日本ハム(★2対5☆)ロッテ =リーグ戦8回戦(2023.05.14)・エスコンフィールド北海道=
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ロッテ
00310001051020
日本ハム
0200000002710
勝利投手:メルセデス(1勝3敗0S)
(セーブ:益田 直也(0勝0敗12S))
敗戦投手:メネズ(0勝2敗0S)
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◆ロッテは2点を追う3回表、藤原の適時打と中村奨の犠飛などで3点を挙げ、逆転に成功する。続く4回には、1死三塁から田村のスクイズでリードを広げた。投げては、先発・メルセデスが6回2失点の好投で移籍後初勝利。敗れた日本ハムは、攻守に精彩を欠いた。

◆日本ハムの選手たちが、それぞれ「母の日」にちなんだピンクのウエアや用具を使って、試合前練習に臨んだ。松本剛内野手(29)は胸に「Thanks MOM」と入ったシャツにピンクのシューズ、グレーにピンクのラインが入ったシンガード、ピンクの打撃用グラブを着用して練習。「これ、いいな。シーズン中も使おうかな」とご機嫌だ。野村佑希内野手(22)はピンクで「LOVE My mother」と記されたネイビーのシャツを着用。ルーキーの矢沢宏太選手(22)はピンクのバットを用意。ピンクのリストバンド、スパイクを着用して練習し「こういうのって、プロ野球選手っぽくていいですね」とプロ入り後初の母の日に、気持ちを高ぶらせていた。

◆試合前にシンガー・ソングライターのHARTYが、球団公式応援ソング「We are FIGHTERS」を歌唱し、盛り上げた。歌う前には球場に集まった子どもたちに、こう呼びかけた。「『1%の可能性があればなんだってできる。99%の不可能や苦悩を楽しめれば現実になる』。4年前に新庄監督がくださった言葉です。ファイターズの選手のように、たくさんの人に夢を与えるヒーローのような大人になってください。今日は母の日です。みなさん、お母さんを大切にしてください」。13日から「NEW AGE GAMES produced by SHINJO」と銘打った新庄剛志監督(51)がプロデュースしたシリーズがスタート。文字通り「NEW AGE」に届けるような演出となった。HARTYは20年にSNSを通じて新庄監督と交流を深め、同監督の公認応援歌「%1」の楽曲を制作。今季は公式応援歌の歌唱を担当することになった。

◆オリックスから今季FAで加入した伏見寅威捕手(33)が移籍後初打点を挙げた。1点を先制した直後の2回1死一、三塁、ロッテ先発メルセデスのスライダーを右前に運び、三塁から万波が2点目の生還を果たした。出場25試合目での初タイムリーに「打ったのはスライダー。得点圏だったので積極的にいきました」と振り返った。この日は「母の日」ということで、ピンクとシルバーのプロテクターをつけ、先発のメネズを好リード。前日13日はマルチ安打と好調なバットで、この日もしっかり援護した。

◆日本ハムの先発メネズ投手が4回途中6安打4失点でKOされ、流れをつくることができなかった。3回だけで3盗塁を許し、この回逆転を許す3失点につながった。前回登板は6回4安打自責ゼロと安定していたが「連係の部分でミスが出てしまった。次の試合までに走者がいる想定をしてブルペンに入るなどして修正したい。カーブ、スライダーの切れも、もっと上げたい」と改善点を挙げた。○...福田光は4試合連続安打も、勝利にはつながらなかった。2回1死で投手強襲の内野安打を放ち出塁。先制の生還を果たすも、6回1死一塁の場面では一塁への併殺打に倒れ、チャンスを広げられなかった。決勝打の前日に続き2試合連続で先制点に絡むも、「今日も最初にいい当たりが出ましたが、(6回に)もう1本出せていれば。また練習して自分に自信つけていくしかない」と気を引き締めた。

