日本ハム(☆3対2★)楽天 =リーグ戦9回戦(2023.05.07)・エスコンフィールド北海道=
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楽天
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日本ハム
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勝利投手:田中 正義(1勝1敗4S)
敗戦投手:宮森 智志(0勝2敗0S)

本塁打
【日本ハム】マルティネス(2号・7回裏ソロ)

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◆日本ハムがサヨナラ勝利。日本ハムは1-2で迎えた7回裏、マルティネスのソロで試合を振り出しに戻す。そのまま迎えた9回には、上川畑の適時二塁打が飛び出し、試合を決めた。投げては、4番手・田中正がうれしいプロ初勝利。敗れた楽天は、打線が再三の好機を生かせなかった。

◆ドラフト1位の日本ハム矢沢宏太投手(22)が5回の第3打席で、プロ初の犠飛を放った。2点を追う5回1死三塁で楽天のドラフト1位右腕、荘司康誠投手(22)から右犠飛を放ち、「ドラ1対決」で1点差に迫る打点を挙げた。第1打席は捕邪飛、第2打席は空振り三振に倒れていた。4月22日の荘司との最初の対戦では3打席とも凡退。再戦となったこの日は、安打こそ出ていないが、チームに貴重な1点をもたらした。矢沢と荘司は大学日本代表でチームメートだった。矢沢は「(上川畑)大悟さんがチャンスをつくってくれ、江越さんも粘っていたので、自分がなんとかしたいと思っていました。セカンドゴロでいいと思っていましたが、ランナーをかえすことができて良かったです」とコメントした。【はこちら】

◆楽天ドラフト1位荘司康誠投手(22)のプロ初勝利がまたもやお預けとなった。今季3度目の先発登板。「思った通りのボールがなかなか投げられなかった」と、立ち上がりから制球に苦しんだ。精度が良くなかったカーブを減らし、フォークを中心とした投球に修正。6回3安打1失点、3四死球でまとめた。良くないながらも、試合を作ることができたことは収穫。「そこは間違いない。良かったかなと思うので、次も引き続き試合を最低限作れるようにやっていきたい」と意気込んだ。前回登板の4月30日西武戦に続いて、勝利投手の権利を持って降板。しかし、この日もリリーフ陣がつかまり、念願の1勝とはならなかった。「最後勝てれば良かったですけど。また次に乞うご期待みたいな感じで」。投球を追求して、初勝利を目指す。4月22日の日本ハム戦での初登板からこれまで、先発ローテーションの中で投げてきた。小山投手コーチは「(次回登板が)来週かどうかというのは監督と相談してですね。ただ、もう1回いってもいいのかなと思います」。首脳陣も高評価の登板だった。

◆楽天はリリーフ陣が踏ん張れず、日本ハムにサヨナラ負けを喫した。先発荘司が6回1失点と好投。1点リードでプロ初勝利の権利を持って降板した。しかし、7回2番手で登板した鈴木翔が、先頭のマルティネスに甘く入ったスライダーを捉えられ、左翼へ同点のソロを浴びた。9回は4番手宮森が1死一、二塁のピンチを招くと、上川畑に中越えのサヨナラ打を浴びた。小山投手コーチは「荘司がいい投球をしている中で、年上のリリーフ陣が壊している。そこは責任持って、使命感持ってやらないとダメ」と奮起を求めた。今季29戦で12勝17敗で、そのうちリリーフが7敗。救援防御率は、リーグ唯一の4点台と奮わない。小山コーチは「ここまでどれだけ中継ぎが勝っている試合をひっくり返されているか。次のカードからしっかりと整備してやっていければなと。誰が一番マッチするのかというのを、監督と相談してやっていければ」と表情を引き締めていた。

