日本ハム(☆3対0★)西武 =リーグ戦8回戦(2023.05.17)・エスコンフィールド北海道=
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西武
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日本ハム
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勝利投手:上沢 直之(4勝2敗0S)
敗戦投手:エンス(1勝6敗0S)
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◆日本ハムは5回裏に清水、アルカンタラ、松本剛の3者連続適時打で3点を先制する。投げては、先発・上沢が9回無失点9奪三振の快投。自身5年ぶりとなる完封で今季4勝目を挙げた。敗れた西武は、先発・エンスが試合をつくれず、打線も散発の4安打と振るわなかった。

◆日本ハム新庄剛志監督(51)が試合前、早くも来季キャンプの構想を打ち明けた。新球場は天然芝の定着が弱く、グラウンド状態の改善に四苦八苦中だ。外野には所々、はげたところも見られる。「お互いさま。向こう(対戦相手)も同じ状況なんだから。言い訳にはならない」と分かってはいるが、前日16日の西武戦で延長12回の末、ダブルエラーで敗れたことが、相当、悔しかった様子。「来年のキャンプで内野手とかは200個ぐらい小石を敷き詰めたところで、弾いた時の練習を(させたい)。ドミニカ形式。牛乳パックをグラブにして。(ボールを)取らないで、衝撃を肘の動きで殺す。ラテン系の人たちは、うまい。柔らかいっす」。それとなく、来季続投も"におわせ"た!?

◆日本ハム新庄剛志監督(51)が、前日16日西武戦で先発した鈴木健矢投手(25)の中4日起用を示唆した。「試合を作ってもらいたい。そうして欲しいということは伝えました。36歳のダルビッシュでも中4日で行けているんだから」。鈴木は4回2/3、78球で降板していた。次回は21日オリックス戦(京セラドーム大阪)で先発するとみられる。下手投げの鈴木は防御率0点台と、ここまで安定して先発ローテを守っている。中4、5日で回し、少しでも登板機会を増やしたい考えだ。新庄監督は「(故障離脱中の)ポンセと金村君が戻ってくるまでは、それで乗り越えられたらいいかな」と期待を寄せた。

◆元日本ハムの杉谷拳士氏が2日連続で始球式に登場した。16日西武戦では、打者として登場したが、「ティーバイティーガレージ20周年アニバーサリーゲーム」として開催されたこの日は、投手として始球式を務めた。中古車販売などを手がけるティーバイティーガレージの「宣伝部長」と紹介され、同社ロゴ入りのユニホームを着用してマウンドに上がり、緩いスローボールをストライクゾーンに投げ込み、球場を沸かせた。試合前には同社が制作した写真で「車」の文字を描いた巨大パネルが「写真で作った最大の言葉」のギネス世界記録に認定され、認定式で杉谷氏が司会を務めた。

◆日本ハムのアリスメンディ・アルカンタラ内野手(31)が、左足に自打球を当てて途中交代した。5回1死一、二塁で回ってきた第2打席でスイングした際に左足首付近に自打球が当たった。トレーナーらが駆けつけたが、打席に戻り右前適時打で出塁。松本剛の適時打で二塁に進塁した後、代走の福田光と交代した。アルカンタラは「足首を動かすと痛みが多少あるので、明日の朝、トレーナーと確認したい」と語った。吉村本部長は「(通院の可能性は)ない。大きな故障ではない」と話した。

◆日本ハムの投手陣が試合前練習で、バント処理の再確認を行った。通常の練習スタート時はアップ後、センター方向での調整か、ブルペンに入る選手は随時準備するが、この日は、まずはマウンド周辺に集まり1人ずつ投球後、バントを捕球し、まずは二塁へ送球。随時、三塁への送球対応へと移行した。前日16日の西武戦では、同点の延長12回に8番手で登板していた杉浦稔大投手(31)が投前バントを捕球後、二塁へ送球も悪送球。カバーに入った中堅の江越大賀外野手(30)がさらに後逸し、ダブルエラーで一塁走者を生還させ勝ち越された。14日ロッテ戦(エスコンフィールド)でも、1点勝ち越された後の4回1死三塁の場面で、コナー・メネズ投手(27)が、バントの打球を捕球後、本塁へ送球しようとしたが足を滑らせ転倒。4点目を許した場面があったため、新庄監督の指示で、再チェックの場を設けた。同監督はこう説明した。「昨日のミスというより、ここで早く慣らしてもらわないと。下が軟らかいから、ちょっと滑らないように準備させとかないと。ここでできたら他の球場で多分、簡単にできると思うから。足の運びをちょっとしてもらって。昨日のミスも、もちろん。足が気になって(送球が)浮いたかもしれないし。みんなコケてる。怖いと思う。踏ん張りが。だから踏ん張らずに早くボールまで行って、取ってこう足を軽くするというか、踏ん張りすぎないように」。反省を糧に、すぐ対策に乗り出した。練習に参加したルーキーの宮内春輝投手(26)は「久々にバント処理の練習をしました。天然芝でのボールの転がり具合とか、どれだけ勢いが死ぬのかを確認できた。足が滑ったりすることもあるかもしれないので、気をつけようと思いました。個人的にはストップが利きすぎてしまうのかなと」と感想を口にした。