◆ロッテの「カメレオン打線」の"体色"が母の日モードのピンク色に変わった。相手やチーム状況によって先発オーダーを変え、34戦目で34通り目は通常通りだが、和田、友杉、藤原と"俊足種"3人を初めて9番から2番まで並べた。吉井監督も「外国人投手のスライドステップが甘いところがあるので足を使いたかった」と満足げだった。0-2の3回には和田、友杉が連続盗塁。ピンクスパイクを履いた藤原の二塁適時内野安打、ピンクバットの中村奨の中犠飛でともに生還し、同点に追い付いた。"希少種"が生まれたのはこの直後だ。2死一、三塁から体重115キロの"巨大種"井上が、自身5年ぶり2度目の二盗に成功。相手捕手の悪送球を誘発して勝ち越した。「ホームランよりうれしい。前回は3-2からだったので、ちゃんとバッテリーと勝負したのは初めて」とニンマリ。5300グラムで生まれ、おたふくソース、ケチャップ、バターを混ぜたソースをかけた母特製の巨大ハンバーグも思い浮かべながら「連絡したら、お母さんも『ええもん見られた』って喜んでくれるかな」と感謝した。4回には打撃手袋やバットなどをピンクで彩った田村がスクイズで加点。8回にも左犠飛。「守っている自分にとっても大きな点。母には迷惑いっぱいかけたので野球で活躍して恩返ししたい」。打って、走って、バントして...。攻撃も多彩に変化させたカメレオン打線だった。【鎌田直秀】ロッテカメレオン打線 相手投手との相性や選手個々の状態やデータを分析しながら打線を組む吉井監督流で、開幕から34戦で34通りの先発オーダー。環境で体の色を変えたり、擬態で防御する爬虫(はちゅう)類「カメレオン」のようなことから命名。日本爬虫類両生類協会も「カメレオンは舌で捕食するヒットマンですから野球のバットでボールを捉えることと同じ部分もある」と注目中。▽ロッテ・メルセデス(巨人時代の昨年6月4日以来、17試合、344日ぶり勝利投手でロッテ加入後初白星)「長かったんですけれど、自分がやれることをやっていればこの日が来ると信じていた。(日本語で)アリガトウゴザイマス」【母の日特別企画 12球団の選手からお母さんへ...感謝のメッセージ一覧】はこちら

◆日本ハムは14日、今季大きく負け越しているロッテに2-5で逆転負け。今季ワーストの1試合5盗塁を許し、2カードぶりの勝ち越しを逃した。2回に伏見寅威捕手(33)が移籍後初の適時打を放つなど2点を先行したが、3回、あっという間に追いつかれ、守りも乱れてあっさり逆転された。16日からは1・5差で追う4位西武を本拠地で迎え撃ち、上位浮上を目指す。日本ハム新庄剛志監督(51)は試合後、疲れ切った笑みを浮かべた。「あの3点目が余計な点ですよね」。振り返ったのは3回の守りだ。不運な当たりもあって走者をためると、あっという間に2点のリードを追いつかれ、なおも2死一、三塁。ロッテ井上の二盗を防ごうとした捕手の伏見が、二塁へ悪送球し、その間に勝ち越しの3点目を失った。新庄監督は「走ってきそうな気はしたんですけどね」と相手の動きを予測していただけに、悔しさを隠せなかった。伏見は「井上さんの単独スチールなんて、絶対にあり得ない」と、二塁と本塁への重盗を考えた。三走の藤原を目でけん制してから、二塁へ送球...したはずが悪送球になった。「もっと強いボールを投げれば良かったんですけど、フワッと投げてしまった」。ロッテの戦法に対して、多少の焦りはあったのか。「頭の整理は出来ていた」と振り返ったが、もったいない失点だった。先発はクイックが苦手なメネズで、許した盗塁は今季ワーストの1試合5つ。新庄監督は「どんどん走ってくるんでね」とロッテお得意の足攻めに、ため息だ。次回対戦は交流戦明けの6月23日からと日が空くが、「もう1回、考え直して。防げるものは、防いでいかないと」と対策に乗り出す。チームは2カードぶりの勝ち越しを逃し、16日から始まる4位西武との3連戦へ。打撃では、オリックスから移籍後、初適時打を記録するなど2試合連続マルチ安打だった伏見は「大事なのは次の試合に引きづらないこと。終わったことは反省して、休み明けにしっかり勝てるように準備します」と前を向いた。【中島宙恵】○...矢沢が貴重な追加点のチャンスを逃した。2回1死一、三塁でセーフティースクイズを試みたが、捕手の目の前に転がり、一塁走者の伏見は二進も、三塁走者の上川畑は生還できなかった。新庄監督は「ファースト側に転がしてほしいところだった。一気に流れをもっていきたかったんで」。矢沢は「打球が死んでただの送りバントになってしまった。こういうこともできるように」と自らに言い聞かせた。○...万波が自らつくったチャンスを自身の走塁ミスでつぶしてしまった。7回先頭で左前打を放ち出塁。続く上川畑の右前打で無死一、二塁とするが、次の伏見の初球、バントの構えからバットを引いた際に飛び出し、けん制死。この回は無得点に終わり「ここからというときにやっちゃいけないミス。あそこまで慌てる必要はなかった。もっと冷静に判断できないと」と反省した。○...2試合連続で本塁打を放っていた江越が、休養のため欠場した。代わって、左腕相手に1打数しか対戦がなかった新人の矢沢がセンターを守った。新庄監督は「これ以上、ケガ人を増やせない。骨の状態も心配だったし」と説明。江越は手首とあばら骨の2カ所を骨折しており、大事を取ったもよう。「今日、明日、休んで(西武戦に)臨んでもらう」と、16日からの試合を見据えた。

