1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 8 | 1 | 0 |
DeNA | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | X | 7 | 9 | 0 | 3 |
勝利投手:伊勢 大夢(2勝0敗1S) (セーブ:山﨑 康晃(0勝3敗10S)) 敗戦投手:九里 亜蓮(2勝2敗0S) 本塁打 |
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◆DeNAは1点を追う1回裏、牧の2ランで逆転する。その後3-4となって迎えた8回には、牧とソトの2者連続本塁打で4点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、4番手・伊勢が今季2勝目。敗れた広島は、先発・九里が7回まで好投を見せるも、8回に崩れた。
◆DeNAネフタリ・ソト内野手が史上180人目のNPB通算150本塁打に到達した。牧の3ランで逆転した8回1死、初球スライダーを左中間席へ運ぶ3号ソロで続き、広島九里に引導を渡した。「試合はまだ終わっていなかったので、自分も(牧に)続いていこうと思った。150本目を横浜スタジアムのお客さんの前で達成できたことがすごくうれしい」と喜んだ。通算150本塁打=ソト(DeNA) 17日の広島8回戦(横浜)の8回、九里から今季3号を放って達成。プロ野球180人目。初本塁打は18年5月6日の巨人8回戦(横浜)で野上から。
◆広島が逆転負けで連勝が止まり、2位浮上はならなかった。序盤から点を取り合い、6回まで4-2でリードした。だが、7回に1点差に迫られると、8回は攻撃で無死一塁からけん制死。後続も倒れた直後、守備では三塁デビッドソンの失策でピンチを広げて先発九里が牧に逆転3ランを浴びた。ソトにもソロを浴びた右腕は、8回途中7失点(自責6)で2敗目を喫した。広島新井貴浩監督(46)の試合後の談話は以下の通り。-九里投手は試合をつくった中で8回は粘れなかった新井監督 まぁ、でも今までずっといいピッチングをしてくれているので。今日は九里の日じゃなかったということでしょう。-逆転を許した8回は直前の攻撃でのミスから流れが変わったようにも新井監督 流れ的にあまり良くなかったんですけど、そういうこともある。-続投は球数もあってのことか新井監督 そうですね。球数的にも行けたんですけど、まだ水曜日ということもあるし。もう1イニング任せたぞと。-打線は前日に続き、序盤の得点から中盤以降に追加点奪えなかった。新井監督 ベイスターズも、ビハインド(の展開で)で出てくる投手陣もいい球を投げるので、そこは取れる時もあれば取れない時もあると思っている。-逆転弾の直前には三塁デビッドソン選手が失策新井監督 やっぱり(野球には)ミス、エラーというのは付き物だから。その次にどうするかとうのが大切。いつも言っていることだけどね。通算1000投球回=九里(広島) 17日のDeNA8回戦(横浜)の6回、関根を中飛に仕留めて達成。プロ野球363人目。初投球回は14年3月29日の中日2回戦(ナゴヤドーム)。
◆4番の「一振り」ならぬ「二振り」が負の連鎖を断った。DeNA牧秀悟内野手(25)が、広島戦(横浜)で決勝の逆転8号3ランを放った。1回にも7号2ランを打っており、今季自身初の1試合2発。いずれも劣勢の展開をひっくり返した。チームの連敗は6で止まった。それぞれが役割を果たして回してくれた絶好機に、主砲・牧の血が騒いだ。「4番の仕事をするにはここしかないと思って、強い気持ちで打席に入りました」。1点を追う8回1死一、三塁、広島九里の136キロを強振した。好調のバロメーターでもある、逆方向に伸びたライナーは右翼席に到達。力強くこぶしを振り下ろしながら走った。勝負どころと皆が分かっていた。先頭の佐野は前日もこの日も無安打。だが8球粘って四球を選び、ほえた。6番から今季初の2番に上がった関根は犠打を成功。宮崎の三塁への強い打球は敵失を誘った。三浦監督は「勝負しました。逆転のランナーを出した。全員で準備した」と、佐野と宮崎に代走を送った。ベンチ全員の思いが牧の打球に乗った。4月は球団記録となる16勝を積み上げながら、月が変わって急ブレーキ。前夜は今季初の6連敗を喫した。0-7から終盤5点を追い上げ、最終回も走者を出したが、届かなかった。牧は「負け方が負け方だった。点が取れなかったり、打てなかったり。ただ長いシーズンやっていればこういうこともあると、先輩たちにも言われていた。何か変えるより、今できることを全員でやろう」。ベンチでの明るさも、打席での強気も「いつも通り」で機を待った。WBCから戻り、序盤は打席数も少なく、早出練習で振り込みを続けた。