阪神(☆15対7★)DeNA =リーグ戦8回戦(2023.05.14)・阪神甲子園球場=
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DeNA
01300012071603
阪神
30060051X152102
勝利投手:西 純矢(2勝2敗0S)
敗戦投手:平良 拳太郎(2勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】宮﨑 敏郎(8号・3回表2ラン),牧 秀悟(6号・3回表ソロ),宮﨑 敏郎(9号・8回表2ラン)
【阪神】佐藤 輝明(6号・1回裏3ラン),佐藤 輝明(7号・4回裏満塁)

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◆阪神は1点ビハインドで迎えた4回裏、近本の適時打と佐藤輝のグランドスラムなどで逆転に成功する。その後は、7回にも打者一巡の猛攻を見せるなど、終わってみれば21安打で15得点を挙げた。投げては、先発・西純が今季2勝目。敗れたDeNAは、投手陣が振るわなかった。

◆DeNA三浦大輔監督(49)が、母の日のこの日、周囲の方への感謝の思いを語った。「元気な姿を見せることがね。僕だけじゃないですけど、選手もね、今日の(先発の)平良もそうですけど、頑張ってる姿を届けたいなと思います。みんなでね」母の日に合わせ、選手、首脳陣もピンクのリストバンドやバットなどを使用する。「球界全体で取り組んでることですからね。母の日、父の日、こどもの日もそうでしょうし、敬老の日もそうですけど、感謝の気持ちを持って、盛り上げていけるように楽しんでもらえるようにやっていきます」と決意を込めた。

◆DeNA楠本泰史外野手(27)が、阪神戦で4月8日の中日戦以来となる5番でスタメン起用された。桑原将志外野手(29)が、開幕戦だった3月31日の阪神戦以来となるベンチスタート。中堅には関根が入った。13日の同戦で今季初の2番でスタメン起用され、2安打1打点だったソトは「7番一塁」で出場する。

◆阪神佐藤輝明内野手(24)が先制の6号3ランを放った。初回2死一、二塁、フルカウントから右腕平良の128キロ変化球をとらえた。高々とすくい上げた大飛球に右翼楠本がじりじりと下がったが、最後は虎党が待つ右翼席へスタンドイン。飛距離121メートル弾で甲子園を沸かせた。12日の同戦以来、今カード2本目の本塁打。勝てば単独首位となる一戦で、まずは先制点をもぎとった。

◆2児の母でモデルの重川茉弥(19)が、ファーストピッチセレモニーに登場した。背番号24のTORACO限定ユニホームを身にまとい、マウンドへ。右にそれたものの、ノーバウンド送球で球場を沸かせた。「ちょっとうまく投げられなくて。練習ではうまくいっていたので、すごい後悔もあるんですけど、あそこに立てたことがすごい一生の思い出になりました」12日からのDeNA3連戦では女性ファン向けイベント「TORACO DAY」が開催されている。今年は2児の母で、若い世代から子育て世代まで幅広い支持を受ける重川がスペシャルゲストだった。その後もスタメンを読み上げるなど、甲子園を盛り上げた。

◆DeNAが、宮崎敏郎内野手(34)、牧秀悟内野手(25)の連続アーチで逆転した。母の日で、ともにピンク色のバットを使用する2人が、感謝の思いを放物線に込めた。2点を追いかける3回無死一塁、3番宮崎が左中間への8号2ランで同点とし、4番牧が阪神西純の初球を左中間席への6号ソロで勝ち越した。牧は左翼席のDeNAファンとともに、本塁打パフォーマンス「デスターシャ」を甲子園では初コラボした。宮崎は「カーブを自分のスイングで捉えることができました。後ろにつなぐ気持ちで打席に入った結果がいい結果につながりました」とコメント。牧は「打ったのはストレートです。宮崎さんが同点にしてくれたので、思い切っていきました」とコメントした。

◆阪神西純矢投手(21)が2者連続で本塁打を浴び、勝ち越しを許した。2点リードの3回。無死一塁で3番宮崎に119キロ変化球を左翼席へ運ばれ、同点2ランを被弾。直後、今度は4番牧に初球150キロ直球を左中間席へ運ばれた。球場の大部分が静まりかえり、左翼ビジター席に集まったDeNAファンの大歓声だけが響いた。西純が1試合で2被弾したのは22年5月25日楽天戦(甲子園)以来。2者連続は初となる。

◆阪神佐藤輝明内野手(24)が7号満塁弾を放った。2点リードの4回2死満塁の第3打席。DeNA2番手三嶋の146キロ初球を右翼スタンドへ豪快に運んだ。甲子園の観客も総立ちになる確信弾。佐藤輝の満塁本塁打は21年5月2日広島戦(甲子園)で野村から打って以来、2本目。1回の第1打席でも先制3ランを放っており、この時点で7打点。しばらく、球場は興奮状態でざわめいていた。

◆DeNA三嶋一輝投手(33)が、阪神佐藤輝に衝撃の満塁本塁打を浴び、開幕からの連続無失点が12試合で止まった。同点の4回1死一、二塁から登板。2死後にノイジーの中前打で満塁とされ、大山に押し出し四球を与え、佐藤輝に初球の146キロを右翼席に運ばれた。今カード、佐藤輝には初戦に今永がソロを浴び、2戦目にもガゼルマンが適時打、この日は平良が3ラン、三嶋が満塁弾を浴び、4回終了時点で3連戦で9打点を許した。

◆24日ぶりに1軍戦に先発した阪神西純矢投手(21)が5回11安打4失点で勝ち投手の権利をもって降板した。初回に佐藤輝が先制3ランを放つ。だが、3点リードの2回1死三塁、梅野の捕逸で1失点。2点リードの3回無死一塁で宮崎に同点2ランを許すと、続く牧に一時勝ち越しとなるソロを浴びた。それでも4回1死一塁、自らの打席で先発平良から今季初ヒットとなる中前打を放ち、直後の1死一、二塁で1番近本が同点タイムリー。4番大山の押し出し四球で勝ち越すと、なおも2死満塁で5番佐藤輝に7号満塁弾が飛び出した。西純は5点リードをもらうと、5回2死満塁のピンチで伊藤を二ゴロに仕留め、なんとかピンチを切り抜けた。打線の強烈な援護もあって5回を投げきった。

◆阪神打線が1点を追う4回に打者一巡6安打で6点を奪う猛攻で勝ち越した。先発西純の中前打などで1死一、三塁の好機をつくると、1番近本が同点の中前打。その後満塁とし、4番大山の押し出し四球で勝ち越した。続く5番佐藤輝明内野手がこの日2本目となる7号満塁弾で、一気に5点リードとした。打者10人の集中攻撃に、甲子園はお祭り騒ぎとなった。

◆DeNA三嶋一輝投手(33)が、阪神佐藤輝に衝撃の満塁本塁打を浴び、マウンドでぼうぜんとする中、そっと声を掛けたのは牧秀悟内野手(25)だった。4回、押し出し四球で1点を勝ち越され、なおも2死満塁。佐藤輝の満塁本塁打が飛び出し、スタンドが大歓声に包まれる中、二塁から小走りでマウンドの三嶋のもとに駆け寄って、言葉を掛けた。マウンドから守備位置に戻る直前には、グラブで三嶋の体にポンッと触れ、二塁方向に小走りで向かった。次打者の島田には左前打を許したが、梅野を見逃し三振に抑えた。