◆「9番」で2試合連続出場の日本ハム・伏見寅威捕手(33)が1-0の二回、右前適時打をマーク。オリックスから移籍後初打点を挙げた。「打ったのはスライダー。得点圏だったので積極的にいきました」1死一、三塁の好機で迎えた第1打席。1ボールからロッテ先発左腕、メルセデスのスライダーをたたき、ゴロで一、二塁間を破った。

◆ロッテ・メルセデス投手(29)が今季6試合目で初勝利(1勝3敗)を挙げた。巨人時代の昨年6月11日の楽天戦から続いていた連敗も「9」で止めた。二回は1死から福田の打球を右足のつま先に受けるアクシデント(記録は投手内野安打)。ベンチで治療を受けて続投したが、内野陣の2失策が絡んで2失点した。そこから立ち直り、6回を4安打2失点(自責0)に抑えた。「ポジティブに考えていれば、いつか勝てると信じて待っていました。これからもチームの勝利に貢献できる投球をしていきたい」。久しぶりに勝利投手となり、笑みが絶えなかった。

◆ロッテが逆転勝ち。0―2の三回に藤原の適時内野安打、中村奨の犠飛などで3得点。田村が四回はスクイズ、八回は犠飛でともに追加点を奪った。メルセデスが6回2失点で今季初勝利。日本ハムは攻守でミスが出た。

◆ロッテ・益田直也投手(33)がリーグ最多のセーブ数を「12」に伸ばした。5月10日の西武戦から3試合連続セーブで、いずれも3者凡退に抑える完全火消しとなった。昨季はシーズン終盤の不振でオスナ(現ソフトバンク)に守護神の座を譲った。今季は吉井監督の方針で開幕から沢村との併用、ダブル抑えでスタートしたが、基本的には益田がクローザーとして起用されている。今季ここまでセーブシチュエーションでの失敗はなし。史上10人目の通算200セーブにあと「6」。過去2度のセーブ王(2013年と21年)は安定感を増してきている。

