1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 5 | 0 | 2 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 |
勝利投手:宮城 大弥(4勝0敗0S) 敗戦投手:早川 隆久(1勝3敗0S) 本塁打 |
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◆オリックスが投手戦を制した。オリックスは両軍無得点で迎えた8回表、ゴンザレスと佐野皓のソロで2点を奪い、試合の均衡を破る。投げては、先発・宮城が9回4安打無失点の快投。今季初完封で4勝目を挙げた。敗れた楽天は先発・早川が力投するも、打線が援護できなかった。
◆オリックスは9日楽天戦(楽天モバイルパーク)に先発する宮城大弥投手(21)が「不敗神話」継続を目指す。前回2日ソフトバンク戦は8回5安打無失点で今季3勝目を挙げるなど、5月はプロ入り後9戦無敗。「いい数字は続けていきたいと思いますし、悪い数字も頑張って打ち切って」と意気込む。さらに昨季まで、同球場の通算防御率1.64は球場別で最少。リーグトップ4勝目をデータも後押しする。
◆楽天宋家豪投手(30)が1軍に合流した。今季は開幕1軍も6試合で防御率6・00と不調が続き、4月24日に出場選手登録を外れていた。開幕前はWBC台湾代表として登板。ファームで再調整を行ってきた。チームの救援防御率はリーグワーストの4・10。石井一久監督(49)は「そこまですごくいいとかではないが、経験値もあるし、今厳しい部分が中継ぎにある」と起爆剤として期待した。宋家豪と入れ替えで、伊藤茉央投手(22)が2軍で調整に回る。指揮官は「最近、慣れられているボール、対応されているボールがある。シンカー一辺倒にならないように。左打者には内に入れるボールの精度、右打者には逃げていくボールと差し込む球の使い方をできるようなコースと球種を研究していこうと話はした。時間をかけずにやっていくために、上に置くより下で数多くトライさせないといけないので、そういう選択をしました」と説明した。
◆敵地楽天戦に臨むオリックスのスタメンが発表された。森友哉捕手(27)がスタメンを外れ、なんらかのアクシデントがあった可能性もある。7番捕手は、若月健矢(27)が務め、4番指名打者にはフランク・シュウィンデル内野手(30)が入った。森はここまで29試合に先発。4月28日のロッテ戦(京セラドーム大阪)で、佐々木朗の165キロ直球を右膝裏に受けるも、翌29日の同戦を欠場しただけで、30日には指名打者として先発出場していた。森がスタメンを外れるのは、29日以来今季2度目となった。
◆尾形さんサンキュー!? お笑いトリオ・パンサーの尾形貴弘(46)の"大盤振る舞い"が決まった。タレント狩野英孝(41)とともにセレモニアルピッチに登場。どちらかがストライク投球をすると、楽天モバイルパーク来場者に500円オフクーポン券をプレゼントする「ストライクチャレンジ」に挑戦した。"先発"の狩野は惜しくもショートバウンドで捕手のミットに。球場に緊張感が走る中、2番手尾形が腕を振ったが、ボールは左打席側に転がり、大暴投となった。チャレンジ失敗となったが、球場のスクリーンには「尾形社長の全額自腹!!」「サンキューベリーマッチョマッチョマッチョマンクーポン配布!」と表示。尾形は驚きながらも「おごりますよ!」と絶叫した。尾形と狩野は仙台放送のバラエティ番組「仙台市青葉区かのおが便利軒」で共演している。
◆宮城は宮城に強い! オリックス宮城大弥投手(21)が、今季のチーム初完投&初完封でリーグ単独トップ4勝目を挙げた。楽天打線をわずか4安打に抑え、三塁も踏ませぬ好投。テンポ良く109球を投げ、今季リーグ最短の2時間10分で試合を終わらせた。好相性の敵地で、プロ入り後は負け知らずの「5月無敗神話」も継続させた。敵地のマウンドに立つ直前のこと。「後悔しないように。投げたいボールを投げなさい」。宮城は中嶋監督から、そんな言葉をかけられていた。「そのおかげで9回を投げることができましたので。ありがとうございます」。満面の笑みでハイタッチの列に加わった宮城を、指揮官は手荒いタッチでねぎらった。味方の好守もあり2、3回のピンチを切り抜けると、4回からは5イニング連続で3者凡退。「また違う感覚というか、違う自分が見えたので。すごく楽しかったと思います」。今季初めてバッテリーを組んだ若月とコミュニケーションを取りながら、自ら配球を組み立てる場面もあった。2人で大切にしたのは「しっかり投げたいボールを投げる」こと。軸となる直球を臆せずどんどん投げ込み、緩いカーブやスライダーを生かす。指揮官の言葉を胸に最後まで投げ抜いた。プロ入り以来、5月は8勝0敗。「不敗神話」を伸ばし、宮城が宮城で輝いた。敵地はこれで通算防御率1・29と球場別で最少。ここでしか味わえない、お楽しみもある。「球場で牛タンが出たら食べます。今回も良い感じでできたので。おいしくいただきたいと思います」。おいしい名物も快投のエネルギーにする。今季チームで初完封勝利を挙げ、無傷でリーグ単独トップ4勝目。仲の良いエース山本を、今は2勝上回っているが...。「言っちゃうと越される経験がこの2年間出ていますので、あんまり言わずに。こそこそと伸ばして行けたらなと思います(笑い)」。控えめな笑顔で、こっそり? 白星をためていく。【磯綾乃】