◆阪神が佐藤輝明内野手(24)の豪快な2アーチなどでDeNAに打ち勝ち、今季最長タイの4連勝で4月19日以来25日ぶりとなる単独首位に立った。今季初めて先発9人全員安打を決め、14年8月5日ヤクルト戦で23安打して以来9年ぶり、今季最多の21安打を積み重ねた。15得点は今季2度目の最多得点となった。初回2死一、二塁から5番佐藤輝の6号3ランで先制。幸先のいいスタートを切った。だが、2点リードの3回に先発の西純矢投手(21)が3番宮崎に同点2ラン、4番牧に勝ち越しソロで自身初となる2者連続被弾し、一気に逆転された。それでも打線は4回に猛反撃。1番近本光司外野手(28)の適時打で追いつき、2死満塁から4番大山悠輔内野手(28)の押し出し四球で勝ち越し。さらに佐藤輝が7号満塁弾を右翼スタンドにたたき込んだ。10人攻撃で一気に6点を奪い、試合の流れを引き寄せた。西純は5回4失点で今季2勝目。佐藤輝は自身2度目の満塁弾で、自己最多7打点をたたき出した。6試合ぶりの2ケタ安打から打線が爆発し、2位DeNAに1ゲーム差をつけた。

◆DeNAが、今季ワーストの21安打15失点の大炎上で阪神に3タテされ、今季初の5連敗で首位から転落した。1回に佐藤輝の3ランで先制点を献上。3回に宮崎のリーグ単独トップの8号2ランで追いつき、牧の連続アーチで勝ち越したが、4回にビッグイニングを作られ、試合が決まった。先発平良が、近本の同点打でKO。2番手の三嶋が押し出し四球で勝ち越しを許し、佐藤輝の満塁弾でこの回一挙6点を失った。7回には、試合前時点で開幕から9試合連続無失点だった森原が炎上し、5点を奪われた。三浦大輔監督(49)は「今日もこの雨の中でも最後まで、たくさんのファンの方もスタンドで応援してくれてましたから。ファンの方にはちょっと連敗が続いて、申し訳ない気持ちでいっぱいですけど、また来週ホームで仕切り直します」と話した。阪神とのビジター試合は京セラドーム大阪での開幕カードから6連敗。チームは4月22日以来の首位転落で、首位阪神と1ゲーム差をつけられた。○...宮崎敏郎内野手(34)が、大敗の中で2発を含む3安打猛打賞と気を吐いた。3回に一時同点の8号2ランを放ち、8回にも9号2ランをマーク。試合終了時点で打率、本塁打、打点の3部門でトップに立ったが「チームが勝たないと意味がないので、また頑張ります」と言葉少なだった。三浦監督は「点数が離れても、最後までしっかり集中してくれています」と評価した。

◆DeNAが、今季ワーストの21安打15失点の大炎上で阪神に3タテされ、今季初の5連敗で首位から転落した。この3連戦、1番近本、2番中野、3番ノイジー、4番大山、5番佐藤輝と上位に打ち込まれ、阪神打線を勢いに乗せた。特に、近本には計14打数9安打4打点と安打を量産され、佐藤輝には計3発、9打点を許した。三浦大輔監督(49)は「この3連戦、打たれすぎたなと。気持ちよく振られているし、同じ打者にやられすぎ。もう1回、コーチ、アナリストを含めて、対策を練り直さないと」と悔しさをにじませた。

◆最高の母親孝行弾や!阪神佐藤輝明内野手(24)が同率首位で迎えた甲子園DeNA戦で6号先制3ラン、7号満塁弾を放ち、チームを25日ぶりの単独首位に押し上げた。7打点は自己最多。母の日に母晶子さん(51)ら家族も現地観戦する中、感謝の「7ラン」を決めた。チームは今季初の先発9人安打、9シーズンぶりの21安打で今季最多タイの15得点。4連勝で貯金を今季最多7に増やし、リーグ20勝一番乗りを決めた。飛距離136メートルのグランドスラムに甲子園全体がどよめく中、佐藤輝はダイヤモンドを回り終えると、バックネット裏後方へ両手を突き上げた。「家族が来ていたので」。母晶子さんが観戦していた座席に向けて、笑顔で感謝を表現した。「いつも応援してくれるし、一番の理解者だと思っているので、感謝しています。母の日に見に来てくれた時に打てたので、よかったです」4回、4番大山の押し出し四球で勝ち越した直後の2死満塁。2番手三嶋の浮いた146キロ直球をフルスイングした。虎党が待つ右翼席へ大飛球を運べば、総立ちの観客は今季一番級のお祭り騒ぎだ。満塁弾は21年5月2日広島戦(甲子園)で野村から放って以来、自身2本目。「一番良い感触だったのでよかった」。この日は1回2死一、二塁でもDeNA平良の低めスライダーをすくい上げ、右翼席へ先制3ランを記録していた。1試合7打点は自己最多。今季22打点はリーグ最多タイ、7本塁打は同2位タイと一気にタイトル争いに加わった。つらい時期、母にも支えられた。4月の打撃不振時、連絡を入れると自然体を貫いてくれた。「いつも通り『頑張れ』って言ってもらえた」。そっと見守ってくれている事実に勇気づけられ、懸命に状態を修正。試合中のコメントにも「お母さんいつもありがとう!」と感謝をにじませた。岡田監督も完全に復調モードに突入した5番打者に納得顔だ。「満塁のあれで決まったようなもん。内容的に悪い打席はあるけど、これは3回に1回、ヒットを打てばいいという、バッターの宿命。すごく調子が上がっているし、ポイントがよくなって前でとらえられてる」。指揮官からも背中を押され、上昇気流に乗っていきそうだ。チームは今季初の先発9人安打、9シーズンぶりの21安打で今季最多タイの15得点をあげた。4連勝で貯金を今季最多7に増やし、リーグ20勝一番乗りだ。「(DeNA3連戦の)1戦目で『絶対3連勝します!』って言ってできたので、うれしい。これからも積み上げていきたい」と佐藤輝。25日ぶりに単独首位に立った虎。アーチストの回復具合が何より頼もしい。【三宅ひとみ】阪神佐藤輝が満塁本塁打を含む1試合2発で7打点。佐藤輝の満塁本塁打は21年5月2日広島戦(甲子園)以来2本目。1試合7打点は22年6月12日オリックス戦の6打点を上回る自己最多となった。球団記録の9打点(51年藤村富美男)には惜しくも届かず。阪神の打者が1試合に満塁と3ランの2発を放ったのは、97年4月8日横浜戦(横浜)の桧山進次郎以来26年ぶり。阪神が21安打で15点を奪いDeNAに快勝。15得点は4月27日巨人戦以来。今季2ケタ得点は2度だけだが、ともに本拠地甲子園で達成した。21安打は14年8月5日ヤクルト戦(神宮)で23安打して以来、9年ぶり。先発全員安打は、22年6月25日中日戦以来。また毎回安打も22年9月1日広島戦(6回途中降雨コールド)以来。先発全員安打と毎回安打を同時に達成したのは同年6月2日西武戦以来で、舞台はいずれも甲子園だった。阪神-DeNA戦は両軍各7人が複数安打を記録。両チーム計14人がマルチ安打を記録したのは、63年4月16日近鉄(6人)-南海(8人)戦、86年4月29日広島(7人)-大洋(7人)戦、93年5月19日ヤクルト(6人)-広島(8人)戦に次いで4度目の最多タイ。両チームとも7人以上は、86年広島-大洋戦以来37年ぶり2度目。岡田監督は母の日に強い。前回阪神監督を務めた04~08年は4勝1敗。10~12年のオリックス監督時代はすべてBクラスに沈んだが、母の日は2勝1敗で勝ち越し。この日の勝利を加え、監督通算7勝2敗となった。