◆日本ハムは攻守でミスが出て、逆転負けを喫した。三回は2点リードを追いつかれてなお2死一、三塁。10年目で過去1盗塁の井上が仕掛けた二盗に伏見が悪送球。新庄監督は「余計な点。送球も悪かったけど(二塁手が)前に落とせれば」と無警戒で軽率なプレーに苦言を呈した。2点を追う七回無死一、二塁では伏見がバントを空振りし、二塁走者の万波が飛び出してタッチアウト。好機をつぶし、直後に致命的な1点を失った。

◆ロッテ・吉井理人監督(58)が右手中指のまめの影響で次回登板が未定となっている佐々木朗希投手(21)について「たぶん木曜日(18日のオリックス戦)の登板は無理かなと思う。火曜日の状態を見て。もし駄目なら間を空けてしっかり治してもらおうと思っている」とした。5日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)でまめができた佐々木朗は、試合前練習で強めのキャッチボールを実施。指揮官は「皮ができあがっていなかったみたい。痛かったようなので」と現状を明かした。

◆ロッテ・井上晴哉内野手(33)がプロ10年目で通算2度目の盗塁を記録。三回2死一、三塁で二盗を成功させた。2018年4月28日の日本ハム戦(ZOZOマリン)以来、1842日ぶりの盗塁。体重115キロの巨漢は「ホームランよりうれしい。僕がタイムリーを打ったぐらいのテンションで喜んじゃった」。母の日に決め「来年はどうなるか分からないが『母の日はあいつが走るぞ』と牽制(けんせい)球が来たら、してやったり」と笑みを浮かべた。

◆ロッテのC・C・メルセデス投手(29)が今季6度目の先発で6回4安打2失点にまとめ、巨人から移籍後初勝利。昨年6月4日のロッテ戦(東京ドーム)以来、344日ぶりの勝ち星に声を弾ませた。「ファンの皆さんの前で初勝利を飾れて本当にうれしい。この日を待っていました」二回、日本ハムに2点を先制されたが、味方の連続失策が絡む失点で自責点はなし。最速149キロの直球とカーブを効果的に使い、三回以降は二塁すら踏ませなかった。二回に強烈な打球を右足のつま先に受けるアクシデントもあったが「問題ない」と笑顔。先発の役割を全うし「ストライク先行でアグレッシブに投球することができました」とうなずいた。今季はここまで5試合の登板で防御率2・17も白星はなく3敗。援護率(当該投手が9イニングを投げたと仮定した場合に味方が何点取ってくれるかを表した数値)は0・90と打線の後押しが弱かった。昨オフ、巨人を自由契約となり、ロッテに加入した左腕は「常にポジティブに。しっかり自分がやれることをやっていれば、いつか勝てる」。前向きな姿勢だけは崩さなかった。首位・オリックスとのゲーム差は1に接近。さらなる上位進出へ、日本球界7年目の左腕は「いい仕事をして、チームの勝ちに貢献できるような投球をしていきたい」と力強く語った。(加藤次郎)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
21141 0.600
(-)
-
(-)
107142
(+3)
119
(+3)
29
(+1)
16
(+2)
0.273
(↓0.003)
3.160
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
19141 0.576
(↑0.013)
1
(↑0.5)
109103
(+5)
97
(+2)
15
(-)
16
(+5)
0.228
(↑0.002
2.710
(↑0.08)
3
(-)
ソフトバンク
17142 0.548
(-)
2
(-)
110111
(+3)
110
(+3)
22
(+1)
18
(+1)
0.236
(↓0.001)
3.120
(↑0.04)
4
(-)
西武
16191 0.457
(↓0.014)
5
(↓0.5)
107114
(-)
119
(+5)
28
(-)
21
(-)
0.237
(↓0.005)
2.990
(↓0.05)
5
(-)
日本ハム
15210 0.417
(↓0.012)
6.5
(↓0.5)
107118
(+2)
127
(+5)
23
(-)
21
(-)
0.228
(-)
3.100
(↓0.02)
6
(-)
楽天
14201 0.412
(↑0.018)
6.5
(↑0.5)
108107
(+5)
123
(-)
30
(+2)
28
(+2)
0.216
(-)
3.140
(↑0.09)