◆守備のミスをバットで取り返した。日本ハム上川畑大悟内野手が、9回1死一、二塁で中越えサヨナラ打を放った。3回1死一、二塁の遊撃守備でゴロを後逸。先制点を献上しており「守備でやらかしてしまい、打てない守れないでは試合に出る価値もない。なんとか残りの打席で打つことができて良かった」と喜んだ。5日の楽天戦まで打率1割6分5厘と苦しみ、前日6日はスタメンを外された。この日も2回の第1打席で併殺打。直後のエラーと散々で「負けたらきょうは寝られないなと思っていた」。5回の第2打席で右中間三塁打を放ち1点目の生還を果たすと、最後も自身の一打で試合を決め、汚名返上した。試合後は初勝利の田中正と、ゴールデンウイークにちなんだ「まんが日本昔ばなし」のエンディング曲「にんげんっていいな」が流れる中、グラウンドを1周。いいな、いいな、サヨナラっていいな。不調だった流れに"バイバイバイ"して、上昇気流に乗る。○...今季2度目の先発だった左腕メネズが、来日後最長の6回を投げ、4安打2失点(自責0)と好投した。3回は上川畑のミスで失点も「いつも助けてもらっている。あの後『オレがカバーするから心配するな』と声をかけた。助け合うことが大事」。前日6日に米国に帰国した祖父からは「試合後『グッジョブ』と(メールが)来てました。ネット速報で確認してくれてました」とうれしそうに話した。○...矢沢がプロ初の犠飛を放った。2点を追う5回1死三塁で楽天のドラ1荘司から右犠飛を放ち、1点差に迫る打点を挙げた。4月22日の荘司との最初の対戦では3打席とも凡退。この日は安打こそなかったが、貴重な1点をもたらした。「真っすぐ来たら、たたこうと思っていたので(打てて)良かった」。初の犠飛に「ヒット以外でも貢献できる。価値ある1本だった」と振り返った。○...マルティネスが1点を追う7回に同点の2号ソロ本塁打を放った。楽天鈴木翔の変化球を捉え、左翼ブルペンまで運んだ。「1点差で負けていたので、出塁してチャンスメークすることだけを考えていた」。捕手として先発出場。バッテリーを組んだメネズの敗戦を防ぐ一打にもなった。「メネズがいいピッチングをしていたので、負けを消せてうれしい」と笑みを浮かべた。

◆日本ハム田中正義投手(28)が、楽天戦でうれしいプロ初勝利を挙げた。同点で迎えた9回にマウンドへ上がり、3者連続三振の快投。その裏のサヨナラ勝ちにつなげた。チームは新庄政権2年目で、初の3カード連続勝ち越し。1日で再び単独5位に浮上した。田中正が7年目でプロ初勝利。ドラフト制後、初勝利に最も年数がかかったのは97年西(横浜)の13年目がいるが、西はドラフト外。1位や自由獲得枠など最上位指名で7年以上要したのは、15年の木村(ロッテ)と巽(ソフトバンク)以来8人目。田中正はFA移籍した近藤の人的補償で日本ハムに移籍。人的補償で移籍後にプロ初勝利を挙げたのは、96年川辺(巨人→日本ハム)14年一岡(巨人→広島)17年平良(巨人→DeNA)20年小野(楽天→ロッテ)に次いで5人目。

◆日本ハム・五十幡亮汰外野手(24)が出場選手登録を抹消された。6日に札幌市内の病院で左ハムストリングス肉離れとの診断を受けた。ゲーム復帰までは約3週間の見込み。中大から入団3年目の五十幡は今季ここまで両リーグトップで自己最多の10盗塁をマーク。6日の楽天戦(エスコン)では「2番・DH」で先発出場。1打席目に快足を飛ばして二塁打を放っていたが走塁中に違和感を覚え、途中交代していた。この日の試合前練習後に新庄監督が取材に応じ「めちゃくちゃ走っていたから。練習も軽くさせながら、これ難しいですよね」と吐露。「俺の筋肉の元気をあげたい。本当にあげたいぐらい」と無念の表情を浮かべた。

◆日本ハム・古川裕大捕手(24)が6日に札幌市内の病院で左ハムストリングス肉離れと診断され、この日、出場選手登録を抹消された。ゲーム復帰までは約2週間の見込み。群馬・上武大から入団3年目の古川は6日の楽天戦(エスコン)に途中出場。三回2死の第1打席で右翼線二塁打を放ったが直後に痛恨の走塁ミス。続く松本剛が左前打を放ったが打った瞬間にスタートを切らず、本塁に突入することができなかった。試合後、新庄監督は「アウトカウント間違い。あんなミスをしていたら勝てない」と指摘していた。この日の試合前練習後に新庄監督が取材に対応。「足を痛めていなくても僕はあの次に水野君を用意していた。ミスをしたらこうなるということを分かってもらわないと」と語った。

◆「6番・捕手」で先発出場した日本ハムのアリエル・マルティネス捕手(26)が1-2の七回、同点に追いつく2号ソロを放った。一塁ベースを踏み、ド派手なガッツポーズを決めた。この回の先頭で迎えた第3打席だった。カウント2-2から2番手左腕、鈴木翔の内角134キロのスライダーを一閃。左翼本塁打エリアの開放型ブルペンにほうり込んだ。「2ストライクと追い込まれたので出塁することを考えていました。得意のコースにスライダーがきたので、しっかり合わせることができました。ホームランになったのでよかったです」と振り返った。