◆西武が5月だけで5度目の0封負けを喫した。日本ハム上沢に4安打完封負け。2回、7回と5番マキノンが出塁するも、6番愛斗がいずれも併殺打。流れが止まった。4月中旬には3割前後だった愛斗の打率は、これで2割5分に。バットの出方に課題があると自覚する中、打席での粘りは出てきただけに「何とか明日は2本打って取り返したいです」と燃えていた。

◆西武が敗れ、4連勝した4月19日以来となる連勝はならなかった。先発のディートリック・エンス投手(31)は4回1/3を3失点KOで、今季6敗目(1勝)を喫した。3回までは完全投球も、5回に3失点した。先頭の5番万波にカウントを悪くしてからの痛烈な安打を浴び、四球でピンチを広げた後、3連続適時打を浴びた。「やっぱり、あの5回。そこだけが反省点です」と声を落とした。突然の崩れは、この夜に限ったことではない。今季はこの日までで33回1/3、実質34イニングでマウンドに上がり、そのうち失点したのは8イニングのみ。しかしながら、1失点で済んだのは1イニングのみ。残り7イニングは全て、2失点以上している。松井稼頭央監督(47)も「そうなんですよね...」と首をひねり「あそこで1失点で。たらればになるので、あれですけどね。最少失点で済んでいれば、また(持ち直す)チャンスもあるでしょうし。もったいないなというところはありますよね」と話す。60球以降、2巡目以降の壁。開幕2戦目に送り出された左腕の、悩めるマウンドが続いている。【金子真仁】

◆日本ハム上沢直之投手(29)が9回120球を投げ、4安打完封でリーグトップに並ぶ4勝目を挙げた。完封は18年6月26日ソフトバンク戦(沖縄セルラー)以来5年ぶり。1786日ぶりの快投に「昨日もたくさん中継ぎの方ががんばってくれていたので。1イニングでも長く投げたかった。最終回のマウンド上がるときの手拍子が僕に届いた」と感謝した。チームのために体を張った。7回1死、マキノンの鋭い打球が右臀部(でんぶ)横を直撃。「大丈夫でしたけど、1回下がって(処置して)いいですかと言いました。ブルペン見たら玉井さんが急いでつくっていて。大丈夫なんだけどなあと、思いながら見ていました」。赤くみみず腫れになっていたが、マウンドに戻り西武打線を封じ込めた。新庄監督がプロデュースした真っ赤な襟付き"ヒーローユニホーム"を着用して、これで2勝2敗。同監督は着用8試合で6勝2敗以上なら再登板を希望しており「しがみつくよ」と崖っぷちからの4連勝を見据える。上沢も「このユニホームで完封。縁起がいいので、また着たい」。延長12回での痛い逆転負けから一夜。屈辱からはい上がった"日本ハム戦隊"が、反撃を開始する。【永野高輔】

◆日本ハムの清水優心捕手(26)が決勝点となる今季初打点を挙げた。5回1死一、二塁で左前適時打を放った。休日に行ったマッサージで下半身の動きが良くなり、打撃の調子が上向いた。「足が使いづらい感じがあったけど、使えるようになった」とメンテナンスが功を奏した。先発上沢を好リードで完封に導いたが、「他のピッチャーでも出たい気持ちはある。この積み重ねがチャンスになると思うので」と活躍の幅を広げるつもりだ。

