楽天(★2対8☆)オリックス =リーグ戦7回戦(2023.05.10)・楽天モバイルパーク宮城=
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ORIX
03300010181601
楽天
0000000022611
勝利投手:田嶋 大樹(4勝2敗0S)
敗戦投手:岸 孝之(1勝2敗0S)

本塁打
【オリックス】ゴンザレス(6号・7回表ソロ)
【楽天】浅村 栄斗(5号・9回裏2ラン)

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◆投打のかみ合ったオリックスが快勝。オリックスは2回表、若月と宜保の連続適時打などで3点を先制する。続く3回には、茶野の適時打などで3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・田嶋が9回途中2失点7奪三振の力投で今季4勝目。敗れた楽天は、先発・岸が乱調だった。

◆楽天岸孝之投手(38)が、アクシデントに見舞われた。先発し、3回1死一塁で、頓宮に右前打を浴びると、ベンチに右手を挙げるジェスチャー。自力で歩いて治療のためベンチに引き揚げたが、そのまま降板。2番手で西口がマウンドに上がった。何らかの違和感を抱いたとみられる。岸は前回登板の2日ロッテ戦で通算150勝を達成。中7日で、記録をさらに伸ばすべくマウンドに上がったが、緊急降板となってしまった。

◆楽天のオリックス戦が、午後2時に試合開始した。なぜ平日デーゲームなのか-。楽天の地域貢献活動が理由だ。10、11日に仙台市教育委員会で推進している小学生の職場体験プログラム「弟子入り体験」と、中学生を対象にした「職場体験」を実施。この日は775人の児童・生徒が参加した。楽天モバイルパークでの仕事を体験することで、プロスポーツに興味を持ってもらい、働くことへの関心を高めてもらう目的で、17年から始まった。20年はコロナ禍で中止となったが、今年で6回目。試合は、宮城県内の高校生も招待し、学生のための1日となっている。石井一久監督(49)は、「地域の子たちなので、やっぱり自分たちの地域にあるというのを誇らしく思えるような球団じゃないといけないと思いますし、将来的にもまたここで働いてみたいとか、そういうものを思ってくれたらうれしい」と目を細めた。04年9月に設立され、約20年。ベースボールスクールや、チアダンススクールなども行い、地域貢献活動に力を入れている。石井監督は「メジャーとかでもそうですけど、家族で来るという体験があって、代々球場に行くっていう流れってできると思う。小さい子が来てくれることがすごく大事かなと。嫌らしい意味ではなくて、種をまくというか。根付いていくためには球団としての地道な活動が大事ですし、子供にもそういう体験は大事かなと思います」。地域に根差した球団を目指していく。

◆首位を走るオリックスが先発全員の16安打を放ち、楽天に快勝した。これで4カード連続の勝ち越しが決まった。2回1死一、二塁、若月健矢捕手(27)が左翼への適時二塁打で先制すると、宜保、この日合流した福田にも適時打が出て一気に3得点。3回は相手の失策もからみ、さらに3点を追加。7回にはゴンザレスの2戦連続ソロ本塁打でダメ押しの7点目。9回も1死満塁から代打紅林が適時打を放ち、最後まで攻撃の手を緩めなかった。投げては先発の田嶋大樹投手(26)が最終回に浅村に2ランを浴びるも、9回途中2失点で4勝目を挙げた。この日の試合前、中心選手として活躍してきた森友哉捕手(27)が右足部骨挫傷(右つま先負傷)と診断され、出場選手登録を抹消。主軸の不在をチーム一丸で埋めた。オリックスが両リーグ最速で20勝到達。オリックスのリーグ20勝一番乗りは14年以来だが、両リーグ一番乗りは84年以来39年ぶり6度目。過去の5度はいずれもリーグ優勝しているが、今年はどうか。