◆日本ハムがサヨナラ勝ち。2―2の九回1死一、二塁から上川畑が中越えに二塁打を放って試合を決めた。七回にマルティネスのソロ本塁打で追い付き、4番手の田中正がプロ7年目で初白星。楽天は救援陣が荘司の好投をふいにした。

◆楽天のドラフト1位・荘司康誠投手(22)=立大=が先発し、6回3安打5三振1失点の力投も、プロ初勝利はならなかった。試合後、報道陣の取材に応じた石井一久監督(49)の一問一答は以下の通り。ーー中継ぎ陣が失点した「松井(裕樹)につなぐまでの中継ぎが、苦しいですね。ほぼ打たれてしまう。なかなかリードを保ったまま、松井につなげない状況が続いている」ーー打破するために必要なこと「単純に、抑えることではないですか」ーー荘司の投球を振り返って「真っすぐに力があった。序盤はカウント負けすることもあったが、中盤は自分のピッチングをしてくれた」ーー荘司は走者を背負っても粘った「先発で長い回を投げないといけない。走者を背負っても、しっかりと抑え方を学んでいければ。そこで最少失点に抑えたので、いい経験になったと思います」ーー荘司の次回登板は来週中「まだわからないです」

◆楽天は1日で最下位に逆戻りした。2―1の七回に2番手の鈴木翔がいきなり同点アーチを浴び、2―2の九回は宮森が打たれてサヨナラ負け。5日もセットアッパーの西口が崩れて逆転負けを喫しており、石井監督は「(抑えの)松井裕につなぐまでの中継ぎが苦しい」と嘆いた。3度目の先発だったルーキー荘司は6回を1失点にまとめ、前回登板に続いてプロ初白星の権利を持って降板したが、またお預けに。「引き続き、試合を最低限つくれるようにやっていきたい」と話した。

◆日本ハムの田中正が九回を3者三振に抑えて、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。プロ7年目で初白星を手にし「すごく時間はかかってしまったが、こういう景色が見られてうれしい」とお立ち台で感慨を口にした。この日最速154キロの速球による力勝負で圧倒した。ドラフト1位入団したソフトバンクから、近藤の人的補償として加入した新天地で重要な抑えの役割を任され、潜在能力が開花している。「どんな点差であれ、ゼロで帰ってくるのが仕事。とにかく毎日、自分の限界に挑戦していく」と気合十分だ。

◆日本ハムは今季2度目のサヨナラ勝ち。ソフトバンクから新加入の田中正義投手(28)が九回を3者三振に抑えて劇的な白星を呼び込み、プロ7年目で初勝利をマークした。2-2の九回1死一、二塁。上川畑が捉えた打球は中堅手の頭を越えた。二塁ベース上付近にできた歓喜の輪に、プロ初勝利をつかんだ田中正も笑顔で加わった。右腕が「すごく時間はかかってしまったんですけど、こういう景色が見られてすごくうれしいです」とお立ち台で実感を込めた。2017年に5球団競合の末、ドラフト1位でソフトバンクに入団。即戦力として期待されたが度重なるけがに泣き、在籍6年で34試合の登板に終わった。今季、FA移籍の近藤の人的補償として新加入。4月26日のオリックス戦(エスコン)ではプロ初セーブを挙げていた。

◆日本ハム・上川畑大悟内野手(26)が九回1死一、二塁から、サヨナラの中越え二塁打を放った。今季2度目のサヨナラ勝ちで再び最下位を脱出した。遊撃の守りで三回、1死一、二塁から正面のゴロを後逸し、先制点を献上した。五回に三塁打で得点につなげ、新人だった昨年9月以来2度目のサヨナラ打も放った。「打てない、守れないでは試合に出る価値もない選手になる。負けたら寝られないと思っていた」と胸をなで下ろした。