◆日本ハムの上沢直之投手(29)が、9回120球を投げ、4安打完封でリーグトップに並ぶ4勝目を挙げた。完封勝利は18年6月26日ソフトバンク戦以来5年ぶり。直球系を痛打され自己ワーストタイの3被弾した6日楽天戦の反省から、相手に的を絞らせないよう使う変化球を精査して組み立てた。前日16日に延長戦で9人を費やした投手陣を休める面目躍如の投球となった。勝利の瞬間、上沢はグラブをポンとたたいて右拳を力強く握り締めた。完封勝利は5年ぶりだが、北海道に限ると14年9月15日オリックス戦(札幌ドーム)以来、実に3166日ぶり。「昨日もたくさん中継ぎの方が頑張ってくれていたので。1イニングでも長く投げたかった。最終回のマウンド上がるときの手拍子が、僕に届いた」と、新球場に集まった1万8082人の観衆に感謝した。チームのために体を張った。7回1死、マキノンの鋭い打球が右臀部(でんぶ)横を直撃。「大丈夫でしたけど、1回下がって(処置して)いいですかと言いました。ブルペン見たら玉井さんが急いでつくっていて。大丈夫なんだけどなあと、思いながら見ていました」。赤くみみず腫れになっていたが、走ってマウンドに戻り、中継ぎ陣に頼ることなく、西武打線を1人で封じ込めた。前回登板の反省が生きた。6日の楽天戦は自己ワーストタイの3本塁打を浴び、7回4失点降板。すべて直球系の球を捉えられ「真っすぐをいかに強く振らせないか。そのためには他の変化球の精度が大事」と対策を練った。打たれている変化球とそうでない球を自ら精査し「カットボールは減らした」。逆に「あまり使わない」というチェンジアップを多用し、7回には本塁打リーグ1位、打率2位の好調中村から、空振り三振を奪った。前回とは打って変わった好投に建山投手コーチも「いつもと違うパターンで、チェンジアップをうまく使っていた。その日のいいボールをチョイスして組み立てていたのは、さすが」と感服した。初めて試合で着た新庄監督プロデユースのユニホームは「僕は似合っているんじゃないかな。いつもよりハイウエスト気味で、ユニホームの上もだぼだぼってやらないで、しっかり(ズボンに)入れました」。着こなしも投球も細かいこだわりをちりばめ、ヒーローのようにかっこ良く、白星をつかんだ。【永野高輔】

◆自らデザインした"ヒーローユニホーム"の期間延長へ、目標の6勝2敗に踏みとどまった。試合後、日本ハム新庄監督は「今、2敗? しがみつくよ!」と威勢が良かった。延長12回の末、エラーで力尽きた前日16日から一転、この日はエース格、上沢の快投に助けられ、5回に下位打線から始まった3者連続適時打などで奪った3点のリードを守った。相手の左腕攻略へ、オーダーを前日からガラリと変更した。「疲れもあるだろうし、入れ替わりで調子がいい選手と何人かずつかみ合えば。全員の調子がいいことは、ほぼほぼ、ないんだから」。先発ローテも再編する。16日に先発した防御率0点台の鈴木を、中4日で21日オリックス戦に投入予定。故障者が多いため、その日のベストを目指して、選手のやりくりが続く。チームは1日で再び5位浮上と、粘り強い。特別ユニホームの着用は2勝2敗で、残り4試合。「ちょっとね~、毛玉が増えるんですよね~。腿のあたりに」と、かわいい悩みもある"戦闘服"だが、勝てば勝つほど「似合っている選手が1人ずつ増えていく」と、愛着は増していく。【中島宙恵】

◆日本ハム・上沢直之投手は今季初完投を5年ぶりの完封で飾り、4勝目を挙げた。4安打2四球で9三振を奪った。打線は五回に清水、アルカンタラ、松本剛の3連続適時打で先行した。西武のエンスは五回途中3失点で6敗目を喫した。

◆日本ハムは、投げては上沢が自身5年ぶりとなる完封で今季4勝目。打っては「8番・捕手」で先発出場した清水が0-0の五回、開幕から26打席目で待望の今季初タイムリーとなる左前適時打を放った。四回までゼロ行進の膠着(こうちゃく)状態が続く中、一振りで均衡を破った。6日の楽天戦(エスコン)以来、8試合ぶりのスタメン起用にバットで応えた。「先輩方がつないでくれて、先制点を取れてよかったです」1打席目は鋭いライナーを放つも二塁手・外崎の好守に阻まれ、二直。状態の良さを感じさせる打撃内容で五回、第2打席を迎えた。先頭の万波が中前打、続く谷内の犠打、江越が四球でつなぎ、1死一、二塁。1ボールから先発左腕、エンスの135キロのカットボールを左前へはじき返した。停滞ムードだった球場の雰囲気は一変。この一打を呼び水に9番・アルカンタラ、1番・松本剛も適時打で続き、3連打。先発のエンスをマウンドから引きずりおろした。扇の要は「ここからは(先発の)上沢さんと勝ちだけを目指します」とすぐに守備へ気持ちを切り替えた。昨季は1軍定着後、最少となる30試合の出場にとどまった清水。復活のシーズンへ向け「自分が結果を残せば、絶対使っていただける。自分のやるべきことをやる」と力を込めていた背番号10が存在感を示した。(加藤次郎)