◆楽天早川隆久投手(24)は、8回5安打2失点と好投したが、報われなかった。1回からストライクゾーンで勝負する投球。7回まで2安打無失点と試合を作った。しかし、打線の援護がなく、両チーム無得点で迎えた8回、先頭のゴンザレスに、カウント1-2から甘く入った144キロ直球を左翼席へ運ばれた。外角に投げきれなかった球を捉えられ、痛恨の先制点を許した。「投げミスかなというところ。自分で勇気出して、首振って変化球でも良かったかなと思いますけど、そこは結果論。投げきれなかった自分のミス」と反省した。2死走者なしでも、佐野皓に左翼へソロを浴び、2発に泣き、今季3敗目を喫した。石井監督も「今シーズンは全体的に内容はいい。投げるたびにクオリティーは高くなっている。あそこまで引っ張ってくれたので、勝たせてあげたかった」と肩を落とした。それでも今季は5試合で防御率1・72と安定感。次世代エースとしての片りんを見せつつある。
◆楽天は打線が沈み連敗となった。試合前時点で、チーム打率は12球団ワーストの2割1分3厘。これまでの3番浅村、4番島内の打順を崩し、浅村を2番、島内を6番に配置転換。3番鈴木大、4番岡島、5番に伊藤裕を置き、テコ入れを図った。石井監督は「1つ1つを切るのではなく、1から9番を線で考えたときに、今日のようなこともあっていいのかなと思った」と説明した。だが、2回と3回に1死一、二塁のチャンスを作ったが、ともに無得点。オリックス先発宮城の前に沈黙し、8回2失点の早川を援護できなかった。「いい投手なので、うちはなんとか1、2点を奪いにいくためにやっているが、そこで個々の対応が難しかった」と振り返った。
◆オリックスはマーウィン・ゴンザレス内野手が1発で宮城大弥投手を援護した。0-0のまま迎えた8回無死、楽天早川が投じた低め144キロ直球を、左翼スタンドへ完璧に運んだ。「なんとかチャンスがあるところで点が取れて良かったね」。先制の5号ソロとなり、楽天モバイルパークでは3本目。「仙台は牛タンが有名だと聞いているよ。でも、僕は食べられないので残念だね」と話したが、空気が合うのかも?
◆オリックス宮城大弥投手(21)が今季初完投&初完封でリーグトップ4勝目を挙げた。4回から5イニング連続で3者凡退に抑えるなど、わずか4安打に抑える快投だった。宮城のヒーローインタビューは以下の通り-今季初完封、自身2度目の完封勝利、率直な思いをめっちゃうれしいです。-楽天先発早川と投げ合い、7回までゼロ。どんな思いでマウンドに早川さんもいいピッチングをしてましたし、先に降りたくないという気持ちで投げてまして、先頭をしっかり意識することができたのでよかったなと思います。-2、3回のピンチを切り抜けた後、8回まで3者凡退。意識したことはいやもう本当に、バックに助けられていいテンポで投げられてますし、取ってくれなかったら点数も入ってましたし、状況が変わったと思うんですけど、バックのおかげで自分のリズムで投げることができました。感謝です。-8回にゴンザレス、佐野の1発が出た。どう見ていたか本当に頼れる先輩方がいますし、ゼロで守っていけば負けはしないと思ってましたし、先輩方が必ず点取ってくれると思っていたので、安心というか、自分だけのマウンドにも立てたと思いますし、野手がいいリズムを作ってくれて、その中で点数も取ってくれたのでありがたいです。-9回のマウンドはどんな思いで本当に先頭を意識して、1、2、3(番)だったので、先頭を出してホームランだとすぐ同点に追いつかれますし、先頭打者を意識して、1球1球集中して入ることが出来ました。-無傷の4勝目、次戦への意気込み本当に野手のおかげだと思いますし、チーム自体盛り上がっていますので、またいい感じでいい投球ができるようにしっかり調整したいなと思います。
◆オリックス・宮城が9日の楽天戦(楽天モバイルパーク)に先発する。5月はプロ入り後から9試合に登板して7勝無敗。「いい数字は続けていきたいと思います」と意欲十分だ。今季、初対戦となる楽天については「打線のつながりもある」と警戒しつつ、「感覚は良くなっていると思いますので、信じて投げられたら」と、リーグ単独トップとなる4勝目に向けて力を込めた。
◆オリックス・宮城大弥投手が今季初完封で開幕から無傷の4連勝。単打のみの4安打に封じ、三塁を踏ませなかった。打線は0―0の八回にゴンザレス、佐野皓がそれぞれソロを放った。楽天は早川が8回2失点と力投したが、打線が沈黙した。
