1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 7 | 1 | 0 |
ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | X | 5 | 8 | 0 | 0 |
勝利投手:岩下 大輝(1勝0敗0S) (セーブ:益田 直也(0勝0敗13S)) 敗戦投手:山﨑 福也(1勝2敗0S) |
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◆ロッテは3回裏、2死二塁から安田が適時打を放ち、先制に成功する。その後は6回に岡の適時打で1点を加えると、続く7回には田村の適時打など3点を挙げ、リードを広げた。投げては、2番手・岩下が今季初勝利。敗れたオリックスは、打線が1得点と振るわなかった。
◆ロッテ佐々木朗希投手(21)が、軽いキャッチボールなどで調整した。C・C・メルセデスらと談笑しながら軽く体を動かした後、小野投手コーチを相手に約20メートルの距離で、軽めのキャッチボール。その後はチューブを使ったダッシュを数本こなした。15時25分ころに自身の練習メニューを終えると、侍ジャパンでチームメートだったオリックス宮城大弥投手(21)と、山本由伸投手(24)と談笑。右手のマメを見せる様子も見られた。15時35分ころにグラウンドを後にした。
◆ロッテは中継ぎ右腕の広畑敦也投手(25)が、プロ初先発で2回を35球、1安打無失点に抑えた。21年ドラフト3位入団で、1年目の昨季は30試合にすべて中継ぎ登板。今季もここまで4試合すべてリリーフで登板。「いつも通り自分のピッチングを心がけて、全力で頑張ります」と話していた通り、「ブルペンデー」の先陣として役割を果たした。
◆ロッテ益田直也投手(33)が、本拠地ZOZOマリンスタジアムで今季13セーブ目を挙げ、リーグ史上初となる同一球場100セーブを達成した。5点リードの9回、7番手の坂本が2死から1点をかえされ、なお一、二塁の場面で急きょマウンドへ。紅林を4球で中飛に仕留め、中継ぎ投手陣でつないだ「ブルペンデー」を締めくくった。強風が名物の本拠地での快挙に、「それだけ大事なところで使っていただいた監督やコーチに感謝したいなと思います。僕じゃなくても他の人がやっていても達成できたかもしれないし、そこは使っていただいた監督やコーチに感謝したいなと思います」と謙虚な姿勢。「すごくファンの方が声援をくれる球場でもありますし、すごく風があったり特殊な球場だと思うので。そこで大変だと思ったことはないですけど。本当にファンの人にも感謝して、これからもやりたいと思います」と、ファンに感謝した。ロッテ益田が通算195セーブ目を挙げ、ZOZOマリンでは区切りの100セーブ目となった。同一球場で100セーブ以上は岩瀬仁紀(中日)がバンテリンドームで193セーブ、高津臣吾(ヤクルト)が神宮で118セーブ、藤川球児(阪神)が甲子園で114セーブを挙げており、益田で4人目。パ・リーグでは初めて。▽ロッテ田村(8投手を好リード、7回に2点適時打を放つなど攻守で活躍)「そのピッチャーのいい球をどんどんチョイスしていこうと思いました。(打撃の)感じはずっと良かったので、それを実行できた」▽ロッテ岩下(2番手で1イニングを3者凡退に抑え今季初勝利)「最初からあのイニング(3回に)行くと言われていたので、全力で行くだけでした」
◆オリックスが首位攻防戦で連敗を喫し、1位のロッテと1カード差に開いた。今カードは2敗1分けで、11カードぶりの負け越しとなった。先発の山崎福也投手(30)は、6回途中6安打2失点ながら2敗目。ユニホームがゆらめくほどの強風にカーブが大きく抜ける場面もあったが、粘り強く投げ続けた。中嶋聡監督(54)も「この風、本当に難しい中で、それだけとるのも難しいでしょうし、向かい風も難しいでしょうし。それでもよく粘ったと思います」と評価した。強風だけでなく、もう1つの"敵"にも勝利を阻まれた。0-1の6回2死二塁、岡の打球は三塁ベースを直撃し、左翼へ抜ける適時打になった。前日に続く不運な当たりに、指揮官も「2日も連続でベースに当たるんですから。それも野球なんですけどね、確かに野球なんですけど」と話すしかなかった。ブルペンデーで投手8人が継投した相手に対し、8回まで無得点に抑えられたが、最終回に森、頓宮、ゴンザレスの3連打で1点を返す意地は見せた。本拠地で迎える19日からの日本ハム3連戦で再び白星を積み重ねたい。
◆ロッテの益田直也投手(33)が、本拠地ZOZOマリンスタジアムで今季13セーブ目を挙げ、史上4人目、パ・リーグでは史上初となる同一球場での100セーブを達成した。大卒1年目から救援一筋。先発は1度もない。12年目を迎えた今季、益田に「ほぼ毎日肩をつくり、スタンバイするリリーフとして君臨し続けられるのは、なぜなのか?」と聞いたことがある。益田 毎年毎年、新しい1年なんですよ。体の状態がまったく同じなんて1度もない。とにかく走って、体幹を鍛えて。体さえ丈夫ならなんとかなる。そう思っています。その中でZOZOマリンで投げる意識は1本の芯が通っている。スリークオーターからシンカーやスライダーなど変化球で三振を奪ってきたイメージも強いが、大事なのはそこではなかった。益田 マリンは風の影響で変化球が曲がると言われるけれど、まずは強い真っすぐを投げられないと変化球は生きない。高めの真っすぐは吹き上がってしまうので、いかに低めに強く投げられるか。変化球も真っすぐと同じ高さから落ちたり曲がったりすれば振ってくれるんです。力強い直球を投げることが最優先だ。そのためには自分の体の状態にあって投球フォームも重要。かつては左足を上げてからユラユラ揺れて軸足に力をためる投球フォームなども試してきたが、今オフに昨季までの2段モーションをやめた。益田 今は、強い真っすぐがしっくりきています。体力、体幹などの強さと向き合い、マリン特有強風も味方につける。自身の体とも環境とも"ともだち"になった上で投じる150キロ超の直球が、益田の本拠地100セーブの根源だ。【鎌田直秀】