ようやく、自分らしいスイングができてきた実感がある。田代コーチと試行錯誤し「その日の悪いところをひと言で助言してくれる。結果を出して恩返しじゃないですけど、認められるように頑張ります」と言った。1点を先行された1回2死二塁でもバックスクリーン右へ2ランを運び、1試合の中で2度、逆転弾をマーク。試合直後の三浦監督いわく「ロッカー、みんなだいぶ騒いでました」。4番のバットが、歓喜をもたらした。【鎌田良美】牧が21年9月30日ヤクルト戦以来2度目の1試合2本塁打。この日は1回が逆転2ラン、8回が逆転3ラン。牧の本塁打は今季8本だが、1号逆転、2号先制、3号逆転、6号勝ち越し、7号逆転、8号逆転と、6本が肩書付きでそのうち4本が逆転弾。今季、両リーグで逆転弾を2本以上打っているのは牧だけで、肩書付きの殊勲アーチ6本も両リーグで最も多い。
◆広島・九里亜蓮投手(31)がNPB史上363人目の通算1000投球回を達成した。4─2の六回に先頭・関根を中飛に打ち取って節目に到達。この回を投げ切り、ベンチに戻る際にDeNAのチア「diana」の女性から花束を受け取ると、両軍のファンから温かい拍手が起こった。
◆DeNAが逆転勝ちで、連敗を6で止めた。3―4の八回に牧秀悟内野手が逆転の3ラン。続くソトがソロを放った。牧は2本塁打で5打点。4番手の伊勢が2勝目、山崎が10セーブ目を挙げた。広島は九里が終盤に力尽きた。
◆思いもしなかった5月を過ごしている。4月に同月の球団記録となる月間16勝(6敗)をマークしたDeNA。戦線離脱する選手が皆無にもかかわらず失速、後退している。試合前時点で6連敗。5月は3勝8敗で14日の阪神戦(甲子園)に敗れ、首位の座から陥落した。新助っ人の1軍合流で加速するかと思われた。米大リーグ、レッズ時代の2020年にサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を獲得したバウアー(前ドジャース)が2日の広島戦(横浜)で7回1失点と好投し初勝利。しかし、続く9日の巨人戦(新潟)で6回7失点、16日の広島戦(横浜)で2回7失点と順応に苦しんだ。「捉えられすぎている。何かあるのでしょう。コーチ、アナリスト、いろんな角度からアプローチして対策を考えていく」まさかの惨状に三浦監督も首をひねり、異変を感じ取った。一夜明け、出場選手登録は抹消されず。1軍登板へ調整していくとみられる。この日はキャッチボールは行わず、重さの異なるプライオボールを使用した調整をこなした。大型連敗中、4月は盤石だった先発陣が総崩れ。この日も劣勢だったが、苦しい流れを変えたのは牧だった。1-2の一回に7号2ランを放つと、3-4の八回1死一、三塁からは逆転の8号3ランを放った。頼れる4番が救世主になった。(横山尚杜)
◆DeNAが逆転勝ちで、連敗を「6」で止めた。3―4の八回に牧秀悟内野手が逆転の3ラン。続くソト内野手がソロを放ちダメを押すと、最後は山崎康晃投手が締めて10セーブ目を挙げた。牧は2本塁打で5打点の大活躍。以下、牧のヒーローインタビュー。――2本のホームラン、5打点の活躍で試合を決めた。おめでとうございます「ありがとうございます」――まず大勢のファンの皆さんに「非常に苦しい戦いの中、きょうこうして逆転勝ちできて、すごくうれしいです」――八回の逆転3ランについて。一打同点あるいは逆転という場面どういう気持ちで打席へ「負けてはいたんですが、その前の中継ぎの方たちがすごくいいリズムをつくってくれましたし、4番の仕事をするのはここしかないな、と強い気持ちで打席に向かいました」――あの場面、自分がひっくり返すという思いだったんですか?「後ろにはソトもいましたし、いいバッターもいるので、回すという気持ちもありましたけど、チャンスもありましたので、ほんとに強気で、勝ちたい気持ちを前面に出していきました」――好投の九里投手が相手でしたが。頭の中ではどういうふう整理で打席に立った?「もうほんとにいいボール投げられてましたし、なかなか隙もなかったんですけど、一球で仕留めることができてよかったです」――改めて自らの2振りで試合を決めました。気分は?「最高でーす!!」
◆広島の九里が八回、牧に逆転3ランを浴びた。「チームに勝ちがつく投球ができなかった。そこはしっかりと受け止めて、またやっていくだけ」と声を絞り出した。四回から3イニング連続で三者凡退に打ち取るなど粘り強い投球を続けていたが、八回に暗転した。牧には一回にも2ランを打たれている。「何の言い訳もない。普通に悔しい」と、悔しさをかみ殺すように話した。節目の通算1000投球回を達成した試合を白星で飾れなかった。(横浜)