◆楽天岸孝之投手(38)が、アクシデントに見舞われた。先発し、3回1死一塁で、頓宮に右前打を浴びると、ベンチに向かって右手でグー、パーを繰り返すジェスチャー。小山投手コーチとトレーナーに付き添われながら、自力で歩いて治療のためベンチに引き揚げた。しかし、マウンドには戻らず、そのまま降板した。試合後石井監督は「(これから)確かめたいと思います」。負傷した部位や状態は明かさなかった。

◆楽天は天敵を打ち崩せず、3連敗を喫した。オリックス田嶋に対し、8回まで4安打と沈黙。9回1死二塁で、浅村が左翼へ2ランを放ったのが、唯一の得点だった。石井一久監督は「クオリティーの高い投球をされる。そこはなんとか僕たちもそうですし、スコアラーも含めていろんな形で360度から見ていかないといけない」と表情を引き締めた。田嶋に対楽天10連勝を許し、攻略できずにいる。雄平1軍打撃コーチは「本当にやられっぱなし。(攻め方を)変えてはいるんですけど、もっと極端に変えてもいいんじゃないかなと思います」。分析を重ね、糸口をつかむ。▽楽天浅村(9回1死二塁で左翼へ5号2ランも、田嶋から勝利できず)「ずっと同じ相手にやられているので、なにか変えないといけないと思う」

◆首位を走るオリックスが先発全員の16安打を放ち、楽天に快勝した。これで4カード連続の勝ち越しが決定。途中出場の選手も含めた打線一丸の活躍に、中嶋聡監督(54)も「いい準備をしてくれてると思いますし、ほんとにいい競争になっていると思います」と目を細めた。2回1死一、二塁、若月健矢捕手(27)が左翼への適時二塁打を放ち先制すると、宜保、この日合流した福田にも適時打が出て一気に3得点。3回は相手の失策もからみ、さらに3点を追加。7回にはゴンザレスの2戦連続ソロ本塁打でダメ押しの7点目。9回も1死満塁から代打紅林が適時打を放ち、最後まで攻撃の手を緩めなかった。この日の試合前、中心選手として活躍してきた森友哉捕手(27)が右足部骨挫傷(右つま先負傷)と診断され、出場選手登録を抹消。中嶋監督は「骨挫傷と言っても、人によっては非常に長くかかる人もいるし。本人は行くと言ってたんですけど、さすがにそれはストップをかけなきゃいけない」と明かした。左ふくらはぎの軽度筋損傷でリハビリ中の杉本に続く主軸の不在。チーム一丸で埋めて両リーグ最速の20勝に到達した。オリックスが両リーグ最速で20勝到達。オリックスのリーグ20勝一番乗りは14年以来だが、両リーグ一番乗りは84年以来39年ぶり6度目。過去の5度はいずれもリーグ優勝しているが、今年はどうか。

◆楽天高田孝一投手(24)が、今季初登板で好投した。6点を追う4回に3番手として登板。直球とカットボールを軸に、3回2安打無失点と踏ん張った。「まずは今年の初登板でもありましたし、そこはホッとしている気持ちは強いです」と胸をなで下ろした。4月26日に出場選手登録されたが、これまで登板機会なし。その期間でカットボールの曲がりを大きくすることに改良。横の変化で打者を揺さぶった。「うまく投げられた」と自信を持った武器。好投を続け、ブルペンでの立ち位置を築いていく。「これからしっかり結果を残さないといけない立場。しっかり1試合1試合集中していければと」と闘志を燃やしてた。キャンプは1軍で開幕ローテーション入りを争ったが、ここまでファームで調整を続けていた。石井監督は「ファームに行く時も、課題は変化球が浮かないことがテーマの1つだったが、低く投げ切れていた。投げ切れれば孝一の球の力を含めて、ああいうパフォーマンスは出せる」と高評価だった。

