1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 | 0 | 1 |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 8 | 1 | 0 |
勝利投手:石川 柊太(2勝1敗0S) (セーブ:オスナ(0勝0敗7S)) 敗戦投手:山﨑 福也(1勝1敗0S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクは2回表、今宮の適時二塁打などで2点を先制する。その後は4回に柳田のソロ、5回には柳田の適時打でリードを広げた。投げては、先発・石川が5回2失点7奪三振と試合をつくり今季2勝目。敗れたオリックスは、打線が6回に1点差に迫るも及ばなかった。
◆オリックス山崎福也が、天敵柳田がいるソフトバンク戦に今季初登板。対柳田は通算33打数15安打、4本塁打、被打率4割5分5厘。山崎福が20打席以上対戦している31人の中で、柳田の被打率が最も悪い。苦手打者がいることもあり、このカードは通算25試合に登板して4勝9敗、防御率5・49。今季は柳田をしっかり抑え、ソフトバンクから白星を稼ぎたい。
◆"サチヤキラー"がまた打った。ソフトバンク柳田悠岐外野手(34)が4回に7号ソロ。オリックス山崎福也投手からは通算5本目で、2回の第1打席でも二塁内野安打を放っていた。2打席を終えた時点で、対山崎福には通算35打数17安打で打率4割となった。2ボール1ストライクから内角143キロ直球を右翼スタンドに運んだ。2試合ぶりの1発に「打ったのは真っすぐ。インコースのボールに少し詰まりましたが、振り切ることができた結果がホームランになってくれたと思います。効果的な追加点を取ることができて良かったです」と笑顔だった。
◆オリックスが約2週間ぶりの連敗を喫した。4カードぶりのカード初戦黒星となった。先発の山崎福也投手(30)が2回、先頭の柳田に内野安打を許しそこから2失点。4回には再び先頭で迎え、143キロ直球を捉えられ右翼へソロ本塁打を献上した。この試合前まで被打率4割5分5厘と相性の悪い主砲を抑えることができず、5回途中4安打4失点で降板となった。4点を追う5回、8番小田の中前打から好機をつくり、1死一、二塁から宗の左前適時打で1点を返すと、2死一、三塁からシュウィンデルの適時打でこの回2得点。6回も7番若月の右翼への二塁打から1点を追加したが、反撃はここまでだった。オリックスが連敗を喫したのは、4月26日の日本ハム戦、28日のロッテ戦で敗れて以来。
◆ソフトバンク先発石川柊太投手(31)は5回5安打2失点と粘り、2勝目を手にした。4回までは無失点も、5回に宗、シュウィンデルに適時打を献上。球数もかさばり91球で降板した。右腕は「反省しないといけないところはいくつかあると思います。今日の反省を次の試合に生かし、もっといい投球ができるように頑張りたい」と次回登板を見据えた。
◆ソフトバンク今宮健太内野手が2試合連続タイムリーで勝利に貢献した。2回無死二、三塁で栗原の二ゴロ間に先制。なお1死三塁で山崎福のスライダーを左翼に運び、貴重な追加点を呼んだ。開幕から全試合出場が続く選手会長は「うまく反応して打つことができたと思います。ランナー三塁のチャンスを生かすことができて良かったです」と笑顔だった。
◆オリックスが5月初の連敗を喫し、4カードぶりの初戦黒星となった。先発の山崎福が5回途中4安打4失点で今季初黒星。試合前まで被打率4割5分5厘と相性の悪い柳田に、ソロ本塁打を浴びるなど2打数2安打。「イニングの先頭打者への入り方という部分を反省しなければいけない。先発として役割を果たせなかったことが悔しい」。リリーフ陣が粘り、打線は1点差まで追い上げたが、あと1歩及ばず。中嶋監督は「負けは負けですね。いい試合したってだけじゃ、ダメなんで」。13日にも首位陥落の可能性がある。
◆さあ、1ゲーム差だ。3位ソフトバンクが首位オリックスとの首位攻防第1ラウンドを制した。4番柳田悠岐外野手(34)が右越えの7号ソロを含む3安打2打点と大暴れ。5月の9試合で5発と量産態勢に突入した。主砲の活躍で首位オリックス、2位ロッテにグッと接近。13日にも奪首の可能性がある。長髪をなびかせ柳田は思い切りバットを振った。2点をリードした4回の先頭打席。カウント2-1からの4球目。143キロの内角直球を迷いなくフルスイング。打球は右翼スタンドに飛び込んだ。中押しの7号ソロ。「インコースのボールに少し詰まりましたが、振り切ることができた結果がホームランになってくれたと思います。力まないように意識しました。ギリギリでしたけど、良かった」。芯で捉えなくてもオーバーフェンスする豪快な柳田らしい一振りだった。先手を取ったのもキャプテンの一打からだった。2回先頭で二塁内野安打。中村晃が二塁打で続くと、今宮の左翼線二塁打などで2点を先制した。オリックス先発の山崎福には通算で35打数17安打、5本塁打。対戦打率は4割8分6厘と圧倒。さらに5回2死一、二塁の場面で2番手本田から中前にはじき返すダメ押し打。139キロのチェンジアップにバットを合わせコンパクトに運んだ。「チャンスでコンタクトすることだけを考え軽打しました。ランナーを返すバッティングができて良かったです」。豪快さと巧みさを組み合わせ、この日3安打2打点で今季4度目の猛打賞。これで3安打以上は通算100度目となった。5月に入って打撃は急上昇。9試合で5本塁打を放ち、打率3割4分8厘で首位打者を快走している。宿敵オリックスに先勝。今日13日に連勝すれば首位返り咲きも見えてきた。試合後、藤本監督は「しんどい試合やったけど、勝ったからいいですよ」とホッとした表情でバスに乗り込んだ。前日(11日)のナイターを終え、この日は博多から朝の新幹線で大阪入り。そのまま球場入りするハードスケジュール。厳しい日程だが、キャプテンのバットがさらにチームを上昇気流に乗せる。【佐竹英治】
