DeNA(3対3)ヤクルト =リーグ戦9回戦(2023.05.21)・横浜スタジアム=
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ヤクルト
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DeNA
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【ヤクルト】山田 哲人(5号・4回表ソロ),村上 宗隆(7号・4回表2ラン)

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◆ヤクルトは1点を追う4回表、山田のソロと村上の2ランが飛び出し、逆転に成功する。対するDeNAは、1点差に迫って迎えた7回に代打・楠本が適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。その後は両軍の救援陣が相手に得点を許さず、4時間53分の熱戦は規定により引き分けに終わった。

◆YouTuber「カジサック」として、活躍中のお笑いコンビ「キングコング」の梶原雄太が、ヤクルト-DeNA戦でセレモニアルピッチに登場した。カジサックは普段は赤いジャージーだが、DeNAカラーの青いジャージーで登場。知野が打席に立ち、山本を相手にノーバウンド投球で拍手を浴びた。投球後は、自らの手でマウンドをならした。投球後、カジサックは「ここまで緊張するとは思わなかったレベルで緊張した。とにかく当てないことを意識してっていう感じでしたね」とコメント。ただ、ボールはやや内角にいき「やっぱりギリギリで生きていきたいっていうところで、YouTubeも攻めていかなあかんというところで、外角を狙ってたんですけど、気が付けば内角にいっちゃってたという感じです」と話した。自己採点は「90点ですね」とつけ、残りの10点については「練習の時はもう少し強いボールを投げられてたんですけど、あれだけのお客さんの中で、選手もいらっしゃってという中でちょっとひよっちゃって、ちょっと球速を落とし気味になっちゃった。後ほど、J・B選手(ウェンデルケン)に謝りにいかないといけないです。約束してたんで」と話した。この日は「YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL 2023 Supported by ありあけハーバー」のゲストとして、自身のYouTubeチャンネル内の動画でも大人気の「ヨメサック」と5人の子どもたちを連れ、横浜スタジアムに来場した。イニング間イベントにも登場する予定で、試合後はグラウンドを使用し、YouTubeチャンネル「カジサック」の公開収録も行われる。

◆DeNA京田陽太内野手(29)が、2回の走塁で負傷し、3回の守備から途中交代した。遊撃には柴田が入った。2回2死一、二塁、佐野の左前打で二塁から本塁に突入し、ヘッドスライディングしたが、ヤクルトの中村とホームで交錯した。昨オフに中日からトレード移籍し、今季は試合前時点で32試合に出場し、打率2割1分8厘、1本塁打、3打点。

◆DeNA桑原将志外野手(29)が、テレビカメラに向かって、牧の打撃用手袋が破れたことをお知らせした。1回2死二塁、牧が初球をファウルした後、ベンチに戻ったが、ファンはその理由がわからず。桑原が破れた打撃用手袋をカメラに見せ、何が起こったかを知らせた。桑原は2回2死から、三塁打を放ち、投手の今永の中前適時打で先制のホームを踏んだ。

◆捕手から捕手へのバックホームでピンチを切り抜けた。1点を先制された後もピンチが続いた2回2死一、二塁。先発小川がDeNA佐野に左前打を浴びる。打球を確認しホームに突っ込む二塁走者の京田の真横を、この日左翼に入った内山壮真捕手(20)のレーザービームが通り過ぎた。がっちり受け取ったのは9試合ぶりスタメンマスクの中村悠平捕手(32)。京田にタッチするも、判定は一時セーフとなったがヤクルトベンチのリクエストが成功し、追加点を許さなかった。内山は前日の試合まで3試合連続でスタメンマスクを被り、3戦連続アーチを放っていた。

◆"村神様"の24打席ぶりアーチとキャプテンの1発で、ヤクルトが逆転に成功した。0-1で迎えた4回先頭の山田哲人内野手(30)が5号ソロを放ち同点に追いついた後、無死一塁で村上宗隆内野手(23)がフルカウントからDeNA先発今永の151キロ外角低めの直球をバックスクリーン左にたたき込んだ。2発を放った13日中日戦(神宮)以来の7号2ラン。「哲人さんが同点にしてくれてサンタナが出塁してくれて、すごく良い流れで打席が回ってきたので流れに乗って打たせてもらいました」と語った。山田も「バッティングカウントだったので速いボールに振り負けないように強いスイングを心がけました。ホームランになって良かったです」と喜んだ。