◆西武のエンスが両リーグ最多6敗目を喫した。三回まで走者を許さなかったが、0―0の五回1死一、二塁から3連続適時打を許し、四球を与えてKO。「連打を浴びて3失点してしまった。そこだけが反省点」と悔しがった。昨季10勝したが、来日2年目の今季はまだ1勝。松井監督は「最少失点で済んでいれば、また(勝つ)チャンスもあるだろうし、ちょっともったいない」と歯がゆそうだった。(エスコン)

◆「8番・捕手」で先発出場の日本ハム・清水優心捕手(26)が攻守で存在感を示した。打撃では0-0の五回1死一、二塁で均衡を破る自身今季初タイムリー。1ボールから西武先発左腕、エンスの135キロのカットボールを左前へはじき返した。「詰まってはいたんですけど、良いところに飛んでくれた」と胸をなで下ろした。守っては先発・上沢を好リードし、右腕5年ぶりの完封をアシスト。チェンジアップを効果的に要求し「(チェンジアップを)うまい具合に使えた。また頼りすぎずにうまく使えたら」と次戦を見据えた。「この積み重ねが次のチャンスになると思う。爪痕を残す。今年に入ってずっと変えずにやっているので明日からもやっていきたい」と清水。背番号10の扇の要が8試合ぶりのスタメン起用に応えた。

◆日本ハム・上沢直之投手(29)が2018年6月26日のソフトバンク戦(那覇)以来、1786日ぶりに完封。散発4安打で三塁すら踏ませず、リーグトップに並ぶ4勝目(2敗)を挙げた。「今日は理想的な結果で、すごくよかった。単純にうれしいです」最速148キロの直球と多彩な変化球を駆使し、スコアボードにゼロを並べた。「データ的に安打になりやすい球を投げない」とこの試合では左打者へのカットボールを封印。代わりに「今まであんまり投げていなかった」というチェンジアップで4個の空振り三振を奪い「いいところでしっかり決まった」とうなずいた。先発陣の大黒柱として矜持(きょうじ)を示した。前夜の延長戦は今季チーム最長の4時間23分で計9投手をつぎ込んで敗れた。「僕が全部投げた方が明日以降、中継ぎの人も休んで投げられる」。強い責任感を胸に今季最多の120球を投げ切った。新庄監督は「安心して見ていられますね」と目を細めた。これでチームは楽天と入れ替わり、5位に浮上。プロ12年目の右腕はお立ち台で「これからどんどん上位に向かって食い込んでいきたい」とナインの思いを代弁した。(加藤次郎)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ロッテ
20142 0.588
(↑0.012)
-
(↓1)
107111
(+7)
101
(+3)
15
(-)
17
(+1)
0.230
(↑0.004)
2.640
(↓0.01)
2
(1↓)
ORIX
21152 0.583
(↓0.017)
0
(-)
105146
(+3)
127
(+7)
31
(+1)
16
(-)
0.267
(↓0.001)
3.180
(↓0.11)
3
(-)
ソフトバンク
18152 0.545
(↑0.014)
1.5
(↑1)
108121
(+10)
114
(+1)
22
(-)
19
(-)
0.239
(↑0.003)
3.070
(↑0.06)
4
(-)
西武
17201 0.459
(↓0.013)
4.5
(-)
105118
(-)
124
(+3)
30
(-)
25
(-)
0.236
(↓0.002)
2.950
(↓0.01)
5
(1↑)
日本ハム
16220 0.421
(↑0.016)
6
(↑1)
105123
(+3)
131
(-)
24
(-)
21
(-)
0.225
(-)
2.960
(↑0.09)
6
(1↓)
楽天
15211 0.417
(↓0.012)
6
(-)
106111
(+1)
133
(+10)
33
(-)
29
(-)
0.213
(↓0.001)
3.240
(↓0.19)