◆苦手投手を相手に食らいついた。「5番・三塁」で先発出場したロッテ・安田尚憲内野手(24)が三回に先制の適時内野安打。本拠地に集まったファンを沸かせた。2死二塁からオリックスの先発左腕、山崎福が投じた直球を捉え、一、二塁間へ。二塁手の宜保がダイビングキャッチし、一塁へ送球する中、全力で一塁ベースを駆け抜け、間一髪でセーフとなった。その間に二走の藤岡が一気にホームイン。チームが救援投手で小刻みに継投する「ブルペンデー」を採用する中、序盤に貴重な先制点をもぎ取った。昨季は山崎福との対戦成績が6打数1安打(・167)だった。苦手をはねのけ、5試合連続安打を記録。4打数2安打2打点と躍動した17日のオリックス戦に続いて打点を挙げた。履正社高から2018年にドラフト1位で入団。6年目の今季は31試合に出場し、打率・274、8打点、2本塁打(17日現在)。山口、藤原ら若手が離脱する中、けがをすることなくコンスタントに試合に出続けている。「常に出ていなきゃいけない気持ちがある」と期待を背負って戦う大砲がチームを勢いづけた。打線は六回に〝運〟も味方に追加点を挙げた。2死二塁で岡の打球は三塁ベースに当たって大きく跳ね上がる左前適時打に。17日の茶谷の適時二塁打を再現するかのようだった。七回には和田が押し出しの四球、田村が2点適時打と投手陣を強力に援護した。首位ロッテが救援陣8人でリレーした「ブルペンデー」に大きな1勝。3連勝で貯金は今季最多の「7」とした。
◆オリックスは三回から小刻みな継投に入ったロッテ投手陣を捉えきれず、九回2死から1点を返すのがやっと。2試合連続引き分けの後に2連敗で、4戦勝ちなしとなった。中嶋監督は「(継投は)分かっていたこと。やりづらさとかじゃなくて、そこに対応していかないといけない」と顔をしかめた。0―2の七回には安打と四球で無死一、二塁としたが、頓宮が初球で三ゴロ併殺に倒れて反撃ムードがしぼんだ。直後の守備では三塁手のゴンザレスが強風の中で飛球を捕れずピンチが拡大。その後3失点して試合の大勢が決まった。(ZOZOマリン)
◆〝ブルペンデー〟で快勝した。12球団トップのチーム防御率2・60を誇る鉄壁のロッテ投手陣がオリックス打線を封じた。最後は守護神の益田直也投手(33)が九回2死一、二塁から紅林を中飛に仕留め、パ・リーグ史上初めて同一球場(ZOZOマリン)で100セーブ(通算195S)を達成した。「皆さんの歓声を背中に受け、このような結果が出せています」〝けがの功名〟だった。右手中指のまめの影響で佐々木朗の先発が先送りとなったことで、吉井監督は救援陣が小刻みに継投する「ブルペンデー」を今季初めて採用。プロ初先発の広畑から益田まで8投手でつないだ。六回に登板し、連続無失点を16試合に伸ばした西村は「益田さん、沢村さんがいい雰囲気をつくってくれる」と話す。ベテラン2人の存在がブルペンの支えだ。オリックスとの首位攻防戦で2勝1分けと勝ち越し、貯金は今季最多の7。通算200セーブまで「5」とした益田は「皆さんが笑顔で帰路につけるようにこれからも頑張っていきたい」。勝利のバトンもつなぎ、18年ぶりのリーグVへと突っ走る。(武田千怜)ロッテ・益田が今季13セーブ目。本拠地・ZOZOマリンでは通算100Sとなった。同一球場で100S以上を挙げたのは、中日・岩瀬仁紀のバンテリンドームでの193S、ヤクルト・高津臣吾の神宮での118S、阪神・藤川球児の甲子園での114Sに次いで4人目。パ・リーグの本拠地では初。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ロッテ |
21 | 14 | 2 | 0.600 (↑0.012) | - (-) |
106 | 116 (+5) | 102 (+1) | 15 (-) | 19 (+2) |
0.231 (↑0.001) | 2.600 (↑0.04) |
2 (-) |
ORIX |
21 | 16 | 2 | 0.568 (↓0.015) | 1 (↓1) |
104 | 147 (+1) | 132 (+5) | 31 (-) | 17 (+1) |
0.266 (↓0.001) | 3.160 (↑0.02) |
3 (-) |
ソフトバンク |
18 | 15 | 2 | 0.545 (-) | 2 (↓0.5) |
108 | 121 (-) | 114 (-) | 22 (-) | 19 (-) |
0.239 (-) | 3.070 (-) |
4 (-) |
西武 |
17 | 21 | 1 | 0.447 (↓0.012) | 5.5 (↓1) |
104 | 120 (+2) | 130 (+6) | 30 (-) | 26 (+1) |
0.236 (-) | 2.990 (↓0.04) |
5 (-) |
日本ハム |
17 | 22 | 0 | 0.436 (↑0.015) | 6 (-) |
104 | 129 (+6) | 133 (+2) | 24 (-) | 22 (+1) |
0.226 (↑0.001) | 2.940 (↑0.02) |
6 (-) |
楽天 |
15 | 21 | 1 | 0.417 (-) | 6.5 (↓0.5) |
106 | 111 (-) | 133 (-) | 33 (-) | 29 (-) |
0.213 (-) | 3.240 (-) |
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