◆阪神が佐藤輝明内野手(24)の2アーチなどで両軍計37安打22得点の乱打戦を制し、今季最長タイの4連勝で4月19日以来、25日ぶりに単独首位に立った。今季初の先発全員安打で、14年8月5日ヤクルト戦で23安打して以来9年ぶりに21安打まで積み重ねた。15得点は今季最多で2度目。また、セ・リーグ最速で20勝に到達。岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。(テレビインタビュー)-先発9人全員安打で今季最多の21安打「あっそうですか。いやいや、まあ、この雨のね、状況が悪い中で、みんな集中力持ってね、打席に立ったんじゃないですか」-佐藤輝に2本のホームランが出た「まあ、初回のホームランでいけるかなあと思って。西純が、ああいう感じになったんですけど、まあ、あそこ(4回)満塁で...。あれで決まったようなもんですけど」-佐藤輝は明らかに調子があがっているか「いや、もう。まだねえ、ちょっと内容的に悪い打席はあるんですけど。まあ、これは3回に1回、ヒットを打てばいいというか、バッターの宿命なんで。そういう意味では、すごく調子が上がってきているとは思いますね」-今日はいろんな野手が打った。湿りがちだったところから打線全体が打った「いやいや、ちょっと大山は心配だったんですけどね。やっぱり、みんなにつられて1本出たら、ああいう形になるというのはね。点差、開いてても、みんな最後の打席まできっちりとしたスイングというかね、大ざっぱにならずにやった結果だと思いますね」-大山、佐藤輝は最後まで出続ける「いやいや、そらまあ、彼らは勝ってても負けてても代えないです」-西純の投球について「いやー、まあー、ねえ(笑い)。どう言うたらいいのか。なんかちょっと、忘れてしまいそうな感じになるので、ちょっと引き締めないといけないですね。今日の展開で、5回でね、球数は80(球)にいってなかったんだけど、ちょっと内容的にもね、5回も2死から連打とか。ちょっとあんまり良くないですね」-母の日でグラウンドにピンク色が目立っていた。新鮮だったか「いやいや、まあ、前の(監督)時も毎年、こういうのがあったので、久しぶりに思い出しましたね」-DeNAに3連勝、チームとして4連勝で単独首位「いやいや、まだ、全然試合数もたくさん残っているので、そういうのは意識せずに、まあでも、みんなが開幕から調子が悪い選手とか、梅野とかもそうですけど、徐々に上がってきたし、調子がいい者は持続してちゃんとやってるんで、まあ、このままいい形をね、崩さないようにね、1試合1試合やっていかないといけないですね」(囲みの前に1人語りで)「ちょうど4時間やな(笑い)。言うた通りやろ、今日は4時間ゲームやって(笑い)。なるよな、おーん」(ペン囲み)-当たりが出ていなかった選手も含めて「そうそう、梅野が最初に出てなあ、大山はちょっと最初なあ、力んでなあ、あの右中間の方に弱い打球、フライというかな、あれはやっぱりみんなにつられて1本出たら、あないして3本までなるんやもんなあ、結局は。いかに、やっぱりな、1打席1打席大事に打たなあかんいうことやろな」-佐藤輝は一塁ゴロから良くなった「昨日も最初ファーストゴロやったやろ。ああいう凡退をしないとな、凡退でもいい内容の凡退と、どうしようもない凡退があるやん、やっぱりな」-4回の攻撃で西純に代打は考えなかった「いや、そんなん全然考えへんよ。こんな雨やし、いけるだけいかそうと思っとったよ、あの時点では」-佐藤輝が良くなっているのはポイントを前で捉えているからか「いやそうそう、ポイントがよくなって前で捉えられてるからファーストゴロになるんよ。だから、結局アウトのなり方も悪かったもんな、内容もな。バッターは差されるのが一番つらい。差されるいうことは力負けしているということやな、ポイントでな、結局。自分のポイントよりも差し込まれてるいうことやから、ピッチャーのボールの方が上やということやから、それが一番つらいよな」-梅野は監督が言うようにコンパクトな打撃「なあ、今日はえらい楽に構えとったやんか、昨日、一昨日までこんなんしてこんなんしてやって、遅れるいうてるのになあ」-そのアドバイスも昨日伝えたのか「おーん。だからもう、そんな構え、あんまりバットに力入るからな、逆に。普通に打ったら、あないしてなあ、最初でも外のボール、ポンとやったらライト前にヒットなるわけやからさ。コツよな、そんなん。コツをつかめば、ヒット出た時なんか、簡単に出てるように思うんよ。そういうもんやんか、バッティングなんか。なんぼ考えて考えて、なあ、打ってもヒットでんとき、いっぱいあるけどな。そういうもんや、そこをやっぱり自分で感覚でつかめばええんや」-近本は初回のヒットからつないだ。いい存在「なあ、おーん。何本目やて、聞いとったよ。何本や、今日」-4です「なあ。まあ、なあ、打ていうたらヒット打つんやから、しゃあないやんか、数えても。こっちが何か言うあれじゃないから、そんなん。打つなとは言われへんし、なあ(笑い)」-西純は悪天候の中での投球で苦しんだ。次は「なあ。ちょっと、分からんもんな、これなあ。ファームで待ってるピッチャーおるんやけどなあ。どういう風に見とったやろな、今日。フフフ。まあ、それはもうちょっと考えなあかんわ。まあ、来週」

◆新潟アルビレックスBCの4連勝はならなかった。シーソーゲームの末、栃木ゴールデンブレーブスに3-6で敗れた。ご当地の三条市出身、9番栗山謙二塁手(25)が1-2の4回1死満塁から一時勝ち越しとなる2点二塁打を右翼線に放ち、連続試合安打を7に伸ばした。4打数1安打2打点で、打点も3試合連続でマークとなったが、「地元だったし勝ちたかった」と敗戦を悔やんだ。4回の逆転打より「流れが変わってしまった」と6回1死一、二塁での併殺打を反省した。ただ、それも好調の裏返し。打順は下位だが勝負強い。バットを短く持って右狙いに徹し、追い込まれても粘ってつなぐ。昨秋、同じ三条市出身の阪神・渡辺雄大投手(31)と合同練習をした。「長打狙いより、しつこく当てる打者が嫌」とヒントをもらった。入団2年目の今季、それを実践。「チームのために何ができるか」。地元で成長ぶりを披露し、今後も結果を追い続ける。【斎藤慎一郎】

◆9シーズンぶりの21安打、今季最多タイ15得点の圧勝。勝敗を分けたのは阪神大山悠輔内野手(28)の選球眼だった。4回、近本の同点打が飛び出し、なおも2死満塁で押し出し四球を選んだ。この勝ち越し点が最終的に決勝点となった。1イニング10人攻撃の猛攻中でも、大山は落ち着いてボール球を見極めた。「あそこを我慢できたというのは自分にとってよかったのかな。いい意味で冷静になれましたし、自分の中で1番いい打席だったと思います」。試合を決定づける佐藤輝の満塁弾を呼び込んだ四球。これも4番の仕事だった。6回の4打席目以降は打って貢献した。15打席ぶりの安打から今季3度目の猛打賞。計4打点でリーグ4位の21打点まで数字を積み上げた。4番の状態を気にかけていた岡田監督も「みんなにつられて1本出たら、あないして3本にまでなるんやもんなあ」と目を細めて胸をなで下ろした。どんな試合も全力を尽くす信条だが、この日は母の日でもあった。昨年は本塁打を放ち、今年も好結果を残した。「自分の中で大切にしたい1日。ここまでやってこられたのは母親の存在のおかげだと思っているので、感謝しかないです。いつも試合を見てくれていて活躍するたびに報告をくれますし、ダメなときもいろいろ報告をくれる。自分の頑張っている姿をより多く見せて、これからも元気に過ごしてほしい」と感謝の言葉は尽きなかった。大勝の試合後は「活躍、おめでとう」とねぎらいの言葉をかけられたという。野球で喜んでもらうだけにとどまらず「私生活、普段の生活から親孝行をしていきたい」。阪神の4番としても家族の一員としても、実直さは変わらなかった。【堀まどか】