◆日本ハムは今季2度目のサヨナラ勝ち。ソフトバンクから新加入の田中正義投手(28)が九回を3者三振に抑えて劇的な白星を呼び込み、プロ7年目で初勝利をマークした。近年、日本ハムに移籍してプロ初勝利を挙げたのは、2017年6月11日の村田透(対巨人、先発、札幌ドーム)がいる。村田は08年に大学生・社会人ドラフト1巡目で巨人に入団。在籍3年間で登板は1試合もなく、米大リーグのインディアンスでプレーし、17年に日本ハムでNPBに復帰し、日米通算10年目でプロ初勝利をマークした。同年6月14日には巨人から移籍してきたプロ5年目の公文克彦(対中日、救援、ナゴヤドーム)も初勝利をマークしている。

◆楽天のドラフト1位・荘司康誠投手(22)=立大=が先発し、6回3安打1失点、3四死球5奪三振と力投したが、プロ初勝利はならなかった。「課題もいろいろあって、何ともいえない投球でした。思い通りのボールを投げられなかった」。前回登板に続いて、プロ初白星の権利を持って降板したが、今回も届かなかった。石井監督は「荘司は最少失点に抑えていい経験になった」と評価した。

◆日本ハムは今季2度目のサヨナラ勝ち。4月29日からのゴールデンウイークで12球団最多タイの6勝(2敗)。3カード連続の勝ち越しを決め、再び最下位を脱出した。九回を田中正が3者三振に抑え、上川畑のサヨナラ打の流れを作った。これで登板7試合連続で無失点。新庄監督は「もう驚かない。3人で終わらせてくれた結果がサヨナラにつながった」と新守護神を絶賛した。

◆楽天は中盤までの2点リードを守れず、最後は九回サヨナラ負け。再び単独最下位に転落した。ドラフト1位・荘司康誠投手(22)=立大=が6回3安打1失点。プロ初勝利の権利を手にして降板したが、2番手の鈴木翔天投手(26)が七回の代わり端、先頭のマルティネスに同点ソロを許した。石井監督は「松井(裕樹)につなぐまでの中継ぎが、苦しいですね。ほぼ打たれてしまう。なかなかリードを保ったまま、松井につなげない状況が続いている」と中継ぎ陣の不調に厳しい表情だった。

◆日本ハムは7日、楽天9回戦(エスコン)に3-2で今季2度目のサヨナラ勝ち。ソフトバンクから新加入の田中正義投手(28)が九回を3者三振に抑えて劇的な白星を呼び込み、プロ7年目で初勝利をマークした。チームは3カード続けて3連戦に勝ち越し、再び最下位を脱出。ゴールデンウイークの8試合でオリックスと並ぶ12球団最多の6勝(2敗)を挙げた。プロ初勝利は思いも寄らぬ形で舞い込んだ。九回1死一、二塁。上川畑が捉えた打球は中堅手の頭を越え、今季2度目のサヨナラ勝ち。二塁ベース付近にできた歓喜の輪に、田中正は笑顔で加わった。「すごく時間はかかってしまったんですけど、こういう景色が見られてすごくうれしいです」2-2の九回に4番手でマウンドに上がり、3者連続奪三振。この日最速154キロの速球による力勝負で圧倒した。劇的な勝利を呼び込み、プロ7年目、通算48試合目での初白星となった。苦労が報われた。創価大時代に最速155キロを誇る剛腕として名をはせ、2016年秋のドラフト会議で5球団が競合。ドラフト1位でソフトバンクに入団したが、右肩や右肘など度重なるけがに泣き、在籍6年で34試合の登板に終わった。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
18120 0.600
(↓0.021)
-
(-)
113115
(+4)
100
(+5)
25
(+1)
11
(-)
0.272
(↓0.002)
3.210
(↓0.06)
2
(-)
ソフトバンク
14121 0.538
(-)
2
(↑0.5)
11691
(-)
87
(-)
17
(-)
12
(-)
0.243
(-)
2.990
(-)
3
(-)
ロッテ
15131 0.536
(-)
2
(↑0.5)
11486
(-)
86
(-)
13
(-)
9
(-)
0.227
(-)
2.850
(-)
4
(-)
西武
15150 0.500
(↑0.017)
3
(↑1)
11399
(+5)
94
(+4)
23
(-)
21
(-)
0.248
(↑0.001)
2.790
(↓0.04)
5
(1↑)
日本ハム
13180 0.419
(↑0.019)
5.5
(↑1)
112102
(+3)
112
(+2)
17
(+1)
20
(-)
0.229
(-)
3.170
(↑0.1)
6
(1↓)
楽天
12170 0.414
(↓0.015)
5.5
(-)
11485
(+2)
99
(+3)
24
(-)
22
(+1)
0.213
(↓0.002)
3.200
(↓0.01)