◆力投で試合を作ったが、打線の援護に恵まれなかった。3年目左腕の楽天・早川隆久投手(24)が先発し、8回5安打2失点、7奪三振も報われず3敗目。チームも2連敗となった。好投手で相手先発、宮城と互角に投げ合った。六回までに許した安打は一回、2死から中川圭の右前打のみ。フライを多く打たせ、二-六回まで、いずれも三者凡退に斬った。前回登板となった4月26日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)以来、中12日の登板。休養十分で一回から飛ばした。ベンチから見守った小山投手コーチは「立ち上がりからボールも強く、制球もいい」と評価した。一方で、大幅に打順を組み替えた打線が、攻めあぐねた。主軸の浅村が2番に入り、好調の岡島が2年ぶりに4番に座った。島内が6番に、不振のフランコがスタメンから外れた。さらに、1軍昇格が見込まれていたギッテンスが、6日の2軍の練習試合の打席で左手親指を負傷し、復帰まで約1カ月の見通し。石井監督は「準備できた人で、どうやっていくかだけを考えます」と語った。試合は早川が八回に2本のソロを被弾し力尽きた。最下位に低迷する楽天は、投打の歯車がかみ合わない状況が続いている。(広岡浩二)
◆楽天の早川は2本のソロ本塁打に泣き、3敗目を喫した。中盤までは抜群の投球でテンポよくアウトを重ねたが、0―0の八回に先頭のゴンザレス、2死後に伏兵の佐野皓にそれぞれ一発を許し、この回限りでの降板となった。リフレッシュを兼ねて一度先発をスキップし、中12日での登板。「点をあげないつもりで、一回から一人ずつ丁寧に投げたが、ゴンザレス選手のところは投げミス」とコースを厳しく突けなかったことを反省。佐野皓にチェンジアップを左越えに運ばれたのも「高く浮いた」と振り返った。(楽天モバイルパーク)
◆楽天・早川隆久投手(24)が先発し、8回5安打7三振2失点の好投も、3敗目を喫した。試合後、報道陣の取材に応じた石井一久監督(49)の一問一答は以下の通り。--早川の投球について「出だしからいいリズムで、球質と精度もよかった。しっかりと終盤まで引っ張ってくれました」--早川が0-0、八回先頭のゴンザレスに左越えソロ、同2死後から佐野に許した左越えソロはもったいなかった「もったいないのはもちろんですが、そこまで引っ張ってくれたので、ひとつのシーンだけ切り取るのはよくないと思います」--打順を組み替えた意図(2番・浅村、3番・鈴木大、4番・岡島、5番・伊藤裕、6番・島内)「いろいろ考えて組みました」--その中で、相手先発の宮城と対戦「全体的にうまくかわされたというか、いいアプローチができなかったと思います」
◆オリックスの佐野皓が今季初先発で今季1号を放った。八回、先頭ゴンザレスのソロ本塁打で先制した後、2死から放った打球は左翼席に飛び込んだ。「何とか塁に出ることを考えて打席に立っていた」との思いが実り、ぎりぎりでフェンスを越えた。代走や守備固めが多かったが、杉本の離脱を受けての起用。森もベンチを外れ、打線が振るわなかった中での貴重な追加点となる一発だった。森が欠場した理由を明かさなかった中嶋監督も佐野皓に「こういう形でしっかり打ってくれると、これからどんどん(起用の幅が)広がっていく」と手放しで評価した。(楽天モバイルパーク)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
19 | 12 | 0 | 0.613 (↑0.013) | - (-) |
112 | 117 (+2) | 100 (-) | 27 (+2) | 11 (-) |
0.269 (↓0.003) | 3.110 (↑0.1) |
2 (-) |
ソフトバンク |
15 | 12 | 1 | 0.556 (↑0.018) | 2 (-) |
115 | 92 (+1) | 87 (-) | 17 (-) | 13 (+1) |
0.243 (-) | 2.880 (↑0.11) |
3 (-) |
ロッテ |
16 | 13 | 1 | 0.552 (↑0.016) | 2 (-) |
113 | 92 (+6) | 88 (+2) | 15 (+2) | 9 (-) |
0.228 (↑0.001) | 2.820 (↑0.03) |
4 (-) |
西武 |
15 | 16 | 0 | 0.484 (↓0.016) | 4 (↓1) |
112 | 101 (+2) | 100 (+6) | 25 (+2) | 21 (-) |
0.247 (↓0.001) | 2.890 (↓0.1) |
5 (-) |
日本ハム |
13 | 19 | 0 | 0.406 (↓0.013) | 6.5 (↓1) |
111 | 102 (-) | 113 (+1) | 17 (-) | 20 (-) |
0.224 (↓0.005) | 3.070 (↑0.1) |
6 (-) |
楽天 |
12 | 18 | 0 | 0.400 (↓0.014) | 6.5 (↓1) |
113 | 85 (-) | 101 (+2) | 24 (-) | 22 (-) |
0.211 (↓0.002) | 3.150 (↑0.05) |
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