◆13日の8回戦に先発するオリックス・山本由伸投手(24)はダッシュなどで調整。今季3勝目をかけ「しっかり集中していいボールを投げられるように頑張りたい」と意気込んだ。4月6日(京セラ)の前回対戦では6回2安打無失点で勝ち投手となった。チームは両リーグ最速で20勝に到達するも主軸の杉本、森をけがで欠く状況だが「こういう時こそ、一人一人が頑張ってカバーしていけたら。(2人が)戻ってくるときに首位にいられるように」と好投を誓った。
◆ソフトバンク・柳田悠岐外野手(34)が2-0の四回先頭で、右翼席最前列に7号ソロを放った。カウント2-1からオリックス先発・山崎福のストレートを一閃。広報を通じて「インコースのボールに少し詰まりましたが、振り切ることができた結果がホームランになってくれたと思います。効果的な追加点を取ることができて良かったです」とコメントした。
◆ソフトバンクは二回に今宮の適時二塁打などで2点を先制。柳田が四回にソロ、五回に適時打を放ち加点した。5回2失点の石川が2勝目。救援6投手の継投で逃げ切り、オスナが7セーブ目。オリックスは先発の山崎福が乱調だった。
◆ソフトバンクの石川は5回5安打2失点で、4月4日以来の2勝目を挙げた。五回までに4点の援護をもらいながらも、球数がかさんで先発として最低限の働きしかできず「反省しないといけないところは、いくつかある」と悔やんだ。4―0の五回に、安打と死球で1死一、二塁のピンチを招く。宗に変化球を左前へ適時打とされ、2死後に一、三塁でシュウィンデルにも左前へはじき返された。藤本監督は「死球を当ててから球が指に引っかかりはじめた。あそこは反省点」と苦言を呈した。
◆屈辱を味わってきたナニワの地。これ以上、悔しい思いはしないと誓うように、豪快に振りぬいた。ソフトバンク・柳田が、7号ソロを含む3安打2打点で勝利へと導いた。「勝ってよかったです。いい結果になったんで、ホッとしています」 ハイライトは2-0の四回の第2打席。マウンドには山崎福。昨季9打数6安打と好相性の相手に集中力を高めた。カウント2-1からの4球目、内角の143キロの速球を一閃。低い弾道で右翼スタンド最前列へと突き刺した。3-0の五回には、2死一、二塁から中前への適時打。「コンタクトすることだけを考え軽打しました」と2番手・本田の139キロのチェンジアップにバットを合わせた。二回の先制点につながる二塁への内野安打も含め、五回までに猛打賞。打撃の剛柔にさらに磨きをかけ、強烈にチームを引っ張った。昨季、優勝を〝奪われた〟宿敵の本拠地・京セラは、過去2年で5勝21敗1分と鬼門と化していた。昨季も3勝11敗(1敗はソフトバンクの主催試合)。ただ、今季は4月4日からの3連戦で2勝1敗と勝ち越した。今年こそは-。チームの思いを体現するかのようにチームリーダーが暴れ、早くも昨季の当地の勝ち星に並べた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
20 | 14 | 0 | 0.588 (↓0.018) | - (-) |
109 | 131 (+3) | 113 (+4) | 28 (-) | 13 (+1) |
0.271 (↓0.001) | 3.200 (↓0.03) |
2 (-) |
ロッテ |
18 | 13 | 1 | 0.581 (-) | 0.5 (↓0.5) |
111 | 98 (-) | 90 (-) | 15 (-) | 11 (-) |
0.228 (-) | 2.710 (-) |
3 (-) |
ソフトバンク |
17 | 13 | 1 | 0.567 (↑0.015) | 1 (↑1) |
112 | 105 (+4) | 99 (+3) | 21 (+1) | 17 (+1) |
0.239 (↓0.001) | 2.990 (-) |
4 (-) |
西武 |
15 | 18 | 1 | 0.455 (-) | 4.5 (↑0.5) |
109 | 107 (+4) | 110 (+4) | 28 (+2) | 21 (-) |
0.240 (↓0.003) | 2.900 (-) |
5 (-) |
日本ハム |
14 | 20 | 0 | 0.412 (-) | 6 (↑0.5) |
109 | 111 (-) | 122 (-) | 22 (-) | 21 (-) |
0.224 (-) | 3.170 (-) |
6 (-) |
楽天 |
13 | 19 | 1 | 0.406 (-) | 6 (↑0.5) |
110 | 98 (+4) | 116 (+4) | 28 (+1) | 25 (-) |
0.214 (↑0.001) | 3.200 (↑0.01) |
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