◆阪神梅野隆太郎捕手が今季初のマルチ安打が決め、6点奪取の口火も切った。1点を追う4回、先頭で中前打。この回一挙6得点を呼び込んだ。日々の取り組みが結果に結びつき「(打撃状態は)今日はすごく良かったです。多分、映像でもはっきり分かるぐらい違った感じだと思う」と納得顔だ。小学4年時に母啓子さん(享年34)を卵巣がんで亡くした。母の日は特別な1日。「見てくれていると、自分の中ではね。自分は頑張るしかない。上がっていけるようにやっていきたい」。ピンクの防具にも思いを込め、守りでも貢献した。○...3番シェルドン・ノイジー外野手が来日初の猛打賞をマークした。4回の3安打目は好機を拡大し、4番大山の押し出し四球、5番佐藤輝の満塁弾につながった。「大山、佐藤と今日いい結果を残した2人が続いて打ってくれたんで、1つの役割を担えたことはうれしい」。打撃不振時に岡田監督からリラックスの大事さを説かれ「すごく助かりました。自分の中で少し力みすぎていたところがあるので、それを監督から言ってもらえて、本当に助かりました」。恩返しの猛打賞になった。○...島田海吏外野手が今季初のマルチ安打を放った。「6番右翼」で先発。4回2死の第3打席でDeNA三嶋から左前打を放った。さらに7回1死一、二塁でも石川から左前打を決め、打線をつないだ。「状態は上がっている。継続していくしかないですし、レギュラーをつかみにいく立場。継続して結果を残すことが一番なので、次も打ちたいです」と気合十分だ。○...中野拓夢内野手が母の日にマルチ安打を放った。4点リードの7回無死満塁、DeNA森原の外角低めフォークを中前に運んで2点を追加。5回にも左前打を放つなど、4試合連続安打を放った。母の日に活躍し「ここまで無事に育ててくれて、自分が今こうやって野球できているのもお母さんが小さい頃からいろいろ支えてくれたおかげ。今日という日を勝てたことは良かった」と笑顔だった。○...木浪聖也内野手が規定打席に乗り、打率3割5分6厘でリーグ3位に急浮上した。「8番遊撃」で出場。2回無死一塁からは今季4度目の犠打を成功。その後2打席凡退で迎えた7回先頭の第4打席では中前打をマークした。規定打席については「いつ行くのかなと思って。本当に毎日結果を残すことしか考えてなかった。それがこういう形になってよかった」と振り返った。阪神-DeNA戦は両軍各7人が複数安打を記録。両チーム計14人がマルチ安打を記録したのは、63年4月16日近鉄(6人)-南海(8人)戦、86年4月29日広島(7人)-大洋(7人)戦、93年5月19日ヤクルト(6人)-広島(8人)戦に次いで4度目の最多タイ。両チームとも7人以上は、86年広島-大洋戦以来37年ぶり2度目。阪神が21安打で15点を奪いDeNAに快勝。15得点は4月27日巨人戦以来。今季2ケタ得点は2度だけだが、ともに本拠地甲子園で達成した。21安打は14年8月5日ヤクルト戦(神宮)で23安打して以来、9年ぶり。先発全員安打は、22年6月25日中日戦以来。また毎回安打も22年9月1日広島戦(6回途中降雨コールド)以来。先発全員安打と毎回安打を同時に達成したのは同年6月2日西武戦以来で、舞台はいずれも甲子園だった。

◆相棒の色がピンクに変わろうと、勝負強さにブレはない。阪神近本光司外野手(28)の母の日仕様のバットで初回からHランプをともし続けた。左に真ん中、真ん中に右...。コンタクトの角度を巧みに変えながら自身11度目、今季初の4安打だ。今季最多タイ15得点の仕掛け人となり、それでも「納得とかじゃなかったですね。自分のイメージの範ちゅうにあるだけ」と浮かれない姿勢が頼もしい。先発西純が3点リードを逆転され、1点を追う4回。西純自らの安打でつながれた1死一、三塁、後輩右腕の思いを背負った。「打線がつながっていい形で回ってきた打席。(西)純矢も頑張っていたので、まずは追いつくことができてよかった」。138キロツーシームを丁寧にミートし、二遊間を抜く同点打。この回6得点の火付け役となった。1番打者ながら「掃除役」が板についてきた。4回の同点打で3試合連続打点を記録。今季20打点目は佐藤輝、大山に次いでチーム3位、セ・リーグ6位タイの成績だ。得点圏打率は5割3分6厘でリーグトップ。この日は得点圏で3度打席を迎え、2安打を決めた。「(得点圏では狙い球が)多分、絞れる。それが5分の4なのか4分の3なのか分からないですけど。ランナーなしとか一塁と比べて絞りやすいのは結構ある。こういう風に攻めてくるんだろうな、と」。勝負強さの裏には緻密な読みも存在するようだ。試合後のお立ち台では母や妻、女性ファンに向けて「いつもありがとう!」と叫んだ。感謝の4安打を放ち、DeNA3連戦は計14打数9安打。岡田監督も「(今日)何本目やって聞いとったよ。打て言うたらヒット打つんやから、しゃあないやんか、数えても。打つなとは言われへんし、なあ」とニンマリだ。リードオフマンの勢いが止まりそうにない。【波部俊之介】

◆DeNAが、今季ワーストの21安打15失点の大炎上で阪神に3タテを喫し、今季初の5連敗で首位から転落した。1回に佐藤輝の3ランで先制点を献上。1度は3回に宮崎の8号2ランで追いつき、牧の甲子園初となる連続アーチで勝ち越した。だが、4回に平良が近本に同点打を浴び、2番手三嶋が佐藤輝の満塁弾などでこの回6点を失った。三浦大輔監督は「この3連戦、打たれすぎた」と苦言を呈した。同じ打者に痛打されたのが、最大の敗因だった。近本には計9安打を浴び、佐藤輝は計3発、9打点。三浦監督は「気持ちよく振られているし、同じ打者にやられすぎ。もう1回、対策を練り直さないと」と指摘した。阪神戦のビジターは京セラドーム大阪での開幕戦から6連敗。4月22日以来の首位転落だが、首位とは1ゲーム差で、16日の広島戦でバウアーに連敗ストップを託す。【久保賢吾】▽DeNA三嶋(同点の4回1死一、二塁から登板し、阪神佐藤輝の満塁弾を含む3失点で今季13試合目で初失点)「めっちゃ悔しいです。平良に負けがついて、申し訳ないです」▽DeNA平良(3回1/3を6失点で今季初黒星)「初回から3点取られてしまって、自分のリズムを作ることができなかったです」▽DeNA牧(母の日に甲子園では自身初アーチとなる6号ソロ)「特別な日にホームランを打てて良かったです」