◆ヤクルト中村悠平捕手(32)が9試合ぶりにスタメンマスクをかぶる。中村は10日阪神戦(甲子園)でスタメン出場した後、翌11日から体調不良で離脱。18日に復帰し、代打で途中出場していた。また、3戦連発中の内山壮真捕手(20)が左翼に入り、昨年9月29日広島戦(マツダスタジアム)以来の5番を任された。

◆YouTuber「カジサック」として、活躍中のお笑いコンビ「キングコング」の梶原雄太率いる「チームカジサック」が、ヤクルト-DeNA戦で「ハマスタバトル」ガチンコリレー対決に臨み、オフィシャルパフォーマンスチーム「diana(ディアーナ)」に勝利した。同イベントは、3人でのリレー対決で、「チームカジサック」は先頭から終始リードし、アンカーを務めたカジサックが、ディアーナより先にゴールテープを切って、スタンドから大きな拍手を浴びた。

◆DeNA三嶋一輝投手(33)が、ヤクルト村上に死球を与え、打席で倒れ込んだ村上のもとに向かって、直接謝罪した。同点の延長10回1死一、三塁、初球の149キロが右足に直撃。帽子を取って、マウンドから打席に向かって、村上に声を掛け、村上も応じた。20日の同戦では、宮崎への死球を巡って、マウンド付近で乱闘騒ぎが起き、警告試合が宣告されたが、両チームともに冷静に対応した。

◆ヤクルトは今季初のキャプテン山田と主砲村上のアベック弾が出たが、引き分けに終わった。ともに侍ジャパンの元同僚DeNA今永を捉えた。4回先頭で山田が左翼席へ5号同点ソロ、無死一塁で村上がバックスクリーン左へ一時勝ち越しとなる7号2ランを放った。それでも今週は4連敗と引き分け。山田は「まだ100試合以上あるので諦めずにやりたい」と語り、村上も「今はみんなで我慢して戦うとき」と語った。

◆ヤクルトのキャプテン山田哲人内野手(30)が延長10回に本塁で憤死したタッチアップの真相について明かした。1死満塁で内山壮真捕手(20)が左翼方向へ浅い飛球を打ち上げた。ファウルゾーンに向かっていた飛球が風でフェアゾーンに戻ってくる、捕球も難しい打球。三塁走者の山田はその過程も「見えてました」と振り返る。「浅かったですけど(守備側の)体勢も悪いかなと思いましたし、ちょっとでも送球のボールがそれたらセーフになると思ったので」と三塁コーチからのサインではなく、自身の判断だったことを明かした。延長12回で引き分けはしたが5号ソロ、猛打賞と結果で4連敗中のチームを鼓舞しつつ、走塁でも1勝をもぎ取りに行った。「暴走なのかちょっとそこは何も分からない状況ですけど、行って良かったと思っています。ワンチャンスを狙って行きました」。4月、下半身のコンディション不良で一時離脱したキャプテンの激走は、チームの士気を高めたに違いない。【三須一紀】

◆ヤクルトは今季セ・リーグ最長となる4時間53分の延長12回を引き分けで終えた。高津監督は「ここまで負けないで一生懸命にプレーした選手を誇りに思う」と語った。9回はDeNA守護神の山崎から3連打を浴びせ2死満塁まで追い詰め、10、11回にも満塁の好機をつくるなど12安打を放ちながら12残塁とあと1本が出なかった。次戦へ「言葉は古いが選手に根性が見えた。来週はやってくれる」と期待した。

◆DeNAが、今季リーグ最長4時間53分の熱戦でヤクルトと引き分けた。同点の9回から3イニング連続で満塁の大ピンチ。9回は2死満塁を山崎、延長10回は1死満塁を三嶋、延長11回は1死満塁を上茶谷が脱した。野手全員を使い切る総力戦の中での引き分けに、三浦監督は「本当に集中して、最後の最後まで全員が準備して、やってくれた」と評価した。随所に守備での好プレーが光った。9回2死一、二塁では抜ければ失点だったゴロを遊撃の柴田が飛びつき、内野安打でストップ。延長10回1死満塁では、左翼と内野の間に上がった飛球を左翼の関根がランニングキャッチし、三塁走者の山田の本塁生還を阻止した。三浦監督は「いっぱいありすぎてね。よく守ってくれたと思います」と絶賛した。打線では7番桑原の3安打を起点とし、下位打線から3点を奪った。2回は三塁打から、今永の適時打で生還。4回は二塁打から柴田の適時打、7回は二塁打から代打楠本の適時打で同点のホームを踏んだ。三浦監督は「しっかり出塁して、その後のバッターが返してくれたし、一丸となってやってくれた」と全員野球をたたえた。【久保賢吾】▽DeNA今永(2回に自ら先制打を放つも、7回3失点で勝敗つかず)「初回から飛ばしていき、いけるイニングまで行こうと思って、マウンドに上がった」▽DeNA柴田(途中出場で適時打&好守を連発)「いつでもいける準備はできていますし、やることは変わらないです」▽DeNA楠本(7回に代打で同点適時打)「絶対に事を起こそうと思って、打席に向かった。一発で仕留めることができて、良かったです」