◆広島は2位浮上の機会を逃した。4─2の八回に続投した九里が牧に3ラン、ソトにソロを浴び逆転負け。試合後の新井貴浩監督(46)の一問一答は以下の通り。──九里は八回途中8安打7失点で今季2敗目を喫したが、試合をつくった「今までずっといいピッチングしてくれている。今日は九里の日じゃなかった」──続投の判断は(100球未満などの)球数を考慮して「そうだね。球数的にもいけたし、まだ水曜日ということもある。だから『もう1イニング任せたぞ』というね」──九里が牧に逆転3ランを浴びる直前にはデビッドソンが三ゴロを後逸「ミス、エラーというのはつきもの。またその次にどうするかとうのが大切。いつも言っていることだけど」──八回表の攻撃では先頭・西川が安打で出るも牽制(けんせい)死。流れが良くなかった「流れ的にあまり良くなかったですけど、そういうこともある」──打線は16日に続き一、二回に得点を挙げたが、六回以降は追加点を奪えなかった「ベイスターズはビハインドで出てくる投手陣もいい球を投げる。そこは取れるときもあれば、取れないときもあると思っている。ビハインドでくる投手もいい投手」
◆九里は7回?を8安打7失点(自責6)で今季2敗目を喫した。4─3の八回に先頭打者への四球と味方の失策が絡んで1死一、三塁とされ、牧に逆転3ラン、ソトに駄目押しソロを浴びた。「普通に悔しい。何の言い訳もない」。この日、NPB史上363人目の通算1000投球回を達成。「ここまで投げさせていただいて感謝しかない」と話したが、節目に花を添えられなかった。(横浜)
◆DeNAは17日、広島8回戦(横浜)に7―4で勝利し、連敗を6で止めた。牧秀悟内野手(25)が3―4の八回に8号逆転3ランを放った。一回にも7号2ランを放ち、計5打点の活躍。三浦大輔監督(49)は「4番の仕事を十二分にしてくれた」と激賞した。負の連鎖を止め、首位阪神を2ゲーム差で追いかける。みなぎる気迫を前面に出し、沸騰する血流は顔を紅潮させた。着弾を確信すると力の限り拳を振り下ろし、咆哮。これぞ、4番。3―4の八回1死一、三塁。牧が右中間席へ逆転3ランを放ち、横浜スタジアム全体が雄たけびに包まれた。「最高です。強気で勝ちたい気持ちを前面に出していきました。非常に苦しい戦いの中、逆転勝ちすることができてうれしい」誰かが重い扉をこじ開けるしかなかった。球団新記録となる月間16勝をマークした4月の影が薄くなる、まさかの6連敗。セ・リーグ首位の座も明け渡し、敗れれば3位転落の危機にあった。米大リーグ、レッズ時代の2020年にサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を獲得したバウアー(前ドジャース)でさえ、16日の広島戦(横浜)で2回7失点。4月は盤石だった先発陣が総崩れで、歯止めが利かなくなっていた。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
22 | 13 | 1 | 0.629 (↑0.011) | - (-) |
107 | 145 (+3) | 103 (+1) | 18 (-) | 18 (+1) |
0.252 (↓0.002) | 2.660 (↑0.05) |
2 (-) |
DeNA |
20 | 15 | 0 | 0.571 (↑0.012) | 2 (-) |
108 | 142 (+7) | 143 (+4) | 37 (+3) | 7 (-) |
0.263 (-) | 3.860 (↓0.01) |
3 (-) |
広島 |
19 | 17 | 0 | 0.528 (↓0.015) | 3.5 (↓1) |
107 | 129 (+4) | 112 (+7) | 26 (-) | 14 (+2) |
0.250 (-) | 2.830 (↓0.1) |
4 (1↑) |
巨人 |
18 | 20 | 0 | 0.474 (↑0.015) | 5.5 (-) |
105 | 147 (+5) | 169 (+4) | 42 (+1) | 9 (+1) |
0.251 (↓0.002) | 4.300 (↑0.01) |
5 (1↓) |
ヤクルト |
17 | 20 | 1 | 0.459 (↓0.013) | 6 (↓1) |
105 | 133 (+4) | 149 (+5) | 35 (+2) | 26 (-) |
0.228 (↑0.001) | 3.670 (-) |
6 (-) |
中日 |
13 | 24 | 0 | 0.351 (↓0.01) | 10 (↓1) |
106 | 100 (+1) | 120 (+3) | 11 (+1) | 9 (-) |
0.242 (↓0.001) | 2.810 (↓0.01) |
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