◆最高の母親孝行弾や!阪神佐藤輝明内野手(24)が同率首位で迎えた甲子園DeNA戦で6号先制3ラン、7号満塁弾を放ち、チームを25日ぶりの単独首位に押し上げた。7打点は自己最多。母の日に母晶子さん(51)ら家族も現地観戦する中、感謝の「7ラン」を決めた。チームは今季初の先発9人安打、9シーズンぶりの21安打で今季最多タイの15得点。4連勝で貯金を今季最多7に増やし、リーグ20勝一番乗りを決めた。佐藤輝の母晶子さんは父博信さん(56)、弟の悠くん(12)と3人で甲子園観戦をした。母は息子の孝行弾に声を弾ませ「今年、現地で見たホームランが初めてなのでうれしい。球場にたくさんの方が応援してくださる中で、改めてすごいなと感動しています」と目を輝かせた。佐藤輝は小さい頃から変わらずマイペースだと、母は言う。熱中するモノにはとことんのめり込むが、熱中するものと同様に家族にもいちず。「試合観戦の後は『ありがとう!』とLINEでメッセージをくれます。今日は母の日にも打ってもらって本当に孝行息子だなって思います」と目尻を下げた。母の日は高校生の時に初めて花束をもらったのが思い出。母の日以外にいろんなものを贈ってくれるという。「コロナ禍で家に帰っていた時は、私がごはんを毎日作るのが大変だと思って、レシピ本をプレゼントしてくれました」。今年は最高のプレーで一番の理解者を喜ばせた。【阪神担当 三宅ひとみ】

◆両軍のスターティングメンバーが発表され、阪神は西純矢投手(21)が4月20日の広島戦(甲子園)以来の1軍マウンドに上がる。開幕ローテーション入りを果たした右腕は登板3試合で1勝2敗、防御率5・65と苦しみ、2軍での調整などを経て再びチャンスを得た。打線では13日に途中出場から1安打を放ち、ダイビングキャッチでも活躍した島田海吏外野手(27)が「6番・右翼」で先発する。チームは勝てば4連勝で単独首位に立つ。

◆阪神・佐藤輝明内野手(24)が一回に先制の6号3ランを放った。2死一、二塁で迎えた第1打席。2球で追い込まれるも、フルカウントとカウントを整え、7球目だった。平良の128キロスライダーを捉えると、打球は風に乗って虎党の待つ右翼スタンドへ。とどろく場内からの大歓声を背に悠々とダイヤモンドを一周した。12日のDeNA戦(甲子園)以来の今季6号でプロ通算50号を達成。母の日にちなみ、ピンク色のバットで打席に立った虎の大砲が感謝の思いを白球に乗せた。

◆阪神の先発・西純矢投手(21)が3―0の二回に1失点を喫した。この回先頭の4番・牧に右中間へ二塁打を許すと、続く楠本の投ゴロの間に進塁し1死三塁。関根へ投じた2球目の変化球がホームベース手前ではねて捕手の梅野が捕球できず、三走が生還した(記録は捕逸)。ここから関根に右翼線へ二塁打、ソトに四球、伊藤光に左前打を許して満塁のピンチを招いたが、平良を空振り三振、佐野を一ゴロに打ち取って最少失点で切り抜けた。

◆阪神・佐藤輝明内野手(24)が一回に先制の6号3ランを放った。2死一、二塁で迎えた第1打席。2球で追い込まれるも、フルカウントとカウントを整え、7球目だった。平良の128キロスライダーを捉えると、打球は風に乗って虎党の待つ右翼スタンドへ。とどろく場内からの大歓声を背に悠々とダイヤモンドを一周した。12日のDeNA戦(甲子園)以来の今季6号でプロ通算50号を達成。母の日にちなみ、ピンク色のバットで打席に立った。「打ったのはスライダー。しっかり自分のスイングができましたし、まずは先制することができてよかったです。お母さんいつもありがとう!」とコメントした。

◆阪神・西純矢投手(21)が3―1の三回、逆転を許す2本塁打を浴びた。この回先頭の2番・京田に内野安打を許すと、3番・宮崎に甘く入ったカーブをすくわれた。打球はDeNAファンが一角を埋める左翼スタンドへ。2ランで同点とされると、余韻が残る中で続く牧に初球のストレートを捉えられた。左中間スタンドの最前部まで運ばれるソロ本塁打で勝ち越しを許した。西純は4月20日の広島戦(甲子園)以来となる1軍マウンド。2軍での調整などを経て臨んだ一戦だったが、苦しいピッチングとなった。

◆阪神・佐藤輝明内野手(24)が、この試合2本目となる7号満塁弾を放った。3-4から近本の中前適時打で追いつき、大山が押し出し四球で1点を勝ち越して迎えた四回満塁の第3打席。動揺を隠せない三嶋の初球を捉えた。146キロ直球を一閃。すさまじい打球音が甲子園に響き渡る。打った瞬間、スタンドインを確信した打球は沸き返る右翼席へ。第1打席の先制3ランに続く7号満塁弾で、この試合早くも7打点と2022年6月12日のオリックス戦(京セラ)でマークした6打点を超え、自身の1試合プロ最多打点を記録した。

◆阪神は3―4の四回、6点を奪って勝ち越しに成功した。先頭の梅野が今季初のマルチ安打となる中前打で出塁。木浪の二ゴロで進塁すると、投手の西純が中前打で続き1死一、三塁の好機を迎えた。ここで1番・近本光司外野手(28)がDeNAの先発・平良の変化球を捉え、打球は二遊間を割って中前へ。13日に続く同点適時打で試合を振り出しに戻した。打線はなおも代わったDeNAの2番手・三嶋を攻める。2死から3番・ノイジーがこの日猛打賞とする中前打を放って満塁を作り、続く大山が勝ち越しの押し出し四球。なお満塁で一回に3ラン本塁打を放った佐藤輝明内野手(24)が打席に入った。背番号8は初球をたたくと、打った瞬間に本塁打とわかる当たりを右翼スタンドへ放り込んだ。この日2本目となる7号満塁本塁打で9―4とした。

◆阪神・佐藤輝明内野手(24)が、この試合2本目となる7号満塁弾を放った。3-4から近本の中前適時打で追いつき、大山が押し出し四球で1点を勝ち越して迎えた四回満塁の第3打席。動揺を隠せない三嶋の初球を捉えた。146キロ直球を一閃。すさまじい打球音が甲子園に響き渡る。打った瞬間、スタンドインを確信した打球は沸き返る右翼席へ。第1打席の先制3ランに続く7号満塁弾で、この試合早くも7打点と2022年6月12日のオリックス戦(京セラ)でマークした6打点を超え、自身の1試合プロ最多打点を記録した。ルーキーイヤーの2021年5月2日の広島戦(甲子園)以来、2本目のグランドスラムに「打ったのはストレート。(四球のあと)初球から打ちにいく準備ができていましたし、最高の感触でした。お母さん本当にありがとう!」とコメントした。

◆阪神の先発・西純矢投手(21)は5回4失点でマウンドを降りた。苦しみながら、最後はリードを守った。3―0の二回、1死三塁から変化球がワンバウンドして(記録は捕逸)1点を返されると、三回は宮崎に2ラン、牧にソロと2本塁打を連続被弾し逆転を許した。その後、自身の中前打で好機を拡大した四回に佐藤輝の満塁本塁打などで6点を追加し再び勝ち越し。右腕は四回、五回とランナーを出しながらもなんとか無失点で乗り切った。不調で2軍落ちを経験し、4月20日の広島戦(甲子園)以来となった1軍マウンドで11安打を浴び4失点。満点のピッチングとはならなかったが、打線の援護で勝ち投手の権利を持ってマウンドを譲った。