◆ヤクルトのキャプテン山田哲人内野手(30)が選手による全体ミーティングを検討していることを明かした。この日は4連敗後の引き分けで、この週は勝利がなかった。首位阪神とは8ゲーム差に開き、借金5の5位と前半戦の正念場だ。ただ「負けは続いてますけど雰囲気自体は悪くない」と語る。「まだ100試合ぐらい残っている。諦めずに1戦1戦やりたい」と下を向くそぶりはない。実際にこの週は、引き分け、2点差負け、3点差負けがそれぞれ1試合、1点差負けが2試合と接戦をモノに出来ない日々だった。好機での1本や何かきっかけがあれば、全てで勝利できた可能性を感じさせる試合の連続だった。それでも勝負の世界は結果が全て。これ以上、負けが込めばチームの雰囲気がどう転ぶか分からない。キャプテンは「このままずるずる行くようだったら全体ミーティングをしようと青木(宣親)さんと話し合っている段階」と明かした。山田、青木らチームリーダーたちは、あらゆる状況を想定し、ヤクルトという組織にとって何が最善策かを模索しながら日々を戦っている。【三須一紀】

◆3試合連続本塁打中と好調のヤクルトの高卒3年目・内山壮真捕手(20)が「5番・左翼」でスタメン入りした。先発は3勝目を狙う小川泰弘投手(33)。

◆DeNA・京田陽太内野手(29)が負傷交代した。二回、二塁走者として佐野の左前打で本塁へ頭から滑り込んだ。その際に捕手・中村と交錯。一度はセーフの判定もリプレー検証でアウトに覆り、直後の三回の守りから退いた。京田は中日からトレードで加入した今季、出場33試合目で打率・218、1本塁打、3打点。この日を含めて主に遊撃で先発出場してきた。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が、1―1の四回無死一塁で7号2ランを放って勝ち越しに成功した。「哲人さんが同点にしてくれてサンタナが出塁してくれて、すごくいい流れで打席が回ってきたので、流れに乗って打たせてもらいました」先頭の山田が同点の5号ソロを放ち、続くサンタナが右前打を放った直後だった。WBC日本代表として共闘したDeNA先発・今永に対し、フルカウントから外角151キロ直球を振り抜いた。打球はバックスクリーン左に飛び込む2点本塁打となった。村上と山田のアベック弾は今季初。豪快な2本のアーチで逆転に成功した。

◆ヤクルト・山田哲人内野手(30)が0―1の四回先頭で同点の5号ソロを放った。「バッティングカウントだったので早いボールに振り負けないように強いスイングを心掛けました。ホームランになってよかったです」DeNA先発・今永に対し、カウント3―1からの5球目。148キロ直球を捉え、左翼席へほうり込んだ。3日の巨人戦(東京ドーム)以来の一発で反撃を開始した。

◆先発したヤクルト・小川泰弘投手(33)は6回7安打2失点で降板した。「今日は攻めの投球もできましたし緩急も上手く使えました。最少失点で粘れたかなと思います」二回に今永の中前適時打で先制を許し、打線が逆転した直後の四回には柴田に中前適時打を浴びて3―2と1点差に迫られたが、リードを保って踏ん張った。五、六回はともに三者凡退とし、反撃を許さなかった。七回からは木沢がマウンドに上がったが、無死三塁から代打・楠本に同点の右前適時打を献上。小川の3勝目はおあずけとなった。

◆DeNA・上茶谷大河投手(26)が3―3の延長十一回、突如乱れた入江が3連続四球で招いた1死満塁のピンチに6番手で登板。並木を遊ゴロ、3安打を放っている山田を空振り三振に仕留めて無失点で切り抜け、力強く拳を握って雄たけびを上げた。5年目の今季は開幕からブルペンに回ったが、試合序盤での出番や回またぎでも結果を残し、防御率0点台と抜群の安定感を見せている。

