ロッテ(1対1)オリックス =リーグ戦6回戦(2023.05.16)・ZOZOマリンスタジアム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789101112
ORIX
0010000000001301
ロッテ
0001000000001700
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【オリックス】紅林 弘太郎(1号・3回表ソロ)

  DAZN
チケットぴあ ロッテ戦チケット予約 ORIX戦チケット予約

DAZN

◆オリックスは3回表、紅林のソロで先制に成功する。対するロッテは0-1で迎えた4回、1死一三塁から岡の内野ゴロの間に1点を挙げ、試合を振り出しに戻した。その後は延長戦に突入するも両軍の救援陣が無失点リレーを展開し、試合は規定により引き分けに終わった。

◆ロッテ種市篤暉投手がが9回3安打9奪三振1失点と好投した。プロ初完投初勝利を挙げた20年7月25日の西武戦以来1025日ぶりの9回登板は、8回終了後に「行きます」と志願。途中からフォークの握りを少し浅くするなど修正も見事だった。「9回を投げられる自信はついたので次は完封が目標。勝ちは運だと思っているので、防御率、イニング、奪三振数にこだわりたい」。試合後、吉井監督は右肘など疲労も考慮し、登録を抹消し登板間隔を空けることを明かした。

◆反撃につながる一打を見舞った。「5番・一塁」で先発出場したロッテ・茶谷健太内野手(25)が0-1の四回、1死から左前打を放ち、自身が打席に立った試合としては9試合連続安打を記録した。続く安田の右前打で一気に三塁まで進むと岡の二ゴロの間に生還し、同点のホームを踏んだ。山梨・帝京三高から2016年にドラフト4位でソフトバンクに入団したが、18年オフに自由契約となり、育成選手としてロッテ入り。19年12月に支配下選手登録された内野手は今季、24試合に出場し、打率・385(15日時点)。5日のソフトバンク戦では、同日に先発した佐々木朗にバットに念を込められ、2打数2安打。5月は打率・550(15日時点)と好調を維持している。吉井ロッテはここまで35試合で35通りの打順を組んでいる。吉井監督が「どうしたら勝てるか考えながらやっている中で(選手は)ポジションのつくり方は難しいかもしれないけど、いろんな選手にチャンスが来ると思うので、そこをしっかりつかんでほしい」と求める中、プロ8年目が存在感を放っている。茶谷がヒットを打つとファンの間では「〝茶柱〟が立った」と言われている。首位オリックスと1ゲーム差の首位攻防3連戦。その第1ラウンドは、両チームとも一歩も譲らず引き分けに終わった。

◆オリックスは2試合連続の引き分け。ロッテ先発の種市を攻めあぐねて紅林のソロの1点のみに終わり、中嶋監督も「(試合前に)言ってはいたけど、それよりも丁寧な投球だった」と相手をほめるしかなかった。それでも負ければ首位陥落となった一戦で、敵地の重圧にのまれず無失点リレーした救援陣を好評価。「うちの中継ぎもよく頑張った。今度は何とか1点でも多く取ることが必要になってくる」と先を見据えた。(ZOZOマリン)

◆ロッテ・種市篤暉投手(24)が9回109球を投げ3安打1失点、9奪三振と好投した。三回に紅林に先制ソロを許した。だが六回1死二塁、八回無死二塁のピンチは脱した。延長に突入したため完投とはならなかったが、9回を投げたのは完封した2020年7月25日以来。今季のロッテ投手陣で9回を投げたのは初めてだ。「野手のいいプレーに助けてもらいながら、週の頭の先発として長いイニングを投げることができたのは良かった。三回の一発はしっかり反省します」右肘内側側副靱帯の再建手術を受けたのは20年9月。翌21年はリハビリに費やした。今季は開幕からローテ入り。4勝目はならなかったが、これで7試合に登板して防御率1・51。抜群の安定感だ。

◆〝完全復活〟を告げる熱投だ。右肘手術から今季本格的に復帰したロッテ・種市篤暉投手(24)がオリックス打線を相手に9回109球を投げ、3安打1失点の好投。延長十二回引き分けとなり、勝敗はつかなかったが、確かな手応えを得る9イニングとなった。「術後初めて9回を投げられたので、そこは自信になった」オリックスとの首位攻防3連戦の初戦。WBC日本代表の宮城との投げ合いにも、「ゾーンに強い球を投げることだけを考えた」と一歩も引くことはなかった。鋭く落ちるフォークボールを武器に失点は三回に紅林に浴びたソロのみ。9三振を奪い、奪三振数は52に伸び、チームメートの佐々木朗を抜いてリーグトップに立った。2020年9月に右肘靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた右腕にとって9イニングを投げ抜くのは、完封勝利を飾った20年7月25日の西武戦以来約3年ぶりだ。吉井監督は「本来の種市が戻ってきた」と絶賛した。右肘の負担を考慮し、出場選手登録を一度外れる予定だが、今季3勝(2敗)の種市は「今の目標は完封」ときっぱり。回復期間を挟み、白星を積み上げる。(武田千怜)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
21142 0.600
(-)
-
(-)
106143
(+1)
120
(+1)
30
(+1)
16
(-)
0.268
(↓0.005)
3.070
(↑0.09)
2
(-)
ロッテ
19142 0.576
(-)
1
(-)
108104
(+1)
98
(+1)
15
(-)
16
(-)
0.226
(↓0.002)
2.630
(↑0.08)
3
(-)
ソフトバンク
17152 0.531
(↓0.017)
2.5
(↓0.5)
109111
(-)
113
(+3)
22
(-)
19
(+1)
0.236
(-)
3.130
(↓0.01)
4
(-)
西武
17191 0.472
(↑0.015)
4.5
(↑0.5)
106118
(+4)
121
(+2)
30
(+2)
25
(+4)
0.238
(↑0.001)
2.940
(↑0.05)
5
(1↑)
楽天
15201 0.429
(↑0.017)
6
(↑0.5)
107110
(+3)
123
(-)
33
(+3)
29
(+1)
0.214
(↓0.002)
3.050
(↑0.09)
6
(1↓)
日本ハム
15220 0.405
(↓0.012)
7
(↓0.5)
106120
(+2)
131
(+4)
24
(+1)
21
(-)
0.225
(↓0.003)
3.050
(↑0.05)