◆先発した阪神・西純矢投手(21)は5回11安打4失点(自責3)。一時は逆転を許したが、大量援護で試合をひっくり返した野手陣に感謝した。「初回から先制点を取ってもらった中で逆転を許してしまい申し訳ない思いでしたが、野手のみなさんが声をかけてくれたり、援護していただいて、なんとかその後はランナーをためながらも0で粘ることができました。野手のみなさんに本当に感謝しています」一回は1死から京田に遊撃内野安打を浴びるも、宮崎を遊ゴロ併殺に仕留め、無失点の立ち上がり。しかし、3-0と先制点をもらった直後の二回は1死三塁から捕逸で1失点。続く三回は無死一塁から宮崎に2ラン、牧にソロと連続で被弾し、逆転された。四回は先頭の伊藤に二塁打も、平良に犠打を許さず、1死一塁として後続を断った。直後に佐藤輝の満塁弾などが飛び出し、9ー4と再び大量リードをもらうと、五回は二死から満塁のピンチを背負いながら、伊藤を二ゴロに仕留めて粘り勝ち。今季2勝目の権利を持ってマウンドを降りた。

◆阪神が9―5の七回、中野拓夢内野手(26)の2点打などでさらに5点を追加した。この回先頭の8番・木浪が中前打を放ち、先発全員安打を達成。続く代打・小幡が左前打、近本が右前打で続いて無死満塁で中野がこの日の5打席目を迎えた。中野は2球で追い込まれながらボールを見極め、フルカウントから6球目を右前に運んだ。これでチームは11得点となり、4月27日の巨人戦(甲子園)以来となる2桁得点を達成した。なおも無死一、三塁でノイジーが四球を選び、満塁で大山悠輔内野手(28)が左前打を放ってランナー2人が生還。この日2本塁打の佐藤輝は左飛に倒れたが、1死から島田が左前打を放ってまたも満塁のチャンスを作る。ここで梅野隆太郎捕手(31)が右翼へ犠飛を放ち、チーム14点目を加えた。

◆阪神は今季2度目の2桁得点で4連勝を飾り、単独首位に立った。 佐藤輝明内野手(24)が驚異的な活躍を見せた。0―0の一回、2死一、二塁で平良の7球目スライダーを捉えて右翼スタンドへ。先制の6号3ランを放つと、5―4の四回2死満塁では三嶋の初球を捉え、打った瞬間にわかる7号満塁本塁打を右翼スタンドへたたき込んだ。打線は七回に5点、八回に1点を加えるなどで先発全員安打を果たし、21安打15得点と大爆発した。 先発の西純矢投手(21)は不調で2軍落ちを経験し、4月20日の広島戦(甲子園)以来となる1軍のマウンドに上がった。3―1の二回に1点を失うと、続く三回には宮崎、牧に連続で本塁打を許して3失点。一時は逆転を許したが、味方が四回に再び勝ち越してからは得点を許さず。5回4失点で白星をつかんだ。六回からは及川、加治屋、岩貞、浜地、ビーズリーとつないでリードを保った。 チームは4月27日の巨人戦(甲子園)以来となる2桁得点で快勝し、4月19日以来となる単独首位に立った。

◆阪神が今季最多の21安打で4連勝を飾り、4月19日以来の単独首位に立った。佐藤輝明内野手(24)が一回に3ラン、四回には2021年5月2日の広島戦(甲子園)以来となる満塁本塁打を放ち、近本光司外野手(28)の4安打4得点などで圧勝した。佐藤輝の1試合7打点は自己最多。先発の西純矢投手(21)は打線の援護を受け、5回4失点(自責3)ながら2勝目。同一カード3連勝は開幕以来。チームはリーグ最速の20勝。貯金を今季最多の「7」とした岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り(成績=20勝13敗1分、観衆=4万2579人)。★テレビインタビュー編(抜粋)ーー大山、佐藤輝は最後まで出続けた「いやいや、そらまあ、彼らは勝ってても負けてても代えないです」ーー母の日でグラウンドにピンク色が目立っていた。新鮮だったか「前の時も毎年、こういうのがあったので、久しぶりに思い出しましたね」ーーDeNAに3連勝で単独首位「試合数もたくさん残っているので、そういうのは意識せずに。みんなが開幕から調子が悪い選手とか、梅野とかもそうですけど、徐々に上がってきたし、調子がいい者は持続してちゃんとやってるんで、このままいい形を崩さないようにね、1試合1試合やっていかないといけないですね」(囲みの前にひとり語りで)「ちょうど4時間(実際は3時間47分)やな(笑)。言うた通りやろ、今日は4時間ゲームやって(笑)。なるよな、おーん。★囲み編ーー当たりが出ていなかった選手も含めて「梅野が最初に出てなあ、大山は最初は力んでなあ。みんなにつられて1本出たら、あないして3本までなるんやもんなあ、結局は。いかに1打席1打席大事に打たなアカンかということやろな」ーー佐藤輝は一塁ゴロから良くなった「昨日(13日)も最初ファーストゴロやったやろ。ああいう凡退をしないとな、凡退でもいい内容の凡退と、どうしようもない凡退があるやん、やっぱりな」ーー四回の攻撃で西純に代打は考えなかった(1死二塁で中前打)「全然考えへんよ。こんな雨やし、行けるだけ行かそうと思っとったよ、あの時点では」ーー佐藤輝のいい点はポイントを前で捉えているからか「そうそう。ポイントがよくなって前で捉えられてるからファーストゴロになるんよ。だって開幕からファーストゴロはなかったやろ。横浜までなかったよ、ファーストゴロ。横浜の最後の試合(4月16日)まで、そういうことやんか。だから、アウトのなり方も悪かったもんな、内容もな。バッターは差されるのが一番つらい。差されるということは力負けしているということやな、ポイントでな、結局。自分のポイントよりも差し込まれてるいうことやから、ピッチャーの方が上やということやからな」ーー梅野は監督が言われているようにコンパクトな打撃が「今日はえらい楽に構えとったやんか。最初(二回の右前打)でも外のボール、ポンとやったらライト前にヒットなるわけやからさ。コツよな。コツをつかめば、ヒット出た時なんか、簡単に出てるように思うんよ。そういうもんやんか、バッティングなんか。考えて打ってもヒット出ん時、いっぱいあるけどな。自分で感覚でつかめばエエんや」ーー近本は「なあ、おーん。何本目やて、聞いとったよ。何本や、今日」ーー4安打です「打て言うたらヒット打つんやから、しゃあないやんか、数えても。こっちが何か言うアレじゃないから、そんなん。打つなとは言われへんし、なあ(笑い)」ーー西純の次は「わからんもんな。ファームで待ってるピッチャーおるんやけどなあ。どういうふうに見とったやろな、今日。フフフ。まあ、もうちょっと考えなアカンわ」