◆楽天石井一久監督(49)が、不調の西口直人投手(26)の奮起に期待した。先発岸が負傷降板し、3回1死一、二塁で急きょ登板。2/3回を投げ、2安打1失点(自責0)と流れを断ち切ることができなかった。昨季はセットアッパーとして定着したが、今季は15試合に登板し、0勝4敗、防御率5・40。不安定な投球が続いている。石井監督は「今年は直球がマイナス0・6キロぐらい悪いが、1キロ満たない誤差でできているし、(球の)性質もそんなに変わっていない。ただ、変化球にパーセンテージの幅があるので、そこを改善していければ」と不調の原因を説明した。データ的にはおおむね例年と変わりがない数字。「精神的なところでリリースポイントのズレだったり、ブレが出る。投げている球自体は悪くない。結果が悪いとより打たれたくないから、いつも狙っている微妙なコースが、はっきりする球になっていると思う」と指摘。救援防御率がリーグワーストの苦しい台所事情。試合中にも会話を重ねながら、壁を乗り越える背中を押していく。

◆楽天は、岸孝之投手(38)の緊急降板理由を、腰の痛みによるものだったと発表した。3回1死一塁で、頓宮に右前打を浴びると、マウンド上でトレーナーと小山投手コーチを呼んだ。その後治療のため自力で歩いてベンチに引き揚げたが、そのまま降板となった。大事をとっての降板で、病院には行かない方針。今後は患部の状態を見極めながら、実戦復帰を目指す。

◆主軸の不在はみんなで埋める! オリックスが先発全員安打の16安打を放って快勝した。代打の紅林、守備から途中出場の大城も含めて、打席に立った全員が安打をマーク。中嶋聡監督(54)は「いい準備をしてくれてると思いますし、ほんとにいい競争になっていると思います」と目を細めた。この日、森友哉捕手(27)が右足部骨挫傷で出場選手登録を抹消。左ふくらはぎの軽度筋損傷で離脱中の杉本に続く主軸の不在も、打線が束になった。2回に宗、頓宮の連打でチャンスをつくると、先発マスクの若月が左翼越えの先制適時二塁打。「チャンスだったので、ゲッツーだけはと思って。良かったです」。思い切りよく振り抜いた。森とは同い年で同じポジション。試合前には「頼むわ」とLINEが届き「頑張るわ」と返信していた。「チームにとっては友哉がいないのは痛いと思うんですけど。みんなでカバーしていけるように、頑張りたいと思います」。思いを受け取ると、先発の田嶋を好投へ導いた。流れを引き寄せる3点目を奪ったのは、森に代わって合流した福田。2回2死一、三塁で、高め直球をセンターに運んだ。「しっかりタイミングを取れて、ジャストタイミングで振れた」。約1カ月ぶりの1軍で今季初打点。出場した誰もがきっちり仕事を果たすのが、日本一チームの強さだ。これで4カード連続勝ち越しを決め、両リーグ最速で20勝に到達。どんな時でも一丸で戦う姿勢は変わらない。【磯綾乃】オリックスが両リーグ最速で20勝到達。オリックスのリーグ20勝一番乗りは14年以来だが、両リーグ一番乗りは84年以来39年ぶり6度目。過去の5度はいずれもリーグ優勝しているが、今年はどうか。

◆オリックス田嶋大樹投手が9回途中6安打2失点と好投し、宮城に並びリーグトップ4勝目を挙げた。「四死球がなかったので良かったかなと。本当に後ろが守ってくれたので良かったです」。楽天戦では、21年9月16日から10連勝。9回に浅村に2ランを浴びて完投は逃したが「最後まで仕事をしきれなかったので。また次、リベンジしたい」とさらなる快投を誓った。

◆オリックスが快勝。先発の田嶋は8回?を投げ、6安打無四球2失点で4勝目を挙げた。打線は先発全員の16安打で8点を奪った。楽天は岸が三回途中5失点と振るわず2敗目。得点は九回の浅村の2ランのみと攻撃でも精彩を欠いた。

