季から負けなしの3連勝だ。劇的なサヨナラ勝ちを収めた20日の試合後、岡田監督は「別に負けてもいいんやけどな、明日」と冗談交じりにポツリ。

◆梅ちゃん、お帰り! 阪神は今季最多の貯金11とした。梅野隆太郎捕手(31)が中押し&ダメ押し打と2年ぶりの3打点。坂本誠志郎捕手(29)と併用される中、正妻としての意地を見せた。2位DeNAとの差は2ゲームと拡大。今季最多4万2600人の大観衆の中、3カード連続の勝ち越し。ここから独走態勢に入る!快音を響かせ、白球は右前に弾む。今季最多4万2600人の観衆から地鳴りのような大歓声。梅野が打った。虎を今季最多の貯金11に導いた。二塁ベース上に到達すると、右手をグッと突き上げ、感情を爆発させた。「自分でしか分からない心境もいろいろとあるし、そこは自分で打破しないといけない。いいきっかけにはできたかな」2-1で迎えた八回2死二、三塁。目の前でD1位・森下(中大)が空振り三振に倒れ、甲子園がため息に包まれた。悔しさを隠せない新人を目に焼き付け、打席に立つ。その初球。島内の155キロ直球をはじき返した。「真っすぐが一番いい投手。しっかりコンタクトすることだけを考えていた」。意地の2点右前打で試合を決めた。1-0の四回2死一、二塁ではアンダーソンのスライダーに食らいつき、中前適時打を放った。2年ぶりの1試合3打点。タイムリーも3月31日のDeNAとの開幕戦(京セラ)以来だった。割れんばかりの拍手で迎えられた開幕戦以来のお立ち台。開幕序盤から極度の不振に苦しむ男は、思いのたけを語る。「やっぱりファンの皆さんの期待を裏切ることは...自分自身、なかなかうまいこといかないのが続いている」

◆「やっと咲きましたなぁ、梅(野)が...」「ウム、近年の異常気象もあるし、今年は咲かないのでは...と心配していましたが、これでもう一安心!!」「梅の開花に合わせるような風情のある大人の阪神の勝利。いや~、味わい深いものを見させていただいた一戦でした」という感じの猛虎だったのだ!!先発の才木が、2軍でしっかりと目的意識を持って調整してきたのがうかがえるマウンドさばき。打線は三回、相手のミスを見逃さず、そこから先制点を奪い、四回は2死無走者からの追加点!! 八回には才木ら虎投を好リードした梅ちゃんが、2点タイムリー。玄人好みの渋茶に羊かんのような、実に強い野球を見せてくれたのだ。梅ちゃんに取りついていた邪気も払われて、めでたし、めでたし!! いや、ハシャぐには、まだ早い! 猛虎Vのために『6番目の男』、出てこ~い!! 先発なら村上、大竹、伊藤将、西勇、才木に続く6人目。打者なら6番に座るのはミエセス、森下、島田、井上、小野寺の誰や? 貯金は今季最多の11だけど、金持ちほど欲深いのが世の中なんやで~!!

◆相手の失策につけ込んで先制点を奪い、梅野の適時打で追加点。さらに梅野の2点打でダメを押す。先発・才木が好投して、継投もバッチリ。うん、いい勝ち方だった。「何となくあっさり勝ちますよね。トラ番同士でも、常勝チームのような勝ち方だ、強いな、と話していたところです」トラ番・織原祥平が試合後、余裕しゃくしゃくの感想を述べていた。選手が浮かれまくっていたら心配するし、不安にもなる。が、担当記者が油断しても、チームが足元をすくわれるわけではないので、織原記者の5月にして「常勝」発言も許してあげよう。サブキャップ新里公章は梅ちゃん復活に涙目だった。「順調に白星を重ねるチームの中で、唯一、心配していたのが梅野だったんです。明るい選手が、元気がなく感じられていたので。これで心配事がなくなりました」心配事がなくなったというのも極端だが、心地よい5月の風が、さらに快感になった、日曜日の勝利だった。4得点すべてが2死から。相手のショックも大きいはずだ。20日のルーキー森下のサヨナラ打も、九回2死走者なしからつないだものだった。昨日の四回も2死走者なしから。これも強いチームの証しではないか。新里サブキャップ、織原記者に感化されて、タイガースの強さにホレボレしていたら...ふと思い出した。名将・野村克也に尋ねたことがある。--最近2死走者なしから得点が多いです。チームが強い証拠ですかね?「つまらない」--はぁ?「つまらない。2死から繋がって点が入ったってことは、選手が勝手に打ったってことや。ベンチは何もしていない。監督としては、こんな不本意な点の取り方はない」失礼しました-。監督を極めた方になると、自分が采配を振るいまくり、作戦を駆使し尽くして勝たないと、納得できないのか...。勉強になったもの。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
25141 0.641
(↑0.009)
-
(-)
103161
(+4)
115
(+1)
21
(-)
20
(+1)
0.252
(-)
2.650
(↑0.07)
2
(-)
DeNA
22151 0.595
(-)
2
(↓0.5)
105163
(+3)
152
(+3)
38
(-)
8
(+1)
0.269
(↓0.001)
3.760
(↑0.05)
3
(1↑)
巨人
21200 0.512
(↑0.012)
5
(-)
102164
(+5)
176
(+2)
46
(+2)
9
(-)
0.252
(↑0.001)
4.150
(↑0.06)
4
(1↓)
広島
20200 0.500
(↓0.013)
5.5
(↓1)
103143
(+1)
137
(+4)
28
(-)
17
(+2)
0.249
(↓0.002)
3.170
(-)
5
(-)
ヤクルト
17222 0.436
(-)
8
(↓0.5)
102142
(+3)
163
(+3)
40
(+2)
27
(-)
0.228
(↑0.001)
3.600
(↑0.05)
6
(-)
中日
13270 0.325
(↓0.008)
12.5
(↓1)
103105
(+2)
135
(+5)
13
(+1)
9
(-)
0.240
(↓0.001)
2.990
(↓0.06)