◆現役時代は阪神、南海で活躍し、引退後は阪神で投手コーチやフロントでも尽力したサンケイスポーツ専属評論家の上田二朗氏(75)は打線の援護を受けながら5回4失点(自責3)で降板した阪神・西純矢投手(21)に言及した。年に何度もない快勝だったが西純に触れたい。2軍行きを命じた時、岡田監督は「球に力があるのはいいが一番大事なのは制球」と話していた。調整登板を経て、どう変わったかに注目したが、残念ながら...としか言えない投球内容だった。多くの球が甘いゾーンに集まっていた。特に勝負球はほとんどが甘かった。力はあっても、指先に神経が通った球ではなかった。力めば力むほど、球というのはアバウトになってしまう。西純の投球がソレ。岡田監督が「一番大事」と伝えたものを、もう一度、肝に銘じる必要がある。三回に逆転された時点で、交代かと思っていたら、続投。四回の打席で交代かと思ったら安打を放ち、五回も続投。内容だけなら、いつ交代を命じられても不思議ではなかった。続投は岡田監督の温情だと思う。チームを背負ってもらいたい期待があるからこそ、少しでも長いイニングを投げさせたのだろう。勝ち星までつけてもらった西純は、岡田監督の温情に応えなければいけない。援護して、白星をプレゼントしてくれた打線に感謝しなければいけない。自分の中で何が足りなかったのか、キッチリと精査して、次の登板に備えてもらいたい。この内容で次回の先発がすぐに巡ってくるかどうかは微妙だ。若い世代では村上が頑張っている。伊藤将もいい。大竹は抜群だ。青柳も復調気配。いつになるかは別にして、次回先発では結果を残すしかない。信頼を得るのは大変だが失うのは一瞬だ。

◆DeNA・牧秀悟内野手(25)が3―3の三回に左中間席へ一時勝ち越しとなる6号ソロを放った。甲子園初本塁打となり「宮崎さんが同点にしてくれたので、思い切っていきました」と振り返った。前打者の宮崎が左中間席に8号2ランを放ち、2者連続本塁打。宮崎は八回にも9号2ランを運び、打線は先発野手全員安打となる16安打を放ったが及ばなかった。

◆4番手で登板した阪神・岩貞祐太投手(31)が13日のリベンジを果たした。9―4の七回1死満塁で、及川に代わってマウンドに立った加治屋がソトに適時打を浴び交代。ここで岩貞が登板し戸柱を二塁への併殺打に打ち取ってピンチを脱した。7回戦では八回のピンチで加治屋にマウンドを託す交代があり、立場が逆に。「助けてもらってばかりじゃだめなので、なんとかいい形で打ち取れてよかった」と胸を張った。

◆「2番・遊撃」の阪神・中野拓夢内野手(26)は9―5の七回無死満塁で中前へ2点打。ダメ押しの追加点を奪うなど2安打と活躍した。「流れに乗っていい形で打てたかなと思います」。雨でぬれたグラウンドで二塁守備もそつなくこなした。母の日の勝利に貢献し、「こうやって野球ができているのも、お母さんが小さいころから、いろいろ支えてくれたおかげ。きょうという日を勝てたことはよかった」と感謝の言葉を口にした。

◆「7番」で出場した阪神・梅野隆太郎捕手(31)は二回に右前打を放つと、四回にはビッグイニングの起点となる中前打で今季初のマルチ安打をマークした。「すごく、きょうはよかった。取り組んでいることをやって、映像でもはっきりわかるくらい違った感じだと思う」と手応え。「頑張るしかないので、ここから上がっていけるように、頑張っていきたい」と打撃の浮上を誓った。

◆阪神・西純矢投手(21)は4月20日の広島戦(甲子園)以来、1カ月ぶりに1軍で先発し、5回11安打4失点(自責3)。打線の援護に恵まれて2勝目を手にした。「良い内容ではなかったけど、自滅とかでの失点ではなかったので改善のしようがある」。3―1の三回無死一塁で宮崎に左中間へ2ランを浴びると、4番・牧にも一時同点ソロを許した。岡田監督は「ファームで待ってるピッチャーおるんやけどな。それ(入れ替え)はもうちょっと考えなアカンわ」と2軍降格の可能性も示した。

◆「6番・右翼」で3日の中日戦(甲子園)以来の先発となった阪神・島田海吏外野手(27)は今季初のマルチ安打で大量得点に貢献した。「打線の流れがあったので、その勢いで打つことができた。状態も上がってきている」。佐藤輝の満塁弾の直後、四回2死走者なしで左前打、七回1死一、二塁でも左前にはじき返して好機を拡大した。13日も途中出場から好守と安打でチームに貢献した男は「レギュラーをつかみにいく立場だと思うので、継続して結果を残せるのが一番」と力を込めた。

◆「8番・遊撃」の阪神・木浪聖也内野手(28)は七回先頭で、この回5得点の口火を切る中前打を放った。規定打席に到達し、打率・356でセ・リーグ3位に躍り出た。規定打席到達については「そうなんですか。いつ行くのかなとは思っていたけど」と冷静だが、試合後半に自身だけが無安打だと冷やかされており「打ちたいなと思っていたんで、ああいう形で一本出たのは大きかった」と喜んだ。

◆阪神は今季2度目の4連勝。首位攻防3連戦で3連勝し、単独首位に浮上した。先発全員、毎回の今季最多21安打の猛攻で、リーグ一番乗りで20勝に到達した。?阪神のセ・リーグ20勝一番乗りは2021年(同年の最終順位は2位)以来2年ぶり11度目。過去10度のうち、リーグ優勝は1985、03年の2度。?佐藤輝の1試合7打点は昨年6月12日のオリックス戦での6打点を抜く最多。阪神の選手の1試合7打点は18年9月16日の大山悠輔(対DeNA、横浜)以来5年ぶり。?満塁本塁打は21年5月2日の広島戦(甲子園)以来2年ぶり2本目。阪神の選手が本拠地・甲子園で通算2本以上放ったのは岡田彰布の6本があるが、左打者では池田純一、掛布雅之(各3本)、遠井吾郎、カークランド、藤田平(各2本)に次いで6人目。?阪神の1試合21安打以上は14年8月5日のヤクルト戦(23安打、神宮)以来9年ぶり。

◆DeNAは15失点の大敗を喫し、今季ワーストの5連敗で首位陥落。阪神3連戦では先発3投手がいずれも五回を投げきれず、三浦大輔監督(49)は「この3連戦、打たれすぎたかな。三者凡退も3試合でほとんどなかったですからこういう展開になる」と渋い表情だった。この3連戦で計28失点した。信頼の置ける3投手が虎打線に飲み込まれた。初戦の今永が4回5失点、第2戦に中10日で登板したガゼルマンが3回?5失点、そして試合前時点で2勝、防御率2・65と今季安定していた平良までも苦戦。一回に佐藤輝に3ランを浴び先制されると、四回には近本に中前適時打を浴び、3回?6失点で降板した。打線は16安打と活発だが、4月の快進撃を支えた先発陣がまさかの乱調続き。「何とかチーム全体が上向いていけるように」と指揮官。16日の広島戦(横浜)は大物助っ人のバウアー(前ドジャース)が先発する。サイ・ヤング賞右腕で負の連鎖を断ち切る。(横山尚杜)