◆楽天・岸孝之投手(38)が先発し、2回?を8安打2三振5失点(自責点3)で、2敗目を喫した。三回途中、自ら首脳陣に下半身の不良を訴えて降板となった。試合後、報道陣の取材に応じた石井一久監督(49)の一問一答は以下の通り。--岸の状況について「試合が終わったので、これから確かめたいと思います」--詳細はわからない「はい」--打線は相手先発で、苦手としている田嶋を打ちあぐねた「他の対戦相手のときと比べても、うちに(対して)クオリティーの高い投球をされる。僕たちもそうですし、スコアラーも含めて、いろいろな形で360度から見直していきます」

◆オリックスは、先発の田嶋大樹投手(26)が8回?を投げ、6安打無四球2失点で4勝目(2敗)を挙げた。田嶋は楽天戦に2年越しの10連勝。打線は先発全員の16安打で8点を奪った。オリックスは両リーグ20勝一番乗りとなった。データBOXは以下の通り。?オリックスの両リーグ20勝一番乗りは阪急時代の1969、72、75、78、84年に次いで39年ぶり6度目で、オリックスになった89年以降では初。過去5度は全てリーグ優勝している。?チーム32試合以内での20勝到達は昨年の楽天(27試合)、巨人(29試合)がマーク。オリックスでは2014年(32試合)以来9年ぶり10度目。球団最速は78年の26試合。?田嶋の対楽天は21年9月16日(楽天生命パーク)から10連勝。対楽天で10連勝以上したのは金子千尋(オリックス、08-11年=11連勝)、菊池雄星(西武、16-18年=13連勝)がいる。

◆楽天は三回までに6点のビハインドを背負い、難敵の田嶋に余裕を与えてしまった。0―8の九回に浅村の2ランで2試合連続の零敗を免れるのが精いっぱいで、田嶋には対楽天戦の連勝を10に伸ばされた。前日2番だった浅村を4番に、5番だった伊藤裕を3番に置くなど打順を組み替えたが、八回までは三塁すら踏めず。雄平打撃コーチは「本当にやられっぱなし。もっと極端に変えてもいいんじゃないかなと思う」と打開策を思案した。(楽天モバイルパーク)

◆オリックスのサウスポー田嶋は完封にあと一歩に迫る好投で4勝目を挙げた。これで楽天戦は10連勝と好相性だが関心は示さず「一喜一憂していない。1年間、投げきらないと意味がない」と淡々と話した。速球、変化球ともに切れがあり、八回までは散発の4安打、無得点に抑え込んだ。ただ、九回1死から浅村に2ランを浴びて降板し「点差があったのが救い。反省するところは反省したい」と謙虚に語った。(楽天モバイルパーク)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
20120 0.625
(↑0.012)
-
(-)
111125
(+8)
102
(+2)
28
(+1)
12
(+1)
0.273
(↑0.004
3.070
(↑0.04)
2
(1↑)
ロッテ
17131 0.567
(↑0.015)
2
(-)
11295
(+3)
90
(+2)
15
(-)
10
(+1)
0.226
(↓0.002)
2.800
(↑0.02)
3
(1↓)
ソフトバンク
15131 0.536
(↓0.02)
3
(↓1)
11495
(+3)
93
(+6)
18
(+1)
14
(+1)
0.240
(↓0.003)
2.990
(↓0.11)
4
(-)
西武
15170 0.469
(↓0.015)
5
(↓1)
111103
(+2)
103
(+3)
26
(+1)
21
(-)
0.243
(↓0.004)
2.900
(↓0.01)
5
(-)
日本ハム
14190 0.424
(↑0.018)
6.5
(-)
110108
(+6)
116
(+3)
20
(+3)
21
(+1)
0.225
(↑0.001)
3.070
(-)
6
(-)
楽天
12190 0.387
(↓0.013)
7.5
(↓1)
11287
(+2)
109
(+8)
25
(+1)
22
(-)
0.210
(↓0.001)
3.220
(↓0.07)