◆DeNAは今季初の引き分け。17人のベンチ入り野手全員を使い切り、今季リーグ最長の4時間53分の激闘を戦い抜いた三浦大輔監督(49)は「よく守ってくれた。内容のいいプレーもたくさん出た」とプラスに捉えた。最大の山場は延長十一回だった。5番手の入江が1死から3連続四球で招いた満塁のピンチに、昨季まで主に先発で今季は開幕から救援を務める上茶谷を投入。並木を遊ゴロ、山田を空振り三振に仕留めて無失点で切り抜けた右腕を、指揮官は「気迫を前面に出して抑えてくれた。上茶谷の気持ちが勝った」とたたえた。九回から3イニング連続で満塁のピンチをしのぐ執念のドロー。三浦監督は「勝ち越しはできなかったけど、最後の最後まで全員が集中して、準備してやってくれた」と選手をねぎらった。(浜浦日向)

◆セ・リーグ5位のヤクルトは21日、DeNA9回戦(横浜)に延長十二回規定により、3―3で引き分けた。0―1の四回に山田哲人内野手(30)の5号ソロと、村上宗隆内野手(23)の7号2ランで一時逆転に成功。今季リーグ最長4時間53分の激闘の末、引き分けて連敗を脱出することはできなかったが、今季初のアベック弾を浮上の号砲とする。勝利をつかめなかったが、主軸がそろって横浜にアーチをかけた。0―1の四回、先頭の山田が左越えの5号ソロを放って同点に追いつくと、勢いそのままに村上が続いた。「哲人さんが同点にしてくれて、サンタナが出塁した。すごく良い流れで打席が回ってきたので、流れに乗って打たせてもらいました」キャプテンの一発で1―1とし、さらにサンタナが右前打を放って無死一塁。DeNA・今永に対し、フルカウントから151キロの直球を捉えてバックスクリーン左にたたき込んだ。今季初の1試合2発を放った13日の中日戦(神宮)以来6試合ぶりのアーチで、一時逆転に成功した。山田とのアベック弾達成は、昨年8月28日のDeNA戦(横浜)以来、34度目。チームの顔となる2人のアーチ共演は、一気にナインの士気を高める。高津監督は「1本の本塁打だけど、真ん中の選手(主軸)が打つ1本というのは、チームに与える影響、相手に与えるダメージが他の選手の1本とは違う」とうなずいた。試合は七回に追いつかれ、八回以降は好機をつくりながらも打線にあと一本が出ず、今季2度目の引き分けとなった。延長十回には1死から山田の三塁内野安打とサンタナの右前打で一、三塁として村上に打席が回ってきたが、右足に死球を受けた。チームは4連敗から脱出できず借金5の5位に沈むが、村上は「必死でみんなで我慢してチーム一丸となって勝てるように頑張ります」と力強い。高津監督は「(阪神、広島と対戦する来週は)いい1週間にしたい。うちの選手はやってくれるんじゃないかなと思います」と前を向いた。二枚看板の本塁打から流れをつかみ、勝利への突破口とする。(箭内桃子)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
25141 0.641
(↑0.009)
-
(-)
103161
(+4)
115
(+1)
21
(-)
20
(+1)
0.252
(-)
2.650
(↑0.07)
2
(-)
DeNA
22151 0.595
(-)
2
(↓0.5)
105163
(+3)
152
(+3)
38
(-)
8
(+1)
0.269
(↓0.001)
3.760
(↑0.05)
3
(1↑)
巨人
21200 0.512
(↑0.012)
5
(-)
102164
(+5)
176
(+2)
46
(+2)
9
(-)
0.252
(↑0.001)
4.150
(↑0.06)
4
(1↓)
広島
20200 0.500
(↓0.013)
5.5
(↓1)
103143
(+1)
137
(+4)
28
(-)
17
(+2)
0.249
(↓0.002)
3.170
(-)
5
(-)
ヤクルト
17222 0.436
(-)
8
(↓0.5)
102142
(+3)
163
(+3)
40
(+2)
27
(-)
0.228
(↑0.001
3.600
(↑0.05)
6
(-)
中日
13270 0.325
(↓0.008)
12.5
(↓1)
103105
(+2)
135
(+5)
13
(+1)
9
(-)
0.240
(↓0.001)
2.990
(↓0.06)