◆〝満塁男〟の本領発揮だ。押し出しの四球で、一塁に歩く阪神・大山に、虎党も大きな拍手を送った。近本の適時打で4-4の同点に追いついた四回、なおも2死満塁でカウント3-1からの5球目。三嶋の外角高めのスライダーをきっちりと見極めた。「あのフォアボールがあったからこそ勝ち越せましたし、その後のテル(佐藤輝)の(満塁)ホームランも出た。自分の中では一番、いい打席だった」2点を加えて11-5とした七回2死満塁からは、低めのフォークを左前へ運ぶ2点打に一塁ベース上で頬を緩める。これで今季は満塁で4打席立ち、3打数3安打、1四球、6打点で、打率&出塁率は驚異の10割キープだ。「自分のなかで、(押し出しの四球が)ひとつキーになる打席になった。その後の打席はよかったこともあるので」。八回にはチーム15得点目となる中前適時打で今季3度目の猛打賞。今季最多の4打点をマークし、一気に21打点とした。この日は母の日。昨年5月8日の中日戦(バンテリンドーム)では本塁打を放った。「特別な日」といってはばからない大山は「いつも試合を(テレビで)見てくれている。ここまでやってこられたのは母親(正枝さん)の存在だと思っているので。さっき、連絡すると『活躍、おめでとう』と(LINEに)入れてくれていた」とはにかんだ。前日までの5試合は打率・053(19打数1安打)と決して状態はよくはなかった。岡田監督は「ちょっと心配だった。みんなにつられて(七回に)ヒットが1本出たら、3本までなるんやもんなあ」と声を弾ませると、大山は「きょうはテルがすごく、いい勢いをつけてくれたと思う。いい勝利だったんじゃないかな」と力を込めた。次は俺が主役だ。満塁でヒットを打ち続ける。(三木建次)

◆阪神の新助っ人、ノイジー(前アスレチックス3A)が来日初の1試合3安打をマーク。チームの大量得点につながる仕事を果たした。「(1試合3安打は)うれしい。ランナーがいる状況でつなぐ安打を打つことができてよかった。大山や佐藤(輝)が後に続いてくれたんで、その一つの役割を担えたのがうれしい」一回1死一塁では平良から左前打。2死後の佐藤輝の3ランにつながった。三回にも左前にはじき返すと、四回2死一、二塁では三嶋から中前打を放って満塁へとチャンスを拡大。続く大山の押し出し四球と佐藤輝のグランドスラムへ導いた。きまじめな性格を見抜いた岡田監督からは前日13日の試合前に「練習のようにリラックスして打て」と助言を受けた。2安打3打点の前日に続き好結果を継続。「野球ではリラックスして楽しんでプレーしなきゃいけないのに、自分のなかで力みすぎていたところがある。監督の助言がすごく助かりました」と指揮官への感謝を忘れなかった。(上阪正人)

◆この日も〝得点圏男〟の勝負強さを見せつけた。同点打を含む今季初の4安打。虎党・TORACOに向け、阪神・近本がお立ち台から何度も絶叫した。「最高で~す!」だれもが納得する最高の結果を、母の日仕様のピンク色に光るバットで呼び込んだ。3―4と逆転された後の四回1死一、三塁の好機で打席へ。先発・平良の5球目の沈む変化球を捉えて中前へ運んだ。「打線がつながって良い形で回ってきた打席でしたし、(先発の西)純矢も頑張っていたので、まずは追いつくことができてよかった」。試合を振り出しに戻す適時打は、佐藤輝の満塁弾まで続く道しるべのひとつにもなった。七回無死一、二塁でも右前打を放ち、打点はつかなかったものの得点圏で2安打。DeNAとの首位攻防戦で3試合連続適時打と打ちまくり、得点圏打率はさらに上がってリーグトップの・536(28打数15安打)と驚異的だ。一回の左前打、五回の中前打も含め、打率も・323まで伸ばした。相手投手の球種やコースに対して、近本は複数のイメージを持ちながら打席に入る。得点圏では、ほかの打席に比べてそのイメージがより絞れていると説明する。「ランナーがいないときとか、ランナー一塁と比べて、絞りやすいというのは結構ありますけど。こういう風に攻めてくるんだろうなとか。ランナー一塁の方が外もあるし、逆を突いてインコースもあるし難しい」投手心理も把握した上で、得点圏ではより安打が出る可能性が高い打撃ができる。勝負強さは緻密な頭脳から生まれている。試合後、お立ち台ではTORACOの森澤優杏(ゆず)さん(14)から勉強のやる気を起こす秘訣とエールを求められると、元気づける言葉を送った。「いっぱい球場に来てください。一緒に頑張りましょう!」リードオフマンとして出塁し、ポイントゲッターの役割も果たす。近本の活躍とともに、まだまだ虎は前へ進んでいく。(邨田直人)

◆母の日に虎が単独首位に躍り出たー! とはしゃぎながら、貧打の虎にいったい何が起きたんや~!? DeNAのお株を奪うような猛打爆発に、ビックリを通り越して口をポカ~ンと開けている俺であったのだ...。特に本日近本4安打、ノイジー3安打、大山3安打、そして佐藤輝に2ホーマーの7打点が飛び出しての21安打15得点ってどないなっとんねん!?不振のノイジーと佐藤輝がそれまで強引に振っていた球に対してバットを止めているのは明らかなのだ!! そこには指導者の陰の力があったはず!! 母の日だけど、お母さんと同様に猛虎ナインは指導者に感謝せえ~!!さて、次の中日戦。小心者の俺は大量得点の後に完封負けの阪神あるあるに既におびえているのだ...。その不安を拭いさる、まず1点! 佐藤輝でもスクイズとか...は弱気過ぎる? でも、これが阪神ファンなのよ...。

◆母の日に、最高の恩返しができたタテジマ戦士たちが大量に現れた。バットで大暴れの佐藤輝、近本、大山はもちろん、ピンクに身を包んで好打&好リードの梅野にも「頑張ったなぁ」と記者席でつぶやいた。納得がいく投球ではなかった西純だって、白星が付いたのだ。母は喜んでいるだろう。ドラフト当日に創志学園で取材した18歳は、母への思い、亡き父への思いを一生懸命語ってくれていた。日本中で、母への愛が満ちあふれた1日だった。ということで、わがトラ番部隊にも「母の日」を語ってもらった。サトテルの2発7打点大爆発の1面原稿を熱く熱く書いたトラ番・原田遼太郎から。「もちろん、プレゼントはすでにしています。先日、広島の実家に帰ったときにしっかり。ただ、正直に言いますと、ボクの嫁が『お母さまに母の日のプレゼントをしましょう』と言ってくれたので...。独身のときだったら、してないかも」いいお嫁さんをもらったようだ。4面で守護神・湯浅の復活情報をお届けしているのはトラ番・織原祥平。こちらは独身だ。プレゼントは何もしていないのでは、と心配したのだが...。「安心してください。両親にオリオンビールを贈っています。日頃の感謝をこめました」トラ番の仕事ぶり同様に、優等生だった。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
20131 0.606
(↑0.012)
-
(-)
109133
(+15)
98
(+7)
18
(+2)
17
(-)
0.250
(↑0.01
2.670
(↓0.1)
2
(1↓)
DeNA
19140 0.576
(↓0.018)
1
(↓1)
110130
(+7)
132
(+15)
32
(+3)
7
(-)
0.263
(↑0.005
3.760
(↓0.37)
3
(-)
広島
18160 0.529
(↑0.014)
2.5
(-)
109118
(+7)
100
(+2)
25
(+1)
11
(-)
0.248
(-)
2.690
(↑0.02)
4
(-)
ヤクルト
17181 0.486
(↑0.015)
4
(-)
107121
(+8)
135
(+5)
31
(+1)
26
(-)
0.224
(↑0.001)
3.520
(↓0.05)
5
(-)
巨人
16200 0.444
(↓0.013)
5.5
(↓1)
107133
(+2)
157
(+7)
40
(+1)
8
(+1)
0.248
(↓0.003)
4.200
(↓0.05)
6
(-)
中日
13220 0.371
(↓0.011)
8
(↓1)
10895
(+5)
108
(+8)
9
(+1)
9
(-)
0.243
(↓0.002)
